採用サイトに社員インタビューを掲載すると、求職者に自社の魅力を伝えやすくなります。そこでこの記事では、採用サイトの社員インタビューの作成方法について詳しく解説します。また、採用サイトに社員インタビューを掲載している事例についても、特徴を踏まえながら紹介します。魅力的な社員インタビューサイトの制作方法を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
社員インタビューを載せることで応募者増が期待できる
多くの企業が社員インタビューを掲載するのは、応募者を増やす目的があります。求職者は複数の企業のうち、興味がある企業や信頼できる企業にのみ応募します。つまり、興味を持てなかったり、信頼感がなかったりするような企業には応募者が集まりません。
その際は、社員インタビューを載せることで、応募者に会社の雰囲気を伝えることができます。入社後のイメージがよりリアルに伝わるので、不安の払拭につながります。また、社員が自社の魅力を語ることで、自社のアピールポイントにも信ぴょう性が高まるでしょう。このように、社員インタビューを掲載すれば入社後の自分をリアルに想像できます。
新しい会社へ足を踏み入れるのは、誰だって多少不安なものです。その際に、社員インタビューを見て、会社での仕事や雰囲気を掴もうとするのは当然のことでしょう。
社員インタビューのメリットや効果
採用サイトに社員インタビューを掲載すると、以下のようなメリットや効果が得られます。
- 企業理解の促進につながる
- 入社後の働き方を伝えられる
- 社風や社内の雰囲気が伝わる
- 採用工数や入社後のミスマッチを避けられる
- 既存社員のモチベーションが向上する
ここからは、それぞれのメリットや効果について紹介していきます。
1.企業理解の促進につながる
採用サイトに社員インタビューを掲載すると、応募者の企業理解を促進できます。それは、社員インタビューによって会社の雰囲気が伝わるからです。多くの場合、社員インタビューでは日々の業務内容やその様子について話します。
これにより、普段どんな業務に取り組んでいるのか、どんな人と働き、どんな達成感があるのかなど、具体的な情報が得られます。求職者は入社後の生活を想像できるでしょう。求職者は、応募したい企業の情報が多ければ多いほど心強く感じます。これは、不安の払拭にもつながるでしょう。
2.入社後の働くイメージが伝わる
社員インタビューでは入社後にどのように働いているのか、実際のイメージを伝えられます。同じ職種につく場合でも、企業によって働き方が異なっていることは少なくありません。また新卒の求職者の場合、そもそも働くこと自体のイメージが浮かばないこともあるでしょう。
そこで社員インタビューに仕事内容や、1日の業務を載せると効果的です。これにより、自社で働くイメージがつきやすくなります。実際にどんな仕事をするのか、1日の仕事はどんな流れになっているのかなどもわかりやすいです。
自分を採用してもらえると、どのようにして会社に貢献できるのかを自ずと考えることができます。結果、求職者は面接や書類選考で、自己PRがしやすくなります。
3.社風や社内の雰囲気が伝わる
社風や社内の雰囲気を伝えるのに、社員インタビューは効果的です。実際に自社で働いている社員が社内の雰囲気について話すことで、具体的なイメージがつかみやすくなるからです。
例えば、社員インタビューに社員の写真を載せると、社員がどんな服装をしているのかがr理解できます。最近ではオフィスカジュアルを取り入れている企業が増えていますが、「オフィスカジュアル」という言葉だけでは、どのくらいカジュアルなのかがわかりません。そこで社員の写真を確認することで、ファッションの雰囲気をつかめるようになるのです。
4.採用工数や入社後のミスマッチ軽減につながる
社員インタビューには、採用工数が増えてしまうのを防ぐ効果も期待できます。それは社員インタビューによって、求職者とのミスマッチを軽減できるからです。
ミスマッチは採用活動の大きな課題の一つです。ミスマッチが生まれると、採用した人材を失うことになるため、さらに採用活動を続けなくてはなりません。ミスマッチが増えれば増えるほど採用工数が増えてしまうので、パフォーマンスが低下します。
そこで自社の求める人物像に該当する社員にインタビューをすることで、よりマッチ度の高い人材から応募が来るようになります。すると入社後のミスマッチが軽減され、採用工数の削減にもつながるのです。
5.既存社員のモチベーションが向上する
社員インタビューによって、既存社員のモチベーション向上も期待できます。それはインタビューを通して日々の業務に対して、やりがいを感じられるようになるからです。普段は当たり前だと思っていたことでも、インタビューを通して新しい気付きを社員が得られることもあります。
