Web広告

最終更新日: 2021.09.08 (公開: 2020.11.24)

検索連動型広告とは?メリット、デメリット、運用方法を解説!

検索連動型広告とは?メリット、デメリット、運用方法を解説!

Web広告の基本中の基本、検索連動型広告についてわかりやすく説明いたします。リスティング広告やディスプレイ広告などとは何が違うのか?具体的な解説から運用方法などをご紹介します。

検索連動型広告とは?

検索連動型広告とは?

検索連動型広告とは、ユーザーが特定のキーワードで検索したときに、検索結果一覧の上部に表示されるテキスト広告のことを指します。GoogleやYahoo!JAPANのような検索エンジンで調べものをするとき、検索バーに入力したキーワードの語句と連動して広告表示させるシステムです。キーワードによっては、商品やサービスの購入に対し積極的なユーザーを対象に広告を表示することができるため、Web広告の中でも費用対効果が高い手法であるとされています。

検索連動型広告とリスティング広告の違い

検索連動型広告とリスティング広告の違い

検索連動型広告を「リスティング広告」という名前で認識している方もいるでしょう。リスティング広告とは、画像や動画などを用いたディスプレイ広告と、検索連動型広告の2つをまとめた呼称です。リスティング広告の中に、検索キーワードに連動して表示されるテキスト形式の広告と、検索結果以外の場所にも掲載できるディスプレイ広告の2種類が分類されていると考えましょう。

情報の中には検索連動型広告のことだけを「リスティング広告」としている場合もありますが、基本的には検索連動型広告とディスプレイ広告はリスティング広告の一種であると考えてください。
リスティング広告とは?特徴や効果、運用方法や費用対効果を上げるコツを解説! リスティング広告とは?特徴や効果、運用方法や費用対効果を上げるコツを解説! リスティング広告の基本的な知識から効率のいい運用方法、成果を出すためのポイントをご紹介します。

検索連動型広告とディスプレイ広告の違い

検索連動型広告とディスプレイ広告の違い

同じリスティング広告の仲間である「ディスプレイ広告」は、コンテンツの内部に埋め込まれている広告です。検索連動型広告とディスプレイ広告には細かな違いがたくさんあるので、チェックしておきましょう。

広告の掲載場所

検索連動型広告の掲載場所は検索結果だけですが、ディスプレイ広告は検索結果以外の場所にも掲載することができます。GoogleやYahoo!JAPANと提携しているサイト内、Youtubeのような動画サイトなど、広告枠のある媒体に幅広く配信されます。

広告の形式

検索連動型広告は、テキストのみの広告です。検索結果一覧に馴染んでいるため、ユーザーが広告文に反応してクリックする形で誘導します。一方ディスプレイ広告は画像や動画などを使ってユーザーの目を引くことができる広告です。テキストのみ、画像とテキストの組み合わせなど、広告の形式も幅広く選択することができます。

接近できるユーザー

検索連動型広告は、すでに商品やサービスの購入に積極的な意向をもっているユーザーにアプローチできます。「化粧品 30代」「エイジング化粧品 安い」など、商品自体を購入する意思決定はできているけれど、どの商品を選ぶか迷っているという段階の人にヒットします。そのため費用対効果が高い広告手法であるとされています。

一方ディスプレイ広告の場合は、幅広いユーザーに広告を見てもらうことで潜在顧客を増やす効果が期待できます。空き時間に見るニュースサイトやブログ記事、動画などの中に広告を表示させるため、商品やサービスを知ってもらうきっかけを作ったり、自社をユーザーに認知してもらったりするための広告と考えましょう。

検索連動型広告とSEOの違い

検索連動型広告 SEO
集客の即時性 すぐに効果が出る 効果が出るまで時間がかかる
クリック率 低い 高い(検索上位になれば)
集客費用 発生する 無料(記事作成コストを除く)
効果の想定しやすさ しやすい しづらい
掲載順位のコントロール 予算次第で可能 可能だが時間がかかるし、確実ではない
リンク先の変更 可能 可能だが、確実ではない。

