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2021.06.11 (公開: 2021.06.09)

リスティング広告が表示されない理由とは?10の原因と対策

リスティング広告が表示されない理由とは?10の原因と対策

リスティング広告を運用するなかで、このようなお悩みを抱えたことはありませんか?

「リスティング広告を出稿したにも関わらず表示されない」
「何度検索しても、表示されるはずのリスティング広告が表示されない」
「ある広告だけ表示されずに困っている」

キーワードや広告文の設定や予算の入金管理など、必要となる設定を全て完了しているはずなのに広告が表示されないケースは少なくありません。

確かにリスティング広告を出稿したはずなのに表示されない場合は、初期設定、予算や費用、広告ランクの低さなどいくつかの原因が考えられます。

本記事では、リスティング広告が表示されない代表的な原因と対策を解説します。

せっかく予算を活用して出稿したリスティング広告。「表示されない」「広告費が全く成果に繋がらない」ということがないように、気をつけるべきポイントを押さえて、しっかりと設定・運用を行っていきましょう。

初期設定のミス

初期設定のミス

はじめに、初期設定のミスにより広告が表示されない場合の対策について解説します。

初期設定のミスによって広告が表示されない、もしくは自分だけ表示されないことがあります。

今回は、以下の4パターン別に対策をご紹介します。

  1. 地域・性別・配信時間・配信日の設定
  2. 広告が審査中または審査不承認
  3. キャンペーン・グループ・キーワードのステータスが一時停止中
  4. 除外キーワードに設定

複数のキャンペーンや広告グループを管理していると、意外と見落としてしまいがちな初期設定。再度設定内容を確認して、もしミスがあれば適宜修正を行いましょう。

地域・性別・配信時間・配信日の設定によって表示されない

以下の設定内容により、広告が表示されない場合の対策をご紹介します。

  • 配信地域
  • 配信先の性別・年齢層
  • 配信時間
  • 配信日

地域

配信地域が設定されている場合、他の地域では広告が表示されません。

リスティング広告はIPアドレスによりターゲティングが行われています。位置情報によっては、設定した地域外にいると認識されてしまい広告が表示されなくなります。

【対策】

  • 管理画面のプレビューツールで確認する
  • 配信地域の設定を再確認する

▼Google広告:「広告プレビューと診断」
▼Yahoo!広告:「広告プレビューツール」

性別・年齢層

設定された性別・年齢層に該当しないユーザーの場合、広告表示されません。

【対策】

  • 設定された性別・年齢層を見直す(※Google広告のみ設定可能)

