リンク切れチェックのおすすめツール7選!原因と放置リスクも解説

リンク切れチェックのおすすめツール7選!放置リスクも解説

この記事のポイント

この記事でおさえておきたいポイントは以下です。

リンク切れが起きる原因

WebサイトのリンクはURLによって記述されます。URLの文字列の中で一文字でもスペルが間違っていたり、階層を示す「スラッシュ(/)」の位置がズレたりするだけで、リンク切れが発生します。また、ページを作成し、リンクを設置した時点では問題なかったとしても、リンク先のページが閉鎖・削除されるとリンク切れが発生します。

リンク切れを放置するリスク

Webサイトの内容を収集しているクローラーは、内部リンクを経由してページを移動しながら情報を集めてデータベースに蓄積するプログラムのため、リンク切れがあるとそこでクローラーの情報収集が打ち切られてしまいます。ユーザーにメンテナンスがされておらず信頼できないWebサイトだという悪い印象を持たれてしまったり、Webサイト全体への興味が失われてしまうリスクもあります。

リンク切れチェックにおすすめのツール

「Dead-link-checker」は指定されたWebサイト内のリンクを辿って、リンク切れが発生していないかチェックしてくれます。「リンクチェッカー」は、Webサイト内のページを辿ってチェックし、エラーがあればその詳細や、リンク切れになっている記載元が表示されるので、原因を調べることができます。

Webサイトのリンク切れを放置すると、ユーザビリティが下がるだけでなく、SEOでも不利になりかねません。

これを防ぐためには、適切なリンクの設置が大切で、「内部リンクの設計」と「リンク切れをなくすメンテナンス」の2つがポイントです。

しかし、リンク切れを手作業でチェックするのは非常に手間がかかるため、この記事では便利なチェックツールを紹介します。リンク切れを放置するリスクについても詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

リンク切れとは

リンク切れとは

「リンク切れ(別名:デッドリンク)」とは、Webサイト内に設置されたリンクやボタンをクリックしたときに、リンク先のページにアクセスできない状態を指します。

リンク切れが発生すると、多くのWebサイトでは「404 Not Found(お探しのページは見つかりませんでした)」という画面が表示されます。
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リンク切れを放置するリスク

リンク切れを放置するリスク

Webサイトを長期間に渡り運営していくと、扱うページ数が増え、「気づかない間にリンク切れが発生」というケースもあります。

しかし、対策せずにそのまま放置すると、Webサイトのユーザビリティやクローラビリティが低下します。すると、さまざまな悪影響を与える可能性があるのです。

1.ユーザーの満足度が下がる

リンク切れが発生していると、リンク先のコンテンツを見たいと思ってクリックしたユーザーに、「ページが見つかりません」という表示を見せてしまうことになります。

するとユーザーは、メンテナンスがされておらず信頼できないWebサイトだという悪い印象を持ってしまいます。

また、Webサイト内を回遊して色々なコンテンツを見ていたユーザーが、エラーページのせいで、Webサイト全体への興味も失ってしまうリスクもあります。

リンク切れがあることで、ユーザビリティが損なわれ、ユーザーの満足度が下がってしまうのです。

2.SEOに悪影響を及ぼす

Googleは、「クローラー」と呼ばれるシステムで、Webサイトの内容を収集しています。

クローラーは内部リンクを経由してページを移動しながら、情報を集めてデータベースに蓄積するプログラムです。そのため、リンク切れがあると、そこでクローラーの情報収集が打ち切られてしまいます。

その結果、検索エンジンにWebサイトの情報を正確に認識してもらえなくなります。また、クローラーがWebサイト内を巡回した回数や、クローラビリティといわれるクロールのしやすさ自体も、検索順位に影響があるとされています。

これらの理由から、リンク切れはSEOにも悪い影響を与えてしまうのです。
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リンク切れが起きる原因

リンク切れが起きる原因

リンク切れが発生する原因はさまざまです。次に紹介する原因のほかにも、Webサイトを運営する中で発生する齟齬やミスによるものもあるため、増え続けないよう注意しましょう。

原因1.リンクの記述にミスがある

WebサイトのリンクはURLによって記述されます。URLの文字列の中で一文字でもスペルが間違っていたり、階層を示す「スラッシュ(/)」の位置がズレたりするだけで、リンク切れが発生します

あるいは、Webサイトの制作者がリンクを設置する際に間違えたり、運営する中で更新時にコピー&ペーストを間違えたりするケースもあり得ます。

単純なミスではありますが、長期間に渡ってWebサイトを運営していると、こういった細かなミスがリンク切れを誘発させてしまいます。

原因2.リンク先が変更・削除された

ページを作成し、リンクを設置した時点では問題なかったとしても、リンク先のページが閉鎖・削除されるとリンク切れが発生します。特に、作成日もしくは更新日から長期間経ったページ内のリンクで起こりやすいです。

内部リンクであれば事前に防げますが、古いページの削除やURLの変更を行った際に、内部リンクの修正漏れによって発生するケースも多いです。

ちなみに外部リンクの場合、リンク先は直接管理・運営しているWebサイトではないため、頻繁にサイトチェックを行っていないと、ページの削除やサイトの閉鎖に気づかない場合もあり得ます。
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リンク切れチェックにおすすめのツール

