この記事のポイント
この記事でおさえておきたいポイントは以下です。
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発リンクとは
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発リンクというのは、自サイトに設置している外部・内部のリンクのことを意味します。被リンクは直接的にSEOへの効果があるとされていますが、発リンクは直接的な影響にはつながりません。ただし、発リンクをすることで情報元が明確になり信ぴょう性が高まるため、発リンクは間接的にSEOを高めることにはつながるち考えられます。
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発リンクのペナルティ
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サイトに、コンテンツの文脈とは無関係に設置されているような質の悪い発リンクがあると、ペナルティの対象になりかねません。ペナルティの対象になることを避けるために、発リンクはシチュエーションに合わせてnofollowやnoindexを用いるようにしましょう。
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発リンクのチェック方法
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専用のツールを用いると、発リンクが有効かどうかのチェックが可能です。アメリカにあるAhrefs Pte. Ltd.という会社が運営している「Ahrefs」や、ロプロスが運営している「SEOチェキ!」などが有名です。
SEOを意識してWebサイトを運用していると、発リンクでSEO効果が下がるのではと心配になります。また、SEO対策について調べたとき、発リンクという言葉を知ってその効果が気になった方もいるかもしれません。
そこでこの記事では、発リンクについて解説します。また、発リンクのSEOにおける効果やHTMLの書き方についても触れているので、Web制作に携わっている方は、ぜひ参考にしてください。
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目次
発リンクとは?概要やメリットを紹介
発リンクというのは、自サイトに設置している外部・内部のリンクのことを意味します。例えば、Webサイトにあるフッターメニューや関連記事として設置する内部のリンクは発リンクです。また、参照ページとして記載した外部リンクも発リンクになります。
発リンクのメリットは以下のように3つあります。
- ユーザーの利便性が高くなる
- 情報の信憑性が高まる
- サイトを回遊してもらえる
1つ目は、ユーザーの利便性が高くなることです。フッターメニューのように、自サイトの構造を整理すると、ユーザーはサイトにどんなコンテンツが掲載されているのか簡単に理解できます。全体図を見渡すことで、目的を果たすにはどのページにアクセスすればいいのか分かるのです。
2つ目は、情報の信憑性が高まることです。コンテンツ中に設置する外部リンクは、参照ページとして掲載することが多いです。その際、公的機関のサイトや専門家によるサイトなどを掲載すると、情報が確実であることが伝わります。
そして3つ目は、サイトを回遊してもらえることです。自サイトにコンテンツに関連のある記事がある場合、関連記事としてリンクを掲載することがあります。興味があるユーザーはリンクをクリックしてくれるので、結果的にサイトを回遊してくれるのです。また、ユーザーとしてもコンテンツの理解が深まるので、ユーザーにとってもメリットがあります。
発リンク数は数千個まで!有効な数は?
Googleのガイドラインによると、発リンクの数は1ページにつき最大数千個までと定められています。数千個というのはかなり膨大な数なので、一般的にはそこまで掲載することはないかもしれません。そのため、常識的な範囲内で掲載していれば、個数にこだわる必要はありません。
また、発リンクは100個程度であれば、SEOの効果についてもそこまで気にしなくて良いでしょう。数よりもユーザーの役に立っているかどうかといった質が重要です。
発リンクは専用ツールでチェックが可能
専用のツールを用いると、発リンクが有効かどうかのチェックが可能です。この記事では、以下2つのツールをおすすめします。
- Ahrefs
- SEOチェキ!
ここからは、それぞれのツールの特徴について解説していきましょう。
Ahrefs
出典:Ahrefs
Ahrefsは、アメリカにあるAhrefs Pte. Ltd.という会社が運営しているツールです。Ahrefsの機能は以下の通りです。
発リンク調査 | 自サイト・競合サイトの発リンクの調査 |
---|---|
競合サイトの調査 | 上位表示コンテンツの調査 |
キーワード難易度調査 | 気になるキーワードの難易度を確認 |
Ahrefsは世界で60万人に利用されているSEO分析ツールで、大きな特徴としては、自社サイトだけでなくあらゆる競合サイトについても分析できることです。一般的なツールは、自サイトについて分析することが多いです。しかしAhrefsなら競合サイトも調査できるので、分析するのに重宝します。
また、Ahrefsでは発リンクについて調査することが可能です。発リンクはサイトの離脱にも関係があるため、競合がどんなリンクを掲載しているかなどといった調査に役立ちます。そして、自サイトの発リンクがリンク切れを起こしている場合、お知らせしてくれるのも便利です。
SEOチェキ!
出典:SEOチェキ!
