この記事のポイント
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SEOキーワード選定のやり方
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作成予定のコンテンツで軸となるキーワードを決めて、そこから関連するキーワードを出来るだけ多くリストアップしていきます。効率的にキーワードを選定したければ、専用のツールを利用しましょう。
次に、キーワードのグルーピングを行い、Googleキーワードプランナーなどのツールを使って各キーワードの検索ボリュームをチェックして、難易度が高すぎず、かつ流入が見込まれる検索ボリュームのキーワードを選びます。
その後実際にそのキーワードで検索して競合サイトをチェックし、上位表示できる可能性があればキーワードを確定します。 -
キーワード選定に有効なツール
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関連キーワードを調べるツールでは「ラッコキーワード」、検索ボリュームを調べるツールでは「Googleキーワードプランナー」、3競合調査・分析で使えるツールでは「SEOチェキ!」などが無料で使えるツールとなっています。
SEO対策を実施するうえで、ターゲットキーワードの選定は基本であると同時に、非常に重要なものになります。キーワード選定は、目的に合わせて正しいキーワードの選定が重要です。
例えば、コーポレートサイトであれば、顕在層の多くが検索するキーワードを選定する必要があります。また、広告でのマネタイズを目的としたメディアの場合の場合、アフィリエイトであれば獲得に繋がるキーワード、アドネットワークであればトラフィックを集めるキーワードといったように、目的に応じてSEOで上位表示を狙うターゲットキーワードは異なります。
そこでこの記事では、SEOにおけるキーワード選定の重要性や具体的な手順、有効なSEOキーワードツールを詳しく解説します。
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目次
SEOにおいてキーワード選定は重要
キーワード選定は、SEO対策に取り組むうえで非常に重要なプロセスです。
目的に対して誤ったターゲットキーワードを選定すると、仮に上位表示が出来たとしても思ったような成果に繋がりません。
成果を出すためにはページの作り込みが大切ですが、いくらページが作り込まれていたとしても、誤ったターゲットキーワードが設定されている場合は見込みの無いユーザーばかり流入してしまうため獲得率は低くなってしまいます。
それでは、どのように目的に対して最適なキーワードを選定していくのでしょうか。
まず、基本的な考え方として、「検索キーワードにはユーザーの「知りたいこと」が表れている」ということを意識して考えます。
SEOのキーワードツールなど使うことで、目的に対して最適なキーワードをある程度絞り込む事が可能ですが、最終的な選定精度を高める要素はキーワードの検索意図を理解することが重要になります。
SEOのキーワード選定を行ううえでの重要なポイント
キーワード選定によって、どのようなユーザーが集客出来るか決まってしまうため、SEOのキーワード選定は非常に重要です。
Webマーケティングでは、マーケティングファネルという言葉がありますが、集客(流入)はコンバージョンに至る過程の中で最初の要素になります。
流入では、目的に合った正しいターゲットユーザーを集める事が非常に重要なため、SEOで上位表示を狙うキーワード選定が重要になります。
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サイトのテーマと目的を明確にする
まずは、Webサイトのテーマと目的を明確に設定しましょう。テーマとは「そのWebサイトで何を発信したいのか」ということです。また、企業のWebサイトであれば、「何を目的としたWebサイトなのか」を明確にする必要があります。
テーマや目的は、Webサイトの種類によって異なります。
コーポレートサイトの目的
- 顧客の獲得
- 企業ブランディング
- 営業資料
採用サイトの目的
- 新卒の獲得
- 中途の獲得
オウンドメディアの目的
- リードの獲得
- ブランディング
- 広告でのマネタイズ
- スポンサードによるマネタイズ
