MEO対策のデメリットとは? 対策と上位表示に必要なことを解説

MEO対策のデメリットとは? 対策法から上位表示するために必要なことを解説

「MEO対策をやりたいけど、デメリットはあるの?」「MEO対策を行って上位表示するにはどうすればいい?」という疑問はございませんか?MEO対策は低コストで大きな成果を出せる可能性がある費用対効果の高い施策です。

Google検索を行うとGoogleマップが優先的に上位表示されるようになったことから、MEO対策の重要性が高まってきています。MEO対策は効果的な施策なので、取り組んだ方がよいのですが、デメリットがあることを把握しておくことが大切です。デメリットを把握しないままMEO対策を実行してしまうと上位表示を狙えない、最悪の場合、Googleからのペナルティを受けてしまう可能性があります。

そこで、この記事ではMEO対策を行う際の注意点やデメリットとその対策を解説し、上位表示するために必要なことを紹介します。店舗運営を行っている方にとって、MEO対策は重要な集客施策になるので、この記事を参考に対策してみてください。


目次

MEO対策とは

MEO対策とは

MEO対策とは、マップエンジン最適化(Map Engine Optimization)の略称で、自社の店舗をGoogleマップ上で上位表示させる対策のことです。

上記の画像のようにGoogleで「キーワード+地域名」で検索を行うと、リスティング広告掲載枠の下にGoogleマップの情報が掲載されます。マップ枠は上位3店舗のみで、4位以降の店舗はユーザーが「すべて表示」をクリックした場合のみ表示されます。

MEO対策では、自社の集客に繋がる対策キーワードで検索した際に、3位以内に表示されることを目標に行います。MEO対策を行うには、店舗情報をGoogleマップに掲載できるGoogleマイビジネスの登録が必要です。


MEO対策とは?MEO対策の方法やメリット、費用感を解説 MEO対策とは?MEO対策の方法やメリット、費用感を解説

MEO対策が注目されている理由

MEO対策が注目されている理由

MEO対策が注目されている理由は、Google検索上にGoogleマップが表示されるように変更されたからです。「キーワード+地域名」などのキーワードで検索すると、広告枠の下にGoogleマップが表示され、通常のサイトよりも上位表示されます。

Googleの公式データによると、全ての検索ワードの80%はローカル検索で近くのお店を見つけております。また、お店を検索するユーザーの約44%がGoogleマップで検索しており、そのうち約41%が実際にお店に訪問するとされています。Googleマップで上位表示されると、ローカル検索をしているユーザーが店舗を見つけやすくなるので、店舗の集客数の増加に繋がるのがデータからも分かります。

また、ユーザーが検索する位置情報によって、より近くのお店が表示されるようになったことからも、店舗集客においてMEO対策が注目されている理由です。自分の店舗がGoogleマップで上位表示されると、多くの新規顧客集客につなげることができると分かってきたので、MEO対策を始めようとする店舗が増えております。

MEO対策とSEO対策の違い

SEO対策

Googleの検索結果から集客することから、MEOとSEOは混同されがちですが、両者には特徴や成果がでるまでの期間や必要な費用に違いがあります。

SEOは検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)の略称で、GoogleやYahooなどの検索エンジンでWebサイトを上位表示させる施策のことです。上位表示されると、全国から多くのユーザーの流入が期待でき、問い合わせ・資料請求・商品購入に繋がるので、オンライン集客の中でも効果的な施策の一つです。しかし、成果がでるまでには最低でも3ヶ月〜半年ほどの期間が必要です。

また、Webサイトは定期的に更新してコンテンツ制作を継続しなければ上位表示できないので、必要なリソースや費用も多くかかります。MEO対策はGoogleマップで自社の店舗を上位表示させる施策のことで、成果がでるまでの期間は約1ヶ月ほどと早い特徴があります。また、Googleマイビジネスの登録や運用は無料で行うことができます。外部の専門家に依頼する場合でも、比較的低コストで始めることができます。

