マーケティング

最終更新日: 2023.06.26

Google‌マ‌イ‌ビ‌ジ‌ネ‌ス‌と‌は?‌基‌本‌機‌能‌や‌ 活‌用‌の‌メ‌リッ‌ト‌や‌注‌意‌点‌に‌つ‌い‌て‌解‌説‌

Google‌マ‌イ‌ビ‌ジ‌ネ‌ス‌と‌は?‌基‌本‌機‌能‌や‌ 活‌用‌の‌メ‌リッ‌ト‌や‌注‌意‌点‌に‌つ‌い‌て‌解‌説‌

Googleマイビジネスは、Googleマップやローカル検索での上位表示など、Googleマイビジネスを活用することで集客を効率化することができるツールです。自身の店舗を検索で引っかかるようにしたいと考えている方にとっては、SEOに匹敵するほど重要な施策の一つとなっています。

ホームページを作成したり管理したりする手間と比べると、手軽そうなGoogleマイビジネスを立ち上げたいという方もいるのではないでしょうか。しかし、Googleマイビジネスがそもそもどういったものなのかわからない、という方も多いでしょう。

そこでこの記事では、Googleマイビジネスの機能やメリットなどの情報について解説します。飲食などの店舗ビジネスを新たに立ち上げた個人事業主はぜひ参考にしてください。

石田 哲也

監修者

Twitter:@te2319
株式会社ニュートラルワークス 取締役CMO。1984年生まれ。高校卒業後にISD株式会社を起業。その後、株式会社オプトでWebマーケティングを学び、株式会社メタップスなど複数のベンチャー企業にて事業立ち上げを経験。前職はワンダープラネット株式会社でゲームプロデューサーとしてスマホゲームアプリの制作に従事。2018年に地元の神奈川へ戻り、ニュートラルワークスに入社。SEO/Web広告運用/サイト分析・改善など、Webサイトの運用改善~ゲームアプリ制作や数十万フォロワーのSNSアカウントの運用経験などWebビジネス全般を守備範囲とする。

■経歴
2003年 ISD株式会社/起業
2009年 株式会社オプト/SEMコンサルタント
2011年 株式会社メタップス/シニアディレクター
2013年 ライブエイド株式会社/執行役
2016年 ワンダープラネット株式会社/プロデューサー・BizDev
2018年 株式会社ニュートラルワークス/取締役CMO

■得意領域
Webサイト改善
SEO対策
コンテンツマーケティング
リスティング広告

■保有資格
Google アナリティクス認定資格(GAIQ)
Google 広告検索認定資格
Google 広告ディスプレイ認定資格
Google 広告モバイル認定資格

QUERYY(クエリー)編集部

執筆者

株式会社ニュートラルワークス

QUERYY(クエリー)編集部

QUERYY(クエリー)は、株式会社ニュートラルワークスが運営するデジタルマーケティング情報メディアです。

Googleマイビジネスとは

Googleマイビジネスとは

そもそも、Googleマイビジネスとは一体どんなものでしょうか。Googleマイビジネスとは、ユーザーの店舗を無料で登録でき、Googleの検索結果やGoogle マップにて優先的に情報を表示させることができるツールです。Googleマイビジネスを利用していると、以下のように2パターンで表示されます。

①地域名とジャンルで表示されるパターン

地域名とジャンルで表示されるパターン

1つ目は、地域名とジャンルで表示されるパターンです。このパターンは、「地域 ジャンル」で検索した場合に表示されます。検索結果の上部にある地図の下部に、関連している店舗が一覧で表示されます。この場合、どこで何をしたいか(何を食べたいか)などは決まっているけど、具体的にどこの店舗に行きたいかは決まっていないことが多いです。

②店舗詳細が表示されるパターン

店舗詳細が表示されるパターン

2つ目は、店舗詳細が表示されるパターンです。このパターンは、具体的な店舗名で検索をした時に表示されます。PC版ならテキストの右側に、スマートフォン版なら検索窓の直下に写真や地図、店舗情報が表示されます。この場合、ユーザーは具体的に店舗名を認知していて、さらに詳しく知りたいという場合が多いです。

