ECサイト

最終更新日: 2024.04.01

Shopifyマーケティング戦略12選、今すぐ実践し、売上アップを目指そう

Shopifyマーケティング戦略12選、今すぐ実践し、売上アップを目指そう

Shopifyストアを使ってECサイトをオープンしたら、次はECサイトの存在をより幅広く、かつコンバージョンにつながるユーザーへ的確に訴求しましょう。ここでは、GoogleなどのWeb広告以外でECサイトの認知や売上をアップさせるマーケティング手法をご紹介します。

三木 五月

監修者

Twitter:@satsuki_miki
神奈川県の湘南でデジタルマーケティングの会社を経営しています。湘南をシリコンバレーのようにしたく、社員一丸で突っ走っています! 座右の銘は「好きこそものの上手なれ」。成熟した文化、自然豊かな湘南で一緒に働いてくれる仲間を絶賛募集中です。フルリモートOKです。詳しくは採用ページをご覧ください。

QUERYY(クエリー)編集部

執筆者

株式会社ニュートラルワークス

QUERYY(クエリー)編集部

QUERYY(クエリー)は、株式会社ニュートラルワークスが運営するデジタルマーケティング情報メディアです。

今日から始められる12のShopifyマーケティング戦略

今日から始められる12のShopifyマーケティング戦略

最小限の導入コストでチャレンジできる施策として、Shopifyを使用したECサイト運営でおすすめな12のマーケティング手法をご紹介します。下記を参考にぜひ実際に試してみてください。

1、ユーザー生成コンテンツ(UGC)を用意する

難易度:★★☆☆☆
売上期待度:★★★☆☆
UGCとは「User Generated Contents」の略称で、FacebookやInstagramなどのSNSやブログなどを通じてユーザーが発信するコンテンツのことを指します。企業が一方向的に発信する広告とは異なりユーザーの共感を得やすいコミュニケーションとして、近年ますます注目されているマーケティング手法です。

バーバリーが2009年に展開した「Art of the Trench(トレンチコートの芸術)」キャンペーンでは、モデルではなく一般ユーザーがバーバリーのトレンチコートを着用した写真を募集し、ブランドのFacebookページやマイクロサイトで紹介しました。キャンペーンは大きな反響を集め、大幅な売上アップはもちろん、Facebookページの新規フォロワーを100万人獲得するなどブランド認知の向上にも貢献しました。

2、インフルエンサーと提携する

難易度:★★★☆☆
売上期待度:★★★★★
インフルエンサーとは、おもにSNSやYouTubeなどの動画配信プラットフォーム、またはブログといったメディアでの情報発信を活動基盤として多くのフォロワーを抱えるユーザーのことです。なかには数百万人ものフォロワーを抱えるインフルエンサーも存在するなど、いまやマスメディアと並ぶ発信力を備えているといったも過言ではありません。

商品とのタイアップ投稿の作成や、広告への出演など、企業側がインフルエンサーへアプローチして商品やブランドに関する情報発信をしてもらうインフルエンサー・マーケティングはいまやメジャーなマーケティング手法として活用されています。

例えば、大手アパレルブランドのカルバンクラインが、ケンダル・ジェンナーやイギー・アゼリアといった著名人を起用したInstagramキャンペーンを実施して大きな反響を呼びました。彼らはカルバンクラインの下着を着用した自撮り写真にハッシュタグ「#mycalvins」をつけて投稿してユーザーの行動を喚起。その結果、わずか2週間で同社のSNSフォロワーが爆発的に増加しました。

3、ロイヤルティプログラムを導入する

難易度:★★☆☆☆
売上期待度:★★★☆☆
ロイヤルティプログラムとは、たとえば「10回購入すると11回目の購入が無料になる」といった特典を付与することで、継続購入およびリピーターを最大化させるための施策です。一定の購入金額に対してポイントを付与し、ポイントに応じて割引や特典を獲得できるポイント制などもロイヤルティプログラムにあたります。

LVMHグループのコスメ・フレグランス専門ブランドであるセフォラは「Beauty Insider」プログラムを実施し、ポイント付与を通じてリピート顧客を最大化させる施策を展開しています。

