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最終更新日: 2022.07.19

リファラースパムとは?対策方法やGoogleアナリティクスでの見方を解説

リファラースパムとは?対策方法やGoogleアナリティクスでの見方を解説

Googleアナリティクスは、アクセス解析に役立つ便利なツールです。ところが、アクセス解析をするユーザーを狙って、リファラースパムという悪質な行為をされることがあることをご存知でしょうか。リファラースパムに引っかかってしまうと、損失が発生する場合もあります。

この記事では、リファラースパムについて紹介します。リファラースパムについて理解できると、悪質なサイトからの攻撃を防ぐことができます。サイト管理を行っている方は、ぜひこの記事を参考にしてください。

リファラースパムの意味とは?

リファラースパムの意味とは?

リファラースパムとは、Googleアナリティクスのリファラーを利用してスパムサイトへ誘導する悪質な行為のことです。そもそも「リファラー」には、Webサイトのリンクをクリックして別ページへ移動した際の「リンク元のページ」という意味があります。

昨今では、多くのサイト管理者が、Googleアナリティクスを用いてリンク元のページを確認しています。リンク元のサイトの性質で、サイト利用者の属性や行動が見えてくるからです。

ところが、Googleアナリティクスでリファラーを確認しようとする行為を狙って、悪質なサイトへ誘導させようとする人が少数派ですが存在します。さらに、実際にサイトへ訪れてみると、あなたのサイトURLが掲載されていないこともあるのです。
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リファラースパムによって引き起こされる問題や弊害

リファラースパムには、以下のような2つの問題や弊害があります。

  • 悪質なサイトへ飛ぶ恐れがある
  • アクセス解析ができなくなる

1つ目の問題は、悪質なサイトへ飛んでしまう恐れがあることです。Googleアナリティクスに知らないサイトからのリンクがあると、「どんなサイトだろう?」と思ってクリックしたくなるでしょう。リンク先がリファラースパムだった場合、以下のような問題が発生します。

  • 悪質なサイトの評価を上げてしまう
  • ウイルスに感染してしまう

悪質なサイトをクリックしてしまうと、悪質なサイトの評価を上げてしまうことがあります。それはスパマーのサイトへアクセスすることで検索順位の向上を手助けしてしまうからです。さらに最悪の場合は、ウイルスに感染することもあります。ウイルスの内容によっては、情報を抜き取られてしまうこともあるでしょう。

そして2つ目の問題は、アクセス解析ができなくなることです。スパマーがあなたのサイトにアクセスした理由は、純粋にサイトを参照したいからではありません。自身が持つ、悪質なサイトの評価をアップさせる狙いや、ウイルスに感染させようとする目的があります。そのため、スパマーがサイトに訪れた回数や滞在時間は参考にならないのです。

リファラースパムの目的や狙い

スパマーがリファラースパムを利用する目的は、大きく分けて2つあります。

  • サイトのアクセス数を増やして利益を得たい
  • 特定のサイトを攻撃したい

1つ目は、サイトのアクセス数を増やして利益を得たいという目的です。リファラースパムによってスパマーのサイトへのアクセス数が増えると、サイトの評価が上がります。すると広告収入を得たり、サイトで紹介している商品が購入されたりと、金銭的な利益を得られるのです。

そして2つ目は、特定のサイトを攻撃したいという目的です。リファラースパムによってウイルスに感染してしまうと、物理的にサイトを更新できないという問題が発生します。また中身のないサイトにリンクしているとGoogleが認知されると、そのサイトは検索順位が下がってしまうのです。

リファラースパムの確認方法

リファラースパムの確認方法

あなたのサイトにリファラースパムがあるかどうかを確認するには、以下の手順で行います。

  1. Googleアナリティクスで「レポート」を開く
  2. 「集客」から「すべてのトラフィック」をクリックする
  3. 「参照元 / メディア」をクリックする

上記の手順で進めると、リファラーを確認できます。ここで表示されたリファラーから、見覚えのないURLを探してみてください。見たことのないURLが全てリファラースパムであるとは言い切れません。ただし、以下のような特徴があるURLには注意が必要です。

  • アクセス回数が急増している
  • 直帰を繰り返している
  • 海外からアクセスされている

アクセス回数が急増していたり、直帰を繰り返していたりするサイトは、あなたのサイトを閲覧していない可能性があります。また、国内向けのサイトであるにもかかわらず、外国語のサイトであったり、海外からアクセスされていたりする場合も注意が必要です。もし上記のようなURLが見つかった場合は、以下で紹介する方法で確認してみてください。

URLに「スパム」をつけて検索する

スパムを疑うようなURLがあった場合は、URLに「スパム」を加えて検索する方法が効果的です。例えば、「http://www.xxx.com」というサイトが怪しいと感じた場合は、Googleで「http://www.xxx.com スパム」と検索をします。

もしスパムであった場合、他のユーザーによってスパムサイトにまとめられているケースがあります。そのサイトに検索したURLが記載されていた場合は、リファラースパムだと考えていいでしょう。

aguseを利用してURLを調べる

aguseを利用してURLを調べる

出典:aguse

リファラースパムかどうかは、「aguse」というサイトを使って確認することも可能です。aguseとは、サイトのURLやメールのヘッダーを入力すると、関連情報を提示してくれるサイトです。

このサイトを利用して、怪しいサイトのドメインを入力してみてください。するとサイトを分析して、リダイレクトされているかどうかが分かります。多くの場合、リダイレクトされているとリファラースパムだと考えられます。

