ヘッドレスコマースとは?導入メリットや事例をご紹介!

ヘッドレスコマースとは?導入メリットや事例をご紹介!

EC市場が急速に拡大する中「ヘッドレスコマース」という新たなアーキテクチャが注目され始めています。ヘッドレスコマースとは、ECサイトのフロントエンドとバックエンドを分離させたシステム構造のことをいいます。

ヘッドレスコマースの導入によって、顧客体験(UX)を高める改善がしやすくなる、プラットフォームへの依存やバックエンドからの影響を考慮することなく、自由にフロント開発ができるなどのメリットがあります。

しかしながら、ヘッドレスコマースはどのような企業にも適したものとは限らず、導入へのハードルもあります。デメリットやリスクを考慮して、自社に導入の価値があるかどうか、またどのような導入方法を選択すべきかは異なります。

この記事では、ヘッドレスコマースとは何か?という基本概要から、導入のメリット・デメリット、成功事例などを徹底解説しています。ヘッドレスコマースについて理解を深めつつ、導入の検討材料にしていただければ幸いです。

ヘッドレスコマースとは?

ヘッドレスコマースとは?

ヘッドレスコマースとは、ECサイトのフロントエンドとバックエンドを分離させたサイト構成、もしくはその考え方のことを指します。

ECサイトは、ユーザーとの直接的な接点となるコンテンツを指す「フロントエンド」と、在庫、決済、配送などの管理システムであるバックエンドの2つに分かれています。両者をそれぞれ独立させる手法が、EC事業における顧客満足度の向上、課題解決を支えるために有効なシステム構造であるとして注目が集まっています。

既に導入している企業もあり、複数の成功事例も出ています。ヘッドレスコマースは、以下のような課題や悩みを抱える企業に適しています。

  • ECサイトのフロントを改善、改修したいがプラットフォームを使用していることですぐに実行できない
  • チャットコマースやボイスコマースなどの最新ユーザー体験を提供したい
  • 社内のエンジニアをフロントの開発、UI向上に専念させたい

このような課題をもつEC事業者は、ヘッドレスコマースを検討してみてください。なぜ上記のような課題が解決できるのか、さらに詳しく見てみましょう。

ECサイトの仕組み

ECサイトの仕組み

まずは、基本的なECサイトの仕組みをおさらいしておきましょう。前途したように、ECサイトの構成は、フロントエンドとバックエンドの2つから構成されています。

フロントエンド ユーザーとの直接的接点をもつページやコンテンツ
バックエンド 商品や在庫、決済、配送などEC事業運営を管理するバックオフィスシステム

フロントエンドとバックエンドの間で受発注のデータをやり取りし、ECサイト全体を回すというサイト構築が一般的です。

ただ、従来型のECサイト内部では、フロントエンドとバックエンドは一体化しています。あくまでもサイトの構成を理解するうえで、このような2つのシステムがあることを前提に考えてください。

ヘッドレスとは

ヘッドレスコマースでは、ユーザーとの接点になるコンテンツをヘッド(頭)と呼んでいます。顧客と企業を結ぶタッチポイントになる部分です。

自社のECサイトをはじめ、スマホアプリや外部モールへの出店、オウンドメディアブログなどもヘッドにあたります。近年ではチャットコマースやボイスコマースなどの次世代技術の普及も進んでおり、ヘッドのシステムは多様な選択肢、そして柔軟性が求められるようになってきました。

ヘッドレスと言うと「フロント部分がない」ように感じられるかもしれませんが、正確にははフロントエンドとバックエンドを分離し、別の仕組みとして機能させるシステムの構成を作ることになります。

顧客とのタッチポイントが多様化し、複雑になっていく現代のEC事業では、フロントとバックを一体化させずあえて独立させた方が、システムへの対応、デザイン性、サービスの拡張などあらゆる面においてメリットが高いと考えられるようになってきています。

さらに、フロントエンドとバックエンドを独立させることで、それぞれのエンジニアが開発に専念できる「効率的な体制づくり」も可能になるのです。

そのため、フロント部分になるテーマやCSSなどをもたず、バックシステムの管理機能だけを備えたヘッドレスコマースシステムは、これからのEコマースの新たなソリューションになるといわれています。

