Webサイトの記事を、検索エンジンで上位表示させるために行う「SEO対策」ですが、SEO対策には多くの手法があり、ページごとに手作業で行うのは非効率です。
そんなときは、「SEOツール」を導入し、サイト分析を効率的に行いましょう。SEOツールとは、サイト内のさまざまな情報を収集・分析できるツールです。キーワード調査ツールやアクセス解析ツールなど、さまざまな種類があります。
この記事では、「SEOツールの概要」「使用するメリット」「8つの種類と対策ごとにおすすめのSEOツール」を紹介します。SEOツールについて詳しく知りたい方、どのツールを選択すべきか検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
目次
SEOとは、「Search Engine Optimization」の頭文字から付けられた略語です。日本語に訳すと「検索エンジン最適化」という意味になり、GoogleやYahoo!などの検索エンジンでWebページを上位表示させることを指します。
また、上位ページを狙うための施策を「SEO対策」といいます。SEO対策をより効率化させるため、Webサイトのさまざまデータを収集・分析するのが「SEOツール」です。
SEOツールを使用すると、以下のようなデータを取得できます。
検索エンジンでの上位表示は、集客の向上だけでなく、売り上げやコンバージョンにも直結する重要なポイントです。そのため、SEOツールを活用してWebサイトを分析・改善する作業は、Webサイト運営においても重要な作業の一つです。
【SEO対策】効果的なSEO対策の基本と実践方法
SEOツールを導入すると、次のようなメリットがあります。
順番に解説します。
SEOツールを活用すれば、Webサイトの分析にかかる手間や作業時間を減らせます。SEOツールは、SEO対策のために必要な「分析」「調査」「内部診断」などを自動で行うため、運営側は効率的にSEO施策ができるのです。
例えば、手動で「検索順位のチェック」をすると、日々変わり続ける検索順位を追い続けるのは、リソースもかかるため大変です。SEOツールを導入して検索順位を自動で取得するほうが効率的といえます。
SEOツールは質の高いデータを取得できるため、効果的なSEO戦略につながりやすくなります。分析結果から現状を把握できれば、Webサイトに足りない部分が明確になり、適切な対策方法を見出しやすくなります。
例えば、「化粧品の購入」が目的のサイトにもかかわらず、売り上げがほとんどない場合、コンテンツやサイト設計に問題があることが分かります。SEOツールを用いることで、購入までの導線設計やコンテンツの質に問題がないかなど、チェックしやすくなります。
さらに、訪問ユーザーの年齢や性別などの個人データとターゲットを比較・確認するために、SEOツールを活用する方法もあります。訪問ユーザーとターゲット層が著しく異なる場合は、狙っているキーワードを見直すこともポイントです。このように、SEOツールから導き出された問題点を改善することで、より質の高いWebサイトにブラッシュアップできます。
SEOツールには、以下8つの種類があります。
特定の機能に特化したツールだけではなく、統合的な機能を備えたツールも多々あります。それぞれの内容について具体的に解説します。
Google公式ツールとは、Googleが提供しているツールです。基本的に無料で使用できるのがメリットで、中でも特に「Googleアナリティクス」と「Google Search console」は、Webサイト分析に欠かすことができないツールであり、SEO施策で最低限活用したいツールです。
Googleアナリティクスで出来ることは?初心者向けに使い方も解説
Googleサーチコンソールとは?使い方と登録方法や設定を解説
Webサイトの集客状況を分析する際にGoogleアナリティクスと同じくらい役立つのがGoogleサーチコンソールです。サーチコンソールへの登録方法やGoogleアナリティクスとの連携方法について、わかりやすく解説します。
アクセス解析ツールとは、サイトに訪れたユーザーデータを取得、蓄積して分析するツールです。以下のようなデータを取得できます。
アクセス解析を活用すると、例えば以下のようなことが分かります。
また、日付や期間の設定ができるため、先月と今月のアクセス数の推移など、サイト分析に必要なデータを取得できます。
アクセス解析とは?分析方法、課題を見つけるコツを解説
