この記事のポイント
この記事でおさえておきたいポイントは以下です。
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Twitter広告の種類
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Twitter広告には、テキスト広告、画像広告、動画広告、カルーセル広告の4種類があります。各広告は、Twitter上のタイムラインや検索結果に自然に表示され、ユーザーの関心を引きやすい設計です。特にリツイートによる広告の二次拡散では追加費用が発生しないため、効率的に広告効果を上げることができます。
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Twitter広告作成時のポイント
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Twitter広告作成時は、1秒でユーザーの興味を引くことが重要です。シンプルで読みやすいテキスト、商品のメリットを直感的に伝えるクリエイティブが推奨されます。ランディングページとの整合性や広告ポリシーを事前に確認することも大切です。
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Twitter広告作成時の注意点
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使用できる画像や動画ファイルには一定の要件があるため、作成する前に画像サイズやファイル形式を確認するようにしましょう。Twitter広告ポリシーも確認が必要です。また、広告用ツイートに含まれるハッシュタグはハッシュタグの検索結果には表示されないため、検索からの流入を狙ったハッシュタグの活用は不可能となります。
「Twitter広告の運用を始めるべきか悩んでいる」「Twitter広告クリエイティブを上手く使いこなすポイントを知りたい」「Twitter広告の効果を高めたい」
このようなお悩みをお持ちのSNS担当者の方も多いのではないでしょうか。
Twitter広告クリエイティブは全部で4種類あり、それぞれに異なる特徴があります。Twitter広告を上手に使いこなすためには、クリエイティブごとの特徴や作成のポイント、Twitter広告を出稿するまでの流れを押さえることが大切です。
今回はTwitter広告クリエイティブの作成・広告運用をする上で知っておきたい内容を詳しく解説します。
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目次
Twitter広告のクリエイティブとは?
Twitter広告は文字通り、Twitter上で配信できる広告です。ユーザーのタイムラインや検索結果画面などに表示されます。広告におけるクリエイティブは、広告用に制作した画像・動画・テキストなどのコンテンツを指す用語です。
すなわちTwitter広告のクリエイティブとは、Twitter上で配信する広告用に制作したコンテンツ全般を意味します。
Twitter広告の特徴として、拡散によって低コストでも大きな広告効果を得られる可能性が挙げられます。
Twitter広告で費用の対象になるのは一次拡散のみです。二次拡散以降のエンゲージメント課金や、二次拡散以降のクリックに対する課金は起こりません。
Twitter広告で費用が発生する条件として、具体例を用いて紹介します。
1.ユーザーAのタイムラインに広告ツイートXが表示される
2.Aが広告Xをリツイートする
3.Aのリツイートによって、AのフォロワーであるBのタイムラインにも広告Xが表示される
4.Aがリツイートした広告XをBもリツイートする
この場合、費用が発生するのは、2で行われたAによるリツイートのみです。Bが行なったリツイートは費用の対象になりません。
Twitterはユーザーによる拡散が起こりやすく、リツイートによって表示されたツイートを別のユーザーがリツイートするケースも多くみられます。拡散による拡散が続くことで、広告費を抑えながらも多くのユーザーに広告を見てもらえる可能性が期待できます。
Twitter広告とは?費用と種類、効果的な運用のポイントを解説
Twitter広告クリエイティブのターゲティング
Twitter広告クリエイティブは、以下3つの要素でターゲティングが可能です。
- 「オーディエンスの特性」
- 「オーディエンスタイプ」
- 「既存のオーディエンス」
それぞれ詳しく解説します。
「オーディエンスの特性」
オーディエンスの特性では、エリア・言語・端末など、ユーザーの基本的な属性で絞るターゲティングが可能です。具体的な項目例を紹介します。
地域 | 国・地域・都市圏・都市・郵便番号 |