  • SEO対策:検索エンジンでWebサイトを上位表示させる施策
  • MEO対策:Googleマップで自社の店舗を上位表示させる施策

MEOとSEOの違いの詳細は、下記の記事も参考にご覧ください。


参考:MEO対策とSEO対策の違いを徹底解説|Quickly

 

MEO対策のデメリットと対策方法

MEO対策のデメリットと対策方法 悪い口コミが書かれる可能性

MEO対策を効果的に行えば、Googleマップからの集客を多く獲得できる。しかしMEO対策には以下のようなデメリットがあるので、それぞれ対策方法を解説していきます。

  • 上位表示で見えるサイト数に制限がある
  • 会社や店舗がないとできない
  • 悪い口コミが書かれる可能性がある
  • Googleのガイドラインを厳守しないとペナルティを受ける可能性がある
  • 競合調査も必要
  • 手間がかかる

正しい方法で対策すれば、デメリットを補うことが可能です。

上位表示で見えるサイト数に制限がある

MEOはGoogle検索結果で広告枠に次いでSEOよりも上位に表示される特徴があります。しかし、表示されるのはMEOの上位3サイトまでとなり、4位以降のサイトは「さらに表示」をクリックしなければ表示されません。

もちろん上位3サイトしかデフォルトで表示されないからといって、店舗運営者がMEO対策を行わない理由にはなりませんが、3位と4位では集客数に大きな差が生まれることは理解しておきましょう。

対策するキーワードや業界・地域によっても変わりますが、MEO対策はSEOほど力を入れている企業はまだまだ少ないので、この記事を参考に早めに対策すれば、上位3位以内に表示される可能性は十分あります。

会社や店舗がないとできない

MEO対策を行うには、Googleマイビジネスの登録を行って、店舗情報を掲載する必要があります。登録の際は、店舗や会社の住所を登録して、申請を行わなければなりません。住所がない店舗はMEO対策を行えないので、Googleマップから集客したいのであれば、先に店舗や会社でオフィスを構えて、住所の登録を行ってください。

悪い口コミが書かれる可能性がある

Googleマップに店舗情報を掲載すると、ユーザーが自由に口コミや評価を投稿できるようになります。当然口コミには良い内容を書かれることもありますが、批判や誹謗中傷など悪い口コミが書かれる可能性もゼロではありません。

口コミの評価が検索順位に必ずしも影響するかは分かりませんが、悪い口コミの多いサイトはユーザーを不安にさせてしまい、集客数を減らしてしまいます。オーナー側で悪い口コミを勝手に削除することは基本的に行えず、どうしても口コミを削除したい場合は、Googleマイビジネスのサポートに削除依頼を行う必要があります。

MEO対策を行う際は、悪い口コミが書かれる可能性があることも頭に入れた状態で行ってください。口コミ件数の多いサイトは上位表示される傾向があるので、口コミ対策を行いながら、悪い口コミが書かれてしまった際は、内容を誠実に受け止めて謝罪の返信を行いましょう。

またできる限り、悪い口コミを書かれないためにも、お客様へ満足度の高いサービスを提供していくことが大切です。

Googleのガイドラインを厳守しないとペナルティを受ける可能性がある

MEO対策はGoogleのガイドラインを厳守しないとペナルティを受ける可能性があります。Googleマイビジネスに店舗情報を登録する際に審査は行われますが、ガイドラインに反するMEO対策を行ってしまうと、検索結果から店舗情報が表示されなくなったり、削除されてしまう可能性があります。

Googleマップからの集客が行えなくなるのは地域密着の店舗にとって大きいダメージとなってしまいますので、Googleガイドラインの内容をよく理解した上で対策を行ってください。

Googleマイビジネスガイドライン

注意点としては、MEO対策を外部に依頼する場合はパートナーを慎重に選ぶことです。MEO対策を行う会社の中には、ガイドラインに反する施策を行うところもあるので、依頼前にガイドラインに順守しているのかチェックしてください。

