ShopifyのSEO対策とは?SEO対策アプリも紹介

ECサイトの売上に即直結!ShopifyでのSEOとは?

世界No.1のECプラットフォーム「Shopify」はSEOに強いことも人気の理由です。Shopify導入後にどのようなSEO対策を取ればいいのか、SEO対策に導入したいおすすめプラグインをご紹介します。

そもそもSEO対策とは?

そもそもSEO対策とは?

まずはSEOの基本を振り返りましょう。SEOとはSearch Engine Optimizationの略で、日本語では「検索エンジン最適化」と訳されます。私たちが毎日目にするスマホの検索画面で、検索結果が上から順番に表示されますが、その順位を顧客の目につきやすいように、極力表示順位を上げるシステムを築く施策がSEOです。

どうしてSEO対策が必要なのか

そもそもなぜ、SEO対策を行うのでしょうか? それは商品購入や問い合わせなどのCV(コンバージョン)を獲得し、売上を増やすためです。そのためには、顧客が自社サイトに来てくれないと始まりません。顧客を自社サイトに集める方法にはリスティング広告とSEOがありますが、こちらの記事では検索順位を上げて自社サイトの集客を増やすSEO施策について解説します。

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SEMとは?SEOやリスティング広告との違いとSEMツール4選 SEMとは?SEOやリスティング広告との違いとSEMツール4選 Webマーケティング担当者の方ならSEMという用語は誰もが聞いたことのあるでしょう。では、SEOやリスティング広告とはどう違うのでしょうか?SEMを基本的なところから解説します。

SEO対策には時間がかかるが安定した集客が可能

SEOでの表示順位を数える際は検索結果のトップに表示されるリスティング広告は含みません。広告を除外した純粋な検索結果(オーガニック検索)で上位を狙ってWebコンテンツを制作したり、修正を加えていくのがSEOです。集客効果に即時性のリスティング広告とは違い、長期的な視点でコツコツと施策を積み上げていく必要がありますが、検索上位にWebページが表示されると広告費用無しで安定した集客が可能です。

Shopifyで取り組むべきSEO対策、設定は?

Shopifyで取り組むべきSEO対策、設定は?

ここから実際に、Shopifyで有効なSEO対策、設定すべき項目をご紹介します。

タイトルタグ(titleタグ)

Shopify内で販売している商品名・ページタイトル・オンラインストアのタイトルを随時変更することができます。商品によってはキャッチーなネーミングに変えるだけで、売上が何倍にも膨れ上がることもあります。商品やページのタイトルを設定する際、顧客が検索しそうなキーワードが含まれるタイトルにするのもSEO対策として有効です。タイトルは30文字以内におさめ、オリジナリティも追求することで、競合と差別化しましょう。

メタディスクリプション(meta description)

メタディスクプションは、webページの概要を検索結果のページに要約して表示させる説明文のことで、「スニペット」とも呼ばれます。PC版の検索結果なら約120文字程度、モバイル版の検索結果だと約90文字程度が妥当とされています。ページタイトルやコンテンツと違い、実は直接SEOに影響を及ぼすわけではありません。しかし、検索ワードに付随しヒットした自社ホームページの内容を的確に120文字で要約することで、ユーザーが検索結果をクリックしてくれるかどうかに関わるのでSEO対策では非常に重要です。
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ページへの構造化データの設置

構造化データとは、自社サイトにあるユーザーに強調したい情報を、検索結果に「メタディスクリプション以外」として表示させるシステムです。構造化データを設置することで、顧客が自社サイトを訪問する前に、検索画面上でさまざまな情報を伝えることができます。たとえば、各商品の価格や在庫情報といった、細かな情報が表示されるようになるので、より顧客の興味をひくことが可能になります。
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WebページのURL

Shopifyで運営するホームページ、ブログ記事のURLに対しても、SEO対策をすることができます。メタディスクリプションと同様、初期のコンテンツ作成時に自動で設定されますが、後からSEO対策キーワードを織り込んだURLにするなど、変更が可能です。

画像のファイル名、alt属性

商品や店舗の画像など、ホームページ上に表示させている画像ファイル名と、alt属性(=代替テキスト、該当の画像をテキストで示したもの)に対して、各自名前を変更できます。画像にalt属性を設定するのはGoogleの検索ロボットに写真の内容を正しく伝えることに役立ちますが、検索エンジンの画像検索結果の表示順位にも関係してくるので設定を忘れないようにしてください。
alt属性(オルト属性)とは?書き方と確認方法、SEO効果を解説 alt属性(オルト属性)とは?書き方と確認方法、SEO効果を解説 Webコンテンツを作成する際に画像にalt属性(オルト属性)を記述するのは面倒…記述しなくてもいいのなら空欄にしたいですよね。alt属性がなぜ必要なのか、どのように記述するのがいいのかを解説します。

shopifyのブログ機能

商品販売ページを補うかたちで、商品のメリットなどを説明し顧客に思いを届けるには、ブログ機能がおすすめです。価格やサイズ感などの商品詳細を、日常に溶け込んだ雰囲気で読者目線で演出できます。商品のPRをさりげなくすることで、顧客が商品情報に接する機会を増やし、購買意欲を高めます。ブログと言えども、SEO対策は必須です。その際、

