X広告(旧Twitter広告)のメニューを紹介!メリット・デメリット、出稿時のポイントも

X広告(旧Twitter広告)のメニューを紹介!メリット・デメリット、出稿時のポイントも

X広告(旧Twitter広告)には多彩なメニューが存在し、その活用方法は多岐にわたります。そのため、X広告を有効に活用するためには、どのメニューをどのように活用すべきかについて悩む方も少なくありません。

X広告に限らず、広告を出稿する際には広告メニューの特徴を理解せずに行うと、望ましい結果を得ることが難しい場合があります。無駄な費用をかけずに効果的な広告を展開するためには、本記事を通じてX広告のメニューについて深く理解しましょう。

この記事ではX広告の概要や特徴、さまざまな広告の種類、メニューを選択する際のポイントなどをまとめました。体系的にX広告を理解し、それをビジネス活動に有効に活かしていきましょう。

X広告(旧Twitter広告)とは

X広告(旧Twitter広告)とは

X広告(旧Twitter広告)は、X内に表示される広告のことを指します。iOSやAndroidなどのXアプリやブラウザ上で広告を配信することが可能です。

2021年時点での日本国内のXのアクティブユーザー数は5,985万人となっており、日本の人口の約半数が利用しています。そのため、X広告は数々の広告手段の中でも高い効果が見込めると考えられます。

引用元:総務省 令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 報告書

さらにX広告は、広告でありながら拡散される特徴を持っており、広告費で期待できるインプレッション数を超える可能性があります。ツイートを広告として出稿するだけでなく、そのツイートがいいねやリツイートされることで、さらに多くの人の目にふれるチャンスがあるのです。

X広告(旧Twitter広告)の特徴

X広告(旧Twitter広告)の特徴

さらにX広告ならではの特徴について解説します。他の広告媒体との違いを知ることで、X広告の活用レベルが高まるので、ぜひ特徴をつかみましょう。

主な特徴は以下の3点です。

1.二次拡散性が高い
2.若年層にリーチできる
3.興味関心ターゲティングの精度が高い

一つずつ解説します。

二次拡散性が高い

X広告の特徴の一つ目は、二次拡散性が高いことです。

二次拡散性の高さとは、広告が単にインプレッションされるだけではなく、Xの機能によっていいねやリツイートなどされて広がり、さらなるインプレッションを得られることを指します。

一般的なWeb広告は、広告費をいくらかければどの程度の人々にインプレッションされるかがおおよそ決まります。しかしX広告では、それ以上にインプレッションを得られる可能性があるのです。

例えば、10,000円の広告費をかけた際に、はじめは30,000アカウントにリーチができたとしても、その広告が二次拡散されることで、同じ10,000円で100,000アカウントにリーチできる可能性も期待できます。

若年層にリーチできる

X広告の特徴2つ目は、若年層にリーチできることです。

Xの利用者は10代から30代が半数を占めています。20代だけの利用率は78.8%だと総務省の発表したデータがあります。

出典:総務省 令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 報告書

若年層向けの商品やサービスを提供している企業にとって、X広告は欠かせないものです。例えば、就職関連の人材事業では、ピンポイントに対象のユーザーをターゲティングできるでしょう。

このように若年層にリーチできるというのもX広告ならではの特徴です。

興味関心ターゲティングの精度が高い

X広告の特徴3つ目は、興味関心ターゲティングの精度が高いことです。

X広告では、ターゲティングを細かく設定できるため、関連性の低いユーザーに広告を表示させないようにすることができます。

Xユーザーは趣味や嗜好が明確で、また興味を持っている分野の情報を集めて拡散することを楽しむ傾向があります。そのため、興味関心に基づくターゲティングがしやすいSNS媒体であるといえます。

さらにXでは、25種類の興味関心カテゴリーと、350種類のサブトピックに利用者をグループ分けすることでターゲティングの精度を高めているため、興味関心でターゲティングしたい企業はX広告がおすすめです。
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X広告の種類(広告メニュー)

X広告の種類(広告メニュー)

