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2020.11.10

GDNとYDNの違いは?それぞれの特徴、GDNとYDNの広告サイズや運用面での違いを解説!

GDNとYDNの違いは?それぞれの特徴、GDNとYDNの広告サイズや運用面での違いを解説!

ディスプレイ広告を出稿しようと思ったらGDNとYDNの2つの選択肢がありますが、どちらを選べばいいのでしょうか?それぞれの特徴や広告サイズの違い、運用方法の違いについてわかりやすく解説します。

GDNもYDNもディスプレイ広告の一種

GDNもYDNもディスプレイ広告の一種

GDNとYDNとは、ディスプレイ広告の種類を指しています。GDNはGoogleディスプレイネットワークの略、YDNはYahoo! ディスプレイアドネットワークの略です。両者は基本的に同じ機能や目的をもつ広告です。ただし大きな違いとして、GDNはGoogleの提携しているメディアやサイトへ、YDNはYahoo! JAPANと提携する媒体への広告出稿をするようになっています。GDNとYDNはどちらかに優劣をつけて導入を決めるものではありません。自社の商品やサービスの特徴によって、どちらを使うか、もしくは併用するかの判断が変わります。また、ディスプレイ広告はリスティング広告との併用も効果的ですので、その点も踏まえて違いを詳しく知っておく必要があります。
※Yahoo!ディスプレイアドネットワークは2021年春に提供が終了し、Yahoo!ディスプレイ広告へと順次移行される予定です。この記事では、現行のYDNについて解説しています。

ディスプレイ広告とは?

ディスプレイ広告とは、ユーザーが閲覧しているサイト上に表示される広告です。Webサイトの一部分に埋め込む形の広告になります。画像広告がもっとも一般的ですが、テキスト広告や動画広告などを使うことも可能です。サイトの画面上部に表示される横長のバナー広告なども、ディスプレイ広告のうちのひとつ。画像を使った広告がメインとなるため、サイトを閲覧しているユーザーへ視覚的に訴えることができ、ブランディングや認知拡大につながる可能性もあります。潜在顧客へのアプローチや新規顧客の獲得なども期待できる反面、細かなターゲティング設定が必要で成果を出すためのスキルやノウハウが必要な広告手法でもあります。また、最近では動画をディスプレイ広告の枠に埋め込めるようになったため、テレビCMのような宣伝を行うケースも増え始めています。

GDNの特徴

GDNの特徴

Googleのデータを使用して配信される「GDN」には次のような特徴が挙げられます。

コンテンツターゲット

GDNではコンテンツターゲットという手法を用いることができます。コンテンツターゲットでは、広告を出すときにキーワードを設定します。あらかじめ設定したキーワードに対して関連性の高いサイトに広告表示することができるため、ターゲットのニーズを絞った広告出稿が可能です。

トピックターゲット

トピックターゲットとは、Googleが定めているカテゴリーの分類によって、関連性の高いサイトへ広告出稿できる設定です。自社の商品やサービスに関係の深いカテゴリーに属するサイトを自動で選定し、広告を表示させることができます。

プレースメントターゲット

プレースメントターゲットとは、広告を出稿するサイトを指定できる設定です。広告を出すサイトを、広告主が自由に設定することができ、特定のサイトには広告を掲載しないように除外する機能もあります。自社の商品やサービスごとに関連性の高いサイトを選ぶことや、企業イメージを低下させる信頼性の低いサイトには広告を載せないといった配慮ができるのが利点です。

デモグラフィックターゲット

デモグラフィックターゲットは、性別や年齢、居住地域などといったユーザー属性のデータに基づいて広告出稿のターゲットを絞ることができます。属性ごとに興味のあるジャンルが異なるため、潜在ニーズを引き出しながらもピンポイントに的を絞った広告出稿が可能になります。

YDNの特徴

YDNの特徴

続いて、Yahoo! JAPANのデータを使って広告出稿できるYDNの特徴を解説します。

サーチターゲティング

YDNでは、サーチターゲティングという手法を用いることができます。サーチターゲティングとは、過去に特定のキーワードで検索をかけたユーザーに対して広告表示をするという方法です。検索ボリュームの多いキーワードを設定しておけば、多くのユーザーにアプローチすることができます。

インタレストマッチ

インタレストマッチとは、ユーザーの閲覧履歴などのcookie情報を元に広告を表示させる方法です。閲覧履歴からユーザーの興味関心を分類し、特定のジャンルに関心の高いユーザーに的を絞って広告を出すことが可能です。YDNでは、閲覧履歴によるターゲティング手法として「サイトリターゲティング」という機能も活用できます。自社サイトに以前訪問したことがあるユーザーに対して広告を表示させるのがサイトリターゲティングです。こうした機能によって、より期待度の高い見込み客を絞り込むことが可能になります。

GDNとYDNの違いは?

GDNとYDNの違いは?

