インターネットの広告市場は成長を続けています。テレビは見ないけどYouTubeなら毎日視聴する若者もとても多いです。
2020年の日本のインターネット広告媒体費は1兆7657億円で、検索連動型広告が全体の38.6%でした。また、ディスプレイ広告が32.6%で以上の2つのインターネット広告の7割を占めています。インターネット広告の中でもGoogle、Yahoo広告が活用されている証拠です。
今後も、成長の動きは変わらないと予想されています。PRTIMESが発表している2021年の日本のインターネット広告媒体費は、継続して伸長することが期待されているため、全体で前年比107.7倍の1兆8912億円になると推測されているのです。
今回は大手と言われる広告代理店を売上ランキング形式で紹介していきます。
リスティング広告代理店の選び方とは?【プロが解説】
この記事では、リスティング広告の大手ネット広告代理店を経てアドネットワークで100以上のネット広告代理店の担当者と会話をしてきた筆者が、ネット広告業界の目線で良い代理店と悪い代理店の見極め方をご紹介いたします。
リスティング広告とは?特徴や費用、運用方法を解説
リスティング広告の基本的な知識から効率のいい運用方法、成果を出すためのポイントをご紹介します。
目次
リスティング広告の運用を行っているWeb広告代理店のランキングを1位から10位までまとめました。
※以下に記載する売上に関しては、会社グループ全体の売り上げです。リスティング 広告の事業規模ランキングではないのでその点はご了承ください。
2020年は新型コロナウイルスの感染拡大によって、業績は会社ごとにとても大きな変化があります。
今回のランキングにはありませんが、広告代理店で日本を代表する企業の電通は、本社ビルを約3000億円規模で売却するなどの報道もありました。
それだけ資金繰りに苦労している広告代理店も多い中で、全体的にアフィリエイトを除くWeb広告市場は早めに持ち直してきており、今後はさらに成長することが予想されています。
今回、ランキングの1位にあげたサイバーエージェントに関しては、コロナ禍にも関わらず過去最高売り上げを達成しました。
飲食店などの業態によっては売り上げが9割減少しているのも一般的な中で、WEB専門の広告代理店は順調に規模を拡大しています。
リスティング広告運用している大手Web広告代理店の特徴は、自社で優秀な広告運用者を抱え、Google広告公式の認定資格などを取得している広告運用者がとても多いです。
独自の教育プログラムや、ツールなども積極的に開発しAIを用いてより効率的に広告の運用をしています。
ここからはリスティング広告運用代行をしているWeb広告代理店がどのような特徴を持っているかを解説していきます。
サイバーエージェントは「21世紀を代表する会社を創る」をビジョンに掲げており、AbemaTVに代表されるような、テレビ&ビデオエンターテインメント事業を行っている会社です。
また、インターネット広告事業は国内でもトップシェアを獲得しています。
リスティング広告に関係する分野では。テキスト広告の自動生成の仕組みがあります。大企業ならではの資金力とテクノロジーを駆使して、AIにより自動化に取り組んでいるのもサイバーエージェントの特徴です。
同じく、広告のキャッチコピーの自動生成と分析も大学との共同研究も進めています。
オプトは、デジタルマーケティングを軸に個客の未来を実現する「Innovation Agency」をモットーに掲げています。
持続的な成長を志す企業のビジョン、ビジネスを革新させ、新しい価値の創造に取り組んでいます。
デジタルホールディングスの完全子会社であり、リスティング広告に関しては業界特化型運用体制で取り組んでいます。
営業、コンサルタント、オペレーションが一丸となりチームを編成し、独自の教育プログラムでスペシャリストを育成しています。
アイレップはインターネット広告事業を主軸に、最新のデジタルマーケティングを駆使して顧客の問題を解決する、デジタルマーケティングエージェンシーになります。
博報堂DYホールディングスを構成する、D.Aコンソーシアムホールディングスの完全子会社です。
リスティング広告に関しては、国内最多の200人以上のGoogle広告認定資格者が在籍しており、確かな資格に裏打ちされたプロフェッショナルな集団になります。
自社開発の自動入札ツールや各種ツールを活用して、最適な入札を行える環境を整備しています。
セプテーニは社名の由来はラテン語で「septeni」、7人ずつが由来となっており、7人で設立し、7課、7部門へと発展させ、子会社を7つ上場させることを掲げています。
