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最終更新日: 2023.11.17

関連キーワード取得ツール17選!おすすめツール比較

関連キーワード取得ツール17選!おすすめツール比較

コンテンツマーケティングでは、SEO施策で結果を出すためのキーワード選定が重要です。しかし、自社事業に最適なキーワードを効率よく取得するにはどうしたらよいのでしょうか。

そこで役に立つのが関連キーワードの取得ツールです。この記事では、代表的なSEO関連キーワード取得ツールを徹底紹介しながら、コンテンツSEOの戦略策定のポイントについても解説していきます。

石田 哲也

監修者

Twitter:@te2319
株式会社ニュートラルワークス 取締役CMO。1984年生まれ。高校卒業後にISD株式会社を起業。その後、株式会社オプトでWebマーケティングを学び、株式会社メタップスなど複数のベンチャー企業にて事業立ち上げを経験。前職はワンダープラネット株式会社でゲームプロデューサーとしてスマホゲームアプリの制作に従事。2018年に地元の神奈川へ戻り、ニュートラルワークスに入社。SEO/Web広告運用/サイト分析・改善など、Webサイトの運用改善~ゲームアプリ制作や数十万フォロワーのSNSアカウントの運用経験などWebビジネス全般を守備範囲とする。

■経歴
2003年 ISD株式会社/起業
2009年 株式会社オプト/SEMコンサルタント
2011年 株式会社メタップス/シニアディレクター
2013年 ライブエイド株式会社/執行役
2016年 ワンダープラネット株式会社/プロデューサー・BizDev
2018年 株式会社ニュートラルワークス/取締役CMO

■得意領域
Webサイト改善
SEO対策
コンテンツマーケティング
リスティング広告

■保有資格
Google アナリティクス認定資格(GAIQ)
Google 広告検索認定資格
Google 広告ディスプレイ認定資格
Google 広告モバイル認定資格

QUERYY(クエリー)編集部

執筆者

株式会社ニュートラルワークス

QUERYY(クエリー)編集部

QUERYY(クエリー)は、株式会社ニュートラルワークスが運営するデジタルマーケティング情報メディアです。

関連キーワードとサジェストキーワードについて

関連キーワード/サジェストキーワードとは?

関連キーワートとは、Googleで検索をかけた時に、検索結果ページ画面の下のほうに表示されるキーワードです。それとは別に、サジェストキーワードという言葉を聞いたことがある方も多いと思います。

「どっちも同じじゃないの?」と思っている方もいるかもしれませんが、実は微妙に違っています。サジェストキーワードは、キーワードを入力した時に検索窓の下に表示されるキーワードです。

2つとも、よく検索されているキーワードが表示されているため、SEOキーワードを選ぶ上でとても重要です。2つの違いを詳しく解説します。

関連キーワードとは?

SEOマーケティングの検索結果

関連キーワードは、Googleの検索結果ページで、画面一番下に表示されるキーワードのことです。

たとえば、「SEOマーケティング」と検索すると、「他のキーワード」という文言の下にキーワードが並びます。これが関連キーワードです。

関連キーワードには、検索ボリュームのあるキーワードが自動的に表示されます。検索ボリュームは、そのキーワードが1ヶ月に検索された回数のことをいいます。

ユーザーの検索した地域や、検索しているデバイスの状況には左右されません。
関連キーワードとは?サジェストとの違いや関連キーワードツールを紹介 関連キーワードとは?サジェストとの違いや関連キーワードツールを紹介

サジェストキーワードとは?

