ECサイト

最終更新日: 2024.02.27

【完全版】企業向け・個人向けECサイトの作り方をそれぞれ解説

【完全版】企業向け・個人向けECサイトの作り方をそれぞれ解説

ECの市場規模は年々拡大しており、店頭で購入する消費行動から自宅でECサイトを利用して購入するようになってきています。

現在は、個人から法人までさまざまな方がECサイトを制作しており「ECサイトを制作して自社商品の販路を拡大したい」「他社に遅れを取らないように自社でもECサイトを作ろう」と考える方もいることでしょう。そこでこの記事では、ECサイトの制作方法を徹底的に解説します。

三木 五月

監修者

Twitter:@satsuki_miki
神奈川県の湘南でデジタルマーケティングの会社を経営しています。湘南をシリコンバレーのようにしたく、社員一丸で突っ走っています! 座右の銘は「好きこそものの上手なれ」。成熟した文化、自然豊かな湘南で一緒に働いてくれる仲間を絶賛募集中です。フルリモートOKです。詳しくは採用ページをご覧ください。

QUERYY(クエリー)編集部

執筆者

株式会社ニュートラルワークス

QUERYY(クエリー)編集部

QUERYY(クエリー)は、株式会社ニュートラルワークスが運営するデジタルマーケティング情報メディアです。

規模で違う?ECサイトの作り方

規模で違う?ECサイトの作り方

まずは、ECサイトの作り方を売上規模別に解説します。ECサイトを作るには以下の5つの方法があります。

    1. 無料ASP
    2. 有料ASP
    3. パッケージ
    4. クラウドEC
    5. フルスクラッチ

ECサイトを制作することで、どのくらいの売上が見込めるかによって最適な制作方法が変わります。
それぞれの特徴を簡単に解説するので、自社の売上規模を考えて検討してください。

ECサイト構築について詳細はこちらの記事で解説しています。

ECサイトの構築方法!選び方のポイントと初期費用、ランニングコストを紹介 ECサイトの構築方法!選び方のポイントと初期費用、ランニングコストを紹介

①無料ASP

無料ASPは個人で気軽に制作できる方法で、SNSを使う感覚で簡単にECサイトを作ることができます。

初期費用と月額費用が無料で利用できるので、全く売上見込みがない個人に最適です。

商品が購入された際の決済手数料が数%発生します。

②有料ASP

有料ASPは年商1億円未満の法人の方に最適な制作方法で、ECサイトに必要な機能を理解してカスタマイズするスキルが必要です。

初期費用は数千円〜数万円と安く、月額費用も数千円〜5万円ほどです。

集客力が既にあり、ECサイトを制作すれば、ある程度の売上が見込める場合は、最初から無料ではなく有料ASPを利用するのがおすすめです。

ちなみに、ASPの中でも当社はShopifyを使ったECサイト構築をおすすめしています。

Shopifyは世界中のユーザーに広く導入されているのサービスで、他のASP比べて圧倒的に月々の固定費が低く、また、豊富なデザインテンプレートやカスタマイズ機能があり、費用を抑えながら手軽にオリジナルのECサイトを作ることができます。

Shopifyの詳細・デザイン事例については以下の記事で解説しています。

Shopify(ショッピファイ)とは?機能やコスト、メリットを解説 Shopify(ショッピファイ)とは?機能やコスト、メリットを解説 世界中のECサイトで爆発的に導入が増えているShopify(ショッピファイ)をご存知でしょうか?「アマゾン・楽天キラー」と呼ばれるのはなぜか、Shopify導入のメリットや機能、使い方を解説します。 【Shopify導入事例】ShopifyのおしゃれなECサイト49選 【Shopify導入事例】ShopifyのおしゃれなECサイト49選 第一印象(ファーストビュー)でユーザーの心をつかむために、ECサイトのデザインを工夫するのはとても重要です。ここでは各サイトの個性を巧みに表現し、目を引くデザインに仕上げた49のShopify導入事例をご紹介。各サイトの構成やデザインのポイントを解説します。

必要最低限の費用で、なおかつある程度オリジナルなECサイトを構築したいとお考えの場合はShopifyを使った構築を検討されるのがよいでしょう。

③パッケージor④クラウドEC

パッケージまたはクラウドECは、年商1億以上の法人の方に最適な制作方法で、あらかじめECサイトに必要な機能が搭載されたものを利用でき、カスタマイズ性が高いのが魅力です。

デザインや機能をカスタマイズするには、専門的な知識が必要なので、技術者を自社で確保するか、開発会社に依頼する方法で制作します。

初期費用は数百万円〜数千万円ほどで、月額費用は10万円以上必要です。

デザインや機能の制限がほとんどなく、本格的なECサイトを制作したい場合におすすめです。

⑤フルスクラッチ

最後にフルスクラッチは、全てのECシステム・デザイン・機能を全てゼロから制作する方法で、数百万円〜数千万円以上の費用が必要になり、制作期間も半年〜1年以上と長い時間がかかります。

年商100億円以上を目指す大企業向けの方法です。

当社ではこれまで制作支援させていただいたECサイトのノウハウをもとに、売れるECサイトの制作を請け負っております。
サービスの詳細はこちらになります。

また、制作会社にECサイト制作を依頼される際、意図通りのECサイトを制作会社に作ってもらうための注意点をこちらの資料にまとめてあります。こちらもよければご確認ください。

【個人向け】無料ASPを活用したECサイトの作り方

【個人向け】無料ASPを活用したECサイトの作り方

個人でECサイトを作りたい方は、無料ASPを活用するのがおすすめです。

無料ASPカートを利用できる有名なサービスとしては、BASEやSTORESがあり、無料プランを利用すれば、初期費用と月額費用無料でECサイトを作ることができます。

ECサイトのビジネス規模で解説した通り、年商1億やそれ以上が見込める場合は、自社ECに必要な機能を集客&販売方法に応じて、カスタマイズする必要があります。

しかし、個人でECサイトを作る場合は、そこまでの売上が見込めないので、無料ASPの機能で十分な集客と販売を行えます。

個人の方は、ほとんどが無料ASPを利用してECサイトを作ることになるので、以下で解説する、利用するメリットとデメリット、ECサイトの作り方手順、ECサイトを作る時の注意点を参考にしてください!

 

無料ASPの特徴・メリット&デメリット

無料ASPを利用してECサイトを制作するメリットとデメリットを解説します。

まずメリットは以下の通り。

    • 初期費用&月額費用が無料または格安
    • 高クオリティのデザインで作れる
    • すぐに販売を始められる

無料ASPの1番のメリットは、解説した通り、初期費用と月額費用を無料または格安で利用できることです。

また、無料ASPは個人や小規模事業者を対象にサービスを提供しているので、ECサイト制作に時間をかけず、すぐに販売を始めることができます。

その理由は、あらかじめデザインが完成されているテンプレートを利用できるからです。

テンプレートといっても、高クオリティのデザインが用意されているので基本的には全く問題ありません。

次にデメリットは以下の通り。

    • 売上が大きくなると有料ASPの方がお得になる
    • デザインや機能のカスタマイズに制限がある

売上の少ない段階ではお得に利用できる無料ASPですが、ECサイトが軌道に乗って、売上が増えると有料のASPの方がお得になるケースも出てきます。

理由は、無料ASPでは初期費用と月額費用が発生しない代わりに、売上に応じて決済手数料がかかってしまうからです。

なので、将来的に売上が大きくなる可能性が高いECサイトの場合は、無料ASPはおすすめできません。

また、デザインテンプレートを活用して簡単に作れるメリットがあるのですが、テンプレートなので、どこか似たり寄ったりのデザインになってしまい、オリジナリティを出すことが難しいです。

デザインや機能のカスタマイズには制限があるので、オリジナルデザインのECサイトを制作したい方や、独自機能を搭載したい方は、カスタマイズ性の高い有料ASPを利用しましょう。

ショッピングカートASPを無料、有料サービスで比較!おすすめはどれ?【2020年最新版】 ショッピングカートASPを無料、有料サービスで比較!おすすめはどれ?【2020年最新版】 ECサイトやWebショップを運営するにはショッピングカートシステムの利用が欠かせません。しかし、ショッピングカートシステムのサービス提供社が多すぎてどれを選べばいいか迷っていませんか?無料、有料のショッピングカートASPの特徴をまとめてみました。

無料ASPの例

では個人や小規模事業者向けの無料ASPのおすすめをいくつか紹介します。

ECサイトの需要は年々高まっており、以下の無料ASPを利用してオンライン販売を始める方が非常に多くなっています。

    • BASE(BASE株式会社)
    • STORES.jp(ストアーズ・ドット・ジェーピー株式会社)
    • イージーマイショップ(株式会社システムリサーチ)
    • Cafe24(CAFE24 JAPAN株式会社)