Googleマイビジネスは、実店舗を構えているオーナーが利用しています。そのため、非常に幅広いジャンルで利用されています。下記はGoogleマイビジネスでカテゴリ分けされているジャンルの一部となります。

  • 飲食店・レストラン
  • 販売・ショップ
  • 専門サービス
  • エンターテイメント
  • スポーツ
  • 施設・公共サービス・団体
  • 医療・健康
  • 教育
  • 宿泊施設
  • 宗教
  • 専門職

Googleマイビジネスでできること

Googleマイビジネスでできること

上記のように、Googleマイビジネスは様々なジャンルで利用されているツールです。ではGoogleマイビジネスを使って何ができるのでしょうか。ここからは、Googleマイビジネスでできることについて紹介していきます。

店舗基本情報を掲載できる

店舗基本情報を掲載できる

Googleマイビジネスでは、店舗基本情報を記載することが可能です。店舗基本情報とは、店舗名や所在地、営業時間などの情報のことです。これらの基本情報を登録すると、2つの活用方法が可能になります。1つ目は、「地域+ジャンル」で検索をした時に、上位に表示される可能性があることです。

「地域+ジャンル」で検索するユーザーは、まだ具体的にどこへ行くかは決まっていない場合が多いです。そこで上位に表示されると、実際に行く店舗が決まっていないユーザーを来店へと促すことが可能です。そして2つ目は、ユーザーが迷わずに来店できることです。店名や住所が記載されているため、お客様の来店するチャンスを逃しません。

店舗の外観を登録できる

店舗の外観を登録できる

Googleマイビジネスでは店舗の外観を登録することも可能です。店舗情報とともに表示されるため、ユーザーは具体的にどのような外観をしているのか、知ることができます。店舗の外観を表示することで、ユーザーにとって便利な点が2つあります。

1つ目は、判断材料になることです。来店するかどうか迷っている時に、外観写真をチェックできることで、自分の好みに合っているか、入店しやすそうかがわかります。外観写真を載せていない店舗に比べて、入店率も高くなるでしょう。

そして2つ目は、迷わずに入店できることです。住所を記載していても、本当にこの場所で合っているのか、不安になることがあります。特にビルの一室で店を構えている場合は、看板がないため分からないこともあるでしょう。この場合に、外観画像を確認することで、間違っていないことが分かります。

口コミ管理・返信ができる

口コミ管理・返信ができる

そしてGoogleマイビジネスは情報を掲載するだけではありません。Googleマイビジネスではユーザーから口コミを書き込んでもらう機能が存在しています。ここでサービスを利用したユーザーから情報を書き込んでもらうことで、2つの便利な点があります。

1つ目は、これから来店するユーザーがどんな店なのか知ることができることです。ほかのユーザーが書き込んでいるコメントなので、真実味があります。また5段階評価の数字も表示されるので、迷った時の判断材料にもなります。

そして2つ目は、リピーターを獲得するチャンスがあることです。Googleマイビジネスでは、口コミを書き込んだユーザーに対して返信をすることが可能なのです。そこで書き込みに対して返信を行うことで、印象がよくなり、もう一度来店したいと思ってもらえると、リピーターになってくれます。

リアルタイムの情報発信ができる

リアルタイムの情報発信ができる

Googleマイビジネスでは、リアルタイムの情報を発信することも可能です。例えば、混雑する時間帯を表示することができるのですが、ライブでリアルタイムの状況を発信できます。

混んでいるかどうかがわかると、ユーザにとっては混雑を避けて来店できるため待ち時間などを減らすことができ、お店側にとっても混雑を避け、落ち着いたオペレーションをすることができます。混雑状況は来店するかどうかの目安にもなるため、予約型の店舗でない場合には登録がおすすめです。