競合調査も必要

MEOはSEOと同様に、相対的な評価で検索順位が決まるので、競合が対策しているキーワードや対策内容など競合調査を行う必要があります。

競合と自社を比較して、順位が負けているのであれば、どんな情報が不足しているのか、口コミ件数はどのくらいか、口コミを獲得するためにどんな対策を行っているかなどを分析して改善します。

また、SEOと同様に多くの店舗が対策しているキーワードでは上位表示が難しくなりますが、まだ対策されていない穴場キーワードを見つけることで簡単に上位表示できる可能性があります。

実際にGoogleマップ上で検索を行ったり、キーワードプランナーで月間検索数を調べるなどして、競合の弱いキーワードを探してみるのも良いでしょう。もしGoogleマップで上位表示されている競合のキーワードなどを具体的に調査したい場合は、MEO対策ツールの導入も検討してみて下さい。

手間がかかる

MEO対策を行い上位表示を目指すには、定期的な情報発信や更新・口コミを促す施策や返信など行うべきことがたくさんあります。一度店舗情報を掲載すれば後は放置していても集客できる訳ではないので、ある程度の手間が掛かることは理解しておきましょう。

仮に一度上位表示できたとしても、MEO対策の手間を省いてしまうと、順位が下がってしまったり、悪い口コミが増えてしまう可能性があります。また情報が古いままだと、現在の情報と異なるとみなされ、Googleからペナルティの対象になってしまう可能性があるので、注意が必要です。

複数店舗を運営している場合や、本業の業務で忙しくMEO対策に時間をかけられない場合は、MEO対策の専門家に依頼して、運用を代行してもらうことを検討しましょう。
MEO対策業者を比較!企業選びのコツと費用も解説 MEO対策業者を比較!企業選びのコツと費用も解説

MEO対策のメリット

MEO対策のメリット 口コミでの評価

次にMEO対策を行うメリットを解説します。

  • ユーザーの目に留まりやすい
  • 来店見込みの高いユーザーに直接訴求できる
  • 競合が少なく成果が出やすい
  • 口コミで信頼を獲得しやすい
  • 店舗までの地図が表示され、来店確率が高まる
  • 費用が安い

MEO対策は、Googleマイビジネスに店舗情報を掲載できれば誰でも無料で行うことができ、上記のような様々なメリットがあります。店舗集客にとってGoogleマップからの集客の重要性は非常に高まっているので、以下を参考に対策を検討してください。

ユーザーの目に留まりやすい

MEO対策を行って検索上位に表示できた場合、通常の検索結果よりも上位に表示されることができ、ユーザーの目に留まりやすいメリットがあります。Googleが通常の検索結果よりもGoogleマップを上位表示させていることからも、MEO対策の重要性を理解できるでしょう。

「対策キーワード+地域名」などで3位以内に表示させることができれば、ユーザーの目に留まりやすく、店舗情報から公式サイトへのアクセスや予約・お問い合わせを獲得できる可能性が高まります。

ユーザーの目に留まりやすくなれば、それだけクリック率を高めることができるので、店舗情報の表示領域を増やすためにも、情報はなるべく全て詳細に設定しておくことをおすすめします。

ちなみにSISTRIX社が公開したGoogleのオーガニック検索での1位のクリック率は、28.5%です。Googleマップはオーガニック検索よりも上位表示されるので、Googleマップでの上位表示では高いクリック率が期待できます。

来店見込みの高いユーザーに直接訴求できる

MEO対策では、来店見込みの高いユーザーに直接訴求できるメリットがあります。「対策キーワード+地域名」で検索するユーザーやGoogleマップを見るユーザーは、今すぐに来店したいと考えている可能性が高く、上位表示することで高いコンバージョン率を達成できます。

SEO対策でもキーワードによって見込み客の集客は可能ですが、MEO対策はより今すぐ行動したいと考えているユーザーへ訴求できるので、集客数を増やせる可能性が高いです。

