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最終更新日: 2024.03.14

指名検索とは?自社サイトへの流入数の調べ方と対策方法

指名検索とは?自社サイトへの流入数の調べ方と対策方法

Webサイト運営において、高い流入数を確保することは成功の鍵を握ります。その流入数の中でも特に重要なのが「指名検索」からの訪問者です。

しかし、指名検索からの流入数をどのように調べ、最大化するかは一筋縄ではいきません。放置しておくと、競合他社に後れを取り、ブランドの認知度やWebサイトへの訪問者数が減少してしまう可能性があるでしょう。

そこで本記事では、指名検索の重要性を理解し、自社サイトへの流入数を正確に把握し、それを増やすための具体的な対策方法を紹介します。

Webサイト運営を効率化させていきたい方は、ぜひ最後までご一読ください。

石田 哲也

監修者

Twitter:@te2319
株式会社ニュートラルワークス 取締役CMO。1984年生まれ。高校卒業後にISD株式会社を起業。その後、株式会社オプトでWebマーケティングを学び、株式会社メタップスなど複数のベンチャー企業にて事業立ち上げを経験。前職はワンダープラネット株式会社でゲームプロデューサーとしてスマホゲームアプリの制作に従事。2018年に地元の神奈川へ戻り、ニュートラルワークスに入社。SEO/Web広告運用/サイト分析・改善など、Webサイトの運用改善~ゲームアプリ制作や数十万フォロワーのSNSアカウントの運用経験などWebビジネス全般を守備範囲とする。

■経歴
2003年 ISD株式会社/起業
2009年 株式会社オプト/SEMコンサルタント
2011年 株式会社メタップス/シニアディレクター
2013年 ライブエイド株式会社/執行役
2016年 ワンダープラネット株式会社/プロデューサー・BizDev
2018年 株式会社ニュートラルワークス/取締役CMO

■得意領域
Webサイト改善
SEO対策
コンテンツマーケティング
リスティング広告

■保有資格
Google アナリティクス認定資格(GAIQ)
Google 広告検索認定資格
Google 広告ディスプレイ認定資格
Google 広告モバイル認定資格

QUERYY(クエリー)編集部

執筆者

株式会社ニュートラルワークス

QUERYY(クエリー)編集部

QUERYY(クエリー)は、株式会社ニュートラルワークスが運営するデジタルマーケティング情報メディアです。

指名検索とは

指名検索とは

指名検索は、特定のブランド名や企業名、Webサイト名を直接検索エンジンに入力して行う検索のことです。この検索方法は、ユーザーがある特定のブランドやサービスに対して既にある程度の認知があり、それについてさらに情報を得たいと考えている場合に多く見られます。

例えば、あるWebサイトの特定の商品やサービスに興味を持った消費者が、その企業名をGoogleなどの検索エンジンに直接入力するケースがこれに該当します。指名検索からの訪問者は、既にブランドへの興味や信頼を持っているため、他の検索方法に比べて転換率が高い傾向です。

このため、企業やブランドにとって指名検索の流入を増やすことは、高いROI(投資収益率)を実現するうえで欠かせません。
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一般検索との違い

一般検索は、特定のブランド名や企業名を指定せずに商品やサービス、情報などのキーワードを基に検索を行う方法です。

例えば、「最新のスマートフォン」や「東京のイタリアンレストラン」といったように、具体的なブランド名や企業名を用いずに幅広い情報を求める際に用います。この一般検索は、ユーザーが特定の商品やサービスについてまだ決めかねている、あるいは選択肢を広げたいと考えている場合に頻繁に利用されます。

指名検索と比較すると、一般検索からの流入は、ユーザーのブランドに対する事前の認知や信頼が低い可能性があります。しかしその分、より広い範囲の潜在顧客にリーチする機会を提供可能です。

したがって、一般検索は新規顧客の獲得に、指名検索は既存顧客の囲い込みやリピート率の向上にそれぞれ強みを持っています。この違いを理解し、それぞれの検索タイプに合わせた最適なマーケティング戦略を立てることが、Webサイト運営者にとっては重要です。

