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最終更新日: 2022.07.19

301リダイレクトとは?やり方、確認方法も解説

301リダイレクトとは?やり方、確認方法も解説

301リダイレクトは、Webサイトの運営にあたって、覚えておきたい概念のひとつ。本記事では、301リダイレクトについて、SEO効果や設定方法、確認方法まで詳しく解説します。301リダイレクトについて疑問を抱いている方は、ぜひ最後までお読みください。

301リダイレクトとは?

301リダイレクトとは?

301リダイレクトは、httpのステータスコードのひとつで、特定のURLから別のURLへ転送するための処理コードです。Webサイトのドメインを変更した場合や、サイトを移転した場合、URLが新しくなります。古いURLをそのままにする、もしくは古いページを削除すると、以下のようなトラブルが起こり得ます。

  • 古いURLのページをブックマークしていたユーザーがサイトに訪問できなくなる
  • 古いURLで設定された被リンクや検索結果が機能しなくなる
  • 同じ内容のページが複数存在した状態になり、検索エンジンからの評価に悪影響を与える

このようなトラブルを防ぎ、新しいURLを正しく機能させるために、301リダイレクトによる転送処理が必要です。

301リダイレクトが必要なシーン

301リダイレクトは、ページを訪問したユーザーを別のURLへ転送するために必要な処理コードです。301リダイレクトが必要なシーンとして、以下の具体例があげられます。

  • サイト移転時
  • サイトリニューアル時
  • ドメイン変更時
  • 複数のアクセス可能なドメインを正規化する場合

原則として、URLに変更があった場合は、301リダイレクトの処理を行うと安心です。301リダイレクトの設定をせずにいると、古いURLのページを訪問してしまったユーザーが、サイトに遷移せず困ります。また検索エンジンから受けた評価の損失や、検索順位の下落といったリスクも大きいです。URLの変更があったら、なるべく迅速に301リダイレクトの設定を行う必要があります。

301リダイレクトと302リダイレクトの違いは?

別のURLへ転送するリダイレクト処理には、302リダイレクトという処理も存在します。302リダイレクトは、一時的な転送が必要な場合に行うリダイレクト処理です。301は変更前のURLの評価を引き継ぐリダイレクト処理で、半永久的な転送が必要な際に行います。サイト移転やドメイン正規化など、古いURLが必要ない場合に必要な処理です。

一方で302は、一時的なリダイレクトの場合に使用されます。302ではリダイレクト先のURLはインデックスされず、検索エンジンには古いURLが表示されます。主な使用方法として、メンテナンス中にお知らせページに転送するといった例があげられます。301リダイレクトと302リダイレクトは、転送の期間によって使い分けが必要です。
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301リダイレクト設定の必要性やSEO効果

301リダイレクト設定の必要性やSEO効果

301リダイレクトの設定が必要な理由として、以下の2点があげられます。

  • 訪問ユーザーを逃さないため
  • 検索エンジンからの評価を落とさないため

301リダイレクトは、SEO効果の観点からも重要な処理です。それぞれ詳しく解説します。

訪問ユーザーを逃さないため

301リダイレクトの設定が必要な理由のひとつが、訪問ユーザーを逃さないためです。301リダイレクトを設定せずにいると、ユーザーが古いURLのページを訪問する可能性があります。URLに変更があるために、古いURLを削除してしまうと、古いページに訪問するとエラーが出るのは想像が容易です。

古いURLないしWebサイトから、新しいページに遷移しないと、せっかくファンになってくれたユーザーがWebサイトを利用できなくなってしまいます。ページ自体は残していたとしても、内容が古いため、ユーザーに不利益を与えてしまう恐れが大きいです。

301リダイレクトを設定せずにいると、せっかく自社サイトに訪問してくれたユーザーを逃してしまいます。機会の取りこぼしを防ぐため、ユーザーからの悪印象を防ぐためにも、301リダイレクトが必要なのです。

検索エンジンからの評価を落とさないため

301リダイレクトは、検索エンジンからの評価を落とさないためにも必要です。301リダイレクトをせずURLを変更すると、変更前のページで蓄積されてきた評価が引き継がれません。それまでにコツコツと獲得してきた評価が失われてしまい、コンテンツ内容は同じなのに検索順位が大きく下落するといった事態が起こります。

