Shopifyで最も成功した5つのECサイト!なぜ成功したのか、ポイント解説

Shopifyストアの構築やマーケティング戦略に悩んでいませんか?独創的なビジネス戦略を知れば、売上や業績アップにつながるでしょう。この記事ではもっとも成功したといえるShopifyストア5つの事例を紹介します。

ShopifyでのECサイト成功例1:YouFoodz

ShopifyでのECサイト成功例1:YouFoodz

オーストラリアのブリスベンに拠点を置くYouFoodzは、オンライン食品宅配の会社です。
2015年までのYouFoodzの売上は、毎週5~10%程度の増加しかありませんでした。しかし、紹介プログラムを導入してからの14ヶ月で、売上は3,846%も増加しました。

YouFoodzのヘッドチーフを務めるクリスチャン・アンドリュー自身も、この業績アップに対して「とても驚きだ」と話しています。ここまでの業績アップを促した紹介プログラムの内容をみてみましょう。
外部リンク:YouFoodz

高いインセンティブの紹介プログラム

YouFoodzdでは、顧客による紹介プログラムを利用した「リファーラルマーケティング」が売上につながっています。紹介プログラムには、ReferralCandyを使用しています。

ReferralCandyとはマーケティングツールのひとつで、商品を購入した顧客に友人と共有できるクーポンコードを発行できます。紹介された友人がさらに商品を買った場合、紹介した側の顧客に紹介報酬を与えるシステムです。

クーポンによる紹介プログラムの内容は、サイト上で誰でも見れる場所に記載されています。「無料で食事しよう」という目を引くキャッチコピーを掲げ、訪問者がサイトのタブをタップすると詳しい内容が見られる仕組みになっています。

YouFoodzが提供するクーポンでは、とても高い報酬を設定しています。紹介クーポンを使って友人が商品を購入すると、1人あたり約100ドルのインセンティブが受け取れるのです。およそ1週間分の食事が無料になる計算です。YouFoodzのサイトへの訪問者数は現在、月間20万人にも及んでいます。

YouFoodzから学ぶポイント

紹介プログラムやクーポンのようなマーケティング戦略はそれほど珍しい手法ではありません。しかし、YouFoodzの場合は、このような高いインセンティブによって紹介者がどんどん増えているとみられます。

紹介プログラムは、低コストで顧客を増やせる強力な手段になるといえるでしょう。ReferralCandyのようなツールを使えば、セットアップも簡単にできることもポイントです。

ShopifyでのECサイト成功例2:Thrive Causemetics

ShopifyでのECサイト成功例2:Thrive Causemetics

アメリカのコスメブランドThrive Causemeticsのケースをみてみましょう。現在Thrive Causemeticsは、約310万ドルの収益を生み出しています。

さらに、Mary’s PlaceやDress for Successなどのチャリティー団体に、100万ドルの寄付をするなど社会貢献への活動も進めているのです。この企業の成功の秘訣は、会社の設立前から活動内容までの、一連のストーリーにあります。
外部リンク:Thrive Causemetics

理念で感動を起こし、ダイレクトトラフィックを増やす

Thrive Causemeticsを設立したカリッサ・ボドナーは、友人の女性が24歳の若さで亡くなってしまったという喪失体験をもっていました。亡くなった彼女はボドナーが知る人の中でもっとも優しく、思いやりのある人物でした。

このような悲しい体験から、ボドナーはThrive Causemeticsを立ち上げます。彼女は起業前から長年、メイクアップやコスメに関係する仕事をしていた経緯がありました。Thriveでは、商品が1つ購入されるごとに、問題を抱える女性、弱者と呼ばれる女性たちにコスメをプレゼントするという取り組みをはじめたのです。

Thrive Causemeticsのオンラインサイトへの訪問者数は月間50万人で、もっとも多いトラフィックは、直接トラフィック(ダイレクトトラフィック)です。

ボドナー自身が会社を設立した感動的なストーリー、そして1購入1寄付の仕組みの両方を顧客に知ってもらうことで、顧客の心を揺さぶり、感情に訴えかけて商品を購入するという仕組みを作り上げているのです。

