この記事のポイント
この記事でおさえておきたいポイントは以下です。
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Google広告のアプリキャンペーンとは
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Google広告のアプリキャンペーンは、アプリのインストールを促進するために特化した広告です。クリックにより、直接アプリのダウンロードページへ誘導され、効果的にインストールを増やせます。また、AndroidとiOS両方のユーザーに配信可能で、幅広いターゲットにリーチできます。
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アプリキャンペーンの広告掲載の場所
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このキャンペーンは、Google Play、YouTube、検索ネットワーク、ディスプレイネットワークなど、多くのプラットフォームに配信され、ユーザーに効果的に訴求します。
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Google広告のアプリキャンペーンのメリット
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機械学習により、広告の配信タイミングや場所が自動で最適化され、少ない手間で高いパフォーマンスを発揮します。
「Googleでアプリの広告を出したい」「Google広告のアプリキャンペーンの使い方を知りたい」「Google広告のアプリキャンペーンを使っているものの思うような成果が出ない」
上記のようなお悩みをお持ちの人も多いのではないでしょうか。
Google広告のアプリキャンペーンとはGoogle広告で選べるキャンペーンのひとつで、アプリの宣伝に特化した広告です。広告をクリックするとアプリをインストールできるページに遷移されるため、アプリのインストールを効率よく促せます。
Google広告のアプリキャンペーンをうまく活用するために、アプリキャンペーンならではのポイントを押さえましょう。
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目次
Google広告のアプリキャンペーンって何?
まずはGoogle広告のアプリキャンペーンについて、概要を解説します。
Googleアプリキャンペーンとは
Google広告のアプリキャンペーンとは、アプリの宣伝に特化した広告です。Google広告では複数のキャンペーンから選べますが、アプリキャンペーンはその選択肢のひとつとなります。
アプリキャンペーンを使って出稿された広告は、クリックすることでアプリのインストールページに遷移されます。iOSとAndroid、どちらのユーザーにも配信可能です。
インストール画面に直接遷移するため、興味を持ったユーザーの熱が冷めないうちにアプリのインストールを促す効果が期待できます。
なおGoogle広告のアプリキャンペーンは、2019年2月までUAC(ユニバーサルアプリキャンペーン)という名称でした。名称が異なるだけで、キャンペーンの内容や機能、広告の仕組み自体に違いはありません。
GoogleアプリキャンペーンとApple Search Adsの違い
アプリの宣伝に特化した広告として、Apple Search Adsが挙げられます。GoogleアプリキャンペーンとApple Search Adsの大きな違いは以下の4つです。
- 配信面:
- Googleアプリキャンペーン:Google Play、YouTube、検索結果など計5つ
- Apple Search Ads:App Store内のみ
- 表示回数:
- Googleアプリキャンペーンの方が表示回数が多い
- ターゲティング:
- Apple Search Adsの方が設定できる項目が多く細かな絞り込みが可能
- 広告を通じたインストール率:
- Apple Search Adsの方が高めの傾向
簡単にまとめると、Googleアプリキャンペーンの方が広い層にリーチができ、広告の表示回数も多めです。一方でApple Search Adsは配信面がApp Storeのみと限定的かつ細かな絞り込みができる分、広告を通じたインストール率も高めになります。
どちらも異なる特徴を有するため、自社の目的にあう広告出稿が大切です。GoogleアプリキャンペーンとApple Search Adsを併用するケースも多く見られます。
Googleアプリキャンペーンのターゲティング
Googleアプリキャンペーンのターゲティングで設定できる項目は以下のとおりです。
- OS:iOSまたはAndroid
- 地域:都道府県や市町村
- 言語
Googleアプリキャンペーンでは担当者自身で設定できる項目がそれほど多くありません。ターゲティングで設定できる項目は実質として地域と言語のみです。
しかし、Googleアプリキャンペーンは機械学習の仕組みが搭載されており、細かな部分は自動で最適化が行われます。そのため担当者による細かなターゲティングを行わなくても、予算やコンバージョン目的などに合わせて自動で最適な広告配信が実施されるのです。
ターゲティングとは?マーケティング戦略とフレームワークを紹介
Googleアプリキャンペーンの課金方式
Googleアプリキャンペーンの課金方式はクリック課金制のみです。
クリック課金制は広告がクリックされることで広告費が発生する仕組みです。表示回数は広告費に影響を与えず、広告が表示されてもクリックされない限りは費用が発生しません。
Google広告における他のキャンペーンにみられるインプレッション課金制は採用されていない点を押さえる必要があります。
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Google広告のアプリキャンペーンはどこに掲載される?