  • 検索結果に表示させたいビッグ・スモールキーワードを特定する
  • 設定キーワードをタイトルや本文に織り込む
  • キーワードを意識し過ぎた文章にしない(顧客に有益な情報を整理する)

ことを意識してみてください。なお、CVR(=ブログ経由で商品が売れる割合)が高いブログの共通点として、ブログコンテンツに商品レビューなど、実際に使用した感想を書いている傾向があります。

CVR(コンバージョンレート)とは?計算式、業界別の平均CVRも解説 CVR(コンバージョンレート)とは?計算式、業界別の平均CVRも解説 Webマーケティングに関わる人にはCVR(コンバージョンレート)は必ず知っておくべき用語です。では、CVRはどう計算されているのか、何%くらいが平均で低い場合はどう改善すればいいのでしょうか?CVRを基本的なところから解説します。

sitemap.xml

sitemap.xmlは、ユーザーに対してというより検索エンジンに対して、サイトの構造を伝えるために設置するツールです。Shopifyサイト内でxmlのサイトマップを設置することで、検索エンジンがクロールしやすくなります。sitemap.xmlはユーザーに直接働きかけるものではありません。しかし、SEO対策のひとつとして設定することで、少しでも検索結果の向上につながります。

サイトマップとは?2種類あるサイトマップの作り方とSEO効果 サイトマップとは?2種類あるサイトマップの作り方とSEO効果 Webサイト運営者なら誰でも知っているサイトマップですが、何のために必要なのでしょうか?また、XMLサイトマップとHTMLサイトマップのどちらかがあればいいのでしょうか?サイトマップについて基本的なところから解説します。

canonical URLタグ

canonical URLタグは、「URLの正規化」とも呼ばれており、検索エンジンに正しいURLを伝える役目を果たします。たとえば、同じサイト内でURLが重複してしまった場合、検索エンジンはどちらのページを優先すればいいのか迷ってしまいます。検索エンジンが迷わないように導いてあげるのが、canonical URLタグです。Shopifyではcanonicalタグが自動生成されますが、正しく設置されているか定期的に確認しましょう。

canonicalタグとは?URL正規化やcanonicalタグの正しい記述方法を解説 canonicalタグとは?URL正規化やcanonicalタグの正しい記述方法を解説 少しSEOに詳しい人ならcanonicalタグについて聞いたことがあるでしょう。では、どんな時に設定すべきかを正確に説明できるでしょうか?理解しているようでイマイチわからないcanonical属性について解説します。

robots.txt

robots.txtは検索エンジンのクローラーの巡回を制御することができます。Shopifyではrobots.txtも自動生成してくれますが、ECサイト内をどのようにクロールしてもらうか、どのようにインデックスしてもらいたいかをクローラーに指示できる重要なファイルです。

クローラーとは?検索エンジンにインデックスされる仕組みや巡回頻度を上げる方法解説 クローラーとは?検索エンジンにインデックスされる仕組みや巡回頻度を上げる方法解説 Webサイトを制作、公開しても検索結果に表示されないと検索エンジン経由の集客はできません。検索エンジンがWebサイトの情報を取得するために使用しているのがクローラーです。クローラーがサイトの情報をどのように取得しているのか、基本的なところから解説します。

ShopifyでのSEO対策におすすめなアプリ

ShopifyでのSEO対策におすすめなアプリ

ここからは、ShopifyでオススメのSEOアプリをご紹介します。

1. SEO Manager

SEO Manager

SEO Managerは、Shopify専用のSEOアプリで、月額料金が20ドルです。主に、

  • Google検索でインデックス状況/ページスピード/モバイル最適化のチェック
  • エラー/リダイレクトの確認
  • 構造化データのサポート
  • 商品/カテゴリのタイトルタグを一括変更できるテンプレート機能
  • Google Search Consoleでの検索パフォーマンスデータの確認

などの機能があります。有料ですが多くのShopifyユーザーに支持されている人気アプリです。始めの7日間は無料でお試しできるので、ぜひトライしてみてください。
SEO Managerプラグイン紹介ページ

2. Plug in SEO

Plug in SEO

Plug in SEOは、Shopifyサイトを一括チェックしSEOの問題点を見つけて、解決策を提示してくれるアプリです。自分では気づきにくい問題を直ちに発見し、改善してくれる強みがあります。無料プランと月額20ドルの有料プランに分かれています。
Plug in SEOプラグイン紹介ページ