無料ASPを利用する場合は、売上が増えた場合を想定して検討すると良いでしょう。

売上が少ない段階では決済手数料はあまり気になりませんが、大きくなってくると月額費用よりも大きな負担になってきます。

以下の無料ASPは初期費用と月額費用を無料で利用でき、決済手数料もリーズナブルなサービスです。

 

■BASE(BASE株式会社)

BASE

BASEは初期費用と月額費用が無料で利用できるASPで、3年連続でショップ開設数No.1の実績があります。

その数は110万以上のECサイトがBASEを利用して開設されています。

機能の追加は無料または有料のアプリをサービス内でインストールして活用できます。

無料ASPではありますが、ECサイト運営に必要な基本的な機能を搭載しているので、不自由なく販売することが可能です。

決済手数料は3.6%+40円で、サービス利用料が3%発生します。

また、ショップの売上金を引き出す振込申請を行う際にも振込手数料と事務手数料がかかります。

売り上げの振込は振込申請から10営業日(土日祝除く)です。

売上の回収サイクルが10営業日と早いので、資金括りをしやすいメリットがあります。

BASE公式サイトを見る

 

■STORES.jp(ストアーズ・ドット・ジェーピー株式会社)

STORES.jp

STORES.jpも初期費用と月額費用を無料で利用できるASPで、機能の制限なく利用できるスタンダードプランでは、月額1,980円か使うことができます。

無料のフリープランでも豊富なデザインテンプレートを活用することができ、商品登録数も無制限です。

決済手数料はプランによって異なり、フリープランでは決済手数料5%、スタンダードプランでは3.6%です。

なので、まずはフリープランから利用を始めて、販売数が増えてきたらスタンダードプランに移行するのがおすすめです。

すぐに資金が必要な方は、オプション手数料を支払うことで、売上金を翌日に振り込んでもらえるスピードキャッシュサービスも行っているので安心です。

STORES.jp公式サイトを見る

 

■イージーマイショップ(株式会社システムリサーチ)

イージーマイショップ

イージーマイショップも初期費用と月額費用を無料で利用できるASPで、無料版ではデータ容量が0.1GBやお問い合わせ機能の管理ができないなど、いくつかの制限があります。

機能面ではBASEとSTORESの方が優れていますが、商品画像をキレイに登録することができたり、Yahooショッピング・Instagram・Facebookなどとの連携も行いやすい特徴があり、完全に無料からECサイト運営を始めることができるのでおすすめです。

プランは4つあり、データ容量や再販売リクエスト機能、オーダーメイド販売機能、セット販売機能など、利用できる機能によって月額料金が異なります。

有料プランは60日間無料で試すことができるので、どのASPを利用するか悩んでいる方は、一度使用してから比較すると良いでしょう。

イージーマイショップ公式サイトを見る

 

■Cafe24(CAFE24 JAPAN株式会社)

Cafe24

Cafe24は国内販売だけでなく、海外向けに越境ECサイトを制作したい方におすすめのASPで、初期費用と月額費用、販売手数料を無料で利用できます。

固定費が無料で利用できるので、予算はあまりないけどEC販売を始めたい方に最適です。

デザインテーマがデフォルトで搭載されており、業種に合ったデザインテーマを選択して、直感的にドラッグ&ドロップを繰り返すだけで、オリジナルのショップが簡単に作成できます。

対応言語は英語・中国語・韓国語・ベトナム語など8言語で、海外向けに販売を行えます。

ECサイト制作後の管理は、スマートフォンから簡単に売上や発送状況などを確認できる便利な機能もあります。

Cafe24公式サイトを見る

 

無料ASPでのECサイトの作り方手順

では無料ASPを活用したECサイトの作り方を解説します。

どの無料ASPを利用しても、基本的には以下の手順で作っていくので、参考にしてください。

    1. 利用する無料ASPを決める
    2. デザインを決める
    3. 商品を登録する
    4. 公開する

①利用する無料ASPを決める

まずは利用する無料ASPを決めましょう。

実際に管理画面の見やすさや商品登録の方法など、使用してみないと分からないことがたくさんあるので、いくつかの無料ASPに登録して、実際に触って操作してみることをおすすめします。

初期費用や月額費用が無料という理由で利用を開始しても、後から運営がしづらいと感じてしまうかもしれないので、紹介した4つの無料ASPに実際に登録してみてください。

無料ASPに登録する際に設定するのは以下の3つです。

    • ECサイトのアドレス
    • メールアドレス
    • パスワード

ECサイトのアドレスは、ドメインといってURLのことです。無料ASPの場合はサブドメインといって、ASPのURLに付随して設定できるのですが、完全にオリジナルの独自ドメインを設定することも可能です。

独自ドメイン取得には、別途費用が必要になりますが、ユーザーに覚えてもらいやすいURLを自由に設定できます。

 

②デザインを決める

利用する無料ASPが決まったら、デザインを決めましょう。

無料ASPの場合は、デザインテンプレートで簡単におしゃれなECサイトを作ることが可能です。

ASPによってデザインのカスタマイズ制限の有無が異なるので、なるべく他のECサイトと被らないデザインで作りたい方は、カスタマイズ性の高いASPを利用するのがおすすめです。

ECサイト運営初期に、デザインによって大きく売上が変わることはありませんが、商品やサービスの世界観を構築したり、イメージを下げないようにするには、テンプレートではなく、ある程度カスタマイズした独自性のあるデザインが良いでしょう。

特にブランディングに力を入れたい方は、利用できるテンプレートの種類や、カスタマイズ性でASPを選んでも良いかもしれません。

Shopifyのデザインをカスタマイズする方法!コード編集や使い方も解説 Shopifyのデザインをカスタマイズする方法!コード編集や使い方も解説

③商品を登録する

デザインが決まったら、実際に商品を登録していきましょう。

登録する商品情報は以下の項目です。

    • 商品名
    • 商品紹介文
    • 画像
    • 価格
    • 在庫数

最低でもこの項目を設定して商品を追加すれば、実際に商品を販売し始めることが可能です。

ASPによっては商品画像をプロのカメラマンによって撮影してもらえるサービスがあったり、商品の登録数が無制限など違いがあるので、販売する商品や顧客を想定して利用するASPをきめましょう。

解説した通り、無料で利用できるASPは、有料プランに移行するまで複数に登録して、使いやすさを試しても問題ありません。

なので、一度利用しようと決めたASPでも、商品の登録方法や登録数に制限がある場合は、ASPを変更しても大丈夫です。

特に、商品の登録数に制限がある場合は、販売したい商品が多い方にとって致命的なので、じっくり検討するべきです。

商品の登録まで問題なく行えた場合は、いよいよECサイトを公開して販売をスタートしましょう。

 

④公開する

ECサイトを公開すれば、あとはショップにお客さんを集客するだけなので、SNSや広告を駆使して集客に力を入れていきましょう。

 

無料ASPでECサイトを作るときの注意点

無料ASPでECサイトを作る手順が分かったところで、実際に作り始める前に注意点を紹介します。必ず把握しておくべき注意点は以下の通りです。

    • 集客力がないと売れない
    • 決済手数料が大きい

まず当たり前のことではありますが、どんなに良いECサイトを制作したとしても、集客力がなければ売れることはありません。

冷静に考えれば当然なんですが、実際にECサイトを制作したは良いものの、「どうやって集客すればいいんだ?」となってしまう方は多くいます。

そうならないように、あらかじめSNSを育てたり、広告運用を経験するなどして、集客力を高める工夫をしておくようにしましょう。

他にも、決済手数料の大きさも把握しておかなければなりません。

初期費用と月額費用が無料で利用できても、商品が売れるたびに発生する決済手数料が3%〜5%ほど発生するので、売上が大きくなると大きな負担になります。

パーセンテージが1%違うだけで、積み重なると大きくなるので、将来的な売上まで想定しておきましょう。

ECサイトの集客方法についてはこちらをご覧ください。
ECサイトの売上を伸ばすための集客方法!ポイントや企業事例を紹介 ECサイトの売上を伸ばすための集客方法!ポイントや企業事例を紹介

