この記事のポイント
この記事でおさえておきたいポイントは以下です。
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被リンクとは
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被リンクとは、外部サイトに自社メディアのページを掲載してもらうことで、メディアのページを上位表示させるSEOの施策として用いられています。被リンクにはSEO効果のある良質な被リンクとSEO効果にリスクや悪影響のある質の悪い被リンクがあります。
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良質な被リンクを獲得する方法
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良質な被リンクを獲得するためには、質の高いコンテンツ作成が必要不可欠です。ユーザーニーズ(検索意図)を理解し、コンテンツの見せ方を工夫して専門性の高い記事制作に注力しましょう。対象ユーザーに刺さりやすい発信媒体を利用したり、自分から営業活動を行うこともおすすめです。
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被リンクを確認できるツール
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被リンクは内部リンクとは異なり、獲得数を把握するのが難しいため、外部ツールを活用する必要があります。Googleが提供している「Google Search Console」は自社メディアのドメインを登録するだけで被リンクの掲載元や対象の記事を把握できます。「Ahrefs」は被リンクを掲載しているサイトのドメインパワーや流入数など詳細なデータを見ることができます。
被リンクと聞いても、いまいちイメージができない方も多いのではないでしょうか。被リンクはSEOとの相性がよく、検索順位を改善する項目として重要なため、メディアへの流入率を上げたい方にとって必須の知識といえます。
本記事では被リンクの概要や種類、SEOにおける被リンク獲得(リンクビルディング)のメリットについて詳しく解説しますので参考にしてみてください。
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目次
被リンクとは?意味や特徴を解説
被リンクとは、外部サイトに自社メディアのページを掲載してもらうことです。
被リンクはSEOとの相性がよく、メディアのページを上位表示させる施策として用いられています。
記事後半で詳しく解説しますが、被リンクにおける「ドメイン数」と「質」がSEO評価で重要視されています。
被リンクにおける要素 | 重要視されている理由 |
---|---|
ドメイン数 | 検索エンジン(Google)から「評価が高いサイト」と認識されやすくなる |
質 | 意図的に被リンクを増やしているサイトは、SEO評価が落ちやすくなる |
被リンクと発リンク・内部リンク・外部リンクの違い
被リンクと似た用語として、以下4つが存在します。
- 発リンク
- 外部リンク
- 内部リンク
- サイテーション
各用語と被リンクの違いについて、詳しく解説します。
被リンクと発リンクの違い
発リンクは、被リンクとは逆の関係にある用語です。被リンクは外部サイトに自社メディアのページを掲載してもらうのに対し、発リンクは自社メディアに外部サイトのページを掲載することを指します。
例えば、金融系のメディアにて金融庁のデータを引用する場面があるとします。基本的に外部データは出典元を明記する必要があるため、発リンクとして金融庁のURLを掲載することになります。
金融庁や国税庁など国・地方自治体が運営するメディアのリンクを根拠として掲載すると、ページの権威性が高まりSEO評価向上につながります。
発リンクとは?SEO効果やペナルティ、チェック方法を解説
被リンクと外部リンクの違い
外部リンクは「被リンク」と「発リンク」の2種類に分けられますが、違いはありません。被リンクと発リンクは、SEO評価に関わる重要な要素です。
被リンクだけを完璧に整えたとしても、発リンク対策が不足している場合、競合メディアに勝つことができない可能性もあります。
外部リンクと被リンクの違いを理解した上で、SEO対策を実行しましょう。
外部リンクとは?SEO対策効果と外部リンク獲得方法を解説