サジェストキーワード

サジェストキーワードは、Googleの検索窓にキーワードを入力したときに、検索窓のすぐ下に表示されるキーワードのことです。

たとえば、「SEOマーケティング」と検索窓に入力すると、「seoマーケティングアドバイザー 難易度」などのキーワードが表示されます。これがサジェストキーワードです。

サジェストキーワードは、検索ワードから予測して他のキーワードも提案してくれるものです。ユーザーが過去に検索したキーワードの履歴や嗜好が反映されるため、ユーザーによって表示が異なる場合もあります。

また、他のユーザーが検索したキーワードや文字列、検索した地域や言語も加味して自動的に表示されます。つまり、サジェストキーワードは一般的な傾向ではなく、ある特定の状況にマッチしたキーワードが表示されるといえます。

SEO関連キーワード取得ツール【ビギナー編】

SEO関連キーワード取得ツール【ビギナー編】

SEOコンテンツのキーワードを選ぶ際に、メインキーワードとの組み合わせで関連キーワードやサジェストキーワードも検討すれば、それだけ効果的な施策を打てます。

関連キーワードを取得するには、Googleで一つ一つ検索していくという方法もありますが、時間と工数がかかってしまいます。そこで、複数の関連キーワードを一度に取得できるツールを使って、作業を効率化すると良いでしょう。

ここからは、関連キーワードの取得ツールについて、それぞれの特徴や機能、料金について解説していきます。まずビギナー編として、手軽に利用できる無料ツールからご紹介します。

ラッコキーワード

ラッコキーワード

ラッコキーワードは、Google、Bing、YouTubeなどで、検索されているキーワードをチェックできる無料ツールです。

調べたいキーワードを入れて検索すると、関連キーワード、複合キーワード、サジェストキーワードを簡単に調査できます。また、Web検索の人気トレンドのグラフも確認できます。Googleのリスティング広告のタイトルを考えるときにも役に立ちます。1日に5キーワードまで検索できますが、無料の会員登録を行うことにより、無制限で利用できます。

情報取得元は、Googleサジェスト、Bingサジェスト、YouTubeサジェスト、Google動画サジェスト、Google画像サジェスト、Googleショッピングサジェスト、楽天サジェスト、Amazonサジェスト、Yahoo!知恵袋、教えて!goo、Googleトレンド、ニュース、話題の記事などと幅広く、これ一つでさまざまなキーワードが取得できます。

キーワードリサーチャー

キーワードリサーチャー

キーワードリサーチャーは、GoogleとYouTubeから関連キーワードを取得できる無料ツールです。検索窓にキーワードを入力し、Google検索かYouTube検索のどちらかを選んで、検索ボタンを押すと、画面左側に関連キーワードの一覧が表示されます。

右側には放射状のキーワードマップが表示されます。入力したキーワードを中心に、どのようなキーワード群に分かれているのかが一目でわかるので、ユーザーの検索ニーズを理解するのに役立ちます。なお、表示された関連キーワードは、コピーしたりCSV形式で一括ダウンロードしたりできます。

KOUHO.JP (コウホー.JP)

KOUHO.JP

KOUHO.JP(コウホー.JP)は、Amazonサジェスト、楽天サジェスト、Bingサジェスト、Twitter共起語からキーワードを収集できる無料ツールです。Googleサジェストは調整作業のため、利用できません(2021年7月現在)。

Amazonサジェスト、楽天サジェスト、Bingサジェスト、Twitter共起語のいずれかを選び、キーワードを検索窓に入力すると、検索ボリュームのあるキーワードが表示されます。Amazonと楽天からもキーワードを抽出できるということで、Eコマースに関する記事の制作や広告タイトルを考える時に役に立ちます。

グーグルサジェスト キーワード一括DLツール

グーグルサジェスト キーワード一括DLツール

グーグルサジェスト キーワード一括DLツールは、Googleのサジェスト機能で表示されるキーワード候補をCSV形式で一括ダウンロードできる無料ツールです。Googleサジェスト以外にも、Yahoo!やBing、amazon、YouTubeなどのサジェストキーワードを一括ダウンロードできるツールもサポートしています。

検索ボリュームの多いキーワード調査や、コンテンツマーケティングの記事制作などに利用できます。非会員は1日1回しか検索できませんが、有料会員登録すると1ツールにつき1ヶ月500円で利用できます。

Keyword Tool(キーワードツール)

Keyword Tool

Keyword Tool(キーワードツール)は、Googleキーワードプランナーの代替となる無料のサジェストキーワード取得ツールです。日本語だけでなく、英語、フランス語、スペイン語など、各国語でのキーワードを取得できるのが特徴です。Google、YouTube、Bing、Amazon、eBay、Play Store、Instagram、Twitterにおけるサジェストキーワードが取得できます。

