マーケティング

最終更新日: 2023.04.10

コンテンツマーケティングに役立つ分析ツール11選

コンテンツマーケティングに役立つ分析ツール11選

コンテンツマーケティングとはどんなものかと尋ねられて、正確に答えられるでしょうか?コンテンツを活用してマーケティングを行うものとイメージできても、どのような方法やどういった準備や対策が必要なのかよくわからない方もいるでしょう。

そこで、コンテンツマーケティングツールを中心に、コンテンツマーケティングの概要から役割、ツール導入のメリットや紹介、選び方などを紹介します。この記事を読めば、コンテンツマーケティングの役割を理解し、適切なツールを活用した分析やマーケティングのプランニング、SEO対策ができるようになります。

ツールが上手く使えるようになれば、コンテンツ作成に必要なデータを集め、顧客獲得に向けた施策を効率よく進められます。

石田 哲也

監修者

Twitter:@te2319
株式会社ニュートラルワークス 取締役CMO。1984年生まれ。高校卒業後にISD株式会社を起業。その後、株式会社オプトでWebマーケティングを学び、株式会社メタップスなど複数のベンチャー企業にて事業立ち上げを経験。前職はワンダープラネット株式会社でゲームプロデューサーとしてスマホゲームアプリの制作に従事。2018年に地元の神奈川へ戻り、ニュートラルワークスに入社。SEO/Web広告運用/サイト分析・改善など、Webサイトの運用改善~ゲームアプリ制作や数十万フォロワーのSNSアカウントの運用経験などWebビジネス全般を守備範囲とする。

■経歴
2003年 ISD株式会社/起業
2009年 株式会社オプト/SEMコンサルタント
2011年 株式会社メタップス/シニアディレクター
2013年 ライブエイド株式会社/執行役
2016年 ワンダープラネット株式会社/プロデューサー・BizDev
2018年 株式会社ニュートラルワークス/取締役CMO

■得意領域
Webサイト改善
SEO対策
コンテンツマーケティング
リスティング広告

■保有資格
Google アナリティクス認定資格(GAIQ)
Google 広告検索認定資格
Google 広告ディスプレイ認定資格
Google 広告モバイル認定資格

QUERYY(クエリー)編集部

執筆者

株式会社ニュートラルワークス

QUERYY(クエリー)編集部

QUERYY(クエリー)は、株式会社ニュートラルワークスが運営するデジタルマーケティング情報メディアです。

コンテンツマーケティングとは

コンテンツマーケティングとは?

コンテンツマーケティングは、ユーザーに有益かつ信頼性のある情報を提供し、見込み顧客へ成長させるのを目的とするマーケティングです。コンテンツの種類も豊富で、記事や広告、動画、画像、SNSなどが活用されています。

インターネットが普及している社会の中で、Webへの対策は欠かせません。また、さまざまな企業からも重要視されており、いかにして検索エンジンの検索上位を勝ち取るのか、ユーザーに興味を持ってもらうのか試行錯誤を続けています。

コンテンツマーケティングで成果を上げるには、商材や業界に合わせたコンテンツ制作や、競合調査などして適切な施策を実行しなければなりません。さらに、コンテンツの質はもちろん、サイト評価を上げる必要があります。

つまり質の高いコンテンツを制作し、潜在顧客をリードへ引き上げられれば、成約にまでつながりやすくすることが可能です。しかし、それらを実現するためにはユーザー行動を理解し、ニーズを満たさなければならないため、データ収集と分析は正確に行わなければなりません。
コンテンツマーケティングとは?事例とともにわかりやすく解説 コンテンツマーケティングとは?事例とともにわかりやすく解説

コンテンツマーケティングツールの概要

「コンテンツマーケティングツール」の概要

コンテンツマーケティングツールとは、コンテンツマーケティングを行ううえで必要なコンテンツ制作を支援するためのツールです。自社サイトや競合サイトのアクセス解析や、キーワード選定などをサポートする機能が搭載されています。