Thriveの業績は、ECショップの域を飛び越えています。その収益はガン患者の支援などにも使われており、こうした活動内容はさらに顧客への評判を高め、直接トラフィックの増加につながります。顧客が自ら率先して購入するため、直接サイトに訪問するケースが増えるというわけです。

Thrive Causemeticsから学ぶポイント

Thriveは、公式サイトで支援活動や内容の紹介ページをアップしています。感動的な引用を掲載して、読む人の心をつかんだり、揺さぶったりするのです。顧客は、商品をただ手に入れればいいと考えているわけではありません。

ユーザーの心理として「その会社を支えている人のために買いたい」という欲求から、購買に繋がることもあります。あなたのストアやウェブサイトでも、会社やブランドのストーリーを組み立て、語っていくという戦略を試してみてはいかがでしょうか。ストーリーテリングを学んだり、キャッチコピーを作ったりして、サイトやSNSなどで公開してみましょう。

ShopifyでのECサイト成功例3:Endy Sleep

ShopifyでのECサイト成功例3:Endy Sleep

Endy Sleepは、カナダのマットレスメーカーです。マットレスメーカーは無数にあり強豪の集う業界。その中でもEndy Sleepは国内最大級の規模を誇っています。2017年には2,000万ドルの収益をあげるほどの大成功を治めているのです。

しかし、Endy Sleepのマットレスは1,000ドル以上の高額商品です。オンライン限定で高額なマットレスが、なぜこれほどまでに売れているのでしょうか。
外部リンク:Endy Sleep

マットレスの100日無料トライアル

Endy Sleepでは、マットレスの無料トライアルという非常に大きな掛けに出ました。無料トライアルというマーケティング戦略自体は珍しくありませんが、一般的にはアプリやソフトなどIT分野で行われることの多い戦略です。

アクセスを一時的に許可するだけでよいため、出費を伴わずリスクを負いません。しかし、Endy Sleepではマットレスという実際の商品を無料トライアルで提供することにしたのです。商品の無料トライアルはさまざまなリスクが想定されるため、多くの企業では実践できないことが多い戦略といえます。

しかし、Endy Sleepでは100日間の間、無料でマットレスを使用できるお試し期間を提供しました。

Endy Sleepから学ぶポイント

商品の無料トライアルは、自社が販売する商品に強い自信をもっているからこそできるマーケティング戦略です。自社の商品を一度でも使ったら、絶対に手放せなくなるだろうという確信がなければ踏み切れない方法でしょう。

そして顧客も、リスクを負うことなく商品を試すことができ、結果的に売上が伸びます。Endy Sleepの報告によると、マットレス業界の中でも返品率が最も低く、納得の商品であるということが証明されたのです。

ShopifyでのECサイト成功例4:Freshly Picked

ShopifyでのECサイト成功例4:Freshly Picked

Freshly Pickedでは、赤ちゃん用のモカシンシューズを販売する会社です。このショップの起業スタートはとても険しいもので、創業者のスーザン・ピーターセンは開業資金を集めるためにアルミスクラップを売っていたほどでした。

しかし、今では、Freshly Pickedは多くの海外セレブや女優などからも人気の高いベビーシューズメーカーに成長しています。数百万ドルのビジネスへと大きな成長を遂げたのは、何がきっかけだったのでしょうか。
外部リンク:Freshly Picked

SEOブログと検索キーワード

スーザン・ピーターセンは、自社の成功のカギはブログにあると語っています。Freshly Pickedのショップへのアクセスは、インターネット検索からのトラフィックがもっとも多いことがわかっています。

SEOツールの「Ahrefs」を使って詳しく見てみると「baby moccasins(ベビーモカシン)」の重要なキーワードで検索上位に入っていることがわかります。SEO対策がされたサイトを構築し、顧客に多く検索されるキーワードで上位表示させることに成功したのです。検索エンジンは膨大な人を集めることができるため、購入数も上がります。

ただし、SEO対策だけでは当然売上アップやビジネスの拡大ににはつながりません。Freshly Pickedは、自社の理念をしっかりともっていました。赤ちゃんの靴はソールのやわらかいものを選ぶことが重要で、バランスをとったり足の正しい発達を促したりすることに大きく影響すると考えていました。

