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最終更新日: 2024.01.31

クローラーとは?検索エンジンにインデックスされる仕組みや巡回頻度を上げる方法解説

クローラーとは?検索エンジンにインデックスされる仕組みや巡回頻度を上げる方法解説

検索エンジンがインターネット上で情報を収集し、ユーザーに最新かつ関連性の高い検索結果を提供するためには、クローラーが不可欠です。

この記事では、クローラーの基本的な機能と役割、そしてWebサイトをクローラーフレンドリーにするための方法についてわかりやすく解説します。

石田 哲也

監修者

Twitter:@te2319
株式会社ニュートラルワークス 取締役CMO。1984年生まれ。高校卒業後にISD株式会社を起業。その後、株式会社オプトでWebマーケティングを学び、株式会社メタップスなど複数のベンチャー企業にて事業立ち上げを経験。前職はワンダープラネット株式会社でゲームプロデューサーとしてスマホゲームアプリの制作に従事。2018年に地元の神奈川へ戻り、ニュートラルワークスに入社。SEO/Web広告運用/サイト分析・改善など、Webサイトの運用改善~ゲームアプリ制作や数十万フォロワーのSNSアカウントの運用経験などWebビジネス全般を守備範囲とする。

■経歴
2003年 ISD株式会社/起業
2009年 株式会社オプト/SEMコンサルタント
2011年 株式会社メタップス/シニアディレクター
2013年 ライブエイド株式会社/執行役
2016年 ワンダープラネット株式会社/プロデューサー・BizDev
2018年 株式会社ニュートラルワークス/取締役CMO

■得意領域
Webサイト改善
SEO対策
コンテンツマーケティング
リスティング広告

■保有資格
Google アナリティクス認定資格(GAIQ)
Google 広告検索認定資格
Google 広告ディスプレイ認定資格
Google 広告モバイル認定資格

QUERYY(クエリー)編集部

執筆者

株式会社ニュートラルワークス

QUERYY(クエリー)編集部

QUERYY(クエリー)は、株式会社ニュートラルワークスが運営するデジタルマーケティング情報メディアです。

クローラーとは

検索エンジンのクローラーとは?

クローラーとは、Web上の情報を自動的に収集するプログラムのことです。

検索エンジンがインターネット上のWebページをインデックスする際に使用され、新しいコンテンツや更新されたコンテンツを定期的にチェックします。

クローラーはWebのリンク構造を辿りながら動作し、収集した情報を検索エンジンのデータベースに保存します。

このプロセスによって、最新のWebページ情報をユーザーに提供できるという仕組みです。

クローラーの役割と重要性

主なクローラー
・Googlebot(Google)
・Bingbot(マイクロソフト/Bing)
・Baiduspider(バイドゥ)
など

クローラーは、インターネット上のWebページを収集し、検索結果の品質と正確性を保つ役割を果たします。

クローラーが効率的に動作することで、検索エンジンは最新の情報を迅速にインデックスし、ユーザーに関連性の高い検索結果を提供できます。

したがって、Webサイト運営者はクローラーがスムーズにアクセスできるようサイトを最適化することが重要です。

クローラーにやさしいWebサイトの設計が鍵

クローラーがスムーズにアクセスできるWebサイトにするには、コンテンツを容易に見つけられる構造にする必要があります。

具体的には、明確なナビゲーション、ロジカルなURL構造、適切な内部リンク、高速なページロード時間などが含まれます。

また、重複コンテンツの排除、適切なタイトルタグとメタ記述の使用も重要です。これらの要素はクローラーの効率を高め、検索エンジンのインデックスに正しく表示されることを確実にします。

クローラーの基本的な動作と仕組み

クローラーがWebサイトを巡回する仕組み

繰り返しになりますが、クローラーは検索エンジンのために、Webサイトを自動的に巡回し、情報を収集するプログラムです。

その基本的な動作プロセスは、まずWebサイトのrobots.txtファイルを読み込むことから始まります。

robots.txtファイルには、クローラーに対する指示が含まれており、どのページをクロールすべきか、または避けるべきかが定義されています。

クローラーは許可されたページにアクセスし、HTMLコード、テキスト、リンクなどの情報を収集します。

収集したデータは、検索エンジンのインデックスに追加され、検索結果のランキングに使用されます。

また、クローラーはページに含まれるリンクを辿り、新しいページへと移動します。このプロセスはWeb全体を網羅するまで繰り返され、検索エンジンは常に最新の情報を保持します。