ヘッドレスコマースの仕組み

ヘッドレスコマースは、フロントエンドとバックエンドをAPIを使って連携させ、自動でデータの送受信を行う仕組みです。

APIとは、アプリやソフトウエアの開発者が内容の一部を公開することで、その機能を第三者に共有できる仕組みのことをいいます。アプリやソフトウエアと他のプログラムをつなぐ役割を果たしており、それぞれの機能を拡張させ、より便利なWEB体験ができるようになってきています。

現代のEC事業では、フロント部分でさまざまなサイトやアプリケーションを使い、顧客との接点を増やすことが求められます。雑多なフロント部分からの情報を、APIでバックエンドシステムに送信することによって、マルチチャネルからの受発注をすべて一括管理できるようになるのです。

APIでの連携によって、バックエンドに影響を与えることなく、フロントを柔軟に開発できるのがヘッドレスコマースの大きな特長といえます。

従来型ECとヘッドレスコマースの違い

従来型ECとヘッドレスコマースの違い

ヘッドレスコマースと従来型ECでは、何がどのように違うのでしょうか。両者の違いを比較することによって、ヘッドレスコマースのメリットがさらにはっきりと見えてくるでしょう。

まずは、従来のECサイト構成の特徴を確認してみます。従来型、通常型のECは、モノリシックコマースといいます。モノリシックとは「一枚岩」という意味をもちます。

モノリシックコマースは、フロントエンドとバックエンドが一体化した一枚岩のようなプラットフォームが主流です。専門知識がなくても簡単にECサイトを構築できるため企業、個人問わず広く使われるようになりました。

従来のECプラットフォームでは、フロントエンドのシステムやデザインの変更、拡張をすると、バックエンドにも影響を与えざるを得ませんでした。逆に、フロントエンドのシステム開発をするには、バックエンド側の影響を考慮しなければなりません。「時代やブームの変化など、市場の動きに合わせて臨機応変で自由なフロント開発をするのが難しい」という問題があったのです。

一方、ヘッドレスコマースはフロントエンドとバックエンドのシステムがそれぞれ独立しています。システムを改修するコストや時間といった制限をなくし、より多くのタッチポイントを一つのバックエンドに繋げられます。もちろん、バックエンドの改修をしたときも、フロントエンドに影響が与えられることはありません。

この構造は企業にとっても大きなメリットです。しかし何より、顧客が商品を「欲しい」と思ったときにすぐ購入できるシステムの基盤を作れるため、UI/UXを向上させ、CVRの上昇も見込めるというわけなのです。

ヘッドレスコマースのメリット

ヘッドレスコマースのメリット

ヘッドレスコマース導入のメリットを、さらに深く追求していきましょう。ヘッドレスコマースでは、コンテンツの表示と管理が切り離されています。この分離構造は、企業や運営者、顧客の両方にとって複数のメリットをもたらします。

効率的な開発が可能

ヘッドレスコマースでは、エンジニアの作業効率がアップするというメリットがあります。従来のECプラットフォームでは、フロントエンドの作業状況がバックエンドの作業に影響することがデベロッパーの課題となっていました。同時に作業できないため、一方の作業が終わるまでの待機時間が生まれてしまったのです。

しかし、ヘッドレスでフロントエンドとバックエンドが分かれていれば、それぞれが同時に作業を進められます。開発やテストなど、さまざまな業務に追われるエンジニアの作業効率を高め、タイムロスを防ぐことが可能です。

また、顧客と直接的な接点をもつフロントエンドの作業はスピーディーな対応が求められます。バックエンド側の作業を待っている間に、UIにつながるフロントエンドの作業を待機せざるを得ないという従来のECプラットフォームの課題点がクリアできるため、顧客側へのメリットにもなります。

また、フロントエンドの見せ方をいつでも自由に変更・拡張することも可能になるので、コンテンツの配信がスムーズです。スピーディーで選択肢の多いコンテンツは顧客にとっても便利で魅力的に感じられるため、効率的な開発は企業と顧客の双方にとってのメリットとなります。