- オフラインメディアのオンライン化
ECサイトの目的
- 売上増加
目的やテーマが決まっていない場合は、ターゲットキーワードも選定できません。
そのため、SEOで上位表示を狙うターゲットのキーワード選定の前に、そのWebサイトの目的やテーマについて改めて定義すると良いでしょう。
ペルソナを設定する
キーワード選定では、ペルソナを設定することも大切です。ペルソナとは、キーワードを入力するユーザー像のこと。つまり、そのWebサイトを訪問してもらいたいターゲットを意味します。
ペルソナは、一般的なマーケティングにおけるターゲットより具体的に設定されるのが特徴です。性別、年齢、地域、仕事、趣味などさまざまな側面から、どのようなユーザーがターゲットなのかをイメージします。さらに、そのユーザーが検索する動機や、具体的な検索ワードまで詳細にイメージしましょう。
そのため、SEO対策ではあえてペルソナを設定することで、ターゲットに対して強くメッセージを打ち出していくのが一般的です。
ペルソナとは?役割と定義、設定ポイントを解説
カスタマージャーニーマップを設定する
カスタマージャーニーマップとは、ターゲットユーザーが成果に至るまでの行動パターンを可視化させるフレームワークで、ターゲットユーザー視点の悩みやニーズをより明確にできます。カスタマージャーニーマップを設定することで、行動パターンが可視化されるためどのようなタイミングでどのようなキーワードを検索するかということが判別しやすくなります。
カスタマージャーニーマップとは?目的と作り方、事例を解説
検索意図を考える
検索意図とは、ユーザーがそのキーワードで検索した意図のことです。「なぜそのキーワードで検索したのか」という理由を考えることで、どのような目的を持ったユーザーなのか想定することが可能です。
例えば、車両保険サイトのSEO対策をする場合、下記のようなキーワードが獲得に繋がる可能性が高いと考えられます。
- 「車両保険」
- 「車両保険 おすすめ」
キーワード「車両保険」は、車両保険について調べている人から具体的に加入しようという人まで様々なモチベーションを持ったユーザーが混在しているキーワードだと想定されます。
これは、キーワードの検索意図に複数のニーズがあるためですが、一方で「車両保険」は検索ボリュームの多いビッグキーワードなので具体的に加入しようという人が多く含まれていると考えられます。
キーワード「車両保険 おすすめ」は、どの車両保険を選んで良いか迷っている方が検索していると想定されます。
「おすすめを知りたい」=「みんなが良いと思う車両保険に入りたい」という形で車両保険に加入を希望している方が多いキーワードだと考えられます。
逆に、下記のようなキーワードは獲得に繋がる可能性が低いと考えられます。
- 車両保険とは
- 車両保険 使い方
キーワード「車両保険とは」は、そもそも車両保険とは何かという事を調べる方が検索していると想定されます。
もちろんこのキーワードを検索するユーザーの中には車両保険に加入する方も多いと思いますが、一方で検索意図で考えると加入の少し前の段階ということが考えられます。
オンラインで保険に加入する方は、保険加入前に複数の保険を比較したり評判の良い保険を調べたりします。
キーワード「車両保険とは」は、比較検討の前に検索するキーワードと考えられるため、獲得に繋がりづらいと考えられます。
キーワード「車両保険 使い方」については、主に加入後のユーザーが車両保険の使い方を調べる際に検索するキーワードだと考えられるため、新規の加入者は少ないか殆どいないと想定されます。
また、検索意図を理解することは、SEOで上位表示させるためにも重要なことです。
Googleは、ユーザーにとってより使いやすくなることを目指して、常に改良が加えられている検索エンジンで検索結果に検索意図を反映させる正確性は年々向上しています。
例えば、「Webサイト制作」というキーワードの上位サイトは、自分でサイトを作りたいというニーズに答える「サイト制作ツール」、業者にサイトを作ってもらいたいというニーズに答える「制作会社」、サイト制作について調べているニーズに答える「ナレッジ記事」といった形で、一つの検索キーワードの検索結果でも、より多くのユーザーの検索意図に応えられるように上位サイトにもバリエーションを持たせて表示させています。
言いかえれば、検索意図に沿っていないWebサイトはキーワードの充実度にかかわらず、上位表示されないということです。
