マーケティング

最終更新日: 2022.01.17 (公開: 2022.01.14)

リダイレクトとは?正しい設定方法や警告が出たときの対処法も詳しく解説!

リダイレクトとは?正しい設定方法や警告が出たときの対処法も詳しく解説!

リダイレクトは、自動的に別ページへ移動させることです。主にサイトのリニューアルで新しいURLに変更になった場合や、キャンペーンなどで一時的に別のページを見てほしい場合などに使われます。

このリダイレクトを適切に行わないと、ユーザーが正しいURLにたどり着けないことや、SEOの評価としてもマイナスになることがあります。そうならないためにも、リダイレクトの正しいやり方を知ることが重要です。

この記事では、リダイレクトの概要や重要性、種類、正しい設定方法について詳しく解説していきます。自分が設定できるか不安な人向けの対応策も記載しているので、参考にしてみてください。

リダイレクトとは

リダイレクトとは

リダイレクトとは、サイト訪問ユーザーを別URLに自動的に誘導や転送するための仕組みのことです。主にサイトをリニューアルして新しいドメインにユーザーを誘導したい場合や、PCサイトとスマートフォン用のサイトで別のサイトURLに移動させたい場合に使用されます。

具体的には、お気に入りでブックマーク登録しているサイトをクリックした時や、直接URLを手入力やコピペした時に、元のURLから新しいサイトに自動的に転送されます。

リダイレクトを行うことで、ユーザーにメリットがあるだけでなく、サイト所有者にとってもメリットがあります

リダイレクトの重要性や目的

リダイレクトの重要性や目的

リダイレクトの目的は、ユーザビリティの向上とSEO対策の維持の2つがあります。

例えば新しいサイトを作成してリニューアルした場合、リダイレクトを行っておけばユーザーが不利益を被るのを防ぐことができます。さらにリダイレクトがあればこれまで築いてきたサイトの評価を維持することも可能です。

ユーザビリティを向上させるため

リダイレクト設定をしないと、ユーザーを逃す可能性があります。ユーザビリティの面としては、すでにあるブックマークを有効のままにできるのが大きなメリットです。

新しいサイトにURLを変更しても、ユーザーが来てくれなくては意味がありません。ブックマークあるいはこれまでのサイトのURLを利用して、これまで利用してきていたユーザーが、難なく新しいサイトにアクセスできます。

ユーザビリティを損なわず、新しいサイトを利用してもらえることで、ユーザビリティを向上させることができるといえます。

SEO対策のため

リダイレクトはSEO対策でもかなり重要です。

例えば、新しいドメインでサイトを作ってリニューアルしたとします。これまでサイトが検索結果上位に来ていたとしても、リニューアルサイトにリダイレクトをしなければGoogleから同じサイトだと認識されず、その評価を引き継げません

検索順位が一気に下がってしまうリスクがあるということです。その場合、サイトのSEO対策を初めからやり直す必要があります。

リダイレクトをして初めて、これまでサイトが築いてきたサイト評価を引き継ぐことができ、検索結果も維持できるようになります。

リダイレクトが必要なタイミング

リダイレクトが必要なタイミング

リダイレクトが必要なタイミングの具体例を整理し、詳しく見ていきます。

  • サイトを移転するとき、またはリニューアルで新しいURLに変更するとき

Webサイト(ドメイン)を変更し、サーバー移転するときや、サイトを全体的にリニューアルする際に新しいドメインに変更するときにリダイレクトが必要になります。

  • サイトのドメインに変更があるとき

これまでサイトのSSL化ができていなかった場合、SSL化をしようとするときなどにドメインに変更が生じます。(SSL化はユーザーに安心してサイトを使ってもらおうとすると、近年必須と考えられていて、SEO的にも重要視されています)

具体的にいうと、「www」が付いていなかったURLに「www」を追加するときや、「http」から「https」に変更する場合、つまりSSL化を実施するときなどにリダイレクトが必要になります。

  • PC用のサイトとスマートフォン用のサイトのURLで変えたいとき

PC用とスマートフォン用で表示を大きく変えたい場合があります。同じアドレスで、それぞれ最適化された状態で表示することは可能ですが、伝える内容を変えていきたい場合に有効な方法です。

具体的には、スマートフォンでPCサイトにアクセスしたとき、スマートフォンサイトに自動的に転送させることができます。

  • 特定のページへ一時的に転送したいとき

サイト移行期間や、サーバーエラーが起きたときなど、「メンテナンス中です」と表示されるページへ転送したいときなどにも有効です。ほかにも、キャンペーンを行っている時にリダイレクトをかけて特設ページに転送する方法もあります。

