Shopifyは、世界175ヶ国以上で利用されているECサービスで、導入するメリットが豊富にあります。また、EC市場の規模は年々拡大しており、多くの企業や個人がECサイトを構築し始めています。
そこでこの記事では、Shopifyを導入するメリット・デメリットを解説します。どんな人がShopifyを導入してECサイトを構築するべきかも解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
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目次
Shopifyとは
Shopifyとは、世界No.1のECプラットフォームを展開するサービスです。2004年にカナダで創業されたShopify社が運営しており、ニューヨーク証券取引所に上場しているグローバル企業でもあります。各企業がECサイトを自社で運営する意識が高まり、Shopifyの需要が高まり大きく成長していきました。
決済方法の豊富さやカスタマイズ性、SNSとの連携、在庫の確認ができるなど、ECサイト運営に便利な機能が揃っていながら、手ごろな価格で利用できるのが特徴です。現在では、世界175ヶ国以上で多くの企業や個人に利用されています。
Shopify(ショッピファイ)とは?機能やコスト、メリットを解説
世界中のECサイトで爆発的に導入が増えているShopify(ショッピファイ)をご存知でしょうか?「アマゾン・楽天キラー」と呼ばれるのはなぜか、Shopify導入のメリットや機能、使い方を解説します。
Shopifyを導入する7つのメリット
まずは、Shopifyを導入してECサイトを構築する7つのメリットを解説します。
- 低コストで導入可能でプラン変更も楽
- 手数料が安い
- 高いデザイン性のサイトを作れる
- SNS連携が楽で集客に強い
- 決済手段が豊富
- バックオフィス業務を効率化できる
- 配送や在庫管理を効率化できる
他のECサービスと比べると、低コストでカスタマイズ性の高いShopifyは、非常にコストパフォーマンスが良いため、この7つのメリットを参考に、利用を検討してみてください。
低コストで導入可能でプラン変更も楽
Shopifyは、非常に低コストで導入可能で、契約後のプランの変更も簡単に行えます。
Shopifyの料金プランは次の5つです。
- ライトプラン:9ドル(約981円)
- ベーシックプラン:29ドル(約3,161円)
- スタンダードプラン:79ドル(約8,611円)
- プレミアムプラン:299ドル(約32,591円)
- Shopify Plus:2000ドル(約218,000円)
プランによって月額費用や決済手数料、利用できる機能が異なります。Shopifyは、他のECサービスと比べて料金プランが豊富なため、自社の売り上げ見込みや利用したい機能などによって使い分けることができます。また、全てのプランで14日間の無料トライアル期間があるので、実際に使い始めてから検討することも可能です。
プランは後からアップグレードすることもできるため、まずは月額費用の安いプランから始めるのが良いでしょう。
手数料が安い
ライトプラン | ベーシックプラン | スタンダードプラン | プレミアムプラン | Shopify Plus | |
決済手数料(国内発行カード) | 3.4% | 3.4% | 3.3% | 3.25% | 3.15% |
決済手数料(海外発行カード) | 3.9% | 3.9% | 3.85% | 3.8% | 3.75% |
販売手数料(Shopifyペイメント利用時) | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
Shopifyは月額費用だけでなく、ECサイト運営に必要な各種手数料も安いメリットがあります。運営に必要な手数料としては、商品が購入された際に発生する販売手数料や決済手数料などがあり、料金プランや利用する決済手段によって異なります。