指名検索の重要性

指名検索の重要性

指名検索の増加は、Webサイトやブランドの成功に不可欠な要素です。その理由は、指名検索がWebサイトの評価を向上させ、検索エンジンの結果ページでの上位表示を実現する可能性を高めるためです。

指名検索による流入は、ユーザーがあなたのブランドやサービスに高い関心を持っており、具体的な目的を持ってサイトを訪れることを意味します。このような訪問者は、サイトの内容に深く関与し、長時間滞在する傾向にあるため、検索エンジンはこれを高いユーザー満足度の指標として評価します。

さらに、指名検索からの訪問者は、サイトの特定のコンテンツや製品に対する既存の関心や意図を持っているため、転換率が高くなることが多いです。つまり、指名検索を増やすことは、直接的に売上の増加につながります。

また、指名検索による流入が多いWebサイトは、ブランドの信頼性や認知度が高いと見なされ、これがさらに検索エンジンによるポジティブな評価を受けることにつながるでしょう。結果的に、検索結果の上位に表示される可能性が高まります。そして、さらに多くの一般検索からの訪問者を引きつけることができるようになります。

しかし、指名検索の重要性を理解し、積極的に流入を増やすための戦略を実施しない場合、Webサイトは検索エンジンの結果ページで競合他社に対して不利な位置に置かれることになるでしょう。これは、サイトの可視性が低下し、潜在的な顧客の獲得機会が失われることを意味します。

結局のところ、指名検索の増加に向けた取り組みは、単にサイトのトラフィックを増やす以上の価値を持ち、ブランドの成長と競争力の強化に直結する戦略的な投資といえるでしょう。

指名検索を対策するメリット

指名検索を対策するメリット

指名検索を積極的に対策することは、Webサイトやオンラインビジネスにとって多くのメリットをもたらします。

ここでは、3つのメリットを詳しく解説し、なぜ指名検索対策が今日のデジタルマーケティング戦略において不可欠であるのかについて解説します。

流入数を増やせる

指名検索を対策する最大のメリットは、Webサイトへの流入数を顕著に増やすことができる点です。これは、既にブランドやサービスに興味を持っているユーザーを直接Webサイトに導くため、一般的なキーワード検索に比べて効率的にターゲットを絞り込むことができるためです。

例えば、特定の製品名やブランド名で検索を行うユーザーは、購入意欲が高い可能性があります。その結果、Webサイトにおけるコンバージョン率の向上に直結するでしょう。

このような質の高いトラフィックの増加は、Webサイトの評価を向上させ、さらなるオーガニック検索の流入を促進する効果も期待できます。
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収益性が高い

指名検索による流入は、その質の高さから直接的な収益増加につながりやすいという大きなメリットがあります。具体的には、ブランドや製品に対して事前に認識を持ち、意図的に検索を行うユーザーは、購入やサービスの利用に至る確率が高いです。

これは、指名検索を通じてWebサイトに訪れる顧客は、一般的な検索に比べて既に購買意欲が形成されているためです。

例えば、特定のブランドのスニーカーを検索してWebサイトに訪れたユーザーは、一般的な「スニーカー購入」検索を行ったユーザーに比べて、実際に購入に至る可能性が高いといえます。

検索アルゴリズムの影響を受けにくい

指名検索の対策は、検索エンジンのアルゴリズムアップデートによる影響を受けにくいという重要なメリットを持っています。検索エンジンは定期的にアルゴリズムを更新し、Webサイトのランキング基準を変更しますが、指名検索による流入はこれらの変更の影響を比較的受けにくいです。

これは、指名検索がユーザーの明確な意図にもとづくため、自然な流入と見なされやすく、検索エンジンによる評価が安定して高い傾向にあるためです。

具体的には、ブランド名や特定の製品名を直接検索するユーザーは、検索結果の品質に関わらずそのブランドのWebサイトを訪れる意図があり、このようなトラフィックはアルゴリズムの変更に左右されにくい安定した質の高い訪問者といえます。
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指名検索を対策しないデメリット