▼Google広告:「ユーザー属性」→「詳細」→「除外設定」で対象外となるターゲット層を確認可能

配信時間

配信時間が設定されている場合、配信時間外には広告が表示されません。

【対策】

  • 設定されている時間帯を見直す

▼Google広告:「広告のスケジュール」から
▼Yahoo!広告:「キャンペーンの設定情報」→「ターゲティング設定」から

配信日

配信日が適切でなければ、広告表示が行われません。

現在広告表示をさせるには、以下の配信日に設定する必要があります。

  • 開始日:過去の日
  • 終了日:設定しないor未来の日

特に、過去に使用していたキャンペーンを活用して広告配信を行う場合、終了日が設定されている場合があるため要注意です。

【対策】

  • 配信スケジュールを見直す

▼Google広告:「分割」→「期間」→「時間」
▼Yahoo!広告:キャンペーン名→「キャンペーン設定情報」→「設定内容を編集」→「オプション設定」

審査中または審査不承認になっている

リスティング広告が表示されるには、Googleや Yahoo!で広告内容の審査に通過する必要があります。

*広告審査にかかる日数

  • Google広告:1営業日以内
  • Yahoo!広告:3営業日以内

そのため、広告が審査中である、もしくは審査不承認となった場合には、広告が表示されないケースも。

まずは、以下の方法で配信したい広告が審査通過済みかどうかを確認しましょう。

▼Google広告:管理画面「広告と広告表示オプション」→「ステータス」列
▼Yahoo!広告:広告管理ツール「審査状況」

審査不承認となった広告は、以下の対策を行い再度審査を行う必要があります。

【対策】

  • 広告文のレギュレーションを見直す
  • 広告文や画像のNG部分を修正する

ステータスが一時停止中になっているキャンペーン・グループ・キーワードがある

リスティング広告の配信は、ステータスの設定に応じて行われます。つまり、ステータスが「有効」であれば広告配信が行われ、「一時停止中」であれば広告配信は行われない仕組みになっています。

したがって、リスティング広告のキャンペーン・グループ・キーワードのステータスが一時停止中となっている場合、広告配信は行われていないため表示もされません。

ちなみに、Yahoo!広告の場合、アカウントでの配信設定も可能。そのため、アカウントの配信設定が停止になっていないか確認が必要です。

【対策】

  • アカウント・キャンペーン・グループ・キーワードのステータスを有効にする

除外キーワードに設定されている

除外キーワードとは、設定を行うと検索時に広告非表示にすることができるキーワードのこと。配信キーワードが除外キーワードとして設定されている場合、広告表示が行われません。

また、除外キーワードだけでなく「キーワードの矛盾」にも注意。キーワードの矛盾とは、広告配信キーワードを除外キーワードとしても設定した状態のこと。

もし、キーワードの矛盾となる場合、Google広告ではアラートが出ます。一方、Yahoo!広告ではアラートが出ないため、個別に確認が必要です。除外キーワードもしくはキーワードの矛盾となっていないか、再度確認しましょう。

【対策】

  • 配信キーワードが除外キーワード設定されていないか見直す
  • 除外キーワードのマッチタイプを確認する

予算・費用の問題

予算・費用の問題

次に、予算や費用の問題により広告が表示されない場合の対策について解説します。予算の設定や不足によって、広告表示されない場合も少なくありません。

今回は、以下の2パターン別に対策をご紹介します。

  1. 日予算の設定により出稿が制限されている
  2. 残高不足になっている

今一度アカウントやキャンペーンなどの予算や残高を確認して、広告配信を適切に実施していきましょう。

日予算の設定によって出稿が制限されている

リスティング広告が表示されない理由として、最も多いケースは予算が足りないこと。

キャンペーンのステータス欄に「予算による制限」と表示されている場合、日予算が足りておらず広告が表示されていない可能性があります。

設定した日予算があまりにも少なすぎる場合には、広告配信量が調整されてしまい、あまり広告が表示されなくなる仕組み。

また、日予算の設定が低く早い時間帯で消化される場合、遅い時間帯では表示されません。

予算が足りず出稿に制限がかかっている場合、インプレッションシェア損失率(予算)から確認することができます。

▼Google広告

  1. 「キャンペーン」「広告グループ」「キーワード」のいずれかをクリック
  2. 「表示項目の変更」をクリック
  3. 「競合指標」からインプレッションシェア(予算)を選択

▼Yahoo!広告
広告管理ツール「レポート」タブまたは「キャンペーン管理」タブで確認

日予算によって広告出稿が制限されている場合には、他のキャンペーンの予算を見直して日予算を拡大する必要があります。

ただ、すべてのキャンペーンにおいて、必ずしも予算を増やすことができるとは限りません。もし予算がない場合は、検索ボリュームが少ない別のキーワードに変更するなどの対策を行うことで機会損失の改善が可能です。