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言語 | リーチする言語 46言語から選択可能 |
端末、プラットフォーム、Wi-Fi | 使用端末のモデル・携帯電話会社・Wi-Fi接続・プラットフォーム |
年齢 | 13歳以上・13~24歳・13~34歳など、年齢セグメントでのターゲティング |
性別 | ターゲットの性別を限定する・しない |
「オーディエンスタイプ」
オーディエンスタイプでは、ユーザーの興味関心やエンゲージメントなどの要素でのターゲティングが可能です。オーディエンスタイプで設定できる具体的な内容を紹介します。
会話 | 25を超えるカテゴリ・10,000種類以上の会話トピック |
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イベント | 世界中の各種イベントに興味のあるユーザー |
ツイートエンゲージャー | 過去の広告キャンペーンおよび通常のツイートで広告を見た・反応したユーザーに絞る |
キーワード | 特定のキーワードを使った検索・ツイート・反応 |
映画とテレビ番組 | 特定の市場における映画やテレビ番組に関するツイート・反応 |
興味関心 | 25カテゴリ・350種類以上の項目 |
フォロワーが似ているアカウント | 別のアカウントのフォロワーと似た反応を示すユーザー |
「既存のオーディエンス」
既存のオーディエンスでは、既存のオーディエンスを対象とした広告配信の設定が可能です。設定できる項目を具体的に紹介します。
フォロワー | 既存のフォロワーをターゲットオーディエンスに加えるか否かの設定 |
---|---|
カスタム | 各種データ共有機能を使ってメッセージを送信する既存のフォロワーやユーザーを設定 顧客管理に近い仕組み |
Twitter広告 クリエイティブの種類
Twitter広告のクリエイティブには以下の4種類があります。
- テキスト広告
- 画像広告
- 動画広告
- カルーセル広告(アプリ・Webサイト広告)
広告の種類ごとの概要、期待できる効果や、広告作成時の注意点を解説します。
1.テキスト広告
テキスト広告はテキストのみで構成された広告です。
テキスト広告の特徴として、一般的なツイートと見た目が似ているためタイムラインに溶け込みやすい・広告感が強すぎない点が挙げられます。宣伝色が弱いため受け入れられやすく、リツイートやいいねなどのエンゲージメント獲得が期待できます。
テキスト広告で注意したいポイントは、広告に取り入れられる情報量が少ない点です。テキスト広告では画像や動画は使えません。Twitterは投稿できる文字数が少ないため、テキストで伝えられる情報量も少なくなります。テキスト広告では、短い文章でユーザーを惹きつける必要があります。
なお、Twitter広告の上限文字数は日本語全角140文字・半角280文字です。ただし広告内にリンクを設定する場合、リンクで全角12文字・半角23文字分が使われてしまうため、より少ない文字数になることに留意しましょう。
2.画像広告
画像広告はテキストと画像1枚によって構成された広告です。
テキストのみの広告はタイムラインに溶け込みやすい一方で、他の投稿に埋もれてしまいがちというデメリットがあります。広告に画像を取り入れることで目立ちやすくなるため、ユーザーの目を引くことができ、より確実にアプローチできる効果が期待できます。
画像広告の文字数上限はテキスト広告と同様に、日本語全角140文字・半角280文字です。画像については以下のように公表されています。
- ファイル形式:PNGとJPEGを推奨 BMPとTIFFは不可
- ファイルサイズ:最大5MB
アプリボタン付き・投票付きのように、タイプごとに推奨アスペクト比が異なるため、適したものを選びましょう。
3.動画広告
動画広告はテキストと動画によって構成された広告です。
動画広告の大きなメリットとして、伝えられる情報量が圧倒的に多い点が挙げられます。動画で伝えられる情報量はテキストの数千倍といわれています。視覚だけでなく聴覚にも訴えかけられるため、より印象に残り、ユーザーを惹きつける効果もあります。
動画広告に使用できる動画の仕様として、共通する内容は以下のとおりです。
- ファイル形式:MP4またはMOV
- ファイルサイズ:最大1GB 推奨30MB未満
- 動画の長さ:最長2分20秒 推奨15秒以内
- 動画ビットレート:1080pの動画で6,000k~10,000k、720pのビデオで5,000k~8,000k
- フレームレート:29.97FPSまたは30FPS
推奨されるアスペクト比は、画像広告と同様に種類によって異なります。
なお文字数上限はテキスト広告・画像広告と同じで、日本語全角140文字・半角280文字となっています。
4.カルーセル広告(アプリ・Webサイト広告)
カルーセル広告はテキストと複数の画像・動画で構成された広告です。主にWebサイトやアプリへの誘導を目的としています。
