マーケティング

最終更新日: 2023.08.17

サイト改善におすすめの分析ツール22選!選ぶ際のポイントも紹介

サイト改善におすすめの分析ツール22選!選ぶ際のポイントも紹介

Webサイトを運営しているものの、なかなか効果が出ずお悩みの方も多いのではないでしょうか。サイトの改善を検討していても、何をすれば良いかわからなければ対応ができません。そして効果も表れないでしょう。

Webサイトを改善するためには、現状や課題を把握するための分析が必要です。そんなサイト改善に必要な分析を効率良く進めるにあたって、分析ツールが役立ちます。自社に合った分析ツールを活用すれば、サイト改善をスムーズに進められるでしょう。

本記事ではサイト改善ツールの選び方や、目的別のおすすめツールなどを紹介します。サイト改善に必要な分析などを、ツールで効率的に進められるようになります。サイト改善でお悩みの方、自社に合ったツールをお探しの方は、ぜひお読みください。

石田 哲也

監修者

Twitter:@te2319
株式会社ニュートラルワークス 取締役CMO。1984年生まれ。高校卒業後にISD株式会社を起業。その後、株式会社オプトでWebマーケティングを学び、株式会社メタップスなど複数のベンチャー企業にて事業立ち上げを経験。前職はワンダープラネット株式会社でゲームプロデューサーとしてスマホゲームアプリの制作に従事。2018年に地元の神奈川へ戻り、ニュートラルワークスに入社。SEO/Web広告運用/サイト分析・改善など、Webサイトの運用改善~ゲームアプリ制作や数十万フォロワーのSNSアカウントの運用経験などWebビジネス全般を守備範囲とする。

■経歴
2003年 ISD株式会社/起業
2009年 株式会社オプト/SEMコンサルタント
2011年 株式会社メタップス/シニアディレクター
2013年 ライブエイド株式会社/執行役
2016年 ワンダープラネット株式会社/プロデューサー・BizDev
2018年 株式会社ニュートラルワークス/取締役CMO

■得意領域
Webサイト改善
SEO対策
コンテンツマーケティング
リスティング広告

■保有資格
Google アナリティクス認定資格(GAIQ)
Google 広告検索認定資格
Google 広告ディスプレイ認定資格
Google 広告モバイル認定資格

QUERYY(クエリー)編集部

執筆者

株式会社ニュートラルワークス

QUERYY(クエリー)編集部

QUERYY(クエリー)は、株式会社ニュートラルワークスが運営するデジタルマーケティング情報メディアです。

サイト改善するうえで分析ツールは欠かせない

サイト改善するうえで分析ツールは欠かせない

Webサイトの成果を最大化するためには、分析ツールの活用が欠かせません。

Webサイトを立ち上げただけでは、売上や問い合わせなどのコンバージョン獲得は難しいです。サイト運営にあたってさまざまな工夫を施したつもりでも、気づかないところで課題が存在しているケースが珍しくありません。課題を解決せず放置してしまうと、いつまで経っても成果が得られず、Webサイトを運営する意味が小さくなってしまいます。

事業にあたっての施策で成果を出すには、課題の把握と改善の繰り返しが必要不可欠ですが、Webサイトも同様です。分析ツールはWebサイトの改善における、課題の把握を進めるうえで役立ちます。

現状を把握できなければ、解決すべき課題を見つけることもできません。したがってサイト改善をするうえで、分析ツールの活用が欠かせないのです。

サイト改善ツールの選び方のポイント4つ

サイト改善ツールの選び方のポイント4つ

サイト改善ツールにはさまざまな種類があります。サイト改善で効率良く成果を出すためには、自社に適したツールを選ぶことが大切です。サイト改善ツールの選び方として押さえたいポイントは以下の4つです。

  • 導入目的が満たせるか
  • 初めての人にも使いやすいか
  • 費用対効果は見合っているか
  • 取得したいデータは取れるか

ツール選びがうまくいけば、その後のサイト改善もスムーズに進みやすくなります。それぞれのポイントについて詳しく解説します。

1.導入目的が満たせるか

導入目的が満たせるかは、ツールを選ぶうえで見逃せない要素です。どんなに高性能で高評価を得ていても、自社の目的を達成するのに適さないツールでは意味がありません。

ツールの活用により、導入目的を満たせるかは重要なポイントです。自社に必要なツールを選ぶため、そもそも何のためにサイト改善ツールを導入するか明確にしましょう。導入目的が明確になれば、必要なツールの基準がハッキリするため選びやすくなります。