Webマーケティングに携わる人にとってアクセス解析は避けて通れない業務です。でも、なぜアクセス解析が重要なのか、ちゃんと理解して分析していますか?アクセス解析の重要性と分析方法、ポイントについて基本的なところからご紹介します。
キーワード調査ツールは、キーワードの「検索ボリューム」を調べられるツールです。「検索ボリューム」は、今まで検索された回数を示し、検索ボリュームが大きいほど、調べる人が多いとみなされ、それはすなわち需要が高いキーワードという意味になります。
多くのトラフィックを狙う場合、検索ボリュームが少ないキーワードを狙っても、検索する人が少ないため集客にはつながりにくいです。そんな時は、なるべく検索ボリュームが多いキーワードを狙い、上位表示されるようなコンテンツ制作をしましょう。そのためにも、キーワード調査ツールを活用し、より精度の高いキーワードを選定する必要があります。
SEOのキーワード選定方法を解説!SEOキーワードツールも紹介
検索順位調査ツールとは、キーワードによるWebサイトの掲載順位を測定するツールです。掲載順位は変動するため、日常的にツールを使用します。使い方は、コンテンツのURLを入力し、さらに調査したいキーワードを設定するだけです。検索結果には各検索エンジンの掲載順位が表示されます。
ただし、メディアを立ち上げたばかりなど、検索エンジンからの評価がない場合は「圏外」となる場合があります。
内部対策ツールとは、Webサイト内の全ページを調査し、現在の検索順位や表示回数、問題箇所を検出するツールです。内部対策には、Webサイトをクローリングしやすい構造にする目的があります。以下の情報を取得してSEO対策を最適化します。
外部対策ツールとは、Webサイト以外のSEO対策を検索するツールです。「被リンクの獲得数」「被リンク元」を取得できます。被リンク獲得数が多かったり、信頼性が高いリンク元であったりすると、「信頼性がある」「ユーザー目線でコンテンツを作成している」と検索エンジンからみなされ、サイトの評価があがります。
信頼のあるサイトから被リンクを得ることは、サイトの評価を上げる重要なポイントです。そのため、現状の被リンクの数や、被リンク元を把握することが大切なのです。
被リンクを受けるのはSEOでは重要?被リンクの調べ方と良質な被リンクを受ける方法
検索順位をあげるために、競合サイトの分析も重要です。上位サイトを分析して比較すると、自社のWebサイトに足りない点が分かるようになります。
競合分析ツールを使えば、以下のような競合サイトの情報が取得できます。
競合サイトを分析して導き出した短所・長所と、自社サイトと比較し、「自社サイトが劣っている」改善点を見つけましょう。修正してサイトの質を高めていけば、競合より上位表示できる可能性があります。
コンテンツSEOツールとは、記事コンテンツ制作をサポートするツールです。具体的には、「記事にどのくらい対象キーワードが含有されているか」「入れるべきキーワードは何か」「コピーコンテンツになっていないか」などのチェックができます。
この他に、競合サイトのコンテンツ分析もできるため、「どうすれば競合サイトより上位表示できるのか」のヒントを得やすくなります。
ツール名 | メイン機能 | 費用 |
---|---|---|
Google Analytics | アクセス解析ツール | 無料(月間1,000ヒット以上は有料) |
Search Console | 流入キーワード調査ツール | 無料 |
Googleトレンド | トレンド調査ツール | 無料 |
キーワードプランナー | 関連キーワード調査ツール | 無料 |
Ubersuggest | 関連キーワード調査ツール | 無料(制限あり) |
共起語検索 | 関連キーワード調査ツール | 無料(無制限) |
Keywordmap | 関連キーワード調査ツール | 利用内容によってプランが変動するため、要問合せ |
キーワードファインダー | 関連キーワード調査ツール | スタンダードプラン:月額50,000円 |
ラッコキーワード | キーワードリサーチツール | 無料 |
GRC | 検索順位チェックツール | 月額450円〜 |
Bull | 検索順位チェックツール | 月額1,150円〜 |
Demand Metrics | 検索順位チェックツール | 月額10万円 |
アナトミー | SEO分析ツール | 無料(制限あり) |
Light House | Webサイト分析ツール | 無料 |
Page Speed Insighs | ページ表示速度チェックツール | 無料 |
