この記事のポイント
この記事でおさえておきたいポイントは以下です。
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Yahoo!リスティング広告のターゲット層
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Yahoo!広告は特に高齢者や専業主婦をターゲットにした商材に適しています。Yahoo!のユーザー層は60代以上が多く、女性では40代以上の利用率が高いです。このため、PRする商材に応じたターゲット戦略を立てることが効果的です。
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Google広告との掲載順位の違い
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Yahoo!広告とGoogle広告では、広告の掲載順位が異なります。広告の品質に基づく順位付けが行われ、Yahoo!でのSEO効果が弱い場合、リスティング広告を併用すると効果的です。
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Yahoo!広告の審査の特徴
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Yahoo!広告の審査は厳しく、特定の医薬品やアダルトコンテンツなどに厳しい規制があります。審査には最大3営業日かかるため、早めの申請が必要です。
リスティング広告の主な出稿先は、GoogleとYahoo!の大手2社です。Google検索は、検索エンジン自体のシェア割合の多さや世界中で利用されていることから、リスティング広告においても優勢なようにみえます。Google検索エンジンのシェア割合は全体の75%、Yahoo!は20%前後といわれており、Yahoo!はGoogle広告に大きく差があるのも実態です。
検索エンジンのシェア率自体に大きく差があるため、リスティング広告の効果もYahoo!よりGoogleの方が期待できるように感じるかもしれません。しかし両社は、それぞれで特徴が異なっているにすぎないため、販売したい商材やPRしたいターゲット層によってはYahoo!広告で成果を伸ばすことが可能です。
この記事では、Yahoo!リスティング広告の特徴とおすすめする活用シーンを詳しく解説します。
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目次
Yahoo!広告とは?Googleとどう違う?
Yahoo!広告は、日本の企業であるYahoo!JAPANへ広告を掲載できるシステムです。Google広告と同じように、検索連動型広告とディスプレイ広告の2種類があります。
ここでは、Yahoo!広告とGoogle広告の違いを細かくチェックしてみましょう。
Yahoo広告の特徴については、下記のブログもご参考ください。
Yahoo!広告の特徴、Google広告との違いは?基本的な部分から解説
Web広告の出稿先を探すとYahoo!広告とGoogle広告が必ず候補にあがります。Google広告の方が配信先が多いイメージがありますが、Yahoo!広告に広告出稿するメリットはあるのでしょうか?基本的なところから解説します。
ターゲットが違う
Yahoo!広告とGoogle広告では、ターゲットの層に違いがあります。
Googleは男女ともに若年層を中心に利用されていますが、Yahoo!は中高年~高齢者の利用率が高いです。Yahoo!検索の利用者層でもっとも多いのは、60代の男性となっています。女性でも、40代以上はGoogleよりYahoo!を利用している人の割合が高いです。
また、専業主婦層はYahoo!の利用率が高くなっているのも特徴といえます。女性や専業主婦層はYahoo!ニュースの閲覧、Yahoo!ショッピングの利用が多いためです。
そして、Yahoo!とGoogleでは利用されているデバイスにも違いがあります。Yahoo!はPCからの利用が多く、Googleはスマートフォンからの利用率が高い傾向にあります。こうしたユーザーの使用背景から、自社の商材をPRしたい年代や職業などによって出稿先を変えるのも有効です。
検索画面での順位が違う
Yahoo!広告とGoogle広告では、検索画面の広告掲載順位が異なります。同じ内容の広告を出稿しても、Yahoo!とGoogleでは掲載順位が変わるのです。
Yahoo!広告の掲載順位も、Google広告同様に「広告の品質」を基準にランク付けされます。企業の大小や認知度などではなく、純粋に広告の品質だけを基準に順位が決まるため、Yahoo!でのSEO効果が芳しくない場合には、Yahoo!のリスティング広告を併用するのもおすすめです。
審査の厳しさと期間が違う
Yahoo!広告は、審査が厳しい点も特徴です。なかでも、アダルトコンテンツやネットワークサービスなどは要注意です。日本で認められていない医薬品や、医療機器などに関する広告への制限も厳しくなっています。
ただし、出稿の審査や制限が厳しい分、ユーザーへの信頼性が高まるともいえるでしょう。怪しげな広告の中に自社の広告が並ぶ心配がないので、企業や商材の印象を下げる心配が少なくなります。
Yahoo!広告の審査は、3営業日以内に結果がわかります。Google広告は1営業日以内と比較的短いため、Yahoo!広告を利用する場合は、余裕をもって早めに審査にかけておくのが重要です。
Yahoo!広告の詳細な審査基準については、Yahoo!広告公式のヘルプをご参照ください。
Yahoo!広告ヘルプ
Yahoo広告をおすすめするシーン
実際にYahoo!での出稿が向いているのはどのようなシーンなのか、具体例を上げてみます。ここでもGoogle広告と比較したり、PRしたい商材の特徴やコンセプトと照らし合わせたりしながら確認してみましょう。
高齢者・専業主婦向けの商材
「Yahoo!広告とは?Googleとどう違う?」の項目でもお伝えしたように、Yahoo!検索は、60代以上の高齢者や専業主婦の利用率が高いことがわかっています。つまり、高齢者や専業主婦をメインターゲットとした商材は、Yahoo!のリスティング広告が効果的なのです。
たとえば、専業主婦層には「ママ市場」が含まれています。20~40代の子育て中の女性は、幅広いジャンルで積極的な購買行動がみられます。
- 子ども向け通信教育・教材
- 住宅、不動産
- ファッション、雑貨
- 化粧品
- 家事代行、宅配食材 など
近年では専業主婦は一時的なライフステージの通過点であり、多くの女性が働きに出るケースが多くなっています。求人情報や資格取得講座などの業種も、Yahoo!リスティング広告に適しているでしょう。
また、高齢者向けの業種もYahoo!のリスティング広告に適しています。
- 介護
- 医療
- 資産運用
- 終活関連事業 など
もっともYahoo!検索を利用しているのは60代以降の男性ですが、40代以降の中高年は男女ともにYahoo!の利用率が高いため、旅行関係やリフォーム業などもニーズがあるでしょう。
検討期間が長い商材
Yahoo!の利用者層は、PCからのアクセスが多いことがわかっています。検討期間の長い商材は、入力項目や申込に必要なステップが多く、PCの方が腰を据えて検討できます。下記は検討期間の多い商材の代表的な例です。
- 保険やクレジットカード
- 航空券や旅行ツアー
- 不動産や住宅販売 など
上記のような、価格が比較的高額で時間をかけて検討する商材の場合はYahoo!広告が適しています。
Googleでのクリック単価が高い場合
Google広告は利用者が多いことから、狙いたいキーワードの競争率が激しくクリック単価も高くなることがあります。指定したいキーワードのクリック単価が、Google広告で高い金額だった場合にYahoo!広告を利用するのもよいでしょう。
Yahoo!広告の掲載順位はGoogleと同じようにキーワードごとの入札システムですが、入札価格はそれぞれ異なります。Googleでは高額すぎて手が出しにくいキーワードも、Yahoo!では許容できる価格になっていることもあります。まずは両方で入札価格を調査してみてください。
Yahoo広告の始め方をステップ別に解説
ここからは、実際にYahoo!広告を始めるときの手順を解説します。事前に本人確認書類や商業・法人登記事項証明書など公的書類を画像添付で提出する場合もあります。事業規模ごとに必要なものをチェックしておきましょう。
STEP1:Yahoo!JAPAN ビジネスアカウントを取得
Yahoo!でリスティング広告を始めるには、まずYahoo! JapanのビジネスIDを取得します。Yahoo!広告の申込フォームに、必要事項を記載しましょう。
- 会社名
- 業種
- 住所
- 管理者名
- メールアドレス
- 運用するサイトURL
企業情報や管理者の情報を記載し、送信ボタンをクリックするとと認証が行われます。SMS認証と音声ガイダンスによる認証から選択し、本人確認を済ませましょう。パスワードを再設定したら、Yahoo!ビジネスIDの取得は完了です。
このとき設定したパスワードは、管理画面へのログイン時に毎回必要になる大事なものですのでしっかり保管しておきましょう。
STEP2:広告管理ツールに必要事項を入力
ビジネスIDが取得できたら、管理画面に入ってみましょう。広告管理ツールに先ほど取得したアカウント情報を入力してログインします。
広告管理ツールではまず、口座情報やクレジットカードなどの支払に関する項目を入力してください。支払情報の登録は、Yahoo!広告の管理者として権限をもつ代表者のみが設定できます。
広告費用の支払は、銀行振込とクレジットカードの2通りから選択可能です。ただし銀行振り込みの場合、入金した金額が反映されるまでに3営業日程度の時間を要します。スムーズに出稿を開始するには、クレジットカードでの支払が便利です。
支払方法は、自動入金と手動入金の2通りから選べます。自動入金は、アカウントの残高が減ったら自動で入金されるか、月始めに指定した金額を毎月自動入金してくれる「月低額一括入金」から選択可能です。手動入金は、自社の都合がよいタイミングで手続きをする支払方法になります。
STEP3:キャンペーンを作る
続いてキャンペーンの設定を行いましょう。キャンペーンとは、広告をターゲットや予算毎の区分けです。
キャンペーンの設定では以下の項目を設定できます。
- 予算
- ターゲティング設定
- スケジュール設定
- 自動・手動入札
- 広告表示・非表示
- 除外したいキーワード
細かい部分まで設定できますが、登録時は広告文やキーワード、予算などをテスト入力として設定しておけばOKです。実際の配信にはしっかりと計画した上での設定が必要になります。後ほどじっくり戦略を練っていきましょう。
STEP4:審査後、配信開始
Yahoo!のリスティング広告審査は、3営業日ほど日数がかかります。審査に通れば、広告の配信が開始されます。
審査では、登録したキーワードや広告文、ウェブサイトがYahoo!広告のガイドラインに沿ったものであるかをチェックしています。審査前にはあらかじめYahoo!の広告掲載ガイドラインを確認しておきましょう。ガイドライン|Yahoo!広告ヘルプ
初期設定サービスもある
Yahoo!広告には、リスティング広告の初期設定を代行してくれる「初期設定サービス」もあります。初期設定サービスでは、ここで紹介したSTEP2とSTEP3の作業代行が可能です。
- 広告文の作成
- キーワード選定
- 入札単価設定
- 広告管理ツールの詳細設定
社内での設定に自信がない場合や、作業工数を減らしたい場合に便利ですので必要に応じて活用してください。
Yahoo広告の文字数・規程
Yahoo広告には、広告文の文字数制限や使用できない記号などの広告ルールがあります。広告を出稿する前に一度確認し、ルールや規則をチェックしながら進めていきましょう。
Yahoo広告での文字数
タイトル | 説明文 |
全角15文字(半角30文字) | 全角45文字 |
3つ | 2つ |
Yahoo広告では、リスティング広告の広告文は、タイトルは全角15文字(半角30文字)まで、説明文は全角45文字(半角90文字)まで入ります。
タイトルは3つまで設定できます。すべて表示されるとは限りませんが、入力しておいて損はありません。説明文は2つ設定できます。
タイトルや説明文の文字数を制限いっぱいまで、なるべくフルに活用することで広告の表示スペースが広く、大きくなります。顧客への訴求力も高くなるので、広告文は丁寧に作成するようにしましょう。
Yahoo広告で使用可能な記号
リスティング広告は、出稿先ごとに使用できる記号の種類が異なります。Yahoo広告で使用できる記号をチェックしておきましょう。
Yahoo広告では、一般的に使用頻度の高い記号は、全角・半角共に多数使用できます。
ここでは、使用できない記号を一部抜粋します。
- →
- ♪
- _
- ®
- # など
Yahooの広告掲載ガイドラインでは、複数の記号を過剰に使用することや、意味のない記号の羅列などは禁止されています。句読点を繰り返したり、箇条書きでの表記などもできません。使用できる記号と共に、記号の使用方法も確認してから広告文の設定を行いましょう。
【最新版】リスティング広告の文字数まとめ!ルールや作成ポイントも解説 リスティング広告の広告文作成時に注意すべき文字数制限や、効果的な広告文を作成するためのポイントを解説した記事です。最新の文字数規定や、ユーザーに伝わる広告文の作成方法を詳しく紹介しています。まとめ
Yahoo!のリスティング広告は、ターゲットや商材の特徴によって利用価値が高まります。必ずしもシェア率の高いGoogle広告だけが効果的なわけではない、ということが理解できたと思います。活用シーンごとにYahoo!とGoogleのリスティング広告を併用したり、使い分けしたりして相乗効果を高めていきましょう。
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