マーケターではなく営業!?キャリアは表向きだけではわからない。GiftX いいたかゆうたが見据えるビジョン

2022年6月にホットリンクの執行役員CMOを退職し、7月にホットリンクの執行役員を務めていた石塚氏と株式会社GiftXを設立したいいたかゆうたさん。

いいたかさんのキャリア形成やホットリンクを退職した理由、株式会社GiftXの設立秘話や現在の活動について伺いました。

人材業界からスタートしたキャリア

ー株式会社GiftX設立についてうかがう前に、まずいいたかさんのキャリアを教えていただきたいです。

いいたか:GiftXを立ち上げる前に6つの企業を経ています。意外かもしれませんが、大学卒業して就職した一社目は人材業界だったんですよ(笑)。

ー勝手にマーケティング会社に勤めていると思っていました!しかしなぜ人材会社に就職したのでしょうか?

いいたか:「自分は何がやりたいのか?」と考えたときに人と関わる仕事かつ、一番苦しい業界に就職したいと思ったんです。IT業界で働きたいと思っていましたが、大学4年生の頃にリーマンショックの影響で就活氷河期でまったく求人がない状況でした。

すでに内定はもらっていたのですが、厳しい環境に身をおこうと思い、当時自分なりに考えては一番大変だと感じた人材業界に就職しました。結局、入社した会社は半年しか在籍していなかったのですが、がむしゃらに働いてネットチームにおいて成績トップまでのぼりつめることができましたね。

ー一番苦しい業界なのにもかかわらず、半年間で成績トップ……!その後はどのような企業に転職されたのでしょうか?

いいたか:その後はマーケティング会社やスタートアップ企業に転職しました。そこでWeb制作やLP、デジタルマーケティングなどに携わりましたね。

一方で、当時からすでにmixiを始め国内には後発でやってきたTwitter、FacebookなどのSNSの伸び率がすごくて。

そのあたりからSNSについて興味を抱き始めて、少しずつFacebookやTwitterのコンサルティングも開始しました。当時働いていた会社ではFacebookの企業アカウント向けアプリケーションを提供しており、そこでSNS支援に多く関われたのは大きかったですね。

ーその当時からSNSコンサルティングを行っていたのですね。とはいえ、その後はSNS支援企業ではなくベーシックに転職して『ferret(フェレット)』というメディアをスタートさせましたね。

いいたか:そんな矢先に、ベーシックの代表・秋山さんから「ferretをピポットしてマーケティングメディアを作りたい」と声をかけられたんです。

僕自身転職する際に辞めるタイミングを決めていて、「日本で一番のマーケティングメディアを作る」というのは高い目標でしたが、マーケティングにおける世の中の課題が多くありましたし、とてもやりがいのある期間でした。

ーとはいえ、ベーシックは他の企業に比べて4年半と長い間在籍されていたのには理由があるのでしょうか?

いいたか:そうですね。先ほども言ったとおり「日本一のマーケメディアを作る」という目標はなんとか2年で達成しました。会員数37万人を超えるほどのメディアに成長させることができました。

そんな矢先、ベーシックの秋山さんに「そろそろ辞めようと思ってない?目標達成してみてお前が見ている景色は変わった?」と言われて。

考えてみたら、目標は達成できたのに私が見る景色は変わっていませんでした。「ferretは今の状況だけ見れば、良い方向に向かっている。

でもこれから先事業が思うように進まなかったり、仲間が転職したり、ここから経験できることはこの2年よりきついけど学びも経験も大きいよ」と言われて、執行役員として働き続けることにしました。

「SNSを変えたい」という原動力がきっかけで2019年ホットリンクに転職

ー2年半ベーシックで執行役員を務め、その後ホットリンクに転職されましたね。どんな経緯で転職されたのか教えてください。

いいたか:さまざまな企業で働きましたが、ベーシックで働く前から抱いていた「SNSを良くしたい」という気持ちは変わりませんでした。また当時、僕が思っている以上にSNSの世界はきれいに進んでおらず、企業が悪いように使われていると思っていたんです。

今まで僕は働き続ける期間を決めていたんですが、とにかくSNSの世界が変えられるまでは辞められない。ホットリンクは働く期間を今思うと決めなかった初めての会社だと思います。

ーホットリンクに携わった3年半を経て、その最初見た景色と変わりましたか?