この記事では、外部リンクに関する事柄を紹介します。獲得方法のみならず、混在しやすい「内部リンク」「サイテーション」との違いや、取り扱ううえで注意すべきポイントなど、外部リンクについてより深く理解できるように解説します。
被リンクと内部リンクの違い
被リンクと内部リンクの違いは、自社メディア内で完結するかどうかという点にあります。
外部サイトに自社メディアのページを掲載してもらう「被リンク」に対し、内部リンクは関連性のある記事を自社メディア内に張ることを指します。
適切な内部リンクを設置すると、以下3つの理由からSEO評価も向上しやすくなります。
SEO評価が向上する理由 | 概要 |
---|---|
クローラビリティが向上する | 検索エンジンにおけるクローラーの巡回効率が上がりやすくなる |
ユーザーの滞在時間が伸びやすくなる | 検索エンジンから「ユーザーにとって有益なページ」と認識してもらいやすくなる |
ページ同士の関連性が向上する | 内部リンク先へのアクセス数が増えて、サイト全体の評価が上がりやすくなる |
SEO施策を検討している方は、被リンクだけではなく内部リンク対策も検討しましょう。
内部リンクとは?SEO効果と内部リンクの設置方法を解説
被リンクとサイテーションの違い
被リンクとサイテーションの違いは「リンクの有無」です。外部サイトにリンクを掲載する「被リンク」に対し、サイテーションはリンクなしで自社情報を掲載します。
サイテーションは自社の名前や住所が文章として掲載されるため、SEO評価にも影響を与えます。そのためサイテーションは、MEO(Map Engine Optimization:マップエンジン効率化)に効果的な施策ともいわれています。
サイテーションと被リンクの違いを理解して、双方のメリットを活かしましょう。
MEO対策とは?MEO対策の方法やメリット、費用感を解説
被リンクの種類を紹介
SEO評価に影響を与える要素である被リンクには、以下の種類があります。
- SEO効果のある良質な被リンク
- SEO効果にリスクや悪影響のある質の悪い被リンク
それぞれ詳しく解説します。
SEO効果のある良質な被リンク
被リンクには「良質なリンク」と「悪質なリンク」の2種類があります。
まずは、良質な被リンクから詳しく見ていきましょう。
- 自然に発生するナチュラルリンク
- 関連性の高いサイトからの被リンク
- 評価や権威性の高いサイトからの被リンク
自然に発生するナチュラルリンク
自社メディアページの質が高い場合、被リンクは自然に発生します(ナチュラルリンク)。
例えば、特定のキーワードについて詳しく解説しているページは、「自社のユーザーにも拡散したい」と外部サイトに判断されやすくなります。
ただし、いくら有益なコンテンツだとしても、ページが外部メディアやユーザーに見つからない場所にあると、ナチュラルリンク獲得にはいたりません。SNSなどのツールを活用し、自社メディアページの露出を増やしましょう。
関連性の高いサイトからの被リンク
関連性の高いサイトからの被リンクも、検索順位改善に効果的です。
例えば、デジタルマーケティングを専門にしているニュートラルワークスの記事は、デジタルマーケティングに関する情報をまとめているメディアに被リンクとして掲載されやすくなります。
専門性の高いメディアに掲載されると、外部露出が増えるのはもちろん、検索エンジンからも「関連性の高い有益なサイト」として評価が高くなります。
評価や権威性の高いサイトからの被リンク
評価や権威性の高いサイトからの被リンクも、SEO施策として効果的です。
実際、国税庁や厚生労働省など権威性の高いサイトは、検索上位にランクインする傾向にあります。
Googleのガイドラインでも、コンテンツの品質に関して明言しています。
コンテンツの品質
内容の信頼性や権威があるかどうかを評価するために、同様のクエリについて多数のユーザーに評価されているサイトを見つけます。検索内容に関連する他の著名なウェブサイトがそのページにリンクしている場合は、情報の質が高いことの確かな証拠となります。
信頼性・権威性に高いサイトに被リンクとして掲載されると、「被リンクをされるくらい信頼できるサイト」と検索エンジンから判断されやすくなります。
SEO効果にリスクや悪影響のある質の悪い被リンク
続いて、SEO効果にリスクや悪影響のある質の悪い被リンクを紹介します。
- スパムサイトや低品質・違法サイトからの被リンク
- 相互リンクサイトからの被リンク
- 掲示板からの被リンク
- ひとつのページに多数設置されたリンク
スパムサイトや低品質・違法サイトからの被リンク