簡易的なアクセス解析ができる

簡易的なアクセス解析ができる

Googleマイビジネスではどのぐらいの人がページを見たのかや、どんな検索で表示されているのかなどの、簡易的なアクセス解析も可能です。Webページのアクセス解析は一般的にGoogleアナリティクスなどのツールが必要です。しかしGoogleマイビジネスなら、ツールを導入せずにサービス内で利用が可能です。

例えば、クリック率や電話からの問い合わせなど、ユーザーがどのようにアクセスしているかが分かります。ユーザーの行動を知ることによって、Googleマイビジネスをどのように運用すれば良いかなどを考えることが可能となります。

最新情報をユーザに通知できる

最新情報をユーザに通知できる

店舗をフォローしているユーザーには、最新情報を通知することができます。SNSのようにフォロワーに情報を発信できるため、リアルタイムの情報をすぐに届けることができます。。また、フォローしていないユーザーでも、検索をかけたユーザーの目に留まるので、知ってほしい最新情報をアピールできます。

活用方法としては、不規則な休業日を発信するという使い方があります。間違えて来店することがないため、ユーザーにとっても親切です。また、期間限定のメニューやイベントなどを告知するという活用方法もできます。

予約や注文を受付できる

予約や注文の受付られる

そして、Googleマイビジネスからお店を予約することも可能です。Googleマイビジネスの店舗情報は、「地域+ジャンル」でのGoogle検索でもヒットします。そのため、利用したい店舗が決まってないユーザーの目にも触れることが可能です。

Googleマイビジネスでは上記で説明したように、店舗の基本情報から外観、メニュー、そして口コミなどの情報が揃っています。それらを吟味した上でもしユーザーが気に入ったら、そのまま店を予約してもらえるので、予約率の向上にもつなげることができます。

Googleマイビジネスのメリット

Googleマイビジネスのメリット

ここまでGoogleマイビジネスでできることについて紹介していきました。ここからは、Googleマイビジネスのメリットについて解説していきます。Googleマイビジネスのメリットは、以下の5つです。

  • Google検索やGoogleマップで表示される
  • 無料で集客活動ができる
  • 店舗のWebサイトを無料で作成できる
  • リアルタイムの正しい情報を発信できる
  • 自社サイトや予約サイトに誘導できる

ここからはメリットそれぞれについて説明していきましょう。

Google検索やGoogleマップで表示される

1つ目のメリットは、Google検索やGoogleマップで表示されることです。ユーザーがGoogleを利用する際に、ローカル検索を行うことがあります。ローカル検索とは、場所に関連する検索が行われた時に、店舗の場所に関する情報を表示する仕組みのことです。例えば、「近くの居酒屋」や、位置情報をオンにして「ラーメン屋」など店舗に関連した検索などがあります。

Google検索やGoogleマップで表示されることがどうしてメリットになるかというと、記事コンテンツよりも上位に表示されるからです。記事コンテンツはSEOのアルゴリズムにのっとって表示されます。そのため、コンテンツそのものの評価がなければ上位表示されません。

ところが、Googleマイビジネスに登録しておけば記事コンテンツを作成しなくても、検索結果に上位表示される可能性があります。Googleマイビジネスに登録することで、近くのお店を探しているユーザを集客することができるのです。

無料で集客活動ができる

2つ目のメリットは、無料で集客活動ができることです。Googleマイビジネスは無料で利用できるツールです。そのため、チラシや広告、まとめサイトへの掲載などに比べても費用を抑えることができます。

手段 費用
Googleマイビジネス 無料
ポスティングチラシ デザイン費用2万円+(印刷費用2円×枚数)+(配布費用5円×枚数)
YouTube広告 10万円ほど(1インプレッション=1円)
テレビ広告 40~80万円

集客活動には様々な手段がありますが、ポスティングチラシやYouTube広告、テレビ広告は上記の表のように費用がかかります。それぞれ配布地域や再生数、放送地域によって費用は変わってきますが、数万円から数十万円ほどの費用がかかります。

これらの集客活動が必ずしも効果があるとは限らず、無駄になってしまうことも珍しくはありません。一方、Googleマイビジネスは、効果があってもなくても、費用は無料です。

