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最終更新日: 2024.03.27

SEOと文字数の関係とは?コンテンツSEOで上位表示に必要なテキスト量

SEOと文字数の関係とは?コンテンツSEOで上位表示に必要なテキスト量

SEO対策では文字数も検索順位に影響すると言われていますが、実のところGoogleはWebページの評価に文字数は直接関係がないと公表しています。タイトルやディスプリプションの文字数も同様に、それだけでSEO効果を左右することはありません。

ただ現実的には、ユーザーの求める情報を盛り込んだコンテンツを作成するには、ある程度の文字数が必要です。Googleが評価するのは文字数ではなく情報の網羅性と正確さだからです。

そこでこの記事では、コンテンツ作成時の文字数の重要性と効果について解説します。この記事を読めばSEOにおける文字数や情報量の目安がわかり、スムーズにWebサイト運営ができるようになります。

SEO対策については、下記に詳しく記載させて頂いておりますので、宜しければご覧ください。
【プロ監修】SEO対策とは?効果的なSEO対策の基本と実践方法 【プロ監修】SEO対策とは?効果的なSEO対策の基本と実践方法

石田 哲也

監修者

Twitter:@te2319
株式会社ニュートラルワークス 取締役CMO。1984年生まれ。高校卒業後にISD株式会社を起業。その後、株式会社オプトでWebマーケティングを学び、株式会社メタップスなど複数のベンチャー企業にて事業立ち上げを経験。前職はワンダープラネット株式会社でゲームプロデューサーとしてスマホゲームアプリの制作に従事。2018年に地元の神奈川へ戻り、ニュートラルワークスに入社。SEO/Web広告運用/サイト分析・改善など、Webサイトの運用改善~ゲームアプリ制作や数十万フォロワーのSNSアカウントの運用経験などWebビジネス全般を守備範囲とする。

■経歴
2003年 ISD株式会社/起業
2009年 株式会社オプト/SEMコンサルタント
2011年 株式会社メタップス/シニアディレクター
2013年 ライブエイド株式会社/執行役
2016年 ワンダープラネット株式会社/プロデューサー・BizDev
2018年 株式会社ニュートラルワークス/取締役CMO

■得意領域
Webサイト改善
SEO対策
コンテンツマーケティング
リスティング広告

■保有資格
Google アナリティクス認定資格(GAIQ)
Google 広告検索認定資格
Google 広告ディスプレイ認定資格
Google 広告モバイル認定資格

QUERYY(クエリー)編集部

執筆者

株式会社ニュートラルワークス

QUERYY(クエリー)編集部

QUERYY(クエリー)は、株式会社ニュートラルワークスが運営するデジタルマーケティング情報メディアです。

目次

文字数の多い記事コンテンツがSEOで有利なのはなぜ?根本的な理由を解説

文字数の多い記事コンテンツがSEOで有利なのはなぜ?根本的な理由を解説

GoogleはSEOにおいて文字数に直接的な効果はないと言っています。しかしながら検索結果には文字数の多いコンテンツが上位表示される傾向にあります。その理由は一体、どのようなものなのかSEO効果との関係を見ていきましょう。

質の高い記事コンテンツは自然と文字数が増えるから

Googleは文字数の多さを直接評価していないにも関わらず、実際には文字数の多いWebページが検索上位に表示されることがほとんどです。これは文字数が多いWebページのほうが、Googleに質が高いと評価されることが多いためです。

しかし、検索上位に表示されるWebページの文字数が多いのは、あくまで結果でしかありません。Googleが考える質の高いコンテンツとは、ユーザーのニーズを満たすものであり、検索ユーザーが知りたい情報について、網羅性が高い内容であることが重要です。

網羅性を高めるには当然、さまざまな情報に触れる必要があり、結果として文字数が多くなります。

Googleはユーザーの疑問や悩みが解決できるページを評価している

Googleが評価した検索上位のページは、ユーザーにとって有益なサイトとも言い換えられます。また、ユーザーにとって有益なサイトとは、ユーザーが抱える課題を解決するものと考えられています。

ユーザーは自分が知りたい情報を見つけるために検索エンジンを使い、リサーチしますよね?疑問や悩みを解決するために、キーワードを使ってGoogleに質問をしているようなものです。