しかし、ソフトウェアやクラウドサービスなどの違いや、特徴や分析機能などが異なるため、自社に合ったツールを探さなければなりません。たとえば、競合分析ツールに特化したものもあれば、SEO対策ツールとして提供されているものもあります。

また同じ使用目的のツールであっても、サービス内容や費用も変化するため、導入前にツールの比較を必ず行うようにしましょう。コンテンツマーケティングツールを選ぶ際は、自社が求めている機能と、ツール独自の強みや機能まで細かくチェックできるかが大切です。

コンテンツマーケティングツールの役割

コンテンツマーケティングツールの役割

コンテンツマーケティングツールには、大きく分けて以下4つの使用シーンがあります。

  • 競合分析
  • 検索順位の計測
  • 記事内容のプランニング・作成
  • SEO対策

どのようなツールなのか理解するためにも、それぞれがどのような役割を担っているのか把握することから始めましょう。しかし、ツールによってはひとつの役割に特化したものもあるため、機能の確認は忘れないようにしてください。

競合分析

競合サイトのコンテンツ調査や、戦略の可視化、自社との比較などして、自社サイトの改善点を見つけるために使用される機能です。

たとえば、競合サイトの広告戦略を分析し、どのようなユーザーがクリックしているのか、どういったキーワードが使われているのかなどを可視化します。そこから自社と比較してどのような違いがあるのか調べ、改善していく流れが基本です。

上位表示され続けている大手企業などは、他の上位競合サイトを参考にしたり、差別化を図ったりするために用いるのも珍しくありません。上位表示される競合サイトには、必ずユーザーの興味を引いているサイト改善のヒントがあります。

また、競合サイトに集まるユーザーの傾向がわかれば、ユーザーニーズの把握も可能です。

検索順位の計測

ユーザーが特定のキーワードで検索をした際の、検索順位は計測しておくべきデータです。検索順位が上位であればユーザーの目に届きますが、順位が下がってしまえばコンバージョンやクリック率に大きな影響を与えます。

そのため、自社サイトがどの順位にいるのか正確に把握し、順位が下がったときに素早くサイト改善を行うためにも、定期的な検索順位の計測が欠かせません。そこで、検索順位の計測ができるツールを活用すれば、指定したサイトの順位をスピーディーに確認できます。

検索順位を重要視するツールであれば、順位変動を知らせるアラートや、定期チェックを自動化する機能が搭載されているので、負担軽減につながります。

記事内容のプランニング・作成

記事内容のプランニングや、作成のサポートが可能なツールもあります。このようなツールに搭載されている主な機能には、キーワードの洗い出しや選定の提案、検索意図の可視化などがあります。

キーワードの洗い出しと選定は、検索上位のキーワードや、差別化を図るのに役立つニッチなキーワードまで分析が行えます。それに加え、ユーザーの検索意図が可視化できれば、どのような情報が求められているのか理解するのも難しくありません。

記事のプランニングや作成に関するサポートをどれだけ求めるかによって、ツールにかかる費用も変わるため、不要な機能の見極めが肝心です。コンテンツ制作が中心となるコンテンツマーケティングを行う以上、プランニングと作成はとても重要な役割といえます。
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SEO対策

SEOをサポートする機能は、自社サイトがGoogleからどのような評価を受けているのか分析し、改善点を探し出すのに効果を発揮します。たとえば、クローラーがエラーを起こしている部分や、ユーザーが離脱しているポイントを見つけ出し、改善を提案してくれるなどです。

また、キーワードやタグ、サイトの構造分析対応のツールもあるため、SEOツールを検討する際は、どの範囲まで対応できるのか調べておきましょう。SEOとコンテンツマーケティングとは深い関係があるので、SEOに関する知識は知っておくべきです。

SEOの知識があれば、サイトの改善において、Googleからの評価を高めるのはもちろん、サイトの利便性も向上でき、ユーザーのコンバージョン率を高める要因にもなります。
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コンテンツマーケティングツールを使うメリット