この章では、X広告の広告メニューについて紹介します。

X広告の広告メニューは以下の通りです。

  • プロモツイート
  • プロモアカウント
  • プロモトレンド
  • クイックプロモート
  • ファーストビュー
  • プロモトレンドスポットライト

各メニューの目的やメリット・デメリット、注意点を解説します。

プロモツイート

プロモツイートはタイムラインに表示される広告です。ツイートと同じ形式で表示されるため、ユーザーはいいねやリツイートをすることもできます。

プロモツイートのメリットは、前述した二次拡散が期待できることです。いいねやリツイートがされることでより拡散される可能性もあります。ただし、拡散されるかどうかは、ターゲティングしたユーザーによります。

一方でデメリットは、二次拡散されたツイートを削除できないことです。意図しない内容で拡散されて、削除ができないと炎上につながったり、ブランド価値を損なってしまったりするようなことになりかねません。

ただし、その二次拡散によって、広告費以上に広告効果を狙うことが可能なため、短期間で多くのユーザーに広告配信をしたい場合は、非常に効果的な広告メニューといえるでしょう。

プロモアカウント

プロモアカウントは、アカウントのフォロワーを増やすための広告です。フォローを促すボタンがついており、興味を引くことができればフォロワー獲得につながります。

プロモアカウントのメリットは、フォロワーを増やすことで日常的なツイートの発信力を高められることです。フォロワーを獲得できれば、通常ツイートのインプレションを増やして、いいねやリツイートで拡散される可能性が高まります。

デメリットは、フォロワー数が増えたからといって必ずしもツイートが拡散されるわけではないことです。増えたフォロワーは発信力を高める一助となりますが、あくまでもツイートの内容や影響力が鍵となります。

アカウントにフォロワーが少ない時期は、積極的に利用するのがよいでしょう。

プロモトレンド

プロモトレンドは、トレンドページの最上位に24時間表示される広告のことです。1日1社限定という制限があり、企業の新商品発表などに利用されることが多いです。

この広告は「◯◯によるプロモーション」という文言とともに表示されるため、アカウント名の周知にも効果があります。

プロモトレンドのメリットは、約2,500万回のインプレッションが得られることです。24時間でそれだけのインプレッション数が保証されるとなれば、非常に強力な広告メニューといえます。

デメリットは、掲載費用が最低800万円からと比較的高額なことです。実際にプロモトレンドの枠を利用している企業は主に大手企業が多い傾向にあります。

キャンペーンやイベントなどで大きな勝負をかけたい場合には、これを検討する価値があるでしょう。

クイックプロモート

クイックプロモートは、投稿済みのツイートを広告として配信できます。販売やフォロワー獲得につながった過去のツイートを手軽に出稿できます。費用は最低5,000円からと、比較的リーズナブルです。

クイックプロモートのメリットは、投稿済みのツイートを利用するので、クリエイティブの作成に時間をさく必要がないことです。ターゲティングもアカウントのフォロワーに似たユーザーに設定されているため、設定作業にも時間がかかりません。

またデメリットは、詳細な広告の設定ができないことです。ターゲティングやクリエイティブの変更は行えないため、広告の改善をするには新規で別の広告メニューを選ばなければなりません。

このクリックプロモ―トに時間や手間をかけたくない方にはおすすめの広告ですが、それよりも過去に効果があったツイートの再利用広告だと考えるのがおすすめです。

タイムラインテイクオーバー(旧ファーストビュー)

タイムラインテイクオーバーは、ユーザーがXを開いたときに表示する動画広告です。広告の掲載単位は24時間です。

タイムラインテイクオーバーのメリットは、画像などの広告より拡散される傾向が高く、ユーザーの注意を強力に引く点です。

Xの公式発表では、動画は画像よりも6倍拡散されやすいといわれています。

デメリットは、プロモトレンドと同様に広告掲載の費用が高額なことです。費用は公式サイトに掲載がないため、Xに問い合わせる必要があります。

ブランディングを強めたい大企業向けの広告といえるでしょう。

プロモトレンドスポットライト

プロモトレンドスポットライトは、プロモトレンドを強化した広告です。

プロモトレンドは、テキストやハッシュタグで構成された広告でしたが、プロモトレンドスポットライトは、画像や動画(6秒以内)を利用できます。

プロモトレンドスポットライトのメリットは、ファーストビューやプロモトレンドを超える高いブランディング効果があります。なぜなら画面の占有率が約1/3で、動画も利用できるからです。