カスタマー中心の購買体験を構築することが可能

ヘッドレスコマースでは、現代の多様な顧客ニーズや、急速に変化する市場トレンドに対し、素早く柔軟な対応ができるようになります。

従来のECプラットフォームでは、UI/UX改善のためのフロントエンド開発したい場合、まずバックエンドが対応しているかどうかを考慮する必要がありました。

しかし、両者が分離したヘッドレスコマースでは、新しいマーケティング施策やキャンペーンの実施などに必要なツールは、バックエンドのことを気にせず自由に実装できるのです。

さらに、デベロッパー側にはこれまで、PHPやJavaScriptなどの異なるプログラミング言語で書かれたコードを統合するのが難しいという課題もありました。

この問題もヘッドレスなら、APIとの連携によって簡単にシステムを統合できるようになります。既存のプログラミング言語で、カスタマー中心の購買体験を実現するサイト構築ができるのです。

消費者とのタッチポイントを増やせる

ヘッドレスコマースでは、バックエンドに送られる顧客情報を分析し、そのデータをもとにあらゆるチャネルへ商品情報を届けることが可能です。

顧客はECサイトと実店舗を上手に使い分け、情報収集にはSNSを活用するなどしており、企業との接点や購入経路は多岐に渡ります。さまざまなチャネルをつなぎ合わせ、スムーズで一貫性のある購買体験を提供をするには、ヘッドレスコマースが非常に適しているのです。

ヘッドレスコマースは、オムニチャネルやOMOとの相性がよいという特徴があります。

オムニチャネルは、購入経路を意識させない販売促進戦略を言い表す用語。店舗やECサイト、SNS、ブログなど多様なチャネルを活用して顧客との接点を増やすことで、あらゆるすべての経路、集客媒体からアプローチする試みのことを指します。

一方OMOとは、オンラインとオフラインが融合した社会を意味します。顧客の購買行動をオフライン・オンラインの両方から収集し、あらゆるデータを取得することで新しいマーケティング施策を打ち出すのに必要な概念です。

バックエンドに依存せずフロントシステムを拡大できるヘッドレスコマースなら、消費者とのタッチポイントを自由に増やし、購買行動の分析データも多様な視点から収集できるようになります。

ヘッドレスコマースのデメリット

ヘッドレスコマースのデメリット

ヘッドレスコマースを導入するメリットは数多く挙げられますが、デメリットがないわけではありません。デメリットとなり得るのは、フロントエンドとバックエンドの両方のシステム開発を独自に行う必要がある点です。

開発工数の増加

ヘッドレスコマースでは、フロントエンドとバックエンドの両方の開発に対し、専門性の高い技術が必要です。また、APIとの連携に対応するための開発工数も増加します。

もし既に、従来のモノリシックコマースでECサイト構築をしている場合、これをヘッドレスコマースへ再構築し直すのにはかなりの工数が必要になるのは必然ともいえるでしょう。

現在のシステムで特別大きな問題点がない場合、ヘッドレスコマースを導入する必要がない、あるいは権限をもつ責任者の承認を得られない可能性なども否定できません。理想的ではあるけれど、現状として再構築は難しいという状況も大いにあり得るのではないでしょうか。

幅広い技術知見が必要

従来のECプラットフォームが急速に普及したのは、システムの構成がとてもシンプルで、初心者や技術的知見のない担当者でも比較的簡単に扱えたという点にあります。そのため、幅広い技術知見が求められるヘッドレスコマースに対応できる人材を配置する、あるいは社外へアウトソースするといった手間も必要になります。

また、システム開発の知見だけでなく、WEBマーケティングへの知見や独自のノウハウも必要です。そもそもヘッドレスコマースの利点は、UI/UXを向上させるための改善を、バックエンドやプラットフォームに依存しないで行える点にあります。

つまり、幅広いWEBマーケティング知識や経験値などを備えた人材や外部パートナーが必要不可欠なのです。幅広い技術知見がない場合、ヘッドレスコマースを採用する意味がなくなってしまうそれもあることを念頭に置いておきましょう。

費用的な投資が必要

ヘッドレスコマースのシステム開発には、工数や技術だけでなく費用投資も必要です。既存のシステムをヘッドレスコマースシステムに再構築する場合、一からヘッドレスでシステム構築する場合、どちらに対しても費用投資が必要です。