コンテンツマーケティングツールを入れるメリットとは

コンテンツマーケティングツールを導入するメリットは、どのようなところにあるのか主な2つを紹介します。ツールをうまく活用できるかにもよりますが、コンテンツマーケティングの効果向上に役立ちます。

効率化を図り、制作期間の短縮化につながる

競合調査や、成果分析を行うためには膨大なデータが必要になり、手作業で行うにはかなりの時間を要します。その反面、ツールを活用すれば簡単な操作で分析を行ったり、作業の自動化を図ったりできるため、作業の効率化と制作期間の短縮が可能です。

たとえば、キーワードの選定を行う際にツールを活用すると、ひとつのワードを検索するだけで関連キーワードが表示されます。この作業を人の手で行おうとすると、関連しそうなキーワードを考え、本当に使われているのか調べ、検索頻度をひとつずつチェックしていかなければなりません。

ツールの使い方に慣れる必要はありますが、工数が少なくなるため業務にかける人数も調整しやすくなります。

精度の高いコンテンツ制作が可能

コンテンツマーケティングツールは、膨大なデータベースを活用した分析が行えるため、人の手よりも精度の高いコンテンツ制作が可能になります。データ量はツールによって異なりますが、経験則のような不確定な要素がありません。

ツールの提案通りにすれば必ず成功するわけではありませんが、調査データを正確にまとめた分析結果は、ユーザーニーズの把握に役立ちます。そのため、ツールがどのようなデータをもとに分析をしているのか確認し、信頼が持てるのであれば導入する価値も十分にあります。

データで作られたWebコンテンツだからこそ、データを集計するのが得意なツールの活用は大きなメリットになります。

コンテンツマーケティングに欠かせないGoogleツール

コンテンツマーケティングに欠かせないGoogleツール

コンテンツマーケティングを実施するにあたって欠かせない、Googleが提供するツールを紹介します。基本的に以下2つのツールを合わせて使うと、より細かなデータが集まるため、ほとんどの企業が活用しています。

競合他社との差を作らないためにも、しっかりと特徴を覚えて自社サイトの制作や改善に役立てていきましょう。

Googleアナリティクス

Googleアナリティクス

Googleアナリティクス

Googleアナリティクスは、自社が運営しているサイトに関するユーザー行動や、アクセス状況などを分析するためのツールです。閲覧数や訪問ページ、ユーザー属性などを調べられるのはもちろん、広告効果やCV(コンバージョン)率などさまざまデータが取得できます。

使用には、Googleアカウントの登録が必要になりますが、無料で使用できるため、導入コストを心配する必要はありません。しかし、公式なマニュアルが存在しないため、使用者の解説記事や、セミナーなどでの情報を自身で集める必要があります。

また、アナリティクスはサイト内にアクセスしてきたユーザーが、離脱するまでに起こしたアクションをあくまでも定量分析するツールです。そのため、特定ユーザーのページ遷移や、集中して閲覧した部分などの分析ができません。

Googleサーチコンソール

Googleサーチコンソール

Googleサーチコンソール

Googleサーチコンソールも、Googleアカウントを持っていれば無料で使用できる、検索パフォーマンスやサイト課題の分析を行うツールです。具体的には、ユーザーがどのようなキーワードで検索して、どれくらいの人数がサイトに訪れているのか、検索結果によるクリック率などを調べます。

その他にも、ページにエラーやペナルティがないか、正常に検索結果に表示されるかなどの確認もできるため、自社サイトの現状把握に欠かせません。アナリティクスでは調べられない特定ユーザーの分析も行えるようになるため、両方を用いればサイト内部と外部の分析ができます。

さらに、2つを連携させるとアナリティクスに結果を集約できるため、管理もスムーズにできるでしょう。

コンテンツマーケティングに役立つおすすめのツール

コンテンツマーケティングに役立つおすすめのツール

Googleツールの他にも、コンテンツマーケティングに役立つツールは数多くあるため、中でもおすすめのツールを9つ紹介します。それぞれで異なる特徴を持っているため、比較して自社に合うツールがないか参考にお使いください。