Screaming Frog SEO Spider | 内部対策ツール | 無料(制限あり) |
DeepCrawl | 内部対策ツール | ベーシックプラン:年間396,000円 |
高評価 | 内部対策ツール | 無料 |
SEOマスターProfessional | SEO対策ツール | 月額35,000円 |
ahrefs | 競合調査ツール | 月額費用99ドル〜 |
Majestic SEO | 被リンク分析ツール | LITE:月額49.99ドル |
Moz Pro | SEO対策ツール | スタンダード:月額99ドル |
SimilarWeb | 競合調査ツール | 月額費用199ドル〜 |
SEMrush | 競合調査ツール | 月額費用119.95ドル〜 |
TACT SEO | SEO対策ツール | 月額90,000円~(税抜き) |
EmmaTools | ライティングツール | 月額65,780円 |
tami-co | SEO対策ツール | ライト:月額31,350円 |
MIERUCA | 対策キーワード調査ツール | 初期費用10万円 月額費用15万円or20万円 |
リッチリザルトテスト | 構造化データテストツール | 無料 |
Schema Markup Validator | 構造化データテストツール | 無料 |
SEO META in 1 CLICK | SEO対策情報解析ツール | 無料 |
Ahrefs SEO Toolbar | 被リンク・ドメインランク解析ツール | 無料 |
無料で使えるおすすめのGoogle公式ツールを4つ紹介します。
Googleアナリティクスは、Google公式のアクセス解析ツールです。Googleアカウントがあれば、無料で使えます。Googleアナリティクスを使うと以下の情報が取得できます。
サイトの集客に関する細かな情報が得られるだけでなく、期間ごとに情報を調べられるため、サイト改善に役立ちます。
Google Search console(グーグルサーチコンソール)は、Google公式のキーワード分析ツールで、「サチコ」とも呼ばれます。
このツールでは、検索キーワードや表示回数、クリック数に加えて、キーワードの検索順位を確認できます。Google Search consoleを使えば、狙ったキーワードで上位表示しているか確認するだけでなく、訪問者がサイトに辿り着いた検索意図を把握できます。
Google Trends(グーグルトレンド)は、指定したキーワードがGoogleでどれだけ検索されているか、グラフでチェックできるツールです。国や地域での注目度を、5つのキーワードまで同時に比較可能できます。また、該当するキーワードを検索したユーザーが、他に検索しているキーワードも調査できます。
検索回数が急上昇したキーワードも確認できるため、世界のトレンドに素早く対応できるでしょう。このツールは特に、トレンドを反映したWebメディアを運営している方におすすめです。
キーワードプランナーは、Google広告の配信に使用するキーワードを調査できるツールです。主な機能として、メインキーワードと関連キーワード、検索ボリュームの調査があり、広告配信以外にSEO対策にも活用できます。特にキーワード選定は、SEO対策の中でもWebサイトの方向性を定める重要なポイントのため、積極的に活用できるようにしましょう。
おすすめのキーワード調査ツールとして、以下の5つを紹介します。
無料で使えたり無料トライアルがあったりするなど、便利なツールを集めてみました。実際の使い心地を確認してみる方法もありです。
Ubersuggest(ウーバーサジェスト)は、検索窓に指定したキーワードを入力すると、関連キーワード・検索ボリュームが一緒に表示されるツールです。無料で使える他、キーワードのボリューム調査などができる点がメリットといえます。狙っているキーワードの検索順位上位サイトも見られるため、競合調査にもおすすめです。
共起語検索は、検索窓に指定したキーワードと、同じ文脈で使用されるキーワードを調査できるツールです。ターゲットが検索している「思いがけないキーワード」も取得可能で、このツールを使いこなせると、キーワードの幅を広げるだけでなく、検索意図に対する深い理解につながります。
共起語で検索しているユーザーを獲得するためにも、共起語要素をしっかりコンテンツに反映しましょう。ちなみにこのツールは無料で使えて、かつ無制限で検索できます。
Keywordmapは、Webサイトの流入キーワードを調査するツールです。幅広い機能があり、これ一つでキーワード調査を網羅できるパッケージになっています。
