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最終更新日: 2022.07.18

WordPressでのECサイトの作り方!デメリット、事例を解説

WordPressでのECサイトの作り方!デメリット、事例を解説

WordPressはさまざまなプラグインと組み合わせてECサイトを作成できます。しかし、「具体的なメリットやデメリットを知りたい」「 ECサイトに必要な機能がわからない」と悩まれている方もいるでしょう。そこでこの記事では、WordPressを使ったECサイトの作り方とメリット・デメリット、ECサイトを活用した企業事例などを紹介します。

WordPressでのECサイト構築は慎重に判断すること

WordPressとは?

WordPressでECサイトの制作を検討するのであれば、メリットやデメリットを認識したうえで、慎重に判断するようにしましょう。WordPressは元々ECサイトを作成するために作られたものではないため、自分でカスタマイズしなければなりません。そのため具体的な設定方法や、プラグインに関する基本的な知識が必要になります。

WordPressを活用したECサイト制作は手を加えるべき範囲が広くなることから、手間がかかることに注意が必要です。詳しいECサイトの構築方法については後述しますが、覚えなければならないことが多くあるため、忘れずに準備しておきましょう。
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WordPressをECサイト制作に使う5つのメリット

WordPressをECサイト制作に使う5つのメリット

WordPressは一般的なコンテンツのみのWebサイトだけではなく、商品を販売するECサイトの制作にも利用できます。具体的なメリットは以下のとおりです。

  • 初心者でもWeb更新ができる
  • スマホでの閲覧対策ができる
  • SEO対策ができる
  • デザインテーマや機能拡張のプラグインが豊富にある
  • 初期費用やランニングコストを抑えられる

どのメリットもWordPressの特徴や優位性などを活かしたものです。ここでは、具体的に5つのメリットを詳しく解説します。

1.初心者でもWeb更新ができる

WordPressの操作にプログラミングの知識は必要なく、初心者でも簡単にWeb更新ができるのはメリットです。「文字を太字にする」「表を作成する」程度の簡単なHTMLの知識があれば、コンテンツを作成できます。

また、Webサイトに必須のデータベース管理も自動で行われるため、記事の分類や整理に手間がかかりません。たとえば、急にECサイトでセールを開催したいとき、専門のエンジニアやデザイナーがいなくても、誰でもWebブラウザから「セールのお知らせ」を作成することが可能です。

2.スマホでの閲覧対策ができる

スマホでの閲覧対策ができることも、WordPressを利用するメリットです。総務省の2019年度通信利用動向調査によると、個人のインターネット利用機器でPCが50.4%、スマートフォンが63.3%となりました。

参考:総務省|令和3年版 情報通信白書|インターネットの利用状況

スマートフォンでWebサイトを閲覧するユーザーは連続して増加傾向にあります。そのため、Googleの検索エンジンはスマートフォンに対応しているWebサイトを優先して検索上位に表示させる方針をとっています。WordPressを使えば、PCとスマートフォンそれぞれに見やすくデザインを調整する「レスポンシブデザイン」に簡単に対応できます。
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3.SEO対策が簡単である

Web集客に欠かせないSEO対策も、WordPressを使えば簡単です。Webサイトの構造を検索エンジンが把握しやすく設定しているうえ、機能拡張のプラグインを導入すればさらにSEO対策を強化できます。

ただし、今はほとんどのWordPressのサイトで同じようなSEO対策を行っているため、単にプラグインを導入しただけでは効果が上がりにくくなっています。プロフェッショナルなSEO対策については、ニュートラルワークスでお手伝いできますのでご相談ください。
SEOとは?SEO対策の基礎から検索エンジン上位表示テクニック解説 SEOとは?SEO対策の基礎から検索エンジン上位表示テクニック解説

4.デザインテーマや機能拡張のプラグインが豊富にある

WordPressには、「テーマ」というデザインテンプレートが豊富に用意されています。企業のデザインニーズに合わせてテーマをカスタマイズすることも可能です。また、メールフォームや広告表示用の機能拡張プラグインも数多く公開されており、必要な機能ごとにプラグインの追加・削除が誰にでも簡単に行えます。

5.初期費用やランニングコストを抑えられる

WordPressは無料で使えるCMSとなっているため、外部サービスを利用するのに比べて初期費用やランニングコストを抑えられるでしょう。かかる費用もサーバーの契約費用やドメインの取得費用などです。つまり最低限の費用だけで済ませるため、制作する手間はかかりますが、低コストでの制作ができます。

