この記事のポイント
この記事でおさえておきたいポイントは以下です。
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リンクとは
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インターネット分野において使用する「リンク」は、「ハイパーリンク」の略称のことで、HTMLを使ってインターネット上に存在するページへ誘導するもののことを意味します。リンクは他のページへ誘導するものであるのに対し、URLは単純にそのサイトが存在する場所の住所を意味します。
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被リンクとは
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被リンクとは、外部サイトに貼られた自社サイトのリンクのことで、SEO対策において、重要な要素であると言われています。特に質の良い被リンクが多いと、検索エンジンから良い評価をされる傾向にあります。
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リンク切れとは
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リンク切れとは、リンクを貼っているもののリンク先に遷移できない状態のことで、リンク切れが起こると、指定したURLが存在しない場合や削除されてしまっている場合に発生する404エラーが発生することがあります。
「リンク」や「ハイパーリンク」について、なんとなく理解しているつもりでも、いざとなると説明が難しいと感じるときがありませんか?
そこでこの記事では、リンクの意味について徹底解説していきます。HTMLを使ったリンクの貼り方や、表示方法の種類についてもまとめているので、ぜひ最後までお読みください。
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目次
インターネットにおけるリンクとはハイパーリンクのこと
インターネット分野において使用する「リンク」は、「ハイパーリンク」の略称のこと。ハイパーリンクとはインターネット上に存在するページへ誘導するもののことを意味します。
リンクを用いると、Web上に様々なページを設置できます。例えば同じサイト内に複数のページを作ったり、外部サイトへ遷移させたり、あるいはファイルをアップすることも可能です。
また、Webブラウザではカーソルからマウスポインターに変わる部分にリンクがあることが分かります。
出典:Google
例えば通常、マウスポインターは上記のように矢印になっています。
出典:Google
しかしリンクがあるテキストにマウスオーバーすると、人差し指のマークに切り替わるのです。これはこのテキストをクリックすると、指定されたリンク先にジャンプすることを意味しています。
このように、ハイパーリンクはテキストにも設置することが可能です。ハイパーリンクがあることで、別のページや外部サイトにジャンプできるようになります。
「リンクを貼る」の意味は?
「リンクを貼る」というのは、ほかのページなどへの導線を意味します。
例えば、当サイトのサイト名である「QUERYY(クエリー)」というテキストを、ページ内に打ち込んだだけでは、どこにも誘導できません。「QUERYY(クエリー)」というテキストに、「https://n-works.link/blog」というURLを設定することで、初めてサイトへと誘導できます。これが「リンクを貼った」状態です。
ちなみに、「リンクを貼る」に対して「リンクを張る」と表記することもありますが、意味は同じです。
リンクとURLの違い
リンクとURLとの違いは下記です。
概要 | 例 | |
---|---|---|
リンク | 他のページへ誘導するもの | QUERYY(クエリー) |
URL | ページやサイトの所在地 | https://n-works.link/blog |
リンクは他のページへ誘導するものであるのに対し、URLは単純にそのサイトが存在する場所の住所を意味します。
リンクは別のページや外部サイトに誘導したい場合に使用し、いま見ているページから別の対象物へ遷移する動作を意味しています。この性質からリンクはインターネット上でしか用いることができません。
一方、URLとはサイトやページがどこに存在しているのかを示しています。そのためインターネットに限らず、紙媒体でもURLを文字として記載することがあります。
URLとは?意味や構成要素、短縮方法まで初心者にもわかりやすく解説!リンクはHTMLで指定することでリンク先を指定できる
リンクはHTMLを使い、飛び先を指定します。その際は「a要素」と「href属性」を使用します。
a要素とは「アンカー」のことで、ほかのHTMLファイルを指定する役割があります。そしてhref属性は、ハイパーリンクのリンク先を指定するための属性です。この2つを使って、以下のように記載します。
<a href=”URL”>アンカーテキスト</a>
例えば、「QUERYY(クエリー)」というテキストに「https://n-works.link/blog」というリンク先を指定する場合は、以下のように記載します。
