マーケティング

最終更新日: 2022.11.17

売れるキャッチコピーとは?作り方を具体例を交えて分かりやすく解説

売れるキャッチコピーとは?作り方を具体例を交えて分かりやすく解説

テレビCMや屋外広告などで活用されるキャッチコピーは、商品やサービスの魅力をユーザーに伝える方法として様々な会社が実施しています。そこで魅力的なキャッチコピーを作り上げることができれば、ユーザーの興味を惹き、企業のブランドイメージを高めることもできるでしょう。

しかし、適切なキャッチコピーが思いつかなければ、イメージの定着どころか、そのまま商品やサービスの売上にまで悪影響を与えてしまいかねません。そのため、多くの会社は自社製品の売上を伸ばすために、独創的かつ面白いキャッチコピーを作り出すことを大きな課題として捉えています。

本記事では売れるキャッチコピーとは一体どのようなものなのか、作り方から具体例を紹介しながら、キャッチコピーの特徴や種類について解説します。自社ならではの訴求力のあるキャッチコピーを作るためにも、まずは特徴を掴み効果的なメッセージ性を持たせる方法を理解することが大切です。

キャッチコピーとは

キャッチコピーとは

キャッチコピーとはキャッチーな言葉や独創性のある短いフレーズを使って、訴求を行いたいサービスや商品を表現する手段です。英語の「catch」と「copy」を合わせたキャッチコピーは、日本語ではユーザーの興味を惹きつける「宣伝文句」という意味を持ちます。

キャッチコピーはメールマガジンのタイトルやリスティング広告、バナー広告など様々媒体で目にしたことがあるでしょう。また、現代はインターネット環境があれば世界中の人々に情報を発信できる時代です。だからこそ、膨大な情報の中に埋もれてしまわないようにしなければなりません。

その多くの人々に興味を持ってもらうための方法として、多用されているのもキャッチコピーです。実際に使われたキャッチコピーには、

  • JR東海(京都キャンペーン):そうだ、京都へいこう
  • カルビー(かっぱえびせん):やめられないとまらない
  • ニトリ:「お、ねだん以上。」

などがあります。加えてキャッチコピーをユーザーに覚えてもらうことができれば親しみも生まれるでしょう。さらに、一目見ただけであの商品だと気づいてもらえるブランド価値を高めることにもなります。

いくら他の会社では作れないような素晴らしい品質の商品であったとしても、ユーザーに購入したいと思わせなければ始まりません。それにも関わらず、キャッチコピーを軽視してしまうと誰にも製品の良い所を知られることもなく、販売中止と

など、一目見てどんなサービスやキャンペーンをおこなっているのか、どのようなスタンスで商品を提供しているかなど伝わるように創意工夫されています。食品を扱うのか、サービスを提供するのかによって適切な言葉も変化するので、商品にあったキャッチコピーを考えましょう。

キャッチコピーの重要性

どのようなサービスや商品を扱うにしても、より多くの売り上げを目指すのであれば、キャッチコピーは必要不可欠です。第一印象が悪くなってしまった商品は市場でなかなか受け入れてもらえません。そこで、インパクトを与えられるようなキャッチコピーであればユーザーに興味を持ってもらうことができます。

さらにキャッチコピーは他社製品との差別化を図ることもできるため、自社製品ならではの強みや魅力を伝える方法としても重要なってしまうことも十分にありえます。

キャッチコピーの種類

キャッチコピーの種類

今やキャッチコピーは街中だけでなく、インターネットや雑誌など様々なところで目にすることができます。どれもその商品ならではの特徴を上手く掴んだキャッチコピーが多く、お気に入りのキャッチコピーがあるという人も珍しくありません。

そんな私たちの身近に存在するキャッチコピーですが、その中にも種類があることをご存知でしょうか。そこで、キャッチコピーにはどのようなものがあるのか、3つの項目に分けて紹介します。製品や宣伝する場所に合わせてキャッチコピーを使い分けていきましょう。

1.キャッチフレーズ

キャッチフレーズは、キャッチコピーと混同されがちですが、宣伝目的だけではありません。その大きな目的は、ユーザーの購買意欲を促進するといったものではなく、情報を広く発信することにあります。

例えば、

  • ファミリーマート: あなたと、コンビに、ファミリーマート
  • オロナミンC(大塚製薬):元気ハツラツ!