【小~中規模企業向け】有料ASPを活用したECサイトの作り方

【小~中規模企業向け】有料ASPを活用したECサイトの作り方

個人ではなく、ある程度の集客力と予算があって売上を見込める方は、最初から無料ではなく有料のASPを活用することをおすすめします。

有料ASPは月額数千円〜数万円ほどのサービスで、リピート販売やBtoB、越境ECなど無料ASPよりも販売方法や機能の幅を大きく広げることができます。

有料ASPも無料ASPと同様に、ASP会社のサービス内でECサイトを制作するので、常に最新の機能を活用することができ、管理運営が非常に簡単です。

予算のある方は、あえて無料ASPを利用する必要はあまりないので、販売を広げられて機能が豊富な有料ASPから始めましょう。

ショッピングカートASPを無料、有料サービスで比較!おすすめはどれ?【2020年最新版】 ショッピングカートASPを無料、有料サービスで比較!おすすめはどれ?【2020年最新版】 ECサイトやWebショップを運営するにはショッピングカートシステムの利用が欠かせません。しかし、ショッピングカートシステムのサービス提供社が多すぎてどれを選べばいいか迷っていませんか?無料、有料のショッピングカートASPの特徴をまとめてみました。

「有料のASPを利用するなら、自社で1からECサイトを制作した方が良いのでは?」と考える方もいるかもしれませんが、ECサイト運営を成功させるには、高いマーケティング力が必要で、簡単にはいかないので、1から制作するのではなく、販売方法や機能が揃っており、運営しやすい有料ASPから試してみてください。

ECサイト運営のノウハウがないのであれば、予算が豊富にあったとしても有料ASPがおすすめです。

ECサイトのマーケティングについてはこちらの記事で解説しています。

有料ASPの特徴・メリット&デメリット

有料ASPの特徴とメリット・デメリットを解説します。

ECサイトのマーケティング成功の鍵を握る3つの施策とは? ECサイトのマーケティング成功の鍵を握る3つの施策とは?

まずメリットは以下の通りです。

    • 月額数千円〜数万円で利用可能
    • 運営&販売に必要な機能が豊富で多少のカスタマイズが可能
    • 常に最新バージョンを利用できる

有料ASPといっても、ECサイトを月額数千円〜数万円で利用できるのは、大きいメリットです。

月額費用が安いので、気軽にECサイトを始めることができ、軌道に乗れば売上を拡大していくことも可能です。

無料のASPと比べて、ECサイト運営や販売に必要な機能を追加しやすく、販売方法や目的に応じて、多少のカスタマイズを行うこともできます。

BtoB向けの商品やサービスを販売したい場合や、海外向けに販売したい場合などに適した機能を追加可能です。

また、システムをインストールして利用するサービスではないので、常に最新バージョンのASPを利用できるメリットもあります。

次にデメリットは以下の通りです。

    • 外部連携がしづらい
    • カスタマイズに制限がある

有料ASPは外部連携がしづらかったり、行えるカスタマイズに制限があります。

カスタマイズを行えるとメリットで解説しましたが、1からECサイトを制作する場合と比べると有料でもASPになるので、制限はあります。

それでも無料ASPよりは、カスタマイズ性が高いので、少しでもオリジナルデザインや機能の追加を行いたい方は有料ASPを利用しましょう。

 

有料ASPの例

では実際におすすめの有料ASPをいくつか紹介します。

小〜中規模事業者の方は、以下の有料ASPが一般的なので、この中から検討してみましょう。

    • Shopify
    • カラーミーショップ
    • MakeShop
    • フューチャーショップ

全て月額費用が数千円から高くても数万円で、独自ドメインにも対応しています。

 

■Shopify

Shopify

Shopifyはカナダ発のECサイト制作サービスで、現在は世界No.1の売上を達成し、2017年に日本市場へ参入した最も有名な有料ASPです。

Shopifyを利用しているのは、個人から大手企業まで幅広く、初期費用無料で本格的なECサイトを作ることができます。

料金プランは3種類あり、最も安いベーシックプランは月額29ドルから使えます。

どのプランを選択しても14日間の無料体験を利用でき、気軽に使い始めることが可能です。

Shopifyを利用するメリットは、デザインや機能のカスタマイズ性の高さです。

在庫管理や販売方法、ECサイトの多言語化など、販売目的に応じて自由にECサイトを作ることができます。

どの有料ASPを利用するべきか悩んでいる方は、Shopifyを選んでおけば間違いないでしょう。

決済手数料は日本のクレジットカードの場合で3.4%です。

Shopify公式サイトを見る

Shopifyの料金プランについての詳細はこちらをご覧ください。
Shopifyの料金プランを比較し解説!最適なプランの選び方と低コストで始めるためのコツとは Shopifyの料金プランを比較し解説!最適なプランの選び方と低コストで始めるためのコツとは

また、当社ではShopifyを使ったECサイト構築を請け負っております。
詳細はサービスページと資料からご確認ください。

■カラーミーショップ

カラーミーショップ

カラーミーショップは日本初のASPで、豊富なデザインテンプレートを活用して、簡単にクオリティの高いECサイトを作ることができます。

とにかく手軽にECサイトを作って、なるべくデザインにもこだわりたい、という方にカラーミーショップはおすすめできます。

決済手数料は4%と少し高いですが、テンプレートを選ぶだけで、すぐにおしゃれなデザインのECサイトを作れるので、30日間の無料体験から試してみてください。

カラーミーショップ公式サイトを見る

 

■MakeShop

MakeShop

MakeShopは機能面で優れている有料ASPで、ECサイト制作と運営だけでなく、集客まで役立つ機能が充実しています。

サイトデザインはテンプレートを利用することもできますし、HTML /CSSを編集してカスタマイズすることも可能です。

MakeShopを利用すれば、無料ASPでは行えなかった集客機能の搭載や、デザインのカスタマイズが行えるので、集客に不安がある方や、オリジナルのデザインを作りたい方におすすめです。

料金は月額7,000円から利用でき、電話サポートも行っているので安心して始めることができます。

また、15日間の無料体験を行っているので、まずは機能やカスタマイズ性を試してみてください。

MakeShop公式サイトを見る

 

■フューチャーショップ

フューチャーショップ

フューチャーショップは、商品やサービスのブランディングに特化したサービスで、顧客リレーションや業界の特徴に合わせたキャンペーン機能が充実しています。

月額費用は22,000円と少し高いですが、サポート体制が万全で、電話やメールでサポートを受けることができ安心です。

利用できる決済手段は、各種クレジットはもちろん、Amazon PayなどEコマースでよく利用される方法も選択できます。

導入を検討している方は、オンライン上で無料相談会を行っているので、サポート体制の充実したASPを探している方は、まずは相談してみてください。

フューチャーショップ公式サイトを見る

 

有料ASPでのECサイトの作り方手順

有料ASPを利用してECサイトを制作する場合でも、無料ASPと手順は変わりません。

    1. 利用する有料ASPを決める
    2. デザインを決める
    3. 商品を登録する
    4. 公開する

①利用する有料ASPを決める

まずは利用する有料ASPを決めて、登録を行います。

無料ASPと比べると、無料体験期間に違いがあったり、無料体験自体ないASPもあるので、複数登録して、実際に使いながら利用するASPを決めることがしづらいです。

有料ASPに登録したら、ショップ名や会社情報、利用案内、お問合せ先など、ECサイト運営に必要な最低限の情報を設定していきます。

 

②デザインを決める

基本的な情報を設定したら、サイトのデザインを決めましょう。

無料ASPと同様に、デザインテンプレートを利用できるので、商品やサービスに合うテンプレートを探します。

ASPによっては無料テンプレートだけでなく、有料のテンプレートも販売されているので、なるべく他のショップとデザインがかぶりたくない方は、有料テンプレートを購入しても良いでしょう。

テンプレートを適用させたら、ショップのトップページや、商品ページ、バナーやロゴなどを制作します。

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③商品を登録する

デザインが完成したら、商品をどんどん追加して登録していきます。

商品が追加できれば、実際に販売を始めることができます。

登録する商品情報は以下の項目です。

    • 商品名
    • 商品紹介文
    • 画像
    • 価格
    • 在庫数

商品は一度登録しておけばいいだけなので、追加できるものはどんどん登録しておきましょう。

商品登録に付随して、決済や注文関連の設定、配送関連の設定なども行います。

ASPによって、利用できる決済方法や配送方法が異なるので、あらかじめユーザーや販売する商品・サービスに最適な方法が利用できるかを確認しておきましょう。

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④公開するデザインと商品登録が終了したら、最後にECサイトを公開設定に変更して、販売を開始します。

集客力のある方は、ECサイトを公開してすぐに売上を上げることができると思いますが、集客力がない場合は、ECサイトを公開するだけでは売れることはなく、色々な施策を行って、ECサイトにお客さんを集めなければなりません。