このように、Googleマイビジネスは無料で集客活動ができるツールです。SNSよりも検索画面に上位表示される可能性が高く無料であるため、活用すればするほど集客効率が高くなります。。

店舗のWebサイトを無料で作成できる

3つ目のメリットは、店舗のWebサイトを無料で作成できることです。集客手段でも触れましたが、Googleマイビジネスは無料で作成することができます。

一般的にGoogleの検索結果にコンテンツが表示されるためには、サイトを作成する必要があります。サイトを作成・運用するとなると、サーバー費用やドメイン費用などがかかります。また、サイトの知識がなければPCとスマホに対応したwebサイトを作成することは難しい場合があります。サイト制作会社に依頼するとなると、莫大な費用がかかることもあります。

しかし、Googleマイビジネス内の機能を使えば、無料のWEBサイトを作成できます。そして、サーバー費用やドメイン費用などの利用料金は一切かかりません。さらに、スマホに対応しているレスポンシブデザインや、いくつかのテンプレートがあるため、店舗に合ったデザインを選ぶことができます。

リアルタイムの正しい情報を発信できる

4つ目のメリットは、リアルタイムの正しい情報を発信できることです。店舗のジャンルによっては口コミサイトが存在していて、ユーザーはそれらのサイトから情報を取得することがあります。しかし、ユーザーが書き込むため、口コミやレビューサイトなどでは正しい情報や最新の情報がない場合もあります。

例えば、飲食店に関する口コミサイトでは、営業時間を記載していることがあります。サイトの運営者が情報を管理していることもあるのですが、サイトによってはユーザーから情報を集めていることがあります。すると情報が古かったり、間違っていることもあります。

しかしオーナーが管理することを前提としたGoogleマイビジネスでは、リアルタイムの正しい情報を記載することが可能です。特に臨時休業や新メニューなど、最新の正しい情報を発信することができるので、ユーザーにとっても最も信用できる情報源を作ることができます。

自社サイトや予約サイトに誘導できる

そして5つ目のメリットは、自社サイトや予約サイトへ誘導できることです。Googleマイビジネス上では、細かい予約設定はできないのですが、予約サイトにユーザを移動させることはできます。

また他にも、公式サイトへのリンクはもちろん、複数のURLにリンクを設置できます。予約サイトや宅配受付サイト、メニュー紹介サイトなど、用途に応じたてURL設定を使い分けることで、適切なユーザに適切な導線を確保できます。

Googleマイビジネスへ登録するために必要な情報

Googleマイビジネスへ登録するために必要な情報

Googleマイビジネスを活用するためには、店舗情報を登録しなくてはなりません。ここからは、Googleマイビジネスの登録に必要な情報を紹介します。アカウント作成の段階では設定をスキップできる項目もあります。しかし、ユーザーフレンドリーを目指すためにも、なるべく多くの情報を登録しておきましょう。

ビジネス所在地・住所

ビジネス所在地・住所

まずアカウントを作成する上で、ビジネス所在地・住所は必ず登録しなくてはなりません。この時、郵便番号と都道府県が間違っているとエラーになって進めないので注意してください。住所はマイページから修正・変更することは可能なのですが、店舗情報が誤っていると正しくヒットしないため、間違えないようにしましょう。

サービス提供地域

サービス提供地域

サービス提供地域とは、商品配達や出張サービスを行なっている場合に対象となる項目です。サービスを提供できる地域を設定することで、対象外のエリアから注文がくるような自体を避けることが可能です。こちらの項目はアカウント登録時に設定します。

連絡先の電話番号

連絡先の電話番号

また、アカウント作成時に連絡先の電話番号を入力することができます。ここで入力した電話番号は、オーナー確認の際に必要となります。オーナー確認ではGoogleから電話がかかってきて、自動音声にて通知された5ケタの確認コードを入力することで完了となります。ただし、連絡先の電話番号は後から設定することも可能です。

