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最終更新日: 2022.06.16

Google広告で絞り込み部分一致が廃止へ。フレーズ一致の仕様変更と運用のポイントを解説

Google広告で絞り込み部分一致が廃止へ。フレーズ一致の仕様変更と運用のポイントを解説

2021年2月4日、GoogleはGoogle広告のマッチタイプであるフレーズ一致の仕様変更と絞り込み部分一致の廃止を行うと発表しました。

これまでは「絞り込み部分一致」と「フレーズ一致」は別のマッチタイプとして提供されていましたが、実際はしばしば同様の用途で利用されていることが背景にあります。

なお、今回のアップデートは2021年2月中旬以降に海外から順次適用開始されていく予定です。日本での適用は、2021年7月を予定しています。

この記事では、絞り込み部分一致が廃止となった背景や押さえておきたいフレーズ一致・絞り込み部分一致の運用ポイントを解説します。7月に備えて、絞り込み部分一致の新たな仕様についてきちんと理解しておきましょう。

リスティング広告を既に運用している広告担当者の方や、他のメディアでマッチタイプを調べている方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

Google広告で絞り込み部分一致が廃止へ

Google広告で絞り込み部分一致が廃止へ

今回発表されたGoogleでのアップデートによって、絞り込み部分一致とフレーズ一致の仕様が一部変更となり、絞り込み部分一致が廃止されます。

これまでGoogle広告では、以下4種類のマッチタイプがありました。

  • 完全一致(精度重視)
  • 部分一致(リーチ重視)
  • フレーズ一致(精度とリーチのバランス型)
  • 絞り込み部分一致(精度とリーチのバランス型)

今回のGoogleアップデートでは、絞り込み部分一致のメリットとされる一部機能がフレーズ一致へ取り込まれることとなります。

今回、Google広告で絞り込み部分一致が廃止となった背景として、以下の例のように「絞り込み部分一致」と「フレーズ一致」がしばしば同じ用途で利用されていた現状が挙げられます。

絞り込み部分一致「+東京 +カフェ」
→「東京 カフェ」「東京都 インスタ映えカフェ」

フレーズ一致「東京 カフェ」
→「東京 カフェ」「東京都 カフェ 人気」

アップデート後のフレーズ一致では、語句の意味を考慮した場合に語順が重要となるのであれば、従来通り語順が考慮されます。

また、従来では絞り込み部分一致でしか捕捉できなかった検索もカバーされ、不要な検索内容が混ざることなくユーザーが求める検索内容を幅広く捕捉できる予定です。

したがって、今回のGoogleアップデートが行われることで、以下3点のメリットが得られます。

  • ユーザーへのリーチの向上
  • アカウントでのキーワード管理の合理化
  • 広告運用の時間削減

また、従来のフレーズ一致の機能を持っているマッチタイプは存在しなくなります。

これからのGoogleでは「検索語句」よりも「検索意図」を重視した仕様になっていくと予想できるのではないでしょうか。

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フレーズ一致の仕様変更

フレーズ一致の仕様変更

*これまでのフレーズ一致の仕様

  • キーワードの語順が同じ+類似で広告表示
  • 語句の間に違う語句が入った場合表示不可

*今後のフレーズ一致の仕様

  • キーワードの語順が同じ+類似で広告表示
  • 語句の間に違う語句が入った場合表示可能

これまでのフレーズ一致では、Google広告に設定したキーワードの語順が同じかつ類似しているパターンで広告表示が行われていました。

また、従来のフレーズ一致では、語句の間に違う語句が入った場合には、広告表示が行われませんでした。

新たに、今回のアップデートが実施されることで、今後はキーワードの語順が異なっていても、意味が類似しているパターンであれば広告表示が行われるようになります。

さらに、これからは語句の間に違う語句が入っていてもフレーズ一致の広告表示が行われます。

Googleアップデート後、フレーズ一致で広告表示される具体例は以下の通りです。

キーワード 検索語句
半袖 ポロシャツ 黒の半袖ポロシャツ
東京 観光 東京の観光スポット
男性用 革靴 男性用の27cm革靴

以上のように、前後に「黒の」「スポット」が付属している場合に加えて、キーワードの間に「27cm」などのキーワードとは異なる語句が入っている場合でフレーズ一致での広告表示が行われるようになります。