費用に関してはEC担当者の一存では決定できず、決裁権をもつ責任者の承諾を得る必要があり、予算が大きな課題になることもあるでしょう。

工数や技術をカバーする人材、そして費用が複合的に絡むため、導入自体が困難になるケースがあるといえます。費用対効果が下がるおそれも否定できないため、導入は慎重に進めましょう。

ヘッドレスコマース事例

ヘッドレスコマース事例

ここで、ヘッドレス・コマースアーキテクチャーを導入している参考事例をいくつか紹介します。今回紹介するのは、D2Cビジネスを展開する企業に最適なShopifyや、大手モール型ECのAmazonを使ったヘッドレスコマースの成功事例を見ていきます。これらが提供するAPIと連携することで、オムニチャネル対応できるヘッドレスコマースが実現できます。

Shopify

Shopifyは、世界シェアNo.1のECプラットフォームとして広く知られています。Eコマースの機能を提供するSaaS型のプラットフォームです。Shopifyは、とくにEC事業の要となるバックエンドのデータ管理に長けています。

Shopifyの優秀なデータ管理機能をAPIで連携し、フロントエンドを自由に操作できるヘッドレスコマースはとくに注目されています。

ただし技術的なリソースがない場合、Shopifyを使ったヘッドレスコマースを内製で構築、運用するのは難しいでしょう。技術的知見や仕様、そして費用の面から鑑みても、ヘッドレスコマース開発に精通している外部パートナーに依頼し開発を進めると都合がよいでしょう。

コアラマットレス

コアラマットレスは、2015年に創業したオーストラリアの寝具メーカーです。ECベンチャーとして目覚ましい成長を遂げたことで大きく注目されています。創業からわずか1年で13億円の売上を記録。その後2年後には33億円と順調に成果を出し、日本にも上陸している企業です。

コアラマットレスでは、ShopifyPlusとContentfulを利用したECサイト構築をしています。Contentfulは、ヘッドレスコマースに適したAPIベースのCMSです。

この組み合わせによって従来型のオンラインショップの構造から脱却し、PWAを用いた効率的な開発ができるようになりました。開発スピードは格段に上がり、魅力的なコンテンツを素早く配信しています。

コンテンツをコードから切り離したシステムによって、ライターはコンテンツ制作に、エンジニアはコードにと、各々の専門的作業に集中できる体制が整いました。

また、コアラマットレスのWEBサイトではヘルプページのUIが高く評価されています。顧客がどのデバイスからアクセスしても、セグメントごとにカスタマイズされたヘルプを参照できるようにしました。

ユーザーが製品に関して知りたい情報、疑問を解決できるまでの時間を大幅に短縮できるようにしたのです。コアラマットレスの技術責任者であるRichard Bremner(リチャード・ブレムナー)は、ヘッドレスコマースでなければこのよう改善は難しいと話しています。

Victoria Beckham Beauty

Victoria Beckham Beautyは2019年に立ち上がったコスメブランドで、現在オンライン通販のみで業績を上げています。数ヶ月間で売上が2桁成長し、顧客の4分の3はリピーターです。この成長にはヘッドレスコマースによるWEBサイトの改善が大きく影響しています。

Victoria Beckham Beautyも、コアラマットレス同様にShopifyPlusとContentfulを連携させ、ヘッドレスコマースのシステム構造を実現。これにより大量のトラフィックや高解像度の画像表示、ダウンタイムなしの動画コンテンツの提供などができるようになりました。

UX向上には、ページの表示速度が大きなカギになることは多くのWEB担当者がご存じでしょう。Victoria Beckham Beautyはヘッドレスコマースによってフロントエンドの改善を迅速に行い、表示速度を高速化させることでユーザビリティ向上に成功したのです。

ShopifyPlusを使ったヘッドレスコマースでは、Contentfulとの連携を選択している企業が多い印象があります。

Chillys

Chillysはイギリスのボトルブランドです。デザイン性の高いスタイリッシュな見た目と、優れた機能性のボトルを開発、提供する企業。こちらはShopifyPlusにDatoCMSを連携させたヘッドレスコマースを採用しています。

DatoCMSも、APIベースのベッドレスCMSです。ShopifyPlusでバックエンドのカート機能を強化し、DatoCMSではコンテンツの魅せ方やUIを最大限に高めることができます。その他にも、ヘッドレスコマースの導入によってSEO強化やサイトの展開速度も改善できました。