画像広告および動画広告は、いずれも使用できる画像・動画ファイルが1つのみです。カルーセル広告では複数のファイルを使用できるため、伝えられる情報量がさらに多く、視覚的なアプローチがしやすいといえるでしょう。
カルーセル広告の基本的な仕様は以下のとおりです。
- スライド(画像・動画)の数:2~6枚
- メディアサイズ
- 画像カルーセル:アスペクト比1.91:1の場合は800 x 418ピクセル、アスペクト比1:1の場合は800 x 800ピクセルを推奨
- 動画カルーセル:アスペクト比16:9の場合は800 x 450ピクセル、アスペクト比1:1の場合は800 x 800ピクセルを推奨
- リンク:1つのカルーセルにつき1つのWebサイトまたはアプリのリンクを設定可能
広告クリエイティブ作成時のポイント
Twitterにおける広告クリエイティブ作成時のポイントは以下の5つです。
- 1秒でユーザーの共感を得る
- 商品メリットをわかりやすく訴求する
- テキストは読みやすさ重視
- クリック後に起こることを明示する
- ランディングページとの相性を意識する
それぞれ詳しく解説します。
1秒でユーザーの共感を得る
Twitter広告による大きな成果を得るためには、1秒でユーザーの共感を得られるようなクリエイティブの作成を意識しましょう。
Twitterは投稿の文字数上限が140字であり、投稿と閲覧のいずれも手軽にできる点が魅力です。そのためTwitter広告は、多くの人に見てもらえて、手軽に広告を発信できることがメリットと言い換えられるでしょう。
その一方で、目に入った瞬間に興味を引くことができなければ、すぐにスクロールされてしまうともいえます。
例えば以下のような広告クリエイティブでは、瞬時に共感を得ることは難しく、タイムラインに表示されてもスルーされてしまうと考えられます。
- 読みにくい・パッと見ただけでは内容を理解しにくい
- 何の広告であるかわからない
- シチュエーションのイメージができない
- 自分ごと化しにくく、ユーザーに響かない
Twitter広告で効果を得るためには、何よりもまず広告を見てもらう必要があります。1秒でユーザーの共感を得るようなクリエイティブを作成すれば、広告を見てもらえる可能性が高まるでしょう。
商品メリットをわかりやすく訴求する
商品メリットのわかりやすい訴求も、Twitter広告クリエイティブの作成時に意識するべきポイントです。
クリエイティブの作成に際して、商品のこだわりポイントや裏話を入れたいと考えるかもしれません。すでにファンであるユーザーに対しては、商品に関する詳しい情報を伝えることは効果があるでしょう。
しかし、広告の役割は認知度の向上やユーザーに興味を持ってもらうことであり、自社を知らない人や利用したことがないユーザーが対象になることが基本です。
商品について具体的な情報が広告に載っていなければ、広告の役割は果たせません。ユーザーを惹きつけられず印象に残らないため、認知度向上や興味関心の獲得は期待できないでしょう。
広告はわかりやすさが大切です。商品の価値や実績など、メリットを具体的に訴求する必要があります。
テキストは読みやすさ重視
広告クリエイティブ作成時、テキストの読みやすさも重視するべきポイントです。
Twitter広告クリエイティブの作成で意識したい要素として、1秒でユーザーの共感を得ることを挙げました。1秒見ただけで共感を得られる内容とは、パッと目に入っただけですぐに理解できるものといえます。
それを作るためには、テキストの読みやすさが大前提となります。読みにくいテキストでは瞬時に内容を理解できず、結果としてスルーされてしまう可能性が大きいです。
読みやすさを高めるポイントとして、以下の3点が挙げられます。
- 句読点をバランスよく入れる
- 適度に改行をする
- ひらがな・カタカナ・漢字をうまく使い分ける
上記のポイントを意識しながら、広告文を作成するようにしてみましょう。
クリック後に起こることを明示する
Webサイトへの誘導やアプリのインストール促進などが目的の場合、クリエイティブ内にリンクを設定します。リンクのクリック後に起こることを記載するのもポイントです。
クリック後に何が起こるかわからない場合、変なページに飛ぶのではないかや、商品の購入を求められるかもと、ユーザーは不安に思うかもしれません。結果として、せっかく広告に興味を持ってもらえてもクリックに至らず、狙っている効果につながらない可能性が大きくなってしまいます。
クリエイティブ内にリンクを設定する場合は、以下のような文面を入れてクリック後に起こることがわかるようにしましょう。
- 〇〇はこちら:商品詳細・会員登録・資料請求など、何ができるページであるか明示します
- 登録は▲分で完了:具体的な数字を出すことで、アクションのハードルが低くなるため、より高いクリック率につながりやすいです
ランディングページとの相性を意識する