<a href=”https://n-works.link/blog”>QUERYY(クエリー)</a>
このHTMLはWeb上では以下のように表示されます。
このようにHTMLタグを使うことで、どのページに飛ぶかを指定できます。今回ご紹介したのはWebページでしたが、ほかにもファイルや画像、メールアドレス、アプリなどにも遷移させることが可能です。
移動先への表示方法も指定できる
リンクの貼り方では移動先への表示方法も指定できます。表示方法の指定には、以下のようにいくつかの種類があります。
概要 | シチュエーション | |
---|---|---|
同じウィンドウで開く | 現在開いているタブのままページを遷移させる | 同サイトの別ページリンクを貼る場合 |
別タブで開く | 現在開いているウィンドウで別のタブを開いてページを遷移させる | 別サイトのリンクを貼る場合 |
同じページ内で移動する | 現在開いているページのまま別の見出しへ遷移する | アンカーリンクを設置する場合 |
このように、表示方法はシチュエーションごとに使い分けることがポイントです。同じサイトの別ページへリンクを貼る場合、同じウィンドウで開くのはサイトから離脱させないためです。
また別サイトへのリンクを別タブで開くのは、外部サイトからいつでも自社サイトに戻ってきてもらうため、と覚えてください。
そして記事内の見出しにリンクを設置する場合は、ウィンドウやタブを切り替える必要がありません。その際はアンカーリンクといって、同じページ内で移動する表示方法を用います。
リンクの関連用語
リンクに関連した用語に「被リンク」や「リンク切れ」という言葉があります。ここからは、それぞれの用語について解説していきます。
被リンクとは?
被リンクとは、外部サイトに貼られた自社サイトのリンクのこと。例えばとあるユーザーが自身のブログでA社のコンテンツについてコメントし、URLを設置したとします。このURLは、A社にとって被リンクとなるのです。
被リンクはSEO対策において、重要な要素であると言われています。特に質の良い被リンクが多いと、検索エンジンから良い評価をされる傾向にあります。
ですが被リンクの数が単に多いだけでは評価されません。あくまでも関連性の高いコンテンツの中で被リンクを貼られることがポイントとなります。
被リンクの調べ方と良質な被リンク獲得方法を解説
リンク切れとは?
リンク切れとはリンクを貼っているものの、リンク先に遷移できない状態のこと。リンク切れが起こると上記の画像のように「404エラー」が発生することがあります。
404エラーとは指定したURLが存在しない場合、あるいは削除されてしまっている場合に発生するエラーです。
指定されたリンクをクリックして404エラーが表示されると、ユーザーは「リンク切れが発生している」と認識できます。ですがWebサイトを運営する上で、リンク切れは発生しないのがベスト。理由はユーザーを不快にさせてしまうからです。
リンク切れを起こさないためには、コンテンツの管理運用の徹底が必要になります。リンクを設置する際はリンクに誤りがないか、また期間限定のリンクを設置する場合は、いつリンクを削除しなければならないか、などに注意してください。
またリンク切れを見つけるには、専用のツールを導入すると良いでしょう。目視で見つけるのは難しいため、Webサイトを運営する場合はぜひ活用してみてください。
リンク切れチェックのおすすめツール7選!原因と放置リスクも解説
404エラー(404 not found)とは?原因/確認方法/対処法/設定方法/SEOの影響を解説
リンクとは?のまとめ
繰り返しになりますが、リンクとはインターネット上に存在するページへ誘導するもののことを意味します。一言で説明するなら「何かと何をつなぐもの」と言っても良いでしょう。リンクを用いれば、簡単に別ページや別サイトに誘導できます。
また、リンクを貼って別ページやサイトに誘導する場合は、表示方法に注意してください。特にタブの使い分けは、自社サイトからの離脱防止に役立ちます。
この記事で紹介した内容を参考に、リンクについて正しく理解し、効率的かつ魅力的なサイト作りをしていきましょう。
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リンクのよくあるご質問
- インターネットにおけるリンクとは?
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インターネット分野において使用する「リンク」は、「ハイパーリンク」の略称のことです。ハイパーリンクとはインターネット上に存在するページへ誘導するもののことを意味します。
- リンクとURLの違いは?
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リンクは他のページへ誘導するものであるのに対し、URLは単純にそのサイトが存在する場所の住所を意味します。
- 「リンクを貼る」の意味は?
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「リンクを貼る」というのは、ほかのページなどへの導線を意味します。
「リンクを貼る」に対して「リンクを張る」と表記することもありますが、意味は同じです。