クリニックにおけるリスティング広告を使った集患のポイント

個人経営のクリニックでは集患に苦労している、という声がよく聞かれます。このようなケースに対し、リスティング広告を活用すれば効果的に集客できます。

今回は、リスティング広告で集客を行い、集患につなげる方法をご紹介します。現在クリニックを経営されている経営者の方は、ぜひご一読ください。

また、弊社でリスティング広告運用に関するカオスマップを作成しました。

「2023年度 リスティング広告運用 カオスマップ」を公開

監修者

石田 哲也

Twitter：@te2319
株式会社ニュートラルワークス 取締役CMO。1984年生まれ。高校卒業後にISD株式会社を起業。その後、株式会社オプトでWebマーケティングを学び、株式会社メタップスなど複数のベンチャー企業にて事業立ち上げを経験。前職はワンダープラネット株式会社でゲームプロデューサーとしてスマホゲームアプリの制作に従事。2018年に地元の神奈川へ戻り、ニュートラルワークスに入社。SEO/Web広告運用/サイト分析・改善など、Webサイトの運用改善～ゲームアプリ制作や数十万フォロワーのSNSアカウントの運用経験などWebビジネス全般を守備範囲とする。

■経歴
2003年　ISD株式会社/起業
2009年　株式会社オプト/SEMコンサルタント
2011年　株式会社メタップス/シニアディレクター
2013年　ライブエイド株式会社/執行役
2016年　ワンダープラネット株式会社/プロデューサー・BizDev
2018年　株式会社ニュートラルワークス/取締役CMO

■得意領域
Webサイト改善
SEO対策
コンテンツマーケティング
リスティング広告

■保有資格
Google アナリティクス認定資格（GAIQ）
Google 広告検索認定資格
Google 広告ディスプレイ認定資格
Google 広告モバイル認定資格

執筆者

株式会社ニュートラルワークス

QUERYY(クエリー)編集部

QUERYY(クエリー)は、株式会社ニュートラルワークスが運営するデジタルマーケティング情報メディアです。

クリニックの集患でリスティング広告を使うメリット

はじめに、クリニックの集患にリスティング広告を使用するメリットについて説明します。

商圏範囲内で効率的に広告出稿できる

リスティング広告は、検索語句に対してすぐに上位表示できるため、適切な検索キーワードで出稿できればすぐに反響が分かるというメリットがあります。また特定の時期や地域に限定した上での出稿も可能なため、商圏の限られるクリニックとも相性がよいと言えます。

例えば、茅ヶ崎市に住む内科を訪れたいユーザーがいるとしましょう。そのユーザーは、「茅ヶ崎市　内科」で検索をかけます。このようにリスティング広告は、「〇〇市　内科」などユーザーの目的や場所に絞ってアプローチするのが得意な媒体です。そのため自院に来る可能性の高い患者に対しても、同じようにアピールがしやすいのです。
リスティング広告とは？特徴や費用、運用方法を解説 リスティング広告の基本的な知識から効率のいい運用方法、成果を出すためのポイントをご紹介します。

ニッチな症状に幅広く対応でき即効性が高い

個人経営のクリニックはある程度ニーズが限られており、検索キーワードのバリエーションもそれほど多くはありません。そこでリスティング広告を活用すると、ニッチな症状であっても、十分に対応することが可能です。また即効性に優れているのも、リスティング広告を扱うメリットです。

出稿をすぐに切り替えられるため予約状況に対応しやすい

クリニックでは予約枠の関係上、すべての患者さんに対応できないということも多くあるのではないでしょうか。また、当日になるまで予約が確定しないこともあり得るため、柔軟な出稿状況の更新が必要です。リスティング広告は少額でも出稿可能であり、出稿の切り替えもしやすく繁忙期と閑散期の分類も困難ではありません。そのため予約状況に対応しやすいというメリットがあります。

クリニックの集患でリスティング広告の集客を成功させるコツ

リスティング広告の集客によりクリニックの集患を成功させるためには、以下3つのポイントを全て押さえる必要があります。ぜひ実践していただき、自院の集患を成功へと導きましょう。

薬機法・医療広告ガイドラインを遵守する

クリニックでは、薬機法や医療広告ガイドラインなどの広告表現に規制があります。そのためLPや広告文の表現には注意が必要で、知らぬ間に違法な表現を使用しているというようなケースも多々あります。

薬機法では、虚偽・誇大広告、特定疾病用の医薬品広告の制限、承認前の医薬品などの広告が全て禁止されています。これに違反した事例として、ある歯科医院を取り上げましょう。同医院では、医薬品として未承認の洗口液を、新型コロナウイルスの殺菌に有効である可能性が高いなどと宣伝しました。これにより、薬機法違反の疑いで逮捕されたのです。

薬機法と同様に、医療広告ガイドラインもきちんと守る必要があります。医療ガイドラインの対象は、医療機関と医師をはじめとする医療従事者であり、特に違反事例の多い分野として歯科と美容が該当します。歯科はインプラント、美容は美容注射などさまざまな違反が多い傾向にあります。薬機法も含めて、くれぐれも違反することのないよう、厚生労働省の広告規制に関する情報などの確認を行うと安心できるでしょう。

（参考：医療法における病院等の広告規制について

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/kokokukisei/index.html）
リスティング広告の始め方を徹底解説

予約管理や導線設計を行う

クリニックによっては電話のみでの予約を受け付けていたり、リスティング広告と既存の予約システムが連携できなかったりする場合もあります。そのためリスティング広告の出稿前に、予約管理の方法について設計しておくことが重要です。

クリニックに強い代理店や専門家を活用する

医療広告ガイドラインなど、クリニックの集患には規制も少なくありません。規制に対してあまり知見のない広告代理店に依頼をすると、規制の対象だとは知らずに出稿してしまうなどの恐れもあるのです。こうした事態を未然に防ぐためには、依頼する広告代理店に確かな専門性があるかどうかの確認が必須です。
リスティング広告代理店の選び方【プロ解説】 この記事では、リスティング広告の大手ネット広告代理店を経てアドネットワークで100以上のネット広告代理店の担当者と会話をしてきた筆者が、ネット広告業界の目線で良い代理店と悪い代理店の見極め方をご紹介いたします。

クリニックの集患にリスティング広告は欠かせない手段

クリニックの集患において、リスティング広告の活用は必要不可欠です。リスティング広告を活用して集客を成功させるには、優良な広告代理店に依頼することが大変重要になります。広告代理店選びをきちんと行うことにより、さらに集患の成功が近くなるでしょう。

ニュートラルワークスでは、クリニックにおけるリスティング広告の運用をサポートしています。

リスティング広告を活用し、クリニックの集患を強化されたい方は、弊社まで一度お問い合わせください。

デジタルマーケティング領域に精通し、豊富なキャリアを持つスタッフが対応させていただきます。

この他にも、ブランディングサポートや戦略施策サポート、Webサイトの構築なども展開致しております。

クリニックのリスティング広告での集客をはじめとするデジタルマーケティング事業のサポートは、ぜひ弊社まで、お気軽にご相談ください。