Webデザイン

最終更新日: 2023.01.23

コーディングとは?プログラミングとの違いと必要スキル

コーディングとは?プログラミングとの違いと必要スキル

ホームページを制作するためには、プログラミング言語やコーディングなどさまざまな知識が必要になります。しかし、初めてプログラミングに挑戦する方にとっては覚えることも多く、どのように学習を進めればいいのか不安に思うことでしょう。

そこで今回は、コーディングとは何なのかを解説しながら、プログラミングとの違いやコーディングに必要なスキルを中心に紹介します。この記事を読めば、コーディングの知識を深めながら、Web関連の仕事とはどんなものか具体的に理解できるようになるでしょう。

また、本やスクールを活用した学習方法についても解説しているため、今後のキャリアアップにご活用ください。

そもそもコーディングとは?

そもそもコーディングとは?

コーディングとは、プログラミング言語でソースコードを記述し、ブラウザで表示可能なWebページを作成することです。作成されたコードはページのデザインとなるので、用途にあわせてコンピュータ言語で記述していく作業そのものをコーディングといいます。

また、ソースコードとはコンピュータに何をすべきかを指示する、プログラミング言語で書かれた命令やコマンドの集合のことです。

コーディングをする際には以下のようなことを行います。

  • HTMLの作業

HTMLは、Webページに画像を挿入したり、テキストを表示したりするために使用されるコーディング言語です。

  • CSSの作業

CSSは、Webページのスタイルや外観を制御するために使用されます。

  • JavaScriptの作業

Webページ上のさまざまな要素の相互作用を制御するために使用されます。

HTML、CSS、JavaScriptを使いこなすことで、魅力的なビジュアルやインタラクティブな要素を盛り込んだWebページを制作できます。また、Webデザインだけでなく、ゲームやモバイルアプリケーションなど、インタラクティブなWeb体験を実現するためのコーディングも可能です。

コーディングの意味とプログラミングとの違い

コーディングの意味とプログラミングとの違い

Webデザインという文脈では、コーディングとプログラミングの2つの用語がしばしば混同して使用されるため、誤解してしまう方も少なくありません。

コーディングとは、先に述べたように、プログラミングの一部です。つまり、特定のプログラミング言語を使ってソースコードを作成し、制作者の希望に沿ったデザインをWebページに表示させることを指します。

しかし、プログラミングの役割はデザインを表示させるだけではありません。プログラムの設計からソースコードの作成、そしてそのプログラムのバグなどの検証まで、Webサイトの制作に関わるすべての工程を包括する、より広い概念になります。

コーディングはプログラミングの一部ではありますが、同一のものとして扱わないようにしましょう。

コーディングに必要なプログラミング言語

コーディングに必要なプログラミング言語

コーディングを専門とする分野は、Webのフロントエンドを担当するプログラマーであることが多いです。そのためプログラミング用語は、「フロントエンド用語」と「バックエンド用語」の2つの側面に分けられます。

フロントエンド言語はWebの目に見える部分を構築し、バックエンド言語はWebサーバーやデータベースとの連携など、表面上にあらわれないシステム要素の組み立てが主な役割といえるでしょう。

また、コーティングには

  • HTML
  • CSS
  • JavaScript
  • PHP

といった4つの基礎的なプログラミング言語を理解する必要があります。

しかし、さらに高いレベルの仕事をするために、PHPやRubyなどのバックエンド言語に関する知識や技術を持っておくのも大切です。

プログラミング言語1.HTML

HTML(Hyper Text Markup Language)は、Webページのテキストを構造化し、フォーマット化するために使用されるプログラミング言語です。

例えば、見出しは「h1、h2、h3」、段落は「p」、改行は「br」など、タグと呼ばれる要素を使って文字を表示します。

プログラミング言語2.CSS

CSS(Cascading Style Sheets)とは、HTMLで表示されるテキストをどのように構築するかを表現した言語です。

文字を赤くしたり、サイズを大きくしたり、背景に色をつけたりできます。また、CSSを利用して、吹き出しやアニメーションなどの要素も追加できるため、実践で使える技術を身につけておくとよいでしょう。

このように、HTMLで文章構造を表示し、CSSで見た目の装飾を行います。

プログラミング言語3.JavaScript

JavaScriptは、インタラクティブ性の高いWebページを開発するためのプログラミング言語です。

この言語を通して、ユーザーはボタンを押したり、ウィンドウをスクロールさせたり、フォームからデータを入力したりすることでページを操作します。

プログラミング言語4.PHP

PHPは、その機能の大半がWebベースの開発に最も適しているため、動的なWebサイトを構築するために広く使用されるプログラミング言語です。コードを実行する前に変換プロセスを経る必要がなく、初心者プログラマーにも適しています。