登録するウェブサイト

登録するウェブサイト

登録するウェブサイトは、すでにウェブサイトを運用している場合にアカウント作成の時点で入力することが可能です。ウェブサイトを持っていない場合は、「ウェブサイトは不要です」か「ご自身の情報に基づいて無料ウェブサイトを作成します」のいずれかを選択します。

これからウェブサイトを作成する予定がないのであれば、ここでウェブサイトを作成すると大変便利です。ウェブサイトを作るのには知識や費用が必要ですが、Googleマイビジネスを利用すると簡単に作成ができます。

店舗名や住所など、Googleマイビジネスに登録した情報をもとに、用意されたテンプレートに当てはめて作成してくれるので、知識は不要です。微修正も可能なので、ぜひチェックしてみてください。後から作成することもできるので、迷っている方はスキップしてもいいでしょう。

営業時間の詳細

営業時間の詳細

さらに、営業時間の詳細を入力します。ここでは曜日ごとに営業日、定休日を選択できます。さらに、開始時間と終了時間を入力することも可能です。営業時間を登録すると、Googleの検索結果に店舗が表示された時に、「営業時間内です」「営業時間外です」などといった情報が明記されるので、ユーザーにとって便利です。また、臨時休業を行うなど、後から営業時間が変更した場合は、マイページから変更できます。

略称を追加

略称というのは、店舗名の正式名称ではなく簡易的な呼び方をするものです。登録すると略称でもヒットできるという機能だったのですが、2021年6月のGoogleアップデートから利用できなくなっています。

予約・事前注文リンク

予約・事前注文リンク

予約・事前注文のリンクを登録することも可能です。この項目はGoogleマイビジネス登録時ではなく、登録後のマイページから追加することができます。予約ボタンを追加することで、Google検索結果で店舗を知ったユーザーから直接予約をもらうことも可能になるため、大変便利な機能です。

メニュー

メニュー

メニューに関する情報は、マイページから登録することができます。メニューを登録すると、お店が提供しているメニューが掲載されます。メニューの名前だけでなく、詳細や写真、値段と一緒に表示されるので、詳しく知ってもらうことが可能です。

ただし、メニューの項目を利用する際は注意点があります。1つは情報を間違えないことです。店舗のメニューと違っていると、ユーザーは「騙された」と感じ、ネガティブな体験をしてしまいます。

そして、メニュー名や値段が変わった際は、情報を更新することも忘れてはいけません。1つ目と同様に、ユーザーに不信感を抱かせてしまうので、更新は忘れずに行いましょう。

サービス・商品情報

サービス・商品情報

同じエリアから、サービスや商品を掲載することも可能です。サービス内容によっては写真はないかもしれませんが、入力できる項目は登録しておいたほうが、ユーザーにとって親切です。ここでも同じように、サービス名や値段などは間違えないように気をつけましょう。また、情報が変更になった場合の更新も大切です。

お支払い、決済に関する属性

お支払い、決済に関する属性

支払いや決済に関する属性は、マイページから可能です。ここでは「現金のみ」「クレジットカード可能」などの属性を登録することができます。さらに、「JCB」「AmericanExpress」など、詳細なカード会社の設定も可能です。最近では様々な決済方法があるので、細かく記載しておくとユーザーにとっても安心です。

サービスオプション

サービスオプション

サービスオプションでは、様々な情報を掲載することが可能です。例えば、飲食店であれば「イートイン」「テイクアウト」「宅配」などの項目が、それぞれ可能であるかどうかが、チェックまたはバツ印で表示されます。事前にわかっていると便利で、ユーザーの利用率も伸びます。そして、昨今では直接的な接触を避けるために「非接触デリバリー」という項目も登場しています。

ビジネス情報

ビジネス情報

ビジネス情報は、店舗が行なっているサービスについてテキストで入力する項目です。ここでは最大750文字入力することができます。ただし、折りたたんで表示される場合は220文字程度しか読むことができません。

そのため、重要な情報は冒頭に記載するといいでしょう。また、検索されるキーワードを想定し、検索結果から飛んできたユーザーが違和感を抱かないような内容になるよう心がける必要があります。

