マーケティング

最終更新日: 2021.10.01 (公開: 2021.07.28)

Webサイトを分析する方法について最低限すべきこと|各種分析に役立つツールも紹介

Webサイトを分析する方法について最低限すべきこと|各種分析に役立つツールも紹介

Webサイトを適切に活用するためには、サイト分析が必要不可欠です。自社サイトの状態や出している成果などを把握することで、より効果的な運用ができるようになります。

Webサイトを正しく分析することでWebサイト改善が実現できます。Webサイトを公開・運用するだけでなく、適度に分析を行い対応が必要です。

とはいえやみくもに進めれば良いわけではありません。分析の方法や押さえるべきポイントを考慮せずにいては、リソースのわりに成果が得られないことがあります。場合によっては逆効果・無意味になってしたうこともあるでしょう。

この記事ではサイト分析の正しい方法を中心に解説します。最低限するべきことのほか、分析に役立つツールについても取り上げました。

サイト分析において最初は目標設定から考えよう

サイト分析において最初は目標設定から考えよう

サイト分析をするにあたって、最初に行うべきことは目標設定です。目標設定を考えることで計画的な分析ができるようになります。目標が明確ではない状態で分析を進めても、何をするべきかがハッキリしないためかなり非効率です。

サイト分析を進めるのであれば、まず目標設定から考える必要があります。具体的にはゴールの設定、そのあとにKPIの設定が必要です。サイト分析におけるゴールとKPI設定の方法や、サイト分析で重要なKPIの意味について解説します。

ゴールとKPIの設定を行う

サイト分析においてゴールとKPIの設定が最優先です。より正確に表すと、ゴールを明確にしてからKPIの設定を行います。ゴールとは言い換えると、サイト分析によって得る目標です。ゴール設定では以下の3つを定める必要があります。

  • 目標を示す明確な数値
  • ゴール設定のうえで参考にできる指標
  • 達成までの期間

サイト分析において具体的かつ実用的な答えを得るためには、その指標となるゴール設定が必要です。

またKPIの設定も重要です。KPIとはKey Performance Indicatorsの略で、設定した目標についてどの程度達成しているかを示す指標を表します。設定したゴールまでの達成率を把握するために活用されるのもですが、詳しい内容は後述します。

サイト分析においては最初にゴール設定、続いてKPIの設定が必要です。

KPIとは

ゴールが最終的な目的地を表すのに対し、KPIはゴールまでの中間指標や達成度合いとして活用されます。

KPIがKey Performance Indicatorsの略であることは前述しましたが、日本語で表すと「重要業績評価指標」となります。達成度合いとしてのKPIを明確にすることで、最終的なゴールまでどれほど近づいているかをつかめるのです。

WebサイトにおけるKPIの設定例を紹介します。

ある企業はWebサイトを運用し、サイトから月10件の新規お問い合わせを獲得することを目的としています。サイトを経由して月10件の問い合わせを獲得するという目的は、いわゆるゴールです。このゴールを達成するためにどのような中間指標を立てれば良いでしょうか。

この場合にKPIとなり得るポイント例は以下のとおりです。

  • 訪問者のCVR(コンバージョン率:サイトに訪れたユーザーが具体的なアクションを起こす確率)
  • サイトの訪問者数
  • サイトの新規ユーザー
  • サイトのリピートユーザー

サイトに訪れたすべての人が問い合わせをしてくれるわけではありません。そこでKPIとしてCVR5%と設定します。これらの数値を使うと、月200人のユーザーをサイトに流入させる必要があることがわかります。このようにKPIを設定することで、ゴールまでの具体的な道や対策の明確化が可能です。

またサイトに訪問するユーザーという意味では、新規ユーザーやリピートユーザーもKPIの設定基準になり得る部分です。しかし重要性という意味では新規やリピートの具体的な目標数値を決めるより、CVRや訪問者数全体について施策を進めるべきでしょう。セグメントを細分化することで、より重要な部分が明確になります。

KPIを設定するにあたっては、セグメントの細分化が必要です。そのうえでゴールに至るために重要かつ優先順位が高いと思われる部分についてKPIを設定します。ゴール達成のためにはKPIをより具体的に設定することが重要です。