ECサイトの集客方法についてはこちらをご覧ください。
ECサイトの売上を伸ばすための集客方法!ポイントや企業事例を紹介 ECサイトの売上を伸ばすための集客方法!ポイントや企業事例を紹介

有料ASPでECサイトを作るときの注意点

有料ASPでECサイトを作るときの注意点は以下の通りです。

無料ASPの注意点「集客力がなければ売れない」ことは有料ASPでも同様です。

    • 初期費用や月額費用
    • 管理画面の使いやすさ
    • 登録できる商品数
    • 外部連携機能
    • サポート内容

有料ASPなので、初期費用と月額費用が発生します。

初期投資にいくら必要なのか、毎月のランニングコストはいくらなのかをしっかり把握しておき、毎月どれくらい売上を上げる必要があるのか、考えてきましょう。

また、決済手数料や振込手数料も合わせて必ずチェックしてください。

他にも、管理画面の使いやすさや、登録できる商品数も需要です。

将来的に扱う商品数を増やしたい場合も対応できるのか?管理画面は見やすくスマホでも確認できるのかなどをチェックしてください。

また、売上を増やすために、InstagramやFacebookなどSNSと連携できるかも把握しておきましょう。

オンラインで販売する際に、SNSを利用しない理由がないので、連携できない場合やカスタマイズも行えないASPはおすすめできません。

最後にサポート内容もチェックしておきましょう。

ECサイト運営のノウハウが自社でないのであれば、無料で相談を行えたり、集客サポートを行えるASPがおすすめです。

【大企業向け】ECパッケージ・クラウドを活用したECサイトの作り方

【大企業向け】ECパッケージ・クラウドを活用したECサイトの作り方

次に大企業向けにECパッケージやクラウドを活用したECサイトの作り方を、それぞれ解説します。

売上規模が年商1億円以上を見込める大企業がECサイトを作る場合は、日に100件以上の注文が入ることが予想されるため、管理機能や決済機能、配送機能などの総合的な連動性も含めて検討する必要があります。

この規模のECサイトを作るには無料ASPや有料ASPでは、機能のカスタマイズ性が低く、様々な制限があるのでおすすめできません。

オープンソース・ECパッケージ・クラウドサービス・フルスクラッチを利用したECサイト制作がおすすめなので、それぞれ詳しく解説していきます。

大企業の方は必見です。

制作会社へEC構築を依頼する際、要件定義などを失敗しないようにするために制作会社へ伝えておきたい大事なポイントをまとめましたのでよければ参照ください。

オープンソースの特徴・メリット&デメリット

まず解説するのは、ECシステムが搭載されたパッケージプログラムを自由にダウンロードしてECサイトを作ることができるサービスのオープンソースです。

ソースコードが公開されているので「オープンソース」と呼びます。

オープンソースを利用するメリットは以下の通りです。

    • 無料でECシステムを使える
    • カスタマイズや外部連携がしやすい
    • プラグインを利用できる
    • 情報を入手しやすい

オープンソースは無料で公開されており、個人でも企業でも自由にダウンロードすることができるECシステムです。

基本的なシステムが搭載されており、カスタマイズしなくても販売を始められますが、デザインや機能のカスタマイズ性が高いのが大きなメリットなので、オープンソースを利用する場合は、専門の知識のあるエンジニアにカスタマイズしてもらってから使用するのをおすすめします。

有料ASPでは連携できなかった、SNSとの外部連携もしやすく、ECサイトで行える大抵のことはカスタマイズで対応できます。

さらに有名なオープンソースであれば、ネット上にカスタマイズ方法やおすすめプラグインの情報が公開されているので、本格的なECサイトが作りやすいメリットがあります。

次に、オープンソースのデメリットは以下の通りです。

    • システムが更新されない
    • 障害やバグが発生した時の責任が自社になる
    • 本格的にECサイトを構築するならカスタマイズが必要

オープンソースはASPのように自動で最新バージョンにアップデートされないので、時間の経過と共にシステムが古くなってしまうデメリットがあります。

もちろんオープンソース提供側が公開した、最新バージョンをダウンロードして適用すれば対処できますが、手間と専門的な知識が必要になります。

また、ECサイトに障害やバグが発生した場合は、責任が自社になります。

当然利用規約に基づいて、ECシステムをダウンロードして利用しているので、その障害やバグに関してはソース提供側にはありません。

ECサイトは顧客情報を扱うので、セキュリティには細心の注意を払う必要があります。

解説した通り、本格的にECサイトを構築したいのであれば、専門的な知識のあるエンジニアの方にカスタマイズしてもらう必要があるデメリットも把握しておきましょう。

 

オープンソースの例

では実際にいくつかおすすめのオープンソースを紹介します。

    • ec-cube
    • magento
    • WordPress+WelCart

 

■ec-cube

ec-cube

ec-cubeは国内で最も多く活用されているオープンソースで、プラグインによる機能の追加が充実していたり、決済方法の選択肢が多い特徴があります。

カスタマイズに関する情報は、開発コミュニティやフォーラムから調べやすく、知識のある方は個人でも本格的なECサイトを作ることができます。

大手レンタルサーバーのクイックインストールという機能を活用すれば、時間をかけずにec-cubeをインストールできます。

どのオープンソースを利用するか悩んでいる方は、ec-cubeを選んでおけばまず間違いないでしょう。

ec-cube公式サイトを見る

 

■magento

magento

magentoは世界No.1シェア数のオープンソースで、標準で多言語対応していることから、越境ECサイト制作に適しており、海外向けに販売を広げたい国内企業に活用されています。

海外のオープンソースではありますが、日本語対応しているので、管理画面を日本語に変更でき、カスタマイズ方法の情報も日本語で入手でき安心です。

英語ができる人は、国内ではあまり取り入れられていない機能や施策のカスタマイズが行いやすいメリットがあります。

海外に商品やサービスを販売したい方におすすめです。

 

■WordPress+WelCart

WEBサイトを構築できるWordPressにWelCartというプラグインをインストールして、ECサイトを作ることもできます。

すでにWordPressでサイト運営を行っているのであれば、EC専用のオープンソースをダウンロードしてカスタマイズするよりも、早く簡単にECサイトを作れます。

すでにWEBサイトにアクセスがある方なら、1から集客を行うことなく、すぐに売上を上げることができるでしょう。

 

オープンソースでのECサイトの作り方手順

オープンソースでECサイトを作る際の手順は以下の通りです。

    1. オープンソースをダウンロードする
    2. デザインのカスタマイズを行う
    3. 商品を登録する
    4. 公開

①まずはネット上に公開されている、オープンソースをダウンロードして、基本的な設定を行います。

 

②オープンソースではデザインのテンプレートではなく、自社でHTML/CSS、JavaScriptを扱ってカスタマイズして作ることができます。

完全オリジナルでデザインを制作したい方に最適です。

専門的な知識は必要になりますが、自由度が高いのが魅力です。

大手ECサイトデザインを参考にしたい場合は、こちらをご覧ください。

③次に商品登録と、決済方法、配送方法などの設定を全て1から行います。

カスタマイズ性が高いのがオープンソースを利用するメリットではありますが、全て1から設定する必要があるので、ASPを利用するよりも販売を開始できるようになるまで時間がかかります。

障害やバグを発生させることは避けたいので、時間がかかっても、決済や配送関連の構築には細心の注意を払って行いましょう。

 

④デザインから決済・配送関連、外部連携まで全て構築できたら、公開します。

あとはASPを利用した場合と同様に、集客に力を入れていきましょう。

 

オープンソースでECサイトを作るときの注意点

オープンソースでECサイトを作るときの注意点は以下の通りです。

    • 専門的な知識が必要
    • セキュリティが弱い
    • トラブル発生時にサポートを受けられない

解説した通り、オープンソースを利用したECサイト制作には、専門的な知識が必要になります。

カスタマイズしなくても販売は始められますが、それではせっかくオープンソースを利用するメリットを活かせないので、ASPを利用した方が良いです。

なので、オープンソースは、カスタマイズを行って、デザインや機能面を自由にカスタマイズしたい方に最適です。

デザイン面のカスタマイズではHTML/CSSの知識、機能面ではJavaScriptやPHPの知識が必要です。

オープンソースは無料でダウンロードできますが、専門知識のあるエンジニアの方に制作を依頼することを考えて、予算を考えておきましょう。

次に、自社で1から構築するオープンソースはセキュリティが弱くなりやすく、正しい方法でセキュリティを設定しておかなければハッカーに狙われる可能性が高くなってしまいます。

