この記事のポイント
この記事でおさえておきたいポイントは以下です。
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ロングテールキーワードとは
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ロングテールキーワードとは、複数の言葉を組み合わせた検索キーワードのことで、検索需要が少ないぶん競合も少なく、「スモールキーワード」や「ニッチキーワード」と呼ばれることもあります。月間検索ボリュームが1万回以上の「ビッグキーワード」や1000~1万回の「ミドルキーワード」と比べてボリュームが1000回未満と少ないのが特徴です。
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ロングテールキーワードの選び方
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始めにサイトのテーマにより近いビッグキーワードを定め、そこから派生したミドルキーワードを選び、さらに深掘りしてロングテールキーワードを選んでいきます。その際にはサイトのファイル構造を意味するディレクトリ構造を意識して選ぶのが大切です。
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ロングテールキーワード探しに役立つツール
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「Google検索」にキーワードを入力すると、予測検索機能により、よく検索されているキーワードが8個ほど表示され、ロングテールキーワードの洗い出しに使えます。「Googleトレンド」もキーワードの人気を調べるときに役立つツールです。
「Googleキーワードプランナー」は、より詳細なキーワード情報を取得できるツールで、月間検索ボリュームや競合性も調べられるので、成果につながりやすいキーワードを見つけることができます。
ロングテールキーワードとは、検索される数が少ないニッチなキーワードのこと。しかしWeb制作初心者の方にとっては、少し耳慣れない言葉かもしれません。
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- ロングテールキーワードって何?
- スモールワードとは違うの?
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- 見分け方がイマイチわからない
- そもそもニッチなキーワードって?
このような疑問が浮かんでいる方もいるのでは。ロングテールキーワードは、SEOの必修科目ともいわれ、必ず押さえておきたいテーマです。
この記事では、ロングテールキーワードの知識から選び方、コンテンツへの使い方まで解説しています。ロングテールキーワードを使って実際に記事作成する段階までステップアップすることができますので、ぜひ参考にしてください。
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ロングテールキーワードとは?
ロングテールキーワードとは、複数の言葉を組み合わせた検索キーワードのこと。月間検索ボリュームが1000回未満と少ないのが特徴です。ユーザーの知りたいことや悩みがより具体化されているため、ニーズがわかりやすい傾向にあります。
ロングテールキーワードは3~4語からなることが多いですが、ジャンルによっては2語でもロングテールキーワードに該当することがあります。ポイントは検索需要が少ないぶん競合も少なく、狙い目であるという点です。「スモールキーワード」や「ニッチキーワード」と呼ばれることもあります。
【例】
キーワード | 月間検索ボリューム |
---|---|
旅行 一泊 持ち物 | 100~1,000 |
40代 ダイエット 痩せない | 100~1,000 |
教育資金 贈与 やり方 | 10~100 |
車 事故 買い替え | 10~100 |
PC ウイルス 対策 無料 | 10~100 |
ロングテール戦略とは?成功企業の事例やメリットを解説
ロングテールキーワード以外にはどんなキーワードがある?
SEOのキーワードには、ロングテールキーワードの他にビッグキーワードとミドルキーワードがあります。SEOにおける検索キーワードは、語数で分類するのではなく月間の検索ボリュームで分けるのが正解です。
ビッグキーワード
ビッグキーワードは、検索数が多くより広い範囲をターゲットとするキーワードです。月間検索ボリュームの目安は1万回以上となります。検索需要が高いぶん、競合も多くなるため上位表示の難易度は高いです。
たとえば「ダイエット」「アイドル」「旅行」など。ビックキーワードは1語のものも多いですが「海外 旅行」など2語以上のキーワードでも、月間検索数が1万回以上であればビッグキーワードに分類されます。
ビッグワードとは?スモールやミドルワードとの違い、SEO対策を解説
ミドルキーワード
ミドルキーワードは、月間検索ボリュームが1000~1万回のキーワードを指します。たとえば「ダイエット おかゆ」「アイドル 韓国」「海外旅行 費用」などです。ビックキーワードを軸に、ユーザーの知りたい内容がより具体化されたキーワードになっていることがわかるでしょう。
ただし、それぞれの月間検索ボリュームはあくまでも目安です。重要なのは、検索キーワードのランクが高くなればなるほど、ターゲット層やそれぞれの検索意図が広くなっていく点です。
コンテンツマーケティングで成果を出すキーワード選定方法と7つのコツを総まとめ
ロングテールキーワードがSEOに有利な理由やメリットは?