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サイトの分析は定量分析と定性分析に分ける

サイトの分析は定量分析と定性分析に分ける

Webサイトの分析は大きく2種類に分かれます。それが定量分析と定性分析です。

定量分析と定性分析はそれぞれ異なる意味を持ち、使うべきポイントや得られる成果も違います。定量分析と定性分析についてしっかり把握し、両者をバランスよく行うことが大切です。

定量分析と定性分析を使いこなすためには、それぞれの意味や使うべきところについてしっかり把握しておく必要があります。そこで定量分析・定性分析の概要について紹介します。

定量分析

定量分析とは数値を基準に分析を行うことです。数値という明確なデータに基づくため、主観が入らない正確な分析が可能です。人によって結果が異なってしまうということもありません。

サイト分析において活用するデータ例は以下のとおりです。

  • サイトのアクセス数
  • 内部リンクなどのクリック数
  • 閲覧時間の長さ
  • アクセス時間帯
  • CVに至った数

定量分析では客観性が高く確実なデータ分析ができるため、状況を正確に把握するために非常に役立ちます。ただし数値で表せない内容、マーケティングでいえば顧客や市場の抱える課題やニーズなどの分析はできません。

定量分析は数値という形で浅く広い確実なデータ把握を得意とする一方で、原因の追求といった深い分析は苦手です。

定性分析

定性分析とはアンケートや調査などで掴んだデータを基に、ユーザーの心情や市場などが抱えるニーズ・課題といった深い部分を分析する方法です。いわゆる質的データというものを用います。

定量分析が浅く広い分析であったのに対し、定性分析は狭く深い分析です。具体的な声や情報を基に分析するため、明確な課題把握や解決策の参考に役立ちます。その一方で分析する人によってデータの捉え方や認識が異なることが多く、どうしても主観が混ざりやすいです。

定性分析において役立つ手法として、ユーザーテストが挙げられます。ユーザーテストとは商品やサービスなどを実際に使用したときのユーザーからの反応を把握することです。商品やサービスが課題やニーズの解消といった望む成果を達成できるかチェックするうえで有用な手法です。ユーザーテストを実施することで仮定のみで完結していた部分を具体化できます。

サイト分析におけるユーザーテストでは、ターゲットとなるユーザーにWebサイトを利用してもらいます。Webサイト上でユーザーがどう行動するかをチェックすることで、Webサイトの有用性や改善するべき課題点などの分析・把握が可能です。

ユーザーについてより深く知るために、定性分析は非常に有用です。

サイト改善は定量的分析から

サイト改善は定量的分析から

分析には数値を基に行う定量分析と、声や情報といった質的データを基に行う定性分析があります。現状や課題について正しく把握するためには両方の分析手法を適切に活用することが大切です。

ではサイト分析においては、定量分析と定性分析のどちらから進めるべきなのでしょうか。

サイト改善を目的とした分析では、まず定量的分析から進める必要があります。アクセス数やCV数など具体的な数値データを基に分析し、現状について明確に把握します。サイト改善を進めるためには、まずは数値という形で明確な事実の把握が大切です。

定量的分析をどのように進めるか把握することで、より効果的な分析が可能になります。サイト改善における定量的分析の進め方を解説します。

マクロからミクロの順で絞ることが重要

サイト改善のための定量分析には順番や進め方にコツがあり、具体的にはマクロからミクロの順で絞ることが重要です。

サイト改善においては、初めにデータのブラッシュアップが必要です。しかしサイトから把握できるデータの数や種類は非常に幅広いため、部分的に定量分析を進めてしまっては全体的なブラッシュアップができません。繋がりが見えづらく、それぞれのデータが独立した形になってしまうのです。

まずはマクロ的な視点で全体を見ます。そこからセグメントごとに細分化し、ミクロに絞って具体的な数値データを取っていきます。こうすることで繋がりを保ちながらも、大切な数値をピンポイントで把握が可能です。

目に見える数値データをやみくもに取っていっても、実用的な分析を進めることは難しいでしょう。大切なのは全体の流れを意識しながら、セグメントごとにデータを活用していくことです。いきなりミクロ的な視点で進めては非効率になってしまいます。