また、ECサイトを構築するために必要となるプラグインにも無料のものがあるので、工夫次第ではさらにコストダウンが可能です。もちろん求める質によってコストは異なりますが、ECパッケージを購入する制作よりも安くなりやすい方法です。コストをかけるところと、安く抑えられるところを調整ができるのも、WordPressならではの強みと言えるでしょう。

WordPressをECサイト制作に使う4つのデメリット

WordPressをECサイト制作に使う4つのデメリット

簡単にWebサイトを構築できるWordPressですが、ECサイトとして使う場合のデメリットについても把握しておきましょう。具体的なデメリットは以下のとおりです。

  • カスタマイズの自由度が低くマーケティング施策も打ちづらい
  • プラグインの相性などでエラーが起きる
  • ユーザー数が多いのでセキュリティ面で不安が残る
  • 決済方法が多くない

ここでは、ECサイトのデメリットを4つ紹介します。

1.カスタマイズの自由度が低くマーケティング施策も打ちづらい

WordPressはテーマやプラグインで簡単に機能が追加できる反面、複雑なカスタマイズをするには不向きです。ECサイト用のプラグインも多数発表されていますが、たとえば商品・サービスを「サブスク」で販売したい、決済手段に「○○ペイ」を追加したい、といったECサイト特有の機能がない場合も少なくないのです。

また、外部のECモールやSNSと連携したマーケティング施策を行いたい場合、WordPressでは連携のために難しいカスタマイズが必要になることがあります。

2.プラグインの相性などでエラーが起きる

プラグインとの相性の問題で、エラーが起きることがあるのもデメリットです。

WordPressは基本パッケージにプラスして、「テーマ」と「プラグイン」で見た目や機能をカスタマイズする仕組みです。テーマやプラグインは有名企業から個人のエンジニアまで、実に多くの人たちが自由に開発し発表しています。このため、制作者の異なる複数のプラグインを使用していると、WordPressにシステムエラーが起きてしまうことが少なくないのです。

3.ユーザー数が多いのでセキュリティ面で不安が残る

WordPressは世界中で多くの人たちが導入しているCMSなため、サイバー攻撃を受けやすいという弱点があります。同じCMSを使用していれば、セキュリティホールも共通しているからです。WordPress側でセキュリティ問題を修正するアップデートを頻繁に行ってはいますが、大企業だけではなく中小企業や個人のWebサイトでも、セキュリティ対策は必須となっています。

4.決済方法が多くない

WordPressのデフォルト設定では決済方法が存在しないため、プラグインの決済方法に依存することから、決済方法が限られてしまいます。クレジットカードの支払いのみでいい方であれば問題ありません。しかしAmazonPayやサブスクなどの支払い方法を利用したい場合には、使いにくく感じるでしょう。

そのため好きな決済方法を選びたい方は、多様な決算方法に対応しているホームページ作成ツールや、ECシステムの活用がおすすめです。計算方法が他に使っているサービスと異なる方法になってしまうと事務手続きも面倒になるので、その点が気になる方はご注意ください。

WordPressでのECサイトに必要な機能

WordPressでのECサイトに必要な機能

WordPressでECサイト制作を行う際に必要になる、7つの機能を紹介します。それぞれが用意されていないと、ECサイトの基本的な形が構築できなくなるので、それらを忘れることがないように覚えることから始めましょう。

1.ショッピングカート機能

ショッピングカート機能は買い物かごとも言われる、ECサイトの中でも必須な機能です。買い物かごといえば、商品を記憶しておくものと思われがちですが、送料や消費税を含んだ支払総額を計算する機能も搭載されています。また会員限定サービスへの対応や、ポイント・クーポンなどの割引、決済後の確認メールが自動送信できるかどうかなども確認しておきましょう。

ECサイトは買い物がメインなので、ショッピングカート機能がなければ始まりません。

2.決済機能

商品やサービスを購入する際の代金の決済機能も忘れてはなりません。カートに商品を入れたまま忘れてしまう「かご落ち」を起こさないためにも、決算機能は重要な役割を持ちます。