ロングテールキーワードは、SEOに有利な点があります。コンテンツ制作の初期段階ではとくに役立つので、チェックしてみてください。
上位表示しやすい
ロングテールキーワードは、競合が少ないため上位表示しやすいのがメリットです。例えば月間検索数が多いキーワードの場合、上位表示できれば多くのサイト流入が見込めるため、多くのサイト運営者が競い合うようにしてコンテンツを公開しています。
一方ロングテールキーワードは、検索の需要が少なく競争率も低いので、立ち上げたばかりのサイトでも上位表示しやすいのです。ボリュームは少なくても確実に調べられているワードなので、上位表示できればサイト流入やコンバージョンにつなげることができます。
コンバージョンが狙いやすい
ロングテールキーワードで検索するユーザーは、悩みがより具体的な傾向にあります。そのためロングテールキーワードで公開するコンテンツはコンバージョンを狙いやすいのもメリット。
たとえば「宅配 食材 お試し」や「ジム 体験 無料」などのキーワードで検索するユーザーは、今すぐ商品やサービスのお試しや体験ができる会社を探しています。すでに行動の意思が決定しているユーザーが対象になるため、自然と申込や成約に至りやすくなります。
しかしながらロングテールキーワードがすべてコンバージョンにつながるわけではありません。重要なのは行動意思が明確になっているキーワードを上手く活用するということ。そうすることでコンバージョン獲得を目指せます。
検索意図がわかりやすい
検索意図とは、キーワード検索をするユーザーの裏側にある背景や、深層心理などのことを指します。ロングテールキーワードは、検索意図がもっとも明確になっているキーワードです。
コンテンツSEOでは、この検索意図を深く読み取っていくことが重要。ここでは猫の飼育費用に関するキーワードを例に解説します。
- 猫 飼う 費用
- 猫 飼う 費用 月々
- 猫 飼う 初期費用
「猫 飼う 費用」は月間検索数1,000~1万回で、ミドルキーワードにあたります。比較的需要の高いキーワードですが「いつ、何にかかる費用を知りたいのか」までは読みとることができません。
一方、「猫 飼う 費用 月々」「猫 飼う 初期費用」などは月間検索数100〜1,000回のロングテールキーワード。
このようなキーワードであれば、ユーザーが猫を飼うとき最初に揃える用品代や病院代を知りたいのか、それとも猫を飼うのに毎月いくらかかるか知りたいのかが明確に判断できます。
キーワードから、ユーザーが今どのような状態なのかを想像することもできるため、コンテンツ内容でもピンポイントでアンサーを提供できます。具体性の高い解決策を提示でき、ユーザーの満足度を高めやすいのも特徴です。
音声検索にも強い
ロングテールキーワードは、音声検索でヒットしやすい傾向にあります。スマホの音声アシスタント機能や、スマートスピーカーでの音声検索では「湘南でおすすめのカフェは?」「この近くにある美容院を教えて」といったように、会話調で検索をすることが多いです。この場合、ロングテールキーワードのほうが一致するワード数が多いのでヒットしやすくなります。
このように音声検索に対応することをVSO(Voice Search Optimization)といいます。音声検索の普及は、これからさらに伸びていく可能性があると考えられています。
ビッグワードの上位表示にもつながる
ロングテールキーワードで質の高いコンテンツを多く公開していれば、ビッグキーワードで上位表示できる可能性が高くなります。
ロングテールキーワードで複数の良質なコンテンツを作り、それぞれを内部リンクでつなげれば、専門性の高さでサイトの評価が高まります。「このサイトは、特定の分野において、質の高い情報を継続的に提供するサイトだ」という評価を育てたうえで、ビッグキーワードを狙えば、検索需要の高いキーワードでも勝てる見込みが出てくるのです。
たとえば「ヨガ 初心者 体硬い」「ヨガ あぐら 膝が浮く」「ヨガ 背中 痛い」などのロングテールキーワードの記事を、しっかり作り込んでサイトの専門性を高めておきます。すると「ホットヨガ」「朝ヨガ」「マタニティヨガ」などのビッグキーワードでも高い評価を得られるようになり、サイト全体の流入数を増やせるようになるのです。
ロングテールキーワードを狙うデメリットは?
