Twitter広告とは?費用と種類、効果的な運用のポイントを解説

【基本を解説】Twittre広告とは?特徴や費用から効果的な運用のポイントまでを解説

この記事のポイント

この記事でおさえておきたいポイントは以下です。

Twitter広告の種類

Twitter広告には「プロモ広告」「フォロワー獲得広告」「テイクオーバー」などがあり、それぞれ異なる表示場所や目的に応じて使い分けられます。プロモ広告はタイムライン上で自然に表示され、フォロワー獲得広告は新規フォロワーの増加に効果的です。テイクオーバーは高いインプレッションを狙う大型キャンペーンに利用されます。

Twitter広告の効果

Twitter広告では、ユーザーの興味関心に基づくターゲティングが可能です。また、リツイート機能により、広告は二次拡散されやすく、短期間で大きなリーチを得ることができます。特に若年層へのアプローチに強みがあり、トレンドを活用した拡散効果が期待できます。

Twitter広告の費用

Twitter広告の広告費は広告へのアクションが行われるたびに発生します。配信はオークション形式で出稿され、広告主は自動入札や上限単価を設定して予算を管理します。キャンペーンの目的やターゲティングに応じて、広告費を効率的にコントロールすることが可能です。

近年は、日本でも多くの企業が「Twitter」を用いてマーケティング活動を行っています。しかしながら、Twitterは他のSNSと比べ特徴が際立つSNSのため、その違いを理解したうえで活用することが重要です。

そこで本記事では、Twitter広告の特徴と広告フォーマット、費用について詳しく解説します。また、Twitter広告のメリットやクリエイティブについてもまとめていますので、Twitter広告を検討している方は、ぜひ最後までお読みください。

Twitterとは

Twitterとは
アクティブユーザー数(世界) 4億3,60万人
アクティブユーザー数(日本) 5,895万人
ユーザー層(年齢) 10~30代
企業公式アカウントのフォロー状況 54.3%

Twitterとは、リアルタイムのつぶやきを最大140文字以内のテキストで投稿できるSNSのことです。世界では4億3,600万人、日本では5,895万人に利用されており、とても人気が高いSNSといえます。

年代別のTwitter利用率

日本での年代別のTwitter利用率は以下のようになっており、主に10〜30代の若いユーザーが多いことが分かります。

  • 10代:67.4%
  • 20代:78.8%
  • 30代:57.9%

Twitterの企業公式アカウントをフォローしている割合は54.3%

  • サービスや商品の新商品やセール情報
  • Twitter上で参加できるキャンペーンの情報(割引クーポンなど)

ユーザーがTwitterの企業公式アカウントをフォローしている割合は54.3%で、理由としては直接的なメリットに繋がる情報を求めているケースが多いようです。
Twitter運用のコツ30選!伸ばすために重視すべき5つの数値とは Twitter運用のコツ30選!伸ばすために重視すべき5つの数値とは

Twitterの特徴

  • 10~20代のユーザーが多い
  • 二次拡散性が高い
  • リアルタイムの情報伝達が早い
  • 趣味嗜好軸の繋がりが多い
  • ユーザー同士のコミュニケーションが活発

Twitterは、「リツイート」「引用リツイート」などの機能から二次拡散性が高く、リアルタイムの情報伝達が早い点が特徴です。イベント実況や直近で起きた事件など、リアルタイムの情報をすぐ確認できます。

加えて、匿名で利用しているユーザーも多く、現実世界の知り合いだけでなく趣味嗜好軸での繋がりも少なくありません。また、「いいね」や「リプライ機能」など、他のSNSよりもユーザー同士で気軽にコミュニケーションをとりやすいのも魅力です。

以上の特徴から、Twitterは若者をターゲットとしたPRや、期間限定キャンペーンのPRに向いているSNSといえます。クリスマスやバレンタインなど、季節限定のキャンペーンPRにも適しているでしょう。