語順が異なることで意味が変わる場合は表示対象外

フレーズ一致の新しい仕様では、検索語句の順序も意味を考慮されて広告表示が行われます。

もし、語順が異なることで、検索語句の意味が変わる場合であれば、フレーズ一致の広告表示対象外となります。

ちなみに、語順が異なっている場合、意味が類似しているかどうかはGoogleが判断します。

異なる語順でフレーズ一致の表示対象外となってしまう具体例は、以下の通りです。

キーワード 検索語句
「引越し 東京から神奈川」 「引越し 神奈川から 東京」 「引越し おすすめ 神奈川」

2021年2月4日、GoogleはGoogle広告のマッチタイプであるフレーズ一致の仕様変更と絞り込み部分一致の廃止を行うと発表しました。

これまでは「絞り込み部分一致」と「フレーズ一致」は別のマッチタイプとして提供されていましたが、実際はしばしば同様の用途で利用されていることが背景にあります。

なお、今回のアップデートは2021年2月中旬以降に海外から順次適用開始されていく予定です。日本での適用は、2021年7月を予定しています。

この記事では、絞り込み部分一致が廃止となった背景や押さえておきたいフレーズ一致・絞り込み部分一致の運用ポイントを解説します。7月に備えて、絞り込み部分一致の新たな仕様についてきちんと理解しておきましょう。

リスティング広告を既に運用している広告担当者の方や、他のメディアでマッチタイプを調べている方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

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Google広告で絞り込み部分一致が廃止へ

Google広告で絞り込み部分一致が廃止へ

今回発表されたGoogleでのアップデートによって、絞り込み部分一致とフレーズ一致の仕様が一部変更となり、絞り込み部分一致が廃止されます。

これまでGoogle広告では、以下4種類のマッチタイプがありました。

  • 完全一致(精度重視)
  • 部分一致(リーチ重視)
  • フレーズ一致(精度とリーチのバランス型)
  • 絞り込み部分一致(精度とリーチのバランス型)

今回のGoogleアップデートでは、絞り込み部分一致のメリットとされる一部機能がフレーズ一致へ取り込まれることとなります。

今回、Google広告で絞り込み部分一致が廃止となった背景として、以下の例のように「絞り込み部分一致」と「フレーズ一致」がしばしば同じ用途で利用されていた現状が挙げられます。

絞り込み部分一致「+東京 +カフェ」
→「東京 カフェ」「東京都 インスタ映えカフェ」

フレーズ一致「東京 カフェ」
→「東京 カフェ」「東京都 カフェ 人気」

アップデート後のフレーズ一致では、語句の意味を考慮した場合に語順が重要となるのであれば、従来通り語順が考慮されます。

また、従来では絞り込み部分一致でしか捕捉できなかった検索もカバーされ、不要な検索内容が混ざることなくユーザーが求める検索内容を幅広く捕捉できる予定です。

したがって、今回のGoogleアップデートが行われることで、以下3点のメリットが得られます。

ユーザーへのリーチの向上
アカウントでのキーワード管理の合理化
広告運用の時間削減

また、従来のフレーズ一致の機能を持っているマッチタイプは存在しなくなります。

これからのGoogleでは「検索語句」よりも「検索意図」を重視した仕様になっていくと予想できるのではないでしょうか。

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フレーズ一致の仕様変更

フレーズ一致の仕様変更

*これまでのフレーズ一致の仕様

  • キーワードの語順が同じ+類似で広告表示
  • 語句の間に違う語句が入った場合表示不可

*今後のフレーズ一致の仕様

  • キーワードの語順が同じ+類似で広告表示
  • 語句の間に違う語句が入った場合表示可能

これまでのフレーズ一致では、Google広告に設定したキーワードの語順が同じかつ類似しているパターンで広告表示が行われていました。

また、従来のフレーズ一致では、語句の間に違う語句が入った場合には、広告表示が行われませんでした。

新たに、今回のアップデートが実施されることで、今後はキーワードの語順が異なっていても、意味が類似しているパターンであれば広告表示が行われるようになります。

さらに、これからは語句の間に違う語句が入っていてもフレーズ一致の広告表示が行われます。

Googleアップデート後、フレーズ一致で広告表示される具体例は以下の通りです。

以上のように、前後に「黒の」「スポット」が付属している場合に加えて、キーワードの間に「27cm」などのキーワードとは異なる語句が入っている場合でフレーズ一致での広告表示が行われるようになります。