ロングテールキーワードでのSEO対策はメリットもある一方、注意しておきたいデメリットもあります。取り掛かる前に、以下のポイントを心得ておきましょう。
上位表示をしても狙える流入数は多くない
ロングテールキーワードの検索数は、月間で1,000回未満と決して多くありません。さらに、検索結果の何位に表示されるかによって流入数も変わります。
検索結果1位に表示された場合と、それ以下に表示される場合ではクリック率に大幅な差が出ることがわかっています。2021年の国内検索順位別クリック率では1位13.94%、2位7.52%、3位4.68%(※)でした。順位が下がるごとにクリック率が明らかに低下していることがわかります。これは上位表示されても必ず自分のWebページが表示されるわけではない、ということ。
ロングテールキーワードは検索数が少ないうえ、検索結果一覧からクリックに至るまでの数がさらに減ることも念頭に置いておきましょう。
※データ引用元:2021年のCTR調査研究|seoClarity.net
類似コンテンツを量産しかねない
ロングテールキーワードでコンテンツを作っていくと、内容が似通った記事が複数できてしまうこともめずらしくありません。内容の似たコンテンツは、類似コンテンツや重複コンテンツなどとも呼ばれ、検索エンジンからの評価を落とす要因になります。
たとえば「10キロ 痩せる 方法」と「10kg ダイエット やり方」のように、同じキーワードでも意味がほとんど変わらないものもあります。このキーワードでそれぞれコンテンツを作ってしまうと、内容の似通った類似コンテンツになりかねません。
そのためキーワード選定の段階で、類似コンテンツの量産にならないかを必ずチェックするようにしてください。
コツコツと大量に作らなければならない
ロングテールキーワードは、1コンテンツ当たりの流入数が少ないぶん、たくさんの記事を公開してアクセスを稼ぐ必要があります。たくさんのコンテンツをコツコツ作り続けなければなりません。
堅実な手法である一方、大きな成果に結びつくまでには時間や根気が必要なSEO施策なのです。そのためロングテールキーワード対策を行うには、安定してコンテンツを生産できるリソースの確保や、進捗管理の体制作りなども重要です。長期的な視点で、コツコツ継続していく前提で取り組むのが、失敗を防ぐコツになります。
ロングテールキーワードの選び方や手順は?