Twitter広告のフォーマット

Twitter広告のフォーマット

Twitter広告とは、Twitterのタイムラインや検索画面に表示させられるSNS広告のことです。

Twitterの広告フォーマットとして、以下の5種類が挙げられます。

Twitter広告の種類

  • プロモ広告(旧:プロモツイート)
  • フォロワー獲得広告(旧:プロモアカウント)
  • Twitterテイクオーバー(旧:プロモトレンド)
  • Twitter Amplify
  • Twitterライブ

以上のTwitter広告フォーマットは、それぞれ表示場所が異なります。また、広告フォーマットによって、適したPR目的もさまざまです。この章では、Twitter広告でどのように広告を掲載できるのか、特徴や目的などをあわせて紹介します。

1.プロモ広告(旧:プロモツイート)

プロモ広告とは、Twitterのタイムラインに表示できる広告です。通常投稿と区別するために、プロモ広告には「プロモーション」というラベルが付いています。通常投稿と同じように文章・画像・動画を投稿可能で、他の一般投稿と同じように広告色を抑えて情報を届けられます。

また、プロモ広告では、通常ツイートと同じようにいいねやリツイート、返信なども可能です。そのため、広告の二次拡散や既存フォロワーからの反応を増やすことも期待できます。

プロモ広告は、以下の目的で広告出稿したい場合におすすめです。

*目的

  • 幅広いユーザー層へのリーチ
  • 既存フォロワーからのエンゲージメント増大

2.フォロワー獲得広告(旧:プロモアカウント)

フォロワー獲得広告とは、自社のアカウントを宣伝できるTwitter広告のことです。フォローしてほしいユーザーをターゲティングしてPRでき、おすすめユーザーやアカウント検索画面、スマートフォンアプリのタイムラインに表示されます。

フォロワー獲得広告を通してPRする方法では、ユーザーの興味関心、指定したアカウントのフォロワー・類似フォロワー、イベントへ反応しているユーザー、自社データなどを活用してターゲティングを行います。

フォロワー獲得広告は、以下の目的で広告出稿したい場合におすすめです。

*目的

  • 自社アカウントのプロモーション
  • 新規フォロワーの獲得

3.Twitterテイクオーバー(旧:プロモトレンド)

Twitterテイクオーバーとは、検索画面のトレンドリスト最上部に表示できるハッシュタグのTwitter広告のことです。1日1社限定で買い切りが可能であり、プロモトレンドを出稿するには何百万もの広告費が必要になります。

24時間配信し続けることができ、多くのインプレッション獲得を狙うときに適したPR手法といえます。ハッシュタグによる二次拡散や、広告配信時間が終了してもさらに情報拡散を狙うことも期待できるでしょう。

Twitterテイクオーバーは、以下の目的で広告出稿したい場合におすすめです。

*目的

  • 新商品、新サービスの発表
  • 期間限定、季節限定のキャンペーン告知
  • イベントの発表、実況

4.Twitter Amplify

Twitter Amplifyとは、関連性の高いパブリッシャーによるプレミアムビデオコンテンツに連動して掲載できる動画広告のことです。Twitter Amplifyには、「Amplifyプレロール」と「Amplifyスポンサーシップ」の2種類があります。

  • Amplifyプレロール:15種類以上の動画ジャンルから広告の配信先を選べる
  • Amplifyスポンサーシップ:パブリッシャーと1対1で提携関係を結び、ツイート単位での広告管理が可能

Twitter Amplifyは、以下の目的で広告出稿したい場合におすすめです。

*目的

  • 自社アカウントのプロモーション
  • 新規フォロワーの獲得
  • 新商品、新サービスの発表

5.Twitterライブ

Twitterライブとは、動画コンテンツをリアルタイムで配信できる広告のことです。新製品の発表会や企業のイベント、ファッションショーなどを動画で配信することで、ユーザーからリアルタイムに反応を得ることができます。