4、景品付きのコンテストを開催する

難易度:★★☆☆☆
売上期待度:★★★★★
ユーザーの認知と心をつかむマーケティング手法として、プレゼントキャンペーンはインターネットが普及するはるか以前から実施されてきました。現在でも多くの企業が実施しているプレゼントキャンペーンですが、SNSをはじめとしたメディアを通じてユーザーと企業が直接つながるオンライン上での施策では、単に「プレゼントを贈る」以上のコミュニケーションが可能です。

ここではUrbanDecayによる「GetElectricwithUD(UrbanDecayから刺激を受けよう)」コンテストをご紹介します。SNSを使ったプレゼントキャンペーンでは、ツイートや投稿に「いいね」や共有をすることでエントリーできる、という形式がポピュラーですが、このキャンペーンでは応募条件としてお気に入りの音楽フェスの写真を使ったPinterestボードを募集し、同ブランドのPinterestページに大量のトラフィックを獲得することに成功しました。

5、プロモーションやセールを行う

難易度:★★☆☆☆
売上期待度:★★★★☆
同じ商品ならなるべく安く購入したい!というのは普遍的なユーザーインサイトといえるでしょう。より直接的なユーザーメリットを訴求することで見込み顧客を顕在化し、初回の購入体験を促す施策としてもセールの実施は効果的です。

バナーの掲出やセール価格のアピール(価格に取り消し線を追加する)といった最小限の作業でスピーディーに施策を展開しましょう。たとえばゲーム開発会社のValveでは、75% OFFという大胆な値引きセールを行うことで、売上と収益を大幅アップを実現しました。

6、メールマーケティングを利用する

難易度:★★☆☆☆
売上期待度:★★☆☆☆
Webマーケティングの施策としては伝統的な手法ともいえるメールマーケティング。おもにメール内にテキストで記載されたりバナーとして配置されたりしているリンクをクリックまたはタップしてもらうのが従来のスタンダートですが、ユーザーが1日に大量のメールマガジンを受信している昨今では、リンク先へのアクセスはおろかニュースレターを「読んでもらう」ことにも工夫が必要です。

下記で紹介するトリップアドバイザーによる施策は、そんなメールマーケティングにおけるブレークスルーのひとつです。たとえば「ロンドンのホテルを検索しているユーザーへは同都市のホテルに関する詳細を配信する」というように、ユーザーの現在地や好みに応じて配信されるニュースレターの内容をパーソナライズさせることで、よりユーザーの興味・関心を引くメールマーケティングを実現しました。

7、お客様の声、口コミを募集し掲載する

難易度:★★☆☆☆
売上期待度:★★★☆☆
この記事の読者にも、他のユーザーの口コミやレビューが商品購入のきっかけになるケースは多いはず。ここで紹介するAmazonでの体験は最たる事例のひとつですが、ユーザーによる忖度のないレビューは商品を購入するうえで信頼に足る情報として信頼されています。

Amazonではさらに一歩踏み込んで、オンライン上で収集したカスタマーレビューを実店舗でも掲出し、オフラインの場でも商品購入を促すトリガーとして活用しています。

8、アフィリエイトマーケティングを利用する

難易度:★★★☆☆
売上期待度:★★☆☆☆
アフィリエイトマーケティングとは、企業がアフィリエイトパートナーまたはサードパーティー企業にインセンティブを支払うことで、商品やサービスをプロモーションしてもらうマーケティング手法のことです。

ユーザーは、自身のブログやSNSなどのメディアに当該商品へのリンクを設置し、購入ページへの遷移を促します。Amazonはアフィリエイトを早くから採用した企業のひとつで、アフィリエイトプログラムに参加したユーザーは、購入につながった1商品に対して販売価格の最大10%の対価を広告料を受け取ることができます。

Shopifyでアフィリエイトを始める場合は、「まるっと集客」アプリがおすすめです。
広告のタグ設置などは一切必要なしで、期間限定ですがバリューコマースやアクセストレードなどASPの初期費用・月額費用が無料のキャンペーンを実施しています。
他にもリスティング広告やディスプレイ広告、リマーケティング広告、SNS広告なども売上に連動した成果報酬で実施が可能で、「何からとりかかれば良いのかわからない」というShopifyストアの運営者の方が最初に入れるべき集客アプリです。
「まるっと集客」はこちら

9、ポップアップストアを設置する

難易度:★★★★★
売上期待度:★★★★☆
従来はO2O(Online to Offline)やオムニチャネル、そして近年ではOMO(Online Merges with Offline)といったキーワードを軸に、オンラインとオフラインで商品の購入体験を最適化させる試みは続いてきましたが、なかでもポップアップストアは上記の試みにおける効果的な施策のひとつとして注目されています。期間限定のショップやイベントスペースを設置し、ユーザーと直接コミュニケーションをとることで、効果的なプロモーションを実現します。