サイト改善ツールを選ぶ前に、まずは導入目的を明確にしましょう。そのうえで導入目的を満たせるツールを選ぶことが大切です。明確な基準や目的があれば、不要なツールを選び非効率になってしまうリスクを押さえられます。

2.初めての人にも使いやすいか

初めての人にも使いやすいかどうかも、ツールを選ぶうえで重要なポイントです。

サイト改善ツールを導入し始める頃は、当然ですがツールの活用に慣れていない状態です。そのため初めて、もしくは不慣れな人でも使いやすく、しっかり成果を出せるツールを選ぶ必要があります。

使いやすさの観点から考えると、機能性や充実度合いは、必ずしも高ければ良いとは限りません。機能は詰まっていればいいものでもなく、かえって欲しい機能の使い方が分からず使いにくさを感じる恐れがあります。最初のうちから難しいツールを選んでしまうとサイト改善がうまく進まず、必要以上のコストをかけてしまうリスクが高いです。

サイト改善をあまり進めたことのないうちは、使いやすさを重視してツールを選ぶのがおすすめです。初めての人でも使いやすく、しっかり分析できるツールを選べれば、結果としてサイト改善が効率的に進みます。

3.費用対効果は見合っているか

費用対効果が見合ったツールを選ぶことも大切です。サイト改善に活用できるツールには、無料から有料までさまざまなものがあります。費用を基準に選んでしまうケースは多いですが、有料・費用が高いツールが必ずしも良いとは限りません。

たとえば有料で機能が豊富なツールがあったとしても、自社が必要とする機能が一部のみの場合、費用が無駄になってしまう可能性があります。しかし、費用の安さを重視し過ぎてもよくありません。安さばかりを優先するために、機能性の悪いツールや非効率なツールを選んでしまうリスクが高いです。

ひとつひとつのツールが安くても、自分のサイトに必要なツールを購入するうちに、結局トータルコストがかさむケースもあります。コスト面での無駄を抑えつつ大きな効果を出せるよう、費用対効果を考えてツールを選びましょう。

4.取得したいデータは取れるか

取得したいデータを取れるかどうかも、ツールを選ぶうえで見逃せない要素です。一言でサイト改善ツールといっても、搭載されている機能はツールによってさまざまです。

当然、ツールによって取得できるデータも異なります。数あるツールの中から自社に適したものを選ぶためには、取得できるデータについて具体的な確認も必要です。

自社の課題解決・サイト改善に必要なデータを取れるツールでないと、目的達成のために必要な分析ができません。自社サイトの課題や必要とする情報を収集し、明確に分析できるツールを選ぶことが大切です。

大まかな機能や評判だけでなく、ツールで取得できるデータなど、細かな機能についてもしっかり調べましょう。

おすすめのアクセス解析ツール5選

おすすめのアクセス解析ツール5選

サイト改善におすすめの分析ツールを紹介します。はじめに紹介するのはアクセス解析に関するツールです。アクセス解析ツールを使えば、ユーザーの滞在時間や離脱率など、アクセスに関するさまざまな情報が確認できます。

今回紹介するアクセス解析ツールは、以下の5種類です。

  • Googleアナリティクス
  • Google Search Console
  • AIアナリスト
  • Tableau
  • アナトミー

それぞれのツールについて詳しく解説します。

アクセス解析でサイトの課題を発見する代表的な2つの方法 アクセス解析でサイトの課題を発見する代表的な2つの方法

1.Googleアナリティクス

1.Googleアナリティクス

GoogleアナリティクスはGoogleが運営するアクセス解析ツールです。Googleアカウントを持っていれば簡単に利用できます。主な機能として以下の内容があげられます。