Twitterライブは、以下の目的で広告出稿したい場合におすすめです。

*目的

  • 新商品、新サービスの発表
  • 期間限定、季節限定のキャンペーン告知
  • イベントの発表、実況

Twitter広告のメリット

Twitter広告のメリット

この章では、Twitter広告で得られる以下の4つのメリットについて解説します。

  • 若年層へのアプローチに強い
  • 興味関心によるターゲティングを精緻に行える
  • 二次拡散性が高い
  • 公式アカウントの連動性をつくりやすい

メリット1.若年層へのアプローチに強い

Twitterを利用するユーザー層は、10〜20代と若いのが特徴です。そのため、Twitter広告は若年層へ向けたPRに向いています。また、Twitterは興味関心にあわせてアカウントを使い分けているユーザーも多く、現実世界だけでなく趣味嗜好別にもそれぞれ繋がりがあります。このため、自分の趣味に関するツイートや情報収集を行うユーザーも多いです。

ちなみに、TwitterでのPRに向いている業種・業界は以下のとおりです。

*Twitter広告に向いている業種・業界

  • エンタメ(アニメ・ゲーム・音楽・映画・漫画など)
  • 食料・飲料
  • ファッション・アパレル
  • 美容・化粧品

なお、Twitterでは、アニメやゲーム、漫画、音楽、映画などエンタメを好むユーザーが多いです。食料・飲料やファッション、美容など、若いユーザーでも手に取りやすい身近な商品やサービスのPRにも適しているでしょう。

メリット2.興味関心によるターゲティングを精緻に行える

Twitterでは、興味関心によるフォローやツイート、シェアなどが多く行われています。現実世界で繋がっているユーザー同士だけではなく、趣味や興味のあることが同じユーザー同士が気軽に繋がりやすいSNSであるのが特徴的です。そのため、Twitterでは興味関心によるターゲティングを精緻に行えます。

加えて、特定のツイートや特定のエンゲージメントに対するユニークなターゲティングもあります。ターゲティングに関する詳細は、後章で解説します。

メリット3.二次拡散性が高い

Twitterは、他のSNSと比べいいねやリツイート、ハッシュタグなどによる拡散性が高いSNSです。一度広告を配信すると、広告を見たユーザーがさらに広告を拡散する可能性もあります。そうなると、広告だけではリーチできなかった層にもアプローチできるでしょう。

また、Twitter広告での二次拡散により、コストを抑えられる点も大きなメリットの一つです。広告を閲覧したユーザーがリツイートやいいね、ハッシュタグなどにより、タイムラインへ二次拡散した場合、広告費をかけずに投稿を多くのユーザーへ届けることができます。

いかにユーザーが広めたくなる、教えたくなる広告かどうかである点が二次拡散力を高める重要なポイントといえます。Twitter広告は、積極的に拡散を狙ったものが好ましいでしょう。

メリット4.公式アカウントの連動性をつくりやすい

Twitter広告では、プロモアカウントやフォロワー獲得広告を活用できるなど自社アカウントのフォロワーを増やしやすいです。つまり、Twitter広告を通して、自社のTwitterアカウントへの誘導がしやすいSNSであるといえます。

また、TwitterはファンをつくりやすいSNSです。自社Twitterアカウントをフォローするユーザーは、将来的に自社商品やサービス、ブランドのファンとなり顧客となり得る可能性が高いためです。Twitter広告では、ユーザー公式アカウントと連動しながら広告を打つことで、顧客増大が期待できるため、新規顧客の開拓を狙う場合にもおすすめです。
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Twitter広告の費用

Twitter広告の費用

Twitter広告の費用は、アクションによる課金形式です。最小金額は設けられていないため、事業の大小問わず、コストを抑えて運用を開始できます。リスティング広告と同じように、以下のような広告へのアクションが行われるたびに広告費が発生します。

*広告へのアクション

  • クリック
  • リンク先への遷移
  • フォロワーの獲得

ただし、キャンペーン(広告の目的)ごとに課金されるタイミングが違うため注意が必要です。しかし、ユーザーによるリツイートやハッシュタグによるTwitter広告の二次拡散では、課金されません。