主な機能は以下のとおりです。
キーワードファインダーは、登録したキーワードとWebサイト情報をもとに、新しいキーワードの取得と月間検索数・SEO難易度・関連度を自動で取得するツールです。SEO対策をするうえで、Webサイトに効果的なキーワードを得られます。また、検索順位を毎日取得でき、登録した競合サイトとも比較できます。
サポート体制が充実しているため、電話、オンラインチャット、メールなどで気軽に相談できる点がメリットです。
ラッコキーワードでは、キーワードを指定すると、キーワードリサーチに必要な情報が自動で取得できます。主な機能は以下のとおりです。
料金プランは5つあり、無料から月額9,900円のプランまであります。個人利用であれば月額990円のプランがおすすめです。
おすすめの検索順位調査ツールを3つ紹介します。
GRC は、2004年にシェルウエア社が開発・提供した検索順位チェックのツールです。検索窓に指定のキーワードを入れるだけで、全てのキーワードの順位調査が表示されます。直近の順位変化と、過去の順位変化もグラフで表示される点がメリットです。メモ機能を使って順位グラフでメモを取れば、検索順位が変わったのかどうかを把握しやすくなります。
BULL(ブル)は、Webサイトのコンテンツの順位を、自動で取得する検索順位調査ツールです。主なメリットとして以下の4つがあります。
登録しているURLの中で、上昇・下降しているURLが一目瞭然のため分かりやすく、情報取得の効率化を図れます。
DemandMetrics(ディマンドスフィア)は、全世界の10,000サイトに導入され、日本市場で10年以上の歴史を持つツールです。
5000万クエリを処理できる高性能なシステムを備えています。主な機能は以下の6つです。
検索順位を調べるだけではなく、キーワード選定や内部判断などの機能も網羅しています。一つのツールで全てを管理したい方におすすめです。
内部対策ツールの中でも、おすすめの7つをご紹介します。
アナトミーは、SEO分析をシンプルな操作と見える化によって分かりやすく行うツールです。「SEO分析」と「アクセス分析」の2つの機能を兼ね備えており、SEO分析では検索キーワード、順位調査、競合分析、関連キーワード分析など、SEOに必要な機能が揃っています。
また、アクセス分析では、タイルビューやツリービューといった専用ビューにより、より分かりやすく可視化します。見ただけで分析結果が分かるため、SEO対策が効率的になります。
Light House(ライトハウス)は、Google公式のGooglechromeの拡張機能です。サイト分析をするページ上で起動すると、そのコンテンツのSEO内部状況を分析し、結果が数字で表示されます。加えて、コンテンツの問題箇所も指摘してくれるため、内部対策に役立ちます。
対応言語が英語のみで、なおかつ高度なSEOの専門知識が必要な部分も多いため、上級者向けの内部対策ツールです。
PageSpeed Insights(ページスピードインサイト)は、コンテンツの表示速度を数値化して、評価してくれるツールです。Googleから公式ツールとして無料で提供されています。モバイルとPC、それぞれのデバイスの表示速度が調べられるうえ、URLを入力するだけなので、誰でも簡単に活用できます。
ページスピードインサイト(Google PageSpeed Insights)の使い方!見方や改善方法を解説
Screaming Frog SEO Spider(スクリーミング・フロッグ・SEO・スパイダー)は、入力したURLのWebサイト内部をクローリングし、細かい情報を抜き出して分析する内部対策ツールです。タグの分析、リンク切れチェック、リダイレクトの確認など、内部に問題箇所がないかを調べます。
SEOの専門知識が必要なため、SEOマーケティング会社などで導入されているツールの一つです。
DeepCrawlは、世界水準の自動解析でサイトの内部対策に特化したツールです。IKEA、Lenovoといった大企業が導入している点で、信頼性の高さがうかがえます。Google search consoleと連携できるため、より詳細な分析も可能です。ページ内の無効リンクや、リンク外のページなどを検出して、無駄なページを削除できます。
料金は、ベーシックプランだと年間396,000円(税込)、エンタープライズは応相談となるため、まずは問合せをしてみてください。