また同僚のインタビューを読むことで、社内のコミュニケーションが活発化する場合もあります。これにより、業務も円滑に進められるようになります。帰属意識が高まり、社内の雰囲気も良くなるでしょう。
社員インタビューを作る2つの方法
社員インタビューを作成する方法は、大きく分けて「自社で作成する方法」と、「業者に依頼して作成してもらう方法」の2種類があります。どちらの方法にもそれぞれメリットとデメリットがあるので、自社の状況に合わせて作成方法を選択するといいでしょう。以下ではそれぞれの方法について詳しく解説します。
1.自社で作成する
自社で社員インタビューを作成する場合は、以下のようなメリットとデメリットがあります。
メリット |
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デメリット |
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注意点 |
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自社で全て作成する方法は、コストを抑えられるのがメリットです。さらに企画から撮影、コンテンツ作成まで自社でまかなえるので、スピーディーに進められます。一方で、「採用活動に集中できない」というデメリットもあります。さらにプロに依頼しているサイトに比べて、クオリティーが劣る可能性も無視できません。
自社で作成する場合の注意点は、主観的になってないか確認しましょう。さらに社内ならではの話題に偏ってしまうと、求職者がついて行けず、応募数が減ってしまうこともあります。こうした点には十分に配慮しましょう。
また、情報発信にお悩みの方は、note株式会社が提供する「note pro」の活用をご検討してみてはいかがでしょうか。
充実した独自機能で、ブランド感や分析力の強化が可能です。
詳しくは、下記をご参考にしてみてください。
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2.業者に依頼して作成してもらう
業者に依頼して社内インタビューを作成すると、以下のようなメリットとデメリットがあります。
メリット |
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デメリット |
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業者に依頼するメリットは、クオリティーが高いものを作成できることです。プロの知識や経験を反映できるので、素人が気づかない点にまで配慮したコンテンツを作成してもらえます。外部に依頼すれば、社内のリソースも確保でき本業にも集中できるので、業務に支障が出にくいです。
ただし、業者とのやりとりに時間がかかるというデメリットもあります。さらにコストがかかるため、予算に見合わない場合は依頼が難しいかもしれません。
もし上記のメリットとデメリットを確認して業者に依頼しようか迷っている方は、長い目で見て判断するようにしましょう。制作のプロに依頼するとコストはかかりますが、クオリティの高いインタビューコンテンツを作成してもらえます。応募者増加にもつながることが期待できるので、結果的にコストパフォーマンスがいいと考えられるでしょう。
社員インタビューで聞いておくべき内容と質問例
社員インタビューを行う際は、以下のような内容をふまえて質問をするといいでしょう。
- 入社したきっかけ
- 具体的な仕事内容
- 会社の雰囲気や環境
- 今後の目標やキャリアプラン
- 仕事での成功体験や嬉しかったこと
- 失敗談やそれを乗り越えた方法
- プライベート・休日の過ごし方
- プロフィール
- 応募者にひとこと
ここからはそれぞれの内容について詳しく解説していきます。
入社したきっかけ
なぜ今の会社に入社したのかがわかるように、「入社したきっかけ」について質問するといいでしょう。応募しようか迷っている求職者にとっては、重要なテーマです。インタビューを受けている社員のきっかけによっては、応募のハードルが下がり、応募しやすくなることがあります。
また志望度が低い場合でも、これによってぼんやりとしたイメージがクリアになり、志望度が高まる可能性もあります。
具体的な仕事内容
社員インタビューには、具体的な仕事内容について必ずふれるようにしましょう。仕事内容について知ることで、求職者が自社で働く際のイメージがしやすくなります。そこで「1日のスケジュールはどうなっていますか?」「日々どんな仕事をしているのですか?」という質問をしましょう。
回答には、その業務が会社全体で見た際に、どんな役割を果たしているのかについても記載すると理解しやすくなります。また、コンテンツにする際は、タイムスケジュールにまとめて画像にするとわかりやすいでしょう。