IKEAは新商品のカタログをプロモートするために、アウトレットストア内に段ボール製のポップアップルームを開設し、大きな注目を集めました。アーティストのパフォーマンスや料理番組といったコンテンツを生配信することで、Facebookページで大量のファンを獲得することにも成功しています。

10、ブログを始める

難易度:★★★☆☆
売上期待度:★★☆☆☆
ECサイトのいちコンテンツとして自社の商品やサービスに関するブログを開設し、コンテンツを配信している企業は数多く存在します。ですが数多く存在するだけに、これからはブログのテーマを広げるといった工夫が必要です。

たとえばプールメーカーのRiverPoolsは、一般ユーザーへ効果的に訴求するコンテンツを発信することで現在アメリカで最も人気のあるプールブログを運営していることで知られています。スペック重視の商品訴求だけでなく、ユーザーが実際に商品・サービスを購入した際の使用感や用途を先んじて実感できるような、ユーザーフレンドリーなコンテンツを発信してユーザーの共感を集めましょう。

11、ソーシャルメディアのエンゲージメントを最大化する

難易度:★★☆☆☆
売上期待度:★★★★☆
TwitterやFacebook、そしてInstagramなどのSNSはいまは人々のコミュニケーション手段としてスタンダードとなり、世界中で億単位のユーザーが活用している巨大なメディアへと成長しました。そしてSNSはWeb広告のプラットフォームとしてもスタンダードとなり、効率的かつ効果的にユーザーへ商品の魅力を訴求するメディアとして数多くの企業がSNS上で情報を発信しています。

ここで紹介するハイネケンはSNSを利用しているユーザーの位置情報を活用したジオターゲティングに注力している企業で、展開するオンラインキャンペーンもユニークです。たとえば同社のブラジル支社ではFacebookページの「いいね」が増えるごとにオフィスに緑の風船を飛ばす、という独特なキャンペーンを実施することで100万人以上の新規フォロワーを獲得しました。

12、紹介プログラムを導入する

難易度:★★☆☆☆
売上期待度:★★★★★
リファラルマーケティングとは、企業がインフルエンサーや一般ユーザーに依頼してブログやSNSに商品・サービスの紹介をしたり口コミを作成してもらうことでマーケティング効果を最大化させる手法です。ユーザーは現金などの報酬を受け取ることでメリットを享受することができます。

こちらで紹介するUberでは、ドライバーと乗客(ユーザー)双方に紹介キャンペーンを実施しました。乗客はUberを紹介した人・された人それぞれに乗車時に使用できる一定額分のクレジットが付与されます。一方、ドライバーの場合は紹介者に対して1人当たり100~500ドルが支払われる仕組みです。Uberが3年間で50以上の国に事業を拡大できた背景には、こうしたマーケティング施策の実施がありました。

まとめ

マーケティング効果や予算を鑑みて適切にプランニングすることが重要

今回ご紹介しましたマーケティング手法には、単体でも高い効果を発揮する施策もあれば、他の手法と組み合わせることでより成果を上げる施策もあります。ということで、期待するマーケティング効果や予算を鑑みて適切にプランニングすることが重要です。

ほとんどの企業様はECサイトの構築やマーケティング施策のプランニングに割く時間と専門知識がありません。ニュートラルワークスは、トレンドを抑えたデザインで徹底的に「成果」にこだわったECサイトを構築いたします。

そのため、あなたは競合と差をつけることができ、それが更なる顧客獲得・売上増加に繋がります。Zoomなどのオンライン相談(無料)をやっておりますので、まずはこちらのお問い合わせページよりお気軽にご相談ください。ご連絡心よりお待ちしております。

監修者紹介

三木 五月

三木 五月

代表取締役社長

Twitter:@satsuki_miki
神奈川県の湘南でデジタルマーケティングの会社を経営しています。湘南をシリコンバレーのようにしたく、社員一丸で突っ走っています! 座右の銘は「好きこそものの上手なれ」。成熟した文化、自然豊かな湘南で一緒に働いてくれる仲間を絶賛募集中です。フルリモートOKです。詳しくは採用ページをご覧ください。