ネットマーケティング事業、コンテンツ制作事業を主としており、リスティング広告の強みは、LPやホームページ制作を内製化している点です。広告の依頼と同時にLPの依頼も可能です。
広告ではインフィード広告にとても強く、インフィード広告だけで見れば2018年は業界でも1位を取っています。
GMO NIKKOはGMOアドパートナーズの子会社であり、デジタルマーケティングを強みとする総合代理店です。
運用型広告に強く、リスティング広告・SNS広告で顧客満足度が非常に高い会社になります。
フルファネルマーケティングという取り組みを行っており、広告の効果の最大化を図るために、様々な購買プロセスをファネルと呼びマーケティングを行います。
認知を高めるための施策や、ファンになってもらうにはどうしたら良いかなど、このような問題を最適化されるように全体を設計する流れを作っています。
メディックスはインターネット広告の総合代理店になります。
リスティング広告に強く、扱っている案件数は他の大手の企業には負けますが、実績は業界でもトップクラスの結果を残しています。
インターネット広告代理店では通常はクライアント1社に対して、営業担当者と広告運用者が別で配置している場合が多いです。しかし、メディックスは営業も広告運用兼務して業務を行っています。
より、現場の声を広告に反映していただけるという点で、お客様にとってはより実現したいことを実現しやすい環境が整ってます。
トランスコスモスはコールセンター事業も行っておりますので、コールセンターの方が馴染みがある方もいらっしゃるかもしれません。
コールセンターのWebマーケティングのトータルサポートも行っており、ECコンサルティングの分野では業界でもトップクラスの実績があります。
リスティング広告に関しては、日々の工数がかかる広告の項目については、クラウド最適化自動化ツールを活用することで、より広告の依頼者に向き合える姿勢を作っています。
広告運用スキルが非常に高いので、リスティング広告を依頼する時に頼りになる広告代理店の1つです。
フルスピードは技術系インターネット広告代理店をコンセプトに、その技術力を駆使して手厚いアフターフォローが充実している広告代理店になります。
効果測定ツールの提供や、アクセス解析レポート作成で検証改善を高速化するための仕組みを整えています。
リスティング 広告は改善を繰り返していく広告なので、分析の部分を効率化出来るのは非常にメリットとなります。
Web広告代理店にリスティング広告の運用代行を依頼する際には、信頼度のある大手広告代理店に話を聞く方が多いと思います。
大手にはノウハウや知識が蓄積されており、独自のツールを開発するなど依頼する上で数多くのメリットがあります。
ただし、大手代理店には大手ならではのデメリットもありますので、そのデメリットをきちんと把握した上で依頼をすることが必要です。
大手広告代理店は、扱っている案件数やクライアント数が多いので、社内ではたくさんノウハウが蓄積されています。
マニュアルなども完備されており、成功事例の共有が常にされているので、成功法則が見えているのはリスクを少なくしている大きな要因です。時期的なトレンドや、広告費が上がりやすい季節なども把握しているため、柔軟な提案もきちんと行っていただけます。
広告運用初心者が運用すると、リスティング広告であればキーワードの選定方法などがわからず、広告費を無駄にしてしまう場合も多いです。
しかし、大手広告代理店に依頼することで失敗するリスクは極端に低くすることが可能になります。
特に、トップコンサルタントは経験数が違うため、より良い広告の運用を提案してくれること間違いないです。
日々、広告の運用をする際には、数値の確認が欠かせません。レポートを作成して定期的に数値を確認し、課題を把握し改善する行動を繰り返します。しかし、初心者ではPDCAを回すだけで工数もかかりますし、効果的な改善策をできるかはわかりません。
広告代理店は広告の入稿からレポート作成、運用まで一連の流れとして対応してくれます。リスクも少なく過去の経験に基づいた運用と報告をお任せできるのは大きなメリットでしょう。
WEB広告にはリスティング広告、ディスプレイ広告、SNS広告など様々な種類の広告があります。
大手広告代理店は様々な案件を手がけているので、リスティング広告に関わらず様々な広告運用の相談ができます。Web広告がほとんどわからない経営者であっても、広告代理店に丸投げするだけでも一定の利益を担保することが可能です。
Web広告の相談任官しては広告的な広告文の作成方法や、LPに関しても相談したければ親身に相談に乗ってもらうことが出来ます。初心者では気付くことが出来ないことや、新しい視点の提供もしてくれるので、広告代理店に頼むことで売り上げアップにつながる確率が高いです。