会社の雰囲気や環境
たくさんの求職者に応募してもらうためにも、会社の雰囲気や環境がわかるように社員インタビューをまとめることも大切です。そこで、社員には職場の雰囲気や社風について質問しましょう。
例えば、「上司と部下は、どのようにコミュニケーションをとっているのか」など日常の雰囲気について質問すると、社員は答えやすいでしょう。さらに「社内でイベントがあるのか」など、社員間での交流について質問するのも効果的です。
今後の目標やキャリアプラン
社員に対して今後の目標やキャリアプランについて質問すると、求職者がキャリアプランをイメージしやすくなります。入社してから、自分はどのようにキャリアアップしていきたいのかを考えられるので、求職者が志望動機をスムーズに考えられるようになるでしょう。
そこで社員に質問する際は、「今後の目標はありますか?」「今どのようなキャリアプランを考えていますか?」というような質問をしましょう。これにより、何をしていきたいのか、どうなりたいのかが答えやすくなります。
仕事での成功体験や嬉しかったこと
求職者に自社に入社したいと感じてもらうために、成功体験や入社後の嬉しかった出来事についても質問しましょう。この質問によって、自社でのやりがいを伝えられるようになります。
具体的な質問としては、「職場での成功体験はありますか?」「この会社に入社して嬉しかったことは何ですか?」という聞き方ができます。回答する際は、なるべく具体的に答えてもらいましょう。また、「嬉しかった」「やりがいを感じた」などは、ありきたりな感情表現です。
例えば「眠れないほど興奮した」「自分の成長を実感できて、自信がついた」など、その感情を受けて、その社員がどのようになったかまで記載できると、記事の内容に厚みが増します。
失敗談やそれを乗り越えた方法
社内インタビューでは、仕事で失敗したことや辛かったこと、それをどう乗り越えたのかについても質問しましょう。一見ネガティブな項目に思うかもしれませんが、これも求職者にとって重要な情報です。それは成功体験ばかり掲載するよりも、共感を得やすいからです。
仕事をしていると、どうしても失敗したり落ち込んだりするシーンがあります。誰しも抱える問題で、これから入社するかもしれない求職者にとっても同じです。失敗しても乗り越えられる職場であることや、先輩や同僚も入社後に失敗を乗り越えてきたことを伝えられます。
そうなれば「自分も長いこと勤務できる」「頑張れば自分も先輩たちのようになれる」ということが伝わるでしょう。
プライベート・休日の過ごし方
仕事のことだけでなく、プライベートや休日の過ごし方、趣味やプライベートなどについても質問するようにしましょう。この質問により、2つのメリットが得られます。
1つは社員の人となりがわかることです。プライベートについて語ってもらうことで、その社員がどんな人物なのかをイメージできます。場合によっては趣味が似ていることもあるでしょう。仕事内容が特殊である場合は、趣味の項目で親近感が湧いて、自社への志望度が高まるかもしれません。
もう1つのメリットは、自社が休日も楽しめるような優れた企業であることをアピールできることです。いわゆるブラック企業だと、休日は身体を休ませるだけで、プライベートを楽しむ余裕がありません。休日に家族と過ごしたり、外へ出かけたりできるということは、福利厚生が充実しており、キャリアアップの機会もあると伝えられるのです。
プロフィール
社員インタビューには、社員のプロフィールを載せると効果的です。自社にどんな社員がいるかを明らかにすることで、求職者が共通点を見つけやすくなり、応募へとプッシュできます。そこで、以下のような項目を設けるといいでしょう。
- 出身地
- 出身学校
- 入社歴
- 趣味
ここでの注意点は、プライバシーに問題のない範囲で社員に質問をすることです。例えば住所などがわかるようなことを質問するのは問題です。本人の同意のもと、社員の安全や生活が守れる、プライバシーに配慮した形式でインタビューを行いましょう。
応募者にひとこと
最後に、自社へ応募してくる人へ、ひとことメッセージを述べてもらいましょう。メッセージがあると、入社意欲が高まります。そこで以下のような観点からメッセージをもらうといいでしょう。
- 学生に伝えたいこと
- どんな人が向いているか
- どんな人と一緒に働きたいか
- 就職活動におけるポイント
特に新卒採用の場合は、学生に向けて話していることを忘れないようにしましょう。
魅力的な社員インタビューにするための8つのポイント
魅力的な社員インタビューを掲載する際は、以下のポイントをおさえましょう。
- 全体の流れにこだわる
- ターゲットとなる応募者が知りたい社員にインタビューする
- 写真や動画を効果的に使う
- 撮影場所を決めておく
- 職種や性別に偏りが出ないようにする
- 等身大の内容を心がける
- インタビューにストーリー性を持たせる
- 顔写真を載せても問題ない社員に依頼する
上記のポイントを知っておくことで求職者に魅力を伝えやすくなり、志望度の高い応募者を集められるでしょう。ここからは、それぞれのポイントについて解説します。
1.全体の流れにこだわる
社員インタビューを作成する際は、全体の流れにこだわりましょう。それは、質問内容や構成などの全体の流れによってメッセージが左右されるからです。例えば、企業によって求める人材は以下のように異なっています。
- アイデアをたくさん提供できる、固定観念にとらわれない人
- 正確に業務をこなす、慎重な人
- データを駆使して分析ができる、数学が得意な人
そこで社員インタビューでは、ターゲットを明確にし、伝えたい内容から逆算して構成を作ることが大切です。そのためには、誰に何を優先的に伝えるべきなのか、その目的を考えましょう。
2.求職者が興味を持ちそうな社員にインタビューする
自社が求める人材とマッチする社員を選びます。求職者が憧れるストーリーを持つ社員や、新卒で入った社員をインタビュー対象者にしましょう。人選を誤ってしまうと、求職者に響かない場合もあります。
そこで、新卒入社の求職者に向けたコンテンツでは、同じように新卒で入社した社員にインタビューするといいでしょう。さらに1年目の社員と3年目の社員のように、年代別に社員インタビューを構成するとわかりやすいです。
中途入社の求職者は、あらゆる社会経験や背景を持つ人が集まります。そこで社員インタビューも前職で何をしていたのか、それがどのように活かせているのかなどにもふれられるとわかりやすいです。自社の採用したい人物像にマッチする社員にインタビューを依頼することで、求職者が知りたい内容を伝えられます。
3.写真や動画を効果的に使う
社員インタビューのページには、写真や動画などを積極的に使いましょう。特に社員の話している様子や社内の様子がわかる写真は重要です。文字だけでは伝わりにくい、社内の雰囲気やその社員の表情を伝えられます。
社員や社内の雰囲気が伝わると、自分に合っている職場かどうかも求職者は判断しやすくなります。ミスマッチを防げるので、採用工数を削減できるなど人事にとってもメリットを得られます。可能であれば、動画を用いると効果的です。社内の雰囲気を伝えられるだけでなく、企業としての魅力を伝えたり、インパクトを持たせることも可能です。
4.撮影場所を決めておく
写真や動画を用いる際は、撮影場所を決めておきましょう。事前に決めておかないと、当日慌てて撮影することとなり、魅力的なコンテンツが作成できなくなってしまいます。そこで、社員インタビューの際は以下のような場所が候補となります。
- オフィス内
- オフィスの外
- 会社のロゴ前
ここでポイントは、背景に色を持たせることです。白や黒などの背景だと、無機質でいかにもビジネスな印象を持ちます。そこで企業カラーや社内の雰囲気に合わせて、明るい色を持ってくるようにしましょう。
5.職種や性別に偏りが出ないようにする
インタビューする社員は、あらゆる属性から見て職種や性別に偏りが出ないようにしましょう。偏りがあると、求職者によっては知りたい情報が得られない場合があります。そこで、社員は以下のような観点から選びましょう。
- 男性/女性
- 新卒入社/中途入社
- 一般職/総合職
- 部署
- 入社歴
以上を踏まえて、社員インタビューする相手を決めると、採用情報がより魅力を増します。性別や年代など、多種多様な人が働き、それを大事にしている社風であることも伝えられるでしょう。
6.等身大の内容を伝える
インタビューの内容は、見栄を張らずに等身大の内容を伝えるように心がけましょう。最近では、簡単に口コミサイトやSNSなどで情報収集ができるようになりました。ただし、これらの情報は公式に公開しているものではないため、信ぴょう性に欠けています。
そこで求職者が知りたいのは企業のリアルな姿です。もし誇張した内容を掲載してしまうと、かえってイメージが悪くなる場合があります。さらに最悪の場合、ミスマッチにつながる恐れもあるでしょう。ミスマッチが起こると企業としても、パフォーマンスに影響が出たり、採用にかかるコストが余計にかかったりと損失に繋がります。
7.インタビューにストーリー性を持たせる
インタビューにストーリー性を持たせることで、求職者に実際に自分の働くイメージがつけやすくなります。それはストーリーによって、求職者が入社後にどのようなステップを経て、成長していけるかを想像しやすくなるからです。また場合によっては、ストーリーによって共感しやすくなり、志望度が高まる場合もあるでしょう。
そこで、以下のような展開を意識しながらストーリー性を持たせるようにしましょう。
- 大学時代・前職で身に付けていたスキルを職場で活かせるようになった
- チームで取り組んだプロジェクトで成功体験を積んだ
- 仕事でミスをしたけど上司に助けてもらって成長した
このように、社員インタビューには求職者が成長できることをイメージできるようにすることが大切です。
8.顔写真を載せても問題ない社員に依頼する
社員インタビューで顔写真を掲載する際は、写真を掲載しても問題ないか社員に必ず尋ねましょう。写真を撮られるのが好きではない人もいます。写真を使わずにコンテンツを作成することも可能ですが、写真がある人とない人がいると、そこに違和感を感じて、求職者は文章に集中できません。
参考になる社員インタビューの事例3選
ここからは、参考になる社員インタビューの事例を3つ紹介します。それぞれ工夫している点や特徴が異なっています。取り入れられるポイントを探しながら参考にしてみてください。
1.Sky株式会社
出典:Sky株式会社
Sky株式会社は、自社パッケージ商品の開発と販売、またソフトウェアの開発などを行なっているシステム開発会社です。業務系ビジネスシステムの開発を中心とし、幅広い分野で活躍しています。
こちらの企業では新卒採用サイトを公開しており、積極的に社員紹介を行なっています。中でも特徴的なのは、「新入社員の声」という切り口から社員を紹介していることです。新入社員でも「営業事務」「ソフトウェア開発」「インストラクター」のように、部署ごとに代表の社員を紹介しています。これにより、新卒入社を希望している応募者が知りたい情報を得られるのです。
さらに写真を複数撮影してつなぎ合わせることで、動画のような役割を果たしていることも特徴的です。個人を選択すると社員インタビューページにジャンプするのですが、冒頭では複数の写真を次々と表示することで、その人物の個性をより伝えられるように工夫されています。もし動画の撮影が難しいのであれば、こちらのサイトのように写真を駆使するという方法もあります。
2.ライフネット生命株式会社
出典:ライフネット生命株式会社
ライフネット生命株式会社は、オンラインで申し込みができる生命保険会社です。2008年に開業した会社で、「正直に経営し、わかりやすく、安くて便利な商品・サービスを提供することで、お客さま一人ひとりの生き方を応援する」という理念を掲げています。
そんなライフネット生命株式会社のコーポレートサイトには、「社員図鑑」というページが存在します。これは、「個性あふれる社員」として一部の社員を紹介しているページです。このページの特徴は、個性的なイラストを交えながら個性にフォーカスして社員を紹介していることです。
あえてイラストを用いることで、写真だけでは伝わらないその人の個性を表現することが可能です。さらに写真よりもカジュアルで親しみやすい雰囲気になるので、社風を反映することもできるでしょう。イラストなら、撮影可否でインタビュー対象者に迷いが出ることも防げるでしょう。
社員インタビューページにはチャートが掲載されています。これによりその人物の個性がわかり、「個性的な人でも活躍できる現場である」というメッセージを伝えられるのです。
3.株式会社PR TIMES
出典:株式会社PR TIMES
株式会社PR TIMESは、プレスリリース配信サービスや広報活動を支援するPR会社です。上場企業の43.52%が利用しており、プレスリリース配信代行サービスではシェアNo.1を誇っています。こちらの企業では、コーポレートサイトに採用譲歩の一環で社内インタビューを掲載しています。
このページの特徴は、社内の雰囲気が伝わるように写真を多用していることです。この企業では「みんなの居場所を作りたい」という想いのもと、カフェスペースを設置しています。カフェでお茶を淹れている様子や、メニューの写真などを掲載していることで、実際に見学しているようなリアルさが伝わってきます。
さらにこの取り組みについて、人物の背景や導入のきっかけなどを含めて詳しく解説しています。自社独自の取り組みについて掲載することで、他社との差別化ができるようになり、自社への興味も持ってもらいやすくなるでしょう。
採用サイトのインタビューのまとめ
この記事では、採用サイトの社員インタビューの作成方法について紹介していきました。社員インタビューを掲載すると、企業理解を促進できたり、入社後のミスマッチをしたりするというメリットがあります。作成する際はターゲットのしたい情報を掲載し、写真や動画を交えながら職場の雰囲気を伝えるようにしましょう。
しかし今回ご紹介した方法を取り入れても、うまく制作できない場合があるでしょう。その際は、ニュートラルワークスのご相談ください。ニュートラルワークスでは採用サイトやコーポレートサイトの構築支援、運用支援を多数行っています。無料相談を受け付けていますので、ぜひご活用ください。