サイト改善を目的とした定量分析では、全体というマクロ視点からセグメントごとというミクロ視点に絞ることが重要です。

現状の課題と改善点を探す

定量分析によってデータを抽出すると、ボトルネックとなっている部分がわかります。ボトルネックとは全体で最も問題となっている箇所のことで、課題となっており改善が必要なポイントです。

サイトにおいてボトルネックとなっている部分を把握することで、現状抱えている課題や改善点が明らかになります。

たとえばアクセス数は大きいもののCV率が低ければ、CVまでの導線が課題になっていると考えられるでしょう。この場合はユーザーのアクションを促すことが大きな課題です。CVに上手く繋げる改善ができれば、短期間でCVRを上げられる可能性があります。

定量分析をすれば、スムーズにボトルネックを把握することができます。明らかな課題や改善点がある場合、ピンポイントの対策で短期的に成果を出せるケースが多いです。

サイト分析の手法

Googleアナリティクス

定量分析と定性分析という2つの分析方法、サイト分析では定量分析から進めるべきと解説してきました。サイト改善を進めるためには具体的な手法だけでなく、分析が持つ意味や進め方のコツを押さえておく必要があります。

それではサイト分析の進め方について解説します。サイト改善を進めるための分析手法はいくつかありますが、それぞれの手法を適切に活用することが効率的な改善のために重要です。

今回は「Googleアナリティクス」というツールを活用した場合を例として、サイト改善の手法を紹介します。効率的な分析や改善のためには、前述の「現状の課題と改善点を探す」で解説した内容についての考慮が必要です。
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分析する項目ごとの手法やポイントについて解説しました。

サイト全体のサマリー

まずはサイト全体のサマリーについて把握、すなわちサイトの全体的なデータの把握が必要です。具体的に活用するデータとして、サイト全体のアクセス数が挙げられます。サイト全体のサマリーを把握することで、分析で最初に行うべきである「マクロ的な視点で全体を見る」ことができます。

Googleアナリティクスにおいてサイト全体のサマリーを把握するために活用するデータ例は以下のとおりです。

  • ユーザー Webサイトを訪問したユーザーの数
  • セッション ユーザーがWebサイトを訪問してから離脱するまでに起こしたアクションの数
  • ページビュー数 ページが閲覧された回数

メニュー欄の「ユーザー」から「概要」を選択することで確認できます。

これらのデータを活用することで、サイト全体をとおした具体的な課題や改善点を掴めます。

たとえばページビュー数に対してユーザー数が少ない場合、新規ユーザーの流入に課題があるでしょう。しかしページビュー数が多いということは、一度訪問したユーザーはサイトを多く閲覧してくれているということです。すなわちユーザー数を増やすことができれば、ページビュー数も比較的短期で上昇すると考えられます。

マクロな視点での情報把握やサイト全体の訪問数など、大きな改善に役立つポイントです。

チャネルごとの流入と獲得

どのチャネルからどれほどのユーザーが流入しているか、ユーザーの獲得に貢献しているチャネルはどこかの把握も大切です。

Googleアナリティクスにおいては、以下のチャネルからの流入・獲得を確認できます。

  • Organic Search 検索エンジンから
  • Direct URLの直接入力やブックマークなど、別サイトなどを経由しない訪問
  • Referral 外部リンクから
  • Paid Search 検索連動型広告から
  • Display バナー型広告から
  • Social SNSのリンクから
  • Other その他の流入元

メニュー欄の「集客」を選択し、「すべてのトラフィック」「チャネル」を選ぶと確認できるデータです。チャネルごとの流入数が把握できれば、具体的な改善も進めやすくなります。

もし検索エンジンからの流入が少なければSEO最適化を進めるべきでしょう。また広告を出稿しているのに広告からの流入が少なければ、クリックしたくなるような改善をします。

このようにチャネルごとの流入と獲得データも、具体的な課題や改善点の把握に有用です。

ランディングページの分析

ランディングページにはいくつかの意味がありますが、GoogleアナリティクスではユーザーがWebサイトで最初に訪問したページを指します。ランディングページはメニューの「行動」から「サイトコンテンツ」を選択、その中の「ランディングページ」を選ぶことで確認できます。

ランディングページの分析で把握できる主なデータは以下のとおりです。

  • セッション
  • 直帰率 ランディングページを訪問したのち、サイト内の別ページを回遊することなく離脱した割合
  • 平均セッション時間 ランディングページの訪問から離脱までのセッションにおける平均時間(直帰した場合はカウントされない)
  • コンバージョン率 セッションがCVに繋がった割合