など、商品を詳しく説明するのではなくイメージづくりを行う一環として活用されています。このように、多くの人に商品を知ってもらう下地作りを行うのがキャッチフレーズと言えるでしょう。そこで興味を持ったユーザーを対象に、様々な宣伝やサービスの提供を行なっていくのが基本的な形です。

何度も言うようですが、商品を購入してもらうためには自社がどんな製品を扱っているのか知ってもらわなければなりません。キャッチフレーズはその興味を持ってもらうための、第一印象を決定づける重要な役割を持っています。

2.ボディコピー

ボディコピーは、商品やサービスの詳細を伝える文章のことを指します。キャッチフレーズを見て製品を調べに来たユーザーに、魅力を伝えることが目的です。ボディコピーはキャッチコピーの下に書かれている本文部分となるため、ユーザーの購入を決定づける文章と言っても良いでしょう。

例えば、

キャッチコピー

今までの常識が変わる〇〇!

ボディコピー

創業50年と歴史のあるお店から、
新たな常識を打ち立てる〇〇が誕生しました!
長年かけて研究して作られた、
いまだかつて経験したことのない体験をお楽しみください。

のように、キャッチコピーで紹介した商品ついて文章で説明する部分がボディボディコピーです。

キャッチコピーのように目立つようなものではありませんが、ボディコピーにはいかにしてユーザーに魅力を伝え、理解してもらえるかどうかが重要です。せっかく興味を持ってくれたユーザーを逃さないようにするためにも、ユーザーが細部まで目を通してくれるような内容を意識しましょう。

またあくまでもボディコピーは商品の詳細を伝えるものなので、キャッチフレーズよりも目立たせないことが肝心です。文章が先に目立ってしまうと、読むのが面倒くさいと避けられてしまいかねません。

3.スローガン/タグライン

スローガンとタグラインは、両方ともブランド認知度の向上に役立つツールですが、厳密には2つの間には違いがあります。

スローガン

スローガンは、企業やブランドが行うマーケティングを目的とした方法で、会社の機能を中心としてアイデアを発信します。企業の目的や視点を明確にし、共感を持つ人々を集める手段としても注目されています。

例えば、

  • ライオン株式会社:今日を愛する
  • コスモ石油:ココロも満タンに、コスモ石油

など、会社ではどんなことを大切にしているのか、どのようなサービスを提供するのか、その目的や目標を書いたものがスローガンです。

タグライン

タグラインは、ブランドの認知度を向上することを大きな目的とし、会社の製品を通して組織の存在をアピールすることに役立ちます。

例えば、

  • マクドナルド:I’m lovin’ it
  • Intel:インテル、入っている

など、キャッチーな言葉が使われることが多く、自社製品を定義づける手段として最適な方法となるでしょう。

売れないキャッチコピーの特徴

売れないキャッチコピーの特徴

キャッチコピーの選択を失敗しないためにも、売れないキャッチコピーはどのような特徴を持っているのか3つに分けて紹介します。どのような表現や情報が不足すると相手に悪い印象を与えてしまうのか把握することから始めましょう。

売れないキャッチコピーがどんなものなのか分かっていれば、自ずと自社製品の効果的なキャッチコピーを使ったアピール方法が見えてきます。

1.ターゲットが不明確

キャッチコピーを決めるときは、どんな人をターゲットとするのか明確にしなければなりません。ターゲットが不明確なキャッチコピーがどんなものかと言うと、

  • 日々にお疲れのあなたに
  • Web広告で集客を伸ばしたい方へ

このようなキャッチコピーにしてしまうと、 語りかけるユーザーの幅が広くなりすぎて誰に向けたメッセージなのか曖昧になってしまいます。また、不明確なままのキャッチコピーでは何を伝えたいのかユーザーが理解できず、避けられてしまうことにもつながります。

制作する側にとっても、どのようなキャッチコピーにすればいいのか分からなくなってしまうので、ターゲットは必ず設定してください。

ターゲットが決まれば、どのようなメッセージにすればいいのか決めやすくなるでしょう。売上を伸ばすためにも、チームで情報を共有してどのような客層に向けた宣伝を行うのか、はっきりさせることが成功への近道です。

2.伝えたいメッセージがよく分からない

独創的なキャッチコピーを作ることも大切ですが、ユーザーに伝えたいメッセージが伝わらなければ意味がありません。そのためイメージやセンスに偏りすぎたものを作ってしまうと、ユーザーが内容を理解できずに興味を無くしてしまうことにもなりかねません。