Googleはその質問に対し、入力されたキーワードから検索ユーザーのニーズを汲み取り、その質問の答えになるであろうWebページを検索結果に表示します。つまり検索結果は、ユーザーが持った疑問への、Googleからの返答なのです。

Goolgeのアルゴリズムは、ユーザーが抱いている課題や疑問を解決し、関連する情報も知れるコンテンツが上位表示されるように作られています。

また、複数のユーザーが同じキーワードで検索しても、その意図は1つではありません。各ユーザーそれぞれのニーズに応えるためには、多くの検索意図に対して情報を網羅的に盛り込んでいるサイトが評価されることになります。

その結果、文字数の多いWebページが高く評価され、検索上位となる場合が多いのです。

コンテンツ記事の制作方法を解説!キーワード選定から記事ライティングまで コンテンツ記事の制作方法を解説!キーワード選定から記事ライティングまで

Googleはページ内の情報のほとんどを文字から取得している

Webサイト内の情報を収集するGoogleのクローラーは、テキストを中心にそのページの内容を読み取っています。そのためWebサイト内の文章が重要になるのです。人がWebページを見た際、犬の写真が載っていれば、それを犬であると理解できますが、クローラーは直感的に判断できません。

「文字数が多い=質が高い」ではない点に注意

Googleが検索順位を決めるアルゴリズムでは、文字数は判断材料とされていません。したがって単純に「文字数が多いコンテンツ=質が高いコンテンツ」と評価されることはありません。しかし、実際に検索順位の上位に表示されるWebページのほとんどは、文字数が多いページです。それはなぜなのでしょうか。

Googleが高品質とするWebページは、ユーザーのニーズを満たせる情報を持ったページです。情報量が多く、かつ詳しく、わかりやすいコンテンツが評価されるのです。その条件を満たすためには、必然的に文字数が多くなります。

文字数と評価の関係は「文字数が多いから評価される」ではなく、「評価の高いページは文字数が多い傾向にある」ということなのです。つまり、ユーザーが求めている情報をピンポイントで提示できれば、文字数がどんなに少なくても評価されます。

しかし多くのユーザーニーズに応えるには、必然的にページの情報量が多くなります。そのため、どうしてもある程度の文字数は必要なのです。したがって情報量が少ないコンテンツは、Googleの求めている質の高いコンテンツの要件を満たせない場合がほとんどです。

Googleが求める質の高いコンテンツの基準とは?

Googleは、検索順位を定めるアルゴリズムを公開することはありません。ただし、重視しているポイントは公表しています。もしあなたのWebサイトで足りない内容や基準に反している部分があれば、改善が必要です。

  • 掲載されている情報は信頼できるか
  • 専門家など充分な知識を持つ人が書いたものか
  • 信頼できる機関が管理・運営しているか
  • サイト名から、信頼できる情報が掲載されていると判断できるか
  • Webサイト内に同じテーマや似通った内容のコンテンツが含まれていないか
  • 記事の内容に誤りはないか
  • 記事は公平な視点で、包括的で完全な情報を含んでいるか
  • 記事は十分な長さか、有用な詳細情報が不足していないか
  • ユーザーが求めている内容か
  • 独自の情報や考察、他のWebページにはないオリジナリティがあるか
  • コンテンツの品質管理が十分に行われているか
  • SEO対策のために大量制作されたコンテンツではないか
  • 医療関連のコンテンツの場合、信用できる情報であるか
  • 自らブックマークしたり、友人にシェアしたくなるようなページか
  • 記事内に主要なコンテンツを妨害するほど大量の広告が掲載されていないか
  • ページを閲覧するユーザーからの不満が予想される箇所はないか

出典:質の高いサイトの作成方法についてのガイダンス

文字数が多いことで有利になる理由はほかにも!

文字数が多いことで有利になる理由はほかにも!