語順が異なることで意味が変わる場合は表示対象外

フレーズ一致の新しい仕様では、検索語句の順序も意味を考慮されて広告表示が行われます。

もし、語順が異なることで、検索語句の意味が変わる場合であれば、フレーズ一致の広告表示対象外となります。

ちなみに、語順が異なっている場合、意味が類似しているかどうかはGoogleが判断します。

異なる語順でフレーズ一致の表示対象外となってしまう具体例は、以下の通りです。

キーワード 検索語句
「引越し 東京から神奈川」 「引越し 神奈川から 東京」 「引越し おすすめ 神奈川」

以上の場合、”東京から神奈川”ではなく”神奈川から””神奈川”である場合、本来の検索語句とは意図が異なってしまいます。

今後のフレーズ一致の運用では、キーワードの語順ではなく、軸となるキーワードを含んでいるかであったり、意味が異なる場合語順を検索語句の通り設定していたりすることが重要になってくるのではないでしょうか。

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絞り込み部分一致のサポートは段階的に廃止される

絞り込み部分一致のサポートは段階的に廃止される

今回、Googleアップデートにより廃止となる絞り込み部分一致のサポートは、2021年2月中旬以降から段階的に廃止される予定です。

まずは、2021年2月中旬から、フレーズ一致と絞り込み部分一致の両方で、新しいマッチング動作への移行を開始します。

これまでの広告パフォーマンスデータはそのまま残るため、運用者側がアップデートに伴って行うべき対応や既存キーワードのマッチタイプを切り替える必要はありません。

2021年7月には、全世界で新しい動作のロールアウトが完了すると予定されています。

今回の新しいアップデートが完了すると、絞り込み部分一致の新規キーワードを選ぶことができなくなります。ただ、Google広告上で絞り込み部分一致がなくなるわけではありません。既存の絞り込み部分一致のキーワードを継続で使用して広告配信を行うことも可能です。

2021年7月には、フレーズ一致で広告運用を進めていくことをおすすめします。しかし、フレーズ一致に変更すると、これまでの掲載結果は反映されなくなります。

今回のアップデートを受けて、Googleから変換ツールが2021年内にリリースされる予定なので、それまでは様子を見ながら広告運用を進めていきましょう。

キーワードの一部の語句での絞り込みは出来なくなる

絞り込み部分一致キーワードを設定する際に、今までできていたキーワードの一部の単語でのみ絞り込みを行うことができなくなります。

例えば「+国内旅行 見積もり」というキーワードを設定していた場合”国内旅行”と”見積もり”の両方の語句が絞り込み部分一致とみなされます。

上記のキーワード設定の場合「+国内旅行 +見積もり」や「国内旅行 見積もり」と同じように動作します。

今後は+をつけることで、両方の語句に絞り込みが適用されるようになり、フレーズ一致と同様の絞り込みとなります。

そのため、絞り込み部分一致キーワードを設定している場合、フレーズ一致とみなされるため、従来よりもトラフィックが減少する可能性があります。

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フレーズ一致・絞り込み部分一致の運用ポイント

フレーズ一致・絞り込み部分一致の運用ポイント

今回のGoogleアップデートによる仕様変更に伴って、これまで実施していた広告運用を見直しながら新たに運用や改善に取り組んでいく必要があります。

なぜなら、新しいアップデートによって、予期せぬトラフィックや成果、予算消化の変化が起こる可能性があると考えられるためです。

続いて、フレーズ一致および絞り込み部分一致の運用ポイントについて、Google公式サイトに記載されているアドバイスと合わせてご紹介します。

2021年7月以降、フレーズ一致および絞り込み部分一致の仕様が変わっても慌てずにGoogle広告を運用~改善に取り組めるよう、今から重要な運用ポイントを押さえておきましょう。