750文字だと長く感じるかもしれませんが、地名や最寄駅、最寄駅からの所要時間といった地形的な特徴から、店舗内の様子、人気の商品・サービスなどを記載するとユーザーに読んでもらえます。

開業日

開業日

また、開業日を追加することも可能です。開業日を追加すると、「新しくできたばっかりだから行ってみよう」「昔からある老舗だから興味がある」など、ユーザーが店舗に行くきっかけを与えることが可能です。いくつか候補がある時に、長くやっている店がいい、新しくできた店がいい、などの判断材料となるため、ぜひ入力すべき項目です。

動画

動画

Googleマイビジネスでは、写真だけでなく動画を掲載することも可能です。動画の活用方法はいくつかあります。例えば、商品やビジネスの特徴を動画で伝えることができます。写真だと奥行きや実際の雰囲気などが伝わりにくいです。

しかし動画にまとめることによって、実際に利用した際のイメージが湧きやすくなります。また、最寄駅からのアクセスを動画でまとめることも可能です。アクセスが複雑な場合は、動画にまとめるとユーザーにとっても親切です。

Googleストリートビュー屋内版(インドアビュー)

Googleストリートビュー屋内版(インドアビュー)

そして、Googleマイビジネスでは店内の様子を画像やストリートビュー方式で掲載することも可能です。ユーザが来店前に、実際の店舗内の様子を掴んだり、どのようなサービスが行われているかなどを事前にチェックすることができます。

多くのユーザーは店舗に来店する前に、店内の様子がどうなっているのかなどを不安に感じます。写真でもいいですが、奥行きが掴めないので、屋内ストリートビュー方式で確認できればより詳細がわかります。インドアビューを導入するだけでもユーザーの来店モチベーションも上がるので、おすすめです。

Googleマイビジネスを利用する際の注意点

Googleマイビジネスを利用する際の注意点

ここからはGoogleマイビジネスを利用する上で必要な注意点について紹介していきます。ここで紹介する注意点は、以下の2つです。

  • 情報の更新が必要
  • 悪い口コミや評価も管理が必要

それぞれの注意点について、具体的に解説していきます。

情報の更新が必要

1つ目の注意点は、情報の更新が必要であることです。ユーザーはGoogleマイビジネスの情報をもとに、利用するかどうか選択をします。ユーザーフレンドリーな店舗を目指すためにも、情報は変更があるたびにこまめに更新することが大切です。

情報の更新が必要

特に情報の更新が必要な箇所は、下記の4つになります。

  • 所在地
  • 営業時間
  • ホームページ
  • 電話番号

1つ目は店舗の所在地です。ユーザーが足を運ぶ際、現地で住所を確認することがあります。もし住所が間違っていれば、せっかく来店しようと思っているのに、他の店舗に変えてしまう場合があります。引越しをした際や、住所の記載が誤っていた場合は、すぐに修正するようにしましょう。

2つ目は営業時間です。朝や夕方など、ユーザーは開店しているか、また何時に閉店するのかをGoogleの検索結果で判断することがあります。

営業時間や休業日の記載が間違っていると、開店していないと思って来店しない、もしくは店まで来たのに開店していなかったなどのネガティブな体験をしてしまいます。ユーザーに気持ちよく利用してもらうためにも、営業時間は正しく記載しましょう。もし休業・閉店をする場合は、必ず記載してください。

3つ目はホームページです。Googleの検索結果では確認できないキャンペーン情報やメニューなど、詳細を確認する際にホームページをチェックします。そのため、webページがある場合は必ず記載しましょう。アドレスを間違えると飛べないので、注意してください。

そして4つ目は、電話番号です。店舗の空き状況を確認したり、予約をとったりする際に電話番号を確認することがあります。そのため、対応できる電話番号を記載するように意識してください。