例えば

  • モテる大人のクールに決めるスーツスタイル
  • 誰もが納得の〇〇

などのように、いまいち頭に入ってこないようなキャッチコピーは、ユーザーがどのようなものなのか連想しにくくなってしまいます。

キャッチコピーはしっかりとターゲットが興味を持ち、詳細な情報まで読んでくれることが重要です。面白いキャッチコピーを作りたいと奇をてらいすぎるのではなく、読みやすさとのバランスも忘れずに考えるようにしてください。

そのようなことを意識できれば、商品のイメージとかけ離れすぎず、意味も通るようなキャッチコピーを作れます。

3.オリジナル性がない

ターゲットや伝えやすさばかりを追い求めて、どこにでもあるようなオリジナル性のないキャッチコピーもまた、売り上げに繋がらない原因になります。

例えば、

  • のどごし爽やかな〇〇
  • 〇〇なら絶対合格!

などの表現はどこでも見るような言葉が使われているため、自社ならではの強みをユーザーに感じさせることができません。独創的すぎるものはあまり良くないとお伝えしましたが、工夫のなさすぎるキャッチコピーも、ユーザーに興味を持ってもらえません。

自社製品ならではの強みや他社製品との違いを読み取ってもらえなければ、膨大な情報に埋もれてしまうことになるでしょう。キャッチコピーを作るときは他社と同じ内容にならないように注意して、差別化が図れるものを選択することが大切です。

オリジナル性があって、意味も理解できるようにするバランスは難しいかもしれませんが、競合に負けないようにするために必要な条件です。

売れるキャッチコピーの特徴

売れるキャッチコピーの特徴

売れるキャッチコピーとはどのような特徴を持っているのか、6つの項目に分けて紹介します。自社が考えているキャッチコピーと比べてみて、ポイントが抑えられているかチェックしてみることをおすすめします。

1.ターゲットが明確

売れるキャッチコピーはやはり、誰に対してのキャッチコピーなのか明確になっているものがほとんどです。同じ商品やサービスでもターゲットが違うと伝えるメッセージも変化します。

そのため、

  • 氏名
  • 年齢
  • 居住地
  • 職業
  • ライフスタイル
  • 家族構成
  • 求めている事柄

などの項目に合わせたペルソナの設定が必要不可欠です。例えば、

  • 仕事疲れから解放される、日々を豊かにする方法
  • Google検索にも対応!上位サイトを狙えるSEO施策

これらのように、どんなことに悩みを持っているのか、何を求めているユーザーなのか明確にされているキャッチコピーは注目されやすくなるでしょう。

2.メッセージが明確

ターゲットが明確であるかどうかにも関わってきますが、どんな製品か知って欲しい時はメッセージが明確であることも重要です。

例えば

  • カゴメ:自然を、おいしく、楽しく。
  • 株式会社カネカ:カガクで ネガイを カナエル会社

などのように、どのようなことをしたいのか、ユーザーに何を提供したいのか伝えることが大切です。魅力も、他社製品との違いも分からないようなメッセージにしてしまうと、それだけでユーザーは離れていってしまいかねません。

また、全く関係のない内容だとユーザーは混乱してしまうので、メッセージが理解してもらえることを意識しましょう。ユーザーに自分たちの思いが伝わるように、意味が通っているか必ず確かめるようにしてください。

商品のイメージが伝わるようなメッセージにできれば、ユーザーもどのような商品なのか把握して安心感を持つことができます。

3.商品・サービスのベネフィットを伝えている

ベネフィットには利益という意味もありますが、ユーザーが商品を使うことによってどんな経験や変化をもたらすのか、満足度を表す言葉でもあります。

商品やサービスは質が良いから売れるというわけではありません。その商品やサービスを活用することで、ユーザーにプラスになることがなければ売上を伸ばすことは難しくなります。

例えば、

  • 朝の調理時間を短縮する時短料理!
  • 24時間電話サポートで安心!

