この記事のポイント
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SEO外部対策とは?
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Webサイトの外側からSEO評価を高めるために行う施策のこと。代表的な施策は「被リンク(外部リンク)獲得」「サイテーション獲得」「SNS活用」の三つです。
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誤った外部対策でペナルティを受ける可能性もある
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被リンクの購入や関連性の低い・低品質な被リンクはサイトの評価を落とす要因になり得ます。
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被リンクの獲得方法として、以下の4つを紹介
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「被リンク営業をする」「検索意図を踏まえたコンテンツを作る」「有益な情報を発信する」「プレスリリースを配信する」
Webサイトで集客を行う方の多くが、SEOに力を入れています。もちろんコンテンツに力を入れることは大切ですが、SEOは外部施策による影響も大きいです。外部施策を行うことで検索エンジンからの評価が高まり、検索結果に表示されやすくなるなどのメリットを得られます。
そこでこの記事では、外部施策の重要性や内部施策との違い、注意点を詳しく解説します。SEO担当者の方やWeb初心者の方は、ぜひ参考にしてください。
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目次
SEO外部対策とはWebサイトの外側からSEO評価を高めるために行う施策のこと
Webサイトの内部を調整して対策する「内部対策」に対し、外部サイトからの被リンクなどを受けてSEOにアプローチすることを「外部対策」と呼びます。
外部対策における代表的な施策は「被リンク(外部リンク)」と「サイテーション」「SNS」の三つです。
施策1. 被リンク(外部リンク)
被リンクとは、外部のWebサイトに自身のWebサイトへのリンクを設置することです。SEOにおいて、被リンクの獲得数はWebサイトを評価する基準の一つになっています。
施策2. サイテーション
サイテーションとは、自社の社名やWebサイトなどが、外部のWebサイトやコンテンツにおいて言及されることです。これにはリンクがない形での言及も含まれており、企業の認知度や信頼性を高めることに貢献します。
施策3. SNS
SNSで拡散されたりブログなどで紹介されたりすると、間接的にSEO効果を上げる可能性があります。また、SNSがきっかけで、一般ユーザーだけでなくメディアサイトなどに取り上げられると、専門性あるいは信頼性の高いサイトから被リンクを受けることにも期待できます。
サイテーションとは?SEOとMEOにおける効果、獲得方法を解説
外部対策と内部対策の違い
外部施策 | 内部施策 | |
---|---|---|
対象 | 外部のサイト | 自社のサイト |
具体策の一例 | 被リンクの獲得 サイテーションの獲得 |
構造化マークアップサイト高速化 |
外部施策と内部施策は、施策の対象が異なります。
内部対策ではパンくずリストの設置や構造化マークアップ、ページ速度の高速化などを行い、検索エンジンが巡回しやすい状態に整えます。
一方、SEOの外部対策では、Webサイトの外側からSEO評価を高めるために被リンクやサイテーションの獲得を狙って対策をします。外部サイトからリンクやシェアを得ることで、検索エンジンから「このサイトは評価に値する」とスコアリングしてもらうのが目的です。
外部対策によってペナルティを受けてしまう可能性もある
SEO対策をおこなう上で外部対策は非常に重要である反面、やり方を間違えるとGoogleによるペナルティを受けてしまう可能性が高い施策でもあります。
たとえ、悪質な対策をしてない場合でも質の低いコンテンツや関連性の低いサイトからの被リンクを受けることで評価が下がってしまうことがあります。ペナルティを受けてしまうと、検索順位が低下しその後も上がりにくくなったり、インデックスから削除されてしまうケースもあります。
