マーケティング担当者、マーケティング業務に就きたい人におすすめのマーケティングビジネス実務検定をご存知でしょうか?3種類それぞれの難易度や資格取得におすすめな職種、勉強方法やWeb受験の方法までを紹介します。
▼目次
マーケティングビジネス実務検定は、国際実務マーケティング協会®(International Marketing Skill Standardizing Association)が主催し、年4回実施されている検定です。基本的なマーケティングの概念から、消費者行動やマーケティング戦略、実務レベルのマーケティング事例まで幅広い知識が問われます。
難易度の高い順にA級・B級・C級の3種類に分かれており、基礎から応用までの実力が証明できる資格です。
外部リンク:国際実務マーケティング協会 マーケティングビジネス実務検定
マーケティングビジネス実務検定はA級・B級・C級の3種類に分かれています。それぞれの難易度を解説します。
最も難易度が低いC級は、マーケティング・オペレーション基礎レベル(定型業務ができるレベル)の知識が問われます。
C級受験料:5,700円(税抜き)
B級は実務でマーケティングに関わっている人におすすめ。マーケティング・オペレーション応用レベル(業務の運営ができるレベル)の知識が問われます。B級とC級は同時受験も可能です。
B級受験料:8,800円(税抜き)
B級・C級併願:12,500円(税抜き)
最も難易度が高いA級は、管理職級の内容です。マーケティング戦略およびマネジメントレベル(戦略立案、意思決定や管理、判断業務ができるレベル)の知識が問われます。A級とB級は同時受験も可能です。
A級受験料:11,600円(税抜き)
A級・B級併願:18,400円(税抜き)
マーケティングビジネス実務検定は、マーケティングの基礎知識からプロモーション戦略、マーケティング関連法規といった内容まで幅広く知識が身につけられる資格です。最も難易度の低いC級であっても、取得していれば「基本的なマーケティングの知識がある」と客観的に証明できる資格になります。
マーケティングビジネス実務検定はマーケティング関連職には必ずしも資格は必要ありません。しかし、未経験でマーケティング関連職に転職を希望する人であれば、マーケティングビジネス実務検定は「実務に必要な知識は持っている」とアピールできる資格といえます。
また、より実践的な知識が問われるB級・A級の資格を持っていれば、マネジメントクラスへのステップアップにも役立つのではないでしょうか。
マーケティングビジネス実務検定は、マーケティング関連職はもちろん、マーケティング部門と連携する企画制作や研究開発、IT部門の人にもおすすめです。
BtoBでもBtoCでも、重要なのは市場や消費者への理解です。市場動向や消費者ニーズの読み解き方、流通チャネルや関連法規の知識は、マーケター以外の職種でも必要性が高まっています。
また、資格の学習を通してマーケティング部門との共通言語が増えることで、社内部門・社外の協力会社との間で、よりスムーズで素早い意思決定や高いレベルでの連携が実現できるでしょう。
マーケティングビジネス実務検定の資格取得を目指すにあたり、どのような勉強方法があるのでしょうか。
ある程度現場で実務経験がある人は、独学で合格することも不可能ではありません。マーケティングビジネス実務検定の主催者である国際実務マーケティング協会®から、公式ハンドブック・テキストブック・問題集が発売されています。まず書店等で内容を確認し、独学で進められそうか判断してみましょう。
国際実務マーケティング協会®からは、B級・C級受験者向けに通信講座やeラーニング講座も販売されています。
公式テキスト・問題集・過去問がセットになった「テキストコース」や、講義動画配信が加わった「テキスト+eラーニングコース」などがあり、オプションで講義動画のDVDを注文することも可能です。
マーケティング未経験者や、なじみの薄い分野をしっかり学習したい人におすすめです。
マーケティングビジネス実務検定では、定期的に集中講座も開催されています。国際実務マーケティング協会®の専任講師による講義です。A級・B級・C級それぞれの試験対策として要点を効率よく学び、短期間でマーケティングの実務知識を身につけられます。
マーケティングビジネス実務検定は年4回検定試験が行われています。回によってはWeb試験が実施される場合もあるので、自宅からマーケティングビジネス実務検定を受験できるチャンスです。