しかし、PHPをユーザーは見ることができないので、Webサーバー(バックエンド)上のソフトウェアを開発するためにのみ使用されるのが特徴です。通常は目に見えない部分となりますが、プログラミングがしっかり組まれていないと、Webサイトが正常に機能しなくなります。

コーディングに必要とされる知識

コーディングに必要とされる知識

ソースコードを書く際には、プログラミング言語の構文と特定のガイドラインを作り、それに従うことが不可欠です。これらの規則によって明確さが生まれ、プログラムをより簡単に維持し、将来的に修正や変更を加える可能性のある他の人が理解できるようになります。

コーディングのガイドラインに従わない場合でも、プログラムは正しく動作しますが、それに応じてコードを構造化することが重要です。

そこで、コーティングの構造を理解するのに必要な4つの知識を理解することから始めましょう。どれかひとつでも抜けてしまうと、実践的な能力は身につきません。

知識1.コーディングルール

ソースコードを効率的に解釈するためには、各プログラミング言語の文法に準拠し、特定の「コーディングルール」を実装してコードを記述することが不可欠です。

このようなルールは、解釈や変更が容易で、保守性の高いプログラムを作成するために必要なものです。ただし、コーディングルールが守られていない場合でも、プログラムは正常に動作します。

しかし、各プログラマーが自由にコードを入力してしまうと質に差が生まれたり、バグが発生してしまったりする原因になりかねません。だからこそ、コーディングルールを守って一定の品質を保持するのも必要なスキルです。

知識2.SEO

効果的なWebサイト運営やマーケティングを行うためには、検索エンジン最適化(SEO)の知識を持っておかなければなりません。

ユーザーはGoogleやYahoo!などの検索エンジンにキーワードを入力し、その検索結果からWebサイトにアクセスします。したがって、検索結果の上位に表示させることが求められるのです。

このように、コーディングの際にSEOを考慮することは忘れてはならない重要なポイントといえるでしょう。
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知識3.UI・UX

効果的なWebサイトを構築するためには、UI(ユーザーインターフェース)とUX(ユーザーエクスペリエンス)を理解することが不可欠です。

UIには、デザインやフォント、ビジュアルなど、サイトを訪れたユーザーが見る要素が含まれます。UXは、Webサイト訪問者がページを見たときに受ける一般的な印象を指すため、Webサイトの構築にはどちらも欠かせません。

また、見栄えがよく、使いやすいページであれば、より多くのユーザーに喜んでもらえるでしょう。その結果、ユーザーの満足度が再訪問につながり、トラフィックを増やし、競合サイトよりも影響力のあるサイトへ成長させられます。
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知識4.CMS

CMS(Content Management System)により、HTMLやCSSを知らなくてもWebサイトを制作できます。中でも、Wordpress(ワードプレス)がその代表格と呼べるでしょう。

WordPressとは、Webサイトの制作・更新・運用・管理が簡単にできるプラットフォームです。ブラウザにテキストを入力したり、画像を追加したりするだけで、複雑で専門的な知識やスキルを必要とせずに、Webサイトを制作できます。
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コーディングのスキルを学ぶには?

コーディングのスキルを学ぶには?

HTMLコーダーになるには、特定の資格は必要ありませんが、スキルを身につけることが重要です。

専門の書籍(本)から学ぶ

プログラミングの学習方法として手っ取り早いのが、本を読むことです。

しかし、基本的な内容であっても、未経験者はソースコードの入力に苦労したり、複雑な内容や言語を理解するのが難しかったりする欠点もあります。そのため、初心者は本を読むだけでなく、実際にコードを書いてみるとよいでしょう。

また、本を選ぶ際には、構成が整っていること、最新の情報が掲載されていることが重要です。その他にも、図やイラスト、サンプルプログラムのCD-ROMなども参考になります。

いつ出版された本なのかもポイントです。コーディングの技術も日々進歩しているため、古い本は実用的な知識を得るには向いていません。
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オンラインの学習サービスを利用する

コーディングの勉強は、独学では難しい面があるため、オンラインでの学習サービスを活用するのもおすすめの方法です。

動画を見て学ぶタイプのサービスであれば、自分のスケジュールに合わせて好きな時間に学習することができます。

オンライン学習サービスを利用することで、新たな理解や刺激の獲得、コーディングの優先順位付けなどのよい効果が得られます。

プログラミングスクールに通う

コーディングの経験がない人は、プログラミングスクールに通うのも選択肢の一つです。スクールであれば、HTMLコーダーとしてのキャリアに必要なスキルが身につき、専用ツールなどについて詳しく学習できます。

Progateやドットインストール、Schoo、CODEPREPなどのスクールでは、HTML/CSS、JavaScript、その他の関連システムなどのクラスに分かれて勉強することも可能です。さらに、PHPやRubyなど、より複雑なコーディング言語も教えてくれるため、実用スキルの強化が期待できるでしょう。
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コーディングスキルが活かせる職業

