Web広告

2020.12.03

Web広告の運用方法を知りたい!広告運用スキルの勉強方法は?独学で学べる?

Web広告の運用方法を知りたい!広告運用スキルの勉強方法は?独学で学べる?

Web広告運用担当者になったものの、何から始めればいいかわからない…そんな方にWeb広告運用前にやること、運用開始後にやるべきこと、初心者向けのおすすめ本を紹介します。基本的なところさえ押さえれば、Web広告運用は難しくないので楽しみながら学んでください。

やるべきことさえわかればWeb広告運用は難しくない

Web広告運用は難しくない

2019年の日本の総広告費6兆9,381億円のうち、インターネット広告媒体費は1兆6,630億円で、前年比114.8%の成長をみせています(電通「2019年 日本の広告費」より)。テレビCMや新聞広告などのマスメディアとは異なり、Web広告は個人でも気軽にスタートできるため、比較的小規模な会社でも広告配信のハードルが低いのが利点です。

Web広告の運用というと、数字の並ぶ管理画面やアクセス解析データの分析など難しい作業が必要なのではと考える人も多いのですが、実はやるべきことはとてもシンプル。個人や中小企業のサイトであれば、Web広告は自社での運用も可能です。

外部リンク:電通「2019年 日本の広告費」

Web広告の運用を始める前に決めるべきこと

Web広告の運用を始める前に決めるべきこと

シンプルに分かりやすくWeb広告を運用するコツは、事前準備にあります。いきなりWeb広告に課金する前に、最低限の目標を決めておきましょう。

1、誰にどうやって商品の魅力をPRするか

Web広告は、広告を表示させたい相手を取捨選択できます。WebブラウザでもSNSのタイムラインでも、商品・サービスを買って欲しい層だけにピンポイントで広告を表示することで広告費の無駄遣いを防げるのです。そこで大切なのが、商品・サービスの訴求方法です。

  • 「誰に」広告を見てもらうか
  • 「どうやって」魅力をPRするか

この方針を決めておかないと、効果的な広告運用ができません。Web広告を利用する前に、改めて顧客・競合・市場のリサーチを行いましょう。

顧客はなぜ商品に魅力を感じてくれるのか?

顧客のリサーチでは「自社の商品・サービスに魅力を感じてくれるポイント」を探ります。たとえば、ダイエット商品であれば、顧客の「痩せたい」悩みが解決できたり、「モテたい」という欲求を満たせたりする点が魅力になります。Web広告では顧客の悩み・欲望と関連性の高い検索キーワードやサジェストキーワードを探して広告出稿に活用します

競合はどこで、どのような商品PRをしているのか

競合のリサーチでは「競合の商品・サービスのPR戦略」を分析します。競合がすでに取り組んでいる広告施策、まだ取り組んでいない広告施策を調べて、自社の広告出稿先を考えましょう。また、検索広告(リスティング広告)は1つのキーワードに対して複数の広告が同時に表示されるため、クリックされる段階で競合の商品・サービスと比較検討されます。競合の広告文、どんな特徴を訴求しているのか、販売価格はどうかなどもチェックして、広告出稿に活用しましょう。

自社商品の強みはどこか

顧客のリサーチと競合のリサーチを経て、あらためて「自社の商品・サービスの強み」を分析しましょう。同じ「痩せたい」悩みを解決する商品でも、競合が「早く痩せる」という強みを押し出していたら、自社の商品は「筋肉をつけながら痩せる」など、打ち出す強みをずらしてみるのも良い方法です。また、競合の広告ターゲットと自社の広告ターゲットが完全に一致している例は少数です。競合の少ないターゲットに広告費を重点的に配分するなど、費用対効果の高まる広告戦略を考えましょう

上記内容の分析に役立つマーケティングフレームワーク

顧客・競合・市場のリサーチや分析を行うために、便利なフレームワークを活用しましょう。マーケティングでよく活用されているのは以下の3つのフレームワークです。

「4P分析」…商品・サービスを提供側の観点から分析する手法

  • Product(プロダクト)製品
  • Price(プライス)価格
  • Place(プレイス)流通
  • Promotion(プロモーション)販売促進

「4C分析」…商品・サービスを顧客側の観点から分析する手法

  • Customer Value(カスタマーバリュー)顧客にとって価値があるか
  • Customer Cost(カスタマーコスト)顧客が払う対価に見合うか
  • Communication(コミュニケーション)顧客とのコミュニケーション
  • Convenience(コンビニエンス)顧客の利便性
4P分析、4C分析とは?マーケティング担当者なら知っておきたい基礎知識 4P分析、4C分析とは?マーケティング担当者なら知っておきたい基礎知識