など、自社のサービスや提供する情報を知ることで、どのようなベネフィットが得られるのか伝えます。このように、商品やサービスを導入することでどのような効果が期待できるのか示すことが肝心です。何も得られるものがないのに、ユーザーは新しいものに関心を持つこともないでしょう。

だからこそキャッチコピーを決める際は、ユーザー目線からどのようなことに役立つのか、ベネフィットを考えるようにしてください。

4.数字で具体的に伝えている

キャッチコピーを作るときはできるだけ具体的な数字を入れると、ユーザーにとっても読みやすい文章となります。例えば「あっという間に設定可能」とするよりも、「たった3分で設定可能」とした方が、商品の良さがイメージしやすくなるでしょう。

例えば、

  • 10月31日までの限定商品!
  • 100人限定!残りあと10人

などの具体的な日数や数量が書かれていると、ユーザーの購買意欲を高めることにも役立ちます。

抽象的な言葉を使うようなキャッチコピーも見かけますが、ある程度売れているような人気商品でなければ、詳細まで読んでもらうことはできません。確実に伝わるキャッチコピーを目指すのであれば、数字や具体的な表現を使ってわかりやすい内容にすることを推奨します。

特に今から売り出そうとしている新商品や新サービスなのであれば、強みや魅力がアピールできるように工夫していきましょう。

5.権威性がある

ユーザーが新しい商品を購入する際には、信頼性や安全性を求めます。そのためどのような人が開発しているのか、どんな人に推奨されているのかなどの部分も強みとなります。特にその製品に関係する権威のある人が推奨しているという文言は、ユーザーの興味を強く引く要因ともなります。

例えば化粧品などを扱う場合、人気のモデルが愛用しているという言葉があれば、ターゲットとなる女性に関心を持ってもらえるでしょう。他にも資格を持っているスタッフが携わっているや、専門家やプロからも評価されているなどの言葉も効果的です。

例えば、

  • 〇〇年連続金賞受賞!
  • 人気ファッション誌〇〇の専属モデル御用達!

など、第三者から評価されている商品は信頼を持ってもらいやすくなります。

ただしこのような文言を使う時は、実際に権威のある人に使ってもらったり、評価してもらったりしなければなりません。事実も無いのにプロから評価されているといった嘘をつくことは、社会的な信用を大きく失うことになります。

6.常識を破壊している

魅力的なキャッチコピーには、常識を破壊するようなインパクトのあるキーワードを使うことも効果的なことがあります。今まで同製品の中では実現できなかった仕組みや強みがあるのであれば、それを前面に押し出したアピール方法もひとつです。

例えば、

  • 旭化成:昨日まで世界になかったものを。
  • 日産自動車: やっちゃえ日産

など、常識にとらわれずに常に挑戦していくという姿勢をアピールすることにもなるでしょう。

ユーザーがキャッチコピーを見て「なんだ?この商品は」、「そんなことができるのか!」と驚いてもらえたら宣伝としても大成功です。ただし、いくら常識を破壊すると言っても、商品の性能を超えるような過大な表現は避けるようにしてください。

あまりにもかけ離れたことを書いてしまうと、逆に嘘をついていると評価を下げることになってしまいます。あくまでも今までの常識が変わると言ったニュアンスで、新しい体験ができることをアピールする文言にしましょう。

売れるキャッチコピーの作り方

売れるキャッチコピーの作り方

売れるキャッチコピーを作るためにはどのようなことが必要になるのか、基本的な4つの方法を紹介します。まずは基本を押さえて、効果的なキャッチコピー作りを目指しましょう。

1.ターゲットを明確にする

たくさんの情報であふれている時代だからこそ、まずは誰をターゲットとするのか明確にすることから始めましょう。ターゲットが明確になっていないとキャッチコピーの内容も曖昧なものになってしまうので、誰に向けたものなのか決めておく必要があります。

ターゲット層を決める時は、

  • 年齢層
  • 性別
  • 収入
  • 職業
  • 家族構成

などから考えていきターゲット像が明確になるようペルソナを作りましょう。

例えば家族構成でターゲットを絞る場合、一人暮らし向けなのか、家族向けなのかで判断していきます。誰に向けたキャッチコピーなのか方向性が決まれば、適切な言葉が選べるようになるでしょう。

商品を宣伝する側も、購入を検討するユーザーも納得のいくキャッチコピーにすることが、新規顧客獲得にもつながります。
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2.ターゲットの悩みをリストアップする

ターゲットを明確にした後は、ターゲットがのようなことに悩んでいるのかリストアップしていきます。ターゲットの悩みを解決できるような商品だということをアピールできれば、ベネフィットやメリットを知ってもらうことが可能です。