上の表は、検索連動型広告とSEO集客を比較したときの違いをまとめています。広告とSEOはまったく違った特徴をもっています。広告は、ある程度の予算をかけるぶん素早く、効率的に集客することが可能です。広告の設定さえできれば、今日からでもユーザーの目に触れるようになるため即効性があります。

一方、SEO集客は、時間と工数をしっかり費やし、顧客に情報を浸透させる手法になります。SEOは早くても3~6ヶ月という期間をかけてコンバージョンを少しずつ増やしていく……という長期目線で取り組む必要があります。SEOは費用がかからないというイメージをもっているかもしれませんが、ユーザーにとって有益な記事を制作し、継続的に投稿し、管理するといった一連の作業に必要な人件費がかかることも忘れてはならないポイントです。

総合的にみると、まずは検索連動型広告を使ってある程度の成果を出し、SEOは長期目線でゆっくり取り組み、集客の土台を底上げするような考え方で進めていくのがおすすめです。

SEOとリスティング広告の違いとは?使い分けと考え方を解説 SEOとリスティング広告の違いとは?使い分けと考え方を解説 Webサイトの集客にはSEOもリスティング広告も欠かすことはできません。では、SEOとリスティング広告をどう使い分ければいいのでしょうか?それぞれの特徴から使い分け方法をわかりやすく解説します。

検索連動型広告の特徴

検索連動型広告の特徴

検索連動広告の特徴は、主に次の3つに集約されます。他のWeb広告にはないポイントを押さえておきましょう。

1、好きなキーワードを選んで広告を出稿できる

検索連動型広告では、広告主が自由にキーワードを選択することができます。ユーザーが商品やサービスを探すとき、どんなキーワードを入力するだろう?というところから考え、キーワード選定を行います。

たとえば、中古車買取業を営んでいる場合、見積依頼をしてくれる顧客を集めなければなりません。この場合「中古車 買取」のキーワードや「中古車 見積もり」など、自社のサービスに関連のある語句を自由に設定することができます。検索連動広告はコントロール性も高いので、クリック率やコンバージョンの動向を見ながら随時設定を変え、試行錯誤することが可能です。
【現役コンサルが解説】リスティング広告のキーワード選びのポイントとは? 【現役コンサルが解説】リスティング広告のキーワード選びのポイントとは?

2、クリック課金型で広告予算を管理しやすい

検索連動型広告は、クリック課金型が用いられています。クリック課金型とは、ユーザーが広告をクリックしたときだけ費用が発生する形態です。そのため、仮に広告が表示されてもユーザーがまったく反応を示さない場合には費用がかかりません。

高い広告費を出しているのに、まったく反応が得られないといった事態を避けられるのはクリック課金型のメリットといえます。また、広告が1,000回表示されるごとに課金される設定にできる場合もあり、広告予算の管理がしやすいのも検索連動型広告の特徴です。

3、クリック単価を自分で決められる

クリック単価とは、広告がクリックされるごとにかかる料金のことをいいます。このクリック単価も、広告主が上限を自由に設定することができるのです。クリック単価は、1クリック10円~2,000円と広告のジャンルによって幅が広くなっています。

クリック単価の上限を高く設定している広告がより上位に掲載され、売上もアップしやすいというる仕組み。広告主は、競合や予算とのバランスを見ながら、クリック単価の設定を自由に決めることができます。

検索連動型広告のメリット

検索連動型広告のメリット

検索連動型広告を導入すると、どのようなメリットを得られるのでしょうか。この広告手法の利点といえる部分を4つ挙げてみます。

1、成果に繋がりやすいユーザーに広告を配信できる

検索連動型広告は、すでに特定の商品やサービスに対して購買意向があるユーザーへアプローチできます。検索キーワードは、ユーザーの意向をとても具体的に表しているものですよね。ユーザーの意図と広告主の設定したキーワードがマッチすることは、成果の見込める顧客を絞り込む役割を担っていることになります。

