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2021.06.05 (公開: 2021.05.25)

ローカル検索広告とは?Googleマップ上で効果的な集客をする

ローカル検索広告とは?Googleマップ上で効果的な集客をする

スマホで特定の地域の店舗やサービスを検索したときに、Googleのマップの画面と共に、店舗情報が出てくるのを見たことがありませんか?これは、Googleのローカル検索のシステムです。

近年、実店舗への来店や問い合わせを増やすために、ローカル検索広告を利用する企業が増えています。ユーザーはより簡単かつ便利にお店を見つけられるように、企業側も素早く効率よくマーケティングができるとして、Googleマップを使った集客方法に注目が集まっているのです。

店舗や集客施設を持っている会社は、ローカル検索広告を利用してみましょう。店舗の場所や営業時間などの具体的な情報を、ネット検索の上位に表示させることで集客強化につながります。この記事では、ローカル検索広告や、MEO(地域内での集客強化施策)について詳しく解説します。

ローカル検索広告とは?

ローカル検索広告とは?

ローカル検索広告とは、検索結果の上位にGoogleマップと連動した店舗情報を表示させる広告です。

  • 「横浜 美容院」
  • 「渋谷 カフェ」
  • 「八王子 書店」

上記のように、特定の地域名とサービスや業種などを掛け合わせた検索キーワードに連動して、広告を表示します。

広告といっても、リスティング広告のような広告文などは表示されません。Googleマップを使い、具体的な位置情報と現在地からの距離数を表示させ、店舗画像や現在の営業状況、顧客レビューなどの必要情報を端的に伝える広告です。

また、電話マークが大きく表示されるため、予約や問い合わせなどの具体的アクションにもつなげやすくなります。

ローカル検索広告は、ユーザーの位置情報をもとにして検索結果が変わります。ユーザーの現在地により近い店舗やサービスを優先的に上位表示させるため、訪問する可能性の高い人へのダイレクトなPR可能です。

「今すぐ食事がしたい」「今すぐ病院を受診したい」など、すでに意思決定ができている顧客を、店舗や施設に素早く集められるようになります。

一方、オーガニックサーチで「地域名 業態」の検索キーワードで上位表示させる施策をMEO対策と呼びます。MEOとはマップエンジン最適化の略で、純粋なSEOを使ったローカル検索のことです。MEO対策がうまくいけば、自社の店舗情報は上位に表示されます。(ローカルMEOともいいます)

店舗への集客にMEO対策は欠かせないとされていますが、競合のひしめく中、MEO対策やローカルMEOだけで自社サイトを上位表示させるのは至難の業でもあります。

そこで、有料のローカル検索広告を使い、特定の地域で店舗やサービスを探している顧客に、効率よくPRしていくのが効果的です。
※ローカル検索広告とMEOの細かな違いについては最後の章で解説しています。

実店舗への集客を狙う時に効果的

ローカル検索広告は、飲食店やサービス業、販売店など、顧客に実店舗や施設へ来店してもらう業種に適しています。

  • 飲食店
  • 美容院やサロン
  • 販売店
  • ホテル、旅館
  • 病院や施術院 など

実店舗や、集客が必要な施設を持っている会社にとっては、非常に重要な広告です。ローカル検索広告を利用すれば、店舗の近くにいる顧客を自動的に呼び集めることが可能になります。

また「店舗から3km以内にいるユーザー」というように、ユーザーの状況を細かく絞り込んでの広告表示も可能です。コントロール性があるため、うまく使えば費用対効果も高くなります。

課金はクリック課金制

ローカル検索広告の広告料は、クリック課金制です。検索キーワードに連動した「リスティング広告」と同様の料金形態となります。また、掲載順位もリスティング広告同様に入札単価で決まります。

ただし、ローカル検索広告とリスティング広告は広告の形態が異なるため、課金のタイミングも違います。ローカル検索広告の課金は、以下の4つのアクションに対して発生します。

  • 場所の詳細情報取得
  • ルート検索
  • 電話の発信
  • WEBサイトのクリック

ローカル検索広告から、顧客がより詳しい情報を取得したり、ルート検索や電話の発信など具体的行動に出たときに課金される仕組みです。

広告費用については、日予算や月予算を設定できるため、あらかじめ予算を設定しておけば費用が掛かりすぎる心配はありません。詳しく知りたい方は、リスティング広告の費用に関する記事をご参考ください。

ローカル検索広告を出稿する方法

ローカル検索広告を出稿する方法

実際にローカル検索広告を出稿する方法を解説します。通常のリスティング広告と違う点は、Googleマイビジネスへの登録が必要になるところです。以下のステップの通りに進めれば、広告出稿の準備が整います。