このように、Googleマイビジネスでは情報を定期的に更新する必要があります。ユーザーが快適に利用できるように、丁寧に更新しましょう。

悪い口コミや評価も管理が必要

2つ目の注意点は、悪い口コミや評価も管理が必要であることです。Googleマイビジネスでは、店舗に関する口コミや評価は、ユーザーから行われるものです。そのため、悪い口コミやクレームが記載されることもあります。

その場合、これから訪れるユーザーが見る可能性があるため、返信や口コミ管理を行う必要があります。悪い口コミやクレームが書き込まれた場合、下記の流れを意識して返信を行いましょう。

①お詫びをする
②クレームに対して、改善策を取ることを明らかにする
③感謝の言葉で締めくくる

まず初めに、店舗を利用したお客様が不快な思いをしたことに対して、お客様の立場になって考え、お詫びをします。次に、お客様から寄せられたクレームに対して、改善策を取ることを記載しましょう。

出来るだけ具体的な内容を記載した方が、お客様にとっても誠意を感じられます。もしこの時点で具体的な策を立てられないなら、前向きな行動を取ることがわかるように文章で伝えましょう。そして最後に、口コミを書いてくれたことに対して感謝の気持ちを表します。

もしクレームに対して何も返信を行わなかったら、記載されたクレームに対して店舗が何も感じていない、または容認しているように感じられます。すると、これから利用しようと思っているユーザーに不信感を抱かせてしまいます。そのため、利用者を減らさないために、口コミに対する返信は大切です。

とはいえ、事実無根な内容を書き込まれてしまえば、営業妨害となってしまうでしょう。心当たりのないことを書き込まれた場合は、削除申請を行うことができます。いかなる場合でも申請が通るわけではありませんが、ポリシーに違反していると感じた場合は、削除申請を行いましょう。

Googleマイビジネスの集客力を高める方法

Googleマイビジネスの集客力を高める方法

ここからはGoogleマイビジネスの集客力を高める方法について解説していきます。集客を高める方法は、以下のように4つあります。

  • 画像や店舗情報などを充実させる
  • 口コミへの返信をする
  • 高いレビューをつけてもらう
  • Google広告を活用する

それぞれの方法について、詳しく説明していきましょう。

画像や店舗情報などを充実させる

画像や店舗情報などを充実させる

1つ目の方法は、画像や店舗情報などを充実させることです。営業時間や外観だけではなく、メニューや価格、内装など店を決める際に知りたい情報をまとめておく必要があります。飲食店を選ぶ際にユーザーがチェックするポイントは、以下のように5つあります。

  • お店の外観
  • お店の内観
  • お店の雰囲気
  • メニュー
  • 予算

そこでGoogleマイビジネスでは、画像や店舗情報などを活用して、ユーザーが気になるポイントを押さえておきましょう。上部の画像のように、画像掲載エリアからお店の外観や内観、メニューを掲載することが可能です。これらの画像から、ユーザーはお店の雰囲気や予算をつかむことができます。そして情報を登録するだけではなく、定期的な更新などを行うことも重要です。

口コミへの返信をする

2つ目の方法は、口コミへの返信をすることです。悪い口コミやいい口コミを問わず、口コミに対して返信することで、これから来店するユーザに安心感を与えることができます。

口コミへの返信をする

例えば前向きないい口コミが書かれた場合は、口コミをいただいたことや、励みになることを伝えましょう。そしてユーザーがリピーターになるよう、来店を促すコメントも大切です。

口コミへの返信をする

反対に、このようにネガティブな口コミを書かれてしまうこともあります。その場合は、いただいた内容を踏まえて謝罪しましょう。そして今後改善を行うことを記載します。ネガティブな口コミに返信をすることは、書き込みを行ったユーザーのためだけでなく、来店を検討しているユーザーにとっても印象がよくなります。

このように、口コミへの返信は、口コミをしたユーザだけではなく、これから来店するユーザにとっても重要な検討材料なので、対応は丁寧に行うことが重要です。

高いレビューをつけてもらう

3つ目の方法は、高いレビューをつけてもらうことです。上位に表示したり、集客効果を得るためにはレビューをつけてもらうことが必要です。

一般的にユーザーは口コミやレビューをわざわざ書き込むことはありません。その理由は、わざわざ書き込みページに行くことが面倒だからです。そこで、実店舗でQRコードを用意するなど、ユーザーが口コミやレビューをつけやすくなるような工夫をしましょう。