    • ユーザー:サイトを訪問した人の数。同じ人が複数回訪問してもユーザー数は1となる
    • セッション:サイトに訪問された回数。同じ人が2回訪問した場合、セッション数は2となる
    • ページビュー:閲覧されたページの数。同じ人が1回の訪問で5つのページを見たら、ページビューは5となる
    • 滞在時間:ユーザーがサイトに滞在した時間。ページあたりの滞在時間も確認可能
    • 離脱率:ユーザーが閲覧した最後のページとなった割合
    • 直帰率:ユーザーがひとつのページのみを閲覧し、サイト内を回遊せず離脱した割合

期間ごとのアクセス数やサイトの流入元なども確認できます。サイトのアクセスに関する幅広い情報を扱います。アクセス状況について幅広い情報を取得できるため、サイト改善のために必ず利用したい分析ツールのひとつです。

【Googleアナリティクス】ランディングページを分析・改善・最適化する方法 【Googleアナリティクス】ランディングページを分析・改善・最適化する方法

2.Google Search Console

2.Google Search Console

Google Search Consoleは、ユーザーがアクセスする前の状態について確認・分析できる無料ツールです。Googleアナリティクスと同様に、Googleアカウントを持っていれば簡単に利用できます。

分析できる主な内容として以下があげられます。

    • 検索キーワード:検索結果から流入したユーザーが使った検索キーワード
    • キーワードに関する情報:検索キーワードの表示回数や検索結果における平均掲載順位、クリック数およびクリック率などか確認可能
    • SEO面でページが抱えている問題:インデックスの有無や問題の箇所など
    • 自社サイトをリンクしているページ:自社サイトがどのようなサイトからリンクされているかSEO施策に必要な情報を集め、効率良く対策を進めるために欠かせないツールです。
Googleサーチコンソールとは?使い方と登録方法や設定を解説 Googleサーチコンソールとは?使い方と登録方法や設定を解説 Webサイトの集客状況を分析する際にGoogleアナリティクスと同じくらい役立つのがGoogleサーチコンソールです。サーチコンソールへの登録方法やGoogleアナリティクスとの連携方法について、わかりやすく解説します。

3.AIアナリスト

3.AIアナリスト

AIアナリストは人工知能がサイト分析をし、結果をもとに改善案の提案を行うツールです。Googleアナリティクスのデータを解析するため、両者を連携するだけで利用できます。搭載されている主な機能やツールの特徴を紹介します。

  • 自動レポート:サイトのアクセスに関するレポートを自動で作成する機能。日次・週次・月次で出力
  • 成果進捗の報告:施策の進捗や目標に対する成果などを一元管理、自動で報告する機能
  • 改善方針の提案:サイトの伸びしろ部分を分析し、改善方針を提案する機能

データの収集だけでなく分析まで可能です。サイト改善における自社の負担を大幅に減少できます。無料プランでは一部機能のみ利用可能です。有料プランの料金はサイトの規模によって個別で見積もりが必要なため、無料で試してから検討すると良いでしょう。

4.Tableau

4.Tableau

Tableauはサイトのアクセスに関するさまざまなデータを可視化する機能に特化したツールです。サイトの正確かつ効果的な分析のためには、大量かつ幅広いデータを活用する必要があります。しかし文字や数字ではイメージしにくく、情報を把握するまでに時間がかかってしまいます。

Tableauは必要なデータを表やグラフ化するため、誰もが簡単に状況の把握ができて便利です。主な機能・特徴をいくつか紹介します。

  • リアルタイムでの情報収集・分析:データがリアルタイムで反映されるため、常に最新情報の確認が可能
  • グラフや表の作成:可視化したい情報や形式などを選べるため、必要とするグラフや表を自由に作成可能
  • ダッシュボードの作成:作成したグラフや表をひとつのページにまとめたダッシュボードが作成可能

チーム・組織向けの料金プランは3種類あります。無料トライアルも用意されているので、まずはそちらを試すのがおすすめです。

5.アナトミー

5.アナトミー

アナトミーはSEO分析を直感的・視覚的に行えるツールです。検索エンジンからの流入を解析するためには、膨大なキーワードの確認をする必要があります。また社内や関係者の間で共通認識を作るためには、全員が情報を正確に把握できるような資料が必要です。