STEP1:Googleマイビジネスに登録する

まずはGoogleマイビジネスに登録しましょう。

Googleマイビジネス

Googleマイビジネスとは、Googleマップ上に自社の店舗情報を掲載できる無料ツールです。登録しておくだけで、ユーザーはマップ上からあなたの会社や店舗情報を確認できるようになります。

ホームページを持たない店舗でも、Googleマイビジネスにお店の基本情報や口コミ、混雑状況などが表示される強力な集客ツールです。尚、Googleマイビジネスへの登録自体は無料ですので、広告出稿の有無に関わらず登録しておくメリットがあります。

Googleマイビジネスでは、以下の情報を登録します。

  • Googleアカウント情報
  • ビジネスの名称
  • オーナー情報
  • 店舗の位置情報

オーナ情報の確認には、Googleからの認証が必要です。認証方法は以下の4つから選択できます。

  • 郵送はがき
  • 電話
  • メール
  • Googleサーチコンソール

原則として、正式な店舗情報を確認するために郵送はがきでのオーナー確認が必要とされています。電話やメール、サーチコンソールでのオーナー確認は一部のビジネスのみ選択可能となっており、利用できないケースがありますので各自で確認してみましょう。

郵送でのオーナー確認には2週間~19日ほどの日数がかかります。Googleマイビジネスへの登録が完了して初めてGoogleマップへ店舗情報が追加され、ローカル検索のリストに入ることになるので、検討中の方は早めの手続きをおすすめします。

郵送や電話などで送られてきた確認コードを入力したら、登録完了です。

STEP2:Google広告とマイビジネスを連携させる

Googleマイビジネスへの登録が完了したら、Google広告との連携を行いましょう。

Google広告の管理画面へアクセスし、左側メニューから[広告と広告表示オプション]を選択します。画面上部[広告表示オプション]→青色の+マークの順にクリックし、マイビジネスアカウントを入力してください。

※Google広告のアカウントと、Googleマイビジネスアカウントが別になっている場合には、アクセス権をリクエストし承認する必要があります。

STEP3:Google広告のオプションで「住所表示オプション」を設定する

続いて、住所表示オプションを設定しましょう。

住所表示オプションは、アカウント、キャンペーン、広告グループ単位での設定が可能です。ここではキャンペーンごとの住所表示オプションの設定方法を確認します。

キャンペーンの左側メニューから[広告と広告表示オプション]をクリックします。[広告表示オプション]→青色の+マークの順にクリックしましょう。

[住所表示オプション]を追加したいキャンペーンを選び、ビジネス情報に関するラジオボタンを選択して保存してください。これで住所表示オプションの設定は完了です。

STEP4:検索キーワードを設定する

最後に、検索キーワードの設定を行います。通常のリスティング広告と同じように、ユーザーが検索しそうなキーワードを予測し、登録しましょう。

  • 横浜 美容院
  • 渋谷 カフェ
  • 八王子 イタリアン レストラン

キーワードの選定方法もリスティング広告と同様です。競合の多い地域では、穴場的なニッチなキーワードを選べば広告効果も高まります。
【現役コンサルが解説】リスティング広告のキーワード選びのポイントとは? 【現役コンサルが解説】リスティング広告のキーワード選びのポイントとは?

【注意!】ローカル検索広告だけを出稿することはできない

Google広告では、ローカル検索広告だけを単体で出稿することはできません。ローカル検索広告を出稿する場合、通常のリスティング広告としても出稿されることをご留意ください。

ローカル検索広告は、リスティング広告内の「広告表示オプション」を設定することで出稿できるもの、と覚えておきましょう。ローカル検索広告では見出しや説明文などは表示されませんが、リスティング広告で使用される「見出し」や「説明文」などの設定も同時に行う必要があります。

ローカル検索広告を効果的にするために

ローカル検索広告を効果的にするために

ローカル検索広告はシンプルな仕組みで効率的なシステムですが、効果を出すため必要なポイントを押さえておく必要があります。適切な情報を、適切なキーワードで設定しないと成果につながりません。ここでは、より効果的に活用するために重要なポイントを2つお伝えします。

検索キーワードの選定

ローカル検索広告はリスティング広告同様、検索キーワードに連動して表示される広告です。そのため、キーワード選定が広告効果を高める要になります。

競合の多い地域や業種の場合は、前の章で例に挙げたような「渋谷 カフェ」「横浜 美容院」などのキーワードでは成果を出しにくい可能性があります。競合が多いと上位表示が難しかったり、入札単価が高くなりすぎたりする可能性が出てくるためです。