結果として、301リダイレクトの未処理が原因で、検索エンジンからの流入数が大幅に減少してしまうのです。運営してきた期間が長いほど評価も蓄積された状態のため、301リダイレクトでしっかり引き継がないともったいないといえます。URL変更後もこれまでの評価を維持するため、301リダイレクトの処理を欠かさず行いましょう。

.htaccessを用いて301リダイレクトを設定する方法

.htaccessを用いて301リダイレクトを設定する方法

301リダイレクトの設定は、.htaccessファイルに記述して行う方法が一般的です。.htaccessを用いて301リダイレクトを設定する方法を紹介します。今回はニュートラルワークス公式サイトのURL「https://n-works.link」を例に用います。URLに「www」をつける場合のコードです。


RewriteEngine on

RewriteCond %{HTTP_HOST} ^(n-works.link)(:80)? [NC]

RewriteRule ^(.*) https://www.n-works.link$1 [R=301,L] RewriteCond %{THE_REQUEST} ^.*/index.html

RewriteRule ^(.*)index.html$ https://www.n-works.link$1 [R=301,L]


もとのURLが「https://n-works.link/index.html」であり、index.htmlなしに正規化する場合、以下のコードを入力します。


Options +FollowSymLinks

RewriteEngine on

RewriteCond %{THE_REQUEST} ^.*/index.html

RewriteRule ^(.*)index.html$ https://n-works.link/$1 [R=301,L]


記述内容はサーバーの環境などによって異なるため、状況に合わせて適切なコードを入力ください。

.htaccessとは?

htaccessとはWebサーバーで利用されるApacheをコントロールするために使用するファイルです。.htaccessに必要なコードを記述することで、アクセスの制限をはじめ、Webページに関するさまざまな設定ができます。.htaccess作成の流れは以下のとおりです。

  1. テキストエディタで必要な記述を行う
  2. テキストを「.htaccess」という名前で保存する

あとは作成した.htaccessファイルをディレクトリにアップロードすれば、記述した内容がWebページに反映されます。

301リダイレクトを設定したら確認を必ず行う

301リダイレクトを設定したら確認を必ず行う

301リダイレクトを設定したら、正しく実行されているか必ず確認を行いましょう。301リダイレクトを正しく設定したつもりでも、コードの誤りなどにより自動遷移しない可能性は十分に有り得ます。

もし301リダイレクトの設定が失敗していると、訪問ユーザーを逃してしまう、SEO評価が引き継がれなくなるという事態が当然起こります。そのため301リダイレクトができているか、確認することが必要です。

301リダイレクトの確認には、リダイレクトチェックツールの活用が便利です。リダイレクト前のURLを入れるだけで、リダイレクト処理が正しく設定されているか確認ができます。無料で利用できるツールも多いため、リダイレクトの設定をしたら、すぐにツールでチェックしましょう。

プラグインで簡単!WordPressでの301リダイレクト方法

プラグインで簡単!WordPressでの301リダイレクト方法

もしWebサイトの作成・運営にWordPressを利用しているなら、「Resirection」というプラグインを使うだけで簡単に301リダイレクトが設定できます。Redirectionによる301リダイレクトの設定方法は以下のとおりです。

  1. プラグインをインストール・有効化する
  2. 管理画面を開く
  3. 「ソースURL」の欄に古いURL、「ターゲットURL」の欄に転送先のURLを入力する

以上の作業だけで301リダイレクトの設定が完了します。.htaccessの作成やコードの記述といった複雑な対応は一切必要ありません。WordPressを利用している方なら、Redirectionを活用した301リダイレクトがおすすめです。

301リダイレクト設定時に覚えておきたいこと

301リダイレクト設定時に覚えておきたいこと

301リダイレクトの設定時に覚えておきたいポイントとして、以下の3点があげられます。

  • サーバーの環境によっては301リダイレクトができないこともある
  • 検索エンジンからの流入が減少することがある
  • クローリングができるようrobots.txtの制御を解除しておく