しかし、ターゲットがどのような悩みを持っているかは年齢層や生活環境などによっても変化します。そのため、自社製品を購入する客層はどういった人が多いのか事前に調べた上で、購入する傾向などを分析しておくと対応しやすくなるでしょう。

いかにターゲットに商品を購入したいと思わせるかが大切なので、どのようなことをユーザーが求めているのか事前に把握しておくことが成功の鍵です。

もし悩みのリストアップに行き詰まったことがあったら、ターゲットに直接話を聞くことも効果的です。また、他社で公開されている、同じようなターゲットのお客様が寄せている声も参考になります。

3.商品の強みをリストアップする

ターゲットの設定も重要な事柄ですが、自社の商品にある強みをアピールすることも忘れてはいけません。そのためにはまず、QPC分析で自社製品にどのような強みがあるのか、他社製品とはどのような違いがあるのかリストアップします。

リストアップしたものの中から、ユーザーにどの強みをアピールするのか決めていきます。まずはどんなところでもいいので、強みとなるところを全て出し切ることが大切です。競合に比べて勝てるようなポイントを請求しないと消費者に選んでもらえなくなってしまいかねません。

例えば、

  • スピードラーニング:1日5分聞き流すだけで英語が口から飛び出す
  • カゴメ:野菜1日これ一本

など、その商品にはどのような強みがあるのか、どんなことができるのかアピールする方法です。

また、客観的な意見があるとよりリアリティが出るので、ユーザーにどの点が評価されているのか紹介するようなキャッチコピーも効果的です。他社にも負けない商品の強みや魅力を多くの人々に届けて、売上アップを目指しましょう。

4.悩みと強みを組み合わせてキャッチコピーを作成する

ターゲットの悩みや商品の強みのリストアップができたら、その悩みと強みを組み合わせたキャッチコピーを作成しましょう。例えば、会社で使っているソフトの互換性がなく使いにくいと悩んでいるターゲットの場合、互換性のある強みをアピールします。

例えば、

  • この冷蔵庫を使えば、毎月の電気代が節約できる
  • これ一本で、足りない栄養素が補える

など、その商品の強みで悩みが解決できるといったような組み合わせのキャッチコピーです。

その商品にある強みが自分たちの悩みを解決してくれるとユーザーに情報が伝われば、購入する可能性を高めることができます。逆に高性能な製品であってもその強みが、ユーザーの悩みと関係ないものであると興味が持ってもらえなくなる点にはご注意ください。

これは開発時にも関わることですが、ユーザーが購入したいと思ってくれなければどんな商品も売れることはありません。

キャッチコピーのテクニック

キャッチコピーのテクニック

キャッチコピーの作り方がわかっていても、差別化を図ったり、効果的なメッセージ性のある内容を考えたりすることは容易ではありません。ただ強みを並べても他社の製品と代わり映えのないものになってしまうケースもあります。

そこで、キャッチコピーを書く際に役立つテクニックを紹介します。様々な効果を生み出す方法を参考に、自社ならではのキャッチコピーを作り上げましょう。

心理学のテクニックを取り入れる

人間の考えていることや行動を分析し理解することに役立つ心理学は、ユーザーの興味を引くキャッチコピーのテクニックとして役立ちます。ユーザーがどのような理由で行動を起こしているのか把握できれば、より多くの人に読んでもらえるようなキャッチコピーが作れるでしょう。

すべてのユーザーの考えが完璧に理解できるわけではありませんが、一般的な思考を読み解くことでユーザー視点からの言葉も浮かびやすくなります。そこで心理学の中でもキャッチコピー作成に役立つ方法を紹介します。

バンドワゴン効果

バンドワゴン効果は、流行っていると聞くとその事柄に興味を持ったり好意的に捉えたりする心理現象のことを指します。

例えば、

  • 「大流行中の~」
  • 「話題沸騰の~」

などのキャッチコピーがバンドワゴン効果を活用した言葉を使ったものです。

とはいえ、あまり売れていない商品を人気のある商品だと偽ることは悪いイメージを与えかねないので、誇張表現だけは避けるようにしてください。人気のシステムや技術を取り入れている場合は、それらをアピールに使ってもいいでしょう。