Googleは文字数と検索順位ランキングには関係がないとしながらも、事実上は文字数の多いWebページが有利な傾向にあります。その主な理由は、文字数が多いページは結果的に情報量が増え、高い評価を受けるためです。

その他にも文字数が多いことで得られるSEO効果があります。主な効果には以下の4つがあります。

関連キーワードを組み込みやすい

ユーザーが求める情報を網羅し、質の高い記事を作ろうと思うと、関連キーワードが必然的に多く使われることになります。ニーズを漏れなく盛り込んだコンテンツを作成するためには、関連する情報を盛り込む必要があるためです。

するともともと設定した対策キーワードの他、関連キーワードも必然的にコンテンツ内に組み込まれます。その結果情報量が多くなり、より多くのユーザーのニーズを満たせるWebページになります。するとGoogleの評価も高まるわけです。

コンテンツを作成する際はメインキーワードだけでなく、関連キーワードや共起語の情報も意識的に付け足すことで、内容を充実させられます。関連キーワードや共起語は、Googleで検索する際に表示されるサジェストワードや、調査ツールでわかります。

例えば「新幹線」の関連キーワードは「予約」「時刻表」「チケット」「料金」など、調べたいことに直結した語句です。共起語は少し遠い語句も含まれ、「車両」「サービス」「路線」などが含まれます。これらの語句を盛り込み、情報量を考慮するとSEO効果を高められます。

関連キーワードとは?サジェストとの違いや関連キーワードツールを紹介 関連キーワードとは?サジェストとの違いや関連キーワードツールを紹介

さまざまなキーワードで検索にヒットする

文字数の多いコンテンツは、それだけ幅広い情報が含まれていると考えられます。関連キーワードや共起語についても、より多くより深く解説されるためです。するとメインキーワードの他にも、さまざまなキーワードで検索がヒットするようになります。

また検索される回数が少ないキーワードからの流入を、ロングテールアクセスと呼びます。文字数が多いページは、多種多様な検索キーワードからのロングテールアクセスが増えやすいです。

ロングテールキーワードとは?SEOに効果的な選び方、役立つツールを紹介 ロングテールキーワードとは?SEOに効果的な選び方、役立つツールを紹介

複合キーワードで検索するユーザーを集客しやすくなる

ユーザーはキーワード1語だけで検索するとは限りません。欲しい情報を具体的にイメージできているユーザーは、2語から3語のキーワードを組み合わせて検索することのほうが多いでしょう。

例えば、渋谷でラーメンを食べたい人は、「ラーメン」と検索することはありません。「ラーメン 渋谷」あるいは「ラーメン 渋谷 おすすめ」などと検索します。このように複数の単語を組み合わせた検索キーワードは、複合キーワード、あるいはロングテールキーワードと呼ばれます

文字数の多いWebページには、多様なキーワードが含まれます。そのため掛け合わせたキーワードの種類も増加します。すると複合キーワードからの流入も集められるのです。

複合キーワードは、1語だけで検索されるビッグワードに比べ、検索回数は少なくなります。しかし、検索ユーザーのニーズを具体的に想定しやすく、比較的ライバルも少ないため検索上位を獲得しやすい特徴があります。そのため確実なアクセスを長期に渡って稼ぎ、コンバージョンにもつながりやすいので、非常に有効なものでもあります。

ページの滞在時間が伸びやすい

文字数の多いWebページのコンテンツは、当然ながら情報量が豊富です。その結果、ユーザーのページ滞在時間は自ずと伸びます。

Googleは、ユーザーの滞在時間を直接ページの評価基準とはしていません。しかし、ユーザー滞在時間が長いWebページは直帰率が低くなり、内部リンクをクリックされればサイト内の回遊率も高くなります。これにより間接的ではあるものの、ページの品質が向上します。

もちろん、コンテンツの文字数が多いだけでは、ユーザーの滞在時間が伸びるわけではありません。ユーザーニーズを満たす情報を盛り込み、飽きずに読んでもらう必要があります。

そのためコンテンツの量だけでなく、早い段階での離脱を防ぐ施策や、回遊性を高める施策も重要です。ヒートマップツールなどを使ってユーザーの反応を確かめたり、コンテンツのわかりにくい部分を手直ししたり、不要な部分を削除してクオリティを高める方法を取ると良いでしょう。

【初心者でもわかる】ヒートマップとは?できることから改善手法まで完全解説! 【初心者でもわかる】ヒートマップとは?できることから改善手法まで完全解説!