それぞれ詳しく解説します。

サーバーの環境によっては301リダイレクトができないこともある

301リダイレクトは、Webサーバーの機能を用いて行う設定です。サーバーの環境によっては.htaccessファイルが利用できず、301リダイレクトの転送処理ができないケースがあります。301リダイレクトの設定ができない場合、別の方法で転送処理が必要です。301リダイレクトの代替手段として、以下の例があげられます。

  • PHP
  • JavaScript
  • canonical
  • meta refresh

ただし方法によっては、検索エンジンに正しく評価が引き継がれない恐れがあります。またそれぞれの方法にメリット・デメリットが存在し、状況によって適切な方法が異なる可能性も高いです。リダイレクトの方法については、事前に入念な調査・確認が必要です。

検索エンジンからの流入が減少することがある

301リダイレクトを行うと、設定前に比べて検索エンジンからの流入が減少するケースがあります。そのため流入数が減少する可能性の認識が必要です。

301リダイレクトでは、基本的には古いURLで蓄積されてきた評価が引き継がれます。しかし検索順位が落ちないという保証はありません。301リダイレクトの設定後に検索順位が下がり、結果として流入数が減少する可能性は有り得ます。とくにドメイン移転はアクセス減少のリスクが高いです。

しかし検索エンジンからの流入が減少する可能性があるとはいえ、301リダイレクトをしないことによるリスクや損失のほうが遥かに大きいです。URLの変更があった場合には、流入数が減少する可能性を考慮しつつも、必ず301リダイレクトの設定を行いましょう。

クローリングができるようrobots.txtの制御を解除しておく

301リダイレクトの設定を行う際は、検索エンジンがクロールできるようrobots.txtの制御を解除しておく必要があります。

robots.txtとは、検索エンジンにクローリングしないよう指示する記述です。この記述が存在すると、クローラーが301リダイレクト先に進めません。クローラーが転送先URLを巡回できないため、リダイレクト後の評価引き継ぎにかかる時間が長くなってしまいます。

301リダイレクトを設定する際は、robots.txtの記載を確認しましょう。もし記載がある場合、特別な事情がない限りは記述を削除するのがおすすめです。

SEOに悪影響を及ぼさないよう注意したいこと

SEOに悪影響を及ぼさないよう注意したいこと

301リダイレクトの設定による、SEOへの悪影響を防ぐため、以下のポイントに注意が必要です。

  • 関連性の低いページには301リダイレクトはしない
  • 301リダイレクトをトップページに集約しない
  • リダイレクト元と先の両方でXMLサイトマップを用意する

それぞれ詳しく解説します。

関連性の低いページには301リダイレクトはしない

関連性の低いページには301リダイレクトの設定をしないよう注意が必要です。関連性の低いページへリダイレクトをすると、ページ評価が引き継がれないばかりか、SEOに悪影響を及ぼしかねません。Googleも関連性の低いページへの301リダイレクトは非推奨としています。

301リダイレクトはあくまでも、ページのURLが変わった際に行う転送処理です。そのため旧新で対応しているページについて設定する必要があります。もしページ同士の関連性が高くない場合、404でページ自体を削除する方法も効果的です。むやみに301リダイレクトを使用せず、必要な場合に限定して設定を行いましょう。

301リダイレクトをトップページに集約しない

トップページにリダイレクト先をすべて集約するのも、Googleが非推奨している行為のひとつです。ひとつ前の項目と同様に、転送前と転送先の関連性が低いとみなされ、悪影響を及ぼす恐れがあります。複数ページの転送設定が必要な場合、手間はかかりますが、ひとつひとつ関連したページへのリダイレクト設定が必要です。

301リダイレクトの手間を小さくする工夫として、以下のような方法もあげられます。

  • 変更するURLを最小限にする
  • オリジナルのエラーページを作成し、重要性の低いページはそのページに転送設定をする

301リダイレクトによるリスクを最小限におさえられるよう、転送先をトップページに集約するのは避けましょう。

リダイレクト元と先の両方でXMLサイトマップを用意する

301リダイレクトを設定する際は、リダイレクト元と先の両方でXMLサイトマップを用意するのが理想です。

XMLサイトマップとは、検索エンジンにページの内容を知らせるために用いるXMLファイルです。XMLサイトマップを用意すると、検索エンジンはその内容をもとにサイト内を巡回します。すなわち検索エンジンに、サイトの情報をよりスピーディーに認識してもらえるのです。