指名検索を対策しないデメリット

指名検索を適切に対策しないことは、Webサイト運営において見過ごすことのできない数々のデメリットをもたらします。ここでは、2つのデメリットを詳しく解説します。

自社に興味のあるユーザーがWebサイトに訪問できない

指名検索を対策しないことの最も直接的なデメリットは、自社に興味を持つユーザーがWebサイトに訪問できなくなることです。これは、ユーザーがブランド名や特定の製品名を検索した際に、検索エンジンの結果ページで自社のWebサイトが適切に表示されないために起こります。

例えば、あるユーザーが特定のブランドの製品に関心を持ち、その製品名で検索を行ったとします。しかし、そのブランドのWebサイトが検索結果の上位に表示されない場合、ユーザーは競合他社のサイトや関連しない情報に誘導される可能性があるでしょう。

これにより、興味を持っていたにも関わらず、実際には自社のサイトを訪れることなく他の選択をすることになり、結果として潜在的な顧客を逃すことになります。

意図と異なるページが表示されてしまう

指名検索の対策を怠ると、ユーザーが特定の情報を求めて検索した際に、その意図とは異なるページが表示されるという問題も発生します。

これは、WebサイトのSEOが適切に最適化されていない、または特定のキーワードに対するコンテンツが不足していることが原因で、ユーザーが求める情報や製品を直接見つけることができない状況を生み出すケースがあります。

例えば、あるユーザーがサポート情報を求めて特定のブランド名と問題に関するキーワードを検索した場合、関連するサポートページではなく、製品販売ページやトップページが表示されることがあるでしょう。

これにより、ユーザーは不満を感じ、ブランドに対する信頼性が損なわれる可能性があります。このような状況は、ユーザーエクスペリエンスの低下を引き起こし、最終的にはサイトの離脱率の増加や再訪問の可能性の減少につながります。

指名検索の数と流入数を調べる方法

指名検索の数と流入数を調べる方法

指名検索の数とWebサイトへの流入数を調べることは、デジタルマーケティング戦略を策定するうえで重要です。ここでは、2つの方法を解説します。

月間の検索された数を調べる方法

Google広告のキーワードプランナーは、特定のキーワードが月間でどれほど検索されているかを調べるのに最適なツールです。このツールを利用するには、まずGoogle広告アカウントにログインする必要があります。

ログインしたら、「ツールと設定」から「キーワードプランナー」を選択し、「新しいキーワードを見つける」をクリックします。ここで自社のブランド名や特定の製品名など、調べたい指名検索キーワードを入力しましょう。

検索を実行すると、キーワードプランナーはそのキーワードの月間検索ボリューム、競合度、予想クリック単価などのデータを提供します。これにより、特定の指名検索キーワードに対する市場内での需要や競争の状況を把握できます。

自社サイトへの流入数を調べる方法

Google Search Consoleを使って、自社サイトへの流入数を調べる方法は、WebサイトのSEOパフォーマンスを理解するうえで有効です。このツールを使用することで指名検索キーワードによるWebサイトへの表示回数、クリックスルーレート(CTR)、実際のクリック数(流入数)、および検索順位を確認できます。

Google Search Consoleにアクセスし、「パフォーマンス」レポートを開くことから始めます。次に、「クエリ」タブを選択して、自社のブランド名や関連キーワードを検索し、それらのキーワードがどのようにパフォーマンスしているかの詳細を見ることができます。

このデータを分析することで、特定の指名検索キーワードに対してWebサイトがどれだけ効果的にユーザーを引き付けているか、また、改善の余地がどこにあるかを明確にすることが可能です。

指名検索数を増やす施策

指名検索数を増やす施策

指名検索数を増やすためには、以下の施策が効果的です。

  • 商品やサービス名をキャッチーなものにする
  • プレスリリース配信
  • リスティング広告の配信
  • SNS運用
  • イベント(セミナー・展示会など)の開催
  • 質の高いコンテンツを作成・配信
  • 顧客満足度を高める