この章では、Twitter広告の費用について、キャンペーンごとの課金形式やオークション方法などについて紹介します。

キャンペーンごとの課金形式

キャンペーンの種類 課金されるタイミング
フォロワー フォロー
Webサイトへの誘導数またはコンバージョン リンクのクリックやWebサイトカードのクリック
ツイートのエンゲージメント ツイートのエンゲージメント(リツイート、返信など)
アプリのインストール数または起動回数 アプリのインストールまたはクリック
認知度 インプレッション
動画の再生数 動画再生

Twitter広告では、活用するキャンペーンの目的ごとに課金形式が異なります。つまり、広告で設定した目的を達成した場合のみ広告費が課金され、それ以外のアクションが起こった場合には、広告費が課金されることはないということです。

例えば、キャンペーン「アプリのインストール数または起動回数」では、アプリのインストールまたはクリックが行われるごとに広告費が課金されます。

オークション方法

Twitter広告を配信するには、他の運用型広告と同じようにオークションに入札する必要があります。Twitter広告をオークションへ入札すると「品質スコア」と呼ばれる指標に基づいて競合他社の広告と競いあいます。オークションの結果、ユーザーにとって最も適した広告だと判断され落札されると、ターゲティングしたオーディエンスへ広告が配信されます。

Twitter広告の入札では、入札額と広告の品質スコアの掛け合わせがより良いほうから掲載される仕組みです。品質スコアの3つの要素は以下のとおりです。

*品質スコアの3つの要素

  • 推定クリック率
  • 広告の関連性
  • ランディングページの利便性

また、Twitter広告の入札方式は、以下の3種類から選べます。目的に合わせて、それぞれ使い分けましょう。

*Twitter広告の入札方式

  • 自動入札
  • 上限入札単価の設定
  • 目標入札単価の設定

自動入札

予算内で成果を最大化させるべく、入札額を自動で最適化させる。

上限入札単価の設定

請求対象となるアクションごとに、上限入札単価を設定する。

目標入札単価の設定

「フォロワー数」「クリック数」などを目的とするキャンペーンで設定する。

予算は自社で管理する

Twitter広告では、「総予算」「1日の予算上限金額」をキャンペーンごとに設定できます。「総予算」「1日の予算上限金額」を調整することで、予算管理を進めていきましょう。

総予算

広告キャンペーンに費やす合計金額です。広告キャンペーンの費用が総予算を超えることはありません。また、広告キャンペーンを設定する際に総予算を設定する必要もありません。

1日の予算上限金額

広告キャンペーンにかける1日あたりの金額です。この金額に達した日は、広告表示が自動的に停止されます。また、毎日0時にリセットされます。「総予算」「1日の予算上限金額」は、Twitter広告の「キャンペーンを編集」からいつでも変更可能です。

なお、複数の広告グループを使用している場合、広告グループの総予算を設定することもできます。ただし、広告グループの予算よりも広告キャンペーンの総予算・1日の予算上限金額のほうが優先されるため注意が必要です。もし、より細かく予算を設定したい場合には、入札単価の設定で予算の調整を行いましょう。

目的に合わせた広告キャンペーンをつくろう

目的に合わせた広告キャンペーンをつくろう

広告キャンペーンでは、Twitter広告の目的や上限利用金額などを設定できます。

キャンペーンの作成方法は以下のとおりです。

  1. 「リーチ」や「Webサイトの訪問者数」など、自社の目的に合う項目を選択し、「次」をクリック
  2. 自分で分かりやすいキャンペーン名を入力
  3. キャンペーンの利用金額に上限を設定したい場合は「アドバンス」をクリックして金額を入力してから、「次」をクリック
  4. キャンペーンの設定が完了し、自動的に広告グループの設定画面へ遷移

ターゲティングを活用しよう

ターゲティングを活用しよう

Twitter広告の大きな特徴は、他のSNSにはないユニークなターゲティングです。自社データを活用したり、ユーザーの特性(年齢、性別、地域、デバイスなど)、フォロワー、興味関心といったものだけではなく、ツイートのキーワードや映画・テレビ・イベントなどにフォーカスしてターゲティングすることも可能です。