SEOチェキ!は、ロプロスが運営しているサービスです。SEOチェキ!の機能は以下の通りです。
発リンクチェック | Webサイトにある発リンクの調査 |
---|---|
サイトのSEOチェック | メタなどの情報の調査 |
検索順位チェック | GoogleとYahoo!の検索順位の確認 |
SEOチェキ!の大きな特徴は、無料で利用できること。無料と聞くと信用できるか不安に思う方もいるかもしれません。しかし利用者も多く、機能も充実しているので信頼性が高いのがポイント。
また、こちらのサイトがシンプルなので、簡単に使いこなせるという声も上がっています。いきなり有料サービスを利用するのには抵抗があるという方や、ツールを初めて使用するという方におすすめです。
発リンクはSEOの観点で有効な手段
発リンクはSEOの観点からも有益な施策だと考えられています。その理由は、発リンクをすることで情報元が明確になるため、信ぴょう性が高まるからです。
Googleが評価するサイトは、ユーザーにとって便利なサイトであると公表されています。発リンクを設置することで、掲載しているコンテンツの参照サイトが明らかになります。コンテンツの真偽を確認したいユーザーは、発リンクから元のサイトに流入できるため、簡単に確認することが可能です。
このように、情報を掲載する際に発リンクを用いると情報元が分かり信ぴょう性が高まります。するとユーザーにとって親切なサイトになるため、結果的にSEO的にも効果が見込めるのです。
発リンクと被リンクの違い
発リンクと類似している言葉に「被リンク」というものがあります。発リンクと被リンクの違いは、リンクを設置しているのか、されているのかという点にあります。
被リンクというのは、外部のサイトに掲載されている自サイトのリンクを意味しています。そのため、外部のサイトから見て考えると、「リンクを設置している」状態なので、発リンクと呼ぶことになります。
一方発リンクは、先ほど説明したように、自サイトに掲載した外部・内部リンクのことです。自サイトに掲載した外部リンクは、自サイトの視点から見れば発リンクと呼びますが、外部サイトの視点から考えると被リンクとなるのです。
発リンクと被リンクのどっちがSEOに有利?
発リンクと被リンクの関係を踏まえると、どちらがSEOに有利なのか気になる方もいるのではないでしょうか。被リンクは直接的にSEOへの効果があるとされています。しかし一方で、発リンクは直接的な影響にはつながりません。
ただし、発リンクを設置することで、ユーザーの利便性やコンテンツの信ぴょう性が高まります。特に、公的機関や専門性の高いサイトのリンクを掲載すると、Googleからの評価も高まります。
以上のことから、発リンクによってユーザー満足度が高まるという意味では、間接的にSEOを高めることにはつながるのです。そのため、発リンクも被リンクも、どちらもSEO施策に効果があると考えられます。
質の悪い発リンクがあるとペナルティの対象に
サイトに質の悪い発リンクがあると、ペナルティの対象になりかねません。質の悪い発リンクというのは、コンテンツの文脈とは無関係に設置されているような発リンクのことです。
例えば、YouTubeのアルゴリズムに関するコンテンツの中に、スキンケア商品をオススメするような形で発リンクが設置されていると、不自然です。また、発リンクを設置することで間接的にSEO効果があるからといって、発リンクを羅列するようなことも悪質だと言えます。
Googleでは、こうした悪質な発リンクについてはペナルティが発生します。ペナルティが発生すると、順位が大きく下げられてしまいます。
発リンクは必要に応じてnofollowやnoindexを
ペナルティの対象になることを避けるために、発リンクはシチュエーションに合わせてnofollowやnoindexを用いるようにしましょう。nofollowとnoindexの概要や特徴は以下の通りです。
nofollow | noindex | |
---|---|---|
概要 | 「サイトの所有者がリンク先を推奨しているわけではない」という意味で用いるハイパーリンク設定 | 「インデックス登録をしないで欲しい」という意味で用いるハイパーリンク設定 |
目的 | ページの評価を他のページに関与させないため | Googleの検索結果に表示させないため |
効果的な使い方 |
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編集中・削除検討中等でgoogleに評価してほしくないページに設置 |
例えば、フォームにサイトのURL記入欄を受け付けている場合、信頼できないコンテンツのURLを記載される可能性があります。こうした場合に、nofollowを書き込まれたページに自サイトの評価が関与されなくなります。
また、編集中や削除検討中などといった理由でgoogleに評価してほしくない場合は、noindexを用いると効果的です。では以下ではnofollow・noindexのそれぞれの書き方について解説していきましょう。
nofollowの書き方
nofollowを設定したいページには、ページHTMLの<head>内に以下のように記述します。
<meta name=”robots” content=”noindex”>
上記にある「robots」とは検索エンジンに対する指示で、検索エンジン全体に対して記載しています。この部分は、特定の検索エンジンに対して指示することも可能です。例えば、Googleのクローラーに対して指示したい場合は、以下のように記述します。
<meta name=”googlebot” content=”noindex”>
なお、nofollowの記述が反映されていることを確認する場合は、ツールを用いるといいでしょう。例としては、Chrome拡張機能である「NoFollow」が効果的です。記述が間違っていると反映されないため、効果的に運用するためにも、ぜひチェックしてみてください。
noindexの書き方
noindexを設定したいページには、メタ情報として以下のように記述します。
<meta name=”robots” content=”nofollow”>
さらに、nofollowを設定する際はページ単体だけでなく、リンク単位でも以下のように設定できます。
<a href=”example.html” rel=”nofollow”>任意のテキスト</a>
また、nofollowと同様に、noindexの記述が反映されていることを確認するには、Chrome拡張機能の「NoFollow」が有効です。
発リンクの貼り方は?