いいたか:景色は大きくではないですが変わりました。SNSを良くしたいと思う一心で、2019年に『僕らはSNSでモノを買う』を出版したり、さまざまな場所に講演に行ったりして、UGC(User Generated Contents)やULSSAS(SNS時代の新・購買行動モデル)についてお話したんです。

すると、翌年には多くのカンファレンスでUGCについて話されている企業が増えてきました。あとは本を出版してから、お客さんに直接「ULSASSを軸にSNS戦略を考えています」という声をいただく機会も増えたんです。

いかに口に出して伝えることが重要かわかった経験でした。3年半の間にホットリンクで世の中にとっていい事例を作れたのも大きいですね。また、ホットリンクの考えを信じてくださり、ご一緒させていただいた企業様には感謝しかありません。

40歳を迎える前に抱いた不安が背中を押してくれた

ーホットリンクを退職された理由を教えてください。

いいたか:ホットリンクでやれることはやり切れたとは到底言えないかもしれません。ただ。自分がやらなくても大丈夫だと思えたことはありますかね。また優秀なメンバーが増えたので、最後の1年は案件に入る機会も減っていきました。

ーなるほど。もう仕事を任せられると思ったから、次のステージに行こうと思ったんですね。

いいたか:それはあります。でも一番の理由は僕の年齢にありました。今年36歳を迎えるんですが、40歳という年齢を間近に感じてしまったんです。

ー具体的に教えていただけますか?

いいたか:年齢というよりか人としてです。残り4年で40歳ですが、40歳を迎えたときに何かをやりたいと踏み込むのは厳しいと思ったんです。

だから30代最後に本気でチャレンジして、もし失敗してもどうにかなるだろうなと。それが今回のGiftX設立の理由にもつながっていますね。すでに去年の11月には退職の意向をCEOに伝えていました。

ー現在の生活を手放す恐怖はありませんでしたか?

いいたか:正直怖いと思いました。実際のところ想像できなかったこともありますし(笑)。でもチャレンジしないと絶対後悔すると思ったので、今では正しい選択だったと思いますね。

2022年7月に石塚氏と株式会社GiftXを設立

参照元: https://giftx.co.jp

ーでは、ここからは株式会社GiftX設立について伺えればと思います。2022年6月にホットリンクを退職されて、2022年7月に株式会社GiftX設立されたいいたかさん。現在の活動内容について教えていただけますか?

いいたか:現在は、自社プロダクトと企業のマーケティング支援をしています。

株式会社GiftXは、ホットリンクで一緒に働いていた石塚と共同で立ち上げました。細かい人数は言えないですがメンバーとして、エンジニア数名とデザイナー数名、あと複数人が、フルタイムではないですが関わってくれています。

ーホットリンク時代に行っていたSNS支援は行うのでしょうか?

いいたか:いえ、ホットリンクで行っている事業はGiftXではやるつもりは一切ありません。SNS支援を続けていくならホットリンクを離れる理由はないですからね

ー株式会社GiftXは、ホットリンクで一緒に働いていた石塚さんと共同代表を務められていますね。以前から2人で立ち上げの話が出ていたのでしょうか?

いいたか:フワッとですが「いつかは立ち上げたいよね」という話はしていました。ただあくまでフワッとなので、具体的に話したことはほぼゼロでしたが(笑)。ただ石塚とは相性が良くて。タイプが違くて、お互いの得意な部分を支えられるし、本当になんでも言ってくれるからとても心強いです。

ー石塚さんは心強い存在ですね。その後はどのように話が進みましたか?

いいたか:去年「今後のことを考え始めている」と伝えたら、石塚も色々考えている時期でした。それがきっかけで、週に1度起業に向けてアイデアを持ち合う時間を設けたんです。話し合ってみたら、お互いの変えたい世の中の課題イメージが近くて。

ー1人で事業を起こそうと思わなかったのはなぜですか?