これらを用意するための作業には、膨大な時間と労力がかかります。そんな負担を抑えるうえで役立つツールです。主な機能や特徴として以下があげられます。

  • SEOプロセスの可視化:クリック数の推移や今後の予測など、検索情報に関するデータを可視化
  • 検索流入数を下げる原因の分析:検索流入数の大幅な減少があるページを見つけ、原因となるキーワードを分析する
  • 検索流入後の動線分析:検索ワードで訪れたユーザーがサイト内でどのように動いているかを分析

サイトの規模やサポート内容によって料金プランが異なります。まずは無料トライアルを活用し、それから検討するのが安心です。

おすすめのヒートマップツール5選

おすすめのヒートマップツール5選

続いて紹介するのはヒートマップツールです。ヒートマップとは、ユーザーがページのどこを見ているか、どこで離脱しているかを可視化したものを指します。ユーザーが熟読している箇所や、逆に離脱させてしまっている箇所が明確になるため、サイト改善のヒントになります。

今回紹介するヒートマップツールは、以下の5種類です。

  • マウスフロー
  • User Heat
  • Microsoft Clarity
  • ミエルカヒートマップ
  • Ptengine

それぞれのツールについて詳しく解説します。

ヒートマップとは?できることから改善手法まで解説 ヒートマップとは?できることから改善手法まで解説

1.マウスフロー

1.マウスフロー

マウスフローは訪問するユーザーのストレス解消を目的としたサイト改善に便利なツールです。現代はジャンル問わず多くのWebサイトが存在するため、ユーザーは非常に選択肢が豊富な状態といえます。

すなわちサイトを利用するにあたってストレスを感じた場合、すぐに離脱して別のサイトに移動してしまう可能性が高いのです。したがってユーザーの動きを把握し、ストレスとなる部分を取り除いて改善する必要があります。

ツールの主な機能を紹介します。

  • ユーザーの利用動向の把握:コンバージョンに至らなかったユーザーの動きを確認し、原因やストレスとなるポイントを把握
  • ヒートマップ:ページ内におけるユーザーの動きをまとめ、ヒートマップとして可視化
  • コンバージョン経路の分析:コンバージョンまでの動きを分析。もっとも効果的な導線の把握が可能

価格プランは4種類あり、最安値は月額換算で2,765円です。14日間の無料トライアルも用意されています。

2.User Heat

2.User Heat

User Heatは手軽にヒートマップ機能を使えるツールです。解析したいWebサイトのURLを登録するだけで、すぐにヒートマップが確認できます。無料で使えるツールながらも、ヒートマップとして十分な機能を搭載しています。利用できるヒートマップは以下の5種類です。

  • 熟読エリア:ユーザーが熟読している箇所を可視化
  • 終了エリア:該当のページがどこまで読まれたかを可視化
  • クリックエリア:ページ内でクリックされた箇所を可視化
  • マウスムーブ:ページ内でのマウスの動きを可視化
  • 離脱エリア:ユーザーがサイトを離脱した箇所を可視化。終了エリアの可視化と異なり、サイト内のページ移動は対象とせず、離脱のみを集計

ヒートマップを初めて使う人はもちろん、複数のヒートマップを使いたい方にもおすすめできます。

3.Microsoft Clarity

3.Microsoft Clarity

Microsoft ClarityはOffice製品などで有名なMicrosoft社によるサイト分析ツールです。無料で使えるツールですが、サイト分析に便利な機能が多数搭載されています。機能は大きく3種類に分けられます。

  • ヒートマップ:エンゲージメントの高い箇所や、ユーザーがスクロールした箇所を可視化
  • セッションの録画:クリックやページ移動など、ユーザーの動きを記録
  • インサイト:ユーザーの行動から、サイトが抱える課題や問題点などの分析

サイトは基本的に英語ですが、ブラウザの翻訳機能を使えば問題ありません。登録方法が簡単なうえ操作も直感的なため、特に不便なく利用できます。ヒートマップでユーザーの行動を把握するだけでなく、課題の把握にも役立つツールです。

4.ミエルカヒートマップ

4.ミエルカヒートマップ

ミエルカヒートマップはヒートマップをメインとした、サイト分析に便利な機能を多く搭載したツールです。PC・スマートフォン・タブレットすべてのデバイスに対応しています。主な機能や特徴は以下のとおりです。