2、少額の予算でも広告配信を始められる

検索連動型広告のコストは「クリック単価×クリック数」という非常にシンプルな算出方法です。全体のコストを見通しやすく、単価の調整もしやすいといったメリットがあります。多額の予算はかけられないけれど、広告を出すことでどの程度反応が得られるのか試したいといった場合にも活用しやすいですね。

3、すぐに広告配信を始められ、いつでもやめられる

検索連動型広告は、広告の設定さえできれば今日からでもすぐに広告の配信ができます。申込までの期間や、広告掲載までの期間にタイムラグがありません。また「広告手法との相性が悪い」「予算の捻出が厳しい」など、さまざまな事情で広告掲載をやめる判断をしたときもすぐに停止できます。

4、集客効果がすぐに出て、効果測定しやすい

検索連動型広告は、クリック数やコンバージョンなどの数字的分析がしやすいです。

  • 広告を表示した数
  • 広告がクリックされた数
  • 商品やサービスの購入数

このように、シンプルに数字として計測し、成果を分析しやすいのもメリットです。

検索連動型広告のデメリット

検索連動型広告のデメリット

検索連動型広告には、デメリットになり得ることもいくつかあります。広告配信時の注意点として確認しておきましょう。

1、関連ワードで検索しないユーザーにはアプローチできない

当然ですが、検索キーワードを使った情報収集ができないユーザーや、特定の商品やサービスに対しての購買意向が高まっていないユーザーには接近できません。検索連動広告は狭く、深い層のターゲットに届けるイメージなので、テレビCMや動画内のディスプレイ広告のように、広く認知してもらうことはできません。

2、運用管理、効果測定に手間がかかる

検索連動型広告はコントロール性が高く、数字による効果測定がしやすいですが、裏を返せば「細かく分析し、調整する必要がある」ということにもなります。広告の運用管理や、効果測定には手間がかかり、人材も必要になります。広告運用に精通する担当者を配置することや、自動化システムを導入するなどの施策が必要になることもあるでしょう。

リスティング広告の出稿先はGoogle、Yahooの2種類

リスティング広告の出稿先はGoogle、Yahooの2種類

リスティング広告の出稿先でもっとも勢力があるのは、GoogleとYahoo!の大手検索エンジンです。この2社は検索エンジンの2大勢力ともいわれていることは多くの方がご存知ですよね。2019年5月から2020年5月にかけて、国内の検索エンジンのシェア割合は、Googleが75%、Yahoo!が20%というデータが出ています。国内の検索エンジンは95%をこの2社が独占している状況です。

Google 広告とYahoo!広告の特徴、使い分け方

Google広告とYahoo!広告には、それぞれ異なる特徴があります。自社の商品やサービスの色にあわせて、上手に使い分けていくことが重要です。以下にGoogleとYahoo!で異なるポイントを比較しながらまとめています。

GDNとYDNの違いは?それぞれの特徴、GDNとYDNの広告サイズや運用面での違いを解説! GDNとYDNの違いは?それぞれの特徴、GDNとYDNの広告サイズや運用面での違いを解説! ディスプレイ広告を出稿しようと思ったらGDNとYDNの2つの選択肢がありますが、どちらを選べばいいのでしょうか?それぞれの特徴や広告サイズの違い、運用方法の違いについてわかりやすく解説します。

広告掲載先

Google広告は、Google検索結果とGoogleの提携しているサイトへ広告が配信されます。Googleのディスプレイ広告は、GmailとYoutubeにも配信されます。一方、Yahoo!広告の配信先は、Yahoo! JAPANの検索結果とYahoo!の提携サイトです。Yahoo!のディスプレイ広告は、Yahoo! ニュースと知恵袋にも配信されます。

利用ユーザー層

GoogleとYahoo!では、利用しているユーザー層に違いがあります。Googleは比較的若年層に利用者が多く、スマホユーザーが多めです。Yahoo!は40~60代の中高年層で、PCからのアクセスが多くなっています。

表示オプション

GoogleもYahoo!も広告の表示オプションを設定できますが、設定できる範囲に違いがあります。Google広告では10項目のオプション設定ができるのに対し、Yahoo!広告では4項目のみと大きく差があります。

キーワードのマッチタイプの表記

キーワードのマッチタイプの表記方法が、2社でそれぞれ異なります。Google広告では、キーワードに記号をつけてマッチタイプを記入する必要があり、若干少々難しいです。一方Yahoo!広告の場合、プルダウンから選択して設定できます。
リスティング広告のマッチタイプとは?使い分けで費用対効果が上がる! リスティング広告のマッチタイプとは?使い分けで費用対効果が上がる!