それぞれの施策を解説します。

商品やサービス名をキャッチーなものにする

製品名やサービス名をユーザーに記憶してもらいやすく、魅力的なものにすることは、指名検索数を増やすうえで効果的です。キャッチーで独創的な名前は、消費者の関心を引き、口コミやSNSでの共有を促しやすくなります。

施策を進めるには、ターゲット顧客の興味やニーズを反映させた、覚えやすく、意味のある名前を考案することが重要です。例えば、製品の主な利点や機能を簡潔に表現する名前や、ブランドの個性を表すユニークな名前が考えられます。

このような名前は、検索時にユーザーが直感的に入力しやすくなり、結果として指名検索数の増加につながります。
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プレスリリース配信

新製品の発売や重要な企業のアップデートを広く伝えるためのプレスリリースの配信は、メディアを通じて大きな注目を集めることができます。

この施策は、ブランドや製品に対する認知度を短期間で効果的に高めることができ、それにより指名検索数の増加に寄与します。

プレスリリースを成功させるためには、魅力的でニュース価値のある内容を用意し、適切なタイミングで配信することが重要です。また、オンラインメディアや業界固有のプラットフォームに配信することで、ターゲットとする顧客層に直接アプローチすることが可能になります。
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リスティング広告の配信

リスティング広告は、特定のキーワードに基づいて検索エンジンの結果ページに広告を表示する方法です。この施策を用いることで、潜在顧客が関連するキーワードを検索した際に、自社のWebサイトへの訪問を促すことができます。

リスティング広告を効果的に運用するためには、ターゲットとする顧客が使用する可能性のあるキーワードを選定し、魅力的な広告コピーを作成することが重要です。

これにより、指名検索以外からの訪問者を増やすとともに、ブランド名や製品名を検索キーワードに含めることで指名検索の増加も期待できます。
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SNS運用

SNSの積極的な運用は、ブランドや製品に対する認知度を高め、コミュニティを形成するうえで欠かせない施策です。定期的に魅力的なコンテンツを投稿することで、フォロワーとの関係を深め、ブランドへの興味を持続させることができるでしょう。

また、キャンペーンやコンテストの実施は、SNS上での共有を促し、さらなる認知度の向上につながります。SNSでの活動は、直接的に指名検索数の増加に貢献するだけでなく、間接的にもブランドの価値を高めオンラインでのプレゼンスを強化します。

イベント(セミナー・展示会など)の開催

イベントの開催は、直接顧客との接点を持ち、ブランドや製品に対する深い理解を促す絶好の機会です。セミナーや展示会などのイベントを通じて、製品の魅力を直接伝えることができるだけでなく、参加者との対話を通じてブランドロイヤリティを高められます。

イベント後には、参加者が自身の経験をSNSなどで共有することが多く、これが新たな指名検索のトリガーとなり得ます。イベントの成功のためには、ターゲットとする顧客層に魅力的なテーマを設定し、効果的なプロモーションを行うことが重要です。

質の高いコンテンツを作成・配信

質の高いコンテンツを定期的に作成し、配信することは、ブランドの専門知識と信頼性を示すうえで不可欠です。教育的なブログ記事、業界の最新動向を取り上げたレポート、ユーザーガイド、チュートリアルビデオなどは、ユーザーに価値を提供し、ブランドに対する関心を高めます。

優れたコンテンツは、共有されやすくSEOの観点からも有利であり、これにより自然な指名検索の増加が期待できます。コンテンツマーケティングで成功するためには、ターゲットオーディエンスのニーズに合った関連性の高いテーマを選び、定期的に更新することが大切です。

顧客満足度を高める

顧客満足度を高める取り組みは、指名検索数を増やすための間接的ながら強力な手段です。優れた顧客サービス、製品の品質、アフターサポートなどは、顧客のブランドへの忠誠心を育み、口コミや推薦を通じて新たな顧客を引きつけます。

顧客からの肯定的なフィードバックや評価は、オンラインでのブランドの評判を高め、結果的に指名検索の増加につながります。顧客満足度を高めるためには、顧客の声に耳を傾け、継続的な改善とイノベーションを追求することが効果的です。