  • 3種類のヒートマップ:スクロールヒートマップ・クリックヒートマップ・アテンションヒートマップを搭載
  • 自動データ収集:必要なデータを自動で収集するため手間が抑えられる
  • 複数の料金プランを用意:自社の規模や必要とする機能に合わせ、もっとも費用対効果の高いプランを選択できる

ツールは累計1,300社を超える企業に導入されており、確かな実績を有します。自社に適したプランを選びやすく、無駄なく効率的にサイト分析ができるツールです。

5.Ptengine

5.Ptengine

Ptengineは直感的かつワンストップでサイト最適化を可能とするツールです。ツールの導入から利用開始まで5分という短時間で、非常に簡単な操作のみで利用できます。ツールの機能や特徴として以下の内容があげられます。

  • あらゆるデータをひとつのタグで計測:サイトに設置が必要なタグはひとつ。初めてでも簡単に利用可能
  • 多彩なヒートマップ:さまざまなヒートマップやトラッキング機能を搭載
  • 成果を直感的に理解できる仕様:自動で生成されるレポートはわかりやすく、誰でも理解できる内容

3,000PVまでであれば無料で利用可能です。より多くの機能を搭載したプランや、大規模サイトでも利用できる従量課金プランも用意されています。本格的なサイト分析を、わかりやすく直感的に実施できるツールです。

おすすめの競合分析ツール5選

おすすめの競合分析ツール5選

競合分析ツールも、サイト改善を効率的に進めるうえで役立ちます。競合分析とはその名のとおり、競合となる存在に関する分析です。ツールを活用すれば、競合サイトに流入しているキーワードや、具体的な被リンクの数などが把握できます。競合に勝つための対策を練りやすくなります。

今回紹介する競合分析ツールは、以下の5種類です。

  • SEMrush
  • Ahrefs
  • Similarweb
  • SEOチェキ
  • eMark+

それぞれのツールについて詳しく解説します。

競合サイトの順位比較!分析ツールおすすめ10選と見るべきポイント 競合サイトの順位比較!分析ツールおすすめ10選と見るべきポイント

1.SEMrush

1.SEMrush

SEMrushは競合分析に必要とされるあらゆる機能が搭載されたツールです。収集・分析した情報は一元管理されるため、簡単に確認できます。搭載されている主な機能は以下のとおりです。

  • SEO関連機能:ドメイン分析・キーワード調査・順位変動など、SEO施策に必要な分析機能
  • 広告分析:競合サイトの広告分析や、分析データをもとにしたキャンペーンの立案など
  • SNS分析:競合のSNSアカウントをトラッキング、エンゲージメントの高い投稿などを分析。データをもとにした投稿作成なども一元化

料金はサイトの規模に合わせ3種類用意されています。効率的な競合分析が可能になり、結果として、より競争力の高いサイトの実現につながります。

2.Ahrefs

2.Ahrefs

Ahrefsは競合分析をはじめ、サイト改善に役立つさまざまなデータを分析できるツールです。専門知識や経験がなくても、検索結果で上位掲載されるようなサイトへと改善できます。搭載されている主な機能およびツールの特徴を紹介します。

  • 競合サイトの分析:各キーワードにおける競合サイトのランク付けや、競合サイトの被リンク品質などを分析
  • 競合コンテンツの分析:同業界・分野で高い成果を出している競合コンテンツの分析
  • SEO施策関連:自社サイトの検索順位を下げている原因を分析

料金は月額制で、搭載されている機能やサイトの規模によって4つのプランがあります。豊富な機能が搭載されているため難しく感じるかもしれませんが、丁寧なガイドがあるため安心して利用できるツールです。

3.Similarweb

3.Similarweb

SimilarwebはWebサイトの優位性獲得や競争力向上に便利な機能を多く搭載したツールです。多くの種類の機能があり、競合分析はデジタルマーケティングインテリジェンスに含まれます。以下のような機能が搭載されています。

  • トラフィック・エンゲージメントの比較:すべてのマーケティングチャネルにおけるベンチマーク比較が可能
  • キーワード分析:競合サイトの分析をし、自社が狙うべきキーワードの特定や検索トラフィックの傾向を確認
  • リファラル調査:デジタルにおける市場シェア率を高めるうえで効果的な、リファラルパートナーの発見やパートナー評定など