▼Googleの公式サイト
https://support.google.com/google-ads/answer/10346549

トラフィックの増減をモニタリングする

1つ目の運用ポイントは、トラフィックの増減をモニタリングすること。

今回のGoogleアップデートでは、これまでどのマッチタイプを使用して広告運用していたかによって、トラフィックに動きが見られると推測します。

現在フレーズ一致を使っている方はトラフィックの増加、絞り込み部分一致を使っている方はトラフィックの減少へ繋がることが予想されます。

気づかないうちに原因も分からずトラフィックが増減していたということにならないためにも、日々トラフィックの増減をこまめにモニタリングしておくと安心です。

目標や予算に対して、適切なトラフィックが確保されているかどうかをこまめにチェックし、必要に応じて調整を加えましょう。

もし絞り込み部分一致を使っていてトラフィックが減少している場合は、キーワードを追加することをおすすめします。

また、フレーズ一致を使っていてトラフィックが増えている場合には、予算を消化しすぎていないかなど調整が必要でないかどうかを確認しておきましょう。

除外キーワードの設定を見直す

2つ目の運用ポイントは、除外キーワードの設定を見直すこと。

今回のGoogleアップデートによって、フレーズ一致の対象が広がりターゲットとならないキーワードへも広告表示が行われます。

無駄に予算を消化しないためにも、広告表示が行われている検索クエリをこまめにチェックして、意図しないキーワードが含まれている場合には、「除外キーワード」へ追加しておきましょう。

「除外キーワード」とは、Google広告で設定可能なキーワードの一種。除外キーワードに設定されたキーワードには、広告表示されません。

例えば、除外キーワードに「大阪」と設定すると、「大阪」という単語を含む検索に対して広告が表示されなくなります。

除外キーワードは今回のGoogleアップデートの影響を受けないため、引き続き利用することが可能です。

ただ、除外キーワードは細かく設定しすぎてしまうと、広告表示されるユーザー数が減ってしまう恐れがあるため、運用数値を見ながら調整すると良いでしょう。

部分一致とスマート自動入札を活用する

3つ目の運用ポイントは、部分一致とスマート自動入札を活用すること。

「スマート自動入札」とは、Googleアルゴリズムによってコンバージョン最適化されるように自動で検索語句や入札単価を決める機能のこと。

スマート自動入札を使うことで、効果が高そうなキーワードも見つけてくれる可能性があります。

広告配信を行うキーワード設定時、広い範囲でCVに繋がりそうなキーワードへ広告出稿する場合には部分一致とスマート自動入札を活用するのがおすすめです。

部分一致とスマート自動入札を組み合わせて活用することで、よりキーワードに関連性の高い検索語句を見つけることができ、広告パフォーマンスを高めることが可能です。
スマート自動入札については、下記のブログもご参考ください。
Googleのスマート自動入札とは?種類やメリット・デメリットを解説! Googleのスマート自動入札とは?種類やメリット・デメリットを解説!

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まとめ

今回は、2021年に発表されたGoogleアップデートに関して、フレーズ一致・絞り込み部分一致の仕様変更や絞り込み部分一致の廃止が行われる背景、今後の運用ポイントなどについてご紹介しました。

絞り込み部分一致の機能を取り込み、フレーズ一致がカバー可能な範囲が広がることで、広告運用者の負担も減るのではないでしょうか。

今後のGoogle広告では、キーワードありきではなく、検索意図を重視したマッチングタイプとなる見込みです。

広告運用者には、よりGoogleのAIを活用することが求められるため、部分一致やスマート自動入札などの活用を検討すべきと考えます。

ぜひ本記事を参考に、今後の広告運用にお役立ていただけると幸いです。

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著者紹介

石田 哲也

石田 哲也

取締役CMO

Twitter:@te2319
株式会社ニュートラルワークス 取締役CMO。1984年生まれ。高校卒業後にISD株式会社にて起業。株式会社オプトにてWebマーケティングを学び、株式会社メタップスなど複数のベンチャー企業にて事業立ち上げを経験。前職はワンダープラネット株式会社にてゲームプロデューサーとしてスマホアプリゲームの制作に従事。2018年に地元の神奈川へ戻り、ニュートラルワークスにジョイン。SEO/Web広告運用/サイト分析・改善など、Webサイトの運用改善~ゲームアプリ制作や数十万フォロワーのSNSアカウントの運用経験などWebビジネス全般を守備範囲とする。

■経歴
2003年 ISD株式会社/起業
2009年 株式会社オプト/SEMコンサルタント
2011年 株式会社メタップス/シニアディレクター
2013年 ライブエイド株式会社/執行役
2016年 ワンダープラネット株式会社/プロデューサー・BizDev
2018年 株式会社ニュートラルワークス/取締役CMO

■得意領域
Webサイト改善
SEO対策
コンテンツマーケティング
リスティング広告

■保有資格
Google アナリティクス認定資格(GAIQ)
Google 広告検索認定資格
Google 広告ディスプレイ認定資格
Google 広告モバイル認定資格