Google広告のアプリキャンペーンの掲載面は以下の5つです。
- Google Play
- Googleの検索ネットワーク
- YouTube
- Googleのディスプレイネットワーク
- Google検索のDiscover
それぞれ詳しく解説します。
1.Google Play
Google Playで広告が掲載される場所は以下のとおりです。
- Google Play上の検索結果画面:広告を出稿しているアプリに関連するキーワードで検索されたときに検索結果画面に表示されます
- 類似するアプリの紹介ページ:「おすすめのアプリ」「このアプリに関連」など関連アプリセクション部分です
- トップページ:トップページの「おすすめ」部分に表示されるケースもあります
なお配置場所は自動で決定され、広告を出稿する側による選択はできません。以降の掲載場所についても同様です。
2.Googleの検索ネットワーク
Googleの検索ネットワークとは、具体的に以下の場所を指します。
- Google検索:Googleの検索結果画面です
- Google検索パートナー:Google広告の提携先です。数百ものWebサイトが該当します
主に広告出稿をしているアプリに関連するキーワードで検索された際に、Googleやパートナーサイトの検索結果画面に表示されます。Google検索結果の場合、表示される箇所は通常のリスティング広告と同様に、検索結果の上位部分です。
アプリに直接関連するキーワードでなくても、Google側がアプリ閲覧につながると判断したキーワードであれば、検索結果に広告が表示されるケースがあります。
3.YouTube
YouTubeは動画の直下が広告の掲載場所です。アプリに関連するコンテンツの広告枠に表示されます。
YouTube上では、Google側で広告がクリックされやすい・アクションにつながりやすいと判断した場所に自動表示されます。広告の掲載場所について細かな設定は必要ありません。
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4.Googleのディスプレイネットワーク
Googleのサービスやパートナーサイトなどのディスプレイ広告が表示される枠に掲載されます。具体例としてGmail・ニュースサイト・ブログサイトなどが挙げられます。
アプリの内容と親和性が高く、強い訴求力が期待できる場所に自動で配信される仕組みです。
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5.Google検索のDiscover
Google検索のDiscoverとはユーザーの検索履歴や位置情報などをもとに、興味関心に関連するコンテンツを自動で表示する機能です。Google検索の検索窓の下に表示されます。
Google検索のDiscoverを利用できるのは現在英語版のGoogleのみ・Android版アプリに限定されています。
Google広告のアプリキャンペーンを活用するメリット
Google広告のアプリキャンペーンを活用する大きなメリットは以下の2つです。
- 広告配信の手間を最小限にできる
- 機械学習によって配信が最適化される
それぞれ詳しく解説します。
広告配信の手間を最小限にできる
Google広告のアプリキャンペーンの活用によって、広告配信の手間を最小限にできます。
「Googleアプリキャンペーンのターゲティング」で紹介したように、Google広告のアプリキャンペーンでは設定項目がそれほど多くありません。一見すると自由度が低いと感じるかもしれませんが、設定が必要な項目が少ない分、広告出稿・配信における手間が小さく済みます。
Google広告のアプリキャンペーンの配信に必要な準備として、以下の内容が挙げられます。
- 動画や画像など素材の用意
- HTML5の準備
- 言語や地域といった大まかなターゲティング・予算・コンバージョン目的など簡単な設定
個別の設定や細かなターゲティングなど、手間のかかる作業はありません。他の広告に比べ、配信までの労力をかなり抑えられるでしょう。
機械学習によって配信が最適化される
機械学習によって配信が最適化される点も、Google広告のアプリキャンペーンのメリットです。
Google広告のアプリキャンペーンは、予算やコンバージョン目的などに合わせて自動で最適な広告配信が実施されます。広告を出稿する側で細かな設定を行う必要なく、広告を最大限効率よく活用できるのです。