たとえば、Googleのタブを選び、キーワードを入れて検索すると、Googleのサジェストキーワードが表示され、CSVかExcelの形式で一括ダウンロードできます。

無料で使えるツールですが、検索ボリュームなどは、有料版にアップグレードしないと表示されません。料金プランは、月額69ドルから利用できます。利用条件は1アカウントで1日7,000キーワードまでです。

OMUSUBI(おむすび)

OMUSUBI

OMUSUBI(おむすび)は、無料で使えるキーワードマップツールです。Google、YouTube、Amazon、Bing、Dailymotion、Wikipediaのサジェストキーワードを取得しています。

キーワードを入力して検索すれば、サジェストキーワードマップが表示されます。さらに、キーワードマップの中の特定のキーワードをクリックすると、そのキーワードのキーワードマップが表示されます。

コンテンツマーケティングを行っている人にとっては、1分程度でブログの構成が考えられます。キーワードの関連性が視覚的にわかるという点が特徴です。

key-search Beta(キーサーチベータ)

key-search Beta

key-search Beta(キーサーチベータ)は、主要な国のGoogleサジェストキーワードを自動的に取得して、キーワードマップを作成する無料のツールです。 日本、アメリカ、タイ、インドネシア、台湾に対応し、各国でのサジェストキーワードを取得できます(2021年7月現在)。

キーワードを入力すると、Google サジェストキーワードを取得して、キーワードマップで表示してくれます。また、マインドマップの下には、検索キーワードの過去5年間の人気度の動向をGoogleトレンドから取得したグラフで表示してくれます。

マインドマップでは、特定のキーワードをクリックして、編集したり、削除したりすることもできます。また、スペースを入れて他のキーワードを入力して、複合キーワードでの検索もできます。取得したGoogleサジェストキーワードは、SVGかCSVでダウンロードできます。

SEO関連キーワード取得ツール【中級者編】

SEO関連キーワード取得ツール【中級者編】

中級者編では、クラウド型の関連キーワード取得ツールをご紹介します。クラウド型は、PCなどデバイスの直接的な負荷を抑え、インターネット上で利用できるツールです。

また、単なる関連キーワードの調査だけでなく、広告の入札単価や難易度、検索ボリュームなどを知ることができるツールについても解説していきます。

Google キーワードプランナー

Google キーワードプランナー

Googleキーワードプランナーは、最も有名な無料のキーワード調査ツールです。

Googleに広告を出稿する時のキーワード選定のために使うツールですが、広告を出稿しなくても無料で利用できます。ただし、利用するにはGoogle広告アカウントを作成する必要があります。基本的に「Google広告の補助的ツール」であるため、クレジットカードの登録は必須です。

キーワードの検索を行うと、月間平均検索ボリューム、競合性、関連性、入札単価をチェックできます。地域や言語、検索ネットワークなど条件を絞った調査もできます。関連キーワードは自動で抽出されるので、広告で使用すべきキーワードをすぐに見つけることができます。

また、実際に広告を出稿した際にどれくらいの効果が得られるのか、おおよその予算などもシミュレーションできます。広告出稿中も、広告の有効性や、新しいサジェストキーワードを自動で提示してくれます。

無料のキーワードツールでは検索ボリュームなどが大まかな数値になってしまうデメリットもありますが、Googleの有料広告を出稿している場合は詳しく分析できるメリットがあるといえるでしょう。

Googleキーワードプランナーの使い方と代替ツールを紹介 Googleキーワードプランナーの使い方と代替ツールを紹介

KEYWORD FINDER(キーワードファインダー)