この検索意図をGoogleでは、以下の4つに分類しています。
Goクエリ
「Goクエリ」とは、ユーザーが特定のサイトへ行きたいというキーワードのことで、目的のWebサイトやWebページが明確なキーワードを指します。
特定のWebサイトやWebページに“行く”ことを目指しているため、「Goクエリ」と呼ばれています。
商品名や特定のサイト名などが「Goクエリ」の例です。具体的には、以下のようなワードが「案内型」キーワードに該当します。
- Amazon
- YouTube
- MacBook Pro
- iPhone 12
Knowクエリ
「Knowクエリ」とは、疑問や悩みの解決を目的として検索されるキーワードのことです。この場合、ユーザーは特定の情報を求めています。検索によって“知る”ことを目的としていることから「Knowクエリ」と呼ばれています。
「なんとなく調べてみた」という動機も多く、調べて疑問が解決したらサイトから離脱してしまうユーザーが多いため、コンバージョンに結びつきにくい点が特徴です。SEOを意識しているオウンドメディアなどは、Webサイトの情報網羅性や専門性を高める目的で「Knowクエリ」を対策する場合があります。
以下は「knowクエリ」の例です。
- SEO とは
- ダイエット 方法
- 家賃 相場
- ソリューション 意味
- 広告 マーケティング 違い
Doクエリ
「Doクエリ」は、何か具体的な行動を起こすために検索されるキーワードです。検索するユーザーは、その行動を実現できるWebサイトやWebページを探しています。
あるいは、その行動を起こすために参考になる情報を探しているケースもあります。“行動する”ための検索であることから「Doクエリ」という名称で呼ばれています。
サービスの契約や取引が想定されるキーワードです。
- Webサイト 制作
- 英会話 渋谷
- 歯医者 茅ヶ崎
Buyクエリ
「Buyクエリ」は、「Doクエリ」の中に含まれる検索意図で、購入に絞った検索意図のことです。
例えば、下記のキーワードが「Buyクエリ」ですが、検索結果にはECサイトが上位表示されており、Googleの検索結果上にショッピング広告と呼ばれるGoogleが提供する商品販売用の広告が表示されることが多いです。
- 北欧 ソファ
- 靴下 メンズ
- tシャツ レディース
リスティング広告のクリック単価を考慮する
リスティング広告のクリック単価をキーワード選定の判断材料にするのもおすすめです。
リスティング広告とは、ユーザーが検索したキーワードに対してGoogleの検索結果に表示される広告のことです。
ユーザーのクリックに応じて広告主は費用を支払います。この1クリックに対して支払う費用をクリック単価と呼びます。
リスティング広告とは?特徴や費用、運用方法を解説
リスティング広告の基本的な知識から効率のいい運用方法、成果を出すためのポイントをご紹介します。
クリック単価はオークションによって決められます。クリック単価が高いほど、多くのWebサイトが入札をしているということです。通常、成果に繋がりやすいキーワードは入札が集中します。つまり、クリック単価が高いキーワードは成果に繋がる可能性が高いと考えられます。
成果に繋がる可能性が高いキーワードを選定する際は、クリック単価も考慮するとより精度の高いキーワード選定ができるでしょう。
リスティング広告の費用相場は?決め方、費用対効果を上げるコツを解説
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検索ボリュームを考慮する
検索ボリュームもキーワードを選定するうえでの指標のひとつです。検索ボリュームとは、キーワードの検索回数のことで、通常は1カ月あたりの平均検索回数のことを指します。
検索ボリュームが多いほど、上位表示されると多くのトラフィックが期待できます。一方で、検索ボリュームが多いキーワードは競合が多く、上位表示させるのは簡単ではありません。この点を考慮し、キーワードを決めていく必要があります。
検索ボリュームの調べ方を解説!おすすめツールとキーワード選定の方法紹介
キーワードは、検索ボリュームの観点から以下の3種類に分類されます。
ビッグキーワード