組み合わせて使うこともできますが、費用面や使い勝手などを考慮したうえでご検討ください。

Transcope(トランスコープ)

Transcope

Transcopeは、SEOに強い文章を生成するための最適な指示をAIに与える、コンテンツマーケティング用のソフトウェアです。今話題のChatGPTを開発したOpenAI社の最新APIであるGPT-4を利用しております。

また、Googleで上位表示されている競合サイトを分析して、 見出し構成や流入キーワード、サイト内でよく使われているキーワードをベースにした指示を行うことで、より網羅的で深いコンテンツを生成することが可能です。

費用については4種類のプランがあり、それぞれ機能が異なりますので、詳細はご確認ください。

Keywordmap(キーワードマップ)

Keywordmap(キーワードマップ)

Keywordmap

Keywordmapは、顧客意図や自社の競合データの分析や管理に最適な、市場調査と競合調査に特化した機能が搭載されているツールです。キーワード選定をマインドマップ形式で表示できるため、視覚的にもわかりやすくサポートしてくれる特徴を持っています。

また、初めて使用する方でも使えるように、すべての機能についての解説があるため、分析結果を理解しながら作業が進められるでしょう。使用するためには費用がかかりますが、1週間の無料トライアルでどのようなツールなのかお試しできます。

費用については利用回数に応じた月額設定になるようですが、料金の詳細が公開されていないため、問い合わせして確認を取ってください。

MIERUCA(ミエルカ)

MIERUCA(ミエルカ)

MIERUCA

MIERUCAは、1,700社の企業が導入している、オウンドメディアとコンテンツマーケティングの課題を見つけ出す分析が行えるツールです。キーワード分析から、検索意図とユーザー行動の可視化、競合広告分析などの機能が使えます。

特に分析機能は細かい部分まで徹底して分析が行えるため、SEO担当者を配置しているようなSEO施策に意欲的な企業向けのツールといえるでしょう。月額料金は165,000円(税込)〜と、個人利用には少し高額な設定となっていますが、細かなところまで分析をしたいのであれば一考の余地があります。

無料トライアルも用意されているため、興味のある方は試してみてはいかがでしょうか。また、ツール利用に不安がある場合は、導入トレーニングやセミナーを受けることも可能です。

Ahrefs(エイチレフス)

Ahrefs(エイチレフス)

Ahrefs

Ahrefsは世界中の60万人以上ものユーザーが利用する、有料のSEO分析ツールです。自社と競合サイトの、検索上位表示コンテンツやソーシャルメディアの反応、想定流入キーワード、リンク分析などが利用できます。

特に被リンク分析は、26.9兆という世界でも最大級のデータベースを活用したサービスが受けられるのは特権となりやすいです。また、約15分ごとに新しいインデックスが更新されるため、常に新しいデータを基にした分析が可能です。

さらに、インターフェースは見やすく、分析したデータはCSVを始めとした加工しやすい形式でダウンロードできるため管理も難しくありません。費用に関しては4つのプランが用意されており、手軽にSEO分析が実施できるエントリープランからの利用で、月額約99ドルから利用できます。

Semrush(セムラッシュ)

Semrush(セムラッシュ)

Semrush

Semrushは、世界で最も利用者が多いSEOツールです。1000万以上のマーケターが利用しているようで、日本では2019年から利用できるようになりました。
圧倒的なデータ量、機能幅、操作性が特長で、Semrushにはコンテンツマーケティングに必要な下記の機能が備わっている、オールインワンツールです。

  • 競合分析
  • 検索順位の計測
  • 記事内容のプランニング・作成
  • SEO対策

SEOのほかに、競合他社の広告、SNSにも活用できる機能を搭載しています。
カスタマ―サクセスも充実しているので、ツール初心者のユーザーも安心して利用できるようです。
Semrushは月額$119.95(税込131.95)から利用できる点も特長ですが、現在は14日間の無料トライアル利用も可能なので、期間中にさまざまな機能を試してみるのがよいでしょう。

tami-co(タミコ)

tami-co

tami-co

tami-coは、ユーザーの検索意図を捉えた質の高いコンテンツ作成を目的とした、SEO記事作成に特化したツールです。作成したい記事のターゲットになるキーワードを入力する簡単操作で、コンテンツマーケティングに必要な調査と分析が行えます。