「高評価」は、GMOソリューションパートナー株式会社が提供する内部対策ツールです。ページ単位で、指定キーワードに対する「SEO対策度合い」を無料でチェックします。主な機能は以下の5つです。
SEOマスターProfessionalは、Googleアルゴリズムの分析指標をもとに、SEO対策をサポートするツールです。キーワードの上位表示だけではなく、Webサイト全体をトップページ化し、サイトのアクセス数の向上を目的としています。100以上の項目で、ページ内の内部対策を診断します。常に最新のアルゴリズムに対応しているため、診断結果に信頼性があります。
外部対策ツールでおすすめのSEOツール、3つを紹介します。
Ahrefs(エイチレフス)は、SEO対策に役立つさまざまなデータの分析ができるツールです。詳細なキーワード分析なども可能ですが、外部対策として「コンテンツエクスプローラー」と「アラート機能」があります。
「コンテンツエクスプローラー」では、ソーシャルメディアで、話題となっている記事を検索できる他、キーワードを入力するだけで、キーワードを含む話題性のある記事が表示されます。一方、「アラート機能」では、アラート設定すると、被リンクの増減がリアルタイムに把握でき、定期的に登録済みのメールアドレスへ通知されます。
キーワード分析から外部対策まで、総合的なSEO分析ができるツールです。
Majestic SEO (ジェスティックSEO)は、被リンクの分析に長けているツールです。「被リンク数」「被リンク元のドメイン数」を把握できます。「Trust Flow(トラストフロー)」は、URLとウェブサイトをつなぐリンクの品質を円グラフで示します。トラストフローの数値が高いほど、Webページにおける高品質のリンクが多くなります。
もう一つの「Citation Flow(サイテーションフロー)」は、特定のWebサイトのリンク量を反映する円グラフです。リンクに対する品質の良し悪しは問わず、数を表示します。
Moz Pro(モズプロ)は、被リンクの調査、競合分析、キーワード分析などSEO分析ができるツールです。英語表記ではありますが、キーワードのサジェスト機能や、内部対策ができます。無料のトライアル期間があるため、実際に使ってみて使用感を確かめるのもおすすめです。
競合分析ツールでおすすめのSEOツール、3つを紹介します。
SimilarWeb(シミラーウェブ)は、URLを入力するだけで、サイトのアクセス状況が解析できるツール です。競合サイトのアクセス数などを調査でき、インターフェースも分かりやすいのが特長です。
SEMRUSH(セムラッシュ)は、全世界1,000万以上のユーザーが使う競合分析ツールです。SEO・広告・SNS・コンテンツマーケティングなどの、さまざまな媒体から競合サイトの調査や分析をします。
Keywordmapは、競合サイトの調査・分析に強みを持つSEO・コンテンツマーケティングツールです。世界最大級の日本語データによる本質的なSEO調査・分析を実現。成果創出に向けてカスタマーサクセスが貴社と伴走し、Webマーケティングにおける様々な悩みを解決します。
コンテンツSEOツールでおすすめの5つを紹介します。
Siencaインサイトは、キーワードを入力するだけで、記事ネタやSEOキーワードが簡単に発見できるツールです。主な機能は以下のとおりです。
・キーワード分析
・サイト分析
独自ロジックを活用したトピッククラスター分析を搭載しているのが1番の特徴で、各機能を活用することでキーワード同士やページ同士の関連性を意識したSEOに強いコンテンツ制作が行えます。
無料プランから使用できることもメリットの一つで、まずは予算をかけずSEO対策を行うといった初心者の方にもおすすめのツールです。
TACT SEO(タクトSEO)は、キーワード分析から順位調査、サイトが抱えるSEO課題を自動で抽出するSEOツールです。自社サイトと競合サイトを比較し、ページ単位の課題とサイト全体の課題がレポートされます。
URLを入力するだけで、流入キーワードを分析できるため、コンテンツの作成やリライトにも効果的です。専門家の知見をもとにしているため、本格的なSEO対策ができます。
EmmaTools(エマツールズ)は、SEO効果の高いコンテンツが作成できるライティングツールです。独自のアルゴリズムにより、コンテンツ内で使用すべきキーワードが把握できます。コンテンツの作成後は、自動分析によりSEO最適化のアドバイスがあります。料金は月額65,780円(税込)です。