KEYWORD FINDER

KEYWORD FINDER(キーワードファインダー)は、SEOキーワードの選定ツールです。Googleアナリティクスやサーチコンソールと連携して、多角的な調査、分析ができます。月額5万円からの有料ツールですが、7日間の無料デモ体験もあります。
Googleサーチコンソールとは?使い方と登録方法や設定を解説 Googleサーチコンソールとは?使い方と登録方法や設定を解説 Webサイトの集客状況を分析する際にGoogleアナリティクスと同じくらい役立つのがGoogleサーチコンソールです。サーチコンソールへの登録方法やGoogleアナリティクスとの連携方法について、わかりやすく解説します。
Googleアナリティクスとは?登録方法や使い方、分析方法を解説 Googleアナリティクスとは?登録方法や使い方、分析方法を解説 Webサイト運営者の多くはGoogleアナリティクスに登録し、日々のデータを見てサイトの改善を行っています。でも、初めて利用する人には何を見て、どのようにサイトを改善していけばいいのかわかりませんよね?初心者向けにGoogleアナリティクスをわかりやすく解説します。
KEYWORD FINDERの特徴は、次のとおりです。

  • 売上につながったCVキーワードの表示
  • キーワードマップの作成
  • おすすめなキーワードの自動取得
  • 流入キーワードの表示
  • キーワード順位の取得
  • 競合の比較・分析
  • SEOスコアの表示

毎日自動で取得される新しいキーワード、勝ち組キーワード、お宝キーワードなどをジャンル別に確認することができ、キーワードの選定を効率的に行うことができます。

Ubersuggest(ウーバーサジェスト)

Ubersuggest(ウーバーサジェスト)

Ubersuggest(ウーバーサジェスト)は、日本をはじめ、世界的に利用されているキーワード調査ツールです。有料版と無料版があり、無料版では主にキーワード調査とドメイン調査ができます。

キーワード調査は、検索窓にキーワードを入力して検索すれば、関連するサジェストワードとその検索ボリューム、難易度、広告単価、人気記事などを表示してくれます。

ドメイン調査は、検索窓にドメインを入力して検索し、ドメインランクや月間流入数、被リンク、トップキーワードなど、サイト情報を調べられます。

無料で使えますが、検索回数や表示機能に制限があります。有料版の料金プランは、月額2,999円のパーソナルプランからあり、1〜3サイトを管理する個人や小規模ビジネスに最適です。その上のビジネスやエンタープライズといったプランでは、管理するサイト数が増えます。7日間の無料トライアルもあるので、利用してみるのもいいでしょう。

SEO関連キーワード取得ツール【上級者編】

SEO関連キーワード取得ツール【上級者編】

上級者編では、キーワードの取得機能や選定機能のほか、競合他社と自社のキーワードとの比較ができるもの、被リンク調査などができる多機能なツールをご紹介します。有料のツールもありますが、オールインワンでSEOマーケティングに対応できるというメリットがあります。

tami-co(たみこ)

tami-co

tami-co(たみこ)は、SEO記事の作成に便利なコンテンツマーケ・コンテンツSEO対策ツールです。

ブログ運用はもちろん、オウンドメディアなど全ての記事制作に利用でき、あると嬉しい機能が多数、搭載されています。

tami-coの特徴は、次のとおりです。

  • 順位を取得すべきキーワードの分析が可能
  • 自社と競合の順位調査ができ、
  • タイトルと見出しを提案してもらえる
  • SEOに詳しくないライターでも記事を作成しやすい

また、tami-coのAIが行うタイトル案の自動生成機能や、タイトルの採点機能を使えば、SEOに最適なタイトルをつける作業が楽になるでしょう

タイトル作成補助機能

その他、ユーザーニーズの把握やトピックの分析、顕在・潜在ニーズの抽出、競合ページの想定アクセスの確認など、多彩な機能が魅力です。
料金プランは現在4つあり、月100回の分析であれば31,350円(税込)から利用できます。2週間の無料トライアルもあるため、興味のある方は実際に試してみてはいかがでしょうか。

Gyro-n SEO(ジャイロン SEO)

Gyro-n SEO(ジャイロン SEO)

Gyro-n SEO(ジャイロン SEO)は、Google、Yahoo!、Googleスマートフォン検索の検索結果の順位を毎日チェックできる有料のキーワード分析ツールです。