SEOに有利な記事にするには文字数は何文字にすればいい?

SEOに有利な記事にするには文字数は何文字にすればいい?

GoogleはWebページの文字数を評価基準にはしていませんが、文字数が多いコンテンツがSEO対策上有利になる傾向があります。では、具体的にどれくらいの文字数のコンテンツを作成すればいいのでしょうか。

明確な文字数はない

文字数が多いコンテンツが検索順位で上位表示される傾向はあるものの、必要な文字数に明確な基準はありません。文字数が多いコンテンツのほうが情報量が多くなるため、評価されやすくなる結果でしかないのです。

SEOのコンサルティング会社や人によっては、文字数を具体的に提示する場合もあります。「以前は600文字以上あれば問題なかったが、今では最低2,000文字は必要になった」などという説を耳にすることがあるかもしれません。

しかし実際のところ、必要な文字数は検索ユーザーのニーズによって異なります。

キーワードごとにユーザーニーズが満たせる文字数は異なる

Googleが評価するWebページは、ユーザーの課題や知りたいことに応えているページです。つまり検索で上位表示されているWebページは、ユーザーの求めている情報を過不足なく提供しているページだと言えます。

ただし、同じキーワードであってもユーザーごとに知りたいことはさまざまなので、キーワードによって求められる情報量は変わります。したがって、必要な文字数もキーワードごとに違ってくるのです。

試しに検索上位に表示されているWebページをいくつか見てみてください。それらのページの見出しを確認すれば、どのような検索意図に応えているかがわかります。その情報を伝えるために必要な文字数も、キーワードごとに異なるのが理解できるでしょう。

少ない=悪、多い=良ではない!文字数だけが多くても質が低ければNG

コンテンツの文字数は多いほうが評価されやすい傾向はありますが、かえってSEO対策の妨げになることもあるため注意が必要です。キーワードによっては、文字数は少ないほうが良いこともあるのです。

また、文字数を増やすためだけに、ただただ文章を書き足すだけでは、Googleからの評価が下がることもありえます。大切なのはユーザーのニーズに応えることだからです。

例えば「渋谷」と検索した場合には、渋谷の観光情報や、渋谷区のデータ、行政情報などが上位に表示されます。多くの情報を含んだ文字数も多いWebページが評価されていることがわかります。

しかし「渋谷 鎌倉」と検索すると、電車の乗り換え案内や、時刻表が多く上位に表示されます。文字数は非常に少ないコンテンツですが、ユーザーの検索意図にマッチした内容だと考えられます。

渋谷と鎌倉の両方の街の情報を盛り込んだページがあれば、文字数は非常に多くなるでしょう。しかし上位表示されるのは、文字数の少ない乗り換え案内のほうなのです。

文字数も意識しながら記事制作をするときに気をつけたいポイントは?

文字数も意識しながら記事制作をするときに気をつけたいポイントは?

Webページを作成する際には、競合サイトを調べ、ユーザーのニーズを考え、コンテンツの内容を決定します。必要な情報を網羅するために、内容も文字数も意識することになるでしょう。しかし、文字数を意識しすぎて評価を下げないよう、注意すべきポイントがあります。

コピペは絶対にNG。文字数が多く質が高くても評価されない

コンテンツを制作する際の基本的なルールですが、他のWebサイトのコピーは絶対にしてはいけません。コピーコンテンツが含まれていると判断されてしまうと、いくら文字数が多くてもペナルティを受けて検索順位は下がってしまいます。

またGoogleに低評価を受けるだけではなく、著作権侵害となることもあります。もし他のWebサイトの内容を紹介や引用したい場合には、引用タグを正しく使い、出典を明記しましょう。

また、オリジナリティのないコンテンツを掲載することも避けたいものです。ユーザーのニーズや競合サイトの内容を調査し、網羅性を意識してコンテンツを作ると、どうしても他のサイトと同じような情報が盛り込まれます。