最近ではSEO外部対策を支援する業者が増加してきていますが、外注する際にはペナルティのリスクをきちんと理解した上で、Googleが提唱するホワイトな被リンク獲得方法を提供しているかどうかを見極める必要があります。
ペナルティを受ける可能性の高い外部対策の例を以下で紹介します。
金銭の授受が発生する被リンク獲得
専門の業者から被リンクを購入する行為は悪質な被リンクとして判断され、ペナルティを受けるリスクが高まります。
Google検索セントラルの「スパムに関するポリシー」でもこのことについて言及されており、検索順位を操作する目的での被リンク購入はスパム行為として禁止されています。
<以下、Googleセントラルより引用>
リンクスパム
Google は、ウェブページの関連性を判断するための要素としてリンクを使用しています。Google 検索の検索結果ランキングを操作することを目的としたリンクは、リンクスパムと見なされる場合があります。これには、自分のサイトへのリンクを操作する行為も、自分のサイトからのリンクを操作する行為も含まれます。 リンクスパムの例としては、次のようなものが挙げられます。ランキングを上げることを目的としたリンクの売買。次のような行為がこれに該当します。
- リンク自体やリンクを含む投稿に関して金銭をやり取りする
- リンクに関して物品やサービスをやり取りする
- 特定の商品について記載してリンクを設定してもらうのと引き換えにその商品を送る
低品質なコンテンツからの被リンク
例えば、外部サイトにある内容をコピー&ペーストで掲載しただけといった低品質なコンテンツや、ダミーサイトからの被リンク、相互リンク専用のページからの被リンクなどは過剰な相互リンクとしてペナルティの対象となり得ます。
相互リンク自体は上手く活用すれば効果がありますが、自サイトと関連性の低いサイトから多く被リンクを獲得しても効果が無いどころか、かえってSEO評価を下げてしまうケースがあるので注意が必要です。相互リンクを行う際には自サイトと相手のサイトの関連性を慎重に判断する必要があります。
低品質な被リンクを受けた際の、リンク否認については以下を参考にしてください。
被リンクを否認するには?ペナルティを受けやすい事例や対処法を解説
この記事ではペナルティを受けやすい被リンクについて解説します。否認すべき被リンクの対処法や「Google Search Console」における否認ツールの設定方法などもあわせて紹介します。「気づかないうちに自社サイトの評価が下がっている」とならないように、把握しておきましょう。
ワードサラダはペナルティの対象
ワードサラダとは、プログラムによって自動で生成された「文法的には正しいが文章が破綻しているテキスト」のことです。このテキストの自動生成を使って、対象サイトへの自作自演リンクを大量に張るなどの行為を、数年前までSEO対策の手法として使うアフィリエイターやWeb制作業者が多数存在しました。
しかし現在はこういった行為はスパムと認識され、ワードサラダを使った低品質なWebサイトからの被リンクはGoogleからペナルティを受けるリスクがあります。
キーワードの無駄な乱用はペナルティの対象になることを理解しておきましょう。
参考元:Google検索セントラル「スパムに関するポリシー」
当メディア「QUERYY(クエリー)」を運営する株式会社ニュートラルワークスでは、無料のSEOセミナーを開催しております。
SEOのプロが、SEO対策の基礎/外部対策/内部対策/テクニカル/コンテンツなど、最新情報を分かりやすく解説しておりますので、ぜひご視聴ください。
被リンクを獲得する方法
ここからは、被リンクを獲得するための方法を紹介します。できることから一つづずつはじめてみてください。
- 被リンク営業をする
- 検索意図を踏まえたコンテンツを作る
- 有益な情報を発信する
- プレスリリースを配信する
1. 被リンク営業をする
被リンクの売買はNGとなりますが「相互リンクをお願いします」と依頼すること自体は問題ありません。例えば、既に取引のある企業のサイトや、自社のコンテンツに掲載している商品・サービスの運営元にリンクの掲載を依頼する方法があります。
