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最終更新日: 2021.11.29 (公開: 2021.05.23)

【課題別】リスティング広告の改善ポイントを解説!

【課題別】リスティング広告の改善ポイントを解説!

自社の売上アップや集客のために、リスティング広告を出稿している企業はたくさんあります。ただ、なかなかリスティング広告の成果が上がらず、困っているケースも珍しくありません。

「リスティング広告の成果をもっとあげたい」
「リスティング広告を改善したい」

このような悩みは、リスティング広告運用担当者にとって共通するもの。リスティング広告は、自分で改善しなければ費用対効果は良くなりません。
しかし、リスティング広告のどこをどのように改善すれば分からないという方も多いです。
この記事では、リスティング広告を改善したい運用者の方へ向けて、リスティング広告の改善ポイントについて、以下4つの課題別に解説しています。

  • インプレッション(Imp)
  • クリック率(CTR)
  • コンバージョン(CV、CVR)
  • 過大なコスト

リスティング広告は、自社で抱えている課題を正しく把握をして、適切に改善を重ねていけば、成果を高めることも十分可能です。

今回は、課題別にリスティング広告の改善ポイントを掲載しているので、ぜひ本記事を保存して課題が出るたびに参考にしてください。

また、他社の運用事例やもっと具体的なポイントを知りたい方は、弊社が提供する改善ガイドをぜひダウンロードしてみてください。自社のリスティング広告運用にお役立ていただけると嬉しいです。
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リスティング広告の改善の一歩目は課題の把握から

リスティング広告の改善の一歩目は課題の把握から

リスティング広告を改善するには、まず課題を把握することが大切です。

リスティング広告の特徴は、細かな数字が精緻に出てくること。実際の数値に基づいて、分析・改善を進めていく必要があります。

また、リスティング広告の運用では、数値の正しい見方と相関関係を理解することが求められます。数値を正しく理解できていないと、適切な運用方針の策定や改善施策の立案ができないためです。

数値 意味
表示回数(IMPRESSION) 広告が表示された回数
クリック数(CLICK) 広告をクリックした回数
クリック率(CTR) 表示回数に対して広告がクリックされる確率
クリック単価(CPC) 1回のクリックで支払う費用
獲得件数(CV) 問い合わせや販売数など、広告の成果地点(ゴール)
獲得率(CVR) クリック数に対して獲得が発生する獲得
獲得単価(CPA) 1件あたりの獲得に掛かる費用
費用(COST) Googleなどの広告媒体に支払う広告費用

なんとなく雰囲気で改善するのではなく、現状把握をきちんと行って適切な課題設定をすることが大切。
しかし、ボトルネックがわからなければ適切な改善案は分かりません。以下の図を参考に、自社でのボトルネックとなっている要素を探すことが重要です。

リスティング 相関図

*相対関係

  • 獲得単価(CPA)=費用(COST)÷獲得件数(CV)
  • 費用=クリック数(CLICK)×クリック単価(CPC)
  • 獲得件数(CV)=クリック数(CLICK)×獲得率(CVR)
  • クリック数(CLICK)=表示回数(IMP)×クリック率(CTR)

リスティング広告の費用対効果を上げるには、獲得単価を下げて獲得件数を増やすことが必要です。獲得単価(CPA)を改善したいというのは、運用者の誰もが思うことでしょう。しかし、CPAを改善といっても何をすべきかは課題となっている要素によって違います。獲得単価(CPA)は、合計費用を獲得件数で割った数値。獲得単価を下げたい場合、獲得に繋がらない費用を削減するか獲得件数を増やす必要があるというわけです。

この章では、リスティング広告での課題を把握するステップについて解説します。

目標設定から課題を見つける

まずは、リスティング広告での目標設定から課題を見つけましょう。

リスティング広告は、目標から逆算して施策を実施することで、より効率よく改善を行うことができます。

ただやみくもに施策を実施するのではなく、現状と目標との差を埋める最適な施策方針を決め、具体的な施策に落とし込んで実施~検証を繰り返すことが大切です。

リスティング広告を改善するときには、はじめに全体の広告レポートを分析するのが第一歩。

リスティング改善 レポート

アカウント全体の各数値を見て、どの数値が高くどの数値が低くなっているのかなどの現状を把握しましょう。

CV獲得数、予算、獲得単価(CPA)、獲得率(CVR)、クリック率(CTR)が目標数値と比較して、どの状態かを把握することが最低限必要となります。各数値を理解して適切に現状を把握することで、正しい最適な施策を実行することができます。