上位プランになるほど決済手数料が安くなり、販売手数料は全プラン共通で、Shopifyペイメントという決済手段を利用することで無料になります。他のECサービスでは、初期費用と月額費用無料で利用できるところもありますが、その代わりに決済手数料がShopifyよりも高く、合わせて販売手数料もかかるため、結果的に運営コストはShopifyよりも高くなってしまいます。
特に、想定される売上見込みがある場合は、月額費用よりも決済手数料の負担のほうが大きくなるので、将来的な利益を考えるとShopifyを利用するのがおすすめです。
高いデザイン性のサイトを作れる
Shopifyはクオリティの高いデザインテンプレートが用意されています。そのため、簡単にデザイン性の高いECサイトを作ることが可能です。また、デザインテンプレート適用後は、部分的にHTML/CSSを編集してカスタマイズが行えるので、オリジナルデザインの作成も簡単です。
他のECサービスではテンプレートを利用できても種類が少なかったり、カスタマイズ性が低いことがあるので、高クオリティのサイトを作りたい方はShopifyがおすすめです。
Shopifyのデザインをカスタマイズする方法!コード編集や使い方も解説
SNS連携が楽で集客に強い
Shopifyは、簡単にSNSと連携でき、集客に強いメリットがあります。FacebookやInstagramと連携することで、ユーザーはSNS上で商品を気軽に購入できるようになります。ECサイト運営は構築後の集客が非常に大切なため、管理画面からSNSと簡単に連携できるShopifyのメリットは非常に大きいです。
最初に連携をしておき、SNSフォロワーを増やすことができれば、広告費をかけることなく集客と販売を行えるようになります。他のECサービスではSNS連携自体ができなかったり、外部サービスを利用して別途利用料が必要になる可能性もあるので、ECサイト構築後の集客まで対策したい方はShopifyが最適です。
決済手段が豊富
Shopifyは決済手数料が安いだけでなく、決済手段が豊富というメリットもあります。
- Shopifyペイメント
- Apple Pay
- Google Pay
- Shop Pay
- PayPal
- Amazon Pay
- KOMOJU
- 携帯キャリア決済
- Paidy
- GMOイプシロン
- SBペイメントサービス
- 2Checkout
- CyberSource
- BitPay
決済手段が豊富なメリットは、国内外のあらゆる層をターゲットに販売できることです。ECサイトは、多くのユーザーをターゲットとしており、ユーザーの国や年齢によって、利用している決済手段が異なります。そのため、利用者を取りこぼさないように複数の決済手段に対応しておく必要があります。
他のECサービスでは国内向けの決済手段しか導入できないことが多いですが、Shopifyは世界中で利用されているので、海外向けに販売したい場合でも安心です。
Shopifyの全決済方法と決済手数料を総まとめ|導入すべき決済方法とは
バックオフィス業務を効率化できる
Shopifyの管理画面では、商品管理や決済方法、配送、ストア分析、コンテンツ管理などを一括で行えます。在庫数に連動してWEBサイトに反映させたり、配送ステータスや、売り上げや利益額をリアルタイムで確認することが可能です。
さらに、Shopifyは専用のアプリをインストールすることで、バックオフィス業務を効率化することができます。一部を自動化して管理の手間を大きく減らすことが可能です。
配送や在庫管理を効率化できる
Shopifyを利用するメリットは、配送や在庫管理を効率化できることです。国内配送は日本郵便やヤマト運輸、佐川急便を利用でき、海外配送ではFedEx、UPS、DHLなど世界3大配送会社を利用できます。
また、在庫管理はShopifyの管理画面や、専用のスマホアプリから簡単に行えます。直感的に操作できる見やすい管理画面なので、売り上げや在庫チェックも行いやすいでしょう。配送面の充実度や各種管理のしやすさは、他のECサービスよりも圧倒的に優れています。
Shopifyで最も成功した5つのECサイト!なぜ成功したのか、ポイント解説
Shopifyを導入するメリットがあるのはどんな人?