クローラーの巡回頻度を上げる方法

クローラーの巡回頻度を上げる方法

クローラーの巡回頻度を上げる方法には、いくつかのポイントがあります。

新しいコンテンツの追加

定期的に新しいコンテンツを追加することは、クローラーがWebサイトを再訪する重要な理由となります。

ブログの更新や製品情報の更新など、新鮮なコンテンツを提供することでクローラーの注目を引きます。

サイトマップの更新と送信

XMLサイトマップを使用し、新しいページや更新されたコンテンツを定期的に検索エンジンに通知します。

Google Search ConsoleやBing Webmaster Toolsなどのツールを使用してサイトマップを直接送信できます。
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サイトのパフォーマンスの最適化

ページのロード時間を短縮し、ユーザーエクスペリエンスを向上させることで、クローラーの効率を高めます。画像の圧縮、キャッシュの活用、レスポンシブデザインの実装などが有効です。

内部リンクの強化

Webサイト内のページ間で適切な内部リンクを設定すると、クローラーがサイト内をスムーズに移動し、新しいコンテンツを発見しやすくなります。
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ソーシャルメディアとの連携

ソーシャルメディアでコンテンツを共有し、外部からのリンクを増やすことで、クローラーの注目を集めやすくなります。

SNS上での活動は、Webサイトへの新たなトラフィックを生み出し、これがクローラーの訪問頻度を高める要因にもなります。

エラーの修正

404エラーなどのクロールエラーを修正し、Webサイトの健全性を保ちます。エラーが少ないサイトは、クローラーにとってアクセスしやすく、頻繁に訪れる対象となります。

クローラーがWebサイトを巡回しているかどうかの確認方法

そもそも検索エンジンってどんな仕組みなの?

クローラーが実際にサイトを巡回しているのかどうか確認するには、以下2つの方法があります。

  • site:検索で確認する
  • Google Search Consoleで確認する

site:検索で確認する

site:検索で確認する

検索エンジンに「site:巡回を確認ページのURL」と打ち込み、検索結果にページが表示されるか確認してみましょう。検索結果にページが表示されたら、クローラーが正常に巡回していることになります。

Google Search Consoleで確認する

Google search consoleを使ったインデックスの確認手順は次のとおりです。

1.Google search consoleにログイン
2.上部の検索バーに、調べたいページのURLを貼り付け
3.「URLはGoogleに登録されています」と表示されるか確認する

クローラーが巡回していないようであれば、インデックスをリクエストしてください。

クローラーに関するまとめ

クローラーに関するまとめ

クローラーはWeb上の情報を自動的に収集し、検索エンジンのデータベースに保存するための重要なプログラムです。検索エンジンの効率的な動作を支え、ユーザーに最新の情報を提供する役割を果たします。

Webサイト運営者は、クローラーにとってアクセスしやすいサイト構造を整えることが重要であり、明確なナビゲーションやロジカルなURL構造、適切な内部リンクなどが含まれます。

また、クローラーの巡回頻度を高めるためには、新しいコンテンツの追加、サイトマップの更新と送信、サイトのパフォーマンス最適化などが有効です。

最終的に、クローラーの巡回状況を確認することで、Webサイトが検索エンジンに適切にインデックスされているかを把握できます。

監修者紹介

石田 哲也

石田 哲也

取締役CMO

Twitter:@te2319
株式会社ニュートラルワークス 取締役CMO。1984年生まれ。高校卒業後にISD株式会社を起業。その後、株式会社オプトでWebマーケティングを学び、株式会社メタップスなど複数のベンチャー企業にて事業立ち上げを経験。前職はワンダープラネット株式会社でゲームプロデューサーとしてスマホゲームアプリの制作に従事。2018年に地元の神奈川へ戻り、ニュートラルワークスに入社。SEO/Web広告運用/サイト分析・改善など、Webサイトの運用改善~ゲームアプリ制作や数十万フォロワーのSNSアカウントの運用経験などWebビジネス全般を守備範囲とする。

■経歴
2003年 ISD株式会社/起業
2009年 株式会社オプト/SEMコンサルタント
2011年 株式会社メタップス/シニアディレクター
2013年 ライブエイド株式会社/執行役
2016年 ワンダープラネット株式会社/プロデューサー・BizDev
2018年 株式会社ニュートラルワークス/取締役CMO

■得意領域
Webサイト改善
SEO対策
コンテンツマーケティング
リスティング広告

■保有資格
Google アナリティクス認定資格(GAIQ)
Google 広告検索認定資格
Google 広告ディスプレイ認定資格
Google 広告モバイル認定資格