そのためMEO対策では上位表示させるだけではなく、ユーザーが今すぐ不安なく行動できるように「よくある質問」をまとめておいたり、店舗の内観外観写真の掲載、口コミへの誠実な返信を行っておくことが大切です。

競合が少なく成果が出やすい

MEOではSEO対策と比べて競合が少なく成果を出しやすいメリットがあります。

SEO対策の場合、競合は全国にある競合サイト全てとなります。全国の競合相手よりもユーザーにとって役に立つコンテンツを作成するなどの対策をすることになります。もしSEOで上位表示されれば、しばらくの間、サイトへ多くのユーザーの流入が増えるので、大きな売上upに繋がります。しかし、SEO対策で上位表示するまでには最低でも3ヶ月〜半年ほどの期間がかかります。

しかし、MEO対策の場合は、競合は基本周辺エリアにある店舗となるのでSEOに比べて競合が少なくなります。またそもそもMEO対策を行っている企業はまだ少ないので、早くMEO対策を実施することで、Googleマイビジネスに登録してから約1ヶ月ほどで上位表示できる可能性があり、すぐに成果に繋げやすいです。

対策する地域の中でMEO対策を行っている企業が少ない場合は、Googleマップからの集客を集められるチャンスなので、早めに対策することをおすすめします。

口コミで信頼を獲得しやすい

Googleマイビジネスにはユーザーが自由に口コミや評価を投稿できる機能が搭載されているので、良い口コミを獲得することでユーザーの信頼を得ることができます。解説した通り、悪い口コミを投稿されてしまうデメリットもありますが、顧客満足度の高いサービスを提供していくことで、良い口コミを増やしていくことも可能です。

口コミの多いサイトは、第三者評価を参考に店舗の信頼感を高めることができ、集客数を高められます。また、良い口コミだけでなく悪い口コミにも誠実に返信して運用していくことで、口コミのデメリットを補うことも可能です。

店舗までの地図が表示され、来店確率が高まる

MEO対策を行いGoogleマップに店舗情報が掲載されると、店舗までの地図が表示されて迷わず来店できるようになるので、来店確率が高まります。

また、駅や大通りからのアクセスが複雑な場合は、店舗までのアクセスを写真でアップしておくことも、来店確率を高められるのでおすすめです。車で来店するユーザーが多い場合は、近隣の駐車場を紹介しておくことも効果的でしょう。

費用が安い

MEO対策は基本的に無料で行うことができ、MEO対策専門の代行会社に依頼した場合でも月額2〜3万円ほどで依頼できます。

SEO対策も無料で行えますが、上位表示をして成果が出るまでの期間が長いことからSEO対策会社に依頼しても費用が高くなってしまいます。SEO対策は長期的な施策としては効果的ですが、店舗を運営しているビジネスの場合は、低コストで実施でき、短期的に成果が期待できるMEO対策を優先的に進めていくのが良いでしょう。

MEO対策は無料で対策できて、見込み客を効率良く集客できる方法なので、店舗運営者は必ず利用することをおすすめします。

MEO対策で上位表示させるために重要な要素

MEO対策で上位表示させるために重要な要素 地図 距離

MEO対策で上位表示させるために重要な要素は以下の通りです。

  • キーワードとの関連性
  • 検索地点からのお店の距離
  • 知名度

上記の要素はGoogleマイビジネスヘルプに記載されています。

ローカル検索結果のランキングが決定される仕組み

この3つの重要な要素を元にMEO対策を行うのが基本となります。

キーワードとの関連性

キーワードとの関連性はSEO対策と同様に、ユーザーが検索したキーワードが登録情報に含まれているかや、検索ニーズを満たしているかが重要になります。Googleマイビジネスヘルプに記載されている内容は以下の通りです。

「関連性とは、検索語句とローカル ビジネス プロフィールが合致する度合いを指します。充実したビジネス情報を掲載すると、ビジネスについてのより的確な情報が提供されるため、プロフィールと検索語句との関連性を高めることができます。」