ビッグキーワードとは、検索ボリューム数が多いキーワードのことです。カテゴリや感覚によって異なりますが、月間10,000回を超える検索ボリューム数のキーワードを指すことが多いです。多くのユーザーが検索しているため、上位表示されれば大幅なアクセス数の増加が期待できるでしょう。
ただし、ビッグキーワードは多くの企業が上位表示を狙っているため、上位表示は非常に困難です。実現したい場合は戦略・コスト・時間を掛けて取り組む必要があります。
また、ビッグキーワードは「車」「ビジネス」「美容」など1語の場合が多く、検索意図が正確にわからないという難点もあります。このことから、ビッグキーワードはSEOの初期に対策するキーワードではありません。
ミドルキーワード
ミドルキーワードは、ビッグキーワードと後述するスモール(ロングテール)キーワードの中間程度にあたる検索ボリュームのキーワードです。
ビッグワードよりも数が多く、競合の数はビッグキーワードよりも少なくなるためビッグキーワードと比較すると上位表示を狙いやすくなります。ミドルキーワードに対策した良質なコンテンツを増やしていくことで、ビッグキーワードの上位表示を狙いやすくなります。
ビッグキーワードよりは小さくなるものの、一定数のユーザーが検索しているキーワードです。また、基本的に2つの単語で構成されるため、検索意図が少しつかみやすくなります。
スモール(ロングテール)キーワード
スモール(ロングテール)キーワードとは、カテゴリによりますが月間検索数が500回以下の検索ボリューム数が少ないキーワードを指します。2~3語で構成されるため、「掛け合わせキーワード」と呼ばれることもあります。
複数の単語が含まれているため検索意図は非常に明確で、ユーザーの検索意図に沿ったコンテンツを作りやすい事が特徴です。また、ニッチなワードで構成されているため競合は少なく、上位表示されやすくなります。
キーワード選定によってSEO対策を行う場合、まずスモール(ロングテール)キーワードで検索流入を増加させます。その後、ミドルキーワード、ビッグキーワードとステップアップしていくのが基本です。このような手法は「ロングテールSEO」と呼ばれます。
ロングテールキーワードとは?SEOに効果的な選び方、役立つツールを紹介
キーワードの重複に気を付ける
SEO上は、キーワードの重複に気を付ける必要があります。また、似たような意味のキーワードを複数利用することも好ましくありません。そもそもキーワード選定には「キーワードの重複を避ける」という目的もあります。
同じようなキーワードに対策してコンテンツを作成すると、同じようなコンテンツができてしまいます。コンテンツの重複は、Googleの評価を下げる要因のひとつです。
また、キーワードが重複するとWebサイトのページごとに分散し、結果的にSEO効果が下がってしまうことがあります。こうした現象を「カニバリゼーション(共食い)」と呼びます。これらの理由から、キーワードの重複は避けるべきです。基本的には「1つのキーワードに対して1つコンテンツ」と理解しておきましょう。
SEOキーワード選定の具体的な手順・やり方
Webサイトテーマとの合致、ペルソナの検索意図に沿うこと、検索ボリュームなど、キーワード選定に多くのポイントがあります。予想や推測でキーワードを選んでも、効果は期待できません。上述したようなポイントに当てはまるキーワードを選定するためには、適切な順序に沿うことが大切です。
コンテンツマーケティングで成果を出すキーワード選定方法と7つのコツを総まとめ以下では、SEO効果が期待できるキーワード選定の具体的な方法についてお話しします。
1.軸となるキーワードを決める
最初のステップとして、作成予定のコンテンツで軸となるキーワードを決めてください。軸キーワードとは、Webサイトやコンテンツと最も関連が深いキーワードのこと。最初に軸キーワードを設定しておくことで、自然とコンテンツの方向性も定まってきます。訴求する商品やサービスがある場合は、軸となるキーワードを決めやすいでしょう。
軸となるキーワードを決める際には、ニッチなキーワードはおすすめできません。また、複数のキーワードを軸とするのも控えましょう。こうしたキーワードは検索意図が限定されるため、コンテンツの大まかな方向性を決める軸としては適していません。
検索ボリュームが大きく、さまざまな検索意図をカバーできる1ワードを軸に設定してみましょう。
2.さまざまな方法でキーワードを洗い出す
続いては、可能な限り多くのキーワードをリストアップしていくステップです。さまざまな方法でキーワードを洗い出していきましょう。