また、tami-coのAIが行うタイトル案の自動生成機能や、タイトルの採点機能を使えば、SEOに最適なタイトルをつける作業が楽になるでしょう。

タイトル作成補助機能

他に搭載されている機能には、ユーザーニーズの把握やトピックの分析、顕在・潜在ニーズの抽出、競合ページの想定アクセスの確認などがあります。

費用は月額31,350円からの利用が可能で、7日間の無料トライアルも利用できるため、まずはトライアルで使用感をチェックするのがおすすめです。

TACT SEO(タクトSEO)

TACT SEO(タクトSEO)

TACT SEO

TACT SEOは、コンテンツ課題の分析や内部施策、キーワード調査などの自動化で作業効率に優れたSEOツールです。2,700社にも及ぶSEOコンサルの経験を生かしたノウハウは、狙ったキーワードを上位表示させる強い味方となります。

中でも内部施策は、コードから改善策を探り、キーワードのグルーピングも自動で行えるなど、TACT SEO独自の機能が魅力です。使用料は月額利用料金99,000円(税込)〜で、課題に応じたSEO戦略や施策立案、コンテンツ作成代行などの依頼もできます。

無料プランも用意されており、ほぼすべての機能が使えるため、そちらで試してからの有料プラン移行をおすすめします。

アドエビス

アドエビス

アドエビス

アドエビスは、アクセス解析からWeb広告の計測、ユーザー分析などができる広告効果測定に強いツールです。分析方法も豊富で、以下のような分析が行えます。

  • コンバージョン属性分析
  • アトリビューション分析
  • 地域別集計分析
  • カスタマージャーニー分析
  • ページ経路分析
  • クロスデバイス分析
  • デモグラフィック分析

業界初の「媒体シンク機能」により広告媒体データが自動同期され、最新の投資対効果をすぐに把握できるなど、広告効果測定や広告運用業務をより円滑に行うことが可能です。
広告コストの管理機能も搭載しており、広告予算を変更した場合のコンバージョン数の変化など、予算のシミュレーションも行うことができます。これにより、見直すべき広告を速やかに判断することができるため、スピーディーなPDCAを実行可能です。

費用については公開されていないため、資料のダウンロードから問い合わせる必要があります。

 Similarweb(シミラーウェブ)

 Similarweb(シミラーウェブ)

Similarweb

Similarwebは、競合分析を得意とするWebサイト分析に対応したツールです。一部機能が制限されますが無料使用も可能で、アプリやWebサイトに組み込まれた分析ソフトで測定したデータの取得が行えます。

加えて、トラフィックデータや、公開データ、パートナーシップを結んでいる企業の分析データを組み合わせられる分析機能は類を見ません。無料版でも国ランクからグローバルランク、カテゴリーランクごとの分析ができ、PVや月間訪問数の推移などが確認できます。

有料版の利用に関しては、問い合わせで価格の確認が必要です。有料版に登録すればサブドメイン分析やサイト比較機能などが使えるため、無料版で気に入れば有料版の利用も視野に入れてみてはいかがでしょうか。

Cloud CMO(クラウド・シーエムオー)

Cloud CMO(クラウド・シーエムオー)

Cloud CMO

CloudCMOは、顧客リストの収集や自動メールの顧客育成、オウンドメディア構築、ワンストップの分析などができます。その他にもSEOやブログなどにも対応しており、さらにレスポンシブ対応もしているため、PCやタブレット、スマートフォンでの使用が可能です。

SEO機能を使えば、顧客ニーズの調査もスムーズに行えるため、動画やインフォグラフィックなどのコンテンツも導入しやすくなります。費用の公開はされていないため、問い合わせして相談する必要があります。また、CloudCMOの共済資料のダウンロードもできるため、まずはどのようなツールなのか確認するのがおすすめです。