Xの公式データでは、プロモトレンドの3倍広告のクリックがされるという結果もあります。

デメリットは掲載費用が高いことです。ファースビューの広告掲載費用が明らかになっていないため、断言はできませんが、おそらくX広告メニューの中で最も高価な広告といえるでしょう。詳しい料金はXや広告代理店に問い合わせが必要です。
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X広告(旧Twitter広告)の種類を選ぶ際のポイント

X広告(旧Twitter広告)の種類を選ぶ際のポイント

ここまでX広告メニューを解説しました。それでは実際にどのメニューを選べばよいのか迷われる方もいるでしょう。

X広告のメニューを選ぶポイントは以下の4つです。

1.ターゲットを明確にする
2.広告を利用する目的に合うものを選択する
3.クリックされやすいクリエイティブを見つける
4.予算を考える

ぜひ広告メニューを選ぶ参考にしてください。

ターゲットを明確にする

X広告のメニューを選ぶ最初のポイントはターゲットを明確にすることです。特にX広告の場合は、どのような興味関心を持つユーザーにアプローチするかが重要になります。

X広告に限らない話ですが、ターゲティングしていない広告は、ほとんどの場合、意味がありません。なぜなら、誰に何を届けるのかが広告の基本であるからです。

極端な例ですが、ガジェットに興味関心があるターゲットに対して、美容商材の広告を出しても意味がありません。

どのような商材を広めて売るのかを定めた上で、ターゲットを明確にしましょう。

当然X広告を行うような企業は、すでに別の媒体で広告を出しているはずです。そのようなデータを参照してターゲットを明確に決めましょう。

広告を利用する目的に合うものを選択する

X広告メニューを選ぶポイント2つ目は、X広告を利用する目的に合うものを選択することです。

そもそもX広告をどのような目的で利用するのかが大事です。

X広告の目的として例をあげると、以下の通りです。

  • フォロワーを獲得して、通常のツイートからWebサイトへの誘導を行う。
  • 特定の興味関心を持っているユーザーに商品やサービスの認知を高める。
  • ファーストインプレッションあたりの広告費用を下げる。

例えば、特定の興味関心を持っているユーザーに商品やサービスの認知を高めるのであれば、プロモツイートがおすすめです。またフォロワーの獲得が目的であれば、プロモアカウントを選びます。

このようにまずはX広告を利用する目的を明確にして、目的に合うものを選択してください。

クリックされやすいクリエイティブを見つける

X広告メニューを選ぶポイントの3つ目は、クリックされやすいクリエイティブを見つけることです。

広告メニューによって表示される内容は異なります。例えば、プロモトレンドでは、大量のインプレッションを得ることができても、表示させられるのはテキストとハッシュタグだけです。

それぞれの広告メニューで表示できるクリエイティブを考慮して、メニューを選ぶ必要があります。

また企業によってはクリックされやすいクリエイティブを、他の広告媒体で見つけている場合もあるでしょう。その場合は、他の媒体で利用しているクリエイティブの形式に近いメニューを選びましょう。

このようにクリックされやすいクリエイティブはどのようなものか考えたうえで、広告メニューを選んでみてください。

予算を考える

X広告メニューを選ぶポイントの4つ目は、予算を考えることです。どのぐらいの予算でどのような効果を得たいのか考えることで、おのずと広告メニューが決まります。

例えば、中小企業でプロモトレンドやプロモトレンドスポットライトで広告を出稿することは少ないはずです。

広告メニューごとに得たい結果と予算を照らし合わせて、広告メニューを決めましょう。

広告の料金がどのように決まるかはXの公式サイトにて「X広告の料金」のページを参照してください。
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X広告(旧Twitter広告)のキャンペーンの目的