料金は機能・規模別に2種類および見積もり型のカスタムタイプがあり、自社に適したプランを選びやすい体制です。

4.SEOチェキ

4.SEOチェキ

SEOチェキは登録やソフトのインストール等が不要なSEO分析ツールです。分析したいサイトのURLを入力するだけで、SEO施策に役立つさまざまなデータを収集できます。以下のような特徴・機能があります。

  • 収集できる情報が質・量ともにすぐれている:URLを入力したサイトについて、検索順位やキーワードの登場回数など、さまざまな情報を確認できる
  • ブックマークレットを搭載:SEOチェキをブックマークに登録し、ブラウザで調べたいサイトを開いてからブックマークでSEOチェキに飛べば、URLを入力せず自動でサイトの調査が可能
  • 十分な利用回数:利用回数の上限があるものの、1日200回と豊富な数のため十分

すべて無料で利用できるため、SEO分析の経験があまりない人でも安心です。

5.eMark+

5.eMark+

eMark+はサイト分析に役立つサービスを複数提供しています。中でも競合分析に便利なサービスはeMark+ Site Analyzerです。

以下のような特徴・機能を有します。

  • ユーザー属性の把握が可能:約30万人の規模を有する行動ログモニター会員により、消費者パネルでユーザー属性の確認が可能
  • SEO分析に便利な機能が多数:検索キーワードや人気コンテンツなどの分析
  • モニター会員へのアンケート調査:モニター会員へアンケート調査が実施できるオプション機能。ユーザーのリアルな声を集められる

料金は無料プランに加え、規模や機能別の有料プランが3種類用意されています。個別に相談・見積もりが可能なため、自社に合わせた料金体制となり安心です。

おすすめのABテストツール4選

おすすめのABテストツール4選

Webサイトの効果をより大きくするためには、ツールを活用したABテストも便利です。ABテストとは、文章やデザインが異なるページを複数用意し、各バージョンのクリック率やコンバージョン率などを比較するテストです。

実際のユーザーによる反応やトレンドなどを確実に把握できるため、より効率的なサイト改善につながります。今回紹介するABテストツールは以下の4種類です。

  • Googleオプティマイズ
  • Optimizely
  • SiTest
  • DLPO

それぞれのツールについて詳しく解説します。

ABテストとは?おすすめABテストツールの比較 ABテストとは?おすすめABテストツールの比較 商品購入や問い合わせ、1人あたり閲覧数などWebサイトにはさまざまな改善したい指標があります。各指標を改善するにあたって良く行われるABテストについて、実施のポイントやABテストツールをご紹介します。

1.Googleオプティマイズ

1.Googleオプティマイズ

GoogleオプティマイズはGoogleが運営するABテストツールです。Webサイトを運営する企業から高い評価を得ており、ツールの活用により1ヶ月の売上目標の2倍を達成した事例も存在します。主な機能や特徴を紹介します。

  • もっとも効果的な要素を簡単に見極められる:ABテストのほか、多変量テストやリダイレクトテストにより、ユーザーに対してもっとも効果的な要素の見極めが可能
  • Googleアナリティクスとの連携:Googleアナリティクスとの連携により、サイト分析に必要なデータを効率的に収集
  • 直感的な操作でテストを簡単に作成できる:操作が非常に簡単で、テストの作成は数分で済むケースが多い。最小限のコストでテストの実施が可能

無料で使えるため、ABテストの実施経験がなくても安心して利用できるツールです。

2.Optimizely

2.Optimizely

OptimizelyはABテストを中心に、サイト分析に役立つさまざまな機能を搭載したツールです。ツールの活用によるコンバージョン率の改善について、明確に数値化された確かな実績が多数公開されています。搭載されている主な機能や特徴は以下のとおりです。

  • ABテストの直感的な作成:ビジュアルエディタにより、特別なスキルや経験がなくても手軽にABテストが作成可能
  • ユーザーの行動データ収集:ユーザーの行動データを収集・分析できるため、よりターゲット層に合った施策が展開しやすい
  • セグメント分析:ユーザーが利用するデバイスやブラウザなど、セグメント別での分析が可能