メディアとしての評価が低いサイトからの被リンクは、SEO評価を落とす要因となる可能性があります。
スパムサイトまたは違法サイトは基本的に、検索エンジン(Google)のガイドラインを遵守せずに運営しているためです。
当然、ガイドラインに違反しているサイトの評価は低くなるため、被リンクを通してつながると「低評価のメディア」と判断されるリスクがあります。
SEO評価に悪影響を与えないためにも、被リンク元に削除申請を行ったり、Googleサーチコンソールの「否認ツール」を活用したりしましょう。
被リンクを否認するには?ペナルティを受けやすい事例や対処法を解説
この記事ではペナルティを受けやすい被リンクについて解説します。否認すべき被リンクの対処法や「Google Search Console」における否認ツールの設定方法などもあわせて紹介します。「気づかないうちに自社サイトの評価が下がっている」とならないように、把握しておきましょう。
相互リンクサイトからの被リンク
相互リンクを頻繁に実行しているサイトからの被リンクも、SEO評価に悪影響を与える可能性があります。
ナチュラルな相互リンクはSEO評価にほとんど影響しません。ただし、意図的に相互リンクを行っているサイトの場合、検索エンジン側からペナルティを受けやすくなります。
SEO評価で大切なのはあくまでも「ナチュラルリンク」です。意図的に被リンクを増やすことは避けましょう。
掲示板からの被リンク
相互リンクサイトと同じく、掲示板からの被リンクもSEO評価によい影響を与えません。
「2ちゃんねる」などのような匿名掲示板は誰でも書き込みできるため、被リンクを増やす施策として流行した時代もありました。現在は「意図的な被リンク」と検索エンジン側から判断されやすく、SEO的にはデメリットの方が大きいです。
掲示板からのクレームや訴訟問題に発展する可能性もあるため、意図的な書き込みは避けましょう。
ひとつのページに多数設置されたリンク
ひとつのページに何件も自社メディアのリンクが掲載されると、SEO評価が落とされるリスクが高まります。
基本的に被リンクはひとつのページに対して1〜2個です。5個、10個など明らかに違和感のある個数の被リンクを設置していると、「悪質なコンテンツ」と判断されてしまう可能性があります。
検索エンジン側がコンテンツに関するガイドラインを掲示している現在でも、SEO施策として実行している会社も存在します。リスクヘッジのためにもSEO施策を外部に依頼する際は、被リンクに関する施策内容を聞いておきましょう。
被リンクのメリットやSEO効果
被リンクはSEOに効果的な施策といわれていますが、具体的にどのような効果が得られるのでしょうか。
ここからは、被リンクのメリットをSEO的観点から3つ紹介します。
- サイトが評価されて上位表示しやすくなる
- ドメインパワーが向上しやすくなる
- クローラビリティが向上しやすくなる
サイトが評価されて上位表示しやすくなる
被リンクが増えると、サイトの評価も上がり検索上位に表示されやすくなります。
Googleは、検索順位を決定する要因として「E-E-A-T」を重要視しています。
- E:Experience(経験)
- E:Expertise(専門性)
- A:Authoritativeness(権威性)
- T:Trustworthiness(信頼性)
被リンク数が多いページは、検索エンジンから「信頼性・権威性の高いページ」と判断されやすいため、検索順位向上につながります。
ただし、スパムサイトや相互リンクサイトからの被リンクを増やしても、SEO評価は上がりません。ナチュラルリンクを獲得するためにも、有益なコンテンツ作りに注力しましょう。
E-E-A-T(旧E-A-T)とは?SEOで重要なGoogleの評価基準を解説
ドメインパワーが向上しやすくなる
自社ページにおける被リンクの数が増えると、ドメインパワーが向上しやすくなります。ドメインパワーとは自社ドメインの評価を数値化した指標のことで、SEO評価に関わる重要な項目です。
例えば、コンテンツの質が全く同じメディアの場合、ドメインパワーの高いメディアが検索上位に表示されやすくなります。
権威性・信頼性に関わる被リンクが自社メディア内で増加すると、ドメインパワーも上がりやすくなり、検索上位獲得に貢献します。
ドメインパワーとは?SEOでのドメイン評価の重要性と上げ方を解説
クローラビリティが向上しやすくなる
被リンクは、クローラビリティにもよい影響を与えます。外部サイトに自社ページのリンクが掲載されると、外部メディアからもページの存在を発信でき、クローラーによるインデックスも早くなるからです。