このためGoogleマイビジネスには対策キーワードを含む文章を追加し、関連性を高めていくことが大切です。どのようなキーワードで検索されているか、検索されたいかを決めて対策していきましょう。

検索地点からのお店の距離

次に、ユーザーが検索した地点からお店までの距離も重要な要素になります。Googleマイビジネスヘルプに記載されている内容は以下の通りです。

「距離とは、検索語句で指定された場所から検索結果のビジネス所在地までの距離を指します。検索語句で場所が指定されていない場合は、検索しているユーザーの現在地情報に基づいて距離が計算されます。」

基本的には現在地から近い店舗情報が上位に表示されますが、他の要素も関係するので、必ず近い店舗順に上位表示される訳ではありません。

知名度

最後に知名度も検索順位に重要な要素です。店舗名での検索数や口コミ投稿数・クリック率などが順位に関係してきます。Googleマイビジネスヘルプに記載されている内容は以下の通りです。

「知名度とは、ビジネスがどれだけ広く知られているかを指します。ビジネスによっては、オフラインでの知名度の方が高いことがありますが、ローカル検索結果のランキングにはこうした情報が加味されます。

たとえば、有名な博物館、ランドマークとなるホテル、有名なブランド名を持つお店などは、ローカル検索結果で上位に表示されやすくなります。

ビジネスについてのウェブ上の情報(リンク、記事、店舗一覧など)も知名度に影響します。Google でのクチコミ数とスコアも、ローカル検索結果のランキングに影響します。

クチコミ数が多く評価の高いビジネスは、ランキングが高くなります。ウェブ検索結果での掲載順位も考慮に入れられるため、検索エンジン最適化(SEO)の手法も適用できます。」

このためMEO対策では、口コミ投稿数を増やすための施策や、知名度を高めるための施策を行うのがおすすめです。Webサイトを上位表示させるために公式サイトのSEO対策をすることも知名度upに有効的です。

MEO対策の具体的な施策

googleマイビジネス

次にMEO対策で上位表示させるためにやるべき具体的な方法を紹介します。

  • Googleマイビジネスの登録を充実させる
  • NAP情報を統一する
  • 適切なカテゴリーを設定する
  • 魅力が伝わる写真を掲載する
  • 良い口コミを増やす
  • 口コミの管理、返信をする
  • 常に最新の情報を保つ
  • 定期的に情報を発信する
  • 公式サイトのSEO対策を行う
  • 公式サイトとGoogleマップの紐づけを行う
  • 多言語に対応しておく(海外のお客様向け)
  • SNSでサイテーションを集める
  • MEO対策ツールを活用する

それぞれ詳しく解説していくので、参考にしてください。

Googleマイビジネスの登録を充実させる

Googleマイビジネスの登録を充実させる

Googleマイビジネスに登録したら、必要な情報をなるべく全て記載して充実させることが大切です。見込み客を獲得できる対策キーワードを洗い出し、キーワードとの関連性を高めるために情報を網羅させましょう。Googleマイビジネスへの登録は以下の流れで行います。

①ビジネス名の入力
②カテゴリ選択(後ほど変更・追加が可能)
③店舗・オフィスの有無
④住所入力
⑤Googleマイビジネスの登録確認
⑥ビジネスの所在地をマップ上で指定
⑦他地域でのビジネス展開の有無
⑧ユーザーとのタッチポイント選択
⑨最新情報の入手の選択
⑩オーナー確認の方法選択

Googleマイビジネスに登録したら、できるだけオーナー確認の方法選択まで完了させておきましょう。

NAP情報を統一する

NAP情報といって、Name(会社名・店舗名)・Address(住所)・Phone(電話番号)を公式サイトなどに掲載している情報と統一することが大切です。

上位表示するには知名度が重要な要素になり、NAP情報が統一されていないと公式サイトとは別のビジネスと判断され、知名度が低くなってしまう恐れがあります。NPA情報の統一は、公式サイトだけでなくSNSアカウントでも同様の扱いになるので、間違いのないように設定しましょう。