コンテンツマーケティングツールの選び方

コンテンツマーケティングツールの選び方のポイント

それでは最後に、コンテンツマーケティングツールを選ぶ際のポイントを紹介します。どんなに高性能なツールでも、自社の目的にあったものでなければ意味がありません。ツール選びに失敗しないためにも、3つのポイントに注意して導入を検討してください。

システムを使いこなせるか

使いやすさについてはツールによって異なるため、無料トライアルがあればまずは試してみるのをおすすめします。使い勝手を確認せずに有料ツールを導入した後に、使い勝手が悪く、システムもうまく使いこなせなければ本末転倒です。

また会社で使用するとなると、社員も問題なく使えるかどうかが重要になってくるため、トライアル期間を設けるようにしましょう。いくつか無料版を試してみて、自社に導入しても問題なく使えるツールを選ぶのが大切です。

必要な機能がそろっているか

自社の扱うコンテンツや目的によって、必要な機能にも違いが出てきます。たとえばSNSを活用した施策を実施するのであれば、SNS関係の分析に対応した機能がなければなりません。

他にもSEO分析に重きを置くのか、メール配信に関するサポートを受けたいなど、まずは自社の目的を明確にしておきましょう。会社の方向性が決まっていれば、必要な機能も分かってくるため、社員などとも相談しながら必要な機能が搭載されているツールを探すのがポイントです。

費用面は適切か

ビジネスで使う以上、費用面にも気を付けなければなりません。予算内であるかどうかはもちろん、必要のない機能で無駄なコストがかかっていないか調べるのも重要です。ツールによっては、会社の目的に合わせて必要な機能を選べる場合もあるため、プランや機能選びは慎重に行いましょう。

また、初期費用がかかって予算オーバーしてしまう可能性もあるため、使用料以外にコストがかからないかどうかも調べるようにしてください。

自社の目的にあわせたコンテンツマーケティングツールを選ぶ

自社の目的に合わせたコンテンツマーケティングツールを選ぼう

コンテンツマーケティングツールは、競合調査やアクセス分析、SEOなど機能が異なる場合もあるため、機能やサービスの見極めが肝心です。自社の目的に必要な機能は何なのか、どの機能が必要ないのか検討し、コストに見合ったツールを選びましょう。

また、ツールによって使用感や受けられるサポートも異なるため、会社で使用できるかどうか確認するのも忘れないようにしてください。自社に合ったツールが選べればコンテンツマーケティングの効率化や効果の向上に役立ちますが、間違ったものを選ぶと十分な成果が得られません。

調査や分析が十分に行えない環境では、どんなにがんばろうとしてもサイト運営もままならない状況に陥ります。

監修者紹介

石田 哲也

石田 哲也

取締役CMO

Twitter:@te2319
株式会社ニュートラルワークス 取締役CMO。1984年生まれ。高校卒業後にISD株式会社を起業。その後、株式会社オプトでWebマーケティングを学び、株式会社メタップスなど複数のベンチャー企業にて事業立ち上げを経験。前職はワンダープラネット株式会社でゲームプロデューサーとしてスマホゲームアプリの制作に従事。2018年に地元の神奈川へ戻り、ニュートラルワークスに入社。SEO/Web広告運用/サイト分析・改善など、Webサイトの運用改善~ゲームアプリ制作や数十万フォロワーのSNSアカウントの運用経験などWebビジネス全般を守備範囲とする。

■経歴
2003年 ISD株式会社/起業
2009年 株式会社オプト/SEMコンサルタント
2011年 株式会社メタップス/シニアディレクター
2013年 ライブエイド株式会社/執行役
2016年 ワンダープラネット株式会社/プロデューサー・BizDev
2018年 株式会社ニュートラルワークス/取締役CMO

■得意領域
Webサイト改善
SEO対策
コンテンツマーケティング
リスティング広告

■保有資格
Google アナリティクス認定資格(GAIQ)
Google 広告検索認定資格
Google 広告ディスプレイ認定資格
Google 広告モバイル認定資格