クローラビリティが向上すると「ユーザーにとって必要なコンテンツ」だと認識してもらえる確率が高くなり、結果的にSEO評価も上がります。
ただし、対象のページを「noindex設定」にしていると、クローラーに認識されなくなるため、いくら被リンクを増やしてもSEO評価は向上しません。自社ページを公開する際は、noindex設定にチェックが入っていないか確認しましょう。
クローラビリティとは?SEO対策で重要な理由と向上の方法を解説
noindexとは?SEO対策を正しく理解してインデックスをコントロール
SEO対策の施策の1つとしてnoindexという言葉を聞いたことはありませんか?検索結果に特定のページを表示させないために設定するのがnoindexですが、なぜSEO対策になるのでしょうか?基本的なところから解説します。
良質な被リンクを獲得する方法
良質な被リンク獲得のためには、コンテンツの質を上げる必要があります。
ここからは、良質な被リンクを獲得する6つの方法を紹介します。
- 魅力的で質の高いコンテンツを作る
- ユーザーニーズを理解して拡散させる
- コンテンツの見せ方を工夫する
- 専門性の高い記事を作る
- 事例記事などへのリンク設置をする
- 関連性の高いサイトをピックアップし、営業をする
魅力的で質の高いコンテンツを作る
良質な被リンクを獲得するためには、質の高いコンテンツ作成が必要不可欠です。権威性・信頼性のあるメディアでも、コンテンツの質が低いと「他人へ拡散」するアクションまでいたりません。
一方、ユーザーにとって魅力的なコンテンツは、拡散したいと感じるほど有益な情報が盛り込まれているといえます。
質の高いコンテンツほどユーザーの滞在時間も伸びる傾向にあるため、被リンク以外のSEO観点からも有効といえます。自社メディアにページを掲載する際は、コンテンツの質を意識しましょう。
ユーザーニーズを理解して拡散させる
質の高いコンテンツ制作を行う際には、ユーザーニーズ(検索意図)を理解しましょう。ユーザーニーズとは異なるコンテンツを制作すると、情報として有益な場合だとしても、被リンク獲得にはつながりにくいです。
ユーザーニーズは、以下のような方法を使って把握することができます。
- サジェストキーワード
- 再検索キーワード
- SNS
- 掲示板
- Yahoo!知恵袋
質の高い被リンクを獲得するためにも、コンテンツを見るユーザーの目線に立ちつつ、制作を進めましょう。
コンテンツの見せ方を工夫する
コンテンツの見せ方次第で、被リンクの数が増える可能性もあります。被リンク獲得のためには、ユーザーに対して自社コンテンツをどう提供するかが大切です。
例えば、SEOに関する情報を自社メディア以外の媒体から発信する場合、企業または個人事業主のSEO担当者に届ける必要があります。
上記の場合、不特定多数のユーザーが存在するSNSよりも、SEO担当者のみに発信する自社メルマガのほうが効果的です。被リンクを効率的に獲得するためにも、対象ユーザーに刺さりやすい発信媒体を利用しましょう。
専門性の高い記事を作る
コンテンツの質を上げるためにも、専門性の高い記事制作に注力しましょう。専門性の高い記事は、他のメディアにはない有益な情報が多く掲載されているため、対象ユーザーも拡散しやすいためです。
記事の専門性を上げるためには、対象ジャンルに詳しい専門家に監修してもらう必要があります。例えば、法律ジャンルなら弁護士、金融ジャンルならファイナンシャルプランナーの資格をもつ人物が適任です。
被リンクはもちろんE-E-A-Tの観点を意識するためにも、対象ジャンルに関する専門家に依頼しましょう。
事例記事を用意する
自社サービスの活用事例などの記事を用意しておくと、良質な被リンク獲得につながる可能性があります。
例えば、自社でSEOコンサルティングを提供している場合、活用事例を被リンクとして紹介してもらえる可能性があります。
BtoBサービスの被リンクは企業運営のメディア発信が多く、信頼性・権威性ともに問題ありません。被リンク獲得の機会を逃さないためにも、あらかじめサービスに関する事例記事を用意しておきましょう。
関連性の高いサイトをピックアップし、営業をする
自然とリンクが集まるにはどうしても時間が必要です。質の高いリンクを集めるには、自分から営業活動を行うこともおすすめです。
自社のサイトと関連性が高いサイトをピックアップし、リンクをはってもらうように営業の連絡をするという方法です。