適切なカテゴリーを設定する

Googleマイビジネスの設定ではカテゴリーを設定することができ、メインカテゴリーを1つまで、サブカテゴリーを9つまで決められます。

設定したカテゴリーは検索結果に影響するので、事業に適したカテゴリーを選択することが大切です。Googleマイビジネスヘルプに記載されている内容は以下の通りです。

「カテゴリは、ビジネスの事業内容を表し、そのカテゴリの商品やサービスを検索している見込み顧客にビジネスを結びつける役割を果たします。

たとえば、メインカテゴリが「ピザレストラン」のビジネスは、地元の「レストラン」、「イタリアン レストラン」、「ピザ」を検索したユーザーのローカル検索結果に表示される可能性があります。」

必要なカテゴリーのみ設定して、キーワードとの関連性を高めるようにしてください。

魅力が伝わる写真を掲載する

店舗情報に掲載する写真は魅力が伝わるものを用意しましょう。運営している店舗の内観・外観はもちろん、サービスの内容が分かる写真は特に重要です。魅力が伝わる写真が多く掲載されているサイトは、来店するかどうかの判断基準に大きく影響を与えることになるので、質の高い写真を掲載しましょう。

Googleマイビジネスのガイドラインにはビジネス用写真タイプとして以下の記載があります。

【外観の写真】

①お客様が来店することが予想されるすべての方角からお店の写真を撮りましょう。
②さまざまな時間帯のお店の様子がわかる写真をアップロードしてみましょう。

【店内の写真】

①お客様として店内にいるときの様子がありのまま伝わるように写真を撮りましょう。
②お店の雰囲気が伝わる写真を撮りましょう。

詳しくはガイドラインを確認してみてください。

良い口コミを増やす

良い口コミを増やす施策を行うことは、上位表示や来店数増加に影響を与えます。ユーザーは第三者評価を参考にして、来店するか判断しているので、良い口コミが多ければ多いほど表示回数あたりの来店数は増加します。

顧客満足度の高いサービスを提供し、良い口コミを投稿したくなるような施策を行いましょう。ただし、第三者にお金を払って口コミを書いてもらうことを依頼したり、指定通りに口コミを書いてもらう行為はGoogleからペナルティの対象になるので、決して行わないようにして下さい。

口コミの管理、返信をする

Googleマイビジネスの運用を続けていると、良い口コミだけでなく悪い口コミも投稿されます。

悪い口コミが投稿された場合でも、口コミに誠実な対応で返信することが大切です。悪い口コミはユーザーに対して不安感を与えてしまう原因になりますが、しっかりと返信することで不安を解消することや、更なる悪い口コミの投稿を防ぐことができます。

口コミを増やす施策を行いつつ、口コミへの返信など管理を忘れないようにしましょう。

常に最新の情報を保つ

常に最新の情報を更新し、情報の信頼性を保つことも非常に大切です。定期的に更新されているサイトはGoogleからも評価される傾向があるので、できれば2〜3営業日ごとにチェックして必要があれば更新を行うことをおすすめします。

古い情報を更新せずに放置していると、ユーザーの利便性を下げてしまうだけでなく、検索順位も下げてしまう可能性があるので注意してください。

定期的に情報を発信する

Googleマイビジネスには情報を投稿する機能があり、タイムリーな情報を投稿することでユーザーの目にも留まりやすくなります。投稿内容に対策キーワードを含めれば、上位表示に繋げることも可能です。

テキストや画像・動画を使用した情報を投稿でき、新商品情報やお得なキャンペーン情報など、顧客に知らせたい情報を積極的に発信しましょう。

公式サイトのSEO対策を行う

Googleマイビジネスで上位表示するには、知名度が重要な要素です。店舗情報はNAP情報によって公式サイトと関連付けられているので、公式サイトのSEO対策を行うことも大切になります。公式サイトが上位表示されるようになれば、関連付けられたGoogleマイビジネスでも上位表示される可能性が高まります。