Web試験ではインターネットブラウザ上で出題・回答を行うため、安定したネット回線と必要な動作環境を満たしたパソコンなどが必要になります。詳しくは公式サイトで確認してください。
外部リンク:Web試験の概要|マーケティング・ビジネス実務検定
マーケティングビジネス実務検定以外にも、マーケティング担当者におすすめの資格は複数あります。全体的な基礎知識を身につけられるものから、特定の専門知識を深められるものまで、興味があるものにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
Webマーケティング全般の知識を幅広く身につけられる検定で、SEOやインターネット広告の基本的なところから勉強したい人におすすめ。難易度は比較的簡単で、近年の合格率は69.1%、目安の勉強時間は15時間ほど。全国5カ所の試験会場のほか、企業や教育機関では団体受験も可能です。
受検料:6,000円
外部リンク:サーティファイ ネットマーケティング検定
Googleアナリティクスを体系的に学べる検定です。未経験からWebマーケティングを始める人や、会社のWeb担当が自分しかいないという人におすすめ。座学で講義を5時間受けたあと、そのまま検定を実施することができるので、1日で資格を取得できます。講義と検定は毎月複数回実施されており、オンライン講義+別日に会場受検も可能です。
講義・検定料:テキスト込み 24,000円(税別)※主催者によって異なる
外部リンク:日本Web教会
Googleアナリティクスの専門知識を認定するGoogle公式資格です。合格すると自分のアカウントから認定資格証明書の印刷が行えるので、Googleアナリティクスを実務レベルで使えることを証明できます。受験はWeb試験のため、Googleのスキルショップ アカウントの作成が必要です。資格の有効期限は1年で、再取得には再度受験する必要があります。
受験料:無料
外部リンク:Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)
Google広告に関する専門知識を証明できるGoogle公式資格です。Web試験のため、いつでも無料でチャレンジ可能。受験にはGoogleのスキルショップ アカウントの作成が必要になります。
Google広告の認定資格は広告の種類別に以下の6つに分かれています。
合格すると自分のアカウントから認定資格証明書を印刷できます。資格の有効期限は1年で、再取得には再度受験する必要があります。
受験料:無料
外部リンク:Google 広告の認定資格
ECサイトの運用や制作、プロモーションなどの実務能力を証明する資格である「ネットショップ実務士」になるための検定です。EC事業に興味がある人にもおすすめです。
検定は基礎知識を問う初心者向けの「レベル1」と実践知識を問う「レベル2」の2種類があります。試験は各都道府県のCBTテストセンター(パソコン教室など)で受検できます。
受検料:レベル1…7,000円(税込),レベル2…7,500円(税込)
外部リンク:(一財)ネットショップ能力認定機構
マーケティングビジネス実務検定の内容と、マーケティングに関連する資格について解説しました。マーケティングの知識は、専門のマーケターのみならず幅広い職種で役立つものです。
マーケティングの基本的な知識を身につけておくと、視野が広がったり仕事の幅が広がったりする可能性も。まずは初心者向けの資格にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
2020.07.06
ホームページ作成で使える補助金・助成金まとめ【2020年度】IT導入補助金でHP制作
#補助金・助成金
2020.09.14
ディレクトリマップって何?Web制作では絶対に必要?メリットや誰が作成すべきかを解説
#Webデザイン
2020.07.30
Shopify導入時にインストールしたいShopifyアプリ14選!
#ECサイト
2020.09.29
ワイヤーフレームとは?何のために必要?作り込み過ぎはダメ?おすすめツールも紹介!
#Webデザイン
2020.07.27
ShopifyでのSEO対策は何をすればいい?SEOに効果的な、おすすめアプリは?
#ECサイト