Gyro-n SEOの特徴は、次のとおりです。

  • キーワードの検索ボリューム(月間検索数)チェック機能
  • 年間トレンド表示機能
  • 広告クリック単価(CPC)表示機能
  • 広告出稿での競合性表示機能

ほかにも、競合サイトとの順位比較、ページ分析、テキスト分析、キーワードのサジェスト、Google アナリティクスとの連携による検索流入の分析など、さまざまな機能が備わっています。

登録から3ヶカ月は無料で、有料版は料金プランは月額500円(税抜)のスタータープランからですが、登録から3ヶカ月は無料で利用できまです。

Keywordmap

Keywordmap for SEO

Keywordmapは、Googleが評価するコンテンツ要素が一目でわかる有料のキーワードマーケティングツールです。調査分析できる分野は、SEO、リスティング広告、ディスプレイ広告、SNSです。SEOキーワードでどう施策すべきかを検討する上で、役に立つツールです。

Keywordmapの特徴は、次のとおりです。

  • 自然検索調査(流入キーワードや機会損失キーワードの抽出など)
  • 競合ドメイン調査(同時キーワードで上位表示しているドメインの抽出、キーワード一致率の調査)
  • 流入貢献ページの調査
  • 競合獲得ワード(2社キーワードの順位比較、機会損失キーワードの発見)
  • ユーザーニーズ調査(キーワードマップ)
  • リスティング広告調査(出稿キーワードの調査など)
  • 季節要因調査(検索ボリュームの季節変動を調査)
  • ソーシャル調査(SNSで拡散されているコンテンツの抽出など)
  • 順位レポート抽出(指定キーワードの順位データ取得など)

指定した対象キーワードに対して、関連性の高いキーワードやサジェストデータ、共起語なども抽出されるので、キーワードの選定に便利です。また、UI(ユーザーインターフェース)がわかりやすく、使いやすいという評判もあります。

料金プランは、使用する機能などによって異なるため、直接お問い合わせください。また、7日間無料の試用期間があるので、ご興味のある方はお試しください。

Semrush(SEMラッシュ)

Semrush(SEMラッシュ)

Semrush(SEMラッシュ)は、SEO・広告分析・SNS競合対策をオールインワンでできる有料の競合分析ツールです。

ビッグキーワードから、関連語句やロングテールなキーワードまでを抽出できます。検索ボリュームやCPC、難易度で絞り込みができるので、結果の出るキーワードを選定できます。

また、自社サイトのコンテンツに使用されているキーワードを競合他社の複数サイトと比較して、重複しているキーワード、足りないキーワードなどもチェックできます。

さらに、リスティング広告での競合サイトの入札キーワードや広告文を分析し、費用対効果の高いキャンペーンを立案できます。SNSでは、競合他社のSNSアカウントをトラッキングし、投稿パターンやエンゲージメントの高い投稿を分析できます。

自社のコンテンツから広告、SNSまでを一元管理することで、マーケティング活動を効率的に運用することができます。月額$119.95から利用できますが、無料トライアルもあります。

Ahrefs(エイチレフス)

Ahrefs(エイチレフス)

Ahrefs(エイチレフス)は、コンテンツチェック、キーワード調査、被リンクチェックができるオールインワンのSEOツールです。被リンクチェックツールとしてはMozと同様に多く利用されている人気ツールです。

Ahrefsの特徴は、次のとおりです。

  • キーワードの検索ボリュームや難易度、検索上位サイトの被リンクを調査
  • サイト分析(被リンク、流入キーワード、有料検索広告など)
  • まだ流入していないキーワードから新規コンテンツを検討
  • 自社や競合サイトの順位変動をチェック
  • ソーシャルメディアで話題になっているコンテンツの調査
  • 被リンクの増減をリアルタイムに確認

また、APIで連携することにより、ほかのソフトウェアでもAhrefsのデータを活用できます。料金は月額で99ドルからとなっており、無料プランはありませんが、1週間7ドルの体験プランがあります。

MIERUCA(ミエルカ)

MIERUCA(ミエルカ)

MIERUCA (ミエルカ)は、コンテンツマーケティングやオウンドメディア向けのSEO分析ツールです。約1,500社の利用実績があり、SEOによるユーザーの流入増、オンラインでの商談や問い合わせ増加のための施策に活用できます。