GDNとYDNは基本的に同じ広告機能をもっていますが、異なるポイントがありそれぞれの特徴ごとに使い分けをする必要も出てきます。ここでは、広告出稿前に確認しておきたい違いを詳しくお伝えします。

1、掲載できる広告画像のサイズが違う

サイズ 名前
468×60 バナー
728×90 ビッグバナー
320×50 モバイルバナー
320×100 モバイルバナー(大)
300×250 インライン レクタングル
160×600 ワイド スカイスクレイパー

GDNとYDNでは、広告として掲載できる画像サイズが異なります。GDNの場合は20種類という豊富なサイズ展開の中から選ぶことができますが、YDNは6種類となります。YDNの方が選べる種類が少なくなっていますが、もっとも使い勝手のいい300×250のインラインレクタングルという広告は、GDNとYDN共通で選択できます。上表にGDNとYDNの両方で選べる共通の広告をまとめていますので、参考にしてください。

2、広告を掲載できるWebサイト、メディアが違う

GDNとYDNの大きな違いは、GoogleとYahoo! JAPANというデータの使用元です。GDNはGoogleと提携しているメディアやサイトに広告が配信され、YDNはYahoo! JAPANと提携する媒体に広告が配信されます。GDNはYoutubeやBIGLOBE、Googleアドセンスを導入しているサイトに配信されます。Googleアドセンスはサイトの規模に関わらず導入できるため、非常に広い範囲への広告配信が可能です。YDNは朝日新聞やニコニコ動画などと提携を結んでいます。また、Yahoo! メールやYahoo! ニュースなどのサービスにも広告配信されるのが特徴。ユーザーが毎日欠かさずチェックする媒体への広告表示が可能です。

3、ターゲティングできる機能が違う

GDNとYDNでは、ターゲティングの機能面に違いがあります。より細かいターゲティングの差を見てみましょう。

GDNのターゲティング

「GDNの特徴」の項目でもお伝えした通り、GDNはコンテンツターゲティングが特徴的です。ターゲティングの設定時に決めたキーワードを元にして、関連性の高いサイトを絞り込んで広告出稿することが可能です。サイトを訪問したユーザーが、自然に自社の商品やサービスに興味をもつという流れを作るので、新規顧客を獲得することに役立ちます。

また、GDNではカテゴリごとにターゲットを絞る「アフィニティカテゴリ」という機能が特徴的です。インタレストカテゴリマッチの中から、さらにターゲットを細かく絞るのが「アフィニティカテゴリ」となります。設定時にユーザーリストを追加すれば、コンテンツを閲覧しているユーザーの興味関心に合わせた広告を表示させることが可能です。こちらもコンテンツターゲティング同様、自社の商品やサービスを知らない潜在顧客のニーズを引き出すことができます。

YDNのターゲティング

YDNのサーチターゲティングは、ユーザーが過去に検索したキーワードを元にターゲティングをすることが可能です。広告主が、サーチターゲティングのキーワードに「ホームページ制作」という語句を設定したとしましょう。この場合、過去に「ホームページ制作」というキーワードで検索をしたことのあるユーザーに、広告が表示されるよう設定することが可能です。検索ボリュームが多く需要の高いキーワードを予め設定しておけば、多くの見込み客へアプローチすることができます。ただし、あくまでも検索ボリュームの数値は過去のデータとなるため、今後も継続的に需要がある層へのアプローチというわけではないので注意しておく必要があります。

また、ユーザーの閲覧履歴やページ内容のデータを利用して広告ターゲットを絞る「インタレストマッチ」も有効です。ユーザーの実際の行動に基づいて広告表示できるため、訴求力が高くなるとされています。また、YDNにはインタレストカテゴリーという方法もあります。ユーザーの行動履歴からリスト化を行い、そのリストを元に広告配信する機能です。ただしこれは、GDNのインタレストカテゴリマッチとほとんど同じ機能となっている他、リスト化の工程をはさむことでニーズが若干ズレてしまう可能性も否定できません。

4、GDNとYDN、運用面の違い

GDNとYDNでは、運用する上での違いもあります。細かいポイントにはなりますが、運用前に知っておきたい仕組みの違いを説明しておきます。

予算管理方法が違う

GDNとYDNでは、予算の管理方法に違いがあります。ディスプレイ広告はリスティング広告と併せて運用することも多いですよね。GDNはディスプレイ広告とリスティング広告の予算枠が同じなので、予算管理がしやすくなっています。あらかじめWeb広告にかける予算を入金しておき、そこからディスプレイ広告とリスティング広告の費用を自動で分配してくれるようになっています。その点、YDNではディスプレイ広告とリスティング広告それぞれ予算枠があり、個別で入金する必要があるため少々手間がかかります。

配信先デバイスの設定方法が違う

GDNとYDNでは、配信先デバイスの設定方法が異なります。どちらも、PCやスマホなど配信先のデバイスについて設定することができます。GDNの場合は「広告キャンペーン」の階層でデバイス設定を行い、広告階層ごとの詳細な設定も可能です。一方YDNの場合は「広告グループ」の階層で配信先デバイスを設定し、広告階層ごとの設定はできません。ただし、管理・運用のしやすさを考えると、GDNの場合でも細かな階層の設定は必須ではなく、広告キャンペーンごとの設定で十分です。

まとめ

ディスプレイ広告のGDNとYDNについて詳しく解説しました。GDNとYDNはどちらかひとつに絞って使うのではなく、併用することで効果が高まるケースも多いです。GDNの方がマーケットや機能面などで勝っているように感じやすいですが、YDNには違った属性のターゲットが隠れています。それぞれの特徴や違いを理解し、賢い使い分けをしていきましょう。

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著者紹介

三木 五月

三木 五月

代表取締役社長

神奈川県の湘南でWeb制作会社を経営しています。湘南をシリコンバレーみたいにしたく、社員一丸で突っ走っています! 座右の銘は「好きこそものの上手なれ」