ランディングページの分析でも明確な課題が把握できます。たとえばもしセッションが多いけれど直帰率が高い場合、ランディングページでのファン獲得やCVへの誘導ができていないということでしょう。この場合は回遊率を上げるための改善やCVへの導線確保が必要です。

ユーザーがWebサイトで最初に訪問するページは、その後のアクションに大きく影響します。そのためランディングページの分析は非常に重要です。

【Googleアナリティクス】ランディングページを分析・改善・最適化する方法 【Googleアナリティクス】ランディングページを分析・改善・最適化する方法

獲得があるランディングページの検索キーワードを確認

ランディングページでより大きな成果を実現させるために、ユーザーの獲得があるランディングページの検索キーワードを確認しましょう。

検索キーワードは、ユーザーの検索意図を把握するのに役立ちます。ユーザーがどういった目的でサイトに訪問したのかがわかれば、自社サイトが提供するべきコンテンツや役割がより明確になります。

Googleアナリティクスではメニューの「集客」から「キャンペーン」、「オーガニック検索キーワード」を選択することでキーワードが確認可能です。より効果的な分析を行うために、ランディングページの検索キーワードを確認しましょう。

アクセス解析できるツール

Googleアナリティクス

サイト分析を効率的に進めるには、ツールが非常に便利です。手動ではどうしてもスピードに限界があるうえ、データの収集や活用で大きな負担がかかってしまいます。

ひとくちにツールといっても、できることはさまざまです。評判やなんとなくの感覚だけでツールを選んでしまっては、目的とする分析ができない可能性があります。そのため目的に合ったツール選びが大切です。

まずはサイト分析に必要不可欠な要素のひとつ、アクセス解析ができるツールを紹介します。

Googleアナリティクス

Googleアナリティクス

GoogleアナリティクスはGoogleが提供する無料のアクセス解析ツールです。「サイト分析の手法」の章でGoogleアナリティクスの活用法について軽く紹介しましたが、改めて解説します。

Googleアナリティクスでは以下のような情報を解析できます。

  • サイト全体の訪問ユーザー数やセッション数
  • 流入元のチャネル
  • ページごとの訪問ユーザー数やセッション数
  • ランディングページやその後のアクション
  • サイトで獲得したコンバージョン数やコンバージョン率

Googleアナリティクスの導入に必要なステップは非常に簡単です。

  • Googleアカウントを用意する(Googleアカウントが必要なため、持っていなければ作成します)
  • サイトの指示に沿ってGoogleアナリティクスアカウントを作成し、トラッキングコードを取得
  • トラッキングコードをサイトを構成するすべてのページのHTMLに設置

トラッキングコードを埋め込むことで、Googleアナリティクスでデータ集計が可能になります。あとはGoogleアナリティクスが自動で収集・解析したデータを活用するだけです。
Googleアナリティクスとは?登録方法や使い方、分析方法をわかりやすく解説 Googleアナリティクスとは?登録方法や使い方、分析方法をわかりやすく解説 Webサイト運営者の多くはGoogleアナリティクスに登録し、日々のデータを見てサイトの改善を行っています。でも、初めて利用する人には何を見て、どのようにサイトを改善していけばいいのかわかりませんよね?初心者向けにGoogleアナリティクスをわかりやすく解説します。

AIアナリスト

AIアナリスト

AIアナリストは株式会社WACULが提供するWebサイト分析ツールで、名前のとおりAIが搭載されている点が特徴です。Googleアナリティクスと連携するだけで活用でき、コードやタグの挿入などの手間がかかりません。

AIアナリストはデータの収集や分析だけでなく、データを基に具体的な改善点を提案してくれます。具体的な提案例を紹介します。

  • ページ改善 ユーザーの誘導ができればCVRをアップできるページを提案
  • 広告改善 出稿しているもののサイトに貢献できていない広告のピックアップ

改善案を導入することでCVがどう変化するかの予測も把握可能です。

2016年1月~2020年3月の実績によると、AIアナリストは毎月600サイトも登録が増えています。まずは無料プランでどのようなツールかを試し、必要性を感じたら有料プランへの移行となります。

