Web広告

最終更新日: 2024.01.23

SEOとリスティング広告の違いとは?使い分けと考え方を解説

SEOとリスティング広告の違いとは?使い分けと考え方を解説

Webサイトの集客にはSEOもリスティング広告も欠かすことはできません。では、SEOとリスティング広告をどう使い分ければ良いのでしょうか?

この記事では、それぞれの特徴から使い分け方法を分かりやすく解説します。

石田 哲也

監修者

Twitter:@te2319
株式会社ニュートラルワークス 取締役CMO。1984年生まれ。高校卒業後にISD株式会社を起業。その後、株式会社オプトでWebマーケティングを学び、株式会社メタップスなど複数のベンチャー企業にて事業立ち上げを経験。前職はワンダープラネット株式会社でゲームプロデューサーとしてスマホゲームアプリの制作に従事。2018年に地元の神奈川へ戻り、ニュートラルワークスに入社。SEO/Web広告運用/サイト分析・改善など、Webサイトの運用改善~ゲームアプリ制作や数十万フォロワーのSNSアカウントの運用経験などWebビジネス全般を守備範囲とする。

■経歴
2003年 ISD株式会社/起業
2009年 株式会社オプト/SEMコンサルタント
2011年 株式会社メタップス/シニアディレクター
2013年 ライブエイド株式会社/執行役
2016年 ワンダープラネット株式会社/プロデューサー・BizDev
2018年 株式会社ニュートラルワークス/取締役CMO

■得意領域
Webサイト改善
SEO対策
コンテンツマーケティング
リスティング広告

■保有資格
Google アナリティクス認定資格(GAIQ)
Google 広告検索認定資格
Google 広告ディスプレイ認定資格
Google 広告モバイル認定資格

QUERYY(クエリー)編集部

執筆者

株式会社ニュートラルワークス

QUERYY(クエリー)編集部

QUERYY(クエリー)は、株式会社ニュートラルワークスが運営するデジタルマーケティング情報メディアです。

SEOとは

SEOとは?

SEOとは「検索エンジン最適化」のことです。Search Engine Optimizationの各頭文字をとってSEOと呼んでいます。ユーザーが特定のキーワードで検索をしたときに、上位表示させるための対策のことをSEO対策といいます。

検索上位に表示させるためにはさまざまな施策がありますが、大前提として「ユーザーの検索意図を読み取り、利用しやすいコンテンツになるよう最大限尽くす」のが基本です。

基礎的なSEO対策のノウハウを実践することも大切ですが、根本的にはユーザーの目線に立って改善を繰り返すものと考えてみましょう。

【プロ監修】SEO対策とは?効果的なSEO対策の基本と実践方法 【プロ監修】SEO対策とは?効果的なSEO対策の基本と実践方法
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SEOの特徴

SEO最大の特徴は、低コストで集客できる点です。コンテンツを作るのに必要な人件費がかかることもありますが、SEO集客そのものは無料でできます。

広告ではないため、ユーザーのクリック率が高く、良質なコンテンツを用意しておくことでユーザーの信頼度も高まります。一度上位に表示させることに成功すれば、そのランキングは維持されやすく、長期的な集客が見込めるのもSEOの特徴です。

しかし、SEOの効果が発揮されるまでには時間がかかり、即効性は期待できません。平均して3ヶ月~6ヶ月程度はかかるとされています。

競合サイトが多い場合、SEO対策を施しても上位表示できる保証はなく、確実な成果を上げるには知識と経験も必要です。即効性と確実性がないというデメリットもあることを覚えておきましょう。

リスティング広告とは

リスティング広告とは、検索結果の上部に表示される有料のテキスト広告です。ユーザーが打ち込む検索キーワードに連動して、広告を表示するシステムとなります。

広告なので当然費用がかかりますが、広告出稿の設定をすれば、今日からでもすぐに広告を見てもらうことができます。広告費は、ユーザーにクリックされたときだけ課金されるシステムとなっていることが多いです。