Google広告のアプリキャンペーンは、Googleの機械学習機能を使い膨大なデータをリアルタイムで分析し、その結果を活用しています。手動では集められない・分析しきれないデータをもとにしているため、より効率的・効果的な広告配信が可能です。
Google広告のアプリキャンペーンのデメリット
Google広告のアプリキャンペーンは、以下2つのデメリットに注意が必要です。
- 配信できない広告枠がある
- 詳しいデータを取得しづらい
それぞれ詳しく解説します。
配信できない広告枠がある
Google広告のアプリキャンペーンは掲載面が複数あるとはいえ、配信できない広告枠も存在します。狙った効果を出すためには、配信が可能な広告枠について事前に確認し、自社に合う広告形態であるかの検討が必要です。
ユーザーが目にする機会が多いながらも、Google広告のアプリキャンペーンを配信できない広告枠として、以下の例が挙げられます。
- Apple Store:Apple Storeには配信できないため、iOSユーザーをターゲットとした広告配信では効果が出にくい恐れがあります
- TrueView:YouTubeにおいて動画の前後や途中に組み込まれる動画広告です。Google広告のアプリキャンペーンはTrueViewでの配信ができません
詳しいデータを取得しづらい
詳しいデータを取得しづらい点も、Google広告のアプリキャンペーンのデメリットです。
Google広告のアプリキャンペーンは、詳細な設定はGoogleが自動で行う・機械学習によって配信が最適化されると紹介しました。これらは大きなメリットである一方で、広告配信に関する詳しいデータを取得できないというデメリットにもつながります。
詳しいデータを取得できないことによる具体的なデメリットとして、主なものは以下の2つです。
- 自動で最適化されるため、担当者が現状や課題を把握する機会がない
- キーワード単位での効果測定ができず、何が成果につながるか・適切なキーワードは何かといったノウハウを得られない
広告配信の手間が小さいからこそ発生してしまうデメリットといえるでしょう。
Google広告のアプリキャンペーンを開始するには?
Google広告のアプリキャンペーンを開始するために必要な事項として、設定の流れと広告の入稿規定について解説します。
Google広告のアプリキャンペーンの設定の流れ
Google広告のアプリキャンペーンの設定の流れは、大きく以下3つの工程に分けられます。
1.キャンペーンを作成する
2.キャンペーンの詳細設定をする
3.広告グループの作成
それぞれの工程について、必要な作業や入力する項目などを詳しく解説します。
1.キャンペーンを作成する
まずはキャンペーンの作成です。Google広告のアプリキャンペーンを作成する流れを紹介します。
1.Google広告の管理画面を開き、左のメニューから「キャンペーン」を選択
2.キャンペーン目標を選ぶ画面が表示されるため「アプリのプロモーション」を選択
3.キャンペーンのサブタイプを以下の3つから選択
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- アプリインストール
- アプリエンゲージメント:すでにインストールしているユーザーにアプリ内行動を促す際に選ぶ目標です
- アプリの事前登録:Androidのみ選べます
4.配信するアプリのプラットフォーム:
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- OS・Androidのどちらかを選択します
※選択できるのはどちらか一方のみです。OS・Android両方で配信したい場合はキャンペーンを2つ作る必要があります
- OS・Androidのどちらかを選択します
2.キャンペーンの詳細設定をする
続いてキャンペーンの詳細設定を行います。
設定する項目および内容は以下のとおりです。
- キャンペーン名:管理用の名前となるため、わかりやすい・管理しやすいものにするのがおすすめです
- 地域:以下の3つから選べます
- すべての国と地域
- 日本
- 別の地域を入力する
- 言語:ユーザーの言語を選択します
- 予算:キャンペーンの1日の平均予算を入力する部分です。
日によって予算を超える・下回るケースはありますが、最終的に1ヶ月で請求される額は、1日の平均予算に1ヶ月の平均日数である30.4日を掛けた額以下になります - 単価設定:重視する要素・トラッキング方法・ターゲット層・目標単価など、画面の案内に沿って必要事項を入力します