tami-co(タミコ)は、50以上の要素を多角的に分析できるSEOツールです。SEOコンサル事業を展開する「CROCO株式会社」のマーケティングノウハウを詰め込んでいます。主な機能は以下のとおりです。
無料トライアルもあるため、実際の使用感を試してみるのもおすすめです。
ミエルカは、講談社やドコモなど大企業など1,500社以上が導入しているSEOツールです。細かい分析までできるため、高性能なSEOツールを求める方に向いています。料金は月額150,000円から利用できます。
主な機能は以下のとおりです。
実装したリッチリザルトが問題なく反映されているかチェックしたり、ページ表示速度をテストできる以下の3つのテストツールを活用してみてください。せっかく実装したものも、正常に反映されていなければ意味がないため、Googleが提供している無料ツールを利用してテストしましょう。
リッチリザルトテストは、リッチリザルトに対応した構造化データが正しいかチェックできるツールです。Googleが公式で提供しているツールのため、誰でも無料で利用できます。
例えば、検索結果の下に「よくある質問」を表示したり、手順を画像付きで表示する機能があります。リッチリザルトを設定することで、他の検索結果と差別化でき表示領域が増えるため、クリック率の向上が期待できます。
また、Googleのクローラーに記事の内容を理解してもらいやすくなるので、検索順位の向上も期待できるでしょう。リッチリザルトテストにページURLを入力することで、構造化をテストできます。
リッチリザルトとは?種類から表示方法まで解説
Schema Markup Validatorは、リッチリザルトテストと同じく、構造化データを検証できるツールです。機能は非常にシンプルで、構造化データを検証したいページのURLを入力するだけでテストできます。また、ページURL以外にも、コードスニペットのテストも行えます。
無料で利用できるので、リッチリザルトテストもしくはSchema Markup Validatorを活用してみてください。
最後に、無料で利用できるGoogle Chrome拡張機能を4つ紹介します。拡張機能をインストールするだけで、SEO対策を効率化でき、コンテンツ制作にかかる時間を短縮できます。無料で利用できるうえメリットしかないため、できる限り活用していきましょう。
SEO META in 1 CLICKは、1クリックでページのSEO対策情報を解析できる便利な拡張機能です。解析できるSEO情報は以下のとおりです。
ChromeウェブストアからSEO META in 1 CLICKを検索して、インストールすればすぐに使い始めることができます。SEO対策情報を解析したいページ上で、SEO META in 1 CLICKのアイコンをクリックすると上記の情報が一覧で表示されます。
競合サイトのSEO対策を調査したり、自社サイトの公開ページが問題なく対策できているかチェックする際に役立ちます。対策するキーワードで上位表示されているページの情報を解析することで、最適なタイトル・見出し設定を行えるようになります。
Ahrefs SEO Toolbarは、ページ画面上にサイトの被リンク数と、ドメインランクを表示できる拡張機能です。閲覧中のページ情報を分かりやすく表示できるので、競合サイト分析や自社サイトの改善に役立ちます。Ahrefs SEO Toolbarで表示される情報は以下のとおりです。
「BL」=被リンク数、「RD」=被リンクドメイン数など、略称で表示されるため慣れていないと最初は難しいかもしれませんが、慣れれば非常に便利です。
LightHouseは、サイトの現状を分析するツールです。分析したいページでLightHouseを作動すると大量のテストを実行し、ページがうまく動作しているかどうかのレポートをしてくれます(下の画像参照)。
赤枠で囲んだ部分は以下の5つの項目での点数です。
スクロールすると、それぞれの詳細が分かるようになっています。表記が英語ですが、改善施策に活用できるでしょう。
コンテンツを上位表示させるために、SEO対策は必要不可欠なため、サイト分析はSEOツールを十分に活用して効率的にデータ収集や分析をする必要があります。
SEOツールは、機能や料金形態まで幅広い種類があります。自社で必要な機能はなにか、洗い出しから最適なツールを選びましょう。無料トライアルがあるツールも多いため、実際に使用して相性や使い勝手を確認するのもおすすめです。
もし、サイト分析に悩んでいる方は、株式会社ニュートラルワークスにご相談ください。豊富な経験から、自社に最適な改善案をご提案いたします。