AIアナリストの公式サイトはこちら

流入キーワード分析ができるツール

流入キーワード分析ができるツール

Webサイト分析をするうえで、流入キーワードの分析も非常に重要です。流入キーワードとはユーザーがどのような検索ワードから自社サイトに辿り着いたかを示すものです。ユーザーが自社サイトに辿り着く過程はもちろん、どのような情報を求めて自社サイトを閲覧しているかという検索意図も把握できます。

流入キーワードの把握はユーザーにとってより有益なサイトにするために重要です。そのためサイト分析において流入キーワードの分析も欠かせません。

そんな流入キーワードを簡単に分析できるツールを紹介します。

Google Search Console

Google Search Console

Google Search ConsoleはGoogleが提供するキーワード分析ツールです。Googleアナリティクスはサイトに訪問してからのアクションを中心に分析しますが、Google Search Consoleはサイトを訪問するまでの分析に特化しています。

Google Search Consoleでは検索キーワードやクリック数、さらにはキーワードの検索順位などが確認できます。狙った検索キーワードが成果を出しているかはもちろん、ユーザーがサイトを訪問するに至る検索意図の把握にも便利です。

Google Search Consoleを導入するステップは以下のとおりです。

  • Googleアカウントを用意する
  • Googleアカウントでログイン後、Google Search Consoleのサイトに訪問して「今すぐ開始」をクリックする
  • サイトの指示に沿って登録を進める

登録してすぐの頃はデータ収集が済んでいない状態なため、数日間待つ必要があります。データが集まれば「検索パフォーマンス」から検索キーワードなどが確認できるようになります。

Google Search Consoleの公式サイトはこちら

Google Search Console(グーグルサーチコンソール)の登録方法と使い方、アナリティクスとの連携方法 Google Search Console(グーグルサーチコンソール)の登録方法と使い方、アナリティクスとの連携方法 Webサイトの集客状況を分析する際にGoogleアナリティクスと同じくらい役立つのがGoogleサーチコンソールです。サーチコンソールへの登録方法やGoogleアナリティクスとの連携方法について、わかりやすく解説します。

エイチレフス

エイチレフス

エイチレフスはAhrefs社が提供するSEO分析ツールです。

キーワード分析をはじめ、SEO対策に役立つさまざまなデータ分析ができます。キーワード分析に関連する具体的な機能は以下のとおりです。

  • サイトの流入キーワード
  • キーワードに関連する話題性の高いコンテンツ
  • キーワードの検索ボリュームや競合性

エイチレフスにはライト・スタンダード・アドバンスド・エージェンシーという4つのプランがあります。後に紹介したプランほど月額費用が高額ですが、その分使える機能や分析できるデータ量が多いです。

検索エンジンからの流入を獲得するためには、キーワードなどSEO対策が欠かせません。エイチレフスはキーワード分析において重要な機能が揃ったツールです。

エイチレフスの公式サイトはこちら

SEMラッシュ

SEMラッシュ

SEMラッシュはSemrush Inc.,が提供する競合分析ツールです。SEO分析・広告分析・SNS対策に役立つ機能がそろっています。今回は流入キーワード分析ツールとして紹介します。

SEMラッシュの大きな魅力は機能の豊富さです。SEO関連に絞っても、以下のような機能が搭載されています。

  • 競合サイトに負けているキーワードや自社サイトに足りないキーワードの調査
  • 競合サイトのアクセス解析
  • 検索順位推移の可視化

SEO対策においては自社サイトだけでなく競合分析も必要です。そのため競合サイトと比較したうえでのキーワード調査が非常に有用となります。そのため競合サイトと戦うという視点でのキーワード調査機能は、SEO対策を進めるうえで非常に役立ちます。

SEMラッシュの公式サイトはこちら

SEARCH WRITE

SEARCH WRITE

SEARCH WRITEは株式会社PLAN-Bが提供するSEO分析ツールです。SEOの中でも特にコンテンツSEOに特化しており、コンテンツでより成果を出すことができます。