- 開始日と終了日:開始日は必須項目です。終了日は「なし」もしくは具体的な日付の設定ができます
3.広告グループの作成
Google広告を配信するためには、キャンペーンだけでなく広告グループの作成も必要です。
広告グループ作成で入力が必要な項目を紹介します。
- 広告グループ名:キャンペーン名と同様、管理しやすい名前など自由に設定できます
- 広告見出し:最大5つまで作成可能です。見出しの文字数上限は30文字となっています
- 説明文:広告見出しと同様、最大5つまで作成できます。上限は90文字です
また、画像・動画・HTML5といったコンテンツも広告グループ作成のステップで設定します。それぞれ20個まで追加可能です。
なお作成する広告グループは1つのみで問題ありません。広告グループの作成が完了したら、Googleアプリキャンペーンの配信ができるようになります。
Google広告のアプリキャンペーン入稿規定
Google広告のアプリキャンペーンでは画像・動画・HTML5の追加ができますが、いずれも入稿規定を守る必要があります。
それぞれの入稿規定について表にまとめました。なお前述したように、追加できる数はそれぞれ20個までとなっています。
画像 | ファイル形式:JPGまたはPNG 最大サイズ:5MB アスペクト比ごとの最小・推奨サイズ ・1:1 最小200×200、推奨1200×11200 ・1.91:1 最小600×314、推奨1200×628 ・4:5 最小320×400、推奨1200×1500 |
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動画 | あらかじめYouTubeにアップした動画を登録する仕組みのため、詳細はYouTubeのガイドライン参照 |
HTML5 ※登録可能数は20、ZIPファイル内に含められるファイル数は40 |
ファイル形式:ZIP 最大サイズ:1MB 推奨サイズ ・480×320 ・320×480 ・300×250 ・320×50 |
Google広告のアプリキャンペーンで効果を上げるポイント
Google広告のアプリキャンペーンで効果を上げるために押さえたいポイントを2つ紹介します。
画像や動画など素材の用意に力を入れる
アプリキャンペーンに限らず、広告は目にしたユーザーを瞬時に惹きつける必要があります。ユーザーを惹きつけるためには、魅力的な画像・動画といった視覚的なコンテンツが欠かせません。
広告をクリックしてもらいアプリをインストールしてもらうためには、アプリにあう・ユーザーを惹きつける画像等の用意が必要です。単純なビジュアル面での魅力だけでなく、サイズやアスペクト比といった規定を守ることも大切です。
効果測定や見直しを定期的に行う
デメリットの章で取り上げたように、Google広告のアプリキャンペーンは詳しいデータを取得しづらい広告形式です。しかし、広告によってどれだけ効果が出ているかや、効果がどのように変化しているかなど、基本的な分析は可能です。効果が出ていなければ、設定する画像や動画を変える・入札方式・料金を見直すといった対策が必要です。
詳しいデータを取得しづらいとはいえ、効果分析がまったくできない・効果分析の意味がないわけではありません。定期的な効果測定や見直しを行うことが、広告をより効率よく運用するために大切です。
Google広告のアプリキャンペーンを上手く活用しよう!
Google広告のアプリキャンペーンは、アプリのインストールを効率よく促進できる広告です。広告をクリックしたユーザーをインストール画面へ直接遷移できるため、インストールを促進しやすい・興味を持ったユーザーをすぐに誘導できる効果が期待できます。
Google広告のアプリキャンペーンは、広告配信の手間が小さい・機械学習によって自動的に最適化される点が大きなメリットです。一方で配信できない広告枠の存在や、詳しいデータを取得しづらいというデメリットもあります。Google広告のアプリキャンペーンを行うのであれば、メリット・デメリット両方の把握が必要です。
広告配信までに必要な作業や設定は比較的簡単であり、容易に配信開始できます。入稿規定や設定の流れについて事前に押さえておくことで、よりスムーズな設定につながります。
Google広告のアプリキャンペーンを上手く活用し、自社アプリを効率よく活用しましょう。
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