X広告(旧Twitter広告)のキャンペーンの目的

ここまでX広告の広告メニューを選ぶポイントを解説しました。この章では、X広告の設定画面に出てくる広告キャンペーンの目的について解説します。

広告キャンペーンの目的は以下の8つです。

1.ツイートのエンゲージメント
2.プロモビデオ再生数
3.ブランド認知度の向上
4.ウェブサイトへの誘導数またはコンバージョン
5.インストリーム動画再生数
6.フォロワー
7.アプリインストール数
8.アプリ起動数

広告を配信する目的に沿ったものを選ぶ必要があります。一つずつ解説します。

ツイートのエンゲージメント

ツイートのエンゲージメントは、ツイートの反応数を増やしたい場合に使用するものです。エンゲージメントとは、いいねや返信、リツイート、ハッシュタグのクリック、プロフィールへのアクセス、投票などのユーザーが行動をした数を指します。

エンゲージメントが増えれば増えるほど、拡散につながることで、インプレッションを増やします。また、企業として伝えたいことがどれだけ伝わっているかを測る指標にもなりえます。

他にはツイートの反応が増えることで、ユーザーとのコミュニケーションも生まれやすくなります。

Xの公式サイトでは、フォロワーからのリアクションが良かったオーガニックツイートをそのまま広告のクリエイティブに利用することを推奨しています。

費用の発生はユーザーと初回の接触タイミングです。エンゲージメントされた分で費用が発生します。拡散された分に費用がかかることはありません。

プロモビデオ再生数

プロモビデオ再生数は、動画やGIF画像の再生回数を増やしたい場合に利用するものです。

ユーザーが意図的に動画の自動再生設定を変更していなければ、動画はタイムラインで自動再生されます。

動画は、画像とテキストの広告より伝えられる情報量を飛躍的に増やすことができます。また見込み客の態度変容につながることもあるため、非常に強力な広告です。

再生数単位で広告の支払いが発生して、課金方式を3つから選べます。

1.動画再生あたり
2. 3秒/100%表示再生あたり
3. 6秒の動画再生あたり

詳細はX公式の「動画の再生数キャンペーンを作成する」を参考にしてください。

ブランド認知度の向上

ブランド認知度の向上は、ツイートのリーチ数を最大化させるものです。ブランドを伝えるメッセージをより多くの人に効率よく届けるために利用されます。

注意点として、リーチ数とインプレッションは別物です。例えば、1つのアカウントが同じプロモツイートを5回閲覧したら、リーチ数1のインプレッション数5となります。

そこからわかることは、より多くのアカウントに表示させる広告であることがわかります。

費用の発生はインプレッション単位です。インプレッションはクリエイティブがユーザーに表示されることでカウントされます。

ウェブサイトへの誘導数またはコンバージョン

ウェブサイトへの誘導数またはコンバージョンは、Webサイトなどにアクセスを集めたり、成約数を増やしたりするためのものです。

このキャンペーンの目的を利用すると、ウェブサイトカードを利用して、ユーザーのアクションを誘導するボタンを設置できます。

商品の購入や資料のダウンロードなど、明確な行動を促しましょう。

費用発生のタイミングは、リンクのクリックです。そのため、遷移先のCVRを最適化した状態で利用すべきです。

明確にCVを狙うために利用してみましょう。

インストリーム動画再生数

インストリーム動画再生数は、Xが提携している200以上のパートナーの動画付きツイートの広告として表示させるものです。6秒間はスキップができないため、強制力もあります。

以下の15ジャンルからカテゴリにあったパートナーのツイートで表示します。

1.自動車
2.コメディ
3.政治
4.エンターテイメント・ポップカルチャー
5.食べ物・飲み物
6.ライフスタイル
7.音楽
8.科学・教育
9.ニュース・時事
10.デジタルクリエイター
11.スポーツ
12.テクノロジー
13.金融・ビジネスニュース
14.eスポーツ・ゲーム
15.テレビ