いいたか:僕1人で起業したら、色々ダメだと思うんです(笑)。

ー仕事を通じて、最高のビジネスパートナーに出会えることはとても素敵です!2人が考えていた構想を少し教えていただきたいです。

いいたか:2020年にコロナが流行してから便利になったことがありますよね。いつでも、どこでも打ち合わせもできるようになった。一方で、人のぬくもりを失いつつあると思っています。結果的には、「人との関わり」というところにフォーカスしていきたいですね。

ー石塚さんとは、プロダクトの構想のトリガーになった原体も似ていたのでしょうか?

いいたか:近かったですね。石塚はビジネスだけでなくコーポレートサイドを担当していたので、人の体験も持ってるし、難しいという話もよくしていました。僕も同じ意味でも違う意味でもやりづらさを感じていました。

ーもし、プロダクトが完成したら現在行っているコンサルティング支援は辞める予定ですか?

いいたか:完成のタイミングなのかその前なのかはおいといて、そうなるでしょう。

ーいいたかさんがコンサルティング支援を辞めてしまうと、多くのマーケターが悲しむのでは?なんて考えてしまいました(笑)。

いいたか:本当にそう思ってもらえるならそれはとても嬉しいことですね。とはいえ、イベントなどでマーケターやCMOという肩書で出演していることが多いですが、実はマーケティングに注力している仕事は一部なんですよね。他のCxOの方達もそうだと思いますが。

かつてのキャリアを振り返っても、ホットリンクではCMOとしてマーケティングチームを担当していましたが、ベーシックの頃はマーケティングではなく、ferret管掌の執行役員でしたし。キャリアとしては、僕はずっと営業に関わっています。

ー今まではマーケターのイメージでしたが、今回改めてお話を聞いてみると営業ですね。

いいたか:別にSEOを詳しいかと言われるとそうでもなくて、「あなたはマーケターなの?」と聞かれたらそれも少しは違和感あります。

自分自身、表に出るのが好きなので、ホットリンクに入社してからはさまざまな場所に赴き「イベントや講演でこんな話ができます」とひたすら営業してました。

ーSEOについて詳しくないというのは意外でした!

ある程度のSEOに関する知識はありますが、細かいことはわかりません。僕はSEOよりもコンテンツを重視しています。

実際のところBtoB企業においてマーケターはそんなに人数はいらないし、戦略を作るメンバーは1人、2人で良いと思うんです。

ーコンテンツが充実していれば、読者も興味が湧きますよね。

僕自身コンテンツに対しては、内容がふざけてても伸びるのかとかSNSをテスト的に運用してみたり、みんなとは違った視点から考えたりしてみることが好きなんですよね。

あとは、昔から文章を書くのが嫌いな方ではないので、営業力と文章を掛け合わせてSNSに生かせるなと思ったんです。

Twitterで伝えたいけれど、140文字で伝えれる内容をあえて試しにnoteで書いてみたのですが、それなりにトラフィックが伸びましたね(笑)。ま、これはあくまで一例ですけど。

ーたしかにそれは試してみないとわからない気づきですね(笑)。ここまでお話を伺っていてこれまでの営業としての活動は、現在のいいたかさんの活動につながっていると思いました。最後となりますが、GiftXにおける目標はありますか?

いいたか:細かい目標は決めてません。日々チャレンジしていく中で選択肢が変わっていくと思うんで。

今考えているプロジェクトの構想に関しては「自分が本気でずっと取り組みたい事業だよね」という話はしていますね。

ー今後の展望を教えてください。

いいたか:まずはGiftXの事業を成長させること。将来的には、日本以外にもいってみたいし。また、マーケターとして自分のキャリアで培ってきたことを次世代の若者たちに伝えたいと思っています。伝える方法として、なんでもいいと思っています。

最終的には自分が持っているアセットをなるべく多くの人に伝えていきたいですね。

ーいいたかさんの貴重なお話をありがとうございました!

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