Shopifyにはさまざまなメリットがありますが、導入するのがおすすめな人は次のような方です。
- ビジネスをスモールスタートしたい人
- 越境ECを考えている人
- 既存ECサイトの解析・運用業務を効率化したい人
ビジネスをスモールスタートしたい人
Shopifyは月額費用と運営費用のどちらも安く導入できるため、ECサイト運営をスモールスタートしたい人におすすめです。スモールスタートをした後に、売り上げが拡大しても、プランを月ごとに変更できるため、ビジネスの状態に合わせてECサイトを使うことができます。
また、Shopifyは100種類以上のデザインテンプレートや、3000種類以上のアプリを活用することで、非常にカスタマイズ性の高いサイトを作ることができます。そのため、本格的なECサイト運営をスピード感を持って始めたい方に最適です。
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Shopify導入のメリットの1つに豊富なアプリがあります。ただ、アプリの数が多すぎてどれを選べばいいかわからない、英語圏で作られたアプリが多い…そんな悩みをお持ちの方に厳選した14アプリを紹介します。
越境ECを考えている人
Shopifyは多言語・多通貨決済に対応しているので、越境ECサイトの構築を考えている人にもおすすめです。海外発送も充実しており、海外ユーザー向けのデザインテンプレートが豊富です。他のECサービスで、Shopify以上に越境ECサイトの運営に必要な機能を搭載しているところはないので、越境ECを低コストで始めたい方はShopifyを利用するのが良いでしょう。
既存ECサイトの解析・運用業務を効率化したい人
既存ECサイトを運営していて、解析や運用業務を効率化したい方は、Shopifyに移行するのもおすすめです。Shopifyの管理画面では、バックオフィス業務や解析業務をワンストップでできます。そのため、煩雑なECサイト運用業務を効率的に管理することが可能です。
今までデータ解析や運用に複数の管理画面を確認しなければならなかったり、人員リソースを減らしたい場合は、Shopifyを利用しましょう。
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Shopifyのデメリットと注意点
最後にShopifyを利用する方が知っておくべきデメリットや注意点を解説します。
- Shopifyだけでは集客できない
- 詳細なカスタマイズは難しい
- 詳細な情報は英語が多い
メリットが非常に多いShopifyですが、当然デメリットも存在します。そのため、導入前には必ず確認してください。
Shopifyだけでは集客できない
Shopifyは誰でも低コストで簡単にECサイトを構築できるメリットがあります。しかし、Amazonや楽天のようなモール型ECと比べて、サイトを作るだけでは集客することができません。すでにブログやSNSなどから集客できる方は問題ありませんが、集客力がない場合は、ShopifyでECサイトを構築してもすぐに売り上げを増やすことはできません。
ShopifyはSNS連携やSEO対策など集客面でも多くの強みがあります。Shopifyを導入する前に、集客戦略を立てておくことをおすすめします。
ShopifyのSEO対策とは?SEO対策アプリも紹介
世界No.1のECプラットフォーム「Shopify」はSEOに強いことも人気の理由です。Shopify導入後にどのようなSEO対策を取ればいいのか、SEO対策に導入したいおすすめプラグインをご紹介します。
詳細なカスタマイズは難しい
Shopifyはデザインと機能のどちらも、本格的にカスタマイズできます。しかし、詳細なカスタマイズには、専門的な知識が必要になる部分もあります。例えば、デザインテンプレートをカスタマイズするには、HTML/CSSなどコーディング知識が必要になります。
また、機能のカスタマイズをするには、ECサイト運営に必要な機能を把握し、アプリのインストールや各種設定を行う必要があるのです。Shopifyで本格的なカスタマイズを行いたい場合は、制作会社に相談してみてください。
詳細な情報は英語が多い
Shopifyのホームページには日本語版のヘルプページもあるので、基本的な情報は見られます。しかし、Shopifyはカナダ発のECサービスのため、日本企業での導入数が多いといっても、詳細な情報はまだまだ英語でしか見つからない場合が多いです。
特にアプリ情報などは英語が多く、Google翻訳を活用しても読解できない可能性があります。アプリを導入してECサイトをカスタマイズしたい方は、英語知識が必要になる場面があるでしょう。
Shopify構築は制作会社に相談するのがおすすめ
この記事では、ECサイトを簡単に構築できるECサービスのShopifyのメリット・デメリットを解説しました。Shopifyは個人でもECサイト運営を始めることができますが、解説のとおり、詳細なカスタマイズや集客施策を行う場合は、専門的な知識が豊富な制作会社に相談することをおすすめします。
「Shopifyが自社に適しているのか分からない」「Shopifyのカスタマイズを頼みたい」という場合には、ぜひ一度ニュートラルワークスに問い合わせください。
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