【対策】

  • 日予算を上げる
  • 検索ボリュームの少ないキーワードへ変更する

残高不足になっている

Google広告やYahoo!広告でリスティング広告を出稿するとき、出稿前にアカウントへ広告費を入金しておく必要があります。

そのため、もしアカウントにて残高が不足していると、正しく広告表示が行われてなくなってしまいます。

特に、予算の消化が早い場合、アカウントの残高不足に陥りやすいので要注意。

リスティング広告のアカウントでの残高状況は、以下から確認することができます。

▼Google広告:「請求とお支払い」
▼Yahoo!広告:「アカウント残高」

アカウントの残高不足によって広告表示が行われていない場合、アカウントに十分なお金を入金すれば解消されます。

【対策】

  • 定期的にアカウントの残高状況と予算管理を見直す
  • アカウントに広告費を入金する

広告ランクの低さ

広告ランクの低さ

続いて、広告ランクの低さにより広告が表示されない場合の対策について解説します。

広告が掲載されるかどうかについてや広告掲載順位は、広告ランクによって決まります。そのため、広告ランクが低すぎる場合、そもそも広告掲載も行われません。

広告ランクとは、リスティング広告の掲載順位を決定する数値のこと。広告ランクを上げると、広告掲載順位も上がりやすくなります。

広告ランクは、以下の要素によって決まります。

*広告ランクを決める要素

  • 入札単価
  • 品質スコア
  • 広告表示オプション

広告ランクの計算式:入札単価×品質スコア+広告表示オプション

入札単価

1クリックに対して支払い可能な最大単価のこと。キーワードに対する入札単価を指します。

品質スコア

広告の品質を定める数値のこと。品質スコアは、推定クリック率・広告の関連性・ランディングページの利便性によって決まります。

広告表示オプション

広告出稿時に追加できるオプションのこと。サイトリンク表示オプション・コールアウト表示オプションなど10種類のオプションを利用することができます。

つまり、広告ランクを上げるためには、入札単価・品質スコアを上げる必要があります。

今回は、以下の2パターン別に対策をご紹介します。

  1. 入札単価が低すぎる
  2. 品質スコアが低すぎる

広告ランクの改善は、リスティング広告を運用する上で大切な施策。基礎となる改善ポイントを理解して、自社の運用へ活かしていきましょう。

入札単価が低すぎる

リスティング広告の掲載順位を上げる上で、入札単価は大きく影響を与える要素です。なぜなら、キーワードの入札単価が低いと、競合他社の入札単価に負けてしまうため。入札単価があまりに低すぎてしまうと、広告ランクも下がってしまい、広告表示が行われなくなります。

また、もし競合他社がいない場合でも、入札単価が低すぎる場合には広告ランクが下がるため、広告掲載が行われないリスクがあります。

入札単価が低いことにより、広告掲載または表示が行われない場合には、入札単価を上げれば表示される可能性が高まります。

ただ、他のキャンペーンやグループ、キーワードとの予算の兼ね合いもあり、なかなか入札単価を上げられないというケースも。その場合は、入札単価を上げなければいけないキーワードから、入札単価が低いキーワードへ変更して広告出稿する方法もおすすめです。

【対策】

  • 入札単価を上げる
  • 入札単価の低いキーワードへ変更する

品質スコアが低すぎる

リスティング広告を運用する上で、品質スコアも広告掲載順位に大きく影響を与える要因です。

品質スコア(品質インデックス)も広告ランクに影響しており、品質スコアを高めることで広告が上位で表示されやすくなります。

品質スコアを決める要素は、以下の通りです。

*品質スコアを決める要素

  • クリック率(CTR)
  • 入札キーワードと広告文の関連性
  • リンク先ページ内容の関連性やユーザビリティ

以上3つの要素によって、1~10の品質スコアが定められます。

そのため、もし現在運用しているリスティング広告の中で、クリック率が悪いものやキーワードに対して広告文の内容が適切でないものを入稿している場合、品質スコアが下がってしまいます。