ランディングページへの誘導を目的とした広告の場合、広告クリエイティブとランディングページとの相性を意識する必要があります。
SNSやWebに限らず、マーケティングでは統一感やブランディングが大切です。統一感がなければ、軸がない・よくわからないという印象や、不安感を与えてしまいます。
広告のリンクをクリックして開いたページがまったく違う雰囲気では、統一感があるとはいえません。せっかくクリックに誘導できても、その後のアクションにつながらない可能性が大きいです。
広告の最終目的はリンクへの誘導やクリック数そのものではなく、その先のコンバージョン獲得です。広告をコンバージョンにつなげるため、ランディングページとの相性を意識したクリエイティブを作成しましょう。
LP(ランディングページ)とは?広告の基礎知識、売れるLPの作り方と例を紹介
商品販売、資料請求、セミナー募集…さまざまな目的で制作するランディングページの作り方を反響が出る、商品が売れるLPを数多く制作してきたWeb制作のプロが解説します。
Twitter広告のクリエイティブ作成時の注意点
Twitter広告のクリエイティブ作成時の注意点として、以下の3つが挙げられます。
- 画像サイズやファイル形式を確認する
- Twitter広告ポリシーを事前に確認する
- 広告用ツイートではハッシュタグの仕様が異なる
それぞれ詳しく解説します。
画像サイズやファイル形式を確認する
Twitter広告のクリエイティブを作成する前に、画像サイズやファイル形式を確認するよう注意が必要です。
先述したように、クリエイティブで使用できる画像や動画ファイルには一定の要件があります。アスペクト比は厳格な要件はないものの、広告効果を狙うのであれば推奨アスペクト比で設定するのが理想です。
事前に要件を確認せずに画像や動画素材を用意してしまうと、使用できないファイルを用意してしまうことになりかねません。そうなると、ファイルを再度用意し直さなければならず、非効率的です。
クリエイティブ作成の手間を最小限に抑え無駄をなくすためには、事前に画像サイズやファイル形式を確認するようにしましょう。
Twitter広告ポリシーを事前に確認する
Twitter広告ポリシーも、クリエイティブ作成の前に確認しましょう。
Twitter広告ポリシーに違反した広告は差し止めの対象になります。その上、該当の広告が運用できなくなるだけでなく、Twitter広告プラットフォームから広告主が排除されてしまいます。
Twitter広告の出稿および運用のためには、Twitter広告ポリシーの遵守が必要不可欠です。Twitter広告ポリシーを確認せずにいると、意図せず違反した広告クリエイティブを作成してしまう恐れがあります。
ルールや規約を確認する意味でも、広告クリエイティブの作成前にTwitter広告ポリシーの確認が必要です。
広告用ツイートではハッシュタグの仕様が異なる
Twitter広告の注意点として、広告用ツイートではハッシュタグの仕様が異なる点が挙げられます。
広告用ツイートも通常のツイートと同様に、ハッシュタグの使用自体は可能です。しかし広告用ツイートに含まれるハッシュタグは、ハッシュタグの検索結果には表示されません。検索からの流入を狙ったハッシュタグの活用は不可能となります。
なおハッシュタグ部分は他のテキストと色が変わるため、特定のテキストを目立たせる意図で使うことは可能です。
Twitter広告の出稿方法
続いてTwitter広告の出稿方法について解説します。
Twitter広告を出稿するまでの大まかな流れは以下の通りです。
1.Twitterアカウントを作成
2.広告アカウントを開設
3.初期設定をする
4.キャンペーンを作成する
5.広告グループの設定
6.ターゲティングの設定
7.クリエイティブの設定
8.ツイートの選択と作成
それぞれのステップごとに詳しく解説します。
Twitterアカウントを作成
まずはTwitterアカウントの作成を行います。スマホアプリおよびブラウザどちらからでも作成可能です。
Twitterアカウントの作成に必要な項目を紹介します。
- 電話番号またはメールアドレス
- 名前:アカウントの名前として表示されます
- 生年月日:Twitterは12歳未満のアカウント作成ができません。年齢確認のために生年月日を入力します
- ユーザー名:@からはじまるIDです
- パスワード
広告アカウントを開設
通常のTwitterアカウントのままでは広告の配信ができません。広告アカウントの開設・設定が必要です。
広告アカウント開設の流れは以下のとおりです。
1.あらかじめ初回の広告用に使うツイートを投稿する
2.PCでTwitterにログインする
3.メニュー画面の「もっと見る」を選択し、「Twitter広告」をクリック
4.「Twitter広告を設定する」をクリック