SEARCH WRITEにおける特徴的な機能の例は以下のとおりです。

  • わかりやすさを重視した設計
  • 狙い目となるキーワードや改善案を自動で提案
  • 競合コンテンツの一覧化

搭載されている機能が多いほど高性能なイメージを抱きがちですが、複雑な設計では求められる知識や能力が高くなってしまいます。そのためせっかくの機能を使いこなせないケースが少なくありません。しかしSEARCH WRITEはコンテンツSEO対策に特化したツールであり、わかりやすい設計なため安心して使えます。

SEARCH WRITEは上位を狙うべきキーワードや、まだ競合に押さえられていないキーワードなどの把握に便利です。

SEARCH WRITEの公式サイトはこちら

総合サイト分析ができるツール

総合サイト分析ができるツール

サイト分析は一部の分析のみを進めれば良いわけではありません。さまざまな要素を考慮した総合的な分析が必要です。

特定の分析に特化したツールをいくつか使うという手法なら、専門性や有用性の高さが期待できます。しかしツールの活用に不慣れな方や苦手な方は、複数のツールでサイト分析をすることに負担を感じてしまうかもしれません。時間や業務量の都合から、複数のツールを確認することが難しいこともあります。

このような場合は総合的なサイト分析ができるツールが便利です。総合サイト分析ができるツールを紹介します。

シミラーウェブ

シミラーウェブ

シミラーウェブとはSimilarweb社が提供するツールです。アクセス解析を中心に幅広い機能があります。分析できるデータの例は以下のとおりです。

  • 対象サイトのアクセス数や平均滞在時間・ランディングページ訪問後の直帰率
  • どのサイトから流入したか、離脱後どのサイトへ移動したか
  • 流入キーワード
  • 自社の競合となるサイト

シミラーウェブの大きな特徴は、基本的な機能は無料で使える点です。トップページの検索窓に分析したいサイトのURLを入力するだけですぐに結果が出ます。手軽なうえに解析までのスピードが非常に速いため、すぐにサイト分析をしたいときに便利です。

ただし無料版では機能に制限があるため、より具体的かつ細かい分析には有料プランが適しています。

シミラーウェブの公式サイトはこちら

エイチレフス

エイチレフスは流入キーワード分析ツールでも紹介しましたが、SEOに関する総合的な分析にも便利です。キーワード分析以外で便利な機能をいくつか紹介します。

  • 対象サイトの被リンク動向調査
  • サイトの検索順位変動
  • SNSで話題となっているコンテンツ調査

SEO対策において被リンク動向の調査は欠かせません。流入元の把握という意味だけでなく、万が一危険なリンクがあったときすぐに対処するためにも大切です。

サイトの検索順位がどのように変動しているかも確認が必要です。現状や推移を把握することで、具体的な対策が可能になります。

また最近は検索エンジンではなく、SNSからコンテンツに流入するケースも増えています。そのためSNSで話題となっているコンテンツの調査や分析も有用です。エイチレフスではさまざまな観点からサイト分析ができます。

SEMラッシュ

SEMラッシュも流入キーワード分析ツールですでに紹介したツールです。前述したように、広告分析やSNS対策にも活用できます。

先ほどは触れなかった機能についていくつか紹介します。

  • 広告が掲載されていた期間や表示された回数の分析
  • SNS投稿作成やSNSで獲得した成果の分析
  • 競合他社のSNSトラッキングによるエンゲージメント可視化

せっかくお金をかけて広告を掲載しても、表示されない・クリックされないといった状態では成果が実現しません。広告が抱える課題や解決策を把握するために便利な機能が搭載されています。

またSNS対策の機能も豊富です。自社SNSの投稿作成や成果分析だけでなく、競合のSNS分析も行えます。競合に埋もれずSNS運用を進めるうえで非常に有用です。

SEMラッシュはサイト改善に必要な機能を幅広く搭載しています。

eMark+

eMark+

eMark+は株式会社ヴァリューズが提供するインターネット行動ログ分析サービスです。自社サイトだけでなく、競合サイトの分析も行うことができます。

eMark+では以下のような情報が分析可能です。

  • カテゴリ別のサイトランキングおよび各サイトのページビュー数などのデータ
  • 競合サイトのユーザー数やページビュー数などのデータ
  • ユーザーが訪問の前後30分で閲覧していたサイト

eMark+はカテゴリに当てはまるサイトを広く分析できます。最初のほうで解説した定量分析において非常に有用です。

具体的な競合サイトの細かい情報も把握できるため、より細かい戦略策定につなげられます。競合サイトと比べて優れている部分や、差がついてしまっている部分を把握することは大切です。