品質スコアを改善することで、広告表示される可能性が高まります。

【対策】

  • クリック率を改善する
  • キーワードごとに広告文を見直す
  • ランディングページの内容や使いやすさを見直す

特定の広告だけ表示されない場合

特定の広告だけ表示されない場合

最後に、特定の広告だけ表示されない場合の対策について解説します。

リスティング広告を配信するなかで、基本的に広告表示されているにも関わらず、特定の広告だけ表示されないケースも少なくありません。

今回は、以下の2パターン別に対策をご紹介します。

  1. 広告のローテーション設定の問題
  2. 重複キーワードがある

特定の広告表示が行われない場合は、以下のポイントを見直してみてください。

広告のローテーション設定の問題

広告のローテーション設定とは、広告配信方法の一種。

通常は、広告グループ内に複数の広告がある場合、ローテーションで広告がオークションにかけられる仕組み。

広告のローテーションを「最適化」に設定すると、効果が高い広告に絞って掲載されるため、一部の広告が表示されなくなります。

もしキーワードに対して複数の広告を設定している場合、ローテーションを設定しないと一つの広告しか表示されなくなるため、均等に広告掲載をしたい場合は要注意です。

*確認方法
キャンペーンの「設定」から確認

*設定方法
▼Google広告

  1. 対象キャンペーンから「設定」→「すべての設定」をクリック
  2. 「広告配信」→「広告のローテーション」から希望の設定を選択

▼Yahoo!広告

  1. 対象キャンペーンから「キャンペーン設定情報」をクリック
  2. 「設定内容を編集」をクリック
  3. 「広告表示の最適化」から希望の設定を選択

【対策】

  • 表示されない広告を表示させるには、広告ローテーション設定で「最適化しない」を選択する

重複キーワードがある

広告が表示されない理由として、複数の広告で同一の重複キーワードを設定してしまっていることも挙げられます。なぜなら、複数の異なる広告でキーワードが重複してしまっていると、同じキーワードでオークションにかけられてしまい競合となるため。

キーワードのマッチタイプの設定によっては、複数のキーワードが検索語句に該当する場合があります。その場合、以下の2点によって掲載される広告が決まるため、意図しない広告が表示されることも少なくありません。

  1. 文字列の一致している割合
  2. マッチタイプ

重複キーワードの確認方法は、以下の通りです。

*確認方法

▼Google広告

  1. 「広告運用ツール」→「重複キーワードを検索」
  2. 重複キーワードを検索する範囲を選択する
  3. 以下の検索条件を選択し「重複するキーワードの検索」をクリック
  • 語順
  • キーワードマッチ
  • 重複キーワードの検索基準
  • 重複を非表示(オプション)

以上の手順で重複キーワードが設定されていないか確認を行い、適切に自社広告を配信できるよう気をつけましょう。

【対策】

  • マッチタイプを見直し変更する
  • キーワードを見直し修正する

まとめ

本記事では、リスティング広告が表示されなくなる10個の理由と対策方法についてご紹介しました。

広告表示が行われないことに気づいたら、まずは初期設定、予算や費用、広告ランクの低さなど、設定ミスがないかどうかについて、この記事を参考にして再度確認しましょう。もし、全て確認した上でも広告表示がされない理由がわからない場合は、GoogleやYahooに確認することをおすすめします。

リスティング広告は、表示されないことには成果を生みません。まずは、きちんと表示されるように改善していきましょう。広告が表示されたら、さらに費用対効果を良くするために改善していくことが成功するポイントとなります。

ニュートラルワークスでは、リスティング広告の運用ポイントについてまとめた資料をご提供しています。無料でダウンロードを行なっていただけるので、ぜひこちらの資料を参考にして自社で運用するリスティング広告の改善ポイントをさらに学びましょう。

著者紹介

石田 哲也

石田 哲也

取締役CMO

取締役CMO。1984年生まれ。高校卒業後にISD株式会社にて起業。株式会社オプトなど複数のIT企業にてWebマーケティングを学び、2018年に地元の神奈川へ戻り、ニュートラルワークスにジョイン。SEO/Web広告運用/サイト分析・改善など、Webサイトの運用改善を得意としています。また、ゲームアプリ制作や数十万フォロワーのSNSアカウントを運用していたこともあるので、Webビジネス全般を守備範囲としています!