リダイレクトの2つの種類

リダイレクトの2つの種類

リダイレクトには種類があります。大きく分けて「301リダイレクト」と「302リダイレクト」の2つの種類があります。それぞれの違いや、使われる場面を見ていきます。

301リダイレクト

301リダイレクトは、恒久的に移転する場合に使われます。つまり、元のURLに戻す予定がない場合に使うということです。

今後ずっと新しいURLを使い続けるときは、この「301リダイレクト」を使用します。302リダイレクトよりも、移行スピードが早いとメリットがあります。

例えば、これまで説明してきたように「サーバー移転」「サイトリニューアル」を行って、URLが変わってしまうけれどサイト評価を変えたくない場合に使われます。

この301リダイレクトには、さらに2つに分けられます。その2つ、「クライアントサイドリダイレクト」と「サーバーサイドリダイレクト」について見ていきましょう。

クライアントサイドリダイレクト

クライアントサイドリダイレクトとは、HTMLに転送先の情報を記述する方法のことです。

「本サイトは移転しました。自動的に新サイトへ移行します。自動で転送されない場合は、下記のURLをクリックしてください。」と表示されたことがある人は多いと思いますが、クライアントサイドリダイレクトを行った場合によく表示される文言です。

このリダイレクト方法を行う場合というのは、主に後に説明する「サーバーサイドでのリダイレクト」が行えない場合です。JavaScriptによってブラウザ側にリダイレクトをかける必要があるのです。

ただし、JavaScriptの機能をオフにしているユーザーに対してはリダイレクト効果がないということに注意が必要です。

サーバーサイドリダイレクト

サーバーサイドリダイレクトは、「.htaccess」「PHPリダイレクト」が代表的です。名前の通り、サーバー側にリダイレクトの設定を行います。

基本的には、管理のしやすさの面で「.htaccess」を使うことをおすすめします。「.htaccess」というのはサーバーにあるファイル名のことで、このファイルの中にリダイレクトの設定を記載します。

ユーザー視点で見ると、旧URLにアクセスしようとしても、その前に新しいURLへと誘導されて、新しいURLのみ表示されます。そのため、すぐに新しいサイトを見ることができるというメリットがあります。

サイトのSEO対策を重視している場合は、サーバーサイドリダイレクトを行うのが良いでしょう。

302リダイレクト

302リダイレクトは、一時的に移転する場合に使われます。

つまり、元のURLはそのまま維持し、一時的にキャンペーンやメンテナンスなどでユーザーに表示したい画面を変えたい場合に利用するものです。PCとスマートフォンで表示するサイトを変える場合にも、このリダイレクト方法が使われます。

302リダイレクトの記載をやめれば、これまでのサイトをこれまで通りに表示することが可能です。SEOの観点からもメリットがあり、一時的にリダイレクトで表示する内容が変わってしまっても、将来的に元に戻ると認識されているため、検索結果は維持できると考えられます。

ただし、あまりに長期間302リダイレクトをかけたままにしておくと、検索結果にもリダイレクト先の新しいURLで表示されるようになってしまうことがあります。

リダイレクトを行うための設定方法4つ

リダイレクトを行うための設定方法4つ

リダイレクトを行うための設定方法は、「.htaccessで行う方法」「phpで行う方法」「meta refreshで行う方法」「JavaScriptで行う方法」の4つがあります。それぞれ詳しく設定方法を見ていきましょう。

1..htaccessで行う

「.htaccess」はサーバー上にある設定ファイルです。リダイレクトはもちろん、その他さまざまな設定をこのファイル上で行えます。なお、設定にはApacheというセキュリティソフトが使われている必要がありますが、ない場合は「.htaccess」ではなくphpで設定が可能です。

「.htaccess」はテキストエディタで作成しますが、「.htaccess」の名前そのままでファイルを作ると隠しファイル化してしまうので要注意です。前後に何かの文字をつけるなどして好みで名前を変更してください

また、サーバー内でも重要な位置付けにあるファイルでもあるので、必ずバックアップを取るなどリスクヘッジをしてください。リダイレクト設定の種類は、希望するリダイレクトの内容によってさまざまです。

  • ページ単位でのリダイレクト
  • ディレクトリ単位でのリダイレクト
  • httpからhttps へのリダイレクト
  • httpsからhttpへのリダイレクト
  • wwwありのURLからwwwなしのURLへのリダイレクト