自分で考えても問題ありませんが、その方法だけではいつか限界が来ます。効率的にキーワードを選定したければ、専用のツールを利用しましょう。代表的なツールとして、「キーワードプランナー」や「ラッコキーワード」などがあげられます。
プロは目的やコンテンツにキーワードに期待する効果によって、ツールを使い分けています。頭でキーワードを考えることも大切ですが、早い段階でこうしたツールにも触れておきましょう。最初は基本的な「キーワードプランナー」がおすすめです。
3.キーワードをグルーピングする
次に、キーワードのグルーピングを行います。
グルーピングとは、複数のキーワードをいくつかのまとまりに分類することです。SEOでは、キーワードからわかるニーズや属性に応じてグルーピングを行います。
以下のようなニーズでグルーピングを行うケースが一般的です。
- 商品
- 機能
- 値段
- 悩み
- 評判/口コミ
ターゲットやKPI(目標達成度を判定するための指標)を定めるうえでは、ニーズによるグルーピングが役立ちます。コンテンツはニーズを満たすか検討したうえで制作すると、ユーザーの期待に応えやすいでしょう。すべてのニーズを最初からカバーすることは難しいため、優先順位を決めることも大切です。
KPI指標とは?KGIとの違い、設定例を分かりやすく解説 重要な指標を設定し、目標達成のために具体的な施策を考えるためにKGI、KPIを設定する手法が一般的です。では、具体的にどのようにKGI、KPIを設定すればいいのでしょうか?OKR、KSFの紹介とあわせて解説します。4.検索ボリュームを調べる
キーワード候補がいくつかリストアップされた段階で、各キーワードの検索ボリュームをチェックしておきましょう。検索ボリュームの確認には、一般的に「Googleキーワードプランナー」などのツールが用いられます。
検索ボリュームの大きいビッグワードで上位表示させるためには、数多くの競合のなかで評価されるコンテンツを作らなければなりません。一方で、極端に検索ボリュームが小さいキーワードを狙うと流入がそれほどなく、成果に直結しません。
ポイントは大きすぎず小さすぎない検索ボリュームのキーワードを選ぶことです。また、着実に上位表示を狙いたければ、100~1,000の小さな検索ボリュームのキーワードも選定しておきましょう。
5.競合調査・分析をおこなう
ここまでキーワードが絞られてきたら、実際にそのキーワードで検索してみましょう。その時点で上位表示されているサイトが競合サイトになります。
競合サイトのコンテンツを閲覧し、SEO対策の充実度をチェックしてください。まだ対策していない部分があれば、その部分をカバーするコンテンツを作成することで上位表示されやすくなります。競合のSEO対策に隙がない場合は、それ以上のコンテンツを制作しなければ上位表示は困難ということです。
強力な競合がそろっているキーワードを選ぶ場合は、入念な戦略が求められます。場合によってはそのキーワードから撤退することも視野に入れつつ、競合調査・分析を行なってください。
競合サイトの順位比較!分析ツールおすすめ10選と見るべきポイント6.対策するSEOキーワードを決める
ここまでのステップをクリアした後、対策するキーワードを決定してください。最終的なキーワードは、既存ページとのマッチングやWebサイトの将来的な展望についても考慮して決定しましょう
こうして選び抜いたキーワードに沿ってコンテンツを制作していきます。その後は、コンテンツの表示順位やKPIの達成状況などを注視してください。
SEO対策は、キーワードに沿ったコンテンツを公開して終わりではありません。ニーズとコンテンツの内容が合っているか、そもそもキーワード選定は間違っていなかったかといった点を継続して見直していく必要があります。
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【無料】SEOでキーワード選定に有効なツール
キーワード選定はツールを使うと便利です。関連キーワード、検索ボリュームなど、競合の状況など、キーワード選定に必要な情報が効率的に把握できます。有料のものもありますが、まずは無料のツールから試してみるのがおすすめです。以下では、キーワード選定で使われることが多いツールから無料のものをご紹介します。
関連キーワードを調べるツール