また、リスティング広告を運用する上で、目標設定を行うことは基本です。まだ目標を決めていなければ、どの状態になれば良いか決めましょう。相場や自社の目標から逆算するのが通例となります。

特に、リスティング広告を運用する上で、大切な指標となるのが以下の3点です。

  1. 獲得単価(CPA)
  2. コンバージョン数(CV)
  3. 予算設定

「獲得単価を安くして費用対効果を高めたい」「予算を増やしてでもコンバージョン数を獲得したい」など、重視すべき数値は運用先によって異なります。
【サンプルを無料配布】リスティング広告のレポート作成のポイントを徹底解説 【サンプルを無料配布】リスティング広告のレポート作成のポイントを徹底解説

キャンペーン、グループごとに比較して強み・弱みを把握する

リスティング広告での目標を設定し課題を見つけたら、次にキャンペーンやグループごとに比較して強みや弱みを把握しましょう。

施策方針を決めるには、まず大枠から課題を抽出した後に、ブレイクダウン(細かく分析する)して改善ポイントを見つける手法が有効であるためです。

リスティング広告のアカウント構造は、大きく分けて以下の4つに分けられます。また、アカウント>キャンペーン>グループ>キーワードの順番に小さくなっていきます。

*リスティング広告のアカウント構造/設定できること

  1. アカウント:支払い方法
  2. キャンペーン:日予算、入札戦略、地域、配信開始・終了日
  3. グループ:入札単価
  4. キーワード:マッチタイプ、入札単価

キャンペーンやグループごとに、良い数字と悪い数字がそれぞれ存在します。

例えば、上の表にあるキャンペーンBでは、獲得率(CVR)が1.42%と最も高い一方、クリック率(CTR)が4.22%と最も低いことが分かります。

また、キャンペーンCでは、獲得率(CVR)が0.48%と2番目に低いものの、クリック率(CTR)は9.58%と最も高いです。

以上のように、キャンペーンやグループごとに弱み・強みとなる数値が異なります。それぞれがどのような状態かを把握して、弱みの改善と強みの強化になる施策を実施していきましょう。

課題に優先順位をつける

リスティング広告のキャンペーン、グループごとの強み・弱みを見つけたら「強みを伸ばし」「弱みを改善する」ことが重要です。

「獲得単価(CPA)を下げる」「獲得数(CV)を増やす」などいくつか課題を見つけたら、課題を行う優先順位をつけましょう。なぜなら、リスティング広告の数値を一度に改善しようとすると、何から手をつけていいか分からなくなってしまうためです。

基本的には、「クリックが多い」「CVに繋がりやすい」など、アカウント全体に与えるインパクトが大きいものから数字の改善に当たることをおすすめします。

例えば、リスティング広告の数値改善の基本となる「獲得単価(CPA)」と「コンバージョン(CV)」といった2つの数字を改善するためには、以下の施策が必要となります。

*獲得単価(CPA)を下げるために

  • クリック単価(CPC)を下げる
  • コンバージョン率(CVR)を上げる

*コンバージョン(CV)を上げるために

  • クリック数を増やす
  • コンバージョン率(CVR)を上げる

運用テクニックには、キーワード、広告文、LP、アカウント再構成、自動入札、ターゲティングなどさまざまな手法が存在します。どの施策であっても、自社での状況に合わせて選択していかなければ効果を引き出せません。

施策を行うときには、意図と狙いを持って仮説検証を繰り返すことで、成功率を高めることができます。

予算配分の見直しも重要

効果を改善してもインパクトが弱いもしくは改善に時間や労力がかかるキャンペーンやグループに関しては、思い切って止めるのも効果的な手段と言えます。

リスティング広告運用では、必要に応じて予算配分や出稿するキーワード、グループの見直しをすることが重要です。

例えば、出稿するキーワードを選別することで、効果改善に繋がるケースも少なくありません。

アカウント管理画面の検索クエリを確認して、余計なキーワードを除外キーワードとして登録することで、成果に繋がるキーワードを精査することが可能です。

*除外キーワードの具体例
高級ホテルが自社への予約を増やす目的でリスティング広告を出稿する場合
入札キーワード「ホテル」:高級ホテル(自社)への予約を促したい

表示したいキーワード:「ホテル 高級 」「ホテル 記念日」「ホテル 人気」
表示したくないキーワード:「ホテル 激安」「カプセル ホテル」

「高級」「人気」や高級ホテルを利用するシチュエーションとして考えられる「記念日」などのキーワードでは広告を出稿するべきです。

一方、高級ホテルを利用するユーザーによる検索ではないと想定できる「激安」「カプセルホテル」などのキーワードは、除外キーワードに設定することでユーザーを絞り込むことが可能です。