高いレビューをつけてもらう

レビューは、画像のように表示されます。口コミも一緒に表示されるので、どんな店舗なのかわかりやすく、ユーザーに来店を促進できます。そのため、より高い効果を得るためにも、積極的にレビューをつけてもらいましょう。

Google広告を活用する

そして4つ目の方法は、Google広告を活用することです。

Google広告を活用する

ローカル検索広告とは、ユーザーがあるエリアで検索を行った際に、近隣でアクセスできる店舗を表示できる広告のことです。写真のように、ローカル検索広告で掲載されている店舗は「広告」と書かれます。

ローカル検索広告を使うメリットは、来店意欲の高い検索語句で上位表示できることです。より多くのユーザの目につきやすくなるため、来店数を増やすことや知名度を上げることができます。

Googleマイビジネスはローカルビジネスには欠かせない

Googleマイビジネスはローカルビジネスには欠かせない

今回はGoogleマイビジネスの基本機能やメリット、注意点などについて紹介していきました。Googleマイビジネスは、店舗ビジネスを成功させるためには欠かせないツールです。集客だけではなく情報発信の手間を効率化することができるため、SNSなどよりもまずはGoogleマイビジネスなどの基本的な設定をはじめましょう。

とはいえ、Googleマイビジネスを運用することが難しく感じた方もいらっしゃるかもしれません。Googleマイビジネスやより効率的な集客にお悩みならニュートラルワークスにご相談ください。ニュートラルワークスでは、WEBサイトに関するさまざまなことをトータルで解決することも可能です。無料相談も受け付けています。

Google‌マ‌イ‌ビ‌ジ‌ネ‌ス‌のよくあるご質問

Googleマイビジネスとは?

Googleマイビジネスとは、ユーザーの店舗を無料で登録でき、Googleの検索結果やGoogle マップにて優先的に情報を表示させることができるツールです。

Googleマイビジネスのメリットは?

Googleマイビジネスを活用することで、Google検索やGoogleマップで表示される、無料で集客活動ができる、店舗のWebサイトを無料で作成できる、リアルタイムの正しい情報を発信できる、自社サイトや予約サイトに誘導できるなどの効果が期待できます。

Googleマイビジネスを利用する際の注意点は?

Googleマイビジネスを利用する際には、情報の更新をしっかり行うことと、悪い口コミや評価も管理が必要なことをおさえておきましょう。

監修者紹介

石田 哲也

石田 哲也

取締役CMO

Twitter:@te2319
株式会社ニュートラルワークス 取締役CMO。1984年生まれ。高校卒業後にISD株式会社を起業。その後、株式会社オプトでWebマーケティングを学び、株式会社メタップスなど複数のベンチャー企業にて事業立ち上げを経験。前職はワンダープラネット株式会社でゲームプロデューサーとしてスマホゲームアプリの制作に従事。2018年に地元の神奈川へ戻り、ニュートラルワークスに入社。SEO/Web広告運用/サイト分析・改善など、Webサイトの運用改善~ゲームアプリ制作や数十万フォロワーのSNSアカウントの運用経験などWebビジネス全般を守備範囲とする。

■経歴
2003年 ISD株式会社/起業
2009年 株式会社オプト/SEMコンサルタント
2011年 株式会社メタップス/シニアディレクター
2013年 ライブエイド株式会社/執行役
2016年 ワンダープラネット株式会社/プロデューサー・BizDev
2018年 株式会社ニュートラルワークス/取締役CMO

■得意領域
Webサイト改善
SEO対策
コンテンツマーケティング
リスティング広告

■保有資格
Google アナリティクス認定資格(GAIQ)
Google 広告検索認定資格
Google 広告ディスプレイ認定資格
Google 広告モバイル認定資格