発リンクを貼る場合は、一般的なaタグを使用します。そして発リンクは、以下のようなシチュエーションで用いると、ユーザーにとって役に立ちます。
- 外部リンクとして引用元を明示する
- 外部リンクとして参照サイトを明示する
- 内部リンクとして関連コンテンツを掲載する
外部のサイトのリンクは、引用元・参照サイトとして掲載することが多いです。これらを行うことで、ユーザーはリソースを確認することができます。また、内部リンクとして発リンクを貼る場合は、関連コンテンツを掲載することが多いです。
これにより、ユーザーはより深くコンテンツを理解できます。さらにサイトを回遊してもらうこともできるので、サイトの運営者にとってもメリットとなります。
発リンクは独自コンテンツの補強に使うこと
ここまで発リンクの書き方や使い方について解説していきました。発リンクは、活用することでコピペと判定されなかったり、自サイトを回遊してもらえたりと大変便利なものです。しかし発リンクを利用する際は、独自コンテンツをしっかりと作り込むことが前提となります。これは特に外部リンクを設置する際に考えられることです。
なぜなら外部リンクや外部サイトのコンテンツを引用してばかりのサイトは、オリジナリティに欠けています。Googleのガイドラインからも外れており、ユーザーにとっても不便なサイトと言えるでしょう。Googleがユーザーファーストのサイトを評価している以上、引用ばかりになっているサイトは検索結果の上位には表示されません。
こうした背景を踏まえると、発リンクは参考情報やプラスの情報として挿入するほうがベターです。引用ばかりだと独自コンテンツの質が低いとみなされてしまうことがあるため、注意してください。
発リンクに関するQ&A
ここからは、発リンクに関するQ&Aを紹介していきましょう。発リンクを初めて利用する方は、ここで疑問を解決しておくことをおすすめします。
Q. 発リンクはhtmlでどう記述する?
A. <a href=”https://n-works.link/blog/seo/internal-link”>内部リンクとは?SEOへの効果や、おすすめの設置方法までご紹介!</a>
例としては、上記の通りです。このように、リンク先のURLと任意のテキストを記載します。このように記述することで、以下のように表示されます。
aタグで囲まれているテキストにアンダーラインが引かれ、クリックすると指定したリンクにジャンプできる状態です。
Q. 発リンクにデメリットはある?
発リンクのデメリットは以下のようにいくつかあります。
- ユーザーの離脱につながる
- Googleから低評価を受ける場合もある
1つ目は、ユーザーの離脱につながることです。これは特に外部リンクを設置している場合に発生する事象で、ユーザーが外部のサイトに遷移したままサイトに戻ってこないことがあるのです。こうした自体を避けるには、あくまでも参照サイト、引用サイトとして用いることをおすすめします。
そして2つ目は、Googleから低評価を受ける場合もあることです。遷移先のサイトの質や内容が悪いと、発リンクとして掲載している自サイトの評価も下がってしまうことがあります。これを防ぐには、外部サイトは厳選してリンクを設置するようにしましょう。
発リンクのまとめ
この記事では、発リンクについて解説していきました。発リンクは自サイトに設置している外部・内部のリンクのことです。発リンクを活用することで、ユーザーの利便性が高くなったり、情報の信憑性が高まったり、サイトを回遊してもらえたりするメリットがあります。
Webサイトの運用を行なっている方は、ぜひ発リンクを取り入れてみてください。また「株式会社ニュートラルワークス」では、SEO効果のあるサイトづくりのサポートも行なっています。もしWebサイト運用に関するお悩みや疑問がある場合はぜひ、お気軽にご相談ください。
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