店舗名や企業名など指名検索数を増やすことにも繋がるので、MEO対策と並行して公式サイトのSEO対策を行いましょう。SEO対策は、成果を出すためには最新のGoogleアルゴリズムの知見が必要だったり、労力と時間を要するので、プロの専門家に依頼することも検討してみて下さい。
SEO対策とは?効果的なSEO対策の基本と実践方法【プロ監修】 SEO対策とは?効果的なSEO対策の基本と実践方法【プロ監修】

公式サイトとGoogleマップの紐づけを行う

公式サイトのSEO対策を行う前に、Googleマイビジネスとの紐付けを行いましょう。NAP情報の統一と、公式サイトにGoogleマップの共有リンク・Googleマイビジネス地図情報の2つを記載します。公式サイトとの紐付けを行うことで、Googleマップからのアクセスを獲得できたり、予約やお問い合わせ数を増やすことができます。

多言語に対応しておく(海外のお客様向け)

海外のお客様向けの店舗運営を行っている場合は、Googleマップの情報を多言語に対応させておきましょう。

Googleマップは口コミや店舗名などをユーザーの使用言語に自動翻訳する機能が搭載しています。Googleの翻訳機能は必ずしも正しい文章が表示されるとは限らないので、ユーザーが検索する外国語に翻訳されるように「情報の修正を提案」から設定してください。

SNSでサイテーションを集める

知名度を高めて上位表示するために、SNSでサイテーションを集めることも大切です。

サイテーションとは、自社の情報を別コンテンツで言及されることで、SNSを上手く活用することでサイテーションを集めることができます。TwitterやInstagramなどのSNSで店舗情報の発信を行い、メディアへの露出を増やしていきましょう。

SNSを利用する際は、公式サイトと同様にNAP情報に間違いがないように注意してください。

MEO対策ツールを活用する

MEO対策ではここまで解説したようにすべきことがたくさんあります。細かく分析したり、効果的に運用したい場合は、MEO対策ツールの活用も検討しましょう。

MEO対策ツールを活用することで、対策キーワードの表示順位変動や、表示回数・指名検索数・クリック率などの指標を分析できます。MEO対策自体は無料で行えるので、効率良く上位表示を行えて集客に繋げられるように対策ツールの活用を検討してみてください。

MEO対策ツールの詳細は、下記の記事をご覧ください。

MEO対策の注意点

keyword

最後にMEO対策の注意点を紹介します。

  • キーワードを入れすぎない
  • 第三者に情報を変更されないようにする
  • 口コミや画像などの投稿を第三者に依頼しない
  • 不適切なコンテンツを載せない

解説した通り、MEO対策を行う際はGoogleマイビジネスのガイドラインに則って運営していかなければなりません。一度でもペナルティを受けてしまうと、店舗集客に重要な手段を一つ失ってしまうことになるので注意してください。

キーワードを入れすぎない

MEO対策では必要以上にキーワードを詰め込みすぎないように注意してください。特に店舗名や企業名を複数記載するとスパム扱いされてしまう可能性があります。

キーワードとの関連性を高めるために、対策キーワードをたくさん含めたくなる気持ちは分かりますが、店舗名や企業名などは1箇所でも記載されていれば、十分検索結果に表示されるので安心してください。

また、Googleマイビジネスのガイドラインには記載してはならない情報が明記されています。例えば「日本一」や「最安」などの信頼性が確かではないキャッチフレーズ、「営業中」や「準備中」などの営業時間情報などです。

こうしたガイドラインを把握していないと、知らない内にガイドラインを違反していたなんてことになってしまうので、キーワードを入れすぎないように本当に必要な情報だけを記載しましょう。

第三者に情報を変更されないようにする

Googleマイビジネスでは、店舗オーナーでなくてもユーザーが自由に口コミやレビューを投稿することができ、店舗写真をアップすることも可能です。このため店舗情報を第三者によって変更される可能性があるので注意が必要です。

