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最終更新日: 2022.11.10

ドメイン分散とは?被リンク獲得におけるSEO効果を解説

ドメイン分散とは?被リンク獲得におけるSEO効果を解説

SEO対策について調べるなかで、ドメイン分散という言葉を見聞きした経験があるかもしれません。しかしドメイン分散は仕組みがやや複雑であるため、なかなか意味が理解しにくいとお悩みの人も多いのではないでしょうか。

ドメイン分散はSEO対策で効果的な方法のひとつで、被リンクの獲得に関連する概念です。検索エンジンは同じドメインからの被リンクよりも、分散したドメイン(異なるドメイン)からの被リンクを高く評価するという傾向を持ちます。

効率的なSEO対策や被リンクに対する理解を深めるためには、ドメイン分散についても押さえることが大切です。本記事ではドメイン分散について、概要や似た用語との違いなどを詳しく解説します。

ドメイン分散とは

ドメイン分散とは

ドメイン分散とは異なるドメインのサイトから被リンクを獲得している状態を意味する言葉です。同じドメインのサイトから複数の被リンクを受けている状態よりも、ドメイン分散がされている状態のほうが、検索エンジンからの評価が高くなるといわれています。

ドメイン分散とSEOの関係を正しく理解するためには、ドメインに関する知識も必要です。本章ではドメインおよびドメイン分散の意味と、ドメイン分散をする理由を解説します。

ドメインとは

ドメインとはインターネット上の住所を文字で表した部分です。WebページのURLやメールアドレスなどには必ず含まれています。

本記事が掲載されているQUERYY(クエリー)は、株式会社ニュートラルワークスの公式サイト内に存在します。株式会社ニュートラルワークスおよびQUERYYのトップページのURLはそれぞれ以下のとおりです。

サイト名 URL
ニュートラルワークス
トップページ
https://n-works.link/
QUERYY(当サイト) https://n-works.link/blog
ニュートラルワークス
事業内容
https://n-works.link/services

いずれのページはすべて「n-works.link」という部分を持ちます。この部分は、ニュートラルワークス公式サイトのドメイン名となる箇所です。

ドメインはインターネット上の住所であり、WebサイトやWebページなどはドメインの上に建てられる家のようなイメージとなります。
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ドメイン分散とは

ドメイン分散は異なるドメインのサイトから被リンクを獲得している状態を意味する言葉です。複数の異なるドメインから被リンクを獲得するために行う施策をドメイン分散と呼ぶケースもあります。

前の項で例に挙げたように、「https://n-works.link/blog(QUERYY)」と「https://n-works.link/services(ニュートラルワークス事業内容)」は同じドメイン名のページです。この2つのページから被リンクを受けた状態は、両者のドメインは同じであるため、ドメイン分散ではありません。

単に複数のページから被リンクを獲得しているだけでなく、異なるドメインの複数ページから被リンクを得ている状態がドメイン分散となります。

ドメイン分散をする理由

外部サイトからの被リンク獲得はSEO効果を高める効果が期待できる方法です。そのうえで、より効果的なSEO対策を進めることを目的にドメイン分散が実施されます。

ドメイン分散をする理由として、以下の2つが挙げられます。

  • SEO効果が高い
  • リンク元ドメイン数も見られている

理由についてそれぞれ詳しく解説します。

SEO効果が高い

ドメイン分散を行う理由のひとつが、異なるドメインから多く被リンクを獲得している状態はSEO効果が高いからです。

検索エンジンは外部サイトから多くの被リンクを得ているサイトを、他者から高く評価されている・信頼されていると判断します。他者から評価されているサイトと認識してもらえれば、検索エンジンからの評価も高くなります。したがって外部からの被リンクは、検索エンジンからの評価を高める効果も期待できます。

ドメイン分散の状態は「異なるサイト(分散された運営者)から評価され、被リンクを得ているのだろう」という判断につながります。すなわち同一のドメインから複数の被リンクを得ている状態よりも、より多くの他者から評価されていると認識される可能性が高くなります。

このようにドメイン分散には高いSEO効果があるため、SEO対策を目的として多く実施されています。
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リンク元ドメイン数も見られている

もうひとつの理由は、検索エンジンからリンク元ドメイン数も見られている点です。単純な被リンクの数だけでなく、リンク元ドメインの数も、検索エンジンによる評価の基準になっていると考えられます。

同一ドメインの場合はサイト自体も運営元や担当者が同じケースが多いです。したがって同一ドメイン内から自社サイトへのリンクが多く設定されている場合、「被リンク数自体は多いが評価自体はひとりだけ」というケースもあります。しかしこれは、多くの他者から評価されているとは明言できません。

もちろん同一ドメイン=運営者や担当者が同じとは限らず、被リンクの数そのものも評価基準として用いられています。しかし前述した理由から、単純な被リンク数だけでなく、リンク元ドメインの数も重要な意味を持ちます。

特定のドメインからの被リンクが集中している場合、SEO効果をより高めるため、ドメイン分析の検討・実施をおすすめします。

IP分散とドメイン分散の違い

IP分散とドメイン分散の違い

ドメイン分散と似た用語としてIP分散というものがあります。IP分散は文字通り、IPが分散している=異なる複数のIPから被リンクを獲得している状態です。

IP分散とドメイン分散は、似ているようで厳密には異なる意味を持ちます。本章では、IP分散とドメイン分散の違いを把握するために必要な情報を解説します。

IPとは

IP分散のIPとはサーバーやインターネット端末ごとに設定されているインターネット上の住所のようなもので、正式名称はIPアドレスです。「XXX.XXX.XXX.XXX」のように数字で表記されます。

IPアドレスにはIPが常に同じである固定IPアドレスと、接続する度など何らかの理由で変わる動的IPアドレスが存在します。動的IPアドレスは一般家庭で多く導入されている仕組みです。

ホームページのデータを保持するサーバーには、一般的に固定IPが導入されています。仮にサーバーが動的IPアドレスの場合、定期的にIPアドレスが変わる=ホームページの住所もコロコロ変わってしまうため、外部からのアクセスが非常に不便になります。したがってホームページのデータを保持するサーバーには、固定IPアドレスが導入されています。

ドメインはインターネット上の住所を文字で表した部分と紹介しましたが、ドメインはホームページのデータを保持するコンピュータに割り当てられたIPを、人間にわかりやすいよう文字列に置き換えたものといえます。

ただし多くのレンタルサーバーでは、ひとつのIPアドレスで複数のドメイン名の取得が可能です。そのためドメイン名が異なる場合でも、IPは同じというケースが起こり得ます

IP分散とは

IP分散は異なるIPアドレスの外部サイトから被リンクを獲得している状態、およびその状態を目指して行う施策です。ドメイン分散で紹介した内容のドメイン部分をIPに置き換えたものというイメージになります。

ドメイン分散との大きな違いは、リンク元Webサイトのドメインだけでなく、Webサイトの情報が格納されたサーバーも異なる点です。「IPとは」で触れたように、ひとつのIPアドレスで複数のドメインを保有できるレンタルサーバーは多く存在します。

サーバー側で必要な設定が複雑にはなりますが、IPアドレスが同じでも異なるドメインのサイトを複数保有することは不可能ではありません。すなわちIP分散とドメイン分散はイコールではないのです。

IP分散は、情報が格納されたサーバーが異なる複数のサイトから被リンクを獲得している状態といえます。

IP分散をする理由

IP分散をする理由は、ドメイン分散をする理由とほぼ同じといえます。すなわちIP分散がされているほうが高いSEO評価が期待できるうえ、リンク元IP数も検索エンジンの評価基準になると考えられるためです。

IPアドレスはサーバーや端末ごとに設定されていますが、Webサイトの情報は特定のサーバーに格納されています。すなわち異なるIPアドレスのサイトは、運営者・運営元も異なる可能性が高いです。

獲得している被リンクがIP分散となっている状態の場合、検索エンジンは複数人から被リンクという形で評価されていると判断します。ドメイン分散の章でも紹介したように、複数人から被リンクを受けている可能性が高いWebサイトほど、多くの他者から評価されていると認識してもらえます

ドメイン分散とIP分散はどちらも同じような理由で実施しますが、IP分散のほうがより深堀した内容といえます。

SEO的に効果があるのはどちらか

結論から申し上げると、ドメイン分散とIP分散、SEO的にはどちらかが効果的とは一概には決めらません。同一ドメインからの被リンクでも効果が期待できるケースもあれば、ドメイン分散・IP分散が理想的なケースもあります。

検索エンジンからの評価は、被リンクの数やリンク元だけで決まるものではありません。Webサイト内で実施されているほかのSEO対策や競合サイトの状況など他の要素も影響を与えており、それぞれが相互作用もしています

対策キーワードの競争率が低ければ、内部施策のみで十分なSEO効果を得られるため、被リンク関係の施策は必要ないかもしれません。一方で競争が激しいキーワードの場合はドメイン分散、より競争力を強めるためにはIP分散が必要になる可能性が考えらえます。

すなわちWebサイトの置かれている状況や各要素によって、SEO対策に必要な施策は異なります。

IP分散は複数の他者から評価されていることの証明になるため、IP分散を実施できればよりリスクヘッジになるのは事実です。しかしIP分散は難易度が高いうえ、必ずしもSEO対策としてIP分散が必要とは限りません。自社サイトの現状や必要性などを考慮したうえで、ドメイン分散とIP分散のどちらを行うか決定する必要があります。

SEO対策は被リンクやドメイン分散だけでできるものではない

SEO対策は被リンクやドメイン分散だけでできるものではない

これまで紹介してきたように、SEO対策のひとつである被リンクの獲得は、ドメイン分散によってさらに高い効果が期待できます。そのためドメイン分散をSEO対策の一環として実施するのは決して間違いではありません。

しかし、SEO対策は被リンクやドメイン分散だけでできるものではないので注意しましょう。効率的なSEO対策のためにはドメイン分散を期待した受け身の体制ではなく、自社の積極的な施策が欠かせません。

SEO対策として行いたい施策のうち、被リンク獲得・ドメイン分散と関連する内容として、以下の2点が挙げられます。

  • SNSを活用
  • シェアされるようなコンテンツ作成

それぞれ詳しく解説します。

SNSを活用

SNSの活用は、外部サイトからの被リンクを集めるために欠かせない施策のひとつです。

被リンクを多く獲得するためには、何よりもまず自社サイトやコンテンツの知名度を高める必要があります。そしてSNSは、強い拡散力やユーザーとの近しい距離感などのメリットを有するツールです。したがってSNSで上手く宣伝やアプローチをすることで、自社サイトの認知が広がり、被リンクを獲得するキッカケが増えると期待できます。

またSNSの活用はEATの強化にも効果的な手法です。EATとは専門性(Expertise)・権威性(Authoritativeness)・信頼性(Trustworthy)の3つを意味したもので、検索エンジンが特に重視している要素です。

SNSの活用により多くの人の目に触れれば、知名度と共に自社サイトやコンテンツに対する信頼も高まりやすくなります。結果としてEATの強いサイトと判断され、SEO効果の向上につながりやすくなります。

シェアされるようなコンテンツ作成

外部サイトへのリンクは、自身のサイトを訪れたユーザーにぜひ見てほしいコンテンツだという意図で設定されます。すなわち被リンクを獲得するためには、シェアされるようなコンテンツの作成が非常に重要です。

たとえドメイン分散などSEO外部施策を積極的に実施しても、魅力を感じてもらえるコンテンツでなければシェアにはつながりません。そして金銭での購入や相互リンクなどによって獲得した被リンクは、検索エンジンからのペナルティ対象となります。

SEO効果が期待できるのは、自社サイトと関係のある良質な外部サイトから自然に獲得した被リンクのみです。

被リンクが集まるようなWebサイトにするためには、コンテンツの質を高め、自然とシェアしたくなる内容にすることが大切です。
被リンクの獲得方法とは?SEO効果のある増やし方と注意点を解説 被リンクの獲得方法とは?SEO効果のある増やし方と注意点を解説 SEO効果が期待できる「被リンク」を獲得する方法を解説します。獲得方法のみならず、SEO対策で被リンク獲得が重要視される理由をはじめ、獲得するうえで注意すべきポイントなども織り交ぜながら、初めての方でも被リンク獲得について理解できるように解説します。

ドメイン分散についてのまとめ

ドメイン分散についてのまとめ

ドメイン分散はペナルティを受けないように行えるSEO対策のひとつです。ドメイン分散が実現することで、検索エンジンからのより高い評価が期待できます。

しかしドメイン分散は、それだけでSEO順位が向上するわけではありません。ドメイン分散だけで検索結果が良くなるわけではないので、「とりあえず実施する」のではなく、性質や効果を正しく理解したうえで、何のために行うか目的を明確にすることが大切です。

また被リンクだけに頼ってしまうと、自社内の低品質なコンテンツがペナルティを受け、サイト全体に悪影響が出る恐れがあります。SEOで順位を上げていくためには、ペナルティを避けるための注意が欠かせません。そのうえでユーザーニーズの把握や分析に努め、検索キーワードを考慮しながらサイトコンテンツを作成しましょう

中長期的に効果的なSEO対策のためには、必要な費用をしっかり確保・投入しながら、適切な運用やコンテンツ作成が大切です。

もしSEO対策の進め方でお困りであれば、ぜひニュートラルワークスへご相談ください。ニュートラルワークスはSEO対策について、コンサルティング・被リンク運用代行・コンテンツマーケティング運用代行など幅広いサービスを提供しています。SEO対策に関する豊富な実績とノウハウにより、効果的なアドバイスやサポートが可能です。

無料相談を受け付けていますので、ぜひお気軽にご連絡ください。

監修者紹介

石田 哲也

石田 哲也

取締役CMO

Twitter:@te2319 |
株式会社ニュートラルワークス 取締役CMO。1984年生まれ。高校卒業後にISD株式会社にて起業。株式会社オプトにてWebマーケティングを学び、株式会社メタップスなど複数のベンチャー企業にて事業立ち上げを経験。前職はワンダープラネット株式会社にてゲームプロデューサーとしてスマホアプリゲームの制作に従事。2018年に地元の神奈川へ戻り、ニュートラルワークスにジョイン。SEO/Web広告運用/サイト分析・改善など、Webサイトの運用改善~ゲームアプリ制作や数十万フォロワーのSNSアカウントの運用経験などWebビジネス全般を守備範囲とする。

■経歴
2003年 ISD株式会社/起業
2009年 株式会社オプト/SEMコンサルタント
2011年 株式会社メタップス/シニアディレクター
2013年 ライブエイド株式会社/執行役
2016年 ワンダープラネット株式会社/プロデューサー・BizDev
2018年 株式会社ニュートラルワークス/取締役CMO

■得意領域
Webサイト改善
SEO対策
コンテンツマーケティング
リスティング広告

■保有資格
Google アナリティクス認定資格(GAIQ)
Google 広告検索認定資格
Google 広告ディスプレイ認定資格
Google 広告モバイル認定資格