ミドルキーワード、スモールキーワードを狙う場合は、複合キーワードを選定することになります。この場合は、軸となるキーワードに関連するキーワードを見つけなければなりません。自分で考えて見つけても構いませんが、ツールを使うとより効率的に見つけられます。
ユーザーの検索意図に合ったコンテンツを作るうえでも、関連キーワードの把握は大切です。関連キーワードをしっかりと意識しなければ、検索ニーズから外れたコンテンツができてしまうことがあります。それに対して、検索ニーズをしっかりととらえたコンテンツは、上位表示が期待できるでしょう。
関連キーワードとは?サジェストとの違いや関連キーワードツールを紹介以下では、関連キーワードを調べられる無料のツールを2つご紹介します。
ラッコキーワード
「ラッコキーワード」は、サジェストキーワードを取得できる無料のツールです。「関連キーワードツール(仮名・β版)」という名前でしたが、再スタートにともない改名されました。
キーワードを入力すると、そのキーワードを含む関連キーワードが複数表示されます。また、関連キーワード機能以外にも便利な機能が充実しており、Webサイトやブログの運営者にとっては欠かせないツールです。
入力したキーワードの人気度を確認できる点はラッコキーワードを代表する機能のひとつ。その時点で対象のキーワードがどのくらい人気なのか、また人気度の推移などを確認できます。キーワードプランナーと併用することで、表示されたキーワードの検索ボリューム数を一括で調べることも可能です。
Yahoo!知恵袋
Q&A系のサイトは、キーワードに関連する悩みや疑問を把握するのに役立ちます。「Yahoo!知恵袋」は、特に多くの悩みがユーザーから投稿されているQ&A系サイトです。
キーワード選定に役立てたい場合は、メインのキーワードで検索し、実際にQ&Aを探してみましょう。ユーザーがそのキーワードに対して抱いているリアルな悩みや疑問が投稿されているはずです。自サイトのテーマや目的と関連する投稿が見つかれば、キーワード選定のヒントとして役立てられるでしょう。
また、検索ボックスに単語を入力すると表示されるサジェストワードは、そのまま関連キーワードとして利用できます。直接的な解決を求めて利用するサイトのため、頻繁に検索されるサジェストワードには、ユーザーのリアルなニーズが反映されています。
検索ボリュームを調べるツール
上述したように、検索ボリューム数は対策キーワードを選ぶうえで重要な要素です。単に「多くのユーザーが検索しているだろう」といった予想だけでは、検索ボリュームを正確に把握しているとは言えません。専用のツールを利用し、数値で検索ボリュームを知っておく必要があります。
無料のツールでも検索ボリュームを調べることは可能です。関連キーワードを調べるツールである程度キーワードを絞り、続いてそのキーワードの検索ボリュームを調べる流れが一般的です。ツールの分析結果にもとづき、競合の多さや難易度を判断しながら対策キーワードを決めます。
以下では、検索ボリュームの確認に利用できる代表的な無料ツールを4つご紹介します。
Googleキーワードプランナー
「Googleキーワードプランナー」は、Googleが提供している公式の無料ツールです。Google広告を出稿したいユーザーが、入札単価などを確認するために利用されます。広告を出稿しないユーザーでも利用できるため、SEO対策にも活用可能です。
キーワードプランナーには、検索ボリュームを調べる機能が搭載されています。複数のキーワードを入力して調べることも可能です。上述したラッコキーワードと併用すると、関連キーワードの検索ボリュームが一括で確認できます。
ただし、広告を出稿していない場合は、「100~1,000」「1,000~10,000」といった大まかな数値でしか検索ボリュームが表示されません。そのキーワードにおける競合の多さや上位表示による効果を判断するにはやや信頼性に欠けるため、注意しましょう。
Ubersuggest
「Ubersuggest」は世界中で人気の海外製SEO分析ツールです。基本的な機能は無料で利用できます。ツール自体は日本語に設定できませんが、日本語の検索ボリュームも調べられます。単独のソフトウェアやWebサービスではなく、Chromeの拡張機能として導入するツールです。
このツールを導入した状態で検索すると、検索ボックスに「月間検索数」と「平均CPC」という情報が表示されます。「月間検索数」とは、すなわち検索ボリュームのことです。平均CPCとは、クリック単価の平均額を示しています。