「STP分析」…商品・サービスに対する市場を分析する手法

  • Segmentation(セグメンテーション)市場を同じようなニーズを持つグループに細かく分類する
  • Targeting(ターゲティング)分類したグループの中からターゲットにする顧客を決める
  • Positioning(ポジショニング)競合他社との差別化で、市場での自社の立ち位置を明確にする
STP分析とは?STP分析の目的、分析方法、注意点、事例をわかりやすく解説! STP分析とは?STP分析の目的、分析方法、注意点、事例をわかりやすく解説! 売れるマーケティング戦略、販売戦略を立てるときに欠かせないマーケティングフレームワークの1つがSTP分析です。STP分析の基本から分析方法、注意点、STP分析での成功事例をご紹介します。

2、広告予算を決める

広告予算と成果目標は事前に決めておきます。一度予算を使い切った段階で広告効果を振り返り、運用方法を検証・改善するのがおすすめです。広告費の設定は、
広告費<広告で得た顧客からの利益
になるようにしましょう。

Web広告では、CV(コンバージョン数)やコンバージョン1件当たりのコストであるCPA(コンバージョン単価)は、過去の実績や検索ボリュームなどからある程度想定できます。広告代理店などWeb広告の運用実績がある事業者は過去の実績情報を持っているので、CV(コンバージョン数)やCPA(コンバージョン単価)の情報を共有してもらうことも可能です。

予算決めに迷ったら獲得したい成果目標から逆算するのがおすすめ

広告予算は、キーワードによって単価や検索数が異なり、商品ごとの市場の大きさも違うため、「平均でいくら」とは決まっていません。予算の決め方に迷ったら、目標とするCV(コンバージョン数)や、コンバージョン1件獲得に必要なコストであるCPA(コンバージョン単価)から逆算して広告費を逆算するのも一つの方法です。

目標CPA(コンバージョン単価)×CV(コンバージョン数)=広告費

CPA(コンバージョン単価)は、商品・サービスの販管費をもとに仮設定して計算してみましょう。たとえば月間CV(コンバージョン数)を50件、CV1件あたりにかけられるCPA(コンバージョン単価)を3,000円と仮定すれば、一月当たりの広告費は150,000円が目安となります。

3、広告を出稿するキーワードを決め、広告内容を決める

PR方針と広告予算が定まれば、あとは広告出稿のためのキーワードと広告内容を決めるだけです。Web広告の管理画面から予算・キーワード・広告文といった情報を入力して、広告配信をスタートさせましょう。

キーワードや広告内容は、たくさん設定するよりも広告運用に慣れるまでは数個のキーワードから試してみるのがおすすめ。広告費も同様に、最初は少額から始めて実際の運用方法を把握することが大事です。リスティング広告用のキーワードの選定は、以下の3つのポイントに気を付けて行いましょう。

  • ある程度の検索ボリュームがあるキーワード
  • 競合と丸被りのキーワードは避ける
  • 入札単価と広告予算を突き合わせる

Web広告の運用開始後にやるべきこと

Web広告の運用開始後にやるべきこと

Web広告の運用を始めた後、効果測定にはどのような数値をチェックすれば良いのか解説します。

クリック率(CTR)はいいか

自社の広告がユーザーのブラウザに表示された回数のうち、実際にクリックされた回数は何%かを示すのがクリック率(CTR)です。クリック率が高ければ広告効果が良いといえますし、低い数値であれば、広告を表示させる条件(キーワードやユーザー属性)と、広告の内容や訴求がマッチしていないといえます。広告キーワードや訴求ポイントの見直しを検討しましょう。

コンバージョン率(CVR)はいいか

コンバージョン率(CVR)は広告をクリックして遷移した自社サイトでの成果を表す数字です。広告経由で流入してきたユーザーのうち、どれくらいの人が商品の購入や会員登録といった成果に結びつく行動をとったかをパーセンテージで示すのがコンバージョン率(CVR)です。

広告をクリックしたものの、ランディングページで成果に結びついていなければコンバージョン率(CVR)は低くなります。ランディングページの最適化を検討しましょう。

LPO(ランディングページ最適化)とは?LPO対策の方法、ポイントを解説! LPO(ランディングページ最適化)とは?LPO対策の方法、ポイントを解説! ランディングページ(LP)を改善せず、放置していませんか?せっかく作ったLPはLPO対策を実施すれば成果を伸ばしていくことができます。この記事ではLPO(ランディングページ最適化)の方法、ポイントを解説します。

Web広告運用の勉強方法

Web広告運用の勉強方法

Web広告の運用自体は、プロに任せてしまうことも可能です。しかし最低限の知識を持っていないと、自社の方針を伝えたり成果の良し悪しを判断したりすることができません。広告運用の基本的な知識は無料あるいは安価で手に入ります。詳しく見ていきましょう。

