ECサイト

2021.06.14 (公開: 2021.05.20)

Shopifyで予約販売を始める方法とおすすめ予約販売アプリを解説

Shopifyで予約販売を始める方法とおすすめ予約販売アプリを解説

ECサイト運営のリスクとして、仕入れた商品が売れずに在庫を大量に抱えてしまうリスクがあります。
クリスマスやバレンタインなど時期によって売上が大きく変動する商品や、どのくらいの需要があるのか事前に把握するのが難しい新商品は、ECサイトに予約販売機能を追加するのがおすすめです。
予約販売を行えば、事前に需要を把握できてから仕入れを行えるので在庫リスクがなく、売り切れで販売を停止してしまう機会損失を防げます。
ASPを活用したECサイトでは、予約販売機能を追加できない可能性もありますが、Shopifyでは、専用のアプリをインストールするだけで簡単に追加できます。
Shopifyに予約機能を追加したい方は、この記事で紹介するアプリを活用してみてください。

Shopifyのおすすめ予約販売アプリ:Pre‑Order Manager

Pre‑Order Managerは予約販売機能を簡単に追加でき、商品が在庫切れになってしまった時でもカートに追加するボタンを自動で予約購入ボタンに変更させることが可能です。
予約注文の設定は、特定の商品やカテゴリーなど個別に行うこともできるので、販売状況に応じて柔軟にカスタマイズができます。
ShopifyのApp Storeで人気の高いアプリで、8,000以上のショップで導入されています。
アプリ開発者からのサポート対応も行っていますが、日本語には対応していないので、サポートをうける場合には英語が必要です。

機能

Pre‑Order Managerの機能は次の通りです。

  • 在庫切れ時に自動で予約注文に変更
  • 予約商品に割引を適用
  • 予約注文を一括操作で設定
  • ライブサポート
  • プレオーダー分析

在庫切れの時に自動で予約注文を開始できる機能も便利ですが、在庫切れでの機会損失を防げるように予約商品に割引を適用させて購入を促せる機能も非常に役立ちます。また、予約して販売したい商品の管理はダッシュボードから一括で操作を行えて、予約状況の分析も簡単です。

Pre‑Order Managerを利用するメリットは、予約販売機能の追加が簡単で、基本的にはカスタマイズする必要なくすぐに適用できることです。初めてショップに予約販売機能を追加する方でも、時間をかけることなく行えるでしょう。

デメリットとしてはサポートが日本語に対応していないので、英語が分からない場合は少し不自由があるかもしれないことです。

  • 料金
  • 料金プランは次の3種類があり、予約販売に対応させる商品数によって料金が変わります。
  • 無料:1商品
  • 24.95ドル/月額:無制限
  • 33.95ドル/月額:無制限+専任マネージャーのサポート

1つの商品だけなら無料で利用できるので、まずは無料プランから試しに予約販売を行うのが良いでしょう。予約販売機能を導入したことがない方は、月額33.95ドルで専任マネージャーのサポートを受けられるプランを利用するのが最適です。
アプリのセットアップから運用まで支援してもらえて、最大月3時間のカスタマイズ対応も行っています(サポート対応は英語になります)

Shopifyのおすすめ予約販売アプリ:予約販売アプリ

予約販売アプリは株式会社ハシゴが提供する日本のアプリで、管理画面から設定することでショップに登録している商品を簡単に予約商品として販売できるようになります。
日本の企業によって運営されているアプリなので、サポート対応も当然日本語で行っており、安心して利用できる特徴があります。
商品ページのボタン変更やモバイル対応も簡単に行えるので、海外アプリで操作方法が不安な方は予約販売アプリを利用するのが良いでしょう。

機能

予約販売アプリの機能はシンプルかつ簡単です。
すでに公開している商品の予約販売化や、ボタン変更、モバイル対応などが機能になり、予約販売アプリをインストールしたら管理画面から商品を選択するだけで、すぐにページが変更されて予約販売を始めることができます。
利用するメリットは日本のアプリなので、海外アプリと比べて安心して利用できることです。

料金

予約販売アプリの料金プランは19.99ドル/月額の1種類で、7日間の無料体験から使い始めることが可能です。
海外アプリよりもお得な価格なので、運営コストを増やしたくない方に非常におすすめできます。
予約販売アプリは新しく登場したアプリなので、レビュー数はまだありませんが、他にも販売期間設定アプリやターゲットメールアプリなど複数のアプリを運営している会社なので、安心して利用できるでしょう。

Shopifyのおすすめ予約販売アプリ:Globo Pre-Order-Preorder

Globo Pre-Order-Preorderは売り切れになった商品や新商品の発売前に、予約販売を行える海外アプリです。
カートに追加するボタンは自動的に先行予約ボタンに置き換えられて、顧客が購入間違いしてしまう可能性を減らせます。
商品を仕入れて在庫が補充できるタイミングを設定しておくことで、在庫情報が自動的に更新されて、通常販売に切り替えることも可能です。
海外アプリなので、残念ながら日本語でのサポートには対応していませんが、Globo Pre-Order-Preorderを利用して予約販売を行っているサイトは多いので、情報を得やすく安心できます。