スノッブ効果

スノッブ効果とは、気軽に手に入れられるほど需要が薄れ、入手が難しいものほど需要が増えることを言います。キャッチコピーとしてスノッブ効果を活用する場合は、

  • 「売り切れ間近」
  • 「数量限定」

などの入手が難しそうだというような印象を与えるものを指します。

人気で売れている商品ほど効果が高まるので、希少性を持たせることができれば更なる新規ユーザーの獲得ができるでしょう。しかし、入手が容易なものにこの文言を使ってしまうと逆効果なので、できるだけ生産が追いつかないものや在庫数が少ないものを選ぶようにしてください。

ツァイガルニック効果

ツァイガルニック効果とは物事を終えるよりも、中断したり挫折したりした物事の方が記憶に残る心理現象のことを言います。ツァイガルニック効果をキャッチコピーに適用した方法は、ユーザーがうまくできなかったことやできていないことが、できるようになるとアピールする文言です。

現在の商品で諦めていたことが、買い換えることで対処できるようになるのであればユーザーも強い興味を示してくれるでしょう。また人気はあったけれど、販売を中止した商品を再度復活させて、「あの人気を博した~」とアピールすることもツァイガルニック効果に含まれます。

アンカリング効果

アンカリング効果とは、人は最初に見たデータをよく記憶していることから、その情報を重視する傾向があることを指す言葉です。キャッチコピーは宣伝を行うときに最初に目に付くものなので、そこでユーザーに良い印象を与えられれば、購入を検討してもらいやすくなります。

例えば、

  • 「売上ランキング第1位」
  • 「業界ナンバーワンの~」

などといったインパクトや魅力を持たせるような言葉選びが要となるでしょう。キャッチコピーはユーザーとの接点を作る役割を担っているので、慎重に決めるようにしてください。

初頭効果

初頭効果はアンカリングと似ていますが、最初に受けた印象が記憶に残りやすいと言う心理現象を表した言葉です。つまり、最初にユーザーが触れるであろうキャッチコピーの出来次第で、良い印象を持ってもらえるか悪い印象を持たれてしまうのか左右されます。

人は第一印象でほとんどの評価が決まると言われるように、商品やサービスも例外ではありません。下手をすれば悪い印象どころか興味すら持ってもらえない可能性もあります。そのようなことを避けるためにも、最初にユーザーから良い印象を持ってもらえるようなキャッチコピーを意識しましょう。

カクテルパーティ効果

カクテルパーティー効果とは、様々な雑音や情報が行き交う中で自分の名前が呼ばれたら、その一つの情報が気になるようになる心理現象のことを指します。つまり無意識のうちにユーザーに関係のある話題を提供し、関係ある情報だけをキャッチする人の傾向を利用したキャッチコピーの方法です。

例えば、タイトルやメールマガジンにユーザー名が入るように設定をして、メールチェックを行っている時に興味を引くようにする方法です。不特定多数が見るような場所では使える方法ではありませんが、個人宛に連絡が行くようなケースでは効果的な手段となるでしょう。

カリギュラ効果

カリギュラ効果とは、物事を禁止されてしまうと逆にその行為を行なってしまいたくなる心理状態のことを言います。いたずらをする子供がダメだと言われている事を、興味本位でやってしまうような行動です。

カリギュラ効果をキャッチコピーに活用する例としては、

  • 「本気で~を考えていない人は購入をおすすめできません」
  • 「~が好きな人以外は絶対に見ないでください」

などといった文言です。カリギュラ効果をうまく活用できれば、「本当に効果があるのでは?」とユーザーに感じさせられるでしょう。

フレーミング効果

フレーミング効果とは、同じ物事でも考え方や見方を変えるだけで異なる印象を持つようになる心理現象のことです。少しニュアンスを変えるだけでも、良い印象を与えたり悪い印象を与えたりするようになります。

例えば売上率が50%の商品の場合、「50%のユーザーが購入」 よりも、「半数ものユーザーが購入」の方が、売上が多く感じられるでしょう。つまり一見デメリットになり得るような内容でも、ポジティブな面を強くすることで良い印象を持ってもらう方法です。

ただし、いくら良い印象を与えたいからと嘘の情報を載せてしまう行為は不信感を持たれるため、やらないようにしてください。

シャルパンティエ効果

シャルパンティエ効果とは、重さや大きさを表す単位を変えると錯覚が起きてしまう現象のことを言います。例えば5gのものを、5,000mgと表現したほうが多く含まれている印象を与えます。