最初は小さな会社でしたが、今ではジェシカ・アルバなどのセレブも愛用するベビーシューズとして人気を高めていったのです。

Freshly Pickedから学ぶポイント

物を購入するとき、顧客はまずインターネットで検索し、リサーチしたり実際に購入したりする流れが当たり前の時代です。重要なキーワードを押さえてサイトを最適化し、顧客を逃がさないようにしましょう。

また、検索からサイトを訪問してくれたユーザーを購買までもっていくには、自社の理念やポリシーがしっかり伝わるように工夫したり、他との差別化をアピールする施策も必要です。

ShopifyでのECサイト成功例5:Flat Tummy Tea

ShopifyでのECサイト成功例5:Flat Tummy Tea

Flat Tummy Teaは、2103年に創業したハーバルデトックスティーの会社です。ハーバルデトックスティーは、食べたものの消化スピードを早め、エネルギーアップが期待できる健康茶。ポッコリお腹など女性特有の悩みを解消しやすくする商品です。

Flat Tummy Teaは、年間で約35,000ドルも収益をあげました。この結果はダイエットティーを取り扱うネットショップでは快挙となる結果です。なぜこのような大きな成果を出すことができたのでしょうか。
外部リンク:Flat Tummy Tea

Instagramで顧客の視覚に訴える

Flat Tummy Teaが成功した大きな要因は、Instagramの運用でした。すでに150万人のフォロワーがいるFlat Tummy Teaアカウントでは、商品に関する投稿をするだけで多くの人に宣伝をすることができたのです。Flat Tummy Teaは、有名な女優、セレブ、ブロガーなどの影響力のある「インフルエンサー」のスポンサーとなり、ダイエットティーの商品をシェアしてもらいました。

実際に、女優のライラ・オドムを起用して新商品「ロリポップ」のPRを行っています。また、商品の効果を裏付けるために、顧客のビフォーアフター写真を投稿することもあります。

Flat Tummy Teaから学ぶポイント

SNSにはそれぞれ特色がありますが、Instagramは写真や画像を使って視覚的に訴えることのできるツールです。例えば、自社商品が以下のような特徴をもつ場合にはInstagramの運用は効果的です。

  • 見た目の美しさやインパクトがある商品
  • 使用後に目に見えた変化を与える商品
  • 多くの人が欲しがる商品

このような商品を扱っている場合には、Instagramをマーケティングチャネルに追加してみるとよいでしょう。資金さえあればインフルエンサーと手を組んだり広告をうったりして、素早く、そして広く認知させることも可能になります。

まとめ

eコマースの市場は今や激戦区であるため、成功は簡単なものではありません。その一方で不可能でもありません。ここで紹介するどのブランドもストアも、最初は小さな動きから始まっています。今回紹介したように、shopifyストアではさまざまな戦略を試し、運や努力に導かれながら成功を手にしています。

実際の成功事例からそのストーリーを学び、取り入れたりアレンジしたりしながら独自のビジネスモデルを作る必要があります。ECサイトの構築やマーケティング戦略は、セミナーや書籍、ネットの情報などを使い手探りで進めていくことが多いです。しかし時間的なコストがかかる割に、思うような成果につながらない場合も往々にしてあります。

ニュートラルワークスは、トレンドを抑えたデザインで徹底的に「成果」にこだわったECサイトを構築いたします。そのため、あなたは競合と差をつけることができ、それが更なる顧客獲得・売上増加に繋がります。Zoomなどのオンライン相談(無料)をやっておりますので、まずはこちらのお問い合わせページよりお気軽にご相談ください。ご連絡心よりお待ちしております。

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監修者紹介

三木 五月

代表取締役社長

神奈川県の湘南でデジタルマーケティングの会社を経営しています。湘南をシリコンバレーのようにしたく、社員一丸で突っ走っています! 座右の銘は「好きこそものの上手なれ」。成熟した文化、自然豊かな湘南で一緒に働いてくれる仲間を絶賛募集中です。詳しくは採用ページをご覧ください。

■経歴
1983年 5月7日生まれ
2002年 インド、カンボジア、ヨーロッパへ海外放浪
2005年 アメリカカリフォルニア州へ留学
2010年 株式会社エイ出版社入社
2011年 株式会社文藝春秋入社 Sports Graphic Number担当
2016年 株式会社ニュートラルワークス設立

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