除外キーワードは、キャンペーンまたは広告グループで設定することができます。

また、日予算設定は、キャンペーンでのみ設定が可能です。各キャンペーンの効果に合わせて、予算配分を行うことで、効果的な広告運用に繋がります。

例えば、獲得単価(CPA)が低いキャンペーンにできるかぎり予算を投下して、その他のキャンペーンに残りの予算を投下することで、できるだけ獲得単価を安く運用を行うことができます。

キャンペーンの予算バランスが偏っている場合は、キャンペーンの組み直しを検討することもおすすめします。

インプレッション(Imp)が伸びない

インプレッション(Imp)が伸びない

ここからは、リスティング広告での課題別に改善案についてご紹介していきます。

はじめに、インプレッション(Imp)が伸びない際の改善案について解説します。

インプレッションを増加させる目的は、獲得件数の増加。そもそも広告がユーザーに見られないことには、クリックや成果に至りません。

インプレッションを増加させる施策で最も重要な点は、成果に繋がるユーザーからのインプレッションを増やすことです。そのためには、インプレッション数増加に比例して獲得件数が増加する施策実施対象を見つける必要があります。

獲得件数は、クリック数(インプレッション数×クリック率)×獲得率です。つまり、獲得率の高い施策実施対象のインプレッション数が増加すると、比例して獲得件数も増加へ繋がります。

インプレッションを増やすために効果的なのは、コンバージョン率(CVR)やクリック率(CTR)が良いキーワードやグループ。施策を行う前に、広告レポートを確認して、コンバージョン率(CVR)やクリック率(CTR)の数字が高いキャンペーンや広告グループを見つけましょう。

CVに繋がらないキーワードでインプレッションを伸ばしても意味がないため、注意が必要です。

キーワードを追加する

1つ目の改善案は、キーワードを追加すること。広告出稿を行うキーワードを新しく追加することで、インプレッションが伸びる可能性があります。

ポイントは、クリック率(CTR)やコンバージョン率(CVR)が良いキーワードと類似しているキーワードやターゲットが同じと思われるキーワードを追加することです。

キーワードを追加したい場合、検索クエリから探すのも効果的な手法と言えます。検索クエリとは、実際のユーザーが検索したキーワードのこと。レポートなどでチェックを行い、検索クエリをもとにして、追加キーワードを検討しましょう。

また、スマート自動入札を活用するのも、効果的な手段の一つ。

スマート自動入札とは、自動入札戦略の一部。デバイスやユーザー属性、所在地、曜日などさまざまなシグナルをもとにして、オークションごとに自動で入札を行ってくれます。

運用者が手動で運用を行う必要がなく、時間や手間を省きたい方におすすめです。

マッチタイプを変更する

2つ目の改善案は、マッチタイプを変更すること。

リスティング広告を運用するなら、マッチタイプをきちんと定めておく必要があります。

マッチタイプとは、キーワードに対してどの範囲まで広告を表示させるかを決める設定のこと。完全一致<フレーズ一致<部分一致の順で、インプレッションされるキーワードは幅広くなります。