特にクレジットカード決済やコンビニ後払いなどには、対応させておきたいところです。またAmazonPayなどにも対応しておくと、より多くのユーザーに利用してもらいやすくなるでしょう。支払い方法が充実していれば、ユーザーが商品やサービスを購入する際に、支払い方に迷わずに済みます。

3.売上管理機能

売上管理機能は、商品が売れた数や、総合売り上げなどがどれくらいになったのか確認できます。他にも在庫管理や商品販売計画の指標として活用することになるため、搭載させておきたい機能のひとつです。

またどれだけの期間の売上管理が行えるのかも確認をして、売上に関して必要な数の情報を集められるようにしておくといいでしょう。売上管理機能がないと、売上を計算し直す手間がかかってしまうので、業務時間を短縮する意味でも役立つでしょう。

4.商品・在庫・受注管理機能

商品・在庫・受注管理機能は、ECサイトの販売業務全体を効率化することに役立ちます。プラグインによって機能に違いはありますが、販売業務を一括で管理できるため、業務による負担を軽減することが可能です。

また実店舗の場合はストックが用意されていますが、ECサイトではシステムで在庫を管理しなければなりません。特に実店舗と同じ商品を販売していくのであれば、実店舗と連携できるようなシステムを構築しましょう。

5.販売促進機能

販売促進機能は売上や集客率を高めるための機能です。たとえば商品ページのレビューや口コミを投稿できるようにしたり、商品の購入や決済完了時などにメールを自動送信したりなどの仕組みです。

他にもクーポンを用意して割引を行ったり、初回購入時の特典を付けたりと、商品購入時にお得感を得られるものなどが代表的と言えるでしょう。商品のアピールや、クーポンやポイントでユーザーの購買意欲を高めるようにすることも大切です。

6.顧客情報管理機能

顧客情報管理機能があれば、ECサイトにアカウントを作成したユーザーや、商品送付先の住所や氏名などの情報を管理できます。さらに顧客情報に購入した商品の情報も含められるようにすれば、セグメントに合わせたマーケティングが行えるようになるでしょう。

つまり顧客がどんな商品を購入したかわかるようになれば、関連商品やグレードが上の商品を紹介するなど、ユーザーごとのニーズを満たしやすくなります。

7.お問い合わせフォーム

お問い合わせフォームは、ECサイトにお問い合わせフォームを設置できる機能です。ユーザーが商品やサービスについて聞きたいこと、購入後に何かしらの問題があったときや、使い方などについて問い合わせできるようになります。

どんなささいなことでも気軽に相談できるお問い合わせフォームがあれば、ユーザーも安心して商品やサービスを利用できるでしょう。またトラブルが起きた場合であっても、じんそくに対応できればユーザーとの信頼関係を構築することも可能です。

WordPressでのECサイトの作り方

WordPressでのECサイトの作り方

WordPressでECサイトの作り方には、「ECカートのプラグインを導入する方法」と「外部サービスを組み込む方法」の2つがあります。それぞれでどのようにしてECサイトを作るのか、その方法を解説します。

1.ECカートのプラグインを導入する

1つ目に紹介する作り方は、ECカートのプラグインを導入する方法です。ECカートは選んだ商品を購入する仕組みのことをいいます。特に有名なプラグインはWelcart(ウェルカート)と、Woocommerce(ウーコマース)です。

その他にもさまざまなプラグインがあるので、自社サイトに合うものを選びましょう。プラグインの導入は、管理画面からプラグインをダウンロードしてインストールを行い、有効化することで活用できます。

このようにプラグインを導入する作業自体は難しくありません。しかし導入する種類によって作業工数も異なってくるため、プラグインについての知識を持っておくことが重要です。導入方法と運用方法の両方を知っておかないと、サイト構築は困難になります。

2.WordPressに外部サービスを組み込む

2つ目は、WordPressに外部サービスを組み込む方法を紹介します。特に前述したプラグインのデメリットが気になる方は、外部ECサービスの利用がおすすめです。外部サービスにどのようなものがあるのか、3つの外部サービスを紹介するので、自社に合っているかどうか比較しましょう。

2-1.Shopify

Shopify

引用:Shopify

Shopify(ショッピファイ)は、WordPressとは別のWebサイト制作システムとして、最近注目を集めているカナダ発のECプラットフォームです。WordPressと同じようにShopifyは、Webブラウザ上で簡単に自社ECサイトが構築できるクラウド型ECプラットフォーム。