利用するには問い合わせが必要となります。詳しい料金についても、問い合わせを進める流れで案内を受けます。

3.SiTest

3.SiTest

SiTestはABテストをはじめ、サイト分析に役立つ機能を複数搭載するツールです。アジアにおける導入数が60万サイトを超えており、大企業や有名企業での導入実績も有します。搭載されている主な機能やツールの特徴は以下のとおりです。

  • 3種類のテスト機能:ABテスト・多変量テスト・FLPO(パターンごとに実行条件を設定して検証を行うテスト)が作成可能
  • ポップアップ機能:指定したページに画像のポップアップ表示が設定可能。コンバージョン率の改善やキャンペーン告知などに効果的
  • セッションリプレイ:サイトに訪問したユーザーの行動をすべて録画・記録できる機能

プランは自社サイトに合わせた設計を行うため、料金も個別での見積もりとなります。1ヶ月の無料トライアルが利用可能です。

4.DLPO

4.DLPO

DLPOはABテストをはじめとした、サイト改善に役立つテストの作成・配信に特化したツールです。DLPOの運営企業は、テストプランの提案や実装代行などのコンサルティングサービスも実施しています。そのため確かな知識・ノウハウを有します。ツールの機能や特徴は以下のとおりです。

  • サイト分析に便利なテストに特化:ABテストと多変量テスト、および条件ごとにクリエイティブを配信できる機能を搭載
  • さまざまなサイトに対応:オウンドメディア・ECサイト・LP(ランディングページ)などさまざまなサイトに対応
  • サポート体制が充実:700社以上の導入実績があり、専門スタッフによる丁寧な実装・運用サポートを受けられるため初めての利用でも心強い

料金表や製品資料は、サイト上のフォームから問い合わせをして受け取ります。

おすすめのEFOツール3選

おすすめのEFOツール3選

EFOツールの活用によって、コンバージョン率の改善やユーザーからの評価向上につながる改善がしやすくなります。EFOとは「Entry Form Optimization」の略称で、日本語では「入力フォーム最適化」を意味する用語です。

サイト上での会員登録や問い合わせなどのアクションには入力フォームを活用することが多いです。この入力フォームの使い勝手が悪いと感じると離脱につながってしまい、惜しいところでアクションを逃してしまいます。

したがってEFOはサイト改善において非常に重要な意味を持ちます。今回紹介するEFOツールは以下の3種類です。

  • Rich EFO
  • EFO CUBE
  • EFOcats

それぞれのツールについて詳しく解説します。

EFOツールの機能とその選び方とは?おすすめツールを比較しながら紹介 EFOツールの機能とその選び方とは?おすすめツールを比較しながら紹介

1.Rich EFO

1.Rich EFO

Rich EFOはUI設計に強みを持つディーエムソリューションズが開発したツールです。豊富なノウハウによって生み出された効果的な機能により、入力フォームの改善が実現します。ツールの特徴および搭載されている機能を紹介します。

  • ユーザーの入力支援:ユーザーのフォーム入力を支援する機能。住所入力の補助やミスが発生した際の即時案内によりストレスを軽減、ユーザーの離脱を止める効果が有
  • 離脱原因の分析:エラーが発生しやすい項目、離脱につながっている項目を上位5つ表示。入力フォームの課題把握に効果的
  • 用意に設定できる仕様:設定タグを挿入するだけですぐに利用可能

基本料金は初期費用50,000円、月額利用料10,000円です。フォームや機能の追加には別途費用が発生します。

2.EFO CUBE

2.EFO CUBE

EFO CUBEは2020年7月末時点において4,200フォーム以上での導入実績を有するEFOツールです。入力補助やエラー箇所をはじめとしたデータ解析など、豊富な機能が搭載されています。以下のような特徴を持ちます。

  • 豊富な入力補助機能:入力補助機能が26種類と豊富な数
  • スマホ対応が無料:スマートフォン向けの入力フォームには別途料金がかかるツールが多い中、EFO CUBEでは無料で利用可能
  • 業界・分野を問わない幅広い導入実績:物販・小売系サイトから金融関連のサイトまで、幅広いサイトにおける導入実績を有する