そんなときは説明の仕方や切り口、文体などでWebサイトとしての特徴を出せるように意識してください。

関係のない内容は含めない。文字数が増えてもかえって低評価に

前述のとおり文字数を多くするためだけに文章を長くしても意味はありません。むしろ評価を下げてしまうことになります。Googleに評価されるWebページは、ユーザーにとって役立つページです。そしてユーザーは知りたいことを的確に、わかりやすく説明してくれるWebページを求めています

ユーザーが求めている情報を、過不足なく簡潔な文章にすることを心がけてください。さらにユーザーのニーズを推測し、付け加える情報を見つけ出します。

文字数を多くするために文章を冗長にしても、ユーザーにとって読みにくくなるだけです。その結果コンバージョン率が低下したり、離脱が増えることもあるでしょう。これが原因でGoogleの評価が落ちることも考えられます。

また、メインキーワードとは違うテーマの内容を追加して文字数を増やしても、無駄な情報が増えるだけなので、やはり評価は下がります。

例えば「新宿 ラーメン」と検索したユーザーに対して、ラーメンと共に焼肉の情報を提供したらどうでしょうか。ユーザーにとって、ラーメンと焼肉の情報が混在しているページは、とても読みにくく満足が下がるはずです。

SEOに有効な質の高いコンテンツを作るコツを解説!

SEOに有効な質の高いコンテンツを作るコツを解説!

文字数を過剰に意識する必要はありませんが、情報量の多いコンテンツを制作することは、SEO対策として有効です。情報を網羅的に盛り込んだ質の高いコンテンツを効率良く作成するコツを見てみましょう。

競合サイトのコンテンツを参考にしながら情報をブラッシュアップする

キーワードやテーマを設定してコンテンツを作成する時に、まず参考となるのが競合サイトです。

検索上位のWebサイトを複数チェックすると、多くのトピックが見つけられます。これらの情報はユーザーのニーズを満たしている可能性が高いものです。さらに見つかったトピックを参考にして、もっと深掘りできるものはないか、他に関連した情報はないか検討します。

これらのトピックが、自社のWebサイトに盛り込む情報の候補となります。

次に、ユーザーの検索意図を考察してトピックや内容を見直し、説明を変えたほうが良いものがないか、無くしたほうが良いものはないかを検討します。競合サイトよりも的確にユーザーのニーズを満たし、簡潔にわかりやすく文章化することを目指しましょう

また、文字数についても競合サイトをチェックすることで、ボリュームの傾向がつかめます。そのキーワードで検索したユーザーが求めているのが、幅広い情報量なのか、ピンポイントの端的な情報なのかを推測できます。

関連キーワードやサジェストキーワード、共起語を参考に情報を網羅する

競合サイトを参考にしてコンテンツのトピックを洗い出したら、関連キーワード、サジェストキーワード、共起語を収集して、さらに肉付けを行います

関連キーワードとは、設定したメインのキーワードと関連性の高いキーワードや、同時に想起されて一緒に検索されることの多いキーワードです。Googleの検索結果画面のページ下部に「他のキーワード」と表示されます。

サジェストキーワードとは、Googleで検索する際にキーワードを入力すると表示される、補助的なキーワードのこと。ユーザーの検索履歴などから推測され、検索対象を絞ることで効率よく情報を探すためのものです。

続いて共起語とは、キーワードと一緒に使用される頻度が高い語句のことです。これらのキーワードを収集し、コンテンツに組み込むことによって、より幅広く詳しい内容を追加できます。また、ユーザーが検索時に多く使う語句でもあるため、SEO対策にもなります。

共起語とは?サジェストとの違いと調べ方、おすすめツールを紹介 共起語とは?サジェストとの違いと調べ方、おすすめツールを紹介

専門性を高める

ここ数年、Googleのアルゴリズムは専門性を重視しています。専門知識がある人が書いたと判断されるコンテンツや、信頼できる組織が運営するWebサイトの評価が上がっているのです。

きっかけは、裏付けデータのない情報や、誤った情報を含むコンテンツが増えたことでした。特に医療関連分野で正確さを欠くコンテンツが検索上位に表示されたことが問題になったためです。

質も専門性も高いコンテンツを作るためには、その分野の情報収集と蓄積を行いましょう。もしくは専門知識を持った人に執筆を依頼したり、監修してをしてもらうのも有効です。そうすることで結果的に検索順位の向上も期待できます。