機能

Globo Pre-Order-Preorderの機能は次の通りです。

  • 在庫切れ商品や特定の商品の予約注文を管理
  • カウントダウン機能で先行予約を開始または停止
  • 部分支払い
  • 割引適用
  • 混合アラート
  • サンクスメール
  • ボタンカスタマイズ
  • ライブチャットでのサポート

基本的な予約販売機能に加えて、自動で販売開始や停止を切り替えることができるカウントダウン機能や、顧客が安心して購入できる部分支払い対応、割引適用などが利用できます。
特に部分支払い機能は、他のアプリにはない機能で、顧客は料金を全額払う必要なく部分支払いで予約購入を行うことができます。
Globo Pre-Order-Preorderを利用するメリットは、売上を増やす機能が豊富なことです。
デメリットは特に日本語でのサポートは行っていないことなので、英語対応か開発者ウェブサイトを見て対応してください。

料金

Globo Pre-Order-Preorderの料金は次の2種類です。

  • 無料プラン
  • プレミアムプラン:9.9ドル/月額

無料プランでは最大5つの製品の予約販売を行うことができ、有料のプレミアムプランでは商品数無制限で予約販売を行えて、予約注文に割引を適用したり、一部支払い機能を活用できます。
他のアプリでは無料プランの利用範囲が制限されていますが、Globo Pre-Order-Preorderなら5つの商品まで予約販売できるので、商品数がそれほど多くないサイトでは無料プランで十分販売できるでしょう。

Shopifyのおすすめ予約販売アプリ:Pre‑order Now

Pre-order Nowは事前注文や予約販売を商品ごとに設定できるアプリで、商品に合わせた戦略で予約販売を行えます。販売する時期や数量をあらかじめ設定できるので、新商品の事前マーケティングなども行いやすい特徴があります。

残念ながら海外アプリになるので、日本語でのサポートには対応していませんが、Shopifyで予約販売機能を追加したい場合に定番のアプリとも言えるので、サポート不要な方は活用してみてください。

機能

Pre-order Nowを利用すれば基本的な予約販売機能の他、特典を適用させて顧客に予約購入するメリットをアピールできる機能があります。また、顧客が予約注文の商品と在庫商品の両方カートに追加している場合は、混合アラート機能によって警告することもできます。

これにより間違って同じ商品を購入してしまい、返金対応に追われることもなくなります。
先行予約商品にはバッジをつけて、顧客にアピールすることができる機能もあるので便利です。
Pre-order Nowを利用するメリットは予約販売を簡単に行うことができて、14日間の無料体験から使えることです。

デメリットは日本語でのサポートに対応していないことなので、何かトラブルが発生した際は英語でサポートを受ける必要があるので注意してください。

料金

Pre-order Nowの料金プランは無料プランを含めて次の4つがあります。

  • 無料プラン
  • Shopifyベーシック:19.95ドル/月額
  • Shopifyスタンダード:39.95ドル/月額
  • Shopify Advanced:59.95ドル/月額

無料プランでは1つの商品を予約販売することができ、メールでテクニカルサポートを受けられます。
有料プランになると予約販売できる商品数が無制限になり、割引機能や24時間年中無休の技術サポートを受けられるようになります。
最上位プランでは専用のサクセスマネージャーが付きます。
どのプランでも14日間の無料体験から使い始めることができるので、日本語対応がなく不安な方でも気軽に導入できます。

予約販売を行うメリット

予約販売を行うメリット

予約販売を行うメリットは豊富にあります。

  • 在庫リスクが少ない
  • ロイヤリティが高い
  • マーケティングに活かしやすい

ここからは、予約販売を行うメリットについて解説します。

在庫リスクが少ない

ECサイトには商品が売れずに在庫を抱えてしまうリスクがあります。在庫は売れるまでは負債なので、在庫が残りすぎると資金効率が悪くなり赤字に陥る可能性があります。
予約販売機能を追加すれば、商品を仕入れる前に予約が入ることになるので、すでに利益が確定した状態で在庫リスクを気にすることなく運営することが可能になります。
このメリットは非常に大きく、在庫を減らすために割引キャンペーンなど利益率を下げてしまう必要もなく、効率良く利益を最大化できます。
予約販売を行えば在庫リスクのない運営を行えることでしょう。

ロイヤリティを高めやすい

予約販売を行うことで、顧客がブランドや商品・サービスに対してロイヤリティを感じることができ、リピート購入率を高めたり、口コミを広げる効果もあります。
ロイヤリティが高まれば、商品やサービスの愛着が増し、他社商品に買い替える可能性が低くなるのでリピート購入率が高まります。
また、ロイヤリティが高い顧客は、SNSなどで口コミを広げてくれる可能性があるので、話題性を高めプロモーション効果もあります、
予約販売には、顧客のロイヤリティを高める効果があるので、プロモーションや認知を広げたい場合にはメリットが大きいでしょう。