被リンク営業方法や獲得方法を徹底解説!成功のコツとは
2. 検索意図を踏まえたコンテンツを作る
検索意図とは、検索をするユーザーがどのような意図を持って調べるのか、その目的を指す言葉です。被リンクやサイテーションを獲得するには、検索意図を考慮したコンテンツ作りが不可欠であり「ユーザーの共感を生む」あるいは「悩みや課題に応える」ことが大切です。
3. 有益な情報を発信する
SNSなどを通じて驚きや感動を覚えると、その情報を他の人へ共有するネットユーザーは少なくありません。
例えば、有名人を起用したインタビュー記事を発信すると、取材相手のブログやSNSなどで紹介してもらえるかもしれません。また、一般的にはあまり知られていないノウハウの発信や特定のテーマを集めたまとめ記事なども効果的です。
4. プレスリリースを配信する
プレスリリースとは報道機関に向けて告知や発表を行うことです。プレスリリースを配信すると、関連するサイトにて配信内容が転載されたり、引用されたりする場合があります。
プレスリリースの例
- 新商品の発売や新サービスに関する情報
- イベントやセミナー開催に関する情報
転載あるいは引用される際は同時にプレスリリースへのリンクを張ってもらえることが多いため、被リンクの獲得につながります。企業名やサービス名などにも触れてもらえるので、サイテーションにも期待できます。
【例文あり】プレスリリースの書き方を基本構成からコツまで解説
サイテーションを獲得する方法
続いて、サイテーションを獲得するための方法を紹介します。
- サイト名やサービス名には覚えやすい名前をつける
- Googleビジネスプロフィールに登録する
- WebサイトにSNSボタンを設置する
- OGPを設定する
- 構造化マークアップを行う
1. サイト名やサービス名には覚えやすい名前をつける
被リンクやサイテーションを獲得するにあたって、誰もが「覚えやすい名前」であることは非常に重要です。
Webサイトやサービス名が複雑では「名前がなかなか出てこない」「綴りが分からない」などを理由に、サイテーションの機会を逃してしまうかもしれません。「読みにくい」「発音しづらい」なども同様です。
2. Googleビジネスプロフィールに登録する
Googleビジネスプロフィールとは、Googleが提供している無料ツールのことです。企業情報や店舗情報を登録することでGoogleの検索結果にそれらの情報を表示できる機能を指します。
社名や住所、WebサイトのURLや画像などの情報をGoogleに伝えられるため、活用することでサイテーションをGoogleに認知してもらいやすくなります。また、登録した情報がGoogleの検索結果ページやGoogleマップに表示されるようになり、Googleからの評価向上につながることも大きなメリットです。
3. WebサイトにSNSボタンを設置する
SNSボタンとは、Webサイトやアプリから簡単に情報をシェアできるボタンのことです。LINEやX(旧Twitter)、Facebookなどのボタンを設置すると、ワンクリックで共有画面を開けるため、ユーザーは手間をかけることなく拡散できます。
4. OGPを設定する
OGPとは、SNS上でコンテンツが共有された際に表示されるタイトルや画像などを正しく伝えるためのHTML要素のことです。OGPが表示されるとユーザーに伝えられる情報量が多くなるうえ、リンク先にどのようなコンテンツがあるのかが分かりやすくなります。視覚的にも目立つため拡散にもつなげやすいです。
5. 構造化マークアップを行う
構造化データとは、検索エンジンがページやサイトの内容を理解しやすいよう、HTMLテキストに意味を付加するコードのことです。これにより検索エンジンがサイテーションを適切に認識できる可能性が高まります。
構造化マークアップは、以下のいずれかの方法で実装可能です。
- HTML上に直接マークアップする
- 構造化データマークアップ支援ツールを利用する
- データハイライターを使う
SEO外部施策における注意点
外部施策を行う際は、以下3つのポイントに注意しましょう。
- ペナルティとなる低品質な被リンクは獲得しない
- 外部リンクを定期的にチェックする
- 低品質な被リンクは削除・否認する
ペナルティとなる低品質な被リンクは獲得しない