1、Webで発信されている最新情報を調べる

Web広告をはじめとするWebマーケティングの世界は情報の移り変わりが激しく、Googleの検索アルゴリズムやアナリティクスの仕様変更といった最新情報を積極的にキャッチアップする必要があります。Web広告の代理店が発信するオウンドメディアを定期的にチェックしたり、有名マーケターのSNSアカウントをフォローすることでWeb広告の最新情報が手に入ります。ときには最新のホワイトペーパーを手に入れられることもあります。

2、広告媒体の広告メニュー、表示方法、課金方法などを調べる

検索広告・ディスプレイ広告・SNS広告は、それぞれ広告料金や課金方法、ターゲティングで設定できる内容などが異なります。Google検索広告とYahoo!検索広告は、ほとんど同じ仕組みでありながら細かな設定が異なっているため、まったく同じ設定を別の広告媒体で使いまわすことができないので注意が必要です。各広告媒体のヘルプページに、広告メニュー、表示方法、課金方法などの詳しい手順が公開されています。
外部リンク:Google 広告ヘルプ
外部リンク:Yahoo! 広告ヘルプ
外部リンク:Twitter 広告ヘルプセンター
外部リンク:Facebook ビジネスヘルプセンター
外部リンク:LINE for Business LINE広告

3、Web広告初心者のための本を読む

Web広告運用の基本的な知識は、初心者向けの簡単な書籍を1冊読めば理解できます。おすすめの書籍を紹介します。

ネット広告がわかる基本キーワード70

マーケティング専門サイト「MarkeZine」編集部が執筆した、ネット広告用語の入門書。Web広告ではアルファベットの略語やカタカナ用語が多いため、最新情報を調べるにも「これは何の略語だろう?」とつまずきがち。初心者は本書のような基本キーワードの解説書があるととても便利です。
外部リンク:Amazon購入ページ

マンガでわかるWebマーケティング

Webマーケティングメディア「Web担当者Forum」で人気を集めたマンガを書籍化したもの。Web広告の基礎知識が一切ない人でもマンガで分かりやすく理解できます。実際の企業で行なっている施策も紹介されており、実例をもとにマーケティング施策を理解できる良書です。
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いちばんやさしい[新版]リスティング広告の教本

初心者向けの「絶対に挫折しない」がコンセプトの実用書シリーズ。リスティング広告に特化した内容で、図解や広告管理画面のスクリーンショットを豊富に盛り込んで解説しています。実際のWeb担当者からも評価が高く、リスティング広告に取り組むならぜひ持っておきたい本。
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基礎から学ぶWeb広告の成功法則

Web広告のノウハウだけでなく、基本となるWebマーケティングの考え方まで学べる本。「モノが売れる仕組みとは何か?」という基礎から丁寧に解説されており、一からWebマーケティングの施策を組み立てるときに役立つ知識が体系的に身に着けられます。
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ネット広告徹底活用ガイド

中小企業でWeb広告やマーケティング施策を担当する人に最適の本。リスティング広告・SNS広告・アドネットワーク広告といった広告の形態や商品ごとの適正、広告出稿手順を解説。最低出稿コストや一般的な予算感、運用の難易度も分かります。
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まとめ

Web広告の運用は、個人でも始められる施策です。小規模なWebサイトであれば専門的な知識はほとんど必要なく、簡単に広告運用をスタートできます。Web広告の基本的な書籍をひととおり読み、Web広告代理店や有名マーケターのSNSアカウントをチェックしていれば自然と知識も増えていくことでしょう。少額の広告費でかまわないので、一度実際に広告出稿を経験してみると「なるほど、こういうことか」と実感できるはずです。本格的な運用サイクルを回す段階でプロのマーケターに依頼すれば良いので、まずは一度自分でWeb広告にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

ほとんどの企業様はWebサイトに構築する時間と専門知識がありません。ニュートラルワークスは、トレンドを抑えたデザインで徹底的に「成果」にこだわったサイトを構築いたします。そのため、あなたは競合と差をつけることができ、それが更なる顧客獲得・売上増加に繋がります。Zoomなどのオンライン相談(無料)をやっておりますので、まずはこちらのお問い合わせページよりお気軽にお問い合わせください。ご連絡心よりお待ちしております。

著者紹介

三木 五月

三木 五月

代表取締役社長

神奈川県の湘南でWeb制作会社を経営しています。湘南をシリコンバレーみたいにしたく、社員一丸で突っ走っています! 座右の銘は「好きこそものの上手なれ」。成熟した文化、自然豊かな湘南で一緒に働いてくれる仲間を絶賛募集中です! 詳しくは採用ページをご確認ください。