完全一致で効果の高いものは、フレーズ一致や部分一致にして類似キーワードを増やすと良いでしょう。

ただし、フレーズ一致や部分一致で広告出稿すると、コンバージョン率(CVR)やクリック率(CTR)が悪化するリスクも。

なぜなら、キーワードが広がった分、コンバージョンやクリックに至らない出稿が増え無駄なコストとなってしまうためです。

定期的にモニタリングをきちんと行って、効果の高いキーワードには予算を投下し、効果が低いキーワードは除外キーワードの設定などを細かくする必要があります。

掲載順位を上げる

3つ目の改善案は、掲載順位を上げること。

掲載順位を上げることで、同一キーワードでのインプレッションを増やすことができます。

特に、インプレッション数が増えることで成果が出やすいとされるコンバージョン率(CVR)やクリック率(CTR)が良いキーワードは、掲載順位のアップを狙いましょう。

掲載順位を上げるためには「入札単価の引き上げ」「品質スコアの向上」の2種類の施策があります。

▼入札単価の引き上げ
1つ目の施策は、入札単価の引き上げ。

リスティング広告の掲載順位は、入札単価が高い広告の方が上位となりやすいです。そのため、入札単価を引き上げることで、掲載順位を上げることができる可能性が高いです。

▼品質スコアの向上
2つ目の施策は、品質スコアの向上。

「品質スコア」とは、キーワードと広告の内容の関連性によって広告を評価するもの。

品質スコアは、クリック率やキーワードと広告文の関連性の高さ、リンク先ページ内容やユーザビリティなどによって変動します。

品質スコアが高い広告である方が、ユーザーにとって必要な広告だと判断されるため、掲載順位も上がる可能性が高いです。

クリック率(CTR)が悪い

クリック率(CTR)が悪い

続いて、クリック率(CTR)が悪い際の改善施策を解説していきます。

クリック率は、広告の表示回数に対してクリックされた割合のことで広告の良し悪しとして判断材料とされるケースも少なくありません。加えてクリック率は、リスティング広告の品質スコアを左右する対象でもあります。

クリック率を改善したい場合、コンバージョン率(CVR)が良いグループやキーワードに絞って施策を行うのがおすすめです。

コンバージョン率(CVR)が良いということは、コンバージョン(CV)に繋がりやすい広告グループまたはキーワードであるということ。

コンバージョン率(CVR)が良い広告グループまたはキーワードのクリック率(CTR)を改善することで、効率よくコンバージョン(CV)数の増加に直結します。
クリック率を改善するには、広告文またはキーワードが適切であるかどうか見直す必要があります。

【コンサル解説】リスティング広告のクリック率(CTR)を上げて売上アップ! 【コンサル解説】リスティング広告のクリック率(CTR)を上げて売上アップ! この記事では、現役のSEMコンサルタントがクリック率に関する解説とリスティング広告でクリック率を改善するための具体的な施策をご紹介いたします。

広告文を改善する

1つ目の改善案は、広告文を改善すること。

まずは、広告文が検索キーワードとの関連性が高い文章であるかどうか検討しましょう。

加えて、クリック率を改善するには、ユーザーのニーズを汲み取った上で、思わずクリックしたくなるような広告文に改善する必要があります。

広告文を改善するときには、以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 強みや魅力の訴求
  • 共感しやすい表現
  • 数字、限定、公式訴求

特に、広告文に具体的な数字、実績、公式などを示すことで、広告の信頼度向上へ繋がります。

*具体例

  • 「初回体験50%オフ」
  • 「本日限り」
  • 「~~賞受賞」

また、ユーザーの目を引きやすいのが、「【】」などの記号を取り入れた広告文です。

*具体例

  • 〇〇旅行会社【公式】
  • 【新宿】ダイエットジム

ちなみに、リスティング広告では、出稿可能な記号とそうでないものがあるため注意しましょう。詳しくはこちらの記事を参考にしてみてください。
リスティング広告の広告文の作り方。クリック率が上がるポイントを解説 リスティング広告の広告文の作り方。クリック率が上がるポイントを解説
【2021年版】リスティング広告の文字数まとめ!ルールや作成ポイントも解説 【2021年版】リスティング広告の文字数まとめ!ルールや作成ポイントも解説

キーワード選定を見直す

2つ目の改善案は、キーワード選定を見直すこと。

クリック率が悪い場合、広告を出稿しているキーワードと、ユーザーのニーズがかみ合っていない可能性があります。ユーザーのニーズをより細かく汲み取り、キーワードを再度検討することをおすすめします。

コンバージョン率(CVR)が良いグループがある場合は、キーワード選定を見直してクリック率(CTR)、コンバージョン率(CVR)ともに良いキーワードに寄せていくとクリック率(CTR)の改善が望めるでしょう。

また、広告文はグループごとに設定されているため、グループの組み合わせを変えて違う広告文が表示されるようにするのも効果的です。

広告グループを細かく設定することで、広告の関連性や品質スコアを高めることが可能に。結果として、クリック率を高めることへと繋がります。
【現役コンサルが解説】リスティング広告のキーワード選びのポイントとは? 【現役コンサルが解説】リスティング広告のキーワード選びのポイントとは?