課金額も月額1,000円程度からと、少ない予算でも導入しやすくなっています。リスティング広告は、別名PPC広告と呼ばれることもあります。

リスティング広告とは?特徴や費用、運用方法を解説 リスティング広告とは?特徴や費用、運用方法を解説 リスティング広告の基本的な知識から効率のいい運用方法、成果を出すためのポイントをご紹介します。

リスティング広告の特徴

リスティング広告は、広告出稿の設定を行えばすぐにでもユーザーの目に触れるようになります。即効性が高く、広告の設定から実際の広告表示までにかかる時間がとても短いです。

また広告主は、キーワードや広告費への入札額などを自由にいつでも設定し直すことができます。そのため、反応をチェックしながら試行錯誤しやすく、コントロール性も高いといえるでしょう。

費用をかける代わりに、素早く手軽に集客できるのがリスティング広告のメリットです。ただし現代では、ユーザーがWeb広告そのものに敏感になっている現状があるため、クリック率はあまり高くありません。

ジャンルによっては競合が多く、入札額が高くなってしまう場合もあるため、予算相場にもバラつきがみられます。


注目!リスティング広告ユーザー意識調査

約7割が広告を意識的に避けることが判明!【リスティング広告ユーザー意識調査】 約7割が広告を意識的に避けることが判明!【リスティング広告ユーザー意識調査】
当メディア「QUERYY(クエリー)」を運営する株式会社ニュートラルワークスにて、20代~70代までの男女360名を対象に、リスティング広告に関する意識調査を実施いたしました。

過度な広告表現に不信感を抱くユーザーが多い一方で、興味関心があれば積極的にクリックするユーザーも少なくないことがわかる結果となっています。こちらもぜひ、あわせてご覧ください。


SEOとリスティング広告の違い

リスティング広告 SEO
集客の即時性 すぐに効果が出る 効果が出るまで時間がかかる
クリック率 低い 高い(検索上位になれば)
集客費用 発生する 無料(記事作成コストを除く)
効果の想定しやすさ しやすい しづらい
掲載順位のコントロール 予算次第で可能 可能だが時間がかかるし、確実ではない
リンク先の変更 可能 可能だが、確実ではない。

上記の表は、SEOとリスティング広告の違いをまとめたものです。それぞれにメリットはありますが、SEOはやはり時間と作業的な余裕が必要です。

検索上位をとれない限り効果が薄い、記事制作へのコストは別途かかる、という部分も気になりますよね。一方リスティング広告は、ユーザーが広告にどのような反応を示しているか数字で確認することができます。

広告費に対してどのくらいのクリック数があり、CVは何件あったかなど、具体的な数字を使った分析がしやすくなっています。費用対効果が分かりやすいため、計画や目標を立てやすいといった側面もあるでしょう。その点SEOは、効果の想定がしにくいのも集客における難点です。

ただし、SEOの魅力はコストをできる限り削減できるところです。SEOは資産コンテンツになるため、仕組みさえ構築してしまえば、コストを抑えながら長期的な集客が見込めます。検索順位は競合サイトの動向や検索エンジン側のアルゴリズムによって変動するため、記事のリライトやサイトの更新などメンテナンスをし続ける必要はあります。

Googleのアルゴリズムは突然アップデートされることもあり、検索上位に入っていた記事がランキング圏外まで飛んでしまうケースも少なくありません。順位の動向を追いながら調整していく作業が欠かせないため、SEOの知識や経験を備えている人材が必要です。

そのような担当者がいない場合は社外へアウトソースする必要もあるため、その点のコストも視野に入れておきましょう。

MEO対策・リスティング広告・SEO対策の違いを比較 MEO対策・リスティング広告・SEO対策の違いを比較

SEOとリスティング広告の使い分け方

SEOとリスティング広告の使い分け方

集客は、SEOとリスティング広告の両方を使い分けて併用しながら行うのがベストです。二つの手法をどのように使い分けていけば良いのか、具体的な手順について解説します。