また、大手広告代理店は業界問わず多くの案件を受けているため、様々な業種でノウハウが蓄積されています。例えば、業種によって効果的な広告手法やキーワード、最近の状況などの知識があるため、より効果的な提案を受けられるでしょう。
大手広告代理店は最低出稿金額が高いケースが多いです。最低出稿金額が数百万円、場合によっては1000万円以上じゃないと取り扱ってくれない場合があります。
比較的小規模案件を扱っていると言われる株式会社オプト(デジタルホールディングスグループ)で30万円が最低出稿金額です。
低予算でリスティング広告の出稿を考えている企業は大手広告代理店に依頼するのは難しいでしょう。
大手広告代理店は従業員数がとても多いです。毎年新卒で採用を行っており、規模の拡大により採用する人数も多くなっています。大手広告代理店に依頼したけど、誰が担当になるのかわからないという点は、広告の依頼主にとって懸念しなければならない1つの材料になります。
トップコンサルタントは日本を代表する大企業を担当し、新卒採用の若手や経験の少ない社員は予算額の少ない案件を担当することが多いです。経験の浅い担当者になると、スキルや経験を持っていないくて期待する結果を得られない可能性があります。
デメリットというよりは注意点となり、担当してくれるコンサルタントの方がどの程度の経験や知識・スキルがある方なのかを見極めていく必要があるということです。そのためにも、広告代理店に丸投げするのではなく、自社でも数値や効果を図れるように最低限の知識を身につけておきましょう。
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大手広告代理店に依頼したいけど、予算的に無理という場合は大手広告代理店出身者に依頼すると良いです。ベンチャー企業やフリーランスであれば、スキルや経験をもった大手広告代理店出身者に低予算でも依頼ができます。
大手で働いていた経験がある人は、こなしてきた案件の経験が多いため、業種や予算規模問わずに相談に乗ってくれる可能性が高いです。
しかし、そこで難しいのがその人が本当に経験豊富なコンサルタントであるかどうかを見極めることです。クラウドワークスやランサーズなどのアウトソーシングサービスで募集してもなかなか大手広告代理店出身者の優秀なコンサルタントを見つけることは難しいでしょう。
例えば、肩書きは広告予算を月に5000万円運用していると言っている人がいたとしても、大企業の下請けとして働いていただけの人もいます。依頼する前にはどんな人物かをしっかりと見極めることが大事です。
コンサルタントに安心して依頼をするためには、事前のヒアリングが非常に大切です。依頼すべきか判断をするためにも、経験や実績を聞く必要があります。広告の運用歴だけではなく、担当してきた業種や予算規模、そして改善のための取り組みを聞いてみましょう。
広告代理店に所属していて、大きな予算規模を扱っていたとしても、下請けで一部の仕事をしていただけの場合もあります。
極端な例では、目標のCPCを達成するために、日予算の管理と入札単価の管理をしているのみだが、予算は5000万円を扱っているケースです。こうした人でも、日常的に5000万円の予算を扱っていると言うことができてしまうので、どのような改善を行うことが出来るのかなどが重要なポイントになります。
満足度が高い人であれば、それなりに能力は保証することが出来ると思うので、きんと実績がある人かどうかを見極めることは本当に大切になります。
ニュートラルワークスは大手広告代理店出身者が多数在籍するインターネット広告代理店になります。
リスティング広告の豊富な運用実績を持ち、運用者のリスティング広告運用スキルのレベルが高いことが特徴になります。
また、リスティング広告以外にもWebサイト制作/LP制作/SEO対策/ホワイトペーパー制作など、成果を出すために必要なWebマーケティング施策全般に対応しているため、リスティング広告以外でも様々なご相談が可能です。
今回はリスティング広告を取り扱っている大手広告代理店のランキングとともに選び方のポイントをお伝えしました。
Web専門の広告代理店の売り上げは持ち直してきており、大手は成長を続けている会社も多いです。それだけWeb広告の重要性が増してきているということでしょう。
大手広告代理店にはメリット・デメリットそれぞれあります。出稿する広告形態や予算、どこまでをサポートして欲しいのかを考えて依頼する会社を選んでください。
ニュートラルワークスでは、大手広告代理店で様々な案件を経験した出身者がリスティング広告の対応をしています。大手広告代理店出身の業界のプロに低予算から依頼できるのが当社の特徴。無料相談を行なっていますので、ぜひそこで当社のコンサルタントが本当に優秀か見極めてください。