常に最新バージョンを適用したり、セキュリティ対策プラグインを導入するなどして、対策しておきましょう。

また、セキュリティの問題から、何かトラブルが発生した場合も自社で対処するしかありません。個人情報流出やデータ消失などのトラブルが発生しても焦ることがないように、バックアップを取っておいたり、自力で解決できるように学んでおきましょう。

 

ECパッケージの特徴・メリット&デメリット

次にECパッケージのメリットとデメリットを解説します。

ECパッケージのメリットは以下の通り。

    • 豊富なカスタマイズ機能
    • すばやく導入できる
    • セキュリティが強い

ECパッケージはすぐにECサイトの運営を始められるように、基本的な機能があらかじめ構築されています。

例えば、カート機能や会員機能、ポイント機能、セールキャンペーン、レビューなど、オープンソースで1から構築するには時間と手間がかかる機能が揃っています。

また、カスタマイズ性も非常に高く、ASPやオープンソースでは難しい機能を組み合わせたり、外部サービスやマーケティングオートメーションツールとの連携など、制限なく自由にカスタマイズが可能です。

また、ECサイトの構築にかかる時間は、他の制作方法と比べて短く、最短3ヶ月で販売を開始できます。

ECパッケージは必要な機能が搭載されているので、カスタマイズしたとしても、フルスクラッチで制作するよりも短い期間で導入できます。

早く簡単に販売を開始できるのは大きなメリットになるでしょう。

他にも、常に公開されているオープンソースよりもセキュリティが強いメリットがあります。

ECサイトのセキュリティが弱いのは致命的なので、少しでもセキュリティの強い方法で制作するのがおすすめです。

ECパッケージはソースコードを公開していないので、ハッカーのターゲットになりにくい特徴があります。

次にECパッケージのデメリットは以下の通り。

    • 初期費用が高い
    • メンテナンスが必要
    • 専門知識が必要

ECパッケージのデメリットとしては、初期費用が高いことです。

ライセンス料金・カスタマイズ料金・インフラやサーバーなどの環境整備費が必要になるので、ライセンス料金だけで判断しないようにしましょう。

このことから資金力のない企業ではECパッケージを導入するのは難しいです。

他にも、ECパッケージを導入してからも、継続的にメンテナンスを行わなければ、すぐにシステムが古くなってしまいます。

新しい機能や技術に対応させるために、社内でメンテナンスを行えるリソースをさくか、ECパッケージ制作会社に継続的に依頼する必要があるので、頭に入れておきましょう。

また、ECパッケージもオープンソースと同様に、カスタマイズや運営には専門的な知識が必要です。

自由度の高いECサイトを制作するには、専門知識が必ず必要になるので、社内または制作会社に依頼する必要があります。

 

ECパッケージの例

では実際にいくつか有名なECパッケージを紹介します。

    • ecbeing
    • EC Orange
    • コマース21

紹介するECパッケージは実際に多くの大企業がECサイト制作に導入しているもので、機能の拡張性やセキュリティレベル、サポート体制など、総合的に優れているサービスを厳選しました。

ECパッケージを導入してECサイト制作を考えている大企業の方は、この中から検討するのが良いでしょう。

 

■ecbeing

ecbeing

ecbeingは株式会社ecbeingが提供するパッケージで、ロッテやカルビー、ABC MARTなど大企業のECサイト導入実績があります。

導入実績数は1200以上もあり、あらゆる業界・業種で活用されています。

BtoCやBtoBに対応したECパッケージだけでなく、常に最新状態にアップデートされるクラウドECやショッピングモール構築サービスも提供しています。

サポート体制が充実しており、常時ECサイト制作や運用相談を行っています。

デザイン制作やマーケティング施策までecbeingにサポートしてもらえるので、ECサイト制作のノウハウがない企業でも、安心して利用できるでしょう。

ecbeing公式サイトを見る

 

■EC Orange

EC Orange

EC Orangeは株式会社エスキュービズムが提供するECパッケージで、コナミエンターテイメントや三井不動産などのECサイトで活用されている実績があります。

SNSなど外部サービスと連携を行いやすく、どんな商品・サービスでも自由にカスタマイズして対応することができます。

BtoCやBtoB、越境EC、オムニチャネル、マルチテナントなど臨機応変に販売戦略を変えることが可能です。

EC Orangeを導入している企業が多いので、カスタマイズの情報も得やすく、エンジニアに依頼しやすい特徴があります。

月間売上で数十億以上の大規模ECサイトでも、安定して稼働するので、大企業のECサイト制作に最適なパッケージです。

EC Orange公式サイトを見る

 

■コマース21

コマース21

コマース21は株式会社コマースニジュウイチが提供するECパッケージで、ブックオフやauオンラインショップ、トイザらスで導入されている実績があります。

大規模なEC構築&運用実績があり、柔軟なカスタマイズまでサポートしてもらえるパッケージなので、社内で運用やカスタマイズのノウハウがない場合でも安心して任せることができます。

店舗×ECや顧客維持×リピート通販、Amazon Payやリニューアル、基幹連携などあらゆるニーズに対応したECシステムです。

Yahooの子会社だったこともあり、豊富な運用経験と、実践的なノウハウのある優良ECパッケージです。

コマース21公式サイトを見る

 

ECパッケージでのECサイトの作り方手順

ECパッケージを導入して、ECサイトを作る手順は以下の通りです。

パッケージはカスタマイズ性が高いにも関わらず、3ヶ月から半年ほどの期間でECサイトを開設できるスピード感が魅力です。

    1. 要件定義
    2. 設計
    3. 開発
    4. システムテスト
    5. 外部連携テスト

無料・有料ASPやオープンソースでは導入からデザイン制作、商品登録、公開の流れで制作しましたが、ECパッケージでは、どんなECサイトを作りたいのかを明確にする設計と開発工程が非常に大切です。

 

①要件定義

要件定義は、現状の問題を整理して、運用フローの確認、目的の整理などを行います

 

②設計

設計では、デザインや機能の基本設計を行って、あらかじめどんな販売方法で、どんな施策を行うのかを定めておきます。

この段階で設計をしっかり作っておくことで、③の開発段階で時間をかけることなく進めることができます。

ECサイトの具体的な設計方法はこちらをご覧ください。
失敗しないECサイト設計のポイント・方法・手順 失敗しないECサイト設計のポイント・方法・手順

③開発

開発では、②の設計に基づいてデザインや機能を形にしていきます。

必要によってはプログラムを新しく開発したり、設計段階では気づかなかった部分の修正を行うので、想定より時間がかかる可能性があります。

 

④システムテスト

デザインと機能の開発が終わったら、システム全体が問題なく動作するかテストを行います。

特に決済関連のテストは入念に行って、不具合がないようにチェックしてください。

 

⑤外部連携テスト

InstagramやFacebookなど外部サービスと連携を行う場合は、連携が問題なく動作しているかテストします。

システムテストと外部連携テストが終了し、問題がなければ、ASPやオープンソースと同様に商品を登録して、サイトを公開します。

 

解説した通り、あらかじめECサイトに必要な基本的な機能が搭載されているパッケージを導入すれば、上記のカスタマイズを行わないで導入することも可能です。

とにかくテストとして、早くECサイトをリリースしたい場合は、デザインや外部連携を後回しにして、公開すると良いでしょう。

カスタマイズは公開後も可能なので、運営を開始してから、必要な機能や連携を行いましょう。

 

ECパッケージでECサイトを作るときの注意点

ECパッケージでECサイトを作るときの注意点は以下の通りです。

    • 初期費用&月額費用が大きい
    • 定期的にアップデートを行えるか

ECパッケージは初期費用で数百万円〜数千万円かかり、月額費用も数十万円必要です。

なので、年商としては1億〜50億ほどの規模でないと導入はおすすめできません。

もちろんゼロからECサイトを作るフルスクラッチよりは導入しやすいですが、そこまでの売上が見込めない場合は、慎重に検討すると良いでしょう。

また、ECパッケージはあらかじめ基本機能が作り込まれたものなので、導入から公開までがスピーディーで、デザインや機能のカスタマイズが行いやすいメリットがありますが、その反面、自動的にシステムがアップデートされるクラウドサービスではないので、定期的なアップデートを行う必要があります。

なので、ECパッケージを使う場合は、常にアップデートを行うことを頭に入れておきましょう。

 