Twitter広告を運用する際には、ターゲティング手法の基本をしっかりと理解し活用することで、広告効果が大きく変動する可能性もあります。

この章では、Twitter広告で活用できるターゲティング手法の種類について紹介します。

豊富にあるターゲティング手法

適切なターゲティングを行うには、アプローチしたいユーザーがどんなことに興味関心があるのか、どんなライフスタイルを送っているのかについて考える必要があります。Twitter広告では、豊富なターゲティング手法を活用することができます。

人(フォロワー)、興味関心、キーワード、会話などTwitter上のさまざまな情報から、柔軟にターゲティングを行うことが可能です。

また、イベントや映画・テレビ番組に基づいたターゲティングもできるため、よりリアルタイムでのPRに役立てることができそうです。なお、Twitter広告にしかないターゲティング手法として、キーワードターゲティングが挙げられます。

キーワードターゲティングでは、ユーザーがつぶやいたツイートに含まれたキーワードからターゲティングを行うことができます。句読点は区別されず、ハッシュタグが自動的に含まれる仕組みです。

特性によるターゲティングも活用できる

ターゲティング手法 詳細
フォロワーと類似ユーザー 指定したユーザーのフォロワーに共通する興味関心を持つユーザー(フォロワー含む)+自分のフォロワーに似ている利用者をターゲティング
興味関心 350種類以上のカテゴリーから指定した興味関心を持つと予想されるユーザーをターゲティング
キーワード・絵文字 指定したキーワードや絵文字をツイートしたユーザー+そのツイートに反応したユーザーをターゲティング
映画とテレビ番組 指定した映画・テレビ番組に関するツイートをしたユーザー+そのツイートを見たユーザーをターゲティング
イベント イベントに関するツイートをしたユーザー+そのツイートを見たユーザーをターゲティング
テーラードオーディエンス 自社のWebサイト訪問者データ、メールアドレス、モバイルIDなどから特定のユーザーに絞るターゲティング
会話トピック 10,000種類以上のトピックへ関心を持ったユーザーに絞るターゲティング
ツイートエンゲージャー 特定のツイートへエンゲージメントしたユーザーをターゲティング+再度広告配信

Twitter広告では、前項で紹介したターゲティング手法以外にも、特性によるターゲティングを行えます。地域・言語・性別・年齢といったユーザーのグラフィック情報だけでなく、携帯キャリアやデバイスなどユーザーの通信環境や、新たにTwitterへアクセスしたユーザーにのみ絞ってターゲティングすることも可能です。

このように、Twitterでは属性情報でのターゲティングもできるため、以下のようにそれぞれのターゲティング手法を掛け合わせるとより精緻なターゲティングが実現可能です。

*ターゲティングの例

  • モバイル向けPR×デバイス(モバイル)
  • 都内イベントPR×地域またはエリア(関東)
ターゲティングとは?マーケティング戦略とフレームワークを紹介 ターゲティングとは?マーケティング戦略とフレームワークを紹介

Twitter広告のクリエイティブ

Twitter広告のクリエイティブ

Twitter広告のクリエイティブには、複数の特徴があります。Twitter広告をうまく運用するには、さまざまな広告フォーマットを活用しながら、自社にあったクリエイティブを見つけることが大切なポイントとなります。

  • テキストのみ
  • 画像+テキスト
  • 動画+テキスト
  • Twitterカード

テキストのみ

テキストのみのフォーマットでは、文字通りテキスト140字以内の文字のみ投稿に使用できます。ただし、12文字ぶんがリンクで消費されるため、実質は128文字のテキストのみ投稿可能です。いいね、リプライ、リツイートなど標準的なツイートの全てが備わっており、他の一般投稿に馴染みやすい点が特徴です。

しかし、広告色が薄くタイムラインに馴染みやすいぶん、画像や動画を使った広告に比べると、ユーザーの目を引くのが難しいと考えられます。シンプルで誰でも広告配信を始めやすく、広告色をできるだけ抑えたいという場合に適したフォーマットといえます。