この表現を使う時は誤表記に注意して、情報を正しく載せるように徹底してください。あくまでも錯覚を与えるものなので、大幅な変化が得られるわけではありませんが、ちょっとした印象の変化に役立ちます。

権威への服従原理

人が権威のある人物の言葉に無意識で従ってしまう性質のことを、権威への服従原理と呼びます。例えば健康食品を扱う場合、「専門医が推奨する」といった文言があると、購入しても大丈夫だと思ってもらえます。

つまり信頼の持てる機関や人の、監修やサポートをしてもらうことができれば、多くのユーザーに信頼と安心感を与えられるようになるでしょう。絶対というわけではありませんが、商品の強みとなることは間違いありません。

認知的不協和

認知的不調和とは、2つの矛盾する感情を抱えていることで不快感を持ってしまうことを言います。例えば痩せたいけど食べたいものを我慢したくないというような状況が認知的不調和です。

不調和と聞くと良い印象は持てませんが、「痩せるために食事制限する日々はこれで終わり」のような解決策となるキャッチコピーに変換できます。このように認知的不調和を活用すれば、ユーザーの悩みに寄り添ったメッセージ性を持たせられるようになるでしょう。

よく使われている言い回しを参考にする

全く同じ言葉をそのまま使うことは御法度ですが、よく使われている言い回しを参考にする程度であれば問題ありません。何もないところからキャッチコピーを作ることは難しいことなので、他社の人気商品や同ジャンルの商品にどのような言葉が使われているのか調べてみることをおすすめします。

よく使われているということは効果があるとも言えるでしょう。また広告にはお金をかけなければならないため、効果のないキャッチコピーはすぐに変更されているはずです。

例えば、

  • 当店人気No.1の〇〇
  • 売り切れ御免!数量限定の大特価!

など、ネット上や雑誌などにもたくさんのキャッチコピーが使われているので、良いと思ったキャッチコピーを参考に工夫を加えていきましょう。同じような言い回しでも、自社商品ならではの強みを入れるだけで雰囲気も変わります。

最初のうちは独創的なものを狙いすぎずに、基本的な形からキャッチコピーを考えてブラッシュアップしていくといいでしょう。

GoogleやYahoo検索からの流入も意識する

キャッチコピーがページタイトルとして使われているケースでは、GoogleやYahoo検索でそのキャッチコピーが表示されるようになります。そのため、流入してくるユーザーのことも意識した内容のものが求められます。

同じ意味を持つ言葉でも流入数には大きな違いがあるので、一度検索結果を調べてみて、どちらの言葉の方が検索されやすいのかチェックしてみてください。あまり検索されないような言葉選びをしてしまうと、ユーザーから見つけられにくくなるので注意が必要です。

またGoogleアナリティクスで流入ワードを調べることもできるので、そのような分析ツールを活用してデータ集めをすることも可能です。

疑問形にする

あまり知られていない商品の場合、疑問系を使ってみることも効果的です。ユーザーが商品を調べる時は、どのようなものなのか疑問を持っています。

そのようなユーザーには、抱えている疑問に関する内容にしたり、顧客に尋ねるようなキャッチコピーにしたりすることも印象に残りやすくなるでしょう。疑問形で問いかけられると、考えて答えを出したくなるのも人の心理です。

例えば、

  • 「~を始めてみませんか?」
  • 「選ばれる理由はどこにあるのでしょうか?」

などのように、疑問形には消費者を考えさせ、答えが続きを見たくさせる効果があります。

キャッチコピーのチェックポイント

キャッチコピーのチェックポイント

キャッチコピーの方法やテクニックについて紹介してきましたが、キャッチコピーのチェックすべきポイントは以下のような項目に分けられます。

  • 一目で内容が理解できる文章になっているか
  • 長文になっていないか
  • ベネフィットがあるか
  • 適切な表現が使われているか
  • 発見や驚きが含まれているか
  • 差別化できているか
  • 明確にイメージできるか

最低限これらのポイントを押さえられているような、キャッチコピーを目指しましょう。特に短い文章で意味はしっかり通るようにしてください。また、あれもこれも情報を入れたい気持ちは分かりますが、できるだけ簡潔にまとめるようにしてください。

キャッチコピーはあくまでも詳細情報をチェックしてもらうための前段階のものなので、とにかくユーザーに興味を持ってもらうことを意識することが重要です。長すぎたり不適切な表現が使われていると、ユーザーに不快感を与えてしまいかねません。