3. Page Speed Booster

Page Speed Booster

Page Speed Boosterは、ユーザーが次にクリックしそうなページを予測したのち、先回りして画像などのページコンテンツを取得してくれるアプリです。Page Speed Boosterを導入すれば画像などのローディングを効率化し、ページの表示時間を短くしてくれるので、顧客の離脱率を下げることができます。
Page Speed Boosterプラグイン紹介ページ

その他、Shopify導入時におすすめなアプリは下記記事でも紹介しています。参考までにご覧ください。

Shopifyアプリ(プラグイン)おすすめ14選!探し方も解説 Shopifyアプリ(プラグイン)おすすめ14選!探し方も解説 Shopify導入のメリットの1つに豊富なアプリがあります。ただ、アプリの数が多すぎてどれを選べばいいかわからない、英語圏で作られたアプリが多い…そんな悩みをお持ちの方に厳選した14アプリを紹介します。

ShopifyへのGoogleアナリティクス、サーチコンソールの導入も忘れずに!

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次に、Shopify運営で押さえておきたいオススメのSEOアプリをご紹介します。

Googleアナリティクスでできること

Googleアナリティクスは、言わずとしれた無料分析ツールです。Shopify導入後はGoogleアナリティクスとの連携を忘れずに設定しましょう。ユーザー属性/集客流入経路/アクセスページなどをデータ化・分析できるので、次にどのようなSEO対策をとればいいのかを、明確に導いてくれます。

Googleアナリティクスとは?登録方法や使い方、分析方法を解説 Googleアナリティクスとは?登録方法や使い方、分析方法を解説 Webサイト運営者の多くはGoogleアナリティクスに登録し、日々のデータを見てサイトの改善を行っています。でも、初めて利用する人には何を見て、どのようにサイトを改善していけばいいのかわかりませんよね?初心者向けにGoogleアナリティクスをわかりやすく解説します。

サーチコンソールアナリティクスでできること

サーチコンソールアナリティクスは、主にユーザーの検索結果に関連するデータを分析できるツールです。顧客がどのような経緯で自社サイトまでたどり着いたのか、詳細を示してくれます。こちらは、被リンク数やクローラーの情報収集状況、サイトマップの送信なども分かります。Googleアナリティクスとサーチコンソールアナリティクスを併用することで、より高度な分析ができるようになります。
Googleサーチコンソールとは?使い方と登録方法や設定を解説 Googleサーチコンソールとは?使い方と登録方法や設定を解説 Webサイトの集客状況を分析する際にGoogleアナリティクスと同じくらい役立つのがGoogleサーチコンソールです。サーチコンソールへの登録方法やGoogleアナリティクスとの連携方法について、わかりやすく解説します。
被リンクの調べ方と良質な被リンク獲得方法を解説 被リンクの調べ方と良質な被リンク獲得方法を解説

Shopifyに使えるMAツールもおすすめ

MAツールとは、新規顧客獲得における一連のマーケティング施策を、管理・自動化・効率化するツールの総称です。
Shopifyで作成したECサイトとMAツールを連携することで、Shopifyアプリでは配信設定が難しいセグメント設定が簡単に実現できるケースや、幅広い配信施策を自動化することができるなど多くのメリットがあります。
Shopifyと連携可能なMAツールとして、以下のような例が挙げられます。

  • HIRAMEKI XD
  • b→dash
  • MOTENASU

Shopifyと連携可能なMAツールについてはこちらの記事も参考にしてみてください。
参考:カゴ落ちだけではもったいない!Shopify×MAツールで実施できる施策を紹介|HIRAMEKI XD

Shopifyの導入、SEO対策はニュートラルワークスにご相談ください

Shopify運営で、SEO対策に必要なおすすめアプリをご紹介してきました。サイト運営で売上を向上させるには、確実な集客と顧客の定着化が必須です。潜在ユーザーにサイトをいち早く認知してもらうためにも、一つひとつSEO対策をし集客していきましょう。
ShopifyのSEO対策をお考えの方は、SEO対策に強みのあるニュートラルワークスにぜひご相談ください。ニュートラルワークスがさまざまな角度から分析し、最善の解決策をご提案します。

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監修者紹介

三木 五月

代表取締役社長

神奈川県の湘南でデジタルマーケティングの会社を経営しています。湘南をシリコンバレーのようにしたく、社員一丸で突っ走っています! 座右の銘は「好きこそものの上手なれ」。成熟した文化、自然豊かな湘南で一緒に働いてくれる仲間を絶賛募集中です。詳しくは採用ページをご覧ください。

■経歴
1983年 5月7日生まれ
2002年 インド、カンボジア、ヨーロッパへ海外放浪
2005年 アメリカカリフォルニア州へ留学
2010年 株式会社エイ出版社入社
2011年 株式会社文藝春秋入社 Sports Graphic Number担当
2016年 株式会社ニュートラルワークス設立

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