他にも便利な機能が搭載されている総合的なSEO対策ツールですが、無料版では検索回数の上限が設定されています。有料版では無制限に検索可能です。
有料版にアップグレードすると、検索回数の上限が増えて快適に使えるようになります。
aramakijake
「aramakijake」は、株式会社ディーボが開発・提供している無料のツールです。「検索数予測ツール」と「競合検索数予測ツール」の2種類の機能を利用できます。
通常の検索ボリュームは検索数予測ツールで調査可能です。任意のキーワードを入力し「チェック」を入力すると、GoogleとYahoo!の検索ボリュームが表示されます。
競合検索数予測ツールでは、検索ボリュームのほか、指定サイトの表示順位やアクセス予測数を確認可能です。競合の分析に役立てられるだけでなく、自サイトの現状把握にも役立つ機能です。
欠点として、数十回程度した検索されていないスモールキーワードに関しては、データが取れない点があげられます。一方で、Yahoo!の検索ボリュームを調べられるツールは珍しく、SEO対策においては十分有益なツールです。
Googleトレンド
「Googleトレンド」とは、Googleが無料で提供しているツールです。Googleアカウントを持っているユーザーであれば、誰でも利用できます。
任意のキーワードを入力すれば、そのキーワードの検索数の変化を表すフラグが表示されます。「トレンド」というサービス名が示すとおり、過去のデータも確認できる点が特徴です。関連トピックや関連キーワードもチェックできます。
キーワードを指定せず、「今何が話題になっているのか」を確認できる点も特徴です。国を指定して検索トレンドを知ることも可能です。
ただし、グラフで確認できるのは相対数値であり、実際の検索ボリュームではありません。あくまで検索数の変化や直近のトレンドを知るためのツールであり、正確な検索ボリュームを知るためにはほかのツールを利用する必要があります。
3競合調査・分析で使えるツール
キーワードによっては、競合がすでに強力なコンテンツを掲載しているケースがあります。そのキーワードで勝負するための戦略を立てるためには、競合調査・分析ツールが必要です。ツールで競合調査・分析を行えば、上位表示のために必要なことや、現実的にそのキーワードでの上位表示が可能なのかがわかります。
以下では、競合調査・分析に利用できる無料ツールを2つご紹介します。競合調査・分析ツールについてさらに詳細を知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
競合サイトの順位比較!分析ツールおすすめ10選と見るべきポイントSEOチェキ!
「SEOチェキ!」は、指定したWebサイトの検索順位やキーワード出現頻度など、SEO対策に役立つ情報が得られるツールです。優秀なツールですが、一切費用はかかりません。
「インデックス数」「TDK(タイトル/ディスクリプション/キーワード)」「検索順位」「見出し」といったデータを指定したURLのサイトから抽出します。対策予定のキーワードで上位表示されているWebサイトの情報を確認可能です。また、自サイトのSEO面での状況もチェックできます。
ただし、利用できる回数が1日あたり200回までに限定されています。同一IPアドレスで200回を超えて利用することはできません。また、機能面もシンプルなため、さらに詳細な競合調査・分析を行いたい場合は、有料のツールが必要になります。
SEO META in 1 CLICK
「SEO META in 1 CLICK」は、Webサイト、WebページのSEO情報を取得できるChromeの拡張機能です。「1CLICK」という名前からもわかるとおり、簡単な操作で利用できる点が魅力です。
タイトルやディスクリプション、見出し、Imageタグのalt設定、リンクなどが、このツールで取得できるSEO情報としてあげられます。上位表示されているサイトの見出し構造やディスクリプションなどを分析する際に役立つでしょう。自サイトの記述ミスや、記載漏れのチェックにも活用できます。
シンプルなツールですが英語表記のためわかりづらく感じる方が多いかもしれません。最初はインターネット上の資料などを見ながら使うことをおすすめします。
SEO対策に効果的なタグの使い方!title、description、hタグを解説【有料】SEOでキーワード選定に有効なツール