間違った情報に変更されることを防ぐには、オーナー確認を行うことが大切になります。オーナー確認を行うことで「Googleマイビジネス上の店舗情報は、運営者(オーナー)自身が管理しています」という証明になり、店舗の信頼向上効果も見込めます。

口コミや画像などの投稿を第三者に依頼しない

口コミ件数の多いサイトは上位表示される傾向があるので、MEO対策において口コミ対策は非常に重要です。しかし、口コミや画像などの投稿を第三者に依頼して報酬を支払うことはガイドラインの違反となるので、行ってはいけません。

顧客満足度の高いサービスを継続して提供していれば、良い口コミを自然と増やして行けるので、不正な口コミ施策は行わないようにしましょう。

不適切なコンテンツを載せない

Googleマイビジネスのガイドラインには、以下のようなコンテンツを記載してはいけないと定められています。

  • 嫌がらせ、いじめ、差別にあたるコンテンツ。
  • 猥褻、冒とく的、侮辱的な言葉を含むコンテンツ。
  • テロ関連のコンテンツ。
  • 性的な内容を示唆するコンテンツや露骨なコンテンツ。
  • 危険または違法な商品やサービスの販売に関連するコンテンツ。
  • 児童の搾取や虐待にあたるコンテンツ

そもそも上記に該当するコンテンツが記載された店舗はGoogleマイビジネス登録時の審査に通りませんが、運用していく中でも不適切なコンテンツを追加しないように気をつけてください。

MEO対策のデメリットを対策する方法のまとめ

会議している様子

今回はMEO対策のデメリットとその対策方法について解説しました。

  • 上位表示で見えるサイト数に制限がある→早めにMEO対策を行い3位以内を目指す
  • 会社や店舗がないと登録できない→店舗やオフィスを構えて、Googleマイビジネスに住所の登録を行う
  • 悪い口コミが書かれる可能性がある→コメントに誠実に対応する
  • ペナルティを受ける可能性がある→Googleガイドラインの内容を理解し対策する
  • 競合調査も必要→上位表示されている競合を分析し改善する
  • 手間がかかる→必要な場合はプロの専門家に運用を依頼する

MEO対策は効果的な施策を行えば、比較的短期間で成果が出やすいです。しかし、適切な情報を記載していなかったりなど、適切な方法で取り組まないと、悪い口コミが生まれるなど逆効果になってしまう場合があります。

MEO対策は正しいやり方を学び、実施してください。もし効果的な方法を実施できるか不安な方は、ニュートラルワークスまでご相談下さい。MEO対策を全て代わりに行うMEO対策代行サービスもありますので、お気軽にお問合せ下さい。

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監修者紹介

石田 哲也

取締役CMO

Twitter:@te2319
株式会社ニュートラルワークス 取締役CMO。1984年生まれ。高校卒業後にISD株式会社を起業。その後、株式会社オプトでWebマーケティングを学び、株式会社メタップスなど複数のベンチャー企業にて事業立ち上げを経験。前職はワンダープラネット株式会社でゲームプロデューサーとしてスマホゲームアプリの制作に従事。2018年に地元の神奈川へ戻り、ニュートラルワークスに入社。SEO/Web広告運用/サイト分析・改善など、Webサイトの運用改善~ゲームアプリ制作や数十万フォロワーのSNSアカウントの運用経験などWebビジネス全般を守備範囲とする。

■経歴
2003年 ISD株式会社/起業
2009年 株式会社オプト/SEMコンサルタント
2011年 株式会社メタップス/シニアディレクター
2013年 ライブエイド株式会社/執行役
2016年 ワンダープラネット株式会社/プロデューサー・BizDev
2018年 株式会社ニュートラルワークス/取締役CMO

■得意領域
Webサイト改善
SEO対策
コンテンツマーケティング
リスティング広告

■保有資格
Google アナリティクス認定資格(GAIQ)
Google 広告検索認定資格
Google 広告ディスプレイ認定資格
Google 広告モバイル認定資格

\マップ上位表示/
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