ここからは、実際にロングテールキーワードを選ぶときの基準や手順などを具体的に解説していきます。手順通り進めることで、効果的なキーワードの選定方法がわかるようになりますので参考にしてください。
1. まずは軸になるビッグワードを決める
ロングテールキーワードには、必ず軸となるビッグキーワードがあります。軸に置くキーワードは、自社の商品やサービスを一言で言い表すワードであることが重要。サイトで扱うテーマと共通していることも大切です。
たとえば、英会話スクールのサイトであれば、自社のサイトのテーマは「英会話」や「英語」になります。
ビッグキーワードは1つとは限らず、扱うテーマによっては複数の候補が出てくるかもしれません。始めにサイトのテーマにより近いビッグキーワードを軸に定めることで、コンテンツの専門性を高めていくと効果的です。
2. ミドルワードを選定する
次に、軸となるビッグキーワードから派生したミドルキーワードを選んでいきましょう。キーワード選定ツールや、実際のGoogle検索窓にビッグキーワードを入力すると、予測キーワードとしていくつかの関連キーワードが出てきます。
「英会話」がビックキーワードの場合、ミドルワードとして「英会話 オンライン」「英会話 独学」など、より検索意図やニーズを絞ったワードが表示されます。そこから悩みや疑問が具体的になったキーワードをピックアップしていきましょう。なお、検索ボリュームはキーワード選定ツールを使用して調べることができます。
検索ボリュームの調べ方を解説!おすすめツールとキーワード選定の方法紹介3. さらにロングテールキーワードを深堀りして選定する
ミドルワードから、さらにロングテールキーワードを深堀して選んでいきます。ミドルワードからロングテールキーワードを探るときは、無料ツールのラッコキーワードが便利です。
ラッコキーワードは、入力したキーワードのサジェストワードを一覧表示してくれるツールです。現在そのキーワードで上位表示されているページもチェックできます。ミドルワードを探すときにも使えますが、より細かいキーワードを拾えるためロングテールキーワードを探すときはとくに便利です。
このようにビッグキーワード→ミドルキーワード→ロングテールキーワードの順で絞り込んでいくのがポイント。この手順でキーワード選定を行えば、サイトのディレクトリ構造を作るときにも階層がわかりやすくなります。
4. サイトの構造を意識してキーワードを整理する
キーワードは、サイトのファイル構造を意味する「ディレクトリ構造」を意識して選ぶのが大切です。Webサイトのコンテンツは、ユーザーが情報を探しやすいよう整理しておくことがとても重要。わかりやすく整理されたディレクトリ構造にしておくと、Googleのクローラーが巡回しやすくなったり、検索エンジンへのインデックスを早めたりする効果も期待できます。
また、思いつきのキーワードでコンテンツを作ってしまうと、階層の概念がまったくない、わかりにくい構造になりかねません。キーワード選定の段階から、構造への意識を働かせましょう。
一般的なWebサイトのディレクトリ構造は、トップページが第1階層、カテゴリーページが第2~3階層、各詳細ページが第4階層となっていることが多いです。
記事コンテンツにおけるキーワードごとの階層分けは、次の分類を基本に整理してみてください。
ビッグキーワード → 第1階層
ミドルキーワード → 第2~3階層
ロングテールキーワード → 4階層
5. 整理したキーワードをもとにコンテンツを作り始める
整理したキーワードをもとに、実際のコンテンツ作成に入りましょう。ここで重要なのは「1コンテンツあたり1キーワード」でコンテンツ設計をすることです。
やってしまいがちなのは、1つのコンテンツに複数のキーワードを盛り込んで検索流入を増やそうとしてしまうこと。反対に、1つの同じキーワードで複数のコンテンツを作ることも基本的にNGです。
また、新しいコンテンツを作ることだけでなく、過去に公開したコンテンツのリライトや更新作業も忘れずに行いましょう。タイトルや見出しを見直してキーワードの入れ方を変えたり、情報の追加や更新などを行うことで、検索順位にプラスの影響を与えます。
ロングテールキーワード探しに役立つ無料ツールを紹介!
ロングテールキーワードを選ぶときに使える、無料のツールと使い方を簡単に紹介します。Googleが提供する無料ツールだけでも大いに役立つので、ぜひ導入してみてください。
Google検索
Google検索にキーワードを入力すると、関連するミドルワードやロングテールキーワードを表示することができます。予測検索機能により、よく検索されているキーワードが8個ほど表示される仕様です。
また、検索結果の一番下までスクロールすれば、関連するキーワードをさらに8個表示してくれます。
検索ボリュームを調べることはできないものの、ユーザーの検索履歴やデータベースからの情報によってピックアップされたキーワードのため、ロングテールキーワードの洗い出しに使えます。
Google Trends
Googleトレンドは、キーワードの人気を調べるときに役立つツールです。関連キーワードを確認できたり、関連トピックからキーワードの幅を広げることもできます。特徴としては、キーワードやトピックの検索数、人気度の傾向を示してくれるところです。
親トピックとなるビッグキーワードに対して、どの地域で需要が高いかといった小区域別の人気傾向も知ることができるので、キーワード選定時によく使用されるツールです。Googleトレンドは登録不要で、すぐにキーワードのリサーチを始めることができます。
Googleキーワードプランナー
Googleキーワードプランナーは、より詳細なキーワード情報を取得できるツールです。月間検索ボリュームや競合性も調べられるので、成果につながりやすいキーワードを見つけることができます。Webサイトを精力的に運営したいなら必ず登録しておきたいツールです。
Googleキーワードプランナーを使用するには、Google広告への登録が必要になります。Google広告への登録は無料。ただし無料版の場合、月間検索ボリュームは100~1,000、1万~10万などのアバウトな数値のみです。有料版にアップグレードすることでより精緻な数値を確認できます。
ロングテールキーワードを対策するうえでの注意点は?