なお広告アカウントの開設ができるのは、Twitterアカウントの作成およびプロフィール設定が完了してから2〜3週間後です。アカウントを作成してすぐに広告を運用できるわけではない点にご注意ください。
初期設定をする
続いて広告アカウントの初期設定をします。設定する具体的な内容は以下のとおりです。
- 国とタイムゾーンの設定
- 支払い情報・クレジットカード情報の入力
それぞれ詳しく解説します。
国とタイムゾーンの設定
まずは国とタイムゾーンの設定画面が表示されます。デフォルトではTwitterアカウントで設定した情報が入力されていますので、必要があれば別の国・タイムゾーンに変更します。
一度設定した内容は変更できないため注意が必要です。ここで設定した情報がTwitter広告のレポートや請求内容に反映されます。
支払い情報・クレジットカード情報の入力
広告配信をするためには、支払い情報・クレジットカード情報の入力が必要です。以下の流れで設定を行います。
1.画面右上に表示されているアカウント名をクリック
2.「クレジットカードを追加する」をクリック
3.クレジットカード情報の入力画面に遷移するため、画面の指示に沿って必要情報を入力する
キャンペーンを作成する
アカウントについて一通りの設定が終わったら、広告キャンペーンの作成に進みます。
広告キャンペーンの作成で必要な作業は大きく分けて以下の2つです。
- 配信目的の選択
- キャンペーンの詳細設定
それぞれ設定する内容や詳しい方法を解説します。
配信目的の選択
Twitter広告の配信目的を選択します。
選択できる内容の例は以下のとおりです。
- ツイートのエンゲージメント
- フォロワー
- プロモビデオ再生数
- ブランド認知度の向上
- ウェブサイトへの誘導数またはコンバージョン
- インストリーム動画再生数(プレロール)
- アプリインストール数
- アプリの起動回数
目的として選択する内容によって、得やすい効果や入札単価などが異なります。Twitter広告の運用に大きく影響する部分であるため、自社の目的にもっとも近いものを設定する必要があります。
キャンペーンの詳細設定
キャンペーンの詳細として、以下の設定・入力が必要です。
- キャンペーン名:外部に公開される情報ではないため、管理しやすい名前に設定しましょう
- 広告配信の開始・終了日時:開始日時は設定が必須の項目です。終了日時を設定しない場合、予算に達するか手動で中止設定をするまで広告が配信されます
- 支払い方法
- 日別予算:詳細設定メニューから予算の消化方法の設定も可能です
- 総予算:総予算に達するとキャンペーンが自動停止されます。総予算はオプション項目のため、特に決まっていなければ空欄でも問題ありません
広告グループの設定
続いて広告グループの設定です。設定する内容は大きく以下の2つに分けられます。
- 基本情報の設定
- 目標設定
それぞれ詳しく解説します。
基本情報の設定
広告グループの基本情報として設定が必要な項目は以下のとおりです。
- 広告グループ名:キャンペーン名と同様、管理しやすい名称をおすすめします
- 開始・終了:配信開始および終了の日時を設定できます。キャンペーンで設定した内容と同じ場合は別途設定する必要はありません
- 広告グループの総予算:ひとつのキャンペーンで複数の広告グループを運用する場合、広告グループごとに総予算を設定するのがおすすめです
- 入札タイプ:以下の2つから選べます
- 自動入札額:入札額が自動で決定される
- 上限入札単価:手動で入札上限額を設定する
目標設定
グループにおける目標設定は、キャンペーン作成で設定した目的よりもさらに細かな内容です。キャンペーン作成時に設定した配信目的によって、広告グループで設定できる目標が変わります。
設定した目標によって入札戦略として選べる方法が変わるため、必ず自社の目的・方針に合う目標設定を行いましょう。
ターゲティングの設定
広告を配信するターゲットを設定します。Twitter広告クリエイティブのターゲティングの章で紹介したように、さまざまな項目でターゲットの絞り込みが可能です。
なおターゲティングの設定画面には、リーチボリュームの予想機能があります。ターゲティングとして設定した内容によってどれほどのリーチボリュームが見込めるか・設定した内容をおすすめできるか否かが自動で表示されるため、参考にするのもよいでしょう。
クリエイティブの設定
クリエイティブ、すなわち広告として配信するツイートについて設定する工程です。
初回の広告配信では、すでに投稿した通常のツイートから広告にするツイートを選びます。画面の指示に沿って設定を進めましょう。
ツイートの選択と作成
2回目以降の広告配信では、1回目と同様にすでに投稿したツイートを利用するだけでなく、新規で広告用ツイートの作成も可能です。
通常の投稿と同様にツイート内容を作成し、予約投稿または下書き保存を行います。最後に確認画面をチェックし、「キャンペーンの開始」をクリックすると広告配信ができます。