事前に表示させたくないカテゴリーを選べます。

費用の発生は再生数に対してです。課金方式は以下の3つから2つを選択します。

1.インストリーム動画広告再生数
2. 3秒/100%のインストリーム広告再生数
3. 6秒のインストリーム動画再生あたり

詳細はX公式の「プレロール再生数キャンペーンを作成する」を参考にしてください。

フォロワー

フォロワーはフォロワーを増やすためのものです。自社のツイートを広めてくれそうなユーザーを獲得します。

フォロワーを獲得しておくことで、広告を使わずに運用する際に、商品やサービスの成約数増加やブランド認知度の向上、口コミの獲得などさまざまな効果が見込めます。

費用の発生は、獲得したフォロワー数で決まります。エンゲージメントに対しては費用が発生しません。

フォロワーを増やすことができれば、継続的にユーザーへアプローチできるため、まだフォロワーが少ない状態のアカウントであれば積極的に利用したいものです。

アプリインストール数

アプリインストール数は、アプリをインストールしそうなユーザーに対してツイートを広告するものです。

アプリを運営している企業限定にはなりますが、直接インストールすることに誘導できます。アプリをインストールしていないユーザーに届けるために利用しましょう。

費用の発生は、アプリのクリック数またはインストール数の単位です。

アプリ起動数

アプリ起動数は、アプリをインストールしているユーザーに対して、アプリの起動を促すものです。

アプリはアクティブ率が非常に重視されるため、起動率が悪いまたは高めたい場合に利用しましょう。

費用の発生はアプリのクリック数単位です。

X広告(旧Twitter広告)のクリエイティブ

X広告(旧Twitter広告)のクリエイティブ

ここまで広告キャンペーンの目的について解説しました。ここからはX広告のクリエイティブについて解説します。

X広告のクリエイティブは主に4種類です。

1.テキストのみ
2.画像・複数の画像つきツイート
3.動画
4.Xカード

一つずつ解説します。

テキストのみ

テキストのみのクリエイティブは、画像や動画、Xカードと比べるとクリック率が劣ることもあります。しかし、タイムラインの他のツイートに自然と溶け込み、エンゲージメントにつながりやすいと言われています。

テキストのみのクリエイティブの文字数制限は、日本語全角文字で140文字以内です。通常利用する場合と同じ文字制限です。ただし、広告の場合は、140文字のうち23文字分はリンクになるため日本語全角文字で利用できるのは128文字となっています。

目的に応じてテキストのみを利用することもおすすめです。

画像・複数の画像つきツイート

画像・複数の画像つきツイートは、テキストのみのクリエイティブより目にとまりやすく、視覚的なアプローチを行いたい場合に有効です。

最大4枚まで設定できます。枚数によって露出される画像サイズの比率が変わるため、調整が必要です。

アップロードできるファイル形式は、PNGとJPEGが推奨されていて、BMPとTIFFは利用不可です。GIF画像も静止画像として表示されてしまいます。ファイルサイズは最大5MBです。

詳細はX公式の「広告クリエイティブの仕様(画像広告)」を参考にしてください。

動画

動画は、画像以上に目にとまりやすく、情報を伝えられるものです。ファイル形式はMP4かMOVで、ファイルサイズは最大1GBとなっています。X公式の推奨は30MBとなっています。

動画の長さは15秒以内が推奨されていますが、最長2分20秒まで対応しています。

詳細はX公式の「広告クリエイティブの仕様(動画広告)」を参考にしてください。

Xカード

Xカードは、リンクのクリエイティブのことを指します。Xカードは以下の5種類です。

1.イメージウェブサイトカード
2.イメージアプリカード
3.ビデオアプリカード
4.ビデオウェブサイトカード
5.ダイレクトメッセージカード

一般的には、誘導したいものに合わせて、使い分けます。

ウェブサイトカードはリンク、アプリカードはアプリ、ダイレクトメッセージカードはダイレクトメッセージへの誘導となります。

目的に合わせて設定してみましょう。

誰でも簡単!Xプロモート広告

誰でも簡単!Xプロモート広告

ここまでX広告のメニューやメニューの選び方、広告キャンペーンの目的などを解説してきました。ただしこのようなカスタマイズが面倒だと感じる方もいるでしょう。

ここからはXオートプロモート広告と呼ばれる、簡易的に出稿できる機能を紹介します。

Xプロモート広告は主に以下の2つです。

1.クイックプロモート
2.オートプロモート

一つずつ解説します。

クイックプロモート

クイックプロモートは、広告メニューの箇所でも解説したとおり、広告に出稿したいツイートと配信したい国を選ぶだけで配信できるものです。

それ以外の設定をする必要がないため、スピーディーに広告を出せます。費用は50ドルから5,000ドルです。予算に応じて5段階から選べるため、広告費の設定すらも迷わせないメニューです。