クラウドサービスの特徴・メリット&デメリット

次にECパッケージをクラウドで利用できるサービスのメリットとデメリットを解説します。

まずクラウドECを利用するメリットは以下の通りです。

    • 追加機能のコストが抑えられる
    • 導入期間が短い
    • 常に最新状態で利用できる
    • セキュリティレベルが高い

クラウドECのメリットはコストが安く運用が楽なことです。

ソースコードを自社で管理せずに、ECクラウド上でカスタマイズを行うサービスは、ASPも同様にクラウドECです。

解説した通り、クラウドECを利用すれば、初期費用や月額費用を抑えて運用することができます。

また、常に最新の状態で利用でき、機能が追加されたとしても、別途費用が発生することはありません。

自社の独自機能やカスタマイズを行えるクラウドECは、初期費用がECパッケージより高かったとしても、アップデートコストがかからないので、長期的に考えてクラウドECの方がお得に利用できます。

あらかじめ必要な機能が搭載されているので、導入から公開にかかる期間が短いです。

さらに、クラウドECは常に最新のセキュリティシステムに更新されるので、安全性高くECサイトを運営できます。

次にクラウドECを利用するデメリットは以下の通りです。

    • ECサイトの保守管理が行えない

自社でECシステムの保守管理を行いたい場合は、クラウドECはおすすめできません。

ソースコードを開示してはいないので、クラウドECを導入して行えるカスタマイズには多少の制限があります。

 

クラウドサービスの例

では実際におすすめできるクラウドサービスをいくつか紹介します。

    • Shopify
    • ebisumart
    • Makeshop for クラウド

代表的な3社なので、迷った場合はこの中から検討するのをおすすめします。

 

■Shopify

Shopify

有料ASPで解説したShopifyは、初期費用&月額費用が安く、導入期間が短いクラウドECです。

常に最新バージョンの機能を利用でき、22,000以上のアプリをインストールすれば、機能を簡単に拡張することができます。

また、Shopifyのアプリは世界中のエンジニアが制作しているので、新しいSNSやサービスが登場しても、すぐに連携できるようにカスタマイズできるでしょう。

Shopifyは世界中で利用されているサービスで利用者が多いので、セキュリティレベルも高く、規模の大きいECサイトを制作したい場合におすすめです。

なるべくコストを抑えて、クラウドECを利用したい方は、機能が豊富で使いやすいShopifyを選べば間違いありません。

Shopify公式サイトを見る

Shopifyの人気アプリについて知りたい方はこちらをご覧ください。

■ebisumart

ebisumart

ebisumartは株式会社インターファクトリーが提供するクラウドECで、カシオやNTT西日本、ヤマハなどのECサイトで導入された実績があります。

パッケージをダウンロードして利用するのではなく、クラウド上で利用するパッケージなので、常に最新状態にアップデートされて利用できます。

年間で約190回もアップデートが行われており、新しい技術や決済方法、外部サービスにも柔軟に対応することが可能です。

導入サイト数も650以上で人気があり、大量のデータや急なトラフィック増加にもスムーズに対応できる安心性と信頼感が魅力です。

ebisumart公式サイトを見る

 

■Makeshop for クラウド

Makeshop for クラウド

Makeshop for クラウドはカスタマイズ性の高いクラウドECで、22,000社に導入されている実績があります。

ASPのMakeShopを利用している方が、売上が増えた場合にMakeshop for クラウドへ移行しています。

カスタマイズはクラウド上のAPIを利用して全て行えるので、初心者の方でもカスタマイズしやすくおすすめです。

ASPから移行する際はMakeshop for クラウドを利用しましょう。

Makeshop for クラウド

 

クラウドサービスでのECサイトの作り方手順

クラウドECでECサイトを作る手順は以下の通りです。

パッケージをインストールして制作するのではなく、クラウド上で行う違いはありますが、基本的にはパッケージで制作する場合と同様の手順で進めていきます。

    1. 要件定義
    2. 設計
    3. 開発
    4. システムテスト
    5. 外部連携テスト

無料・有料ASPやオープンソースでは導入からデザイン制作、商品登録、公開の流れで制作しましたが、クラウドECでは、どんなECサイトを作りたいのかを明確にする設計と開発工程が非常に大切です。

 

①要件定義

要件定義は、現状の問題を整理して、運用フローの確認、目的の整理などを行います

 

②設計

設計では、デザインや機能の基本設計を行って、あらかじめどんな販売方法で、どんな施策を行うのかを定めておきます。

この段階で設計をしっかり作っておくことで、③の開発段階で時間をかけることなく進めることができます。

 

ECサイトの具体的な設計方法はこちらをご覧ください。
失敗しないECサイト設計のポイント・方法・手順 失敗しないECサイト設計のポイント・方法・手順

③開発

開発では、②の設計に基づいてデザインや機能を形にしていきます。

必要によってはプログラムを新しく開発したり、設計段階では気づかなかった部分の修正を行うので、想定より時間がかかる可能性があります。

 

④システムテスト

デザインと機能の開発が終わったら、システム全体が問題なく動作するかテストを行います。

特に決済関連のテストは入念に行って、不具合がないようにチェックしてください。

 

⑤外部連携テスト

InstagramやFacebookなど外部サービスと連携を行う場合は、連携が問題なく動作しているかテストします。

システムテストと外部連携テストが終了し、問題がなければ、ASPやオープンソースと同様に商品を登録して、サイトを公開します。

 

クラウドサービスでECサイトを作るときの注意点

クラウドECを作るときの注意点は以下の通りです。

    • ソースコードが開示されていない
    • カスタマイズしにくいものもある

解説した通り、クラウドECはソースコードが開示されていないので、自社でソースコードを把握管理したい場合にはおすすめできません。

また、旧来のクラウドECはカスタマイズしにくいデメリットがあったので、なるべく最新のシステムを搭載していて、多くの企業で導入されている実績のあるクラウドECを利用してください。

最近のクラウドECではカスタマイズしにくい問題が解決されているので、問題なくデザインや機能のアレンジが行えます。

 

フルスクラッチの特徴・メリット&デメリット

最後にゼロからECサイトを作るフルスクラッチのメリットとデメリットを解説します。

今までのASPやオープンソース、パッケージやクラウドECといったサービスは、すでにECサイトの基本部分が構築された状態で、必要に応じてカスタマイズを行うものでしたが、フルスクラッチでは全てを作り上げる必要があります。

そんなフルスクラッチでECサイトを作るメリットは以下の通りです。

    • デザインや機能の制限がない
    • 機能の追加やアレンジにも柔軟に対応できる
    • 保守運用の依頼がしやすい

フルスクラッチで制作する1番のメリットは、デザインや機能の制限がないことです。

基本的にはどんなカスタマイズも制限なく行えて、他のECサイトと差別化したショップを作ることができます。

ブランド力を高めたい方や、顧客層に合わせた機能を搭載したい場合は、フルスクラッチで制作するのが良いでしょう。

また、デザインやシステムの管理も内製化しているので、あらゆる機能の追加やアレンジも柔軟に対応できます。

トラブルが起きた場合の対応や、システムのアップデートもプロバイダーに依存することなく行えます。

次にフルスクラッチのデメリットは以下の通りです。

    • コストが高い
    • 開発に時間がかかる
    • 専門的な技術・ノウハウが必要

フルスクラッチの1番のデメリットはコストが高いことです。

ECシステムからデザイン、機能まで全てを制作する必要があるので、簡単なECサイトでも数百万円、大規模なECサイトなら数千万円のコストがかかります。

なので、必然的に予算のある大企業でしかフルスクラッチで作ることは難しいでしょう。

また、他の制作方法と比べて、開発から公開まで半年〜1年、もしくはそれ以上の期間が必要になります。

フルスクラッチでは予算や制作期間も含めて、大きなコストがかかるので、腰を据えて妥協することなく制作することが大切です。

そして、開発には専門的な技術とノウハウが必要になるので、社内に技術力のあるスタッフを確保することが必要です。

ECサイトのマーケティングノウハウやセキュリティレベルの高いシステムなど、人材を確保するのにもコストがかかるでしょう。

 

フルスクラッチでのECサイトの作り方手順

フルスクラッチでECサイトを作る手順は以下の通りです。

パッケージやクラウドECで行った手順と同様に、設計から開発、システム・外部連携のテストまで行ってから公開します。

ECシステムから構築しなければならないので、作業工程としては多くなりますが、基本的な流れは変わりません。

    1. 開発会社の選定
    2. 設計&開発、デザイン制作
    3. 商品登録&決済システム導入
    4. 公開

 

①開発会社の選定

自社で制作しない場合は、依頼する開発会社を選定して、契約を行います。

もちろん専門技術のある方や、ノウハウのある人材を社内で確保して、1から制作も可能ですが、場合によっては開発会社に依頼した方がコストを抑えて、早く開発できるので、いくつかの開発会社を見比べてから依頼しましょう。