コーディングスキルが活かせる職業

Webコーダー、Webデザイナー、フロントエンドエンジニアなどは、コーディングの知識を使用する職業の代表例です。

そのため、コーディングの知識があれば、さまざまな仕事をこなせると考えてよいでしょう。その中でも、特に代表的な職業に絞って紹介します。

コーダー

設計書通りにコードを記述するプログラミング言語に携わる人が、一般的にコーダーとなります。HTML/CSS/JavaScriptを使用したWeb制作で多く見られるため、この業務に求められる能力は限定的です。

逆に、Webデザイナーが立てたWebの企画を正確に再現するためには、卓越したコーディング能力が求められるでしょう。

Webデザイナー

Webデザイナーは、企業や自社のWebサイトのレイアウトやデザインを作り上げるのが仕事です。

お客様とデザインの詳細を検討した後、必要な開発チームを集め、デザインプランに沿ったWebページをデザインします。最低でも、Webサイトのデザイン、コーディング、Webサイト制作全体の管理スキルなどが必須になるでしょう。

Webディレクター

Webディレクターとは、Webサイトの制作を統括する責任者です。クライアントと積極的に交流し、ニーズを把握した上で、コーダーやデザイナー、ライターなど、制作チームの関係者にタスクを依頼します。

また、問題が発生した場合には、責任を持って対応する問題解決能力もなければなりません。

マークアップエンジニア

マークアップエンジニアは、クライアントから与えられた仕様をもとに、機能性の高いサイトを制作する、Webサイト制作に欠かせない存在です。

HTML、CSS、JavaScriptなど、Webサイトを構築するための言語への高い習熟度が求められます。

また、マークアップエンジニアは、WebサイトのUI、UX、SEOなどにも対応できる専門性も必須です。そのため、プロジェクト全体が最高のパフォーマンスを発揮できる実力が必要となるでしょう。
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フロントエンドエンジニア

アプリケーションのうち、Webブラウザで処理されるクライアント側の部分を「フロントエンド」と呼びます。

フロントエンドエンジニアは、この部分を専門に開発し、デザイナーが提供したデザインをもとに機能するものを作成します。そのために、HTMLやCSS、JavaScriptなどの知識が欠かせません。

Webサイトによっては、インターフェイスのフルカスタマイズを求められるケースもある、多くの仕事をこなす職種です。

バックエンドエンジニア

Webサイトの裏側で働くバックエンドエンジニアは、「サーバーサイドエンジニア」と呼ばれることもあります。顧客データの処理、新規ユーザーの登録、決済処理などを行い、そのデータを安全にデータベースに保存するのが仕事です。

また、バックエンドシステムの構築、運用、サービスも含まれるため、柔軟に対応できる知識が必要です。さらに、Java、C++、PHP、Ruby、Pythonなど複数のプログラミング言語を使いこなし、対応するフレームワークを習得しておく必要もあります。

他にも、データを抽出・保存するために、データベースを操作するためのSQL言語の能力も大切です。

システムエンジニア

システムエンジニアは、システム開発の最初の工程を統括するキーパーソンです。

必要な機能をまとめた「要件定義」や、システムの設計を行う「外部設計」「内部設計」などの仕事を担います。また、コーディングやチェック、デプロイといった下流工程を担当するシステムエンジニアも少なくありません。

そのため、幅広い業務範囲と習得が求められるシステムエンジニアは、コーダーに望ましい職種といえるでしょう。

コーディングのまとめ

コーディングのまとめ

コーディングはWeb制作の重要な要素であり、やりがいのある役割です。HTMLの基本的な知識や、他者と効果的にコミュニケーションをとる能力など、一定のスキルが必要とされます。

求められる技術や知識が多い代わりに、コーダーはもちろん、システムエンジニアや、Webデザイナーなど幅広い仕事に活かせるのは強みとなるでしょう。

しかし、キャリアアップを目指す人は、コーディングのトレンドや業界の知識について、積極的に情報源を活用できなければなりません。また、コーディングとプログラミングの違いや、どちらかの道に進むことの意味を認識するのも重要です。

専門的な知識も必要となるため難しいと思われがちですが、適切なリソースと知識があれば、誰でもコーディングの分野に転職し成功することができます。今とは違う新しい仕事にチャレンジしたいという方は、未経験からでも挑戦できるコーディングを身につけてみてはいかがでしょうか。

監修者紹介

三木 五月

三木 五月

代表取締役社長

Twitter:@satsuki_miki
神奈川県の湘南でデジタルマーケティングの会社を経営しています。湘南をシリコンバレーのようにしたく、社員一丸で突っ走っています! 座右の銘は「好きこそものの上手なれ」。成熟した文化、自然豊かな湘南で一緒に働いてくれる仲間を絶賛募集中です。フルリモートOKです。詳しくは採用ページをご覧ください。