指名検索キーワードでリスティング広告を出稿する理由

指名検索キーワードでリスティング広告を出稿する理由

指名検索キーワードでリスティング広告を出稿することには、複数の明確な理由が存在します。これらの理由には、競合他社による広告出稿を防ぐ、意図したページをユーザーに確実に表示させることが含まれます。

これらの戦略は、ブランドのオンラインでの可視性を高め、潜在顧客の獲得を最大化することが目的です。以下では、これらの理由を詳細に解説し、それぞれのメリットとデメリットを解説します。

競合他社の広告出稿で機会損失につながる

指名検索キーワードでのリスティング広告出稿を行わない場合、競合他社があなたの会社のブランド名や製品名をキーワードに広告を出稿することによって、機会損失が発生する可能性があります。

これは、検索ユーザーが自社の製品やサービスを意図して検索したにも関わらず、競合の広告が表示され、そちらに流れてしまう状況を指します。このような状況を防ぐためには、自社で積極的に指名検索キーワードに対してリスティング広告を出稿することが効果的です。

メリットとしては、自社のWebサイトへの直接的な流入を確保できること、競合によるブランドキーワードの使用を阻止できることが挙げられます。デメリットとしては、広告費用がかかること、自社のキーワードであっても競争によりクリック単価が上昇する可能性があることです。

意図するページを確実に表示させる

リスティング広告を出稿するもう一つの重要な理由は、ユーザーが検索した際に、意図する正確なページやキャンペーンページを確実に表示させられる点にあります。

オーガニック検索結果では、関連性の高いページがトップに表示されないことがありますが、リスティング広告を使用すれば、特定のキャンペーンやプロモーションを直接ターゲットにアピールすることが可能です。

この方法のメリットには、ユーザーエクスペリエンスの向上、高いコンバージョン率の達成が含まれます。デメリットは、やはり広告費用の発生と、キャンペーンに応じて広告の更新が必要となる点です。

指名検索の対策は現状把握から

指名検索の対策は現状把握から

指名検索とその対策について説明してきましたが、これらはブランドのオンラインプレゼンスを強化し、競争力を高めたい企業にとって欠かせない要素です。

重要なポイントとしては、まず現状のオンラインでのブランド認知度を正確に把握し、潜在顧客がどのように自社を見つけているのかを理解すること、そして、競合との差別化を図るための戦略を練ることが挙げられます。

指名検索の対策を始めるためには、まずはGoogle AdsやGoogle Search Consoleなどのツールを使用して、自社に対する検索トレンドや流入データを分析することが重要です。

これらの情報をもとに、リスティング広告の戦略を策定し、指名検索キーワードに対するアプローチを強化することをおすすめします。まずは、こちらの基本的な分析から実践してみてください。

監修者紹介

石田 哲也

石田 哲也

取締役CMO

Twitter:@te2319
株式会社ニュートラルワークス 取締役CMO。1984年生まれ。高校卒業後にISD株式会社を起業。その後、株式会社オプトでWebマーケティングを学び、株式会社メタップスなど複数のベンチャー企業にて事業立ち上げを経験。前職はワンダープラネット株式会社でゲームプロデューサーとしてスマホゲームアプリの制作に従事。2018年に地元の神奈川へ戻り、ニュートラルワークスに入社。SEO/Web広告運用/サイト分析・改善など、Webサイトの運用改善~ゲームアプリ制作や数十万フォロワーのSNSアカウントの運用経験などWebビジネス全般を守備範囲とする。

■経歴
2003年 ISD株式会社/起業
2009年 株式会社オプト/SEMコンサルタント
2011年 株式会社メタップス/シニアディレクター
2013年 ライブエイド株式会社/執行役
2016年 ワンダープラネット株式会社/プロデューサー・BizDev
2018年 株式会社ニュートラルワークス/取締役CMO

■得意領域
Webサイト改善
SEO対策
コンテンツマーケティング
リスティング広告

■保有資格
Google アナリティクス認定資格(GAIQ)
Google 広告検索認定資格
Google 広告ディスプレイ認定資格
Google 広告モバイル認定資格