被リンク営業の具体的な方法や成功のコツは以下の記事をぜひご覧ください。
被リンク営業方法や獲得方法を徹底解説!成功のコツとは
被リンクを獲得する際の注意点
SEO評価向上に効果的な被リンクですが、獲得する際の注意点を理解しておかないと、逆効果となる可能性があります。
本記事で紹介した方法を実行する前に、被リンクを獲得する際の注意点を確認しておきましょう。
- 関連度の低いページからの被リンクは獲得しない
- 品質の低いページからの被リンクは避ける
- 有料のリンクは設置しないようにする
- 自動生成コンテンツや隠しリンクからの被リンクは避ける
関連度の低いページからの被リンクは獲得しない
関連度の低いページから被リンク獲得は、SEO観点でよい施策とはいえません。検索エンジンは、ユーザーにとって有益なコンテンツを検索上位に表示します。
例えば、SEOに関するページにも関わらず、グルメなど関係のないメディアから被リンクされても、検索エンジンからの評価は上がりません。
被リンク数を増やしたいからといって、自社サービスとは関係のないジャンルに対して掲載を依頼するのは避けましょう。
質の良い被リンクの増やし方と注意点
品質の低いページからの被リンクは避ける
品質の低いページからの被リンク獲得も、SEOに悪影響を与える可能性があります。スパムサイトや低品質サイトから被リンクを獲得しても、検索エンジン側は有益なコンテンツと判断しません。
むしろ、低品質コンテンツとしてSEO評価を落とすことが考えられます。SEO評価に直結しやすい被リンクの多くは、自然発生によるものです。ユーザーにとって有益なコンテンツを制作すると、徐々に被リンクの数も増えていく可能性があります。
検索エンジンから「質の高いコンテンツ」と判断してもらうためにも、品質の低いページからの被リンクはブロックしましょう。
有料のリンクは設置しないようにする
被リンクを増やしたいからといって、有料での購入・設置は控えましょう。被リンクを有料で増やしつづけると、検索エンジンから低品質なコンテンツと判断されて、検索順位が落ちてしまいます。
金銭を介した被リンクの発生について、Googleは「スパム行為として判断する」と明言しています。
ランキングを上げることを目的としたリンクの売買。次のようなページがこれに該当します。
・リンク自体やリンクを含む投稿に関して金銭をやり取りする
・リンクに関して物品やサービスをやり取りする
・特定の商品について記載してリンクを設定してもらうのと引き換えにその商品を送る
被リンクを増やしたい場合は、コンテンツの質向上はもちろん、対象のユーザーに届けるための施策を実行しましょう。
被リンクの購入はあり?増やす方法とSEO対策も解説
この記事では、「被リンクの購入」について紹介します。「被リンクの購入」は、Googleをはじめとする検索エンジンでは悪評価の対象とされ、ペナルティの対象となってしまいます。悪評価の対象となる理由とともに、解決法や正しい被リンク獲得方法などを織り交ぜて解説します。
自動生成コンテンツや隠しリンクからの被リンクは避ける
自動生成コンテンツや隠しリンクからの被リンクは、検索エンジンのガイドライン違反となるため、避けましょう。
隠しリンク | ・検索エンジンに認識してもらうだけのリンク ・意図的に検索エンジンを騙そうとする手法のため、ペナルティの対象となる |
自動生成コンテンツ | ・AIで自動生成したコンテンツからのリンク ・ユーザーにとって有益ではないメディアからの被リンクとなるため、SEO評価は上がらない |
自動生成コンテンツや隠しリンクは、不正な方法で検索順位を操作することである、ブラックハットSEOとも呼ばれています。
ブラックハットSEOは一時的に検索上位を取れる可能性がある反面、検索エンジン側のペナルティを受けると、一気に順位が下がります。
長期的なメディア運用を成功させるためにも、質の高いコンテンツ作りを通して良質な被リンクを獲得しましょう。
ブラックハットSEOとは?手法とリスク、ホワイトハットとの違い解説
獲得した被リンクを確認できるツール
被リンクは内部リンクとは異なり、獲得数を把握するのが難しいため、外部ツールを活用する必要があります。
獲得した被リンクを確認できる5つの外部ツールを紹介します。
- Google Search Console(サーチコンソール)
- Ahrefs(エイチレフス)
- Hanasakigani(ハナサキガニ)
- Link Explorer(Moz)
- Ubersuggest(ウーバーサジェスト)
被リンクチェックツール14選!無料版、調べる方法と対策も解説