コンバージョン(CV)に繋がらない(=CVRが悪い)

コンバージョン(CV)に繋がらない(=CVRが悪い)

続いて、コンバージョン(CV)に繋がらない(=CVRが悪い)際の改善案について解説します。

コンバージョン率(CVR)の改善を行うときには、クリック数が多いものから注力することで、効率的にコンバージョン率(CVR)そしてコンバージョン(CV)数の向上へ近づけます。

また、クリック率(CTR)が良いにも関わらず、コンバージョン(CV)に繋がらない場合は、コンバージョン率(CVR)を改善することで、コンバージョン(CV)増加へ直結させることが可能です。

インプレッションやクリック数が多いグループのコンバージョン率(CVR)を改善すると、インパクトは大きいです。

しかし、検索ボリュームが多いことでインプレッションが多い場合、検索するユーザーのニーズがばらけていることが予想されます。

その場合、コンバージョン率(CVR)を改善すべきか、撤退すべきかの判断が必要となるので適宜検討していきましょう。

広告文とランディングページの関連性を高める

1つ目の改善案は、広告文とランディングページの関連性を高めること。

広告文が魅力的でクリック率(CTR)が良くても、LPとの関連性が低い広告は好ましくありません。なぜなら、クリックした先のLPでユーザーが期待した情報が得られないと、ユーザーは離脱してしまいコンバージョン(CV)に繋がらないため。

また、広告文とLPの関連性が低いと、品質スコアも下がってしまい、掲載順位も下がってしまう可能性があります。コンバージョン率(CVR)を見直す際には、まず広告文とLPとの関連性が低くなっていないか検討しましょう。
関連性が低い場合は広告文を改善し、LPで提供している情報に興味を持ってもらえるような広告文にしてください。

加えて、キーワード・広告文・遷移先となるLPで一貫性が保たれているかどうかも重要なポイントです。

広告文を変えてLPで得られる情報との関連性を高めることで、ユーザーの期待している情報提供ができるため、コンバージョン率(CVR)の改善へ繋がります。

ランディングページを改善する

2つ目の改善案は、ランディングページを改善すること。

クリック率(CTR)が良い広告文に合わせてLPを改善することで、コンバージョン率(CVR)は改善できます。

クリック率(CTR)の良いキーワードや検索クエリを参考にして、ユーザーニーズを整理した上でLPの改善を行いましょう。

また、LPの品質も確認する必要があります。品質を保つためにも、LPにキーワードや広告文と関連性の高い文章や画像を含まれているかどうかを検討すべきです。

加えて、以下のLPチェックポイントも満たされているか確認しておきましょう。

  • 見やすく使いやすいデザイン
  • サービスの信頼性を高める
  • メリットが明確に表現されている
  • 事例やQ&Aコンテンツを充実させる

また、場合によっては、コンバージョンのハードルを下げて様子を見るのも一つの手段です。

ただし、LP改善にはお金と時間がかかります。即効性がある施策ではないので、要注意です。
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コストが予想以上にかかっている

コストが予想以上にかかっている

最後に、コストが予想以上にかかっている際の改善案について解説します。

リスティング広告の効果に大きく関わる予算金額。広告の出稿状況によって、かかるコストも変わってきます。

もちろん予算に余裕があり、広告を出稿した分見合った成果が発生することに越したことはありません。

しかし、ほとんどの場合、予算には限りがあって、できる限り低コストで高い成果を出すことが求められるはずです。

例えば、成果につながりにくいキーワードやグループへの予算を減らすなど、効果の高い広告へ予算を振り分けていきましょう。

また、出稿した広告に対しての効果には問題がなくても予算をオーバーしてしまう場合や、予算の消化が早すぎて表示されない時間帯または期間がある場合は、コストおよび予算を改善する必要があります。