そこで「渋谷 カフェ 商談」「横浜 美容院 メンズ」などのように、ユーザーの意図と自社の特徴がマッチしたキーワードでも出稿しておくとよいでしょう。

また、地域名も都道府県や市などの大きな括りではなく、町名まで絞り込んだ方がより効率よく集客につなげられるでしょう。

ただし、ニッチなキーワードを見つけても、検索ボリュームがあまりに少ないと意味がありません。そこで、キーワード選定に役立つGoogleキーワードプランナーのツールを使いましょう。キーワードプランナーを使えば、具体的検索数や競合性の高さなどを詳しく調べることが可能です。

ローカル検索広告も、リスティング広告やMEO対策同様にキーワード選定次第で効果が大きく変わります。決して適当に設定せず、じっくり検討してから登録することをおすすめします。

Googleマイビジネスのテキスト、画像の改善

ローカル検索広告では、Googleマイビジネスに登録している情報のみが掲載されます。顧客に自社の店舗へ足を運んでもらうには、Googleマイビジネスの登録内容を充実させておくのが重要です。

魅力的な画像や動画の掲載、お店の特徴など情報量を多くすることでクリック率は高くなります。メニューや価格などを最新情報に更新するのも大切です。

広告を見た人が店舗の詳細情報にアクセスしたり、電話予約やルート検索してみようという気持ちになるかどうか、を考えながら改善していきましょう。

また、Googleマイビジネスに登録された口コミ情報も表示されます。店舗のレビューを投稿してくれたお客様には特典やサービスを追加するなどのキャンペーンも効果的です。口コミ投稿には、従業員からの返信をするなどの細かな対応も好印象へとつながります。

更新作業やキャンペーンへの取り組みには手間暇が掛かりますが、その分広告効果をアップさせることにつながるので丁寧に行いましょう。

MEOとローカル検索広告の違いとは?

MEOとローカル検索広告の違いとは?

最後に、MEOとローカル検索広告の違いを明確にしておきましょう。Googleは既にローカル検索に力を入れており、自然検索でもマップと連動した店舗情報を表示させるようになっています。

MEOとは「Map Engine Optimization」(マップ検索最適化)の略語で、ローカール検索での上位表示を狙う施策を指します。SEOと同様に情報の充実化やキーワードとの関連性を高めることで自然検索の中で上位表示を狙うことも可能です。

ここまで読んで「MEO対策をしていれば、ロカール検索広告を出す必要はないのでは?」という疑問が浮かんでくるかもしれません。

MEOとローカル検索広告の違いは、即効性と確実性にあります。MEOは一度上位表示に成功すれば、無料で集客することもできます。ただ、人気店舗がWEBへ参入している現状や、次々に新規店舗がオープンしていく中、MEOの効果を持続させるのは非常に難しいです。

また、開業したばかりの店舗や施設など実績のないビジネスの場合、MEOで効果を出すにはかなりの時間がかかります。通常の検索結果は、Googleマイビジネスの充実度、口コミの件数や評価の高さなどを基準にランキング付けされます。検索エンジンのアルゴリズムはコントロールできないため、ウェブサイトにMEO対策を施しても確実に上位表示できる保証はありません。

MEOでは短期間での集客効果は見込めないため、まずは有料のローカル検索広告を使って優先的に検索上位へ表示させるのが効率的なのです。余裕があればMEOにも取り組み、両者を併用して集客を強化していくのが現在の主流となっています。

まとめ

以上がローカル検索広告の概要と、広告出稿までの一連のステップです。

現在は地域内で店舗やサービスを探すのに、多くの人がWEB検索を使用しています。ちょっと空いた時間に利用したいサービス、今いる場所から最も近い店舗はどこか……といった、顧客の利便性に応えながら店舗集客できる画期的な広告です。Googleを活用し、集客強化の施策を丁寧に行っていきましょう。

ローカル検索広告をより効果的にするには、店舗情報の出し方やキーワード選定が非常に重要なポイントとなります。ニュートラルワークスでは、WEB広告に関する無料相談を承っております。設定のコツや改善のポイントなどを詳しく知りたい方へ、広告運用の専門家が対応に当たらせていただきますので、お気軽にお問合せください。

著者紹介

石田 哲也

石田 哲也

取締役CMO

取締役CMO。1984年生まれ。高校卒業後にISD株式会社にて起業。株式会社オプトなど複数のIT企業にてWebマーケティングを学び、2018年に地元の神奈川へ戻り、ニュートラルワークスにジョイン。SEO/Web広告運用/サイト分析・改善など、Webサイトの運用改善を得意としています。また、ゲームアプリ制作や数十万フォロワーのSNSアカウントを運用していたこともあるので、Webビジネス全般を守備範囲としています!