それぞれの詳しい設定方法は「.htaccessリダイレクトの設定方法や書き方、注意点をわかりやすく解説!」をご覧ください。

2.phpで行う

php(プログラミング言語の一種)でリダイレクトを行うには、以下のような記載をします。

(pieceからpiece2に転送させるケース)

<?php
 http_response_code( 301 ) ;
 header( “Location: ./piece2” ) ;
 exit ;

「.htaccess」では一括で設定するため、複雑な設定ができない一方で、phpでは複雑な条件付けをすることができます。管理が難しく設定と手間がかかるデメリットがありますが、複雑な条件付けをする必要があるなら有効な設定方法と言えるでしょう。

3.meta refreshで行う

meta refreshは「メタリフレッシュ」と読み、HTMLタグの一種です。headタグの中にmeta refreshタグを指定URLに含めて記述します。プログラミングの知識がなくても手軽に行える設定方法なのがポイントです。記載するには、以下の記述を活用してください。

<head>
<meta http-equiv=”refresh” content=”リダイレクト秒数;URL=リダイレクト先URL”>
</head>

ここの「リダイレクト秒数」は、0秒から設定可能です。リダイレクトまでにかかる秒数のことなので、ユーザーを待たせないためにも0秒とするのが良いでしょう。

4.JavaScriptで行う

httpでのリダイレクトができない場合に行えるのが、JavaScriptでのリダイレクトです。httpでのリダイレクトはサーバー上で処理されますが、JavaScriptはブラウザで処理されます。

注意点としては、JavaScriptに対応しているブラウザでなくては正常に動作しないことです。さらに、ただ転送するだけだとSEO上の問題が生じる場合があるため、JavaScriptで詳細に設定をしておく必要があります。

<script type=”text/JavaScript”>
<!–
setTimeout(“link()”, リダイレクト秒数);
function link(){
location.href=’リダイレクト先URL’;
}
–>
</script>

HTMLのheadに上記のような記述をすることで設定が可能です。ここでの「リダイレクト秒数」も、0とするのがおすすめです。

5.WordPressプラグインで行う

WordPressのプラグインでも、リダイレクトを行うことができます。公式のプラグイン「Redirection」をインストールして、httpリダイレクトが可能です。

「.htaccess」「PHP」の設定をする必要がないため、プログラミングの知識がなく、httpやCSS、JavaScriptがよくわからない人に向いています

なお、meta refreshやJavaScriptは推奨されてないので、あくまでもこの2つで実装するのは最終手段です。どうしても設定ができない場合にのみ、行うようにしてください。

リダイレクトの実装における3つの注意点

リダイレクトの実装における3つの注意点

リダイレクト実装時には、注意すべきポイントがあります。ここでは「設定時」と「解除時」に気をつけるべき3つの注意点について解説していきます。

1.サイト移転時のリダイレクトを解除する

目的がサイトリニューアルや移転の場合、すぐにリダイレクトの解除をしないようにしましょう。 Googleのクローラーがサイトのリニューアルを理解するまで時間がかかるのが一番の理由です。

他サイトからのリンクで旧サイトが表示されるままになってしまうリスクがあるからです。

2.リダイレクトループしないように設定する

ページからページへと、次々にリダイレクト(ページ遷移)が無限に行われてしまうことをリダイレクトループと呼びます。ユーザーがページにたどり着けなくなってしまうため、ユーザーの不便さだけでなく不快さにもつながりかねません。

リダイレクトループが起こってしまわないよう、リダイレクトが起こった場合に原因を特定できるよう、「Redirect Checker」という無料ツールを使うのがおすすめです。

3.リダイレクト先のリンクを設置する

リダイレクトにはさまざまな方法があることを説明してきました。その中でもJavaScriptやmeta refreshで行う方法だと、対応していないユーザーがリダイレクト先を表示できなくなってしまう恐れがあることに触れました。

その場合に対応できるよう、自動的に遷移しない場合に手動でページ遷移できるようにリンク先を旧サイトに設置するのが良いでしょう。

Googleの「リダイレクトの警告」とが出る原因と対処法

Googleの「リダイレクトの警告」とが出る原因と対処法

リダイレクトが設定されたサイトを開くと、「今リダイレクトしようとしている」ことを警告する画面が表示されることがあります。一度はこの表示を見たことがある方が多いと思います。

このリダイレクトの警告には何の意味があるのか、また警告が出た際の原因と対処法について解説していきます。

「リダイレクトの警告」が出る原因

「リダイレクトの警告」が出る原因は「リダイレクト先が適切ではない」からです。

Googleはユーザーが危険性のあるサイトに移動してしまうリスクを、警告してくれています。つまり、悪意あるリダイレクトをしてくるサイト運営者からユーザーを守っているというわけです。