ユーザーが訪問の前後30分でどのようなサイトを閲覧していたかも、検索意図やユーザーの特徴を分析するうえで役立ちます。

ユーザーの行動を広く分析できるツールです。

eMark+の公式サイトはこちら

ヒートマップ分析ができるツール

ヒートマップ分析ができるツール

ヒートマップとはユーザーがサイトやページ内でどのような行動をとったかを可視化したものです。主に以下の可視化ができます。

  • ページ内で熟読されたエリア
  • ページを離脱したポイント
  • ユーザーがクリックした箇所

ヒートマップという名のとおり、注目を集めているエリアは赤に近い色で表されることが多いです。またパーセンテージが使われることもあります。サイトの状態を直感的に把握するうえで、ヒートマップは非常に便利です。

そんなヒートマップ分析ができるツールを紹介します。

マウスフロー

マウスフロー

マウスフローはMouseflow社が提供するヒートマップツールです。感覚的で使いやすく、必要な機能のみが搭載されています。

マウスフローではヒートマップなどの機能を用いて、ユーザーの動きを把握することができます。ユーザーの関心を集めるポイントやCVを妨げる原因の発見に便利です。

またユーザーの具体的な動きも確認できます。CVを獲得するためには、CVに至ったユーザーとそうでないユーザーの違いを知る必要があります。ユーザーの動きの追体験は、ユーザーの違いを把握するうえで有用です。

ヒートマップによる可視化だけでなく、より詳細なデータの把握もできます。具体的な数値を用いているため、正確な情報分析が可能です。

サイト分析に必要な情報を、わかりやすさと詳細さを両立したうえで提供します。

マウスフローの公式サイトはこちら

ミエルカヒートマップ

ミエルカヒートマップ

ミエルカヒートマップは株式会社Faber Companyが提供するヒートマップツールです。ヒートマップとしての基本的な機能はもちろん、サイト改善に活かせるさまざまな機能が搭載されています。

ヒートマップ以外の具体的な機能例は以下のとおりです。

  • ユーザーニーズの把握や検索キーワード分析
  • 改善するべきキーワードの提案

ヒートマップではユーザーの行動を可視化できますが、ミエルカヒートマップは分析した情報をもとにユーザーニーズの把握やキーワード分析まで行えます。また膨大なデータを分析したうえで、改善が必要と考えられるキーワードの提案をします。

ミエルカヒートマップではユーザーの行動を可視化するだけでなく、改善に役立つ情報の把握まで可能です。

ミエルカヒートマップの公式サイトはこちら

UserHeat

UserHeat

UserHeatは株式会社ユーザーローカルが提供するヒートマップツールです。月間30万PVまで分析できるツールでありながら無料で利用できます。

UserHeatで利用できるヒートマップは次の5種類です。

  • 熟読エリア ユーザーからよく読まれているエリア
  • 終了エリア ユーザーが読むのを終了したエリア サイト内の別ページに移動した場合も含む
  • クリックエリア ユーザーにクリックされたエリア
  • マウスムーブ ユーザーのマウス操作
  • 離脱エリア ユーザーが離脱したエリア クリックによる別ページへの移動は含まない

注目を集めているエリアは赤に近い色で表示されるほか、終了や離脱に至ったエリアはパーセンテージでも表されます。ヒートマップを手軽に活用したい場合にかなり便利です。

UserHeatの公式サイトはこちら

Ptengine Insight

Ptengine Insight

Ptengine Insightは株式会社Ptmindが提供するヒートマップツールです。ユーザー心理の把握に役立ちます。

Ptengine Insightでは全体的なユーザーの行動をヒートマップとして可視化できるだけでなく、さまざまなセグメントごとのヒートマップ作成も可能です。ひとくちにユーザーといっても、新規訪問ユーザーとリピートユーザーでは行動が違います。ユーザーについてより正確に把握するために、セグメントごとの分析が必要です。

Ptengine Insightで利用できるセグメントは全部で20種類以上です。セグメント分析には有料プランへの登録が必要ですが、月額4,980円(税別)と手頃な価格で利用できます。