ミエルカの特徴は、次のとおりです。

  • 自社と競合サイトの流入キーワードを調査比較
  • SEO施策を重要度順に提案
  • 流入→問い合わせの少ないコンテンツの見える化(CV改善)
  • 検索ユーザーのインサイトを見える化(キーワードマップ)
  • 著作権侵害を未然に防ぐコピーチェック
  • 流入増の阻害要因を見える化(アクセス解析レポート)
  • CV率・問い合わせ率を向上させるUX/UI改善(ヒートマップ)
  • キーワード順位と「潜在的な競合」のモニタリング
  • 新規SEOキーワードの提案
  • 売上につながるCVワードの自動推定

料金プランは月額15万円(税抜)から、別途初期アカウント構築費が10万円(税抜)かかります。なお、無料トライアルサービスもあります。

Pascal(パスカル)

Pascal(パスカル)

Pascal(パスカル)は、オウンドメディアの運営やコンテンツマーケティングに強みを持つオールインワンのSEOツールです。マーケティング施策を行う前段階の属人的な作業を、AIが代わって分析してくれます。1,000キーワード以上を登録でき、Googleサーチコンソールとの連携で流入キーワードも閲覧できます。

パスカルの特徴は、次のとおりです。

  • 検索上位30〜50位の競合サイトを統計分析
  • サイト内リンク構造の最適化
  • 競合分析レポート
  • SEO作業レポート(SEO作業指示書)
  • 上位ページが使用するキーワードの表示
  • コンテンツ作成に役立つ共起語の表示
  • コンテンツの独自性の高さを数値化
  • キーワードの検索意図と検索ボリューム分析
  • 競合サイトの流入キーワード調査
  • ランキングアラートメール(順位変動通知)
  • 順位取得するエリアの指定(ローカルSEO分析)
  • 順位が下がった原因を数値化

コンテンツマーケティングではキーワードの選定が重要です。しかし、関連キーワード取得ツールでも関係のないキーワードが混じることもあり、人力で除外しなければなりませんでした。パスカルでは、それをAIが代わって抽出してくれます。

またリライト作業では、そのページに流入している検索キーワードを1,000個まで表示してくれます。Googleサーチコンソールの権限がない場合も簡単に調べることができるので、とても便利です。流入キーワードを挿入してリライトすれば、より効率的にコンテンツの改善が図れます。

料金プランは45,000円(税抜)からですが、4日間利用できる無料体験版もあります。

SEO関連キーワードを取得する前にやるべきこと

SEO関連キーワードを取得する前にやるべきこと

関連キーワードの取得は、SEOやコンテンツマーケティングを成功させる手段の一つであり、目的ではありません。つまり、SEOやコンテンツマーケティングを成功させるためには、まず目標をしっかりと定め、その目的を達成するために関連キーワードを取得すべきです。

では、具体的にどのように計画を立てていけばよいのでしょうか。おすすめの方法をご紹介します。

ペルソナの設定

これはSEOやコンテンツマーケティングだけに限りませんが、ビジネスではペルソナを設定する必要があります。ペルソナは、自社の製品やサービスを購入してほしい顧客のキャラクター像です。名前、年齢、性別、職業、勤務先、年収などに加え、仕事での役割、悩み、情報収集の仕方、生活パターンなどの具体的なプロフィールを設定します。

ペルソナは一人だけでなく、複数人設定しましょう。ペルソナを設定すると、その人たちが利用したいと思うような商品・サービスの開発につながります。SEOやコンテンツマーケティングであれば、コンバージョンにつながるようなキーワードやコンテンツをスムーズに作成できるようになります。

ペルソナを既に設定している場合でも、定期的に見直すことをおすすめします。実際のユーザー傾向やCVから新たなターゲットが発見できたり、より良い顧客層が見えてきたりするからです。毎年一度はサイトユーザーの解析を行い、ペルソナを見直すようにしましょう。