長期的に成果を出す場合

長期的に余裕をもって集客できる場合、まずリスティング広告を先に出稿し、SEOは後からじっくり取り組むという順番で進めてみてください。SEOで成果を出すには時間も労力もかかります。まずはリスティング広告を出してみて、PV数やCV数がどの程度あるかを把握します。

リスティング広告で、ある程度の手ごたえが掴めたところでSEOに着手し、検索流入の数を徐々に増やして底上げしていくような手順です。

今回の記事では、SEO集客の欠点ばかりが目立ってしまうように感じるかもしれません。しかし、SEOは時間や工数への投資さえすることができれば強靭な集客効果が見込めます。順を追って取り組めば、決して損することはありません。

短期間で成果を出す場合

短期間で集中的に成果を出さなければならない場合は、リスティング広告の運用をメインに行うのがおすすめです。

リスティング広告は、課金額によって広告の優位性を自由にコントロールすることができます。コストはかかりますが「〇〇までに、〇〇人の顧客を集め、〇〇件の問い合わせを獲得する」といった、具体的な計画を達成していくような集客が可能です。

SEOは良質なコンテンツを作るための工数や時間が多くかかりますので、短期的な目標達成には不向きといえます。

広告費をできる限り抑えたい場合

広告費をできる限り抑え、コストをかけずにゆっくり集客していくのであればSEOへの取り組みを優先しましょう。

顧客からの強い信頼を獲得していくためには、SEOのコンテンツマーケティングはとても効果的です。時間をかけて情報をたっぷり提供することで、優良顧客を獲得できるようになります。

ただし、良質な記事を継続的に発信し続けなければならないため、そこにかかる制作費用や人件費のことも念頭に置いておきましょう。広告費用をコンテンツ制作費に充てるなど、予算の割り振りも含めて検討してください。

売上を生むコンテンツマーケティング手法と成功ポイントを解説 売上を生むコンテンツマーケティング手法と成功ポイントを解説

まとめ

ある程度の広告費用をかけられるのであれば、リスティング広告を運用して新規顧客の流入を確保するのが確実でしょう。

SEOは長期的にじわじわと顧客を増やすことが可能なため、リスティング広告と併用することで流入数やCV数の底上げにもつながります。

ニュートラルワークスでは「自社に合った集客方法が分からない」「広告のノウハウがなく不安が多い」「Web広告の成果が伸びない」など、Web広告にまつわるご相談を賜っております。Web集客でお困りの方はニュートラルワークスまでご相談ください。

監修者紹介

石田 哲也

石田 哲也

取締役CMO

Twitter:@te2319
株式会社ニュートラルワークス 取締役CMO。1984年生まれ。高校卒業後にISD株式会社を起業。その後、株式会社オプトでWebマーケティングを学び、株式会社メタップスなど複数のベンチャー企業にて事業立ち上げを経験。前職はワンダープラネット株式会社でゲームプロデューサーとしてスマホゲームアプリの制作に従事。2018年に地元の神奈川へ戻り、ニュートラルワークスに入社。SEO/Web広告運用/サイト分析・改善など、Webサイトの運用改善~ゲームアプリ制作や数十万フォロワーのSNSアカウントの運用経験などWebビジネス全般を守備範囲とする。

■経歴
2003年 ISD株式会社/起業
2009年 株式会社オプト/SEMコンサルタント
2011年 株式会社メタップス/シニアディレクター
2013年 ライブエイド株式会社/執行役
2016年 ワンダープラネット株式会社/プロデューサー・BizDev
2018年 株式会社ニュートラルワークス/取締役CMO

■得意領域
Webサイト改善
SEO対策
コンテンツマーケティング
リスティング広告

■保有資格
Google アナリティクス認定資格(GAIQ)
Google 広告検索認定資格
Google 広告ディスプレイ認定資格
Google 広告モバイル認定資格