ターゲティング設定

Google広告とYahoo!広告では、ターゲティング設定の幅が若干ですが異なります。GoogleよりもYahoo!の方が年齢層の設定幅は広いですが、Googleでは子どもの有り無しや、現在地を中心とした半径設定なども可能です。

その他、Google広告はリスティング広告とディスプレイ広告を同じ管理画面で操作することができたり、海外への広告出稿をしたりするのも簡単です。ただし、世界シェアNo.1でユーザー数も多いですが、その分競合が多く入札競争は激しいです。ユーザー層や広告配信先、運用や管理のしやすさなど、さまざまな観点から2社のどちらに広告出稿するか検討してみてください。

検索連動型広告の始め方

検索連動型広告の始め方

予算をかけず、できる範囲で自社のPRをしていきたい場合には、検索連動型広告はとても適した手法といえます。実際に検索連動型広告に取り組むには、以下の3つの手順とポイントを頭に入れておきましょう。

1、商品名、会社名で広告を出稿する

第一段階として、会社の名前や売り出したい商品名などを検索キーワードとして登録してみましょう。社名や商品名を知っていて、なおかつ検索をするユーザーは、あなたの会社や商品、サービスに強い関心をもっている可能性が高いです。広告効果を実感するためにも、商品名や会社名で「お試し」の広告設定をしてみることもおすすめです。

2、地域を絞り、エリア配信で広告を出稿する

地域を絞って広告配信するのも効果的です。全国規模ではまだまだ知名度がないけれど、地元では比較的広く知られている……という企業は多いはず。そんなときは、広告配信のエリアを絞り込んだり、検索キーワードに地域名を指定するなど、地域限定で広告配信することも方法のひとつです。

3、曜日、時間帯を絞って配信テストをし、効果測定を行う

すでに自社の事業において、売れる曜日や時間帯などのデータがとれているケースもあると思います。その場合、人が集まりやすい時間帯や曜日に絞って広告配信をすることで、集客数を効率よくアップさせることもできます。

広告配信のターゲットや時間、曜日、時期などは定期的にテスト配信を行い、効果測定を行いましょう。検索連動広告は、コントロール性が高いという強みがあります。分析と改善を繰り返しながら経過をみていくのも、広告運用においては重要なポイントです。

まとめ

検索連動広告は、即効性が高い上に低予算で取り組むことができ、導入のハードルが低い広告手法といえます。配信・停止、単価の設定、検索キーワードなど細かい調整が可能で、自由度が高いのが魅力です。

ただ、自由度が高いことが返って「具体的な調整の仕方がわからない」「自社に最適な設定方法がわからない」と感じられるかもしれません。ニュートラルワークスでは、検索連動型広告をはじめとするWeb広告の運用についてご相談を賜っております。Web広告でお困りの方はニュートラルワークスまでご相談ください。

著者紹介

石田 哲也

石田 哲也

取締役CMO

株式会社ニュートラルワークス 取締役CMO。1984年生まれ。高校卒業後にISD株式会社にて起業。株式会社オプトにてWebマーケティングを学び、株式会社メタップスなど複数のベンチャー企業にて事業立ち上げを経験。前職はワンダープラネット株式会社にてゲームプロデューサーとしてスマホアプリゲームの制作に従事。2018年に地元の神奈川へ戻り、ニュートラルワークスにジョイン。SEO/Web広告運用/サイト分析・改善など、Webサイトの運用改善~ゲームアプリ制作や数十万フォロワーのSNSアカウントの運用経験などWebビジネス全般を守備範囲とする。