ペルソナとは?役割と定義、設定ポイントを解説 ペルソナとは?役割と定義、設定ポイントを解説

カスタマージャーニーマップの作成

顧客が、いろいろなチャネルで商品やサービスの情報に接し、段階的に認知を高め、最終的に購買にいたる行動を「カスタマージャーニー」といいます。このフェーズ(過程)を図式化したものが「カスタマージャーニーマップ」です。

カスタマージャーニーマップの例(SEOマーケティングの業務を外注したい場合)

気づき・認知・関心(未開拓ユーザー/発掘ユーザー) 情報収集(潜在顧客) 比較・検討(見込み顧客) 購買(顕在顧客)
状況 DX化やSEOが話題だが、よくわからない 担当できる人材が社内におらず、調査を指示 外注することにしたが、どの会社を選ぶべきか判断できない 要件定義の後、まずは月一でレポートしてもらう
マインド 自社でもネットビジネスに取り組めるないか? 担当者を採用か外注すべきか、迷っている 信頼できる会社に発注したい 解析結果の見方が難しい
情報ニーズ どういうメリットがあるのか知りたい コストやスケジュール感が知りたい 導入事例が知りたい 解析レポートの有効な活用の仕方は?
行動 SEOマーケティングの入門書を買った 取引のある広告代理店に相談 要求定義をして、相見積もり CVで効果が出ているか確認

最近ではSNSなどの普及によって、商品やサービスを購買した後にほかの商品も気に入って購入したり、知り合いに推薦したりするファン行動も、カスタマージャーニーの一部とされてきています。

カスタマージャーニーのフェーズによって、顧客がどのようなコンテンツに興味を持つかは異なります。そのため、キーワードの選定もカスタマージャーニーマップを作成してから行うようにしましょう。

カスタマージャーニーマップとは?目的と作り方、事例を解説 カスタマージャーニーマップとは?目的と作り方、事例を解説

コンテンツマーケティングの目的を確認する

コンテンツマーケティングを成功させるには、目的を設定しなければなりません。コンテンツマーケティングの目的は、たとえば「集客」「リードを増やす」「認知度を高める」「成約率を向上させる」などです。目的は顧客のフェーズとも関わってきます。漠然としたものではなく、必ず数値化して具体的に設定するようにしましょう。

コンテンツマーケティングの目的に応じて、施策するキーワードも異なってきます。目的をよく確認してから、キーワードを選定するようにしましょう。

コンテンツの種類を確認する

コンテンツマーケティングと一口にいっても、ペルソナ顧客のフェーズによって、コンテンツの提供の仕方が異なります。

コンテンツの提供には、オウンドメディアやブログ、広告出稿、動画、SNS、プレスリリース、Eブック、ホワイトペーパーなど、さまざまな媒体やチャネルがあります。それら顧客にとってのタッチポイントへ、どうコンテンツを投入するかを考えましょう。「コンテンツマップ」をカスタマージャーニーマップの下へ追加して検討すると良いでしょう。
ホワイトペーパーとは?作り方と目的、デザインサンプル事例 ホワイトペーパーとは?作り方と目的、デザインサンプル事例
【BtoB】ホワイトペーパーのマーケティング事例7選!サンプル事例ご紹介 【BtoB】ホワイトペーパーのマーケティング事例7選!サンプル事例ご紹介

コンテンツマップの項目例(SEOマーケティングの外注したいユーザーの場合)