ここでは、リスティング広告のコストを見直したいときに効果的な施策をご紹介します。

入札単価を見直す

1つ目の改善案は、入札単価を見直すこと。

入札単価は、広告掲載順位に大きく影響する要素。そのため、成果へ繋げるために入札単価を高く設定することも大切です。

ただ、入札単価が想定よりも高くなっている場合、その分コストは多くかかってしまいます。

入札単価を引き下げれば、クリック単価が安くなり掲載順位が落ちます。その結果、インプレッション数も少なくなるため、コストの節約に繋がると言えます。

また、コストがかかっていることで広告の配信量が多くなってしまい、配信数に制限がかかっている場合にも効果的な施策です。

リスティング広告を効率的に運用するには、コンバージョン数(CV)の少ないキーワードでは入札単価を下げるのが基本です。

その他、競合他社の入札状況や掲載順位などを考慮しながら、適宜入札単価を調整しましょう。

キーワード選定の見直し

2つ目の改善案は、キーワード選定の見直しを行うこと。

コストを抑えたいときには、まず広告出稿するキーワードに優先順位をつけましょう。出稿するキーワードやグループを絞ることで、予算の消化を抑えられるためです。

特に、クリック率(CTR)やコンバージョン率(CVR)が高いキーワードやグループの方が、コンバージョン(CV)へ繋がりやすいため、コストをそれらに絞って予算を投下しましょう。

一方、クリック数は多いにも関わらずコンバージョン率(CVR)が悪いグループやキーワードは、広告出稿を止めることで予算の節約に繋がります。

また、成果に繋がりにくいキーワードを出港すると、クリック時などに無駄なコストとなってしまうことに。そのため、あらかじめ不要なキーワードは除外キーワードとして設定しておくことをおすすめします。

常にキーワードやグループからどのくらいの成果(CV)が発生しているかどうかを確認して、予算配分を行なっていくことが大切です。

予算を拡大する

3つ目の改善案は、予算を拡大すること。

リスティング広告にかかるコストも高いものの、コンバージョン(CV)獲得数も高い場合も少なくありません。その場合は、想定していた予算よりも増やすことも検討することをおすすめします。

なぜなら、もしCPAが目標をクリアしている場合は、予算を節約して機会損失するよりも、予算を拡大して売上アップにつなげたほうが効果的であるためです。

リスティング広告へ予算をさらに投下したい場合は、社内で予算を増やせないかどうか検討しましょう。

社内で実施している施策から、リスティング広告へ予算移行できるものがないか調整を行うと予算増加へスムーズに進む可能性があります。

まとめ

今回は、リスティング広告運用を改善したい運用者の方へ向けて、リスティング広告の改善ポイントをご紹介しました。

特に多くの方が悩みやすいと考えられる「インプレッション(Imp)」「クリック率(CTR)」「コンバージョン(CV、CVR)」「過大なコスト(コスト削減)」といった4つの課題別に改善案をお伝えしたので、運用時にお困りになったらすぐ参考にしていただけると考えております。

ただ、本記事ではあくまで普遍的にリスティング広告での改善案をお伝えしているため「より自社に合わせた改善方法を知りたい」と思う方もいるのではないでしょうか。

リスティング広告の改善方法についてさらに詳しく知りたい方は、より具体的な施策が記載されている改善ガイドのダウンロードをおすすめします。

また、当社はメンバー全員が大手広告代理店出身トップコンサルタント。個別で相談したい方は、ぜひ無料相談も活用してみてくださいね。

著者紹介

石田 哲也

石田 哲也

取締役CMO

株式会社ニュートラルワークス 取締役CMO。1984年生まれ。高校卒業後にISD株式会社にて起業。株式会社オプトにてWebマーケティングを学び、株式会社メタップスなど複数のベンチャー企業にて事業立ち上げを経験。前職はワンダープラネット株式会社にてゲームプロデューサーとしてスマホアプリゲームの制作に従事。2018年に地元の神奈川へ戻り、ニュートラルワークスにジョイン。SEO/Web広告運用/サイト分析・改善など、Webサイトの運用改善~ゲームアプリ制作や数十万フォロワーのSNSアカウントの運用経験などWebビジネス全般を守備範囲とする。

■経歴
2003年 ISD株式会社/起業
2009年 株式会社オプト/SEMコンサルタント
2011年 株式会社メタップス/シニアディレクター
2013年 ライブエイド株式会社/執行役
2016年 ワンダープラネット株式会社/プロデューサー・BizDev
2018年 株式会社ニュートラルワークス/取締役CMO

■得意領域
Webサイト改善
SEO対策
コンテンツマーケティング
リスティング広告