 

②設計&開発、デザイン制作

開発会社と打ち合わせを重ねて、制作したいECサイトの設計から開発まで進めていきます。

非常に大切な工程なので、開発会社に依頼する場合は、意見が食い違わないように注意して協力しながら行ってください。

ECサイトの基本的な設計と開発が終了したら、サイトの見た目を構成するデザインの制作を行います。

 

③商品登録&決済システム導入

次に、実際に商品を登録して、決済システムを導入します。

以下のような商品の基本情報を設定します。

    • 商品名
    • 商品紹介文
    • 画像
    • 価格
    • 在庫数

そして、ECサイトに欠かせない決済システムを導入します。

大規模サイトを制作するのであれば、なるべく多くの決済手段を導入して、少しでも顧客が購入しやすいようにしておきましょう。

開発会社に依頼した場合は、決済代行も行ってもらえる場合が多いですが、自社で制作する場合は、決済代行会社と契約して、複数の決済手段を導入するのが一般的です。

 

④公開

商品登録と決済システムを導入し、システムテストや外部連携テストなどを確実に行ってから、サイトを公開します。

サイト公開後は保守管理も自社または開発会社と協力して行っていきます。

 

フルスクラッチでECサイトを作るときの注意点

フルスクラッチでECサイトを作るときの注意点は以下の通りです。

本当にフルスクラッチで制作するべきなのかをよく考えてから開発してください。

    • 開発から運用まで大きなコストがかかる
    • 開発まで時間がかかる

フルスクラッチでECサイトを作る場合は、設計から開発だけでなく、運用まで大きなコストが必要になります。

ここまで解説した通り、ECサイトを作る方法はフルスクラッチ以外にも、無料や有料のASP、オープンソース、パッケージやクラウドECなどコストを抑えた制作方法がたくさんあります。

フルスクラッチで制作することで、ゼロから自由なデザインと機能でECサイトを作ることができますが、他の方法とは比較にならない大きなコストが必要なので、本当にフルスクラッチで制作しなければならないのかをじっくり検討しましょう。

場合によってはパッケージやクラウドECの機能で十分ということもあるので、作りたいECサイトはフルスクラッチでしか実現できないのか考えてください。

また、フルスクラッチでは開発後の運用まで自社または開発会社で行わないと行けないので、運用している限り、コストは発生し続けます。

そして、ゼロからECシステム、デザイン、機能の構築を行うので、解説した通り、開発までかなりの時間がかかります。

なので、時流に乗りたくても、遅れをとってしまう可能性があります。

フルスクラッチで制作する場合は、コストと開発時間をしっかり想定した上で、開発をスタートすることをおすすめします。

ECサイトを作る際の注意点・ポイント

ECサイトを作る際の注意点・ポイント

では、ここまで解説したECサイト制作方法をもとに、制作する際の注意点やポイントを解説します。

ECサイトを作る際に気をつけるべきことは、制作費用やシステム利用料だけではありません。

ECサイトは作って終わりではなく、その後の運用業務が最も重要です。

ただECサイトを作るだけではショップにお客さんを集客することもできず、決済方法や配送方法、将来的なリニューアルなど、考えておかなければならないことはたくさんあります。

    • ささげ業務(撮影・採寸・原稿)
    • 決済機能
    • 物流業務
    • 集客方法
    • ECサイトの耐用年数

制作費用やシステム利用料だけを見て、上記を考えずに制作してしまうと、その後に苦労してしまうので、実際にしっかりと集客や販売を行えて、問題なく稼働するECサイトを制作できるように、以下で解説する注意点を確認してください。

ささげ業務(撮影・採寸・原稿)

ECサイトを運営するのであれば「ささげ業務」を知っておきましょう。

ささげ業務は

    • さ=商品の撮影
    • さ=商品の採寸
    • げ=商品の原稿

という意味で、お客様に商品を正確に知ってもらうために、大切な要素です。

ECサイトを作る手順で解説した通り、商品登録を行う段階で、ささげ業務を行って、商品の魅力が伝わる情報を追加します。

ECサイトでは、お客様が商品を実際に手にとることができないので、商品の写真や文章、基礎情報などで、なるべく多くの情報を伝えることが大切です。

このささげ業務が上手く行えていないと、お客様は本当に商品が良いものなのか判断できずに、購入を躊躇してしまいます。

ささげ業務のポイントを簡単に解説すると、写真撮影では商品やサービスを利用イメージが掴めるように撮影して、購入までの不安を取り除きます。

次に商品の採寸では、実際に商品のサイズ・規格を正確に採寸し、情報を掲載します。

実際にその商品を購入する顧客目線になって、どんな情報があれば良いかを深く考えます。

最後に商品を紹介する原稿では、顧客が商品を購入しやすいように、セールスライティングを駆使して、購入までの後押しを行います。

特に商品の原稿は、売上に大きく関わる大切な部分なので、専門のセールスライターに依頼して書いてもらうことをおすすめします。

売れる商品の説明、コピーの書き方はこちらをご覧ください。
売れる商品説明、コピーの書き方のコツ。ユーザーに響く、魅力的な商品PR方法 売れる商品説明、コピーの書き方のコツ。ユーザーに響く、魅力的な商品PR方法 ECサイト、モールで販売している商品説明、コピーにはこだわっていますか?商品説明、コピーを変えるだけで売り上げは必ず変わります。売れる商品説明、コピーの書き方、コツをご紹介します。

決済機能

ECサイトで採用する決済方法によって、売上は大きく変わります。

業界や商品、集客方法によっても変わりますが、より多くの決済方法を利用できるようにしておくのがおすすめです。

せっかく商品の購入ページまでアクセスしたユーザーも、利用したい決済方法がなければ購入を辞めてしまうかもしれません。

ECサイトで一般的に採用するべき決済方法は以下の通りです。

    • クレジットカード
    • 代金引換
    • コンビニ払い
    • 後払い
    • キャリア決済
    • 銀行振込
    • 新しい決済方法(Amazon Payなど)

それぞれの特徴を簡単に解説すると

クレジットカードはお客様がカード情報を入力して、承認されればその場で決済が完了する方法で、現金がなくても気軽に購入でき、ECサイトとの相性が良いので、必ず採用する必要があります。

クレジットカードの決済手数料をなるべく低く抑えることがポイントです。

次に、代金引換は商品の到着時に支払う方法で、支払いを待つことなくすぐに発送できるメリットがあり、確実に代金を回収できます。

ただし、まれに商品を受け取らない購入者が現れた場合に、商品返送手数料が発生するデメリットもあります。

コンビニ払いは、購入者が24時間営業している近くのコンビニで簡単に支払うことができる方法で、コンビニ払いを利用する顧客層は多いので、できれば採用しておきたい方法です。

後払いは、購入者が商品を確認してから支払う方法で、採用しておくと顧客の信頼を獲得でき、事務処理の負担を軽減させることも可能です。

しかし、購入者が入金を忘れてしまうリスクもあるので、代金回収不能に陥るデメリットもあり注意が必要です。

キャリア決済は、auやソフトバンクなどの携帯キャリアの料金と合わせて、商品代金を支払う方法で、1クリックで購入することができます。

クレジットカード情報を入力する必要もありませんし、料金の支払いのためにコンビニに行く必要もなく便利です。

キャリア決済利用者の年齢層の幅が広く、クレジットカードを持っていない未成年層の顧客も増やすことができます。

銀行振込は昔からある決済方法で、顧客の認知度が高いため、まだまだ利用する方が非常に多い方法です。

振込先を間違えてしまった場合は、入金の消し込み作業に手間がかかったり、15時以降の振込は翌営業日に振り込まれるタイムラグがありますが、それでも手数料が無料で、利用者が多いので、必ず採用したい決済方法です。

最後に、新しい決済方法は、ペイペイやGoogleペイ、Amazonペイ、デビットカードなどで、即日決済される方法も採用しておくことをおすすめします。

物流業務

ECサイト制作段階で疎かになりがちなのが物流業務です。

ECサイトの運営は商品が売れて終わりではなく、問題なく商品をお客様のもとへ届けるまでが重要です。

顧客満足度の高いECサイトを目指すのであれば、物流への注力が必ず必要です。

オープンソースやパッケージ、クラウドEC、フルスクラッチでECサイトを制作した場合は、物流業務の委託先をどうするのかをあらかじめ確認しておきましょう。

開発会社に制作を依頼した場合も、物流業務はオプションとして別途費用がかかる可能性があります。

ECサイトの物流の流れは以下の通りです。仕組みを理解しておきましょう。

    1. 商品の入荷&検品作業
    2. 商品の在庫管理
    3. 商品の梱包&ラッピング作業
    4. 商品の出荷 

お客様は初めて利用するECサイトに不安を感じる場合が多いので、万が一商品の発送が遅れたり、商品に破損などがあれば、二度とサイトを利用してもらえなくなります。

物流業務の改善は顧客満足度を高めて、リピーターの増加、つまりは売上の増加に関わるので、入荷から検品、在庫管理から梱包発送までスムーズに行えるように調整しておきましょう。

