自社サイトの管理体制が変わるときや、運用の方向性が変わったときなど、Googleアナリティクスからアカウントを削除するケースが出てきますよね。削除自体は非常に簡単ですが、アナリティクスで取得できるデータは非常に重要なものです。それゆえに間違ってデータを削除してしまうと取り返しがつかない可能性もあります。
そこでこの記事では、削除前の注意点や実際に削除する方法、削除したデータを復元する方法を解説しています。記事に沿って進めていただければ操作が完了するようになっていますので、サイトのデータ整理にぜひお役立てください。
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Googleアナリティクスの削除における注意点
Googleアナリティクスのアカウントやプロパティは、削除すると元に戻せなくなる場合があります。削除の手順に進む前に、次の点を確認しておきましょう。
Googleアナリティクスで削除する階層を確認する
現在のGoogleアナリティクス(GA4)は「アカウント」「プロパティ」「データストリーム」の3つの階層でできています。以前のユニバーサルアナリティクス(UA)にあった「ビュー」はGA4にはありません。どの階層を削除するかで、消えるデータの範囲が変わります。
アカウント
最上位の階層です。アカウントを削除すると、その中のすべてのプロパティとデータストリームも削除の対象になります。複数のサイトを1つのアカウントで管理している場合は、すべてのサイトのデータが見られなくなるため特に注意が必要です。
プロパティ
サイトごとのデータの単位です。プロパティを削除すると、そのサイトのレポートや設定(キーイベント、オーディエンス、データフィルタなど)が見られなくなります。
データストリーム
プロパティにデータを送る入り口です。データストリームを削除すると、そのストリームからのデータ収集が止まります。すでに収集したデータはプロパティに残りますが、削除したストリームは元に戻せません。
削除すると過去のデータは見れなくなることを認識をしておく
アカウントやプロパティを削除すると、過去のデータも見られなくなります。あとで見返す可能性があるデータは、削除の前に必要なレポートをPDFやCSVで書き出しておきましょう。
アカウントを間違えないようにする
複数のアカウントやプロパティを管理していると、名前が似ていて取り違えることがあります。削除する前に、画面上部で選んでいるアカウント名・プロパティ名と、プロパティIDをあらためて確認しましょう。
トラッキングコードの削除を忘れないようにする
Googleアナリティクスの側で削除しても、サイトに設置したGoogleタグ(gtag.js)は残ったままです。不要なタグはサイトの表示速度にも影響するため、HTMLやWordPressのプラグイン、Googleタグマネージャーから忘れずに外しましょう。
参考:[GA4] Google アナリティクス アカウントの構成、ユニバーサル アナリティクスは Google アナリティクス 4 に置き換わりました
Googleアナリティクスを削除する方法
ここからは、GA4でアカウント・プロパティ・データストリーム・キーイベント・ユーザーを削除する手順を紹介します。アカウントやプロパティを削除するには、その階層の管理者の役割が必要です。
アカウントを削除する方法
- 左下の[管理](歯車アイコン)をクリック
- 「アカウント」の[アカウントの詳細]をクリック
- 右上のメニューから[ゴミ箱に移動]を選ぶ
- 内容を確認し、[アカウントをゴミ箱に移動]をクリック
プロパティを削除する方法
- 左下の[管理](歯車アイコン)をクリック
- 「プロパティ」の[プロパティの詳細]をクリック
- 右上のメニューから[ゴミ箱に移動]を選ぶ
- 内容を確認し、[プロパティをゴミ箱に移動]をクリック
データストリームを削除する方法
- [管理]→[データの収集と修正]→[データストリーム]をクリック
- 削除したいストリームを開き、右上のメニュー(︙)から削除を選ぶ
- 確認画面で削除を実行する
データストリームは、ゴミ箱を経由せずにすぐ削除されます。
キーイベント(旧:目標)を解除する方法
UAの「目標」に当たるものは、GA4では「キーイベント」です。キーイベントとして数えるのをやめたい場合は、[管理]→[データの表示]→[キーイベント]で対象の行のメニュー(︙)から[キーイベントとしてのマークを外す]を選びます。解除しても、元になるイベント自体の計測は続きます。
Googleアナリティクスの権限を共有しているユーザーを削除する方法
- 左下の[管理](歯車アイコン)をクリック
- [アカウントのアクセス管理]または[プロパティのアクセス管理]をクリック
- 対象ユーザーの右端のメニュー(︙)から[アクセス権を削除]を選ぶ
アカウント単位で付けた権限は、プロパティの画面からは削除できません。アカウントのアクセス管理から操作してください。
参考:アナリティクスのユーザーおよびユーザー グループの追加、編集、削除、キーイベントについて
GA4のデータをサイト改善に活かしたいご担当者様へ
KPIツリーの作り方から、データ探索の作成、分析の手順までを事例で解説したウェビナー動画です。
削除したアカウント・プロパティ・ビューを復元する方法
ゴミ箱に移動したアカウントとプロパティは、移動してから35日以内であれば復元できます。35日を過ぎると完全に削除され、元に戻せません。
- 左下の[管理](歯車アイコン)をクリック
- 「アカウント」の[ゴミ箱]をクリック
- 復元したいアカウントまたはプロパティにチェックを入れる
- [復元]をクリック
GA4には「ビュー」がないため、ビューの復元という操作はありません。また、データストリームはゴミ箱を経由せずに削除されるため、復元できない点に注意しましょう。UAのビューやプロパティは、2024年7月以降はアクセス自体ができなくなっています。
参考:ユニバーサル アナリティクスは Google アナリティクス 4 に置き換わりました
Googleアナリティクスの削除まとめ
Googleアナリティクス(GA4)で、アカウント・プロパティ・データストリーム・キーイベント・ユーザーを削除する方法を解説しました。削除の範囲は階層によって変わり、アカウントを削除するとその中のすべてのサイトのデータが見られなくなります。
アカウントとプロパティは35日以内ならゴミ箱から復元できますが、それ以外はすぐに消えてしまうものもあります。削除する前に対象をよく確認し、必要なデータは書き出しておきましょう。サイトに残ったGoogleタグを外すことも忘れないようにしてください。
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