Ptengine Insightの公式サイトはこちら

サイト分析を繰り返しながら改善する

サイト分析を繰り返しながら改善する

さまざまなデータを活用してサイトを分析し、課題や改善点を見つければゴールではありません。大切なのはサイト分析で把握した情報をもとにサイトの改善を進めることです。

良質なサイトを制作するためには、サイト分析と改善を継続的に行う必要があります。分析と改善を繰り返すことで時代のニーズに対応できるなど、ユーザーが必要とするサイトに近づけることができます。

サイト分析と改善で大切な考え方が、PDCAサイクルです。最後にPDCAサイクルについて解説します。

分析と改善の「PDCAサイクル」

PDCAサイクルとは効率的な改善を進める技法の1つです。以下の頭文字をとっています。

  • Plan(計画)
  • Do(実行)
  • Check(評価)
  • Action(改善)

効率的な業務のためには、これらのステップをしっかり踏むことが大切です。またサイクルという名のとおり、最後のActionに至ったら再び最初のPlanに戻って繰り返します。

サイト分析で出すためには、データや情報を把握するだけでなくそれらを活用した改善まで必要です。PDCAサイクルのすべてを適切に実施することで、はじめてサイト分析の成果が出たといえます。

またサイクルということで、一度PlanからActionまで済めば良いわけでもありません。サイト分析と改善によって一時的には良いサイトになったとしても、ニーズや市場の変化が起きれば新たな課題が生まれます。サイト分析をしないでいては、このような変化に気付くことが難しいです。結果としてサイトで成果を得られなくなってしまいます。

ユーザーに求められる良質なサイトにするためには、PDCAサイクルを回した定期的なサイト分析および改善が必要です。分析で終わりにせず改善まで進めること、一度で満足せず定期的にPDCAサイクルを実施することを意識しましょう。

まとめ

サイト分析のまとめ

Webサイトを改善するためには、まずサイト分析が必要です。サイト分析をすることで課題や改善点が明確になり、効率的なサイト改善につながります。

しっかり成果を出すためには、サイト分析の手法やポイントを知る必要があります。ゴールやKPIの明確化から始める、定量的分析ではマクロからミクロに絞ることが大切などコツを押さえましょう。

サイト分析自体がかなり負担の大きい作業であるため、分析が済んで一段落つきたくなってしまうかもしれません。しかし大切なのはその先にあるサイト改善です。PDCAサイクルを上手く回しながら、効率的にサイト分析と改善を進めましょう。

今回紹介したようにサイト分析や改善は非常に大切ですが、負担が大きく求められる知識も多いです。そのため担当者がすべてを行うのは難しいケースも考えられます。

もしサイト分析や改善でお悩みであれば、ぜひ株式会社ニュートラルワークスへご相談ください。幅広い業界のサイト改善を請け負った実績があるため、確実な成果を実現できます。コンサルティングを通して丁寧な説明も行うため、安心してお任せいただけます。

株式会社ニュートラルワークスのサイト改善ご案内ページはこちら

サイト分析と改善を進めることが、ユーザーに求められるWebサイト制作のために大切です。

著者紹介

石田 哲也

石田 哲也

取締役CMO

株式会社ニュートラルワークス 取締役CMO。1984年生まれ。高校卒業後にISD株式会社にて起業。株式会社オプトにてWebマーケティングを学び、株式会社メタップスなど複数のベンチャー企業にて事業立ち上げを経験。前職はワンダープラネット株式会社にてゲームプロデューサーとしてスマホアプリゲームの制作に従事。2018年に地元の神奈川へ戻り、ニュートラルワークスにジョイン。SEO/Web広告運用/サイト分析・改善など、Webサイトの運用改善~ゲームアプリ制作や数十万フォロワーのSNSアカウントの運用経験などWebビジネス全般を守備範囲とする。

■経歴
2003年 ISD株式会社/起業
2009年 株式会社オプト/SEMコンサルタント
2011年 株式会社メタップス/シニアディレクター
2013年 ライブエイド株式会社/執行役
2016年 ワンダープラネット株式会社/プロデューサー・BizDev
2018年 株式会社ニュートラルワークス/取締役CMO

■得意領域
Webサイト改善
SEO対策
コンテンツマーケティング
リスティング広告