集客方法

ECサイトへどうやってお客様を集めるのか、集客方法もあらかじめ考えておく必要があります。

Amazonや楽天などのモールに出品する場合と異なり、今回紹介した制作方法では、集客までしっかり行わなければ売れることはありません。

一般的に取り組むべき集客方法は以下の通りです。

    1. リスティング広告
    2. SEO対策
    3. SNS運用&広告
    4. インフルエンサーマーケティング

それぞれの集客方法を別々の会社に依頼すると、ディレクション費用や手間が大きくなってしまうので、メインの開発会社でどこまで集客サポートを行っているか確認しておきましょう。

ECサイトの集客方法についてはこちらをご覧ください。
ECサイトの売上を伸ばすための集客方法!ポイントや企業事例を紹介 ECサイトの売上を伸ばすための集客方法!ポイントや企業事例を紹介

①リスティング広告

リスティング広告は、検索連動型広告とディスプレイ広告の2種類が利用でき、ユーザーが検索したキーワードに連動して、広告を表示させ、クリック数によって費用が発生します。

リスティング広告を活用すれば、自社の認知度に関係なく、すぐに集客が可能です。

非常に即効性の高い集客方法で、改善も行いやすいので、リスティング広告を極めるだけでかなりの売上が見込めます。

開発会社の集客サポートとして、リスティング広告運用も合わせて行っている場合が多いので、合わせて依頼すると良いでしょう。

検索連動型広告の詳細はこちらをご覧ください。
検索連動型広告とは?メリット・デメリット、運用方法を解説 検索連動型広告とは?メリット・デメリット、運用方法を解説 Web広告の基本中の基本、検索連動型広告についてわかりやすく説明できますか?リスティング広告とはどう違うの?ディスプレイ広告とは何が違うの?最小限の予算での運用方法などをご紹介します。

 

②SEO対策

SEO対策は自社のサイトや商品ページをGoogleの検索結果の上位に表示させる集客方法で、月間検索回数の多いビッグキーワードで上位表示されれば、多くの集客をコストをかけることなく行えます。

SEO対策を行うには、サイトのSEO内部対策を行い、SEOライティングによって良質なコンテンツを継続的に制作する必要があります。

検索結果の上位に表示させるには、手間と時間がかかりますが、まだまだ重要な集客方法なので、必ず対策しておきましょう。

 

③SNS運用&広告

SEO対策と同じく必ず行うべきなのがSNS運用とSNS広告です。

InstagramやFacebook、TwitterなどのSNS運用を行って、フォロワーを増やしておくことで、広告費用をかけずに、集客を行うことができます。

また、SEOよりもSNSの方が固定のファンを作りやすく、商品やサービスのリピーターになってもらえる可能性が高いのも特徴です。

SNS運用を行って、フォロワーを増やすのにはSEOと同様に時間がかかりますが、将来的な集客効果は非常に大きいので、必ず始めることをおすすめします。

特におすすめのSNSは、ECサイトと連携がしやすいInstagramとFacebookです。

InstagramとFacebookをECサイトと連携させれば、ユーザーがSNS上でページを移転することなく、購入できるので、購入ハードルを下げることができます。

また、SNS運用を行いながら同時にSNS広告を行うこともおすすめです。

SNSでフォロワーを増やすのには時間がかかるので、SNSに広告を出稿し、フォロワーの獲得や商品の販売を直接行うことができます。

商品やサービスの業界によっては、リスティング広告よりもSNS広告の方が適している場合があるので、ぜひ挑戦してみてください。

 

④インフルエンサーマーケティング

また、すでにSNSフォロワーの多いインフルエンサーを活用して、商品やサービスをPRする方法もあります。

インフルエンサーマーケティングを行う場合は、専門の仲介業者に依頼するか、自社でインフルエンサーに依頼してみましょう。

上手くこの方法を活用できれば、SNS広告よりも高い集客効果が見込めます。

「あの人が使っているなら、私もその商品が欲しい」と潜在的に思っているユーザーは多いので、販売しているブランドイメージに合うインフルエンサーを探してみてください。

ECサイトの耐用年数

無料や有料のASPまたはクラウドECでECサイトを制作した場合は、常に最新状態にバージョンアップされますが、その他の方法では、定期的にシステムを更新する必要があります。

一般的には3年〜5年ほどでECシステムを大規模リニューアルする必要があると考えておきましょう。

システムが古くなった状態で運営を続けていると、セキュリティが脆弱になりやすいですし、最新の販売機能や決済方法に対応できなく顧客が離れてしまいます。

ECサイトを制作する際は、制作方法によって、いずれリニューアル費用が発生することを頭に入れておきましょう。

ECサイトを作る際に使える補助金

ECサイトを作る際に使える補助金

ECサイトを作るには大きな費用がかかるので、制作を悩んでいる企業も多いでしょう。

そこで、ECサイトを作る際に活用できる補助金を紹介します。

ECサイトを作る場合は、以下の補助金を活用して、少しでもお得に制作できるようにしましょう。

    • IT導入補助金
    • 小規模事業者持続化補助金 コロナ特別対応型

ここまで解説した通り、本格的なECサイトを制作する場合は、数百万円〜数千万円の費用が必要になります。

予算の豊富な大企業だとしても、新型コロナウイルスの流行によって売上が減少する中では、簡単にECサイト制作費用を捻出するのは難しいはずです。

しかし、同時にECサイトは巣ごもり需要の増加で、ますます必要性が増しています。

ECサイトを制作するべきなのは分かっているけど、予算を回せない企業は、初期費用無料の完全成果報酬でECサイト開発に使える補助金の相談ができる「ニュートラルワークス」に相談してください。

「予算がないから今はECサイトを制作している場合じゃない・・」という企業も、補助金を活用すれば、お得な費用でECサイトを制作できるかもしれません。

ECサイト制作に使える主な補助金は以下の通りです。

IT導入補助金

IT導入補助金は、中小企業や小規模事業者が生産性を向上するITツール(ソフトウェアやサービス等)を導入するために、事業費等の経費の一部を補助する制度です。

補助金は30〜450万円で、導入したITツール購入金額の2分の1または4分の3が補助されます。

IT導入補助金を申請する流れは以下の手順で行います。

    1. 申請に必要なgBbizIDを取得する
    2. 導入するITツールを選定する
    3. 申請マイページを開設
    4. 交付申請の作成開始
    5. 交付申請情報の入力
    6. 事務局への提出
    7. 交付決定
    8. 事業の実施と実績報告
    9. 補助金交付

小規模事業者持続化補助金 コロナ特別対応型

小規模事業者持続化補助金は日本商工会議所の補正予算の補助金で、小規模事業者向けに、販路開拓やIT活用の取り組みを補助しています。

今までの補助金は最大で50万円まででしたが、コロナ特別対応枠が作られて、現在は100万円まで補助されます。

条件は「非対面型ビジネスモデルへの転換」であり、ECサイト開設が該当します。

小規模事業者持続化補助金を申請する手順は以下の通りです。

    1. 補助金の申請をする
    2. 事業の実施
    3. 実施確認後、補助金を事業者に交付

ECサイトの作り方まとめ

今回はECサイトを作りたい個人や企業向けに、制作方法を徹底解説しました。

ECサイトは制作方法によって、必要な費用や制作期間が異なります。

これからECサイトの制作を考えている方は、目的や予算など、解説した様々な観点から制作方法を選択する必要があります。

現在あらゆる業界のあらゆるサービスがオンライン販売に参入しているので、この記事を参考に、ECサイト制作を検討してみてください。

そして、ECサイト制作に使える補助金制度も充実しており、国がECサイトの制作を後押ししています。

監修者紹介

三木 五月

三木 五月

代表取締役社長

Twitter:@satsuki_miki
神奈川県の湘南でデジタルマーケティングの会社を経営しています。湘南をシリコンバレーのようにしたく、社員一丸で突っ走っています! 座右の銘は「好きこそものの上手なれ」。成熟した文化、自然豊かな湘南で一緒に働いてくれる仲間を絶賛募集中です。フルリモートOKです。詳しくは採用ページをご覧ください。