利用料金は5フォームまで月額50,000円です。6フォーム目からは追加で10,000円、フォームの月間セッション数が3,000を超える場合は従量課金費用が発生します。

3.EFOcats

3.EFOcats

EFOcatsは1画面につき1の質問というフォームを推進するEFOツールです。スマートフォンでの入力に焦点を当て、ストレスなく快適に使用できるツールを実現させます。以下のような特徴を有します。

  • スマートフォンでのフォーム入力に特化:近年はスマートフォンを利用したサイト訪問者が増加傾向にあるが、PCに比べフォームが使いづらいケースが多い。スマートフォンでもストレスなく入力できるフォームの実現に特化
  • 全11種の入力支援機能:入力エラーによるストレスを防止
  • フォームの分析による課題把握:離脱箇所や入力の所要時間など、課題把握に役立つ情報分析機能

料金プランはスマートフォン向けサイトのみと、スマートフォン・PC両サイトの場合の2種類です。年払いで契約すれば1ヶ月分の料金が無料となります。

サイト改善ツールのまとめ

サイト改善ツールのまとめ

サイト改善を行えば、ユーザーの満足度向上およびコンバージョン獲得などが期待できます。これらを実現するためには、ツールを活用したサイト分析による自社サイトの課題・問題点の正確な把握が必要なのです。

サイト改善に便利な分析ツールにはさまざまなものがあるため、自社の目的や条件に合わせて適切なものを選びましょう。

もし自社のリソースのみでサイト改善を進めるのが難しいと感じるのであれば、外部に依頼するのも有用です。ニュートラルワークスはWebサイト運営に関する幅広いサービスを提供しています。Webサイト改善コンサルティングでは、検索流入数が約34倍・獲得件数が約23倍に増加した実績を有します。

Webサイトの改善を希望する方や、サイト分析でお悩みの方は、ぜひニュートラルワークスへご相談ください。

サイト改善のよくあるご質問

Webサイトの成果を最大化するために分析ツールを活用する理由は?

Webサイトの成果を最大化するためには、現状の課題や改善の余地を把握する必要があります。分析ツールを活用することで、サイトのトラフィック、コンバージョン率、ユーザーの行動などのデータを収集し、課題を特定して改善策を立案することができます。

サイト改善ツールの選び方において、導入目的の明確さが重要な理由は?

導入目的を明確にすることで、何のためにツールを導入するのかを理解し、必要な機能やデータの要件を明確にすることができます。これにより、適切なツールを選び、効果的なサイト改善が可能となります。

初めての人にも使いやすいツールを選ぶ理由は?

サイト改善に慣れていない人でも使いやすいツールを選ぶことで、分析や改善作業が円滑に進み、結果的にコストや時間を節約できます。初心者向けの使いやすいインターフェースや機能性の高さがあるツールを選ぶことで、効率的なサイト改善が実現できます。

監修者紹介

石田 哲也

石田 哲也

取締役CMO

Twitter:@te2319
株式会社ニュートラルワークス 取締役CMO。1984年生まれ。高校卒業後にISD株式会社を起業。その後、株式会社オプトでWebマーケティングを学び、株式会社メタップスなど複数のベンチャー企業にて事業立ち上げを経験。前職はワンダープラネット株式会社でゲームプロデューサーとしてスマホゲームアプリの制作に従事。2018年に地元の神奈川へ戻り、ニュートラルワークスに入社。SEO/Web広告運用/サイト分析・改善など、Webサイトの運用改善~ゲームアプリ制作や数十万フォロワーのSNSアカウントの運用経験などWebビジネス全般を守備範囲とする。

■経歴
2003年 ISD株式会社/起業
2009年 株式会社オプト/SEMコンサルタント
2011年 株式会社メタップス/シニアディレクター
2013年 ライブエイド株式会社/執行役
2016年 ワンダープラネット株式会社/プロデューサー・BizDev
2018年 株式会社ニュートラルワークス/取締役CMO

■得意領域
Webサイト改善
SEO対策
コンテンツマーケティング
リスティング広告

■保有資格
Google アナリティクス認定資格(GAIQ)
Google 広告検索認定資格
Google 広告ディスプレイ認定資格
Google 広告モバイル認定資格