被リンクを獲得する際は、ペナルティとなるような低品質なリンクは避けるようにしましょう。低品質な被リンクのうちスパムを含むリンクは「スパムリンク」とも呼ばれ、以下のような悪意を持ったリンクを指します。
- リンク収集目的のサイトからのリンク
- コピーコンテンツからのリンク
- 有料で売買されているリンク
- ネガティブSEOリンク(サイトの評価を下げることを目的に不自然で粗悪なリンクを大量に張ること)
被リンクの獲得を狙う際は、数ではなく質の良い被リンクに目を向けることが重要です。
外部リンクを定期的にチェックする
例えば、ネガティブSEOリンクのように、いつの間にか低品質な被リンクが設置されているケースがあると、自社のWebサイトの評価が下がってしまうかもしれません。こうしたリンクに気付くためには、外部リンクの定期的なチェックが必要です。
外部リンクを確認する場合は「Google Analytics」や「Google Search Console」などのツールが便利です。どちらもGoogleが無料で提供しているツールなので、積極的に活用しましょう。
被リンクチェックツール14選!無料版、調べる方法と対策も解説
低品質な被リンクは削除・否認する
もし、否認したい被リンクを見つけたときは、Search Consoleの「否認ツール機能」が有効です。否認ツールを用いれば、自社が選択した被リンクを無効化することができます。
被リンク確認の手順
- 管理画面左の「リンク」をクリック
- 「外部リンク」欄の「詳細」をクリック
- 被リンクが一覧表示される
評価を下げるような被リンクや悪意のあるスパムリンクがある場合は、リンク元に削除を依頼します。対応してもらえない場合やリンクがあまりに多い場合には、リンク否認ツールを使って対応していきましょう。
被リンクを否認するには?ペナルティを受けやすい事例や対処法を解説
この記事ではペナルティを受けやすい被リンクについて解説します。否認すべき被リンクの対処法や「Google Search Console」における否認ツールの設定方法などもあわせて紹介します。「気づかないうちに自社サイトの評価が下がっている」とならないように、把握しておきましょう。
SEO外部対策の効果測定に役立つツール
実施したSEO外部対策の効果を把握するためには、モニタリングと評価が不可欠です。リンクの質と量、トラフィックの増減、検索ランキングの変動などを定期的にチェックし、調整を行っていきましょう。
【無料】Google Search Console
Google Search Consoleでは、被リンクをチェックする機能があります。具体的な手順は以下のとおりです。
- 管理画面左の「リンク」をクリック
- 「外部リンク」欄の「詳細」をクリック
- 被リンクが一覧表示される
【有料】Ahrefs
Ahrefsでは、自社のサイト分析だけでなく、競合サイトについても分析できます。自社サイトの被リンクをチェックする場合は「Site Explorer」という機能を使います。
競合サイトの被リンクをチェックするときは、Ahrefsの検索窓に調査したいURLを入力し「被リンク」をクリックをします。すると、競合サイトの被リンク状態を確認できるので、どのようなサイトから被リンクを獲得すればいいか分からないときなどに、競合サイトを参考にしてみると良いでしょう。
【有料】Majestic SEO
Majestic SEOでは、リンクの品質と量の両方を確認できます。「Citation Flow(サイテーションフロー)」では、リンクの品質を問わずリンク量のチェックが可能です。一方「Trust Flow(トラストフロー)」では、リンクの品質を数値化します。
【有料】AIアナリスト
一般的な分析ツールの場合、そのデータをどのように解釈すればいいか分からないケースもあります。その点、AIアナリストではデータを自動で分析してくれるため、初心者でも扱いやすく外部施策をどのように進めたらいいか分からない方に向いています。
SEOにおける外部施策のまとめ
SEOには内部施策と外部施策があり、被リンクやサイテーションなどといった施策は外部施策に含まれます。
外部対策はSEOに効果的なだけでなく、ブランド認知度の向上にも期待できるため、ペナルティに注意しながら粘り強く対策していきましょう。
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