さらに効率的にキーワード選定をおこないたければ、有料のツールを使うのがおすすめです。SEOに役立つ機能がパッケージされているため、キーワード選定に手間がかかりません。また、得られる情報も無料ツールより詳細で正確です。コストはかかりますが、適切に利用すれば十分な見返りが期待できるでしょう。
以下では、有料のSEO対策ツールのなかでも評価が高い製品をご紹介します。
SEM RUSH
「SEM RUSH」は、700万ユーザー以上に利用されている、世界的に評価が高いSEO対策ツールです。SEOだけではなく、SNS、コンテンツマーケティング、広告など、幅広い領域をカバーします。
キーワード選定で利用されるのが「Keyword Magic Tool」という機能です。任意のキーワードを入力すると、関連キーワードやスモールキーワードが表示されます。さらに、各キーワードは自動でグルーピングされるため、ユーザーのニーズまでスムーズにたどり着けます。
SEO対策の難易度を調べられる点もポイントのひとつ。この機能により、現実的に成果が期待できるキーワードのみを適格に狙っていくことができます。
ahrefs(エイチレフス)
「ahrefs(エイチレフス)」は世界で60万以上のユーザーに利用されているスタンダードなSEO分析ツールのひとつです。シンガポールに本社を構えるahrefs社が開発・提供を行なっています。「キーワードエクスプローラー」という機能で、検索ボリューム調査、難易度分析などをカバーしています。
ahrefs(エイチレフス)のメイン機能と言えるのが、被リンクの分析機能です。15分おきに調査を行い、常に被リンクデータが最新の状態になるように管理しています。被リンクデータの1日の処理数は、80億ページ以上に及ぶこともあります。
被リンク数や被リンクの質は、Webサイトの表示順位を決定する要素のひとつです。ahrefs(エイチレフス)を利用することで、競合の被リンク状況を確認できます。被リンク数が多いコンテンツの共通点を見つけることで、自サイトのコンテンツ制作にも役立つでしょう。
キーワードマップ
「キーワードマップ」は、キーワード選定を視覚的にサポートしてくれるSEO対策ツールです。
任意のキーワードを入力すると、複数の関連キーワードが表示されます。特徴は、関連キーワードがマインドマップ形式で表示される点です。各キーワードのグルーピング状況が視覚的にわかるため、重複のないコンテンツ作成に役立ちます。
ドメインを指定して、獲得しているキーワードを調査することも可能です。競合の調査や自サイトの分析など、幅広く活用できます。
検索ニーズをマインドマップ形式で出力できるツールは他にもあります。しかしキーワードマップは他にも機能が充実しており、総合的なSEO対策ツールとして利用できます。
ミエルカ
「ミエルカ」は、検索ボリュームの大きいキーワードのピックアップや共起語の調査を自動化してくれるツールです。他のツールとの大きな違いとして、人工知能を利用している点があげられます。
軸となるキーワードから細分化して検索意図を分析するため、ロングテールSEOを目指す場合も最適なツールです。ユーザーに検索されるキーワードを誰が見てもわかりやすいように可視化してくれます。「競合流入キーワード調査機能」が新しくリリースされ、キーワードの獲得難易度や検索ボリュームなども調査できるようになりました。
人工知能が自動的に自サイトのコンテンツを評価してくれる点もポイントです。コピーの可能性があるコンテンツや、改善の余地があるコンテンツを速やかに把握できます。ベンダーによるサポートが充実している点も魅力です。
SEOキーワード選定のまとめ
キーワード選定はコンテンツ制作における始まりの工程です。選定したキーワードによってSEO対策の成果や効果が出るまでのスピードは大きく変わってくるため、慎重に決めることをおすすめします。
今回紹介したようなポイントと流れを意識していただければ、自サイトにとって最適なキーワードを選定できるはずです。必要に応じて、ツールの導入も検討しましょう。選定後はより良いコンテンツの制作に力を注いでください。
ニュートラルワークスは、お客様Webサイトの上位表示を実現するためのキーワード選定をサポートしております。その他、SEO面の強化につながるサービスも行っております。自社サイトへの流入を増やしたいお客様はぜひご相談ください。