Twitter広告の活用事例
Twitter広告の活用事例として、今回は以下の3社を取り上げました。
- 株式会社はなまる
- アース製薬株式会社
- アサヒビール株式会社
それぞれの事例について、広告の内容・成果・ポイントなどを解説します。
株式会社はなまる
株式会社はなまるはうどんチェーン店「はなまるうどん」を展開している会社です。
同社は新商品のプロモーションをはじめ、カジュアルな情報発信を目的にTwitterアカウントを開設しました。現在は情報発信に加え、顧客とのコミュニケーションや情報収集にも活用しているようです。
Twitter広告の利用を開始したのは2018年です。とあるグループとのコラボレーション企画用に作成したプロモーション動画を広くアプローチする手段として、Twitter広告を活用しました。
当時、以下のユーザー層に絞ってターゲティングを行っています。
- はなまるうどん店舗の利用者と同じぐらいの年代
- Twitterでほかの飲食店アカウントをフォローしているユーザー
広告効果が狙えそうなユーザー層の的確な絞り込み・ターゲティングをしているとわかります。
Twitter広告を利用した結果、プロモーション動画の再生数は大幅に増加したそうです。担当者の方はTwitter社が公開するインタビュー記事内で、Twitter広告の効果を実感したと明言しています。
アース製薬株式会社
アース製薬株式会社は虫ケア用品を中心にさまざまな日用品の製造・販売を行う会社です。
同社は顧客との接点を獲得する目的で、2018年4月にTwitterアカウントを開設しました。初のSNS運用でもあります。
アカウント開設の段階から、Twitter広告の利用を前提にしていたそうです。Twitter広告の魅力として、セグメントを細かく設定できる点を挙げています。
また、Twitter広告を使い、エイプリルフールネタとしてジョーク製品のツイートを投稿しました。該当の広告ツイートは1日で97万以上のインプレッションを獲得するという結果を出しました。
なお同社は広告ツイートに限らず、日頃からTwitterを使った情報発信やユーザーとのコミュニケーションに取り組んでいます。投稿が広く拡散された結果、フォロワーが1日で1,000人以上増えた実績もあります。
アサヒビール株式会社
アサヒビール株式会社はビール・発泡酒・チューハイなどの製造・販売を行う会社です。
同社は東京オリンピックに合わせたキャンペーンとして、特定の商品1リッターの売上に対し1円を日本代表選手団などに寄付する活動を実施していました。このキャンペーンを盛り上げる目的でキャンペーン用アカウントを開設、企画を始めました。
アカウント運用の戦略として、以下の3点が挙げられます。
- ユーザーが参加を実感しやすい・目標達成意欲を高める工夫を多く取り入れていた
- リアルタイムでの柔軟な対応ができるよう事前に入念な準備を徹底
- 担当者が24時間体制で対応、オリンピックの進行に合わせてリアルタイムでツイートを投稿
このキャンペーンによって、獲得フォロワー数9.5万人・キャンペーン参加ツイート数13.5万件・画像付ツイート数2.5万件と圧倒的なエンゲージメントを獲得しました。ユーザーと距離が近くコミュニケーションが取りやすいという、Twitterの特性を存分に生かした事例です。
参考:Twitterマーケティング「アサヒビールがオリンピックキャンペーンを成功させた方法」
Twitter広告の特性を生かして、適切なクリエイティブを作成しよう
Twitter広告クリエイティブとして4種類を紹介しました。一口に広告クリエイティブといっても、テキストのみであるか、画像や動画コンテンツを使うのかによって、伝えられる情報量が異なります。予算や目標となる数値などを考慮し、自社に合うクリエイティブを作成することが大切です。
広告は、短い時間でユーザーに興味を持ってもらうこと・商品の魅力をわかりやすく伝えることが必要となります。より効果的なクリエイティブを作成するためには、クリエイティブ作成時のコツや注意など、ちょっとしたポイントの意識が大切です。
Twitter広告の出稿方法についても、正しい理解が欠かせません。クリエイティブ作成に関するポイントと広告の出稿方法、両方をしっかり押さえることで、より大きな広告効果が期待できます。
Twitter広告の運用やクリエイティブ作成についてお困りであれば、ぜひニュートラルワークスへご相談ください。SNS広告に関する豊富な実績とノウハウを生かし、貴社のTwitter広告の効果をより高めるためのサポートをいたします。アカウント開設・広告文の作成・レポート報告など、広告運用の代行も可能です。
無料相談も受け付けておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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