マーケティングに活かしやすい

予約販売機能を活用すれば、様々なマーケティングに活かせます。どれだけ良い商品やサービスだと自信を持って販売を開始しても、売り出してからでないと本当に売れるかどうかは分かりません。

予約注文で販売することで、商品の在庫を大量に抱える前に売れるかどうかを確かめることが可能です。商品の販売開始前から事前予約を行うことで、想定していた販売数を達成できるのか、広告費をかけて集客しなければならないのかなど、行うべき対策が分かります。

予約してくれた顧客にヒアリングをすれば、新たな訴求軸を販売前に見つけることができます。在庫リスクを抑えた上で、今後のマーケティング戦略を修正できる点も、予約販売の魅力です。

特に、バレンタインやクリスマス時期など販売期間が短い商品などは、予約販売を行うことで販売期間を伸ばして売上を増やすことができます。在庫を抱えるリスクの少ない商品だとしても、あえて購入数を限定して予約販売を行う戦略も効果的でしょう。

予約販売を成功させるコツ

予約販売を成功させるコツ

予約販売機能は追加が簡単でメリットが豊富ですが、成功させるには次のようなコツがあるので参考にしてください。

  • 事前にプロモーションを行う
  • 予約販売特典を検討する
  • 発売日/発送日は厳守する

予約販売機能を追加すれば勝手に売上が増えるわけではないので、予約購入する顧客の目線になって考えて、上記の対策を行いましょう。

事前にプロモーションを行う

新商品や季節性の高い商品を予約販売する場合は、事前プロモーションによって成功の8割が決まってしまいます。当然のことですが、予約販売を行っていることを顧客に伝わっていなければ購入されることはありません。

事前プロモーションを計画的に行って、顧客の購買意欲や商品の期待感を徐々に高めることでこそで予約販売が成功するので、SNSや広告を活用して予約販売対応の認知を広げることに注力してください。SNSや広告で告知するには、SNS連携や広告管理がしやすいECサービスを利用ことがおすすめです。Shopifyであれば、InstagramやFacebookなどSNSと簡単に連携できて、広告運用も行いやすいです。

また、決済手段も100種類以上に対応しているので、顧客を取りこぼすことなく予約販売を行えます。Shopifyのメリットを活かして、事前プロモーションを計画的進めていきましょう。

予約販売特典を検討する

予約販売で売上を増やすには、すぐに商品が手に入らない代わりの特典があると効果的です。
基本的にその商品が今すぐ欲しい見込み客以外は、何か理由がなければ予約してまで購入しようとは思わずに、販売されてから購入しようと考えます。

なので、新商品を先行予約販売する場合は、予約購入者限定の割引特典やまとめ販売などの特典を設けることで予約販売で購入する理由を作ることができます。顧客に予約してでも購入するメリットを伝えて、見込み客以外の購入数を下げないようにしましょう。

発売日/発送日は厳守する

予約販売を行う場合は、絶対に発売日や発送日は厳守しなければなりません。予約販売は顧客が先に料金を支払って、商品が届くのを楽しみに待っており、ロイヤリティが高まっている状態です。

期待値が高い状態で、発売日や発送日が遅れてしまうと顧客からの信頼を大きく失ってしまいます。一度信頼を失ってしまった顧客から信用を取り戻すのは困難です。

どうしても遅れる場合は、できる限り顧客対応を早めに行ってクレーム対応も誠実に行いましょう。また、予約販売は顧客が期待と同時に不安も感じる特徴があるので、購入後のサンクスメールで発売日や発送日を知らせて安心してもらえるようにしましょう。

予約販売を始めるならShopifyがおすすめ

今回はShopifyで構築したECサイトに、予約販売機能を簡単に追加できるアプリをいくつか紹介し、予約販売のメリットや成功するコツを解説しました。
予約販売を追加することで、在庫切れでの機会損失を防ぐことや、顧客のロイヤリティを高めることができます。

結論、ECサイトに予約販売機能を追加するのであれば、Shopifyを利用するのが最適です。
スケジュール管理やSNS連携、料金プランの柔軟さなど予約販売に必要な機能が実装されているので、まだECサイトを構築していない場合は、Shopifyを利用してみてください。

著者紹介

津久井 渉

津久井 渉

取締役

1991年生まれ。オーストラリアの高校を卒業後、その後イギリスで建築学科を卒業し、大学院ではデザインシンキングを専攻していました。楽天株式会社へ新卒で入社。トラベル事業部でマーケティング職に約3年間従事した後、2017年には株式会社LIGにWebディレクターとして転職。2019年よりニュートラルワークスへジョイン。これまでの多岐にわたる経験を元に最高なサイト作りはもちろんのこと、貴社のビジネス上の課題解決へ導きます。