もちろん自社サーバーは不要で、難しいプログラムを書く必要もありません。さらにECサイトに特化しているため、メールマーケティングや顧客とのエンゲージメントの向上を簡単に行えるのがメリットです。
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2-2.BASE

BASE

引用:BASE

BASE(ベイス)はオンラインストアを無料で開設できる、ASPサービスのひとつです。手数料は商品が売れた際にだけ発生し、維持費用も初期費用もかかりません。利用ユーザーも増え始め、注目を集めているBASEは今後の成長にも期待が寄せられています。

また、WordPressプラグインも用意されており、ECサイトとの相性もよく、BASEで扱っている商品をスムーズに呼び出すことが可能です。難易度は高くなりますが、HTMLタグの「iframe」をWordPressに埋め込む方法で、APIの活用もできることを覚えておきましょう。コストをできる限り抑えて、外部サービスを活用していきたい方は、BASEがおすすめです。

2-3.EC-CUBE

EC-CUBE

引用:EC-CUBE

EC-CUBE(イーシーキューブ)は日本で最も知名度が高いとされる、純国産のECサイト構築サービスを提供しています。無償で取得できる「GPLライセンス」と有償の「商用ライセンス」の選択が可能です。GPLライセンスはオープンソースでの利用が求められますが、商用ライセンスであれば、ソースコードを開示する必要はありません。

どちらも自由なカスタマイズができるので、会社の目的に合わせたライセンスを取得しましょう。またWordPressプラグインの「WPPostPlus」を使用すれば、EC-CUBE上でブログ記事を公開できます。プラグインを導入するよりも簡単に使えるクラウド版もあるため、使いやすいほうを選びましょう。

WordPressを活用したECサイト事例3選

WordPressを活用したECサイト事例3選

WordPressを活用したECサイトの事例を3つ紹介します。自社製品を魅力的に見せたり操作性を高めたりと工夫しているので、それらを参考にユーザーの興味を引く、自社ならではのECサイトを目指しましょう。

1.PHENOM

PHENOM

引用:PHENOM

PHENOM(フェノム)は岐阜県のセレクトショップのことで、コーポレートサイトと一体化しているECサイトが構築されています。作りは非常にシンプルなものとなっていますが、縦並びにされた画像ギャラリーは興味を引きやすく、ユーザビリティに重点が置かれています。

2.リビスコ

リビスコ

引用:リビスコ

リビスコは軽井沢に本店を置くリビスコ株式会社が運営している、ジェラートを専門に扱うオンラインショップです。実店舗でしか取り扱われていなかった手作りジェラートを選べる、6個セットと8個セット、12個セットの3種類に限定した販売がされています。

ポップアップで表示された好きなフレーバーを選んでカートに入れられる仕様は、実際に店舗に訪れたような楽しさを演出しています。

3.サンクワシカカンパニー

サンクワシカカンパニー

引用:サンクワシカカンパニー

サンクワシカカンパニー は、鹿肉料理を専門に販売しているオンラインショップをオープンしています。銀行振込、クレジットカード、代金引換などの支払いに対応できるよう、世界的に利用されている決済サービスの「Stripe」が導入されています。またコーポレートサイトと同一のドメイン内で、ECサイトが運営されているのも特徴的です。

ECサイト構築ならお気軽にご相談ください

ECサイト構築ならお気軽にご相談ください

ほとんどの企業様はECサイトを構築する時間と専門知識がありません。ECサイト制作に関するお悩みがある方は、ぜひ一度ニュートラルワークスにご相談ください。ニュートラルワークスでは、トレンドを抑えたデザインで徹底的に「成果」にこだわったECサイトを構築いたします。Zoomなどでオンライン相談(無料)も可能ですので、まずは下記よりお気軽にご相談ください。

監修者紹介

1991年生まれ。オーストラリアの高校を卒業後、その後イギリスで建築学科を卒業し、大学院ではデザインシンキングを専攻していました。楽天株式会社へ新卒で入社。トラベル事業部でマーケティング職に約3年間従事した後、2017年には株式会社LIGにWebディレクターとして転職。2019年よりニュートラルワークスへジョイン。これまでの多岐にわたる経験を元に最高なサイト作りはもちろんのこと、貴社のビジネス上の課題解決へ導きます。