画像+テキスト

画像+テキストのフォーマットでは、140字以内(実質128文字以内)のテキストと画像(最大4枚)を使用できます。ただし、広告で画像を使用する場合、デバイス(デスクトップまたはモバイル)や枚数によって、表示される画像の比率が異なる点には注意が必要です。

画像+テキストのフォーマットでも、いいね、リプライ、リツイートなどの反応を得ることができます。また、商品やサービス、ブランドの魅力を伝える単一画像だけでなく、以下のようにアクションボタンを併用することも可能です。

*アクションボタン

  • Webサイトボタン
  • アプリボタン
  • カンバセーションボタン
  • 投票

テキストのみの広告に比べて、手軽にユーザーの目を引きやすいフォーマットだといえます。

動画+テキスト

動画+テキストのフォーマットでは、140字以内(実質128文字以内)のテキストと動画を使用できます。広告に使う動画は、最長2分20秒までですが、Twitter社は15秒以内を推奨しています。また、画像広告と同様に動画+テキストのフォーマットでも、以下のアクションボタンを併用できます。

*アクションボタン

  • ウェブサイトボタン
  • アプリボタン
  • カンバセーションボタン
  • 投票

テキスト広告や画像広告に比べると、よりユーザーの目を惹きやすく、商品やサービスの魅力を伝えやすいフォーマットといえます。

Twitterカード

Twitterカードとは、ツイートのリンクを魅力的に見せる機能のことです。Twitterカードの種類は、以下の5つです。

*Twitterカードの種類

  • イメージウェブサイトカード:画像クリックでリンク先へ
  • イメージアプリカード:アプリに関するアクション(インストール、起動など)へ
  • ビデオアプリカード:動画を使ってアプリ利用の促進へ
  • ビデオウェブサイトカード:動画クリックでリンク先へ
  • ダイレクトメッセージカード:ユーザーと会話ができる

Twitterカードを活用することで、ワンクリックで設定したWebサイトへの誘導ができたり、アプリやチャットの利用へ繋げることができます。

Twitter広告を効果的に運用するポイント

Twitter広告を効果的に運用するポイント

Twitter広告は、拡散性が高く豊富なターゲティングにより柔軟にPRを行うことができるSNSです。しかし、運用する際のポイントを押さえておかなければ、費用対効果が低く出てしまうリスクもある広告ともいえます。Twitter広告を運用するときには、まずは基本を押さえておくことが大切です。

  • クリエイティブでインパクトを残す
  • ターゲットを明確にする
  • 公式アカウントのフォロワー拡大も重要
  • 拡散性の高いコンテンツをつくる

クリエイティブでインパクトを残す

Twitter広告で、最も活用シーンが多いプロモツイートでは、通常投稿と同じように広告がタイムラインへ流れます。Twitter広告では、広告色を抑えてPRできる点が魅力である一方、インパクトがないとアクションに繋がりにくいです。広告のクリエイティブ形式も含めて、インパクトが残るように工夫しましょう。

クリエイティブ制作でのポイント

  • 共感しやすいキャッチコピーを入れる
  • 視覚的に届くテキストを意識する
  • ユーザーに求めるアクションを明確にする
  • ハッシュタグを活用する
  • バナーや動画のサイズに注意する

また、Twitterは広告でも二次拡散されやすい点が特徴です。多くのユーザーに拡散されるようなクリエイティブを狙って制作しましょう。

ターゲットを明確にする

Twitter広告に限りませんが、誰にでも当てはまるような広告は誰の心にも刺さらないというケースが少なくありません。自社の商品やサービス、ブランドに適したターゲットにはどんな特性があるのかを検討し、ピンポイントに狙ってアプローチしていく必要があります。

Twitter広告で効果を出すには、あらかじめターゲティングをしっかりと行い、そのターゲット向けのクリエイティブにすることが重要です。ターゲットや周辺ユーザーのツイートやシェアの傾向、人気のフォロワーなどを研究してクリエイティブを工夫しましょう。