被リンクの調べ方と良質な被リンク獲得方法を解説
Google Search Console(サーチコンソール)
Google Search Console(サーチコンソール)は、検索エンジン最大手Googleが提供しているツールです。メディア全体の流入数やキーワードごとの検索順位を把握するツールとして、多くのメディアで活用されています。
トップページ左側の「リンク」をクリックすると、被リンクや内部リンクが表示され、被リンクの掲載元や対象の記事を把握できます。
Google Search Consoleは、自社メディアのドメインを登録するだけで利用できるため、ランニングコストも一切かかりません。
コストを抑えつつ被リンクの獲得状況を確認したい方は、Google Search Consoleをインストールしましょう。
Ahrefs(エイチレフス)
Ahrefs(エイチレフス)は、シンガポールの「Ahrefs Pte Ltd」社が提供するSEOツールです。Ahrefsは、SEO施策を考案するために必要な以下の数値を提示してくれます。
- ドメインパワー
- Ahrefsランク(ページランク)
- キーワード難易度
- 被リンク数 など
Ahrefsは他の外部ツールと異なり、被リンクを掲載しているサイトのドメインパワーや流入数など詳細なデータを見ることができます。
費用は、月々12,500円から発生します。被リンクを掲載しているメディアの権威性や信頼性を可視化したい方は、Ahrefsの導入を検討してみましょう。
Hanasakigani(ハナサキガニ)
Hanasakigani(ハナサキガニ)は、株式会社ディーボが提供している無料の被リンクチェックツールです。自社サイトはもちろん、競合サイトの被リンク数を1分前後で確認できます。
アンカーテキストやnofollowの有無も表示されるため、簡易的に被リンク数をチェックしたいときに便利です。予算をかけずに被リンクの数を確認したい方は、Hanasakiganiを利用してみましょう。
Link Explorer(Moz)
Link Explorerは、アメリカ・カナダを拠点としているMoz社が開発したSEOツールです。調査したいURLをトップページの検索窓に挿入後、「Get free link data」をクリックすると、SEO施策に関係のある数値が表示されます。
ドメインパワーやページランクはもちろん、Moz社独自の指標でメディアの信頼性・権威性を確認可能です。
被リンクもチェック可能で、推移やスパム判定も同時に計測してくれます。Link Explorerを利用するには、月額99ドル〜支払う必要があります。
被リンクに関する複数の指標を参照してメディア運用を進めたい方には、Link Explorerがおすすめです。
Ubersuggest(ウーバーサジェスト)
Ubersuggest(ウーバーサジェスト)は、アメリカのNEILPATEL社が開発したSEOツールです。自社メディアの順位推移や被リンク数、トラフィックを一括で分析できます。
トップページ左側の「被リンク」をクリックし、対象のURLを挿入・検索すると、ドメインパワーやドメイン数を1ページで把握できます。
Ubersuggestによる被リンク調査は無料でも実行可能です。ただし、無料プランでは基本データの表示のみで、競合分析などの詳細データは有料版のみ対応(月額2,999円~)となります。
まずは無料で被リンク数を計測して、有料ツールに切り替える予定のある方は、Ubersuggestの利用を検討してみましょう。
まとめ
自社メディアの被リンク数が増えると、検索エンジン側から有益なメディアと判断されやすくなるため、ドメインパワーや検索順位の向上に期待できます。
被リンクの数を増やすためには、「ページに記載されている有益な情報を他の人に伝えたい」と思わせるコンテンツの制作が必要です。
質の高いコンテンツ制作を進めるためにも、以下の項目を意識しましょう。
- ユーザーニーズ(検索意図)の深掘り
- ユーザーニーズを的確に捉えた構成作成
- 競合記事では得られない最新情報(一次情報)の導入
参考記事:被リンクとは?|初心者でもわかる基礎知識と獲得方法を学んで検索順位を上げよう!|集まる集客総研
ニュートラルワークスでは、SEO事業の一つとして「被リンク運用代行」サービスを提供しています。被リンク施策についてお困りの方は、ぜひ当社へご相談ください。
<無料>資料ダウンロード
【SEO外部対策】被リンク獲得運用代行
他社が真似できない「ホワイトハットSEO」でサイトを強くする!