元サイトと新しいサイトの両方にXMLサイトマップを用意すれば、検索エンジンの認識がスムーズになり、評価の引き継ぎが早くなると期待できます。301リダイレクトを行ったらなるべく早いうちに、リダイレクト元・先の両方でXMLサイトマップを用意しましょう。
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301リダイレクトに関するQ&A

301リダイレクトに関するQ&A

301リダイレクトに関して疑問に持ちやすい内容として、以下の2つがあげられます。

  • 301リダイレクトの設定後ページの評価を受け継ぐまでの期間は?
  • 301リダイレクトの連鎖は何回までOK?

それぞれ詳しく解説します。

301リダイレクトの設定後ページの評価を受け継ぐまでの期間は?

301リダイレクトの設定後ページの評価を受け継ぐまでの期間は、一般的には2〜3週間、長くても1ヶ月程度です。しかし場合によっては2ヶ月以上かかる可能性もあるとGoogleが言及しています。

301リダイレクト後の評価引き継ぎは、1回のクロールで完了するわけではありません。サイト移転を正しく認識するまでには複数回のクロールが必要であり、ある程度の時間がかかります。したがってリダイレクトの設定後、一時的に評価が下がる期間が発生するという認識が必要です。

なおGoogle Search Consoleの「アドレス変更ツール」機能を使えば、一般的に要する時間よりも早くGoogleに認識してもらえる可能性が高いです。

301リダイレクトの連鎖は何回までOK?

長くサイトを運営していると、複数回のリダイレクトが必要なケースも出てきます。XからYへリダイレクトし、さらにYからZへリダイレクトするという状況です。このような301リダイレクトの連鎖回数として、Googleは10回を上限としています。301リダイレクトが11回以上続く場合、エラーと認識されてしまいます。

なおリダイレクトの連鎖は、サーバーへの過度な負荷や、ブラウザでエラーが生じる原因になりやすいです。リダイレクトの連鎖は10回まで可能ではありますが、必要最小限におさえることが大切です。

301リダイレクトのまとめ

301リダイレクトのまとめ

301リダイレクトは旧URLの検索エンジンの評価を損なわずに、新URLをスムーズにクローラーに認識してもらえます。また、Webサイトの移管や、URLの正規化をするときに301ダイレクトの設定を行わなければ、それまで積み重ねてきたSEO評価が損なわれかねません。

301リダイレクトの設定をするときには注意点やミスに注意し、不備があった場合には正しい形に修正していきましょう。

監修者紹介

石田 哲也

石田 哲也

取締役CMO

Twitter:@te2319 |
株式会社ニュートラルワークス 取締役CMO。1984年生まれ。高校卒業後にISD株式会社にて起業。株式会社オプトにてWebマーケティングを学び、株式会社メタップスなど複数のベンチャー企業にて事業立ち上げを経験。前職はワンダープラネット株式会社にてゲームプロデューサーとしてスマホアプリゲームの制作に従事。2018年に地元の神奈川へ戻り、ニュートラルワークスにジョイン。SEO/Web広告運用/サイト分析・改善など、Webサイトの運用改善~ゲームアプリ制作や数十万フォロワーのSNSアカウントの運用経験などWebビジネス全般を守備範囲とする。

■経歴
2003年 ISD株式会社/起業
2009年 株式会社オプト/SEMコンサルタント
2011年 株式会社メタップス/シニアディレクター
2013年 ライブエイド株式会社/執行役
2016年 ワンダープラネット株式会社/プロデューサー・BizDev
2018年 株式会社ニュートラルワークス/取締役CMO

■得意領域
Webサイト改善
SEO対策
コンテンツマーケティング
リスティング広告

■保有資格
Google アナリティクス認定資格(GAIQ)
Google 広告検索認定資格
Google 広告ディスプレイ認定資格
Google 広告モバイル認定資格