気づき・認知・関心
(未開拓ユーザー/発掘ユーザー)
情報収集(潜在顧客) 比較・検討(見込み顧客) 購買(顕在顧客)
カスタマージャーニーマップ 状況 DX化やSEOが話題だが、よくわからない 担当できる人材が社内におらず、調査を指示 外注することにしたが、どの会社を選ぶべきか判断できない 要件定義の後、まずは月一でレポートしてもらう
マインド 自社でもネットビジネスに取り組めるないか? 担当者を採用か外注すべきか、迷っている 信頼できる会社に発注したい 解析結果の見方が難しい
情報ニーズ どういうメリットがあるのか知りたい コストやスケジュール感が知りたい 導入事例が知りたい 解析レポートの有効な活用の仕方は?
行動 SEOマーケティングの入門書を買った 取引のある広告代理店に相談 要求定義をして、相見積もり CVで効果が出ているか確認
コンテンツマップ コンテンツ ・「SEOマーケティングとは」
・「今さら聞けない! SEOの基礎知識」
・「あなたのサイトのSEOは大丈夫?」
・「SEOマーケティングのお値段は?」・FAQ
・「失敗しない! SEOマーケティングの外注方法」
・導入事例
・「SEO最新情報」
・「アップデートで変わるSEO事情」
・導入事例
媒体・フォーマット ・Webサイト
・SNS
・Webサイト
・SNS
・Webサイト
・SNS・事業資料(PDF)
・メールマガジン
・Webサイト
・SNS
・解析レポート
・導入事例インタビュー(動画)

エディトリアルカレンダーを作成する

コンテンツマーケティングでは、継続的に記事を作成していくことになります。関連キーワードの取得も含め、キーワードの選定も継続的にしていくことになりますが、そこで注意しなければならないのが季節のキーワードです。

季節によって検索ボリュームが変動するキーワードがあります。たとえば、「お正月」「バレンタイン」「ゴールデンウィーク」「クリスマス」などといった年間行事や季節のイベントなどに関連するキーワードがあります。就職・転職系サイトでは「就活」や「ボーナス」、旅行系サイトでは「花見」「卒業旅行」など、業界や市場によって季節マターのキーワードはあるでしょう。

しかし、SEOコンテンツを投入して検索エンジンに評価されるまでには、2〜3ヶ月はかかるとされています。コンテンツマーケティングとして施策するためには、前倒しの進行で取り組む必要があります。

そこで、エディトリアルカレンダーを作って、長期スパンであらかじめどのキーワードで施策するか計画を立てておくようにしましょう。また、同時にコンテンツ制作にかかる予算や人的リソースについても事前に確認しておくと、実際の業務がスムーズに行えるようになります。

SEO関連キーワードの取得ツールで迷ったら

SEO関連キーワードの取得ツールで迷ったら

SEO関連キーワードの取得ツールは、簡易に使える無料のものから、有料のものまでさまざまです。また、SEO分析や競合比較ができるものから、コンテンツマーケティングに特化したものまでいろいろあります。キーワードの取得ツールを導入するときは、自社の中長期的な経営戦略を考慮して選ぶことが大切です。

もし、関連キーワードの取得やツールの選び方、コンテンツマーケティングのやり方がわからないという方は、ニュートラルワークスへご連絡ください。ニュートラルワークスは、さまざまな企業のSEO施策やコンテンツ制作を請け負ってきました。無料相談も行っていますので、ご興味のある方はぜひお問い合わせください。

監修者紹介

石田 哲也

石田 哲也

取締役CMO

Twitter:@te2319
株式会社ニュートラルワークス 取締役CMO。1984年生まれ。高校卒業後にISD株式会社を起業。その後、株式会社オプトでWebマーケティングを学び、株式会社メタップスなど複数のベンチャー企業にて事業立ち上げを経験。前職はワンダープラネット株式会社でゲームプロデューサーとしてスマホゲームアプリの制作に従事。2018年に地元の神奈川へ戻り、ニュートラルワークスに入社。SEO/Web広告運用/サイト分析・改善など、Webサイトの運用改善~ゲームアプリ制作や数十万フォロワーのSNSアカウントの運用経験などWebビジネス全般を守備範囲とする。

■経歴
2003年 ISD株式会社/起業
2009年 株式会社オプト/SEMコンサルタント
2011年 株式会社メタップス/シニアディレクター
2013年 ライブエイド株式会社/執行役
2016年 ワンダープラネット株式会社/プロデューサー・BizDev
2018年 株式会社ニュートラルワークス/取締役CMO

■得意領域
Webサイト改善
SEO対策
コンテンツマーケティング
リスティング広告

■保有資格
Google アナリティクス認定資格(GAIQ)
Google 広告検索認定資格
Google 広告ディスプレイ認定資格
Google 広告モバイル認定資格