ユーザーが読みやすい流れと文章を意識する

ユーザーが求めている情報を的確に把握した、網羅性と専門性が高いコンテンツであっても、文章として読みにくければ評価されません。Webページ全体の構成や、文章の読みやすさ、わかりやすさも十分に意識して制作してください。

Webサイトを制作・運営していると、どうしてもSEOの観点を重視するようになります。すると、トピックを盛り込むこと、文字数を増やすこと、関連キーワードを盛り込むことなど、テクニック面を気にしながら文章を書くことになるでしょう。

SEO対策を意識するあまり、検索ユーザーが読みにくいものになってしまっては本末転倒です。読みにくい記事はユーザビリティが低下し、ユーザーの離脱率や回遊性も悪くなるため、Googleにも評価されない結果となります。

SEO対策におけるタイトルやディスクリプションの文字数目安は?

SEO対策におけるタイトルやディスクリプションの文字数目安は?

Webページを作る際、コンテンツの文字数とともに気になるのが、タイトルやディスクリプションの文字数です。これらはコンテンツ全体の文字数とは違って、SEOの観点から目安とされる文字数があります。

タイトル:PCでもスマホでも見やすいよう35文字以内がベスト

タイトルは、タイトルタグに記述した文が検索結果画面で表示されます。あまり長いタイトルをつけると、検索結果で途中までしか表示されません。すると検索結果を見たユーザーにWebページの内容が上手く伝わらず、クリック率が低下してしまうため、タイトルの文字数は大切です。

具体的には、PCの検索結果では30〜35文字、スマホの画面では36〜41文字表示されることが多くなっています。どちらの環境でも見やすくするために、タイトルは35字以内でわかりやすく記述しましょう

ディスクリプション(description):100文字程度

ディスクリプションとは、検索結果画面でWebページのタイトルの下に表示され、ユーザーにページの概要を説明するための文章のことを指します。

ディスクリプションを設定しないと、Googleが自動判断した文章が検索結果に表示されます。なかには要約の精度が低く、ページの内容が伝わらないこともあるため、ディスクリプションは自分で設定するのをおすすめします。

ディスクリプションを作るときはページの内容を正確に要約し、ユーザーに読みたいと思ってもらえる文章を設定しましょう。文字数の目安は100~120文字です。それ以上は省略されてしまうので注意してください。

SEOの文字数まとめ

SEOの文字数まとめ

SEOにおいて、文字数の多さが直接的に評価されるわけではありません。文章量が問題なのではなく、ユーザーが求める情報を提供するWebページであることが重要です。

まずはユーザーの検索意図を深く理解し、質の高いコンテンツを目指しましょう。また、文字数をただ稼ぐだけのコンテンツでは、SEOの評価には貢献しないこともあわせて覚えておいてください。

監修者紹介

石田 哲也

石田 哲也

取締役CMO

Twitter:@te2319
株式会社ニュートラルワークス 取締役CMO。1984年生まれ。高校卒業後にISD株式会社を起業。その後、株式会社オプトでWebマーケティングを学び、株式会社メタップスなど複数のベンチャー企業にて事業立ち上げを経験。前職はワンダープラネット株式会社でゲームプロデューサーとしてスマホゲームアプリの制作に従事。2018年に地元の神奈川へ戻り、ニュートラルワークスに入社。SEO/Web広告運用/サイト分析・改善など、Webサイトの運用改善~ゲームアプリ制作や数十万フォロワーのSNSアカウントの運用経験などWebビジネス全般を守備範囲とする。

■経歴
2003年 ISD株式会社/起業
2009年 株式会社オプト/SEMコンサルタント
2011年 株式会社メタップス/シニアディレクター
2013年 ライブエイド株式会社/執行役
2016年 ワンダープラネット株式会社/プロデューサー・BizDev
2018年 株式会社ニュートラルワークス/取締役CMO

■得意領域
Webサイト改善
SEO対策
コンテンツマーケティング
リスティング広告

■保有資格
Google アナリティクス認定資格(GAIQ)
Google 広告検索認定資格
Google 広告ディスプレイ認定資格
Google 広告モバイル認定資格