ロングテールキーワードを対策するときは、次の注意点をおさえておく必要があります。SEO上の評価を落とさず成果につなげるためのコツを確認してみましょう。
類似コンテンツにならないようしっかり精査する
ロングテールキーワードは、キーワードの意味やニーズをしっかり精査しないと類似コンテンツの量産になりかねません。類似コンテンツが複数あると、Googleは「どのコンテンツをユーザーに提供すべきか」が判断できなくなり、検索順位が不安定になります。
たとえば「英会話 独学 本」と「英会話 独学 書籍」という2つのキーワードが候補に上がることもあります。しかし、本と書籍ではまったく同じ意味になるため、コンテンツの内容も似たようなものになる可能性が高いです。
ロングテールキーワードを扱う際は、記事の内容までを想定してキーワード選定を丁寧に行うことが重要。とくに大事なのは、キーワードから想定し、得るニーズに注目することです。
キーワードを網羅するのが目的ではないため、キーワードから考えられるニーズやユーザーの願望などまで深堀りしてからコンテンツの作成に取り掛かりましょう。
コンテンツの質が低くならないよう注意する
ロングテールキーワードは、ユーザーのニーズがかなり狭い範囲に絞られているため、コンテンツのボリュームや内容が薄くなりがちです。
内容が薄かったり、情報が古かったりする質の低いコンテンツでは、ロングテールキーワードであっても上位表示は難しくなります。ユーザーに必要な情報を見極めるには、競合サイトを分析したり、ターゲット像やニーズを明確にしたりすることが大切です。
またロングテールキーワード対策は、多くのコンテンツを作成することで、流入数やコンバージョンを伸ばす手法です。運用体制が不十分だと、管理やメンテナンスが行き届かず、コンテンツの質を保てないこともあります。
そのため、質の高いコンテンツを維持し続けるための管理・運用体制を整えることも忘れないようにしましょう。
ロングテールキーワード対策の効果測定も忘れず行おう
ロングテールキーワードでコンテンツを公開した後は、効果測定をしっかり行いましょう。
コンテンツにどのくらいのアクセス数があるかを確認するには、Googleアナリティクスを使って、ページごとのPV数を確認しましょう。また、PV数だけでなくコンバージョンの確認も大切です。ページのPV数が少なくても、コンバージョンに至りやすいキーワードや、コンテンツもあります。
そして、実際の検索順位の動向もチェックしてください。コンテンツを公開した直後は、検索順位が安定しません。Googleがサイトの信頼性や権威性などを評価するまでには時間がかかります。大体3~4ヶ月の間は様子を見て、順位が安定するのを待ちましょう。
ここで数値が伸びているページや、検索上位を獲得できたページは、よりよいコンテンツになるようリライトしていきます。まったく流入がないページも改善が必要です。タイトルやターゲットの見直しなどを行い、PDCAを繰り返しましょう。
Googleアナリティクスとは?登録方法や使い方、分析方法を解説 Webサイト運営者の多くはGoogleアナリティクスに登録し、日々のデータを見てサイトの改善を行っています。でも、初めて利用する人には何を見て、どのようにサイトを改善していけばいいのかわかりませんよね?初心者向けにGoogleアナリティクスをわかりやすく解説します。ロングテールキーワードに関するQ&A