リファラースパムの除外方法

リファラースパムの除外方法

リファラースパムを発見した場合は、以下のような方法で除外してください。

  • Googleアナリティクスの「ボットフィルタリング機能」を使う
  • Googleアナリティクスの「フィルタ設定」を使う

ここからはそれぞれの方法について解説します。

Googleアナリティクスの「ボットフィルタリング機能」を使う

スパム除去の最も簡単な方法は、Googleアナリティクスの「ボットフィルタリング機能」を使う方法です。ボットフィルタリング機能では、Googleがボットやスパイダーとして認識しているサイトを除外できます。具体的な手順は、以下の通りです。

  1. Googleアナリティクスの「管理」から「ビュー設定」を開く
  2. 「ボットのフィルタリング」にチェックを入れる

手順はたったこれだけなので、ぜひ活用してみてください。ただし、残念ながらボットフィルタリング機能だけでは防げないこともあります。その場合は、以下で紹介する方法も試してください。

Googleアナリティクスの「フィルタ設定」を使う

ボットフィルタリング機能だけでは排除しきれないリファラースパムがある場合は、Googleアナリティクスの「フィルタ設定」の使用も効果的です。フィルタ設定を使用すると、条件を指定することで、該当するサイトからのアクセスを除外できます。

例えば、特定のURLを指定したり、言語が「not set」になっている怪しいサイトを除外したりできます。「not set」とはGoogleアナリティクスの値で、データがうまく取得できない場合に表示されるものです。多くの場合リファラースパムで見られることが多いため、スパムかどうかを判断する指標とされています。具体的な手順は、以下の通りです。

  1. Googleアナリティクスの「管理」を開く
  2. 「アカウント」から「すべてのフィルタ」をクリックする
  3. 「フィルタを追加」をクリックする
  4. フィルタの設定を行う
  5. 設定したフィルタを「選択したビュー」に追加する

手順は以上となります。なお、特定のURLを指定する場合、フィルタの設定では以下のように入力・選択をしましょう。

フィルタ名 任意の名前を入力
フィルタの種類 「カスタム」を選択
フィルタフィールド 「参照」を選択
フィルタパターン 除外するURLを入力

言語が「not set」になっているサイトを除外する場合は、以下のように入力してください。

フィルタ名 任意の名前を入力
フィルタの種類 「カスタム」を選択
フィルタフィールド 「言語設定」を選択
フィルタパターン (not set)と入力

以上がGoogleアナリティクスのフィルタ設定方法となります。

リファラースパムの被害に合わないための対策方法

リファラースパムの被害に合わないための対策方法

ここまで紹介した除外方法を活用しても、リファラースパムに遭遇してしまうことはあります。そこで、リファラースパムの被害に合わないための対策方法として、怪しいURLはクリックしないように心がけてください。

基本的なことではありますが、リファラースパムはクリックしなければ実害はありません。フィルタ設定やセキュリティソフトを実施していたからといって安心しきらずに、怪しいリンクはクリックしないように注意しましょう。

リファラースパムにアクセスしてしまったらどうしたらいい?

万が一、リファラースパムにアクセスしてしまった場合は、ウイルスに感染しているかどうかを確認しましょう。昨今のリファラースパムは、多くの場合アクセス数稼ぎや、ショッピングサイトなどへの誘導であるパターンが多いです。このようなサイトであれば、ブラウザバックさえすれば問題ありません。

もしウイルスに感染しているようであれば、以下のような行動を取りましょう。

  1. 端末のネットワーク接続を切断する
  2. ウイルス対策ソフトを使用する

サイトをクリックしてしまったら、直ちに端末のネットワーク接続を切断してください。有線LANであればLANケーブルを抜き、Wi-Fiを使用している場合は接続を切ります。

続いてネットワークを切断したら、ウイルス対策ソフトをスキャンします。ウイルス対策ソフトを使用すれば、ウイルスを検知できるでしょう。もしウイルスが見つかった場合は、ソフトの指示に従って、ウイルスに対処しましょう。

リファラースパムのまとめ

リファラースパムのまとめ

この記事では、リファラースパムについて紹介しました。リファラースパムはアクセス解析を行うユーザーの心理をついた悪質な行為です。見たことがないURLを発見した場合は、すぐにクリックするのではなく、怪しいサイトでないかどうか確認しましょう。

そして日頃からスパム対策を行うことも大切です。Googleアナリティクスのボットフィルタリング機能は簡単に設定できるので、ぜひ活用してみてください。

監修者紹介

石田 哲也

石田 哲也

取締役CMO

Twitter:@te2319 |
株式会社ニュートラルワークス 取締役CMO。1984年生まれ。高校卒業後にISD株式会社を起業。その後、株式会社オプトでWebマーケティングを学び、株式会社メタップスなど複数のベンチャー企業にて事業立ち上げを経験。前職はワンダープラネット株式会社でゲームプロデューサーとしてスマホゲームアプリの制作に従事。2018年に地元の神奈川へ戻り、ニュートラルワークスに入社。SEO/Web広告運用/サイト分析・改善など、Webサイトの運用改善~ゲームアプリ制作や数十万フォロワーのSNSアカウントの運用経験などWebビジネス全般を守備範囲とする。

■経歴
2003年 ISD株式会社/起業
2009年 株式会社オプト/SEMコンサルタント
2011年 株式会社メタップス/シニアディレクター
2013年 ライブエイド株式会社/執行役
2016年 ワンダープラネット株式会社/プロデューサー・BizDev
2018年 株式会社ニュートラルワークス/取締役CMO

■得意領域
Webサイト改善
SEO対策
コンテンツマーケティング
リスティング広告

■保有資格
Google アナリティクス認定資格(GAIQ)
Google 広告検索認定資格
Google 広告ディスプレイ認定資格
Google 広告モバイル認定資格