また、二次拡散されやすいTwitterでは、より共感を生む広告やトレンドを踏まえた広告がユーザーの心を捉える場合もあります。ターゲティングに加えて、流行を押さえたクリエイティブを意識することをおすすめします。

公式アカウントのフォロワー拡大も重要

Twitterは、一方通行な情報発信というより、ユーザー同士の相互コミュニケーションを大切にするSNSです。そのため、他のSNSよりもいいねやリプライ、リツイートなどのエンゲージメントを獲得しやすくファン作りにも適しています。

Twitter広告を活用して公式アカウントを運用することは、マーケティング活動において重要なポイントとなります。なぜなら、公式アカウントのフォロワーを増やすことで、広告なしでのPRが将来的に可能になるためです。はじめはTwitter広告を通してリーチやインプレッションを獲得、その後二次拡散力を生かして、自社の公式アカウントのファンを開拓〜育成していきましょう。

拡散性の高いコンテンツをつくる

Twitter広告の運用を成功させるには、二次拡散を狙うことがポイントです。ユーザーも能動的に参加しやすいキャンペーンを企画することで、ユーザーを巻き込んだPRを実行できます。自社でのイベントやハッシュタグによる投稿キャンペーンなど、ユーザーが発信しやすくなる企画を用意するとより効果的です。

事例:エアウィーヴ

繊維製品メーカーとしてマットレスを販売する「エアウィーヴ」では、これまで自社とつながりがないユーザーへ認知度を高めるためにTwitterを活用しています。2018年8月に実施された「グッドマットレスキャンペーン」では、ハッシュタグを活用したり、実際のイベントをユーザーにも発信してもらったりすることで、商品の認知度向上に繋がりました。

*「グッドマットレスキャンペーン」の詳細

  • 目的:ベッドマットレスの認知度向上
  • 企画:愛知~兵庫間、徒歩でマットレスを運ぶ
  • 活用方法:ハッシュタグ「#グッドマットレス」で投稿
  • 報酬:抽選でベッドマットレスが当たる

Twitter広告とは?のまとめ

Twitter広告とは?のまとめ

他のSNSと比べ、Twitterは趣味嗜好に関する繋がりが多いため、PRに向いています。ただし、投稿内容やターゲティングなど、運用時にはさまざまな工夫を重ねていかなければ効果につながりません。また、Twitter広告は他のWeb広告と連動させるとより効果的に成果へ結びつけることが可能です。

Twitter広告をはじめ、Web広告全般についてお悩みの方は、ぜひニュートラルワークスへ一度お気軽にご相談ください。


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監修者紹介

石田 哲也

取締役CMO

Twitter:@te2319
株式会社ニュートラルワークス 取締役CMO。1984年生まれ。高校卒業後にISD株式会社を起業。その後、株式会社オプトでWebマーケティングを学び、株式会社メタップスなど複数のベンチャー企業にて事業立ち上げを経験。前職はワンダープラネット株式会社でゲームプロデューサーとしてスマホゲームアプリの制作に従事。2018年に地元の神奈川へ戻り、ニュートラルワークスに入社。SEO/Web広告運用/サイト分析・改善など、Webサイトの運用改善~ゲームアプリ制作や数十万フォロワーのSNSアカウントの運用経験などWebビジネス全般を守備範囲とする。

■経歴
2003年 ISD株式会社/起業
2009年 株式会社オプト/SEMコンサルタント
2011年 株式会社メタップス/シニアディレクター
2013年 ライブエイド株式会社/執行役
2016年 ワンダープラネット株式会社/プロデューサー・BizDev
2018年 株式会社ニュートラルワークス/取締役CMO

■得意領域
Webサイト改善
SEO対策
コンテンツマーケティング
リスティング広告

■保有資格
Google アナリティクス認定資格(GAIQ)
Google 広告検索認定資格
Google 広告ディスプレイ認定資格
Google 広告モバイル認定資格

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