最後に、ロングテールキーワードに関するよくある疑問や質問をQ&A形式でまとめましたのでご参考ください。
Q. ロングテールキーワードはビッグワードよりも上位表示が簡単?
A.ロングテールキーワードは、ビッグキーワードよりも上位表示は簡単です。ビッグキーワードの場合、すでに高い評価を獲得している競合サイトと同じ土俵で戦うことになります。立ち上げたばかりのサイトがビッグキーワードで上位を獲得するのは無謀と言っても過言ではありません。
そこで、比較的上位表示しやすいロングテールキーワードで、ユーザーのニーズを満たす良質なコンテンツを多数作成します。コツコツ記事を公開し、サイト全体の評価を高めてからビッグキーワードに挑むという、長期的な戦略で進めるのがおすすめです。
Q. ロングテールキーワードでも高品質な記事を作るためのポイントは?
A.コンテンツの質を高めるには、専門性の高い記事にしていくのがコツです。ロングテールキーワードは内容が薄くなりやすいですが、その分野の専門用語やスペシャリスト向けの濃い情報やデータなどを用いると、オリジナリティが高く有益なコンテンツになるでしょう。
専門性を高めるために、用語集を作成するケースもあります。現代では、専門性の高さがWebサイトのSEO評価に大きく影響します。ロングテールキーワードで専門性を網羅することができれば、サイト全体の評価にもプラスの影響を与えるでしょう。ニーズにマッチしていることが大前提ですが、より切り込んだ情報を知りたい人に向けて記事を書いてみるのもよいでしょう。
Q. ロングテールキーワードのなかでも優先したほうがいいものはある?
A.ロングテールキーワードの中でも、月間検索ボリュームが多いものを優先しましょう。検索数が増えれば競合性も高くなるので、検索数がそれなりに多く競合性の低い穴場を見つけるのも重要です。
競合性が低くても、あまりに検索数の少ないキーワードでは、ほとんど誰にも見られないので注意してください。キーワードプランナーで検索ボリュームを調べると、月間数回しか検索されていないキーワードもあります。月に10回未満の検索数だと、ほぼ検索されていないのと変わりません。
SEOのそもそもの目的は自社の売上を伸ばすことなので、ロングテールキーワードの中から検索数の多いものを優先し、競合性とのバランスを見ながら選定してみましょう。
Q. ロングテールキーワードはどこに盛り込めばいい?
A.キーワードは、コンテンツのタイトル・見出し・本文に、違和感のない程度に盛り込んでください。現在のSEOでは、キーワードの数がSEO評価に影響することはありません。多く入れたからと言って上位表示できるわけではないので、あくまでも自然にキーワードを活用するという考え方が重要になります。
ただし、キーワードはユーザーの知りたい情報が詰まったものです。タイトルや見出し、冒頭文、ディスクリプションなどユーザーが最初に目にする場所には積極的に盛り込んでください。ユーザーに「この記事に自分の知りたい情報がある」と思ってもらうことも大切で、そのためにはキーワードを目につく位置に上手く盛り込むテクニックが欠かせません。
ロングテールキーワードのまとめ
立ち上げたばかりのWebサイトは、ロングテールキーワードから対策を始めるのが賢明です。またロングテールキーワード対策は根気よく継続することが必要となるため、コンテンツの作成や管理の体制をしっかり整え、長期的な視点で取り組んでいきましょう。
ピンポイントな疑問や悩みに丁寧に応える記事を作り、育てていくことで、将来的にミドルワードやビッグキーワードでの上位表示につなげることもできます。まずは専門性の高いロングテールキーワードでコンテンツを固め、あなたのサイトの強靭な土台を作ってみてください。
なおキーワード選定のやり方がわからない、狙うべきキーワードが決められないとお悩みの方は一度、ニュートラルワークスにご連絡ください。
ニュートラルワークスはこれまでに数多くのオウンドメディア制作や記事制作の実績があり、成果に繋がるキーワードでの上位表示が可能です。
SEO対策を強化したいとお考えの方はぜひ、お気軽にお問い合わせいただければと思います。
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