その警告が出てきた場合は、まずは自分のリダイレクト設定が間違っている可能性を考えて、改めて設定内容を確認しましょう。

リダイレクトが適切に行われているにもかかわらず警告が出てきてしまった場合は、ブラウザのcookieやそのキャッシュが原因の場合があります。

「リダイレクトの警告」が出た際の対処法

「リダイレクトの警告」が出てきた場合に行うべきことを具体的に解説していきます。

まず、cookieやそのキャッシュが原因だった場合は、ブラウザをシークレットモードで開きます。シークレットモードでは閲覧履歴が残らないため、キャッシュなどが原因であれば問題なくそのページが動作します。

cookieの問題だった場合は、関係のあるcookieの履歴を削除する、あるいはブラウザを一度閉じて再起動することで問題が解消できます。

「不正なリダイレクト」が起きる原因と対処法

「不正なリダイレクト」が起きる原因と対処法

「不正なリダイレクト」とは、Googleのウェブマスター向けガイドラインに反したリダイレクトのことです。具体的には、以下のような内容があげられます。

  • SSL化していない
  • 元ページとの関連性がない
  • 短縮URLの使用

これらの理由で「不正なリダイレクト」と評価される場合があります。

「不正なリダイレクト」が起きる原因

「不正なリダイレクト」が起きる原因は、主に「非SSL化」「元ページとの関連性」「短縮URL」の3つです。不正なリダイレクトとは、ユーザーに不利益を起こしうるリダイレクトである考え方で認識されています。

上記3つが不正と判断されるのは、それぞれアクセスするとユーザーがウイルスの危険性を受けたり、詐称されたサイトに移動させられてしまうリスクを減らすためのものです。

ユーザーにしてみれば、危険性のありそうなサイトに訪れるリスクは避けたいため、ここで離脱してしまう可能性が高まります。次に紹介する方法で、できるだけ対処するのが良いでしょう。

「不正なリダイレクト」が起きた際の対処法

「不正なリダイレクト」が起きた際は、基本的には正しい方法でリダイレクトを行います。ユーザビリティを考えたサイト作成やリダイレクトを意識した設定を行えば、問題ありません。

「SSL化」や「元ページとの関連性を高める」「正しいURLでの記述」を行い、推奨される方法でできるだけリダイレクト設定をやり直す方法があります。

Googleサーチコンソールで「不正なリダイレクト」とメッセージを受信した場合は、そのメッセージのとおりに対応すれば問題ありません。

リダイレクトのまとめ

リダイレクトのまとめ

ここまで、リダイレクトの概要や、その設定方法とうまく行かない場合の対処法まで説明してきました。

推奨されているやり方は初心者にとっては複雑で、設定方法が難しいと感じる人もいたかもしれません。やり方がわからず、SEO対策についても自分が行うべきことがわからない場合は、適切な相談先に任せてしまうことも一つの手段です。

ニュートラルワークスは、総合的なWeb施策を行っている会社です。ブランディングや企画・戦略を、その会社に合わせて対策しています。お客様の現状と課題に合わせて、適切な対応が可能なニュートラルワークスで、効果的なWeb施策を行ってみませんか。

著者紹介

石田 哲也

石田 哲也

取締役CMO

株式会社ニュートラルワークス 取締役CMO。1984年生まれ。高校卒業後にISD株式会社にて起業。株式会社オプトにてWebマーケティングを学び、株式会社メタップスなど複数のベンチャー企業にて事業立ち上げを経験。前職はワンダープラネット株式会社にてゲームプロデューサーとしてスマホアプリゲームの制作に従事。2018年に地元の神奈川へ戻り、ニュートラルワークスにジョイン。SEO/Web広告運用/サイト分析・改善など、Webサイトの運用改善~ゲームアプリ制作や数十万フォロワーのSNSアカウントの運用経験などWebビジネス全般を守備範囲とする。

■経歴
2003年 ISD株式会社/起業
2009年 株式会社オプト/SEMコンサルタント
2011年 株式会社メタップス/シニアディレクター
2013年 ライブエイド株式会社/執行役
2016年 ワンダープラネット株式会社/プロデューサー・BizDev
2018年 株式会社ニュートラルワークス/取締役CMO

■得意領域
Webサイト改善
SEO対策
コンテンツマーケティング
リスティング広告