細かな設定ができないですが、X広告の中で最も簡易的に出稿ができます。

オートプロモート

オートプロモートは、投稿済みのツイートの中から自動選択したものを広告に出すことが可能です。

設定は、配信したい国と25種類のカテゴリーと350種類のトピックからターゲティングの特徴を選ぶだけです。費用は固定で9,900円で、一度ターゲティングの特徴を最大5種類まで選ぶだけで自動で運用してくれます。

クイックプロモートとオートプロモートは初心者向けの広告メニューです。可能であれば細かなカスタマイズをして広告出稿するほうが効果的ですが、時間やノウハウがない場合は活用しましょう。

X広告(旧Twitter広告)出稿時に気をつけるポイント

X広告(旧Twitter広告)出稿時に気をつけるポイント

最後にX広告出稿時の気をつけるポイントを解説します。

気をつけるポイントは以下の2つです。

1.配信されない状態になっていないか
2.X広告のポリシーに違反していないか

一つずつ解説します。

配信されない状態になっていないか

X広告の設定を行っても広告が承認されなければ配信されません。広告を出稿していると思っていたら、全くされていなかったというようなことにならないためにも、必ず配信されているか確認してください。

また予算や入札額が低すぎるのも広告が配信されない原因になります。その場合は少しずつ金額を上げながら調整しましょう。

X広告(旧Twitter広告)のポリシーに違反していないか

X広告は、ポリシー違反していると広告が承認されません。

例えば、以下のようなポリシーが存在します。

  • 成人向けの性的なコンテンツ
  • アルコール関連のコンテンツ
  • 薬物、薬物関連
  • 金融商品・サービス
  • 賭博関連のコンテンツ
  • ヘイト表現を伴うコンテンツ

この他にもポリシー違反に該当するものがたくさんあります。

詳しくはX公式の「X広告ポリシー」を確認しましょう。

特にX広告の承認がされない場合は、要チェックです。

X広告(旧Twitter広告)メニューについてのまとめ

X広告(旧Twitter広告)メニューについてのまとめ

この記事ではX広告の概要、広告メニュー、メニューの選び方、広告キャンペーンの目的、クリエイティブの種類などを解説しました。

特にX広告メニューは6つに分けられていて、それぞれに特性やメリット・デメリットがあります。

X広告でどのような結果を得たいのか、目的を明確にすることで、自社に合う広告メニューがみつかるでしょう。

最初にX広告で何を実施すべきか悩んでしまったり、運用担当者がいなかったりする場合は、広告代理店の利用も検討してみてください。


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監修者紹介

石田 哲也

取締役CMO

Twitter:@te2319
株式会社ニュートラルワークス 取締役CMO。1984年生まれ。高校卒業後にISD株式会社を起業。その後、株式会社オプトでWebマーケティングを学び、株式会社メタップスなど複数のベンチャー企業にて事業立ち上げを経験。前職はワンダープラネット株式会社でゲームプロデューサーとしてスマホゲームアプリの制作に従事。2018年に地元の神奈川へ戻り、ニュートラルワークスに入社。SEO/Web広告運用/サイト分析・改善など、Webサイトの運用改善~ゲームアプリ制作や数十万フォロワーのSNSアカウントの運用経験などWebビジネス全般を守備範囲とする。

■経歴
2003年 ISD株式会社/起業
2009年 株式会社オプト/SEMコンサルタント
2011年 株式会社メタップス/シニアディレクター
2013年 ライブエイド株式会社/執行役
2016年 ワンダープラネット株式会社/プロデューサー・BizDev
2018年 株式会社ニュートラルワークス/取締役CMO

■得意領域
Webサイト改善
SEO対策
コンテンツマーケティング
リスティング広告

■保有資格
Google アナリティクス認定資格(GAIQ)
Google 広告検索認定資格
Google 広告ディスプレイ認定資格
Google 広告モバイル認定資格

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