加えて他社商品との差別化ができていないと興味を持ってもらえないので、自社商品の魅力を伝えることも忘れないようにしてください。

キャッチコピーの注意点

キャッチコピーの注意点

キャッチコピーを作る際の注意点は、気を引こうとしすぎるあまり過大な表現を使ってしまったり、悪い印象を与えてしまうような表現を使ってしまうことです。煽りすぎて商品やサービスにギャップが生じるとクレームのもとになってしまいます。また健康系や医療に関する商品は薬機法を守るようにご注意ください。

必ず事実の範囲内でインパクトのある表現を使い、大きくネガティブな印象を与えるような言葉は避けるようにしましょう。また勘違いを起こすような内容は、消費者の感情を逆なですることもあるので、正しい言葉選びが必要不可欠です。

興味を引こうとして、大げさな情報や虚偽をしてしまうと、ユーザーとのトラブルに発展するどころか、犯罪となって逮捕されてしまう可能性もあります。

キャッチコピーのまとめ

キャッチコピーのまとめ

キャッチコピーは自社の商品やサービスの第一印象を決定づける、重要な役割を持った宣伝方法です。商品情報をユーザーが調べた時に、最初に接するものであるためそこでどれだけ印象付けて好感を持ってもらえるかが、今後のビジネスに大きな影響を与えます。

そのためユーザーが何を求めているのか、どのような表現を使えばインパクトを与えられるのか計画的に考えていかなければなりません。ユーザー目線に立ちながらも、自社製品の強みを合わせて紹介できるようなテクニックも必要となるでしょう。

そんな時こそ心理学のテクニックや、様々な会社が使っているキャッチコピーを参考に、試行錯誤し続けていくことが大切です。

ニュートラルワークスでは、お客様の興味関心を引くキャッチコピーを含めて様々な種類のWebサイト制作をしております。もし会社、商品・サービスの魅力を伝えるWebサイトを制作したい場合はお気軽にお問い合わせください。

キャッチコピーのよくあるご質問

キャッチコピーとは?

キャッチコピーとはキャッチーな言葉や独創性のある短いフレーズを使って、訴求を行いたいサービスや商品を表現する手段です。英語の「catch」と「copy」を合わせたキャッチコピーは、日本語ではユーザーの興味を惹きつける「宣伝文句」という意味を持ちます。

売れるキャッチコピーの作り方は?

売れるキャッチコピーを作るには、「ターゲットを明確にする」「ターゲットの悩みをリストアップする」「商品の強みをリストアップする」「悩みと強みを組み合わせてキャッチコピーを作成する」という基本的な4つの方法を押さえておく必要があります。

キャッチコピーの注意点は?

キャッチコピーを作る際の注意点は、気を引こうとしすぎるあまり過大な表現を使ってしまったり、悪い印象を与えてしまうような表現を使ってしまうことです。煽りすぎて商品やサービスにギャップが生じるとクレームのもとになってしまいます。また健康系や医療に関する商品は薬機法を守るようにご注意ください。

監修者紹介

石田 哲也

石田 哲也

取締役CMO

Twitter:@te2319 |
株式会社ニュートラルワークス 取締役CMO。1984年生まれ。高校卒業後にISD株式会社にて起業。株式会社オプトにてWebマーケティングを学び、株式会社メタップスなど複数のベンチャー企業にて事業立ち上げを経験。前職はワンダープラネット株式会社にてゲームプロデューサーとしてスマホアプリゲームの制作に従事。2018年に地元の神奈川へ戻り、ニュートラルワークスにジョイン。SEO/Web広告運用/サイト分析・改善など、Webサイトの運用改善~ゲームアプリ制作や数十万フォロワーのSNSアカウントの運用経験などWebビジネス全般を守備範囲とする。

■経歴
2003年 ISD株式会社/起業
2009年 株式会社オプト/SEMコンサルタント
2011年 株式会社メタップス/シニアディレクター
2013年 ライブエイド株式会社/執行役
2016年 ワンダープラネット株式会社/プロデューサー・BizDev
2018年 株式会社ニュートラルワークス/取締役CMO

■得意領域
Webサイト改善
SEO対策
コンテンツマーケティング
リスティング広告

■保有資格
Google アナリティクス認定資格(GAIQ)
Google 広告検索認定資格
Google 広告ディスプレイ認定資格
Google 広告モバイル認定資格