Chillysはヘッドレスコマース導入後、エンタープライズのEコマースビジネスに参入し、売上を166%まで伸ばしています。モバイルの収益は302%、コンバージョン率は134%という数字も、ヘッドレスコマースの成功を裏付けているでしょう。

Amazon

世界屈指の大手ECサイトであるAmazonも、ヘッドレスコマースの考え方を採用しています。ヘッドレスコマースでは顧客とのタッチポイントを増やし、そこから得たさまざまな要望、改善点をいち早く反映させることが可能です。Amazonはその対応の早さにより他のECサイトとの差別化を図り、他にはない購買体験を提供できているのです。

Amazonでは、Amazon Elastic Container Service (Amazon ECS)という完全マネージド型コンテナオーケストレーションサービスを提供しています。Amazon ECSのサービスによって、エンジニアは他の作業者に影響を与えることなく自由にマイクロサービスの改善やテストを行えるようになりました。

またAmazon DynamoDBでは、サーバー管理不要でエンタープライズにも対応、スケールに応じたパフォーマンスを発揮するデータベースを備えています。

実際にNike、ZALORA、snapchatといった複数の企業がAmazonヘッドレスコマースで成功していることからも、EC事業を有力に支援してくれるSaaSであることがわかります。

Nike

Nikeは、世界的なスポーツブランドとして広く周知されているアメリカの企業です。Nikeの2021年四半期のオンライン売上高は、前年度の同期と比較して82%も増加しています。

着実にオンラインでの売上を伸ばしているNikeのシステムには、Amazonヘッドレスコマースが提供するAmazon DynamoDBのサービスが深く影響しています。Amazon DynamoDBに移行することで、データベースの簡素化が図れるようになったのです。

売上の大幅成長には、ブランドのスマートフォンアプリを販売の基盤とし、1日に複数のコンテンツ配信や新機能の追加など可能にしたことが功を奏しています。これはAmazonのWEBサービスを利用したサーバー配置によって実現したシステムなのです。

ヘッドレスコマースのまとめ

ヘッドレスコマースのまとめ

ヘッドレスコマースの基本的な知識をお伝えしました。ヘッドレスコマースは、UIの素早い改善やバックエンドに依存しない自由な開発を実現するECシステムの構造です。より効率のよいサイト開発ができるうえ、カスタマー中心の購買体験を実現できることによって、事業全体の売上が向上する可能性も見込めます。

ただし、ヘッドレスコマースのサイト構築には技術的な工数や費用がかかること、また高度な開発技術やWEBマーケティングへの深い知見も必要です。先進的ではありますが、必ずしも費用対効果の高い運用につながるとは言い切れません。

しかし、ある程度確立されたインフラを持ち、当記事で解説したような課題を抱えている企業の場合、ヘッドレスコマースを導入するメリットは十分にあるといえます。

導入は、技術や仕様、費用などのあらゆる面をしっかり理解した上で進める必要があるため、WEBマーケティングやシステム開発に精通した専門業者への依頼も視野に入れてみてください。

ニュートラルワークスでは、ヘッドレスコマース導入に際してのアドバイスはもちろんのこと、デザインやサイト構築、運用までトータルでご支援、提案いたしております。当WEBサイトもヘッドレスCMSによって構築しており、多くの訪問者様にご好評いただいています。

ヘッドレスコマースに関するご相談は無料で行っておりますので、お悩みの方はニュートラルワークスまでお気軽にご相談ください。

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監修者紹介

三木 五月

代表取締役社長

神奈川県の湘南でデジタルマーケティングの会社を経営しています。湘南をシリコンバレーのようにしたく、社員一丸で突っ走っています! 座右の銘は「好きこそものの上手なれ」。成熟した文化、自然豊かな湘南で一緒に働いてくれる仲間を絶賛募集中です。詳しくは採用ページをご覧ください。

■経歴
1983年 5月7日生まれ
2002年 インド、カンボジア、ヨーロッパへ海外放浪
2005年 アメリカカリフォルニア州へ留学
2010年 株式会社エイ出版社入社
2011年 株式会社文藝春秋入社 Sports Graphic Number担当
2016年 株式会社ニュートラルワークス設立

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