リンク切れチェックにおすすめのツール

前述のとおり、Webサイトにリンク切れがあると、さまざまな悪影響があります。かといって、リンク切れを完全に防ぐために漏れなくチェック作業をするのは、非常に大変な作業です。

しかし、「リンク切れチェックツール」を使えば、リンク切れがないかを簡単にチェックできます。

Dead-link-checker.com

Dead-link-checker.com

http://dead-link-checker.com/ja/

「Dead-link-checker」は、簡単な操作で使えるツールです。画面もシンプルで、リンク切れをチェックしたいWebサイトのURLをチェック用ボックスに入力し、「チェック」ボタンを押すだけです。

指定されたWebサイト内のリンクを辿って、リンク切れが発生していないかチェックしてくれます。チェック完了後は、画面下部の「結果」ボックスに表示され、エラーがあるかどうかなどを確認できます

リンクチェッカー

リンクチェッカー

https://trickster.tools/link-checker/

「リンクチェッカー」は、Webサイト内の全ページをスキャンして、リンク切れをチェックするツールです。調べたいWebサイトのURLを入力して、「チェック開始」ボタンを押すだけの簡単な操作で使用できます。

特徴は、画像のリンクのチェックも可能なことです。Webサイト内のページを辿ってチェックし、エラーがあればその詳細や、リンク切れになっている記載元が表示されるので、原因を調べることができます

W3C Link Checker

W3C Link Checker

https://validator.w3.org/checklink

「W3C Link Checker」は英語で開発・運営されているチェックツールですが、画面のレイアウトや操作方法は、他のツールとほぼ同じです。調べたいWebサイトのURLを入力して「Check」ボタンを押すだけの簡単操作です。

このツールにはオプション機能が用意されています。「リンク先がリダイレクトされているものを除外する」、もしくは、「リンク先のページの先のリンクをさらに調べる」など、詳しく調べる必要がある際にも活用できます。

Online Broken Link Checker

Online Broken Link Checker

https://www.brokenlinkcheck.com/

「Online Broken Link Checker」も英語のツールです。一般的なツールの場合、チェックできるページ数が制限されているものもありますが、Online Broken Link Checkerは3000ページまで無料で利用できます

ただしこのツールは、自動ボットなどの操作を防ぐために、利用時にセキュリティコードを入力する必要があります。

Google Search Console

Google Search Console

https://support.google.com/webmasters/answer/7440203

Google Search Console」でも、リンク切れのチェックができます。この機能は「インデックスカバレッジレポート」という名前で、GoogleがWebサイト内を調べた際に検出したページや、インデックスに登録されているページ、インデックス登録時に発生した問題が表示されます。

チェックの結果は、「エラー」「有効(警告あり)」「有効」「除外」の4パターンで表示され、問題のある箇所をわかりやすく示してくれます。

Broken Link Checker

Broken Link Checker

https://ja.wordpress.org/plugins/broken-link-checker/

「Broken Link Checker」は、WordPressのプラグインで、Webサイト内の内部リンクおよび外部リンクを監視してくれるツールです。

インストールすると、自動的にWebサイトの検証を行います。そして、もしリンクに関連したエラーが見つかると、管理画面にその内容が表示されます。

Webサイトを運営しながら常時このプラグインで監視し、問題が見つかったらすぐに対処できるようになっています。WordPressを使ってWebサイトを制作・運営している方におすすめのツールです。

ツールを活用してリンク切れをなくしましょう

ツールを活用してリンク切れをなくしましょう

Webサイトにリンク切れがあると、ユーザビリティの低下やSEOへの悪影響など、多くの問題が発生します。

しかし、リンク切れを起こしているページがあるかどうかを手作業でチェックするのは、あまり現実的ではないうえに、多くの時間と労力を使います。

「リンク切れが気になる」「リンク切れを今すぐチェックしたい」という方は、紹介したチェックツールをぜひ、使ってみてください。

リンク切れが起きていないか定期的にチェックし、問題があればすぐに対処するようにできれば、より便利で満足度の高いWebサイトをユーザーに提供できるようになるでしょう。


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監修者紹介

石田 哲也

取締役CMO

Twitter:@te2319
株式会社ニュートラルワークス 取締役CMO。1984年生まれ。高校卒業後にISD株式会社を起業。その後、株式会社オプトでWebマーケティングを学び、株式会社メタップスなど複数のベンチャー企業にて事業立ち上げを経験。前職はワンダープラネット株式会社でゲームプロデューサーとしてスマホゲームアプリの制作に従事。2018年に地元の神奈川へ戻り、ニュートラルワークスに入社。SEO/Web広告運用/サイト分析・改善など、Webサイトの運用改善~ゲームアプリ制作や数十万フォロワーのSNSアカウントの運用経験などWebビジネス全般を守備範囲とする。

■経歴
2003年 ISD株式会社/起業
2009年 株式会社オプト/SEMコンサルタント
2011年 株式会社メタップス/シニアディレクター
2013年 ライブエイド株式会社/執行役
2016年 ワンダープラネット株式会社/プロデューサー・BizDev
2018年 株式会社ニュートラルワークス/取締役CMO

■得意領域
Webサイト改善
SEO対策
コンテンツマーケティング
リスティング広告

■保有資格
Google アナリティクス認定資格(GAIQ